JP3167015B2 - パチンコ遊技機における電気部品接続構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における電気部品接続構造

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JP3167015B2
JP3167015B2 JP08226197A JP8226197A JP3167015B2 JP 3167015 B2 JP3167015 B2 JP 3167015B2 JP 08226197 A JP08226197 A JP 08226197A JP 8226197 A JP8226197 A JP 8226197A JP 3167015 B2 JP3167015 B2 JP 3167015B2
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敦詞 柏木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、更に詳しくは遊技盤面に数多く設けられる各種の
表示ランプやLED等の点灯表示のため遊技盤の裏面に
やはり数多く設けられるこれらの表示ランプやLEDの
表示回路基板のような各種電気部品を電気的に配線接続
する接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機においては、ゲームの趣
向を凝らすため近年ではいわゆるフィーバータイプのも
のが人気を集めている。このフィーバータイプの遊技機
は、例えば、遊技盤面の特定の入賞口に遊技球が入る
(この遊技球のことを以下「セーフ球」と略称する)と
特別図柄表示装置の複数の図柄(数字や絵模様等)が変
動し、停止時の図柄の組合せによって「大当り」と称さ
れるように、しばらくの間その遊技盤面の大入賞口が何
回か連続して開放され、その間多数の入賞が得られ遊技
者に大量の賞球が払出されるようになっている。
【0003】このようなパチンコ遊技機においては、各
種の制御が有機的に関連性を持ってなされている。例え
ば、遊技盤面の特定の入賞口に遊技球が入った時の図柄
表示装置の駆動制御、賞球払出機構部からの賞品球(以
下「賞球」と略称する)の払出制御、遊技盤面の各種ラ
ンプの遊技状態に応じた点滅動作制御等々である。
【0004】そこで、パチンコ遊技機の本体裏面や遊技
機本体を構成する筐体内部(遊技盤の裏面)等には数多
くの制御基板が取付けられている。そして、これらの各
種の制御基板からの指令信号により、遊技機の図柄表示
装置の駆動制御や賞球の払出操作等が円滑に行われて遊
技者が快適に遊技を楽しむことができる。
【0005】ところでこのようなパチンコ遊技機におい
ては、遊技盤面に数多くの表示ランプやLED等が設け
られており、例えば、左右ゲートへの遊技球の通過、あ
るいは、特定の入賞口への遊技球の入賞のたびに点灯す
る表示ランプやLED類、その他左右のサイドランプや
飾りLED類、特別図柄表示装置の始動入賞口に遊技球
が複数個続けて入賞した時に特別図柄表示装置が連続し
て駆動されるようにその駆動回数を記憶表示するLE
D、ランプ風車等々が挙げられる。
【0006】これらの表示ランプやLED類を点灯ある
いは点滅動作制御する場合、遊技盤の裏面にこれらの表
示ランプやLED類を駆動制御する表示回路基板を取り
付け、これらの表示回路基板類は遊技機の遊技(ゲー
ム)内容を統括的に制御する中枢的役割をなす主制御基
板に直接に、あるいは中継的役割をなす中継基板を介し
て間接的に電気接続されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その場
合に各表示回路基板からリード線を引き出して各リード
線を直接に主制御基板や中継基板に接続するとなると、
電気配線が複雑となり、リード線の接続忘れ等電気接続
が円滑に行われないことが懸念される。また、表 示ラン
プに点滅異常が発生した時にその原因究明や修理点検が
やり難く、対応処置が遅れてしまうといった問題も生じ
る。
【0008】本発明の解決しようとする課題は、パチン
コ遊技機において遊技盤面に左右対称に設けられる各種
の表示ランプやLED等に対応して遊技盤の裏面にやは
り左右対称に配置取り付けられるこれらの表示ランプ等
の表示回路基板の配線接続の簡略化並びに高率化を図っ
電気部品接続構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の電気部品接続構造は、
技盤面に左右対称に装備される表示ランプあるいはLE
D等の各種電気部品の取付位置に対応して遊技盤の裏面
にこれらの電気部品の表示回路基板が同じく左右対称位
置に取り付けられると共に、これらの表示回路基板のリ
ード線がやはり左右対称形に配されて単一のコネクタ部
材に一括接続され、該コネクタ部材に前記各電気部品を
駆動制御する駆動回路がリード線コネクタを介して脱着
可能に接続されていることを要旨とするものである。
【0010】上記構成を有する電気部品接続構造によれ
ば、遊技盤数多く取り付けられる表示ランプやLE
D等の電気部品に対応して、遊技盤の裏面にはその電気
接続のためのリード線数多く引き回されることになる
、それらの遊技盤裏面に煩雑するリード線が接続先毎
にコネクタ部材に一括して接続され、しかもこれらの電
気部品を駆動制御する相手方の駆動回路側のリード線コ
ネクタがそのコネクタ部材に脱着可能に接続されるもの
であるから、配線接続作業の簡略化が図られ、また点検
・整備作業の効率化、並びにその接続・部品交換等も容
易に行えることになる。各電気部品間を電気接続する際
の接続間違い及び接続忘れ等の人為的ミスを防止するこ
とが可能となる。
【0011】この場合に請求項に記載されるように、
表示回路基板のプリント回路面に表示部品取付け孔を
穿設、該表示部品取付け孔に挿通されるリード線を
介して前記各電気部品が前記表示回路基板に電気的に
続されるようにすれば、遊技盤面の各種電気部品から引
き出されるリード線の引き回しを行うことなく遊技盤裏
面の表示回路基板に接続されるため、リード線の配線の
煩雑さが回避される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施例の
パチンコ遊技機の正面図、図2はその外観斜視図を示し
たものである。パチンコ遊技機10は、パチンコ機本体
側部を構成する外枠11と、パチンコ機前面部のベース
となる内枠12とを備え、その内枠12の額縁状に形成
された開口内周縁には金枠13が嵌められると共に、そ
の金枠13には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が
開閉可能に設けられる。
【0013】そしてガラス扉15の下方位置には、打球
発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿
(上受け皿)16が取り付けられ、更にその下方には、
賞品球の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留する
ための球受け皿(下受け皿)17が設けられている。
尚、上受け皿16に設けられる球抜けボタン18の操作
により上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて
抜き落とされる。
【0014】下受け皿17の図中右側位置には、遊技球
を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が
設けられ、この発射レバー20には遊技球を一球毎に発
射する為の単発スイッチ21が備えられる。発射レバー
20の回動操作する量に応じて遊技球を遊技盤14面に
向けて弾発発射する程度が調整されるとともに、所定回
動位置の検出により発射電源が投入されるようになって
いる。
【0015】前記内枠12の上辺縁から図中右側辺縁に
は、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り2
3が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾
りランプ24,24…や前記ガラス扉15開閉用の鍵穴
25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられている。
【0016】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
てパチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペ
イドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し
操作部31が設けられ、この球貸し操作部31には、プ
リペイドカードによる球貸出しを操作する球貸出しボタ
ン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸出しボタン
ランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却
ボタン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー
表示を行う度数表示部35等が備えられている。
【0017】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出し金額(100円、200円、300円、5
00円等)を選択することができる。前記上受け皿16
に備えられる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を
操作することにより、予め選択された金額の技球が貸
出されることになる。
【0018】前記内枠12の前面に設けられる遊技盤1
4は、遊技板に装着された金属製の内レール41、打球
槌により打球発射位置より弾発発射された遊技(パチン
コ)球を盤面に向けて誘導する為の外レール42、打球
位置及び発射レールより転動し遊技盤面に至った球の跳
ね返り作用により、再び打球が発射レールや打球位置に
戻ることを防止するファール止43、打球位置より転動
してきた過大な飛送力を有する球を遊技板右上部におい
て衝撃を吸収しつつ停止阻止し、遊技板面下に向けて落
下させる返しゴム48等によりその周囲が構成され、そ
の内側に遊技領域が形成される。
【0019】図3は、その遊技盤面を拡大して示したも
のである。遊技盤14の遊技領域の中央やや上方には特
別図柄表示装置50が設けられ、その中央部に3つの特
別図柄表示部(図中左から順に左図柄表示部50A、中
図柄表示部50B、右図柄表示部50Cが設けられる。
各図柄表示部50A、50B、50Cは、夫々「1、
2、3、4、5、6、7、8、9」までの数字と、「法
師、鬼、車、姫、小槌」の各図柄の計14種類の表示に
よって構成される。
【0020】特別図柄表示装置50の直下位置には第1
種始動入賞口51が設けられ、更にその下方位置に第1
種特別電動役物52及び普通電動役物(第1種始動入賞
口)53が設けられる。第1種特別電動役物52は、通
常は閉じている大入賞口54と、その大入賞口54が開
放されたときに遊技球の入賞が可能な特定領域入賞口5
5とを備える。また普通電動役物(第1種始動入賞口)
53も通常は閉じており、後述する普通図柄表示装置の
表示記号によって開閉動作されるようになっている。
【0021】遊技球発射装置により、遊技盤14面に発
射された遊技球が第1種始動入賞口51又は普通電動役
物(第1種始動入賞口)53に入賞すると、特別図柄表
示装置50の特別図柄が左図柄50A、中図柄50B、
右図柄50Cの順で変動を開始する。その速度は遊技者
がそれらの表示の変化を目で追えない程度に速いもので
ある。そして所定時間経過後、左図柄50A、中図柄5
0B、右図柄50Cの順で変動停止される。そのときに
変動停止した時の各図柄50A、50B、50Cの組合
せが、全て一致した時には、いわゆる「大当り」と称せ
られる特別遊技状態が得られ、条件装置が作動する。
【0022】条件装置が作動すると第1種特別電動役物
52が作動し、大入賞口54が約25.0 秒間開放され
る。その大入賞口54の開放中及び第1種特別電動役物
52の作動終了から約2.0 秒以内に遊技球が特定領域
入賞口55を通過すると役物連続作動装置が作動し、そ
の第1種特別電動役物52の開放動作終了後、再びその
第1種特別電動役物52が作動して大入賞口54が開放
される。この大入賞口54が開放される間に遊技球が1
0個入賞する都度、開放動作時間中であってもその大入
賞口54はいったん閉じられ、所定の短いインターバル
時間(例えば、3〜4秒)経過後、次の開放動作へ移行
する。
【0023】この「大当り」の遊技状態における第1種
特別電動役物52の連続開閉作動は、最高16回まで繰
り返される。但し、大入賞口54が開放動作中及び第1
種特別電動役物52の作動終了から約2.0 秒以内に遊
技球が特定領域入賞口55を通過しなかった場合、その
大入賞口54の開放動作の終了後、新たにその大入賞口
54が開放されることはなく、これにより「大当り」の
遊技状態は終了する。
【0024】なお、第1種始動入賞口51及び普通電動
役物(第1種始動入賞口)53の賞球の個数は4個まで
記憶され、その個数分特別図柄表示装置50の左右に設
けられる特別図柄用記憶表示LED56a〜56dが点
灯する。特別図柄表示装置50の図柄50A、50B、
50Cの組合せがこの特別図柄表示用LEDが点灯し始
動入賞の記憶ある間は、その記憶表示LED56a〜5
6dに表示される個数分の図柄変動停止が繰り返され
る。
【0025】特別図柄表示装置50の直上位置には、7
セグデジタル表示の普通図柄表示装置60が設けられ
る。この普通図柄表示装置60の図柄は、「A、b、
C、d、E、−」の6種類によって表示される。この普
通図柄表示装置60の図柄は、遊技盤14面の特別図柄
表示装置50の左右両側に遊技球が通過可能なゲート6
1a、61bが備えられ、遊技球がこのゲート61a、
61bを通過すると変動を開始する。普通図柄表示装置
60には、通常モードと変動時間短縮モードの2種類の
状態があり、普通図柄は変動を開始してから通常モード
時は約29.0 秒、変動時間短縮モード時は約5.0 秒
経過すると変動停止する。
【0026】そして、変動停止した普通図柄が「A、
b,C,d,E」のいずれかの時、前記普通電動役物
(第1種始動入賞口)53が通常モード時は約0.3
秒、変動時間短縮モード時は約0.8 秒間の開放動作を
行う。その間に普通電動役物(第1種始動入賞口)53
に遊技球が入賞すれば、その入賞個数分だけ前述の特別
図柄表示装置50の特別図柄の変動開始回数が増えるこ
とになる。尚、普通図柄が「−」で停止した場合は、普
通電動役物(第1種始動入賞口)53は開放動作を行わ
ない。
【0027】なお、ゲート61a、61bを通過した遊
技球の個数は4個まで記憶され、その個数分普通図柄表
示装置60の隣に設けられる普通図柄用記憶表示LED
62a〜62dが点灯する。そして、その記憶表示LE
D62a〜62dが点灯した個数分、その普通図柄の変
動停止が繰り返される。変動時間短縮モード時において
記憶による変動開始が行われているときは、変動時間が
更に短縮され、約 1.0秒以上が経過した時点で変動停
止される。
【0028】特別図柄表示装置50の最上部には天入賞
口64が設けられており、その左右両側には左袖入賞口
65a及び右袖入賞口65bが設けられ、又、前記第1
種特別電動役物52の左右両側には左落し入賞口66a
及び右落し入賞口66bが設けられている。更に遊技盤
14面には、打球槌により弾発発射された遊技球の落下
してくる方向を無作為に変更させたり、打球の流下速度
及び方向を変化させる風車67、67や障害釘68、6
8…、あるいは遊技の演出効果を高めるため、ある一定
の契機により点灯(点滅)を行うランプ風車69、6
9、サイドランプ70a、70b等が設けられている。
そして遊技盤14の最下部には、何れの入賞口にも入賞
しなかった遊技球(アウト球)を回収し、集合処理する
アウト口71が設けられている。
【0029】発射された遊技球が、遊技盤14面に設け
られた各入賞口のうち天入賞口64、左袖入賞口65
a、右袖入賞口65b、第1種始動入賞口51、普通電
動役物(第1種始動入賞口)53に入賞すると5個、左
落し入賞口66a及び右落し入賞口66bに入賞すると
10個、大入賞口54及び特定領域入賞口55に入賞す
ると15個の賞球が払出される。
【0030】なお、遊技盤14の遊技領域の外側には、
前記外レール42の円弧形状に沿った一側辺を有する盤
飾り部材45が設けられ、この盤飾り部材45には、入
賞の発生により払い出される賞球数を表示する賞球数表
示部72、賞球の払出し動作時に点灯(点滅)表示駆動
される球払出しLED73、タンクやタンクレール上の
遊技球が所定量以下になったとき点灯(点滅)し、その
旨表示する球切れLED74等が設けられる。
【0031】図4は、パチンコ遊技機の裏面図、図5は
その外観斜視図である。パチンコ遊技機10の裏面に設
けられる機構板76面の上方位置に、遊技場の島から供
給される遊技球を一時貯留する賞球タンク77が設けら
れると共に、その賞球タンク77に連設されてタンクレ
ール78が設けられ、このタンクレール78の賞球流下
下端部分に同じく機構板76面に設けられる賞球払出機
構部80が連設されている。
【0032】このタンクレール78には、前記賞球タン
ク77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、また、賞球払
出機構部80の直前において賞球の欠乏を検出し払出し
機構の空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82が
設けられている。さらに、賞球払出機構により払出され
た賞球がパチンコ遊技機内で充満した場合に、これを検
出する満タンスイッチ83あるいは機内で充満した遊技
球により係動され満タンスイッチ83を押動する満タン
ストッパ84等も備えられている。
【0033】また、機構板76には遊技盤14面の各入
賞口に入った入賞球(セー球)を一球毎に球切りして
検出するセーフ球排出機構部85が設けられ、このセー
フ球排出機構部85により検出されたセー球は、この
後機外へ排出されるようになっている。パチンコ遊技機
10の遊技板裏面は、中央カバー86により覆われてお
り、各入賞口に入ったセーフ球は、この中央カバー86
が覆設される機構板76下部に形成されたセーフ球誘導
路112で集められてセーフ球排出機構部85へ導出さ
れるようになっている。
【0034】そして、各種の制御基板がこの機構板76
には取付けられている。例えば、プリペイドカードに係
わる情報をパチンコ遊技機10の外部において処理する
プリペイドカードユニット30と遊技機本体とを電気的
に接続するCR外部接続端子基板87を含む外部接続端
子97、発生したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞
球を前記賞球払出機構部80に払出し動作させる回路が
装着されたCR賞球払出制御基板88、該CR賞球払出
制御基板88とプリペイドカードユニット30及び球貸
し操作基板、度数表示基板(図2の球貸し操作部31に
収容されている)との間に設けられ、プリペイドカード
ユニット30に挿入されたプリペイドカードの情報と、
パチンコ遊技機10の前面に設けられた球貸し操作部3
1への球貸し要求信号と球貸し状態を表示する度数表示
情報と、球貸し情報に基づいてCR賞球払出制御部を司
令制御する情報との授受を行うカードインターフェイス
基板89が設けられている。
【0035】また、前記CR外部接続端子基板87、カ
ードインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板
88相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中
継するCR中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤
14面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置
50を駆動制御し、その特別図柄の表示態様を設定切り
替え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払
出し等を行う主基板91等がこの機構板76に取付けら
れている。そして、これら独立してそれぞれ組み付けら
れた各種基板がパチンコ遊技機に組み付けられた後、コ
ネクタ配線により互いに脱着可能に電気接続されてい
る。パチンコ遊技機10の外部のプリペイドカードユニ
ット30と遊技機本体との間の情報の入出力は、カード
インターフェイス接続部92を介して行われる。
【0036】前記CR賞球払出制御基板88は、賞球の
不足欠乏及び供給状態、排出状態の異常を検出し、払出
し動作の停止と表示動作も合わせて行われるもので、こ
こには、CR賞球払出制御基板88や賞球払出機構部8
0等の賞球払出制御機構において遊技球の不足、球詰ま
り、回路操作異常、ソフトエラー等の異常が発生した場
合にその旨を表示するエラー表示部93、あるいはエラ
ー状態が解除された場合に前記エラー表示部93を初期
状態に復帰リセットさせるエラー表示リセットボタン9
4が設けられている。
【0037】また、前記主基板91には、特定図柄表示
装置50に於いて発生する当たりの出現状態(確率)を
3個のLEDにて表示する設定表示LED95、あるい
は前記当たりの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に
設定する為の確率モード設定スイッチ96が設けられて
いる。
【0038】パチンコ遊技機10で発生した各種情報
は、機構板76の上部片隅に設けられる外部接続端子9
7を介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。
特別図柄表示装置50の図柄若しくは入賞装置の始動回
数、所定図柄の確定により発生する大当たりの発生回
数、遊技者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当
該パチンコ遊技機における当たりの出現確率、不正検出
信号等の各種情報が、この外部接続端子92を介して入
出力されることになる。
【0039】さらに、機構板76の裏面下方隅寄り位置
には、前記上受け皿16に供給された遊技球を遊技盤1
4面に向けて弾発発射するための打球発射装置100が
備えられている。この打球発射装置100は、打球発射
モータ101のほか、発射装置制御回路、打球槌、弾発
力調整手段等により構成される。タッチ感度調整ボリュ
ーム102は、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触
を検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッ
チスイッチ回路の検出感度を調整する為に設けられ、ま
た、遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤14面へ
向けての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技機の裏
面側で調整設定するために設けられている。
【0040】打球発射装置100に近接して発射装置制
御基板104が設けられ、これには打球発射モータ10
1の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれてい
る。打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータ
の回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、
速度等が設定されている。
【0041】なお、このパチンコ遊技機10は、電源プ
ラグ106を介してAC100V電源に接続されてい
る。また、前記外部接続端子97より引き出されたリー
ド線107の端末にはコネクタ108が設けられ、この
コネクタ108に脱着可能に継がれる電源プラグ109
側の電源入力線を介して、AC24V電源へ接続されて
いる。
【0042】図6は、遊技盤14の裏面に設けられるセ
ーフ球の流出経路を示したものである。図示されるよう
に、普通電動役物(第1種始動入賞口)53、天入賞口
64、左袖入賞口65a、左落し入賞口66aに入賞し
たセーフ球は、傾斜板状のセーフ球集合路(セーフ球集
合板)111上に落下し、その傾斜下端位置に設けられ
る、同じ傾斜板状のセーフ球誘導路(セーフ球誘導板)
112を介して前述のセーフ球排出機構部85へ誘導さ
れる。また第1種始動入賞口51、大入賞口54、特定
領域入賞口55、右袖入賞口65b、右落し入賞口66
bに入賞したセーフ球は直接セーフ球誘導路112上に
落下し、セーフ球排出機構部80へ誘導されるように構
成されている。
【0043】前記第1種始動入賞口51、及び普通電動
役物(第1種始動入賞口)53に入ったセーフ球の流出
経路には、それぞれの入賞を感知する第1種始動口用検
出スイッチ113a、113bが設けられる。また、前
記大入賞口54に入ったセーフ球の流出経路には、その
大入賞口54内への入賞球数を計数(カウント)するカ
ウント用スイッチ114が設けられ、前記特定領域入賞
口55に入ったセーフ球の流出経路には、その特定領域
入賞口55にセーフ球が入ったことを感知する特定入賞
検出用スイッチ115が設けられている。さらに前記ゲ
ート61a、61bを通過する遊技球の通過経路には、
遊技球がゲート61a、61bを通過したことを感知す
るゲート用スイッチ116a、116bがそれぞれ設け
られている。
【0044】そして、前記第1種始動口用検出スイッチ
113a、113bからの検出信号により前記第1種始
動入賞口51、53に遊技球の入賞があったことが検知
されると、前述したように特別図柄表示装置50が駆動
される。遊技盤14の裏面には普通電動役物(第1種始
動入賞口53)を開閉動作させる普通電動役物用ソレノ
イド119や大入賞口64を開閉動作させる大入賞口用
ソレノイド120も設けられている。
【0045】一方、前記天入賞口64及び左右袖入賞口
65a、65bの各入賞口に入ったセーフ球の流路には
5個払出用検出スイッチ117a、117bが設けら
れ、これらの検出スイッチ117a、117bからの検
知信号に基づいて前述の賞球払出機構部80より所定個
数(5個づつ)の賞球が払出される。また前記第1種始
動入賞口51、あるいは普通電動役物(第1種始動入賞
口)53に設けられる前述の第1種始動用検出スイッチ
113a、113bからの検出信号によっても同様に賞
球払出機構部80より5個の賞球が払出されるようにな
っている。
【0046】また、前記大入賞口54に設けられるカウ
ント用スイッチ114、あるいは特定領域入賞口55に
設けられる特定入賞検出用スイッチ115からの検出信
号があれば、賞球払出機構部80より15個の賞球が払
出される。なお、前記左右落し入賞口66a、66bに
入ったセーフ球の流路には入賞検出スイッチは設けられ
ていないが、セーフ球払出機構部85に設けられる後述
のセーフ球検出スイッチによりトータルのセーフ球個数
がカウントされるので、その個数差分だけ10個づつの
賞球が払出されることになっている。
【0047】図7は、前述の図3に示した遊技盤14の
裏面側に位置する筐体内部に設けられる各種制御基板の
配置関係を示したものである。例えば、前述の特別図柄
表示装置50の特別図柄を変動表示させる特別図柄表示
基板151、遊技盤14面の第1種始動入賞口51や普
通電動役物(第1種始動入賞口)53に入賞があったと
きにこの特別図柄表示基板15を駆動させる特別図柄制
御基板152、前述の特別図柄用記憶表示LED56a
〜56dを点灯させる特別図柄用記憶表示左基板153
a及び右基板153b、前述の普通図柄表示装置60の
普通図柄を変動表示させる普通図柄表示装置基板154
が設けられる。
【0048】また、ゲート61a、61bを遊技球が通
過したときに、そのゲートLEDを点灯させる左肩及び
右肩ゲートLED基板155a、155b、サイドラン
プ70a、70bを点灯させるサイドランプ基板156
a、156b、左袖及び右袖入賞口65a、65bに入
賞があったときにそれらの入賞口のLEDを点灯させる
左袖及び右袖入賞口ランプ基板157a、157b、前
述の第1種特別電動役物52の条件動作中に大入賞口5
4を開閉動作させる大入賞口基板158、その大入賞口
54の開閉動作中にその左右ランプを点灯させる左右の
大入賞口ランプ基板159a、159b、並びに大入賞
口の左右LEDを点灯させる大入賞口左LED基板16
0a及び右LED基板160bも設けられる。
【0049】さらに、前記枠トップ飾り23内の枠飾り
ランプ24等を点灯させる表示回路基板(天飾りLED
基板)161、ランプ風車69を点灯させるランプ風車
基板164a、164b、そしてこれらの各種基板と前
述の主基板91とを接続し、該主基板91からの指令を
上記各種基板に伝達する中継基板162等がこの筐体内
部には設けられている。なお、遊技盤面の筐体内部に
は、その他に遊技機前面のガラス扉15が設けられる金
枠13がこじ開けられた場合などにこれを検出する金枠
スイッチ163等も設けられる。
【0050】図8は、上述した各種制御基板の電気的接
続関係を示す制御ブロック図である。この制御ブロック
図に図示されるように、特別図柄表示装置50の特別図
柄制御基板152は直接主基板91に接続され、普通図
柄表示装置60の普通図柄表示装置基板154は中継基
板162を介して主基板91に接続されている。また、
特別図柄用記憶表示基板153a、153b、ゲートL
ED基板155a、155b、サイドランプ基板15
6、袖入賞口ランプ基板157a、157b、ランプ風
車基板164a、164b、第1種始動口用スイッチ1
13a、天飾りLED基板161等も中継基板162を
介して主基板91に接続されている。
【0051】一方、大入賞口ランプ基板159a,15
9b、大入賞口LED基板160a、160b、第1種
始動口用スイッチ113b、カウント用スイッチ11
4、特定領域入賞検出用スイッチ115、普通電動役物
開放用ソレイド119、大入賞口開放用ソレノイド12
0等は大入賞口基板158に接続されており、この大入
賞口158が中継基板162を介して主基板91に接続
されている。
【0052】さらに、前記主基板91はCR外部接続端
子基板87やCR賞球払出制御基板88と接続され、C
R賞球払出制御基板88は、CR中継基板90を介して
賞球払出機構部80の賞球モータ131やフォトセンサ
134、空切り防止スイッチ82等と接続される。ま
た、CR賞球払出制御基板88には、満タンスイッチ8
3、セーフ球排出ソレノイド141、セーフ球検出スイ
ッチ142、金枠スイッチ163等が接続されるほか、
発射装置制御基板104を介して発射レバー20、単発
スイッチ21、発射モータ101が接続される。更にこ
のCR賞球払出制御基板88には、カードインターフェ
ース基板89を介してプリペイドカードユニット30と
接続されるほか、前述の球貸し操作基板及び度数表示基
板に接続されている。
【0053】その他にも各種の制御基板、およびスイッ
チ類等もこの制御回路内には設けられているが、図面に
示すのみで説明は省略する。また、各制御基板間の電気
信号の送受信関係や各種スイッチ類信号の入出力関係は
矢印で示しており、重ねて説明することは割愛する。
【0054】図9(a)及び図9(b)は、前述の遊技
盤14面に配置される各種の表示ランプ及び飾りラン
プ、あるいは発光ダイオ−ド(LED)の配置図であ
る。遊技盤14面の中央部に設置された特別図柄表示装
置50の両側に特別図柄用記憶表示LED56a〜56
dが付設され、その上部には普通図柄用記憶表示LED
62a〜62dが付設されており、また、遊技盤14面
外上部に設けられる盤飾り部材45には、球払出LED
73、球切れLED74等が設けられていることは図3
の説明で述べたとおりであるが、その他にこの盤飾り部
材45には、外レール42の円弧形状に沿って、左右4
個ずつ計8個のの飾りLED200a〜200hが付設
される。
【0055】さらに、遊技盤14面の両側に設置された
サイドランプ70a、70bと特別図柄用記憶表示LE
D56a〜56dとの間に、飾りLED201a〜20
1d及び202a〜202dが付設される。また、遊技
盤14面下方部に設けられる第1種特別電動役物52の
大入賞口54付近に設けられた飾りLED203、更
に、前記大入賞口54の両側にはLED204a〜20
4d、更にその外側には、飾りLED205a〜205
iが付設される。これらの各LEDは、前述の図7に示
した遊技盤14裏面に設けられる各種制御基板によるラ
ンプの点灯及び消灯に関する制御指令に応じて動作す
る。
【0056】図10(a)〜(c)及び図11は、その
一例として前述の盤飾り部材45に設けられる球払出し
LED73、球切れLED74、飾りLED200a〜
200h等を点灯(点滅)表示させる前記天飾りLED
基板161の部品実装面(図10(a))と部品半田面
(図10(b))、及びパターン面(図11)を図示し
たものである。LED及び各ランプ等電気部品を取り付
ける部品実装面161a、その接着面である半田面16
1b、プリント基板のパターンを示すパターン面161
cは、前記盤飾り部材(天飾り板)45とほぼ同一形状
をもち、その一側辺は遊技盤14面の誘導レール(外レ
ール)42に沿って円弧状に形成されている。また、パ
チンコ遊技機本体への取付けビス装着部221a、22
1bが各面共に同一箇所に穿設される。
【0057】天飾りLED基板161への各種の電気部
品等の装着は、以下の手順にて行われる。即ち初めに天
飾りLED基板161の部品実装面161aと同一形状
を持つ部品実装図を作成し、該実装図に基板に付設する
各種電気部品の形状や取付け位置、規格容量等を表示す
る。次いで部品実装図を参照して天飾りLED基板面に
フォトエッチング法を用いてプリント回路を作成する。
図11に示したプリント回路の白線状の部分はリード線
等の配線部分を示し、そこには鎖線枠A内にその一例を
拡大して示したように、電気部品取付け孔231a,2
31bも穿設されている。次に、部品実装図161aと
上記にて作成したパターン面(プリント回路)161c
とを重ね合わせ、その上にLED及び各電気部品等の構
成部品を装着した後、半田づけを行う。部品半田面16
1bは張り合わせる面を図示したものであり、部品実装
面161aの部品取付け孔とは左右対称となる。また、
取付けビス装着部221a,221bの位置も同様の理
由により左右対称となる。
【0058】このように作成された天飾りLED基板1
61は、遊技盤14の前面に取付される盤飾り部材45
に対応して遊技盤14の裏面に取付けビス装着部221
a,221bにビスを挿通して固定される。そのとき
に、盤飾り部材45に設けられる各種LED73,7
4,200a〜200h等はリード線を介して天飾りL
ED基板161面のプリント回路に接続される。
【0059】図12(a)、(b)及び図13(a)、
(b)は、遊技盤14の裏面に左右対称に装着される制
御基板及び電気部品から引き出された、複数のリード線
を一括収容したコネクタ端子と、そのパターン図を示し
たものである。ここでは、特別図柄用記憶表示基板15
3a、153bを例とし、該表示基板153a(右基
板)から引き出されたリード線235aを一括収容する
第一コネクタ端子236及びその接続先である第2コネ
クタ端子238を部品実装図として図12(a)に示
し、また図12(b)には該表示基板153aのプリン
ト配線回路パターン240を図示する。更に特別図柄用
記憶表示基板153b(左側)の部品実装図を図13
(a)に示し、そのプリント配線回路パターン250を
図13(b)に示す。
【0060】遊技盤14裏面に装着される特別図柄用記
憶表示基板153a,153bには、遊技盤14の表面
に装着される左右各2個ずつ特別図柄用記憶表示LED
56a〜56dが電気的に接続されるもので、該基板1
53a,153bの中央よりもほぼ内側寄りに該基板を
遊技板に取り付けるための、取付けビス装着部239
a、239bが各3個ずつ穿設される。また、該基板1
53a,153bの下底部から他電気部品と接続するた
めのリード線235a、235bが引き出され、これら
のリード線は、左右毎に纏められて第一コネクタ端子2
36に一括して収納され、中継基板162から引き出さ
れた第2コネクタ端子238へ脱着可能に接続される。
【0061】上記特別図柄用記憶表示基板153a,1
53bへのLED及び電気部品等の付設は、該表示基板
153a,153bに付設する電気部品の形状等を図示
した部品実装図を作成した後、部品実装図をプリントと
したパターン面240,250を作成し、該部品実装面
とパターン面240、及び250とを重ね合わせ、その
上から該記憶表示LED56a〜56d及び各種電気部
品を付設する。なお、パターン面240,250の黒線
状の部分に見える白孔は、特別図柄用記憶表示LED5
6a〜56dの取付け孔を示す。
【0062】LED等の電気部品が付設された特別図柄
用記憶表示基板153a,153bは取付けビス装着部
239a、239bを持って遊技盤裏面から装着され、
固定される。また特別図柄用記憶表示基板153a,1
53bから引き出されたリード線235a、235bは
第一コネクタ端子236において一括収容され、他電気
部品と接続する為に、第2コネクタ端子238と接続さ
れる。第一コネクタ端子236(CN10、H6P−S
HF−AA(白))の先端には複数のピンが設置されて
おり、第2コネクタ端子238とは該ピンの脱着を行う
ことで電気接続の脱着を行う。
【0063】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能であることは勿論のことである。例え
ば、図12及び図13に示した実施例は、特別図柄用表
示基板153a、153bを適用した例について説明し
たが、他の左右対称に付置された制御基板であるランプ
風車基板164a,164b、左右肩ゲートLED基板
155a,155b及びサイドランプ基板156a,1
56b、左右袖入賞口ランプ基板157a,157b等
に適用できる他、大入賞口への入球時に動作する大入賞
口左右ランプ基板159a,159bを初めとする、大
入賞口基板にて制御される基板においても適用できるこ
とは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機によれば、遊技
盤面に左右対称に設けられる各種表示ランプやLEDに
対応して遊技盤裏面にやはり左右対称に装着される
れら表示ランプ等の電気部品の表示回路基板の煩雑する
リード線を左右対称形に配して単一のコネクタ部材に一
括接続することにより個々のリード線の引き回し処理の
必要がなく、リード線の接続忘れ等もなく配線接続が安
全且つ確実に行われることになる。しかもこれらの電気
部品の駆動回路より引き出されるリード線は、その単一
コネクタ部材に脱着可能にコネクタ接続されるものであ
るから、各電気部品間で必要な電気接続の脱着が簡易に
行うことができまた一本一本のリード線では外部から
の曲げ等の外圧に非常に弱く、リード線皮膜内部での断
線が発生しやすいが、複数本纏めることにより強度が増
し断線を防止できる利点もある。さらに、万一異常があ
ったときに修理・点検が容易に行われ、迅速な対応がと
れる利点もある。
【0065】そしてその場合にさらに請求項に記載の
ように、遊技盤面の表示ランプ等の電気部品と遊技盤裏
面のこれら電気部品の表示回路基板との接続に際して、
表示回路基板のプリント回路面に表示部品取付け孔を穿
設し、この取付け孔にリード線を挿通して表示ランプ等
の電気部品とその表示回路基板とを電気的に接続するよ
うにすれば、さらにそれらの表示ランプ等から引き出さ
れるリード線の引き回しを行うことなく遊技盤裏面の各
種表示回路基板に電気接続を行うことができ、リード線
の配線接続の煩雑さが一層効果的に解消されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機
の正面図である。
【図2】その外観斜視図である。
【図3】遊技盤面の拡大正面図である。
【図4】図1に示したパチンコ遊技機の裏面図である。
【図5】その外観斜視図である。
【図6】遊技盤の裏面に設けられる入賞球(セーフ球)
の流出経路を説明する図である。
【図7】本パチンコ遊技機の筺体内部(遊技盤裏面)に
設けられる各種制御基板の配置図である。
【図8】本パチンコ遊技機における制御ブロック図であ
る。
【図9(a),(b)】遊技盤面に設けられた各種LE
D表示ランプ類の配置図である。
【図10】本遊技機に設けられた表示回路基板(天飾り
LED基板)の部品実装面と半田面を示した図である。
【図11】図10に示した表示回路基板のパターン面で
ある。
【図12(a)、(b)】本遊技機における特別図柄用
記憶表示基板の右側実装図と装着されるコネクタ端子及
びパターン図を示したものである。
【図13(a)、(b)】図12に示した特別図柄用記
憶表示基板の左側実装図と装着されるコネクタ端子、及
びパターン図を示した図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 45 盤飾り部材 50 特別図柄表示装置 56a〜56d 特別図柄用記憶表示LED 60 普通図柄表示装置 62a〜62d 普通図柄用記憶表示LED 73 球払出しLED 74 球切れLED 153a 特別図柄用記憶表示基板(右) 153b 特別図柄用記憶表示基板(左) 161 表示回路基板(天飾りLED基板) 221a,b 取付けビス装着部 224a〜224l 電気部品取付け孔 225a〜l 電気部品取付け孔 231a,b 電気部品取付け孔 236 第一コネクタ端子 238 第二コネクタ端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−56904(JP,A) 特開 平9−56906(JP,A) 特開 平9−10383(JP,A) 特開 平8−141173(JP,A) 特開 平8−141182(JP,A) 特開 平9−51983(JP,A) 特開 平7−213715(JP,A) 特開 平8−38714(JP,A) 実開 平6−48761(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に左右対称に装備される表示ラ
    ンプあるいはLED等の各種電気部品の取付位置に対応
    して遊技盤の裏面にこれらの電気部品の表示回路基板が
    同じく左右対称位置に取り付けられると共に、これらの
    表示回路基板のリード線がやはり左右対称形に配されて
    単一のコネクタ部材に一括接続され、該コネクタ部材に
    前記各電気部品を駆動制御する駆動回路リード線コネ
    クタを介して脱着可能に接続されていることを特徴とす
    るパチンコ遊技機における電気部品接続構造。
  2. 【請求項2】 前記各表示回路基板のプリント回路面に
    表示部品取付け孔を穿設し、表示部品取付け孔に挿
    通されるリード線を介して、前記各電気部品が前記
    示回路基板に電気的に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載のパチンコ遊技機における電気部品接続
    構造。
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