JP4602937B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、コインを貯留する受皿に対してコイン貯留箱を載置可能な遊技機に関する。
遊技媒体としてコインを使用する遊技機では、遊技の実行に伴ってコインが大量に下皿へ排出された場合に、排出されたコインを下皿からコイン貯留箱へ移し変える必要が生じる。このような状況を想定して、従来、下皿からコイン貯留箱へのコインの移し替え作業を容易かつ安定して行うことができるコイン貯留箱がある。
例えば、コイン貯留箱の開口縁には引掛部が形成され、この引掛部をスロットマシン機の下皿の開口縁に引っ掛けることによりコイン貯留箱が下皿に固定され、引掛部を構成するフック部が下皿の開口縁上端部を覆うと共に、フック部の先端部端面及びリブの内側端面が開口縁内面と接触する状態となるコイン貯留箱が知られている。
この遊技機では、コイン貯留箱がスロットマシン機の下皿に固定されることによって、コイン貯留箱がその自重及びコインの重量により下皿の開口縁周りに回転することがない。このため、遊技者の下皿からコイン貯留箱へのコインの移し替え作業が容易かつ安定するようになる(例えば、特許文献1参照。)。
また、同様に、コイン貯留箱へのコイン移送を行いやすくするために、受皿に突条部を設けることなく収容箱を受皿に引っ掛けられるようにしたスロットマシンやアレンジボール機等の遊技機であって、メダル受皿の前側に横向きの溝部を備え、溝部の内壁が収容箱の縁を挟持(支持)することで縁が溝部に係合し、従来のような突条部を設けることなく収容箱をメダル受皿に引っ掛けることができる遊技機が知られている。この遊技機では、遊技者は手で収容箱を支えなくてもメダルの出し入れを行うことができる(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、スロットマシンの遊技中に、獲得したメダルの貯留とメダル受皿への補給を容易にさせるメダル貯留箱として、スロットマシンの前面下部に形成したメダル受皿の外縁の側壁に係合する断面コ字状の凹状部を、メダルトレイの下面に形成し、メダルトレイの内部には凹状部を介してメダル受皿に収容される内側トレイ部と、メダル受皿の外側に配置される外側トレイ部とを形成したものが知られている。
このメダル貯留箱は、長手方向両側壁の内側にメダルトレイの取っ手を収納する凹部が形成され、メダル箱にメダルトレイを収納したときに全上面が面一になるように形成されているので、メダルを収容しないときはそのまま積み上げられるとともに、獲得したメダルはメダルトレイに一旦確保してから他に分配収容するので、一度に重いメダル箱を持つ必要もない(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−177456号公報 特開2005−160913号公報 特開2002−369910号公報
前述した特許文献1に記載された構成では、特許文献1の図3に示されるように、コイン貯留箱10の引掛部20に、スロットマシン機16の開口縁19を引っ掛けるため、コイン貯留箱10に貯留されたコインの重量のほとんどが引掛部20に集中して作用することになり、引掛部20が破損する恐れがある。
また、遊技者が開口縁19に引っ掛かっていない反対側の引掛部20を上に押し上げた場合、てこの原理により開口縁19に引っ掛けた引掛部20に大きな力が加わって破損しやすい。
同様に、前述した特許文献2に記載された構成も、特許文献1と同じ理由から、スロットマシン10の溝部24にはめ込まれた収容箱36の縁36aが破損しやすい(特許文献2の図3等参照。)。
また、前述した特許文献3に記載された構成では、メダルトレイ4がメダル箱5から分離できるので一見すると便利なようであるが、メダルトレイ4の凹状部7の位置を、スロットマシン1のメダル受皿2の形状(特に奥行き方向の幅)に対応させる必要が生じる。このため、メーカーによってメダル受皿2の形状が異なる現状では、メダルトレイ4に汎用性がなく、例えば、異なるメーカーの遊技機に入れ替える際は、同時にトレイも交換することになる等、不経済である。
このような課題を解決するためには、遊技機の受皿のサイズを拡大して受皿内にコイン貯留箱10が載置できるように構成し、尚且つ、遊技機のコイン排出口を上方へ移設して、遊技機のコイン排出装置から排出されるコインを、排出口を介して受皿内に載置したコイン貯留箱10に直接落下させることで解決できる。しかし、受皿のサイズが大きすぎては遊技機が設置しにくくなり、また、排出口の位置が高すぎると、コイン貯留箱10を載置しない場合には、排出口から落下したコインが受皿の底面で跳ね返って遊技機の外に飛び出してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、コインの移し替え作業の安定化を図るとともに、遊技機の受皿に載置可能なコイン収容箱のサイズに、ある程度の幅を持たせることによってコイン収容箱の汎用性を損なわず、さらに、受皿にコイン収容箱がない状態で遊技機から受皿へコインを排出してもコインが遊技場の床に放出されてしまう等の問題が生じない遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、コイン排出装置からのコインを排出するコイン排出口と、前記コイン排出口から排出されたコインを収容可能な受皿と、を備えた遊技機であって、前記コイン排出口が形成され、且つ前記コイン排出口の位置を所定の範囲内で上下方向に可動する可動案内部材と、前記コイン排出装置から排出されたコインを前記可動案内部材へ誘導するコイン誘導流路と、を備え、前記受皿には、コインを収容するコイン収容箱を載置可能な載置部が形成され、前記可動案内部材は、前記コイン誘導流路の下方に設けられ、前記コイン誘導流路から流下するコインを受け入れるコイン受入口と、受け入れたコインを前記コイン排出口へ流下案内するコイン流路と、前記可動案内部材が回動する際に支点となる支点部と、を備え、該支点部を中心に回動することにより前記コイン排出口が上下方向に移動可能に構成され、当該遊技機は、前面に開口部を形成し、前記開口部を介して前記可動案内部材を当該遊技機の内部から前記受皿側へ突出させることにより、前記コイン流路は前記コイン排出装置と前記受皿との間を連通し、前記コイン流路の一部であって前記コイン排出口の直前の部分は、前記受皿の奥側へ向けて屈曲し、前記載置部に前記コイン収容箱を載置した場合には、前記可動案内部材は、前記コイン収容箱の縁部により押し上げられ、前記コイン排出口から排出されるコインを前記コイン収容箱に向かって真下方向に排出可能な第1状態となり、前記載置部に前記コイン収容箱を載置しない場合には、前記可動案内部材は、前記第1状態よりもコイン排出口側が下降するように自重によって回動して前記開口部の下端部によって支持され、前記第1状態よりも前記コイン排出口の位置が低く、且つ、前記コイン排出口から排出されるコインを前記受皿の奥側に向けて排出可能な第2状態となり、前記コイン受入口は、前記可動案内部材の上端が外側に向けて開口するように形成されるとともに、前記可動案内部材が所定の範囲内で回動しても前記コイン誘導流路から流下するコインを受け入れ可能となるように形成され、前記可動案内部材の回動範囲は、前記開口部の下端部により回動範囲の下限が規制され、前記開口部の上端部により回動範囲の上限が規制される。
第2の発明は、第1の発明において、前記受皿は、当該遊技機の前面下部に設けられるとともに、当該遊技機の前面下部から手前側に突出する底板と、当該受皿の手前側に配置されて、前記遊技機の前面に略平行に前記底板から起立する起立壁と、当該受皿の左右側面側に配置されて、前記底板から略垂直に起立し、前記起立壁と前記遊技機の側面とを連結する側壁と、によって形成され、前記起立壁には、前記コイン収容箱を支持する切欠部が形成され、前記切欠部は、所定の高さで起立することによって前記受皿にコインの貯留を可能とし、前記切欠部によって前記載置部が構成される。
第3の発明は、第2の発明において、前記載置部は、前記受皿に形成された段差部を備え、前記コイン収容箱を、前記切欠部と前記段差部とに載置すると、前記可動案内部材が前記コイン収容箱に押し上げられて前記第1状態となる。
第1の発明によれば、コイン排出装置からのコインを排出するコイン排出口と、前記コイン排出口から排出されたコインを収容可能な受皿と、を備えた遊技機であって、前記コイン排出口が形成され、且つ、前記コイン排出口の位置を上下方向に可動する可動案内部材を備え、前記受皿には、コインを収容するコイン収容箱を載置可能な載置部が形成され、前記可動案内部材は、前記載置部に前記コイン収容箱を載置した場合には、前記コイン排出口から排出されるコインを前記コイン収容箱に落下可能な第1状態となり、前記載置部に前記コイン収容箱を載置しない場合には、前記第1状態よりも前記コイン排出口の位置が低く、且つ、前記コイン排出口から排出されるコインを前記受皿に落下可能な第2状態となるので、コイン収容箱を載置部に載置しない場合には、コイン排出口の位置が低くなって、コイン排出口と受皿の底面までの距離が近くなるので、コイン排出口から受皿に落下するコインの速度を抑制して、受皿からコインが飛び出すのを防止することができる。
さらに、コイン収容箱を載置部に載置している場合には、コイン収容箱に収容されているコインの量が多くなってきたときにも、コイン排出口の高さが低い場合に比較してコイン排出口がコイン収容箱中のコインに埋もれてしまうことがないため、コインをより多く収容できる。さらに、コイン収容箱を受皿から取り外す際にもコイン排出口が妨げとならない。
さらに、前記可動案内部材は、前記コイン排出装置からのコインを前記コイン排出口へ流下案内するコイン流路と、前記可動案内部材が可動する際に支点となる支点部と、を備え、前記コイン排出口が上下に移動するように、前記支点部を中心として可動案内部材が回動するので、簡易な構成で可動案内部材を構成できる。
さらに、前記可動案内部材は、前記コイン流路の一部であって前記コイン排出口の直前の部分が、前記受皿の奥側へ向けて屈曲しているので、コイン排出口からのコインが受皿の奥へ向けて落下するため、受皿の手前側に飛び出しにくい。
第2の発明によれば、前記受皿は、当該遊技機の前面下部に設けられるとともに、当該遊技機の前面下部から手前側に突出する底板と、当該受皿の手前側に配置されて、前記遊技機の前面に略平行に前記底板から起立する起立壁と、当該受皿の左右側面側に配置されて、前記底板から略垂直に起立し、前記起立壁と前記遊技機の側面とを連結する側壁と、によって形成され、前記起立壁には、前記コイン収容箱を支持する切欠部が形成され、前記切欠部は、所定の高さで起立することによって前記受皿にコインの貯留を可能とし、前記切欠部によって前記載置部が構成されるので、切欠部によって、コイン収容箱を載置部に安定して載置できる。さらに、受皿にコイン貯留部が形成されるので、コイン収容箱が受皿から取外されている際にコインが排出されても、コイン貯留部に貯留されるのでコインが遊技場の床に向けて排出されることがない。
第3の発明によれば、前記載置部は、前記受皿に形成された段差部を備え、前記コイン収容箱を、前記切欠部と前記段差部とに載置すると、前記可動案内部材が前記コイン収容箱に押し上げられて前記第1状態となるので、段差部及び切欠部によってコイン収容箱をより安定して載置できる。さらに、コイン収容箱を受皿に載置している場合には、コイン収容箱に収容されているコインの量が多くなってきたときにも、コイン排出口の高さが低い場合に比較してコイン排出口がコイン収容箱中のコインに埋もれてしまうことがないため、コインをより多く収容できる。さらに、コイン収容箱を受皿から取り外す際にもコイン排出口が妨げとならない。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)1の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態の遊技機1の前面パネル3を開いた状態を示す斜視図であ
る。
遊技機1は、筐体2及び前面パネル3から構成される。遊技機1は、内部の左側に蝶番33を2個有しており、筐体2に対してこの蝶番33を軸として片開き形式に開閉自在な前面パネル3が取り付けられている。
前面パネル3は、前面パネル3の上半分を占める上部フレーム31及び下半分を占める下部フレーム32から構成される。
上部フレーム31は、前面に半透明の樹脂板であるパネル部材28を備えている。パネル部材28の背後には、図2に示すように、補助表示装置6が設けられている。補助表示装置6では、補助ゲームが実行され、また、変動表示ゲームに関連する演出表示や情報表示が行われる。補助表示装置6の表示は、遊技機1の前面からパネル部材28を透して視認可能である。
パネル部材28の上方の左右には、音出力装置7としてのスピーカが設けられる。スピーカは、効果音を出力して遊技の興趣を向上させる。
下部フレーム32の背面側には、変動表示装置(可変表示装置)を構成する変動表示手段としての3個のリール(第1リール4a、第2リール4b及び第3リール4c)が、回転自在に並んで配置される。
図2に示すように、筺体2内の上下略中央に左右方向に架設した支持材126上には、前面が開口したユニットケース127が取り付けられている。ユニットケース127の内部には、ステッピングモータの駆動により回転するリール4a〜4cが立てられた状態で3個横に並べて設けられており、各リール4a〜4cが前面パネル3に開口する表示窓部5に臨むように配置される。
各リール4a〜4cの外周面には、複数種類のシンボル(図柄)からなる図柄列が表わされている。リール4a〜4cはリール駆動部によって駆動され、互いに独立に回転する。また、各リール4a〜4cの内部には、図柄を裏側から照らす図示しないバックライトが設けられている。
リール駆動部は、例えば、ステッピングモータ(図示省略)で構成される。そして、遊技機1は、リール4a〜4cの回転によって変動表示ゲームを実行し、変動表示の停止結果が後述する有効ライン上において所定の表示態様(所定の図柄組合せ態様)となることによって、遊技者に所定の遊技価値を付与する。
下部フレーム32の略中央には、リール4a〜4cの回転によって変動表示(可変表示)する図柄を遊技者に視認させるための表示窓部5が設けられている。リール4a〜4cが停止すると、表示窓部5からリール4a〜4cの外周面に表記された図柄列のうちそれぞれ3個の図柄が視認可能となる。すなわち、リール4a〜4cが停止した状態で、表示窓部5から合計9個の図柄を視認することができる。
なお、本実施の形態では、変動表示装置として機械的に駆動されるドラム式(リール式)のものを用いているが、これに限らず、例えば、液晶表示装置等の画像表示装置を用いて図柄を表示してもよい。
表示窓部5の下方には、払出枚数表示部8、遊技進行表示部9及びクレジット数表示部10が設けられている。払出枚数表示部8、遊技進行表示部9及びクレジット数表示部10は、セグメントLED又は液晶ディスプレイよって構成される。
払出枚数表示部8は、入賞が確定することによって得られるコインの払出枚数又は貸出ボタン13の操作によって遊技者へ貸し出されるコインの払出枚数を表示する。また、払出表示部8は、遊技機1の動作に異常(例えば、遊技機1とカードユニット(図示省略)との接続異常、コイン詰まり)が発生した場合に、予め設定したエラーコードを表示する。
遊技進行表示部9は、アシスト(AT)状態(小役等の入賞フラグの状態、リール4a〜4cの特定の停止順等が遊技者に報知される遊技状態)中、BB状態中又はRB状態中の残りゲーム回数を表示する。クレジット数表示部10は、コインのクレジット数を表示する。
また、表示窓部5近傍には、図示しない遊技状態表示部が設けられている。遊技状態表示部は、遊技機1が遊技可能な状態であることを示し、リプレイ入賞の獲得及び現在実行中の遊技がリプレイ入賞後のリプレイゲームであることを示す「REPLAY」表示、遊技者がコインを投入してスタートレバー22を操作してからリール4a〜4cの回転が開始するまで待ち時間があることを示す「WAIT」表示、コインの投入を促す「INSERT MEDALS」表示によって構成される。
また、表示窓部5近傍には、図示しないベットライン表示部が設けられている。ベットライン表示部は、コインの賭数(ベット数)に対応して有効化されたベットライン(有効ライン)を表示する。
コインの賭数とは、遊技者が遊技のために投入したコインの数、又は、予め遊技者が投入したコインの記憶数(クレジット数)から減算されて遊技に使用されるコインの数である。また、遊技を開始するために遊技者がコインを投入したり、記憶数から減算したりする操作をベットという。なお、遊技媒体として、本実施の形態ではコインを用いているが、遊技球を用いてもよい。
表示窓部5の左下方には、7セグメントLED又は液晶ディスプレイよりなる残高表示部12が設けられている。残高表示部12は、カードユニットに挿入されたプリペイドカードが保有する度数(例えば、100円で1度数)を表示する。なお、プリペイドカードとは、所定の金額(例えば、1000円、2000円、3000円、5000円)に相当する価値を有するカードである。
遊技機1の一側方には、遊技媒体貸出装置としてのカードユニットが遊技機1に隣接して設けられる。残高表示部12の下方には、遊技機1からカードユニットへコインの貸出を要求する貸出ボタン13及び残度数を有するプリペイドカードを後述するカード挿入口27から排出させるための返却ボタン14が設けられている。
貸出ボタン13を1回押圧操作することによって、残高表示部12の5度数が25枚(500円分)のコインに変換されて貸し出される。なお、貸し出されたコインはコイン排出口431から排出してもよいし、実際に下皿26に排出することなくクレジット数表示部10に表示されたクレジット数に貸し出されたコイン数(25枚)を加算してもよい。
このとき同時に残高表示部12には引き落とされた後の度数が表示される。なお、クレジット数は所定の値(例えば、50)を限度として記憶される。よって、クレジット数がこの限度値に達すると、余剰のコインはコイン排出口431から排出される。
表示窓部5の下方に設けられた傾斜台部15には、右方にコインを投入するコイン投入口16が設けられている。このコイン投入口16にコインを投入すると、投入したコイン数がクレジット数表示部10のクレジット数に加算される。
なお、クレジット数が前述した限度値に達している場合は、投入されたコインはクレジット数に加算されることなくコイン排出口431から排出される。また、コイン投入口16へのコイン投入時に、賭数が最大ベット可能枚数(例えば、3枚)以下である場合は、投入したコイン数はクレジット数に加算されることなく、賭数として加算される。
傾斜台部15には、押圧操作によってクレジットしたコインを1枚ずつベット可能な1ベットボタン17及び1回の押圧操作によって最大ベット可能枚数のコインをベットするマックスベットボタン18が設けられている。マックスベットボタン18を操作すると、例えば、コインがベットされていない場合は3枚のコインがベットされ、コインが1枚ベットされている場合は、さらに2枚のコインがベットされる。
これらのベットボタン17又は18を用いることにより、コイン投入口16からコインを投入することなく、クレジット数表示部10に表示されているクレジット数以内でコインをベットすることができ、賭数に応じて有効ラインが設定される。
下部フレーム32には、略直方体形状の前面カバー体20が設けられている。前面カバー体20の左上方には、コインをクレジットとして記憶可能なクレジット状態とコインをクレジットとして記憶不能な非クレジット状態とのいずれか一方の状態を選択的に切換可能なクレジット選択ボタン21が設けられている。
クレジット選択ボタン21によってクレジット状態から非クレジット状態に切り替えられると、クレジット数表示部10に表示されたクレジット数に相当する数のコインがコイン排出口431から排出され、クレジット数はクリアされて0になる。
クレジット選択ボタン21の右側には、リール4a〜4cの回転を一斉に開始させるためのスタートレバー22が設けられている。スタートレバー22の右側には、リール4a〜4cの回転を停止させ、停止図柄を導出させるためのリール停止ボタン23a〜23c(第1リール停止ボタン23a、第2リール停止ボタン23b、第3リール停止ボタン23c)が設けられている。
リール停止ボタン23a〜23cが操作されると、各ボタンに対応したリール4a〜4cがそれぞれ回転を停止する。なお、賭数が0の場合は、変動表示ゲームの開始条件を満たさないため、スタートレバー22を操作してもリール4a〜4cは回転しない。
各リール停止ボタン23a〜23cには、点灯によって各リール停止ボタン23a〜23cが操作可能な状態であることを報知する操作情報ランプが内蔵されている。これらの操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン23a〜23cが操作不能となり、操作情報ランプが点灯している間はリール停止ボタン23a〜23cが操作可能となるように制御される。
つまり、操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン23a〜23cを操作してもリール4a〜4cの回転は停止しない。なお、操作情報ランプの点灯色によって、リール停止ボタン23a〜23cが操作可能であるかを報知してもよい。
第3リール停止ボタン23cの右側には、コイン返却ボタン24が設けられている。コイン詰まり時には、遊技者によるコイン返却ボタン24の操作によって、遊技機1の内部の流下路に詰まったコインが、前面カバー体20の背後に設けられたコイン返却口(図示省略)を介して下皿26に向けて落下して返却される。
表示窓部5の左右にはそれぞれ、装飾用ランプ、LED等からなる装飾表示部25が設けられている。装飾表示部25は、BB状態又はRB状態の発生時に点灯することによって、遊技の興趣を向上させる。
下部フレーム32の右側には、前面パネル3を筐体2に固定して施錠するシリンダ錠41が取り付けられている。また、下部フレーム32の前面には、前面カバー体20が取り付けられている。前面カバー体20は、透光性の樹脂板であり、その裏面には、例えば、装飾発光体としての蛍光管が設けられている。
また、前面カバー体20の背後には、下部フレーム32に開けられた開口である開口部68が設けられている(図3参照)。この開口部68から、後述する可動案内部材43が突出している。
さらに、下部フレーム32の前面側下部には、前面パネル3の背面側にあるコイン排出口431より払い出されたコインを貯留可能な受皿として例示する下皿26が設けられている。
詳しくは図3及び図4において説明するが、下皿26の前面側には起立壁262が設けられ、下皿26の奥側には段差部265a、265bが設けられている。また、起立壁262には、切欠部263が設けられている。下皿26には、切欠部263及び段差部265a、265bによって、コイン収容箱46を載置することができる。下皿26へのコイン収容箱46の載置は、詳しくは図4において説明する。
また、下部フレーム32の背後には、筐体2内の下部に配設されたホッパー装置71が設けられている。ここで、コイン排出装置として例示するホッパー装置71について説明する。
ホッパー装置71の上部には、左右方向に張り出すとともに、上方へ拡幅するように開口されたホッパー部72が配置される。
また、前面パネル3の中部の遊技機1の前面から見て左側には、遊技者によりコイン投入口16に投入された投入コインが変形等をした不適切なコインであるか、変形等のない適切なコインであるのかを判別するコイン判別装置81が設けられている。
コイン判別装置81の下部には、コイン返却ボタン24の操作により開放される開閉口82及び適切であると判別されたコインをホッパー装置71のホッパー部72に案内する案内片83が設けられている。
開閉口82は、コイン判別装置81によって投入コインが不適切であると判別された場合、又は投入コインが適切であっても、コイン返却ボタン24が操作された場合に開口する。また、開閉口82は、コイン投入を受け付けない遊技状態(例えば、ゲーム中など)やクレジット数が上限数であってかつMAXベットされた状態である場合にも開口する。
開閉口82の下部には、コイン判別装置81によって不適切と判別されたコイン等を前面カバー体20の内側に設けられたコイン返却口(図示省略)へ案内して排出する案内部材(図示省略)が設けられている。
コイン返却口は、前面カバー体20の内側であって、下皿26の上方に設けられている。開閉口82が開口している場合には、投入コインは案内部材によってコイン返却口へ案内され、コイン返却口の直下の下皿26に向けて落下して返却される。
また、ホッパー装置71の下部には、コイン判別装置81によって判別された適切なコインや、補給コインを受け入れて貯留し、クレジット数や賞態様の価値に応じて所定枚数のコインを払い出す払出機構74が設けられている。払出機構74の前面には、コインが払いだされるコイン払出口75が開口されている。
また、下部フレーム32の裏面の下部には、カバー部材60が設けられている。カバー部材60の背面には、前面パネル3の閉止時には払出機構74のコイン払出口75と連通可能な位置にコイン受入口61が設けられている。また、カバー部材60の内部には、ホッパー装置71から払い出されるコインを下皿26に排出するコイン排出口431を備える可動案内部材43が設けられている。
なお、コイン判別装置81によって不適切と判別されたコイン等を返却する場合、コイン受入口61から又はカバー部材60のその他の箇所を開口させ、その開口部からカバー部材60の内部にコインを入れてカバー部材60内部の可動案内部材43に流入させ、排出機構74から排出されるコインと同様に、可動案内部材43の備えるコイン排出口431から排出して返却してもよい。
以上のように、投入コインは開閉口82が閉口している場合は、案内片83によってホッパー装置71のホッパー部72に案内され、払出機構74に受け入れられて貯留される。払出機構74に貯留されたコインは、払出機構74から所定の場合にコイン払出口75を介して、後述するように可動案内部材43を経て排出口431から下皿26に向けて払い出される。
次に、ホッパー装置71から払い出されたコインが、可動案内部材43を介して下皿26に向かって流下する様子を説明する。
図3は、本発明の実施の形態のコイン収容箱46が載置されていない状態の載置部261及び可動案内部材43の構成を示す断面図である。
本実施の形態の遊技機1は、前述したように、下部フレーム32の前面(図3の左側)に前面カバー体20を備えている。また、下部フレーム32の背面(図3の右側)にカバー部材60を備えている。また、下部フレーム32の前面下部には下皿26が設けられている。
そして、カバー部材60の内部には、可動案内部材43が配置され、下部フレーム32に開口された開口部68を介して下部フレーム32の前面側の下皿26に向けて突出している。
カバー部材60は、前面パネル3の閉止時に、筐体2側のホッパー装置71の払出機構74が備えるコイン払出口75と可動案内部材43とを連通するコイン誘導流路63を備える。
コイン誘導流路63には、払出機構74のコイン払出口75に連通するコイン受入口61が設けられ、コイン受入口61は図2に示すように遊技機1の前面から見て左に略45度傾斜している。
さらに、コイン誘導流路63には、後述する可動部材43のコイン受入口437に連通するコイン排出口64が設けられている。コイン受入口61から受け入れられたコインは、コイン誘導流路63の内部に傾斜を設けて形成したコイン誘導斜面65を流下し、コイン排出口64から可動案内部材43のコイン受入口437へと連通させる構成となっている。
可動案内部材43は、コイン排出口431、曲折部432、傾斜部433、支点部434、重心部435、コイン流路436及びコイン受入口437を備える。
可動案内部材43は、支点部434によって軸止されており、支点部434を中心として上下方向に回動可能である。支点部434は、可動案内部材43の重心である重心部435よりも遊技機1の奥側に配置されているので、可動案内部材43は、自重によってコイン排出口431側が下降している。コイン収容箱46が載置されていない状態では、可動案内部材43は、開口部68の下端部68aによって支持される。
なお、このときのコイン排出口431の下皿26に対する相対的な高さは、図4において後述するコイン収容箱46が載置されている場合に比較して低い。
また、コイン排出口431の下皿26に対する相対的な高さが低いことから、相対的な高さが高い場合に比較して、コインの落下方向をより長く規制することができ、コイン排出口431から排出されるコインを下皿26に落下させるのに好適である。
なお、可動案内部材43のコイン流路436の断面の形状は、遊技機1の前面から見た垂直方向の幅がコインの厚みよりやや広く、水平方向の幅がコインの直径よりやや長い縦長の形状に構成され、コイン流路436の底面が遊技機1の前面へ向かって下り傾斜しているので、コイン流路436内部を1枚のコインが立ったまま流下する形状となっている。
すなわち、コイン流路436は、コインが立ったまま流下可能であるように、断面の左右幅がコインの厚みに比較して略同一であってやや広く、かつ、断面の上下幅がコインの直径に比較して略同一であってやや大きく、断面の大きさに余裕を持たせて形成されている。
コイン受入口437は、軸支される可動案内部材43が所定の範囲内で回動しても、コイン誘導流路63のコイン排出口64から流下するコインを受け入れ可能となるように、開口に所定の余裕を持たせて形成されている。
可動案内部材43は、曲折部432において下皿26の奥側に向かって曲折している。このため傾斜部433は、下皿26の奥側に向かって傾斜している。
ここで、曲折部432の曲折している角度は、コイン収容箱46が載置されていない場合のコイン流路436の水平方向から下降している角度との和が90度以上となるように設定する。
例えば、コイン収容箱46が載置されていない場合のコイン流路436の水平方向から下降している角度を45度とした場合、曲折部432の曲折する角度を例えば70度と設定する。
これによって、コイン流路436を水平方向から45度の角度で流下するコインが、曲折部432によってさらに70度曲折し、水平方向から115度の角度で(すなわち、垂直方向から25度遊技機1の奥側に向けて)傾斜部433を流下して、コイン排出口431から排出される。
このように、コイン収容箱46が載置されていない場合には、コイン排出口431は、遊技機1の奥側に向けてコインを排出する。
下皿26は、起立壁262、段差部265a、265b、側壁266及び底面部267によって形成されている。
底板として例示する底面部267は、下部フレーム32の下部から手前側に突出している。
起立壁262は、手前側に遊技機1の前面に略平行に底面部267から起立している。側壁266は、左右側面側に、底面部267から略垂直に起立し、起立壁262と遊技機1の側面とを連結している。
下皿26の前面側には、起立壁262及び側壁266によって囲まれる領域に、コイン排出口431から排出されるコインを貯留するコイン貯留部264が形成される。また、起立壁262には、コイン排出口431と対向する位置にコイン収容箱46を載置するための切欠部263が設けられる。
段差部265a、265bは、下皿26の奥側であって下部フレーム32の前面側に設けられる。段差部265a、265bは、切欠部263とともに、コイン収容箱46を載置する載置部261を構成する。下皿26が備える載置部261によるコイン収容箱46の載置は、詳しくは図4において後述する。
ここで、払出コインがホッパー装置71から払い出されて下皿26に排出されるまでの動作について説明する。
コイン払出口75を介して、コイン誘導流路63のコイン受入口61によって受け入れられたコインは、コイン誘導斜面65を経てコイン排出口64から可動案内部材43のコイン流入口437に流入する。コイン受入口61による受入時には、遊技機1の正面から見て左側に45度傾斜しているコインがコイン誘導斜面65を流下し、コイン排出口64からコイン流入口437に流入する際に、略垂直に起立する。
コイン流入口437に流入したコインは、コイン流路436を略垂直に立ったまま流下する。そして、コイン流路436を流下したコインは、曲折部432の曲折によって奥側に向けてコイン排出口431から排出されて落下する。
そして、遊技機1の奥側に向けて落下したコインは、コイン収容箱46が載置されていない場合、下部フレーム32、下皿26の前面側に形成された起立壁262及び下皿26の左右壁である側壁266によって形成されるコイン貯留部264に貯留される。
なお、本実施の形態では、コイン収容箱46が載置されていない状態では、開口部68の下部が可動案内部材43を支持しているが、これに限らず、例えば、下皿26が備える段差部265a、265b又はその他の部材が支持してもよい。
図4は、本発明の実施の形態のコイン収容箱46が載置されている状態の載置部261及び可動案内部材43の構成を示す断面図である。
本実施の形態の下皿26には、前述したように、遊技機1の前面側(図4の左側)に設けられた起立壁262に切欠部263が形成されている。
下皿26には、図1に示すように、下皿26の奥側であって下部フレーム32の前面側に、コイン収容箱46を載置するための段差部265a、265bが2個設けられている。段差部265a、265bの間には、可動案内部材43のコイン排出口431が上下に移動可能に設けられている。
段差部265a、265bは、左側の段差部265aの左端から右側の段差部265bの右端までの幅がコイン収容箱43の幅と略同一かそれ以下に構成されている。段差部265a、265bには、コイン収容箱46の縁部46aを載せることができる。
載置部261は、切欠部263及び段差部265a、265bによって構成されており、この載置部261にコイン収容箱46が安定的に保持される。なお、段差部265a、265bは、本実施の形態では下部フレーム32に2個設けたが、これに限らず1個又は3個以上設けてもよい。また、段差部265a、265bは、側壁266に設けてもよい。
具体的には、下皿26の段差部265a、265bの上面にコイン収容箱46の縁部46aを載せるとともに、コイン収容箱46の底面46bを下皿26の切欠部263に載せて支持することによって、コイン収容箱46は、下皿26の載置部261に安定的に載置される。
また、下皿26の載置部261にコイン収容箱46を載置する際には、コイン収容箱46の奥側の縁部46aが可動案内部材43を押し上げる。
これによって、コイン収容箱46に収容されているコインの量が多くなってきた場合にも、コイン排出口431の高さが低い場合に比較してコイン排出口431がコイン収容箱46中のコインに埋もれてしまうことがないため、コインをより多く収容できる。さらに、コイン収容箱46を下皿26から取り外す際にもコイン排出口431が妨げとならない。
また、コイン収容箱46が載置されている場合、コイン排出部431は、曲折部432の曲折によって下方に向けられている。これによって、可動案内部材43のコイン流路436を流下するコインは、コイン排出口431からコイン収容箱46に向けて下方に排出される。
ここで、切欠部263及び段差部265a、265bの高さを調節して、可動案内部材43を支持するコイン収容箱46の縁部46aの位置を調節することができる。これによって、載置部261にコイン収容箱46が載置されている場合のコイン流路436の角度を、曲折部432の曲折している角度との和が90度となるように設定することによって、コイン排出口431から排出されるコインを真下方向に排出させることができる。
そして、コイン排出口431から排出されたコインは、起立壁262に形成された切欠部263及び段差部265a、265bによって下皿26の備える載置部261に安定的に載置されているコイン収容箱46の上に流下し、コイン収容箱46に貯留される。
なお、本実施の形態では、可動案内部材43は、支点部434によって軸支されて、支点部434を中心として上下方向に回動することによってコイン排出口431の高さを変換しているが、これに限らず、例えば可動案内部材43の一部若しくは全部を、蛇腹構造又は一方は他方の内径より小さな外径をもつ管状構造の部材を一方は他方の内側に滑動自在に含むようにして伸縮可能な構成にしてもよい。
このように、本発明の実施の形態によれば、コイン収容箱46を下皿26に載置しない場合には、可動案内部材43が下がった状態(第2状態)となることで、コイン排出口431の位置が低くなり、コイン排出口431と下皿26の底面までの距離が近くなるので、コイン排出口431から下皿26に落下するコインの速度を抑制して、下皿26からコインが飛び出すのを防止することができる。
また、コイン排出口431の下皿26に対する相対的な高さが低いことから、相対的な高さが高い場合に比較して、コインの落下方向をより長く規制することができるため、同様に下皿26からコインが飛び出すのを防止することができる。
さらに、コイン収容箱46を下皿26に載置している場合には、可動案内部材43が上がった状態(第1状態)となることで、コイン排出口431の位置が高くなる。
これによって、コイン収容箱46に収容されているコインの量が多くなってきた場合にも、コイン排出口431の高さが低い場合に比較して、コイン排出口431がコイン収容箱46中のコインに埋もれてしまうことがないため、コインをより多く収容できるとともに、コイン排出口431周辺でコイン詰りを生じ難い。さらに、コイン収容箱46を下皿26から取り外す際にもコイン排出口431が妨げとならない。
また、可動案内部材43は、ホッパー装置71の払出機構74からのコインをコイン排出口431へ流下案内するコイン流路436と、可動案内部材43が可動する際に支点となる支点部434と、を備え、コイン排出口431が支点部434を中心として上下に移動するように可動案内部材43が回動するので、簡易な構成で可動案内部材43を構成できる。
また、可動案内部材43は、コイン流路436の一部であってコイン排出口431の直前に傾斜部433が形成され、曲折部432で下皿26の奥側へ向けて屈曲しているので、コイン排出口431からのコインが下皿26の奥へ向けて落下するため、下皿26の手前側に飛び出しにくい。
また、コインが縦に立った状態で流下することによって、コイン流路436の横幅を狭くできる。加えて、コインを立った状態で転がして流下させることによって、コインを横に寝かせ滑らせて流下させる場合に比較して、コイン流路436の傾斜が緩くてもコインを流下させることができるので、上下方向に幅を取らない可動案内部材43が実現できる。
特に、排出するコインを遊技機1の奥側から前面側にかけて大きく移動させる設計とした場合に、傾斜が緩やかで足りるため上下方向の幅を節約でき有効である。
また、載置部261にコイン収容箱46を載置しない場合には、自重によって可動案内部材43がコイン排出口431の位置が低い第2状態となるため、簡易な構成で可動案内部材43を実現できる。
また、下皿26は、遊技機1の前面側に形成された起立壁262と、遊技機1の左右側面側に形成された側壁266と、を備えるとともに、起立壁262及び側壁266によってコインを貯留するコイン貯留部264が形成され、起立壁262には、載置部261を構成しコイン収容箱46を支持する切欠部263が形成されるので、切欠部263によって、コイン収容箱46を載置部261に安定して載置できる。
さらに、下皿26にコイン貯留部264が形成されるので、コイン収容箱46が下皿26から取外されている際にコインが排出されても、コイン貯留部264に貯留されるのでコインが遊技場の床に向けて排出されることがない。
また、載置部261は、下皿26に形成された段差部265a、265bを備え、コイン収容箱46を、切欠部263と段差部265a、265bとに載置することができるので、段差部265a、265b及び切欠部263によってコイン収容箱46をより安定して載置できる。
また、コイン収容箱46を載置部261に載置する際にはコイン収容箱46が可動案内部材43を押し上げることによって可動案内部材43が載置の妨げとならない。
また、可動案内部材43のコイン流路436によってホッパー装置71の排出機構74と下皿26との間を連通させるために、遊技機1の前面に可動案内部材43を突出させる開口部68が開口しているが、開口部68を裏面から覆うカバー部材60を備えるので、開口部68から異物を差し込んで内部機器に対して不正を働く行為を防止できる。
また、前面カバー体20は、下部フレーム32に開けられた開口部68の前面に覆い被さるように設けられているので、遊技機1の前方から異物を挿入しにくくする効果を有する。
なお、今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。例えば、今回開示した実施の形態は、パチスロ機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コインを用いる遊技機に広く適用可能である。また、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の遊技機の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の遊技機の前面パネルを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態のコイン収容箱が載置されていない状態の載置部及び可動案内部材の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態のコイン収容箱が載置されている状態の載置部及び可動案内部材の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 遊技機(パチスロ機)
2 筐体
3 前面パネル
31 上部フレーム
32 下部フレーム
4a〜4c リール
6 補助表示装置
20 前面カバー体
22 スタートレバー
23a〜23c リール停止ボタン
26 下皿(受皿)
261 載置部
262 起立壁
263 切欠部
264 コイン貯留部
265a、265b 段差部
266 側壁
267 底面部(底板)
43 可動案内部材
431 コイン排出口
432 曲折部
433 傾斜部
434 支点部
435 重心部
436 コイン流路
437 コイン流入口
46 コイン収容箱
46a 縁部
46b 底面
60 カバー部材
61 コイン受入口
63 コイン誘導流路
64 コイン排出口
65 コイン誘導斜面
68 開口部
71 ホッパー装置(コイン排出装置)

Claims (3)

  1. コイン排出装置からのコインを排出するコイン排出口と、
    前記コイン排出口から排出されたコインを収容可能な受皿と、
    を備えた遊技機であって、
    前記コイン排出口が形成され、且つ前記コイン排出口の位置を所定の範囲内で上下方向に可動する可動案内部材と、
    前記コイン排出装置から排出されたコインを前記可動案内部材へ誘導するコイン誘導流路と、を備え、
    前記受皿には、コインを収容するコイン収容箱を載置可能な載置部が形成され、
    前記可動案内部材は、
    前記コイン誘導流路の下方に設けられ、前記コイン誘導流路から流下するコインを受け入れるコイン受入口と、受け入れたコインを前記コイン排出口へ流下案内するコイン流路と、前記可動案内部材が回動する際に支点となる支点部と、を備え、該支点部を中心に回動することにより前記コイン排出口が上下方向に移動可能に構成され、
    当該遊技機は、前面に開口部を形成し、
    前記開口部を介して前記可動案内部材を当該遊技機の内部から前記受皿側へ突出させることにより、前記コイン流路は前記コイン排出装置と前記受皿との間を連通し、
    前記コイン流路の一部であって前記コイン排出口の直前の部分は、前記受皿の奥側へ向けて屈曲し、
    前記載置部に前記コイン収容箱を載置した場合には、前記可動案内部材は、前記コイン収容箱の縁部により押し上げられ、前記コイン排出口から排出されるコインを前記コイン収容箱に向かって真下方向に排出可能な第1状態となり、
    前記載置部に前記コイン収容箱を載置しない場合には、前記可動案内部材は、前記第1状態よりもコイン排出口側が下降するように自重によって回動して前記開口部の下端部によって支持され、前記第1状態よりも前記コイン排出口の位置が低く、且つ、前記コイン排出口から排出されるコインを前記受皿の奥側に向けて排出可能な第2状態となり、
    前記コイン受入口は、前記可動案内部材の上端が外側に向けて開口するように形成されるとともに、前記可動案内部材が所定の範囲内で回動しても前記コイン誘導流路から流下するコインを受け入れ可能となるように形成され、
    前記可動案内部材の回動範囲は、前記開口部の下端部により回動範囲の下限が規制され、前記開口部の上端部により回動範囲の上限が規制されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記受皿は、
    当該遊技機の前面下部に設けられるとともに、
    当該遊技機の前面下部から手前側に突出する底板と、
    当該受皿の手前側に配置されて、前記遊技機の前面に略平行に前記底板から起立する起立壁と、
    当該受皿の左右側面側に配置されて、前記底板から略垂直に起立し、前記起立壁と前記遊技機の側面とを連結する側壁と、によって形成され、
    前記起立壁には、前記コイン収容箱を支持する切欠部が形成され、
    前記切欠部は、所定の高さで起立することによって前記受皿にコインの貯留を可能とし、
    前記切欠部によって前記載置部が構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記載置部は、前記受皿に形成された段差部を備え、
    前記コイン収容箱を、前記切欠部と前記段差部とに載置すると、前記可動案内部材が前記コイン収容箱に押し上げられて前記第1状態となることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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