以下、図面を用いて、本発明の一実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体(内枠)104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
球タンク150とタンクレール154、及び払出装置152は、パチンコ機100背面の右上角部で屈曲して逆L字状に形成された上部通路部材302に固定されている。球タンク150は、締付ネジ306、308で上部通路部材302に締結されている。上部通路部材302は、複数の締結手段により内枠104に固定されている。内枠104の左側部には縦方向に延びる電源コード用通路部材304が固定されている。電源コード(ハーネス)188は、電源コネクタ190と接続されて、電源コード用通路部材304の下端から内部空間に案内されて上端に引き出され、さらに、球タンク150の左側の締付ネジ306下方の開口から内枠104の上部壁部300上の球タンク150の長手方向に沿う空間内に案内されて球タンク150の右側の締付ネジ308の下方から引き出されている。電源コネクタ190にはアース線189も接続されている。アース線189の他端はパチンコ機100本体を介して接地されるようになっている。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものである。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技をそれぞれ所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置が当り図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口136に到達する。
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
次に、図4乃至図9を用いて本実施の形態によるパチンコ機100において、上部通路部材302が固定された内枠104(第1遊技部材)と球タンク150(第2遊技部材)の位置決め、及び電源コード188(第3遊技部材)の移動の規制機構について説明する。図4は、本実施の形態によるパチンコ機100の内枠104、上部通路部材302、及び球タンク150を背面側から見た斜視図である。図4では、図2に示した構成から、外枠102、払出装置152、タンクレール154、主基板156及び主基板ケース158、第1副基板160及び第1副基板ケース162、第2副基板164及び第2副基板ケース166、払出基板170及び払出基板ケース172、発射基板174及び発射基板ケース176、電源基板182及び電源基板ケース184、CRインターフェース部186、電源コード188、及び電源コード用通路部材304を取り外した状態を示している。また、図4では、球タンク150を分離して上部通路部材302の上方に平行移動させた状態を示している。
図5は、図4と同様に、内枠104、上部通路部材302、及び球タンク150の配置関係を示しているが、上部通路部材302の上方に平行移動させて表示した球タンク150をその長手方向を軸とし、当該軸を紙面右上方向に見て約90度反時計回りに回転させた状態を示している。
まず、球タンク150の形状について図4及び図5を用いて説明する。球タンク150は上部が開口された細長い箱状をしている。図4に示す球タンク150の奥側長手部分が球タンク裏面壁150a、手前長手部分が球タンク正面壁150e、左手前部分が球タンク左側面壁150b、右奥部分が球タンク右側面壁150c、底部が球タンク底面壁150dである。
球タンク裏面壁150a、球タンク左側面壁150b、球タンク右側面壁150c、及び球タンク正面壁150eのそれぞれの上端辺は同一平面内にあり、隣接上端辺同士が連結されて球タンク150上部の開口端辺を構成している。以下、開口端辺を含む平面を開口面という。球タンク裏面壁150a、球タンク左側面壁150b、球タンク右側面壁150c、及び球タンク正面壁150eは開口面に対し垂直に屹立している。球タンク左側面壁150bは開口面からの高さが球タンク右側面壁150cより高く形成されている。このため、開口面を水平面に一致させた場合、球タンク底面壁150dは、球タンク右側面壁150cから球タンク左側面壁150bに向かって下降するように傾斜している。
球タンク左側面壁150b上端辺の球タンク裏面壁150a側端から中程にかけて球タンク150上部開口の外側に開口面に平行に突出する突出平面部が形成されている。また、球タンク左側面壁150b上端辺中程から下方中程までに当該突出平面部を直角に折り曲げた折り曲げ平面部が形成されている。突出平面部と折り曲げ平面部とで球タンク左突起部322が構成される。球タンク左突起部322の折り曲げ平面部の所定位置で壁を貫通して締付用孔314が開口されている。締付用孔314は、図2に示した締付ネジ306のネジ部は貫通させるがネジ頭は通過させない径を有している。
球タンク右側面壁150c上端辺の球タンク裏面壁150a側端から所定距離隔てて中程にかけて球タンク150上部開口の外側に開口面に平行に突出する突出平面部が形成されている。また、球タンク右側面壁150c上端辺中程から下方に当該突出平面部を直角に折り曲げた折り曲げ平面部が形成されている。突出平面部と折り曲げ平面部とで球タンク右突起部324が構成される。球タンク右突起部324の折り曲げ平面部の所定位置で壁を貫通して締付用孔316(図5参照)が開口されている。締付用孔316は、図2に示した締付ネジ308のネジ部は貫通させるがネジ頭は通過させない径を有している。
次に、球タンク150の底部形状について図5を用いて説明する。球タンク150の球タンク底面壁150dの外表面には、6個の板状の突出部400a〜400fが形成されている。また、球タンク150に貯留した球をタンクレール154に導くための連通孔151が開口されている。
突出部400a、400b、400c(第2の位置決め部)は、球タンク底面壁150dの球タンク裏面壁150a側端辺から球タンク裏面壁150aを延長して一列に突出している。従って、突出部400a、400b、400cのそれぞれの板状壁面は球タンク裏面壁150aと同一平面内にあり、球タンク150の開口面に対し垂直になっている。突出部400aは球タンク左側面壁150bから所定距離隔てた位置に配置され、突出部400cは球タンク右側面壁150cから所定距離隔てた位置に配置され、突出部400bは、突出部400aと突出部400cとの中間位置に配置されている。突出部400a、400b、400cの板厚は同一である。球タンク150の開口面に平行な方向に測った突出部400a、400b、400cの幅は同一である。また、突出部400a、400b、400cのそれぞれの突出先端辺は球タンク150の開口面と平行に形成されている。突出部400a、400b、400cのそれぞれのタンク底面壁150dからの高さについては後述する。
突出部400d、400e、400fは、球タンク底面壁150dのほぼ中央部で球タンク裏面壁150aと平行な方向に一列に突出している。突出部400d、400e、400fのそれぞれの板状壁面は突出部400a、400b、400cの板状壁面と平行であり、球タンク150の開口面に対し垂直になっている。突出部400dは球タンク左側面壁150bから所定距離隔てた位置で突出部400aと板状壁面同士を対向させて配置され、突出部400fは球タンク右側面壁150cから所定距離隔てた位置で突出部400cと板状壁面同士を対向させて配置され、突出部400eは、突出部400dと突出部400fとの中間位置で突出部400bと板状壁面同士を対向させて配置されている。突出部400d、400e、400fの板厚は突出部400a、400b、400cの板厚と同一である。球タンク150の開口面に平行な方向に測った突出部400d、400e、400fの幅は突出部400a、400b、400cの幅と同一である。また、突出部400d、400e、400fのそれぞれの突出先端辺は球タンク150の開口面と平行に形成されている。突出部400d、400e、400fのそれぞれのタンク底面壁150dからの高さは後述する。
次に、内枠104について図4及び図5を用いて説明する。内枠104は、外枠102(図1参照)が組み合わさると外枠102の各側面部の外平面とほぼ面一(つらいち)となる外平面を各側面部に有している。内枠104の背面側には、外枠102を組み合わした際に干渉しないように、内枠104の各側面部から所定距離隔てた内方に、所定幅で所定高さを有する枠状の枠状部105が形成されている。
枠状部105の内方は、前面側の遊技領域124に装着された遊技盤200と背面側の各種電気/電子回路及び機構部品とが接続できるように広く開口しているが、枠状部105の上方の上部通路部材302で塞がれる領域には、上部通路部材302と対面する平面状の上部壁部300が設けられている。
次に、上部通路部材302について図4及び図5を用いて説明する。上部通路部材302は、複数の取付ネジ等を用いて枠状部105の上横辺及び右縦辺の上面に固定されている。枠状部105の上横辺と右縦辺を組み合わせた形状に合わせて、上部通路部材302は右上が角部となる逆L字状になっている。球タンク150が載置される上部通路部材302上部の球タンク受け部は、図4に示す奥側長手部分の球タンク受け部裏面壁302a、左手前部分の球タンク受け部左側面壁302b、右奥部分の球タンク受け部右側面壁302c、底部の球タンク受け部底面壁302dで構成されている。球タンク受け部正面と上面は開放されている。
上部通路部材302上部の球タンク受け部は、パチンコ機100を設置すると、球タンク150の開口面が水平になるように球タンク150を締付固定するように設計されている。球タンク150を球タンク受け部に載置すると、球タンク受け部裏面壁302aは球タンク裏面壁150aに対面し、球タンク受け部左側面壁302bは球タンク左側面壁150bに対面し、球タンク受け部右側面壁302cは球タンク右側面壁150cに対面し、球タンク受け部底面壁302dは球タンク底面壁150dに対面する。
また、球タンク受け部底面壁302dには、球タンク150を載置すると突出部400a〜400fが差し込まれる細長いスリット状の孔部500a〜500fが開口されている。孔部500a、500b、500c(第1の位置決め部)は、球タンク受け部底面壁302dの球タンク受け部裏面壁302a側の角部に沿って一列に開口している。孔部500d、500e、500fは、球タンク受け部底面壁302dの球タンク受け部裏面壁302aと反対側の角部に沿って一列に開口している。孔部500a、500dは、球タンク受け部左側面壁302bの球タンク受け部右側面壁302c側の壁面から所定距離隔てた位置に配置されている。孔部500c、500fは球タンク受け部右側面壁302cの球タンク受け部左側面壁302b側の壁面から所定距離隔てた位置に配置されている。孔部500bは、孔部500aと孔部500cとの中間位置に配置され、孔部500eは、孔部500dと孔部500fとの中間位置に配置されている。球タンク150を球タンク受け部に載置した状態で球タンク150の開口面に平行な方向に測った孔部500a〜500fのスリット長さは同一で、球タンク150の開口面に平行な方向の突出部400a〜400fの長さより所定長さだけ長く形成されている。孔部500a〜500fのスリット幅は同一で、球タンク150の突出部400a〜400fの厚さより所定長さだけ広く形成されている。
球タンク受け部左側面壁302b及び球タンク受け部右側面壁302cの上部は相対的に幅広の平面になっている。球タンク受け部左側面壁302b及び球タンク受け部右側面壁302cの正面部も相対的に幅広の平面になっており、それぞれの所定位置に球タンク150を締付固定するための締付用雌ネジ310、312が切られている。球タンク150を球タンク受け部に載置すると、球タンク左突起部322と球タンク右突起部324の突出平面部が球タンク受け部左側面壁302bと球タンク受け部右側面壁302cの上部幅広平面にそれぞれ乗るようになっている。同時に、球タンク左突起部322と球タンク右突起部324の折り曲げ平面部の締付用孔314と締付用孔316が球タンク受け部左側面壁302bと球タンク受け部右側面壁302cの正面幅広平面に形成された締付用雌ネジ310、312のネジ穴にそれぞれ一致するようになっている。
図6は、本実施の形態によるパチンコ機100の内枠104に固定した上部通路部材302に球タンク150を取り付け、さらに、電源コード用通路部材304と電源コード188を取り付けた状態を示している。図7は、図6に示す構成を背面側から見た状態を示している。図6及び図7を用いて、球タンク150を上部通路部材302に取り付けた状態について説明する。図6に示す斜視図において、球タンク150を上部通路部材302の球タンク受け部に載置すると、球タンク150の球タンク左突起部322の手前右上凹角部と、球タンク受け部左側面壁302bの手前右上凸角部とが、球タンク150の長手方向に所定範囲の余裕を持って整合し、一方、球タンク右突起部324の手前左上凹角部と、球タンク受け部右側面壁302cの手前左上凸角部とが、球タンク150の長手方向に所定範囲の余裕を持って整合する。これら所定範囲の余裕は、球タンク150の開口面に平行な方向に測った孔部500a〜500fのスリット長さと突出部400a〜400fの長さの差より若干広く形成されている。
突出部400a〜400fと孔部500a〜500fとが上述のような対応関係で形成されているため、球タンク150を上部通路部材302の球タンク受け部に載置すると、突出部400a〜400fは孔部500a〜500fに容易に差し込まれると共に、突出部400a〜400fと孔部500a〜500fの一方が他方の移動を規制することになるので上部通路部材302を固定した内枠104と球タンク150を位置決め状態にできる。
本実施の形態によるパチンコ機100の位置決め部は、内枠104(第1遊技部材)に固定された上部通路部材302に設けられた孔部500a〜500c(第1の位置決め部)と、球タンク150(第2遊技部材)に設けられた突出部400a〜400c(第2の位置決め部)とを有し、孔部500a〜500c(第1の位置決め部)と突出部400a〜400c(第2の位置決め部)の一方が他方の移動を規制することで内枠104(第1遊技部材)と球タンク150(第2遊技部材)が位置決め状態になることを特徴とする。
この構成によれば、第1遊技部材と第2遊技部材の位置を確実に決めることができる場合がある。また、第1遊技部材と第2遊技部材とを取り付ける際に一方が他方から脱落してしまうのを防止することができる場合があり、取付作業の軽減効果を奏する場合がある。
図6及び図7に示すように、内枠104の枠状部105の左側部には縦方向に延びる電源コード用通路部材304が固定されている。電源コード用通路部材304は、図2に示した電源コネクタ190の配置位置近傍に一方の開口端部を有している。また、電源コード用通路部材304は、球タンク受け部左側面壁302bと球タンク受け部底面壁302dとの角部の下側で球タンク受け部底面壁302d裏面側に他方の開口端部を有している。電源コード用通路部材304内部は所定の断面積を有するトンネル状の空間となっている。また、枠状部105の上部壁部300と球タンク受け部底面壁302dの裏面側とで球タンク150の長手方向に沿う空間が形成されている。電源コード用通路部材304内の空間と球タンク150の長手方向に沿う空間は電源コード188の敷設用領域として用いられる。
図6に示す一点鎖線Pは、電源コード188の敷設位置を示している。図6の一点鎖線Pに示すように、電源コード188は、電源コネクタ190の配置領域側の一方の開口端部から電源コード用通路部材304のトンネル状空間に案内されて他方の開口端部に引き出され、さらに、球タンク受け部左側面壁302bと球タンク受け部底面壁302dとの角部の下側で球タンク受け部底面壁302d裏面側に案内され、球タンク150の右側の締付用孔316より幾分下方から引き出されている。
図8は、本実施の形態によるパチンコ機100の球タンク150と上部通路部材302との位置関係を示しており、(a)は、図6及び図7の矢印Sで示す方向に見たときの球タンク150と上部通路部材302を含む裏面構造を示す部分拡大斜視図であり、(b)は(a)のA−A方向に切った断面をB方向に見た断面図である。
図8(a)は、図下方の左右方向に枠状部105の上部壁部300の遊技領域124側の端辺が配置されている状態を示している。上部壁部300の遊技領域124側端辺から所定距離隔てた上部壁部300の壁面上に上部通路部材302の球タンク受け部底面壁302dが配置されている。図8(b)に示すように、枠状部105の上部壁部300と上部通路部材302の球タンク受け部裏面壁302aとは所定間隙を介して対面している。
また、図8(a)において、球タンク150が上部通路部材302に固定されて、球タンク150の球タンク正面壁150eと球タンク底面壁150dが手前側に示されている。上部壁部300の遊技領域124側端辺からの壁面と上部通路部材302の球タンク受け部底面壁302dの裏面壁面とで作られる角部に、球タンク150の長手方向に沿って電源コード敷設用空間が形成されている。
図8(a)、(b)に示すように、球タンク受け部底面壁302dに開口した孔部500a〜500fのそれぞれから球タンク150の突出部400a〜400fが突出している。電源コード敷設用空間には、孔部500a、500b、500cから、突出部400a、400b、400cがそれぞれ突出している。図8(a)では、電源コード敷設用空間のうち孔部500a、500bから、突出部400a、400bがそれぞれ突出している部分を示している。
突出部400a〜400cは、孔部500a〜500cと協働して内枠104と球タンク150との相対位置を決めるだけでなく、内枠104に対して移動自在に配置される電源コード188の移動を規制する移動規制部材としても機能する。このため、突出部400a〜400cには、電源コード188が十分当接できる広さの壁面領域の規制部402a〜402cがそれぞれ設けられている。図8(a)、(b)に示すように、上部通路部材302の球タンク受け部に球タンク150が載置されると、孔部500a〜500cから突出部400a〜400cの規制部402a〜402cが電源コード敷設用空間に突出する。電源コード敷設用空間で規制部402a〜402cと上部壁部300との間に電源コード188を配置すると、規制部402a〜402cの壁面により上部壁部300から遠ざかる方向への電源コード188の移動を規制することができる。
突出部400d〜400fのそれぞれのタンク底面壁150dからの高さは、球タンク150を上部通路部材302に載置したときに、上部通路部材302に設けられた孔部500d〜500fとで内枠104と球タンク150との相対位置を決めることができる高さであればよい。つまり、突出部400d〜400fの高さは、球タンク受け部底面壁302dの孔部500d〜500fから突出部400d〜400fの突出先端辺が現れる程度であれば十分である。
これに対し、突出部400a〜400cは、球タンク150を上部通路部材302に載置したときに、上部通路部材302に設けられた孔部500a〜500cとで内枠104と球タンク150との相対位置を決めるだけでなく、内枠104に対して移動自在に配置される電源コード188の移動を規制する位置決め部として機能する必要がある。そこで、突出部400a〜400cのそれぞれのタンク底面壁150dからの高さは、電源コード188の移動を規制できるように孔部500a〜500cから突出する規制部402a〜402cが設けられる高さが必要である。
本実施の形態では、図8(b)に示すように、内枠104の枠状部105と球タンク150が位置決め状態である場合に、規制部402a〜402cで電源コード188の移動を規制するだけでなく、電源コード敷設用空間の規制部402a〜402cと上部壁部300とで電源コード188を挟持(保持)することができる。
上部通路部材302の球タンク受け部左右側面壁302b、302cの締付用雌ネジ310、312(図4等参照)に球タンク150の球タンク左右突起部322及び324の締付用孔314、316(図4等参照)を位置合わせして、締付用孔314、316を介して締付ネジ306、308(図2参照)と締付用雌ネジ310、312を締結すると、球タンク150を上部通路部材302の球タンク受け部裏面壁302a側に押圧する力が働く。このため、球タンク裏面壁150aから延出した突出部400a〜400cの規制部402a〜402cと上部壁部300との間に電源コード188を挟むと、規制部402a〜402cから電源コード188に押圧力を作用させることができる。これにより、突出部400a〜400cと上部壁部300との間に確実に電源コード188を挟持することができる。
以上説明したように、本実施の形態によるパチンコ機100は、上部通路部材302が固定されて上部壁部300を有する内枠104(第1遊技部材)と、内枠104に対して配置される球タンク150(第2遊技部材)と、内枠104に対して移動自在に配置される電源コード188(第3遊技部材)と、内枠104と球タンク150との相対位置を決めるとともに、電源コード188の移動を規制する突出部400a〜400c及び孔部500a〜500c(位置決め部)とを有している。
この構成によれば、位置決め部が第3遊技部材の移動規制手段を兼ねているので部品点数を削減することができると共に、スペースを有効活用することができる場合がある。また、部品点数の削減により、コストを低減できる場合がある。また、所定の部材(例えば、電源コード188)の移動を確実に規制し、所定の部材の破損を防止できる場合がある。さらに、所定の部材の移動を確実に規制し、所定の部材の接触による他の部品の破損を防止できる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、内枠104(第1遊技部材)と球タンク150(第2遊技部材)が位置決め状態である場合に、突出部400a〜400c(第2の位置決め部)と内枠104とで電源コード188(第3遊技部材)を挟持することを特徴とする。この構成によれば、所定の部材(例えば、電源コード188)の移動規制だけでなく、所定の部材を狭持することができる場合がある。
さらに、本実施の形態によるパチンコ機100は、内枠104(第1遊技部材)に球タンク150(第2遊技部材)を所定の方向から締結する締付ネジ306、308、締付用孔314、316、締付用雌ネジ310、312(締結部材)を有し、突出部400a〜400c(第2の位置決め部)と内枠104とで電源コード188(第3遊技部材)を挟持している場合に、締付ネジ306、308、締付用孔314、316、締付用雌ネジ310、312で内枠104に球タンク150を締結すると、突出部400a〜400cと内枠104と電源コード188とは前記所定の方向に隙間なく並んで配置されることを特徴とする。この構成によれば、所定の部材(例えば、電源コード188)の移動規制だけでなく、所定の部材を確実に狭持することができる場合がある。
また、本実施の形態によるパチンコ機100は、孔部500a〜500c(第1の位置決め部)は孔部を有し、突出部400a〜400c(第2の位置決め部)は突出部を有し、突出部400a〜400cを孔部500a〜500cに挿通することで、孔部500a〜500cおよび突出部400a〜400cの一方が他方の移動を規制して仮位置決めされ、突出部400a〜400cに設けられ、孔部500a〜500cから突出する規制部402a〜402c(規制部)と、規制部402a〜402cに対向する内枠104(第1遊技部材)の上部壁部300(対向部)とで電源コード188(第3遊技部材)を挟持することを特徴とする。この構成によれば、第1遊技部材や第2遊技部材などからある程度離れた位置で第3遊技部材の移動も規制できる場合がある。
次に、本実施の形態の変形例について図9を用いて説明する。図9は、図8と同様の本実施の形態によるパチンコ機100の球タンク150と上部通路部材302との位置関係を示している。本変形例は突出部400a〜400cの先端端部が断面L字状になるように爪部404a〜404cが形成されている点に特徴を有している。図9に示すように、爪部404a〜404cにより電源コード188が確実に把持することができる。なお、球タンク150を上部通路部材302に載置する際に爪部404a〜404cが引っ掛からないように、図9(b)に示すように、爪部404a〜404cが通過できるように孔部500a〜500cのスリット幅は広げられている。本変形例によるパチンコ機100は、突出部400a〜400c(第2の位置決め部)が断面がL字状であることを特徴としている。この構成によれば、電源コード188(第3遊技部材)を確実に把持することができる場合がある。
本発明は上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、6組の突出部400a〜400fと孔部500a〜500fを用いたがこれに限られない。突出部の高さや幅、厚さ等を勘案して6組より多くすることも少なくすることも可能である。
また、本実施の形態では、位置決めは6組の突出部400a〜400fと孔部500a〜500fで行い、電源コード規制は3組の突出部400a〜400cと孔部500a〜500cで行っているがこれに限られない。位置決めも3組の突出部400a〜400cと孔部500a〜500cだけで行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、位置決め部により所定の部材の移動を規制できるので部品点数を削減できる。
上記実施の形態の遊技台は、例えば以下のように表現される。
(付記1)
第1遊技部材と、
前記第1遊技部材に対して配置される第2遊技部材と、
前記第1遊技部材に対して移動自在に配置される第3遊技部材と、
前記第1遊技部材と前記第2遊技部材との相対位置を決めるとともに、前記第3遊技部材の移動を規制する位置決め部と
を有することを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1記載の遊技台であって、
前記位置決め部は、
前記第1遊技部材に設けられた第1の位置決め部と、
前記第2遊技部材に設けられた第2の位置決め部と
を有し、
前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部の一方が他方の移動を規制することで前記第1遊技部材と前記第2遊技部材が位置決め状態になること
を特徴とする遊技台。
(付記3)
付記2記載の遊技台であって、
前記第1遊技部材と前記第2遊技部材が前記位置決め状態である場合に、
前記第2の位置決め部と前記第1遊技部材とで前記第3遊技部材を挟持すること
を特徴とする遊技台。
(付記4)
付記3記載の遊技台であって、
前記第1遊技部材に前記第2遊技部材を所定の方向から締結する締結部材を有し、
前記第2の位置決め部と前記第1遊技部材とで前記第3遊技部材を挟持している場合に、前記締結部材で前記第1遊技部材に前記第2遊技部材を締結すると、
前記第2の位置決め部材と前記第1遊技部材と前記第3遊技部材とは前記所定の方向に隙間なく並んで配置されること
を特徴とする遊技台。
(付記5)
付記4記載の遊技台であって、
前記第1の位置決め部は孔部を有し、
前記第2の位置決め部は突出部を有し、
前記突出部を前記孔部に挿通することで、前記第1の位置決め部および前記第2の位置決め部の一方が他方の移動を規制して仮位置決めされ、
前記突出部に設けられ、前記孔部から突出する規制部と、前記規制部に対向する前記第1遊技部材の対向部とで前記第3遊技部材を挟持すること
を特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5記載の遊技台であって、
前記第2の位置決め部は、
断面がL字状であること
を特徴とする遊技台。