JP2010136932A - 遊技機の球流路切換機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機の球流路切換機構1においては、第1球流路3と第2球流路36とが、左右方向Wにおける一対の側壁111、112の間に形成してある。第1球流路3と第2球流路36とが分岐する部分には、第1球流路3の一部を形成する第1位置と、第2球流路36の一部を形成する第2位置402とに移動可能な可動流路部材41が配設してある。可動流路部材41には、可動流路部材41を第1位置に保持するための保持位置と、可動流路部材41を第2位置402へ移動可能な状態にするための解除位置404とに操作可能な切換部材42が係合している。切換部材42は、保持位置において、一対の側壁111、112の間の幅寸法内に収まっている。
【選択図】図1
Description
球流路内の遊技球を遊技機の外部へ抜き出す機構(構造)としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1においては、遊技球の払出通路の一部を開閉弁によって形成し、遊技機の管理者の操作を受け、開閉弁が球圧によって回動したときには、球抜き通路から遊技機の外部へ遊技球を抜き出している。
上記球流路としての第1球流路と第2球流路とが上記遊技機の前後方向に並ぶ状態で形成してあり、
上記第1球流路と上記第2球流路とは、上記遊技機の左右方向において一対の側壁の間に形成してあり、該一対の側壁は、互いに略平行な所定の幅寸法に形成してあり、
上記第1球流路と上記第2球流路とが分岐する部分には、該第1球流路の一部を形成する第1位置と、上記第2球流路の一部を形成する第2位置とに移動可能な可動流路部材が配設してあり、
該可動流路部材には、該可動流路部材を上記第1位置に保持するための保持位置と、該可動流路部材を上記第2位置へ移動可能な状態にするための解除位置とに操作可能な切換部材が係合しており、
該切換部材は、上記保持位置において、上記一対の側壁の間の幅寸法内に収まっていることを特徴とする遊技機の球流路切換機構にある(請求項1)。
それ故、本発明の遊技機の球流路切換機構によれば、遊技機の本体枠における開口領域を広く維持して、本体枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域に配設される大型の画像表示装置等の遊技部品の配置の自由度を向上させつつ、球流路の切換機構を形成することができる。
本発明において、上記可動流路部材は、上記切換部材が上記解除位置に位置したときに流下する遊技球の球圧を受けることにより、上記前後方向へ回動して上記第1位置から上記第2位置へ移動するよう構成してあり、上記切換部材は、上記第1球流路に対して上記第2球流路を形成した側とは反対側に配設して上記左右方向へ回動操作するよう構成してあると共に、上記可動流路部材が上記第1位置及び上記第2位置のいずれの位置にあるときでも、当該可動流路部材に設けた被係合部に係合する係合部を有しており、上記可動流路部材が遊技球の球圧を受けて上記第2位置にあるときに、上記切換部材を上記解除位置から上記保持位置の側へ回動操作することによって、上記係合部と上記被係合部とを係合させて上記可動流路部材を上記第2位置から上記第1位置へと回動させ、上記第2球流路への遊技球の流下を停止可能に構成してあることが好ましい(請求項2)。
また、可動流路部材は前後方向に回動するように構成され、切換部材は左右方向に回動するように形成されている。両部材の回動軸が互いに直交する状態で配設されているので、可動流動部材を第1位置に位置させるように切換部材を保持位置に配置させている状態のときに、球圧等によって不意にその配置状態が解除されてしまうことを確実に防止することができる。
また、遊技球を第2球流路へ流下させている状態においても、切換部材を回動操作することによって、第2球流路への遊技球の流下を停止させることができる。これにより、遊技球を第2球流路へ流下させている状態を途中で止める必要性が生じた場合にも、適切にその流下の停止処理を行うことができる。
また、本体枠に取り付けた着脱ケースは、隙間埋め部材の一部が着脱ケースの上端部と球供給部の下端部との間に配置されることによって、上方へ移動することができなくなり、本体枠から離脱することが防止される。さらに、切換部材によって、隙間埋め部材の移動を防止することにより、着脱ケースが本体枠から離脱することを確実に防止することができる。
また、球抜き機構を有する球流路切換機構と、球払出機構とを着脱ケースという1つのユニット内に一体的に設けることができる。これにより、遊技機の部材構成を簡略化することができ、構造全体をコンパクトにまとめることができる。また、1つのユニット内に一体的に設けることで、球流路切換機構と球払出機構との本体枠への取付け・取り外し作業を1つにまとめることができ、作業性が向上する。
また、球払出機構のメンテナンス等を目的として着脱ケースを遊技機の本体枠から取り外す必要性が生じた場合には、その取外し操作の過程において必ず球抜き処理が行われる。そのため、球流路切換機構の上流側に位置する球流路内の遊技球が不要に遊技機の外部に放出されてしまうことを防止することができる。
そのため、球流路切換機構及び球払出機構のほぼ全体を、着脱ケースにおける一対の側壁間に配置することができ、本体枠の開口領域をより効果的に拡大することができる。
(実施例1)
本例の遊技機の球流路切換機構1は、遊技機の本体枠2の裏面側の側方に配設され、上方から下方に向けて遊技球Xを流下させる球流路に配設してある。
図1、図5に示すごとく、球流路切換機構1においては、球流路としての第1球流路3と第2球流路36とが遊技機の前後方向Dに並ぶ状態で形成してある。第1球流路3と第2球流路36とは、遊技機の左右方向Wにおいて一対の側壁111、112の間に形成してあり、一対の側壁111、112は、互いに略平行な所定の幅寸法に形成してある。
なお、図1、図2においては、着脱ケース11の外壁を2点鎖線によって概略的に示す。
図1、図2に示すごとく、本例の遊技機は、パチンコ遊技機であり、球流路切換機構1は、遊技球Xを賞球等として球皿へ払い出すための球供給流路3と、遊技機の外部へ遊技球Xを抜き出すための球抜き流路36とへ遊技球Xの流下を切り換えることができるものである。そして、本例の第1球流路3は、遊技機の前面側に設けた球皿へ遊技球Xを払い出す球払出機構10に向けて遊技球Xを流下させる球供給流路3として形成してあり、本例の第2球流路36は、遊技球Xを遊技機の外部へ抜き出すための球抜き流路36として形成してある。また、本例の可動流路部材41の第1位置401のことを球供給位置401といい、第2位置402のことを球抜き位置402という。
側方球供給部242には、隙間430を埋めるための隙間埋め部材43が配設してあり、隙間埋め部材43には、着脱ケース11内への遊技球Xの流下を案内する流下案内部431と、隙間430を受けるための左右両側の側部432と、2条の球流路の間に位置する仕切部433とが形成してある。隙間埋め部材43は、側方球供給部242の裏面側において前後方向Dに回動可能に配設してあり、本体枠2に取り付けられた着脱ケース11の上方への移動を規制する規制位置405と、この規制を解除する規制解除位置406とに回動可能である。
また、可動流路部材41は、球供給位置(第1位置)401と球抜き位置(第2位置)402との間を前後方向Dに回動する一方、切換部材42が左右方向Wに回動することにより、可動流路部材41が、球供給流路3の一部を形成する球供給位置401から球抜き流路36を形成する球抜き位置402へ不意に回動しないように保持することができる。
切換部材42は、前後方向Dにおいて球供給流路(第1球流路)3に対して球抜き流路(第2球流路)36を形成した側とは反対側に配設して、左右方向Wへ回動操作するよう構成してある。切換部材42は、その下端部に回動中心軸部421を有しており、上述したようにその上端部の前面壁が隙間埋め部材43の下端部の後面壁に重なるよう構成されている。
また、切換部材42は、遊技機の裏面側に(遊技機の裏面視においてその正面に)露出して配設されており、作業者が操作し易くなっている。
上記のように係合部422と被係合部411とを配置して係合させ、また、可動流路部材41が流路を切り換える際には可動流路部材41の全体が回動するように形成してある。そのため、流路切換の連結機構を一対の側壁111、112から突出させることなく、一対の側壁111、112の間の幅寸法内に収容して形成することができる。
図1に示すごとく、可動流路部材41の上端部には、先端が山形状に形成された球流下案内用の突部413が設けられている。この突部413により、図3、図4に示すごとく、可動流路部材41が球供給位置401及び球抜き位置402のいずれの位置にあるときでも、遊技球Xを流路形成部412に向けて適切に流下案内することができる。
球供給部24内の遊技球Xを球抜き流路36から遊技機の外部へ抜き出す際には、遊技機の管理者は、切換部材42を保持位置403から解除位置404へ回動させる。このとき、可動流路部材41の被係合部411に対する切換部材42の係合部422の当接状態が変化し、可動流路部材41は、その上流側にある球供給部24内の遊技球Xの球圧を受けて球抜き位置402へ回動し、球抜き流路36の一部を形成する。そして、球供給部24内の遊技球Xは、可動流路部材41を経由して球抜き流路36へ流下し、遊技機の外部に抜き出される。
球供給流路3は、左右方向Wに並んで2条形成してあり、可動流路部材41は、球供給位置401において2条の球供給流路3のそれぞれの一部を形成するよう構成してある。
また、図11に示すごとく、本例の球払出機構10は、左右方向Wの幅を小さくすることにより、本体枠2における開口領域201の左右方向Wの寸法を拡大することができる。これにより、本体枠2における遊技盤の裏面側の開口領域201を拡大することができる。よって、遊技領域内に配置する遊技部品の配置の自由度を向上させることが可能になり、また、大型の液晶表示部等を遊技領域内に配置することが可能となる。併せて、前後方向Dの幅を小さくすることにより、遊技機を設置する島設備(遊技ホール)側に柱等の構造物がある場合でも、この構造物との干渉を避けることができる。
球払出カム61は、その外周部612が案内流路5の案内上面51から突出すると共に、その球保持部611の底部が案内流路5の案内上面51よりも下方に位置する状態で着脱ケース11(後述する流路形成部材53)に対して回転可能に配設してある。
図2に示すごとく、本例の着脱ケース11においては、案内流路5を形成するための流路形成部材53が設けてあり、流路形成部材53は、2つの切欠溝52を形成したことによって、中央側に位置する中央縦壁部531と、この中央縦壁部531の両側に形成された側方縦壁部532とを有している。
図8に示すごとく、本例の駆動ギヤ71は、駆動源62の出力軸に直接設けてあり、駆動ギヤ71、中間ギヤ72及び従動ギヤ73は、着脱ケース11における左右方向Wの一方側の側部の近傍に配置してある。
また、図7、図8に示すごとく、着脱ケース11には、駆動ギヤ71に噛合して回転し、駆動源62の回転位置を検出するための回転検出用ギヤ74が回転可能に配設してある。また、回転検出用ギヤ74には、周方向の複数箇所にスリット又は穴が形成してあり、回転検出用ギヤ74の周囲には、回転検出用ギヤ74の両側に発光部と受光部とを配置したフォトインタラプタ等の回転位置検出用センサ82が設けてある。
図10に示すごとく、本例の球払出カム61の配設中心間隔B1は、2条の球供給流路3の配設中心間隔B2よりも小さくなっている。すなわち、本例の球払出カム61の配設中心間隔B1は、遊技球Xの1個分の大きさ(約11mm)よりも小さくなっており(本例では約8mm)、2つの球払出カム61は、左右方向Wの中心位置(中央仕切壁部33)を中心とする対称な位置に配置されている。
それ故、本例の遊技機の球流路切換機構1によれば、遊技機の本体枠2における開口領域201を広く維持して、本体枠2に取り付けられる遊技盤の遊技領域に配設される大型の画像表示装置等の遊技部品の配置の自由度を向上させつつ、球流路の切換機構を形成することができる。
そして、本例の球払出機構10は、球払出カム61に対する上流側位置と下流側位置とにおいて、2段階に遊技球Xの流下状態の収斂を行うよう構成してあり、球払出カム61を配置した案内流路5においては、遊技球Xの流下状態の収斂を行わない。
また、上記空間領域の利用、及び2条の球供給流路3を1条の球払出流路37に収斂したことによって生じた空間領域の利用により、駆動源62の回転力を従動ギヤ73に伝達させるための中間ギヤ72を配置することができる。そのため、中間ギヤ72を配置するための領域を別途着脱ケース11の外方に設ける必要がなくなる。
それ故、本例の遊技機の球払出機構10によれば、球払出機構10を2条隣接して構成された球供給流路3の左右方向Wの幅寸法の範囲内からあまり突出することなく構成することができ、球払出機構10を小型化することができる。
また、上述した球払出機構10は、パチンコ遊技機に限定されず、アレンジボール遊技機、遊技球Xを遊技媒体として用いるスロットマシン等、その他の遊技機にも適用することができる。
球抜き流路(第2球流路)36の奥側面を本体枠2の壁面で構成することにより、着脱ケース11の奥行き寸法を小さくすることができる。
また、切換部材42の回動軸付近に凸部を設け、着脱ケース11に凹部を設けることにより、切換部材42が保持位置403に位置しているときに、凸部と凹部とが係合するようにして切換部材42を固定することができる。また、これに併せて、切換部材42を保持位置403にしたことを確認するためのクリック感を持たせることができる。
また、可動流路部材41が球供給位置401にあるときに、可動流路部材41の下端部の側壁が当接するリブを、球供給流路(第1球流路)3の上端部に設け、可動流路部材41の過剰な回動を規制することができる。
また、回動の操作性を向上させるために、切換部材42の後面壁には、作業者の指がかかるような凹部を設けることができる。
また、着脱ケース11の上部に(詳しくは一対の側壁111、112から上方に突出するような形で)一対のリブを設け、この一対のリブを、着脱ケース11を本体枠2に取り付ける際(側方球供給部242の下端部に挿入させる際)のガイドとして用いることができる。
また、切換部材42と可動流路部材41とは、摺動性を考慮してPOM(ポリアセタール)で成形することができる。
また、可動流路部材41、切換部材42、隙間埋め部材43の移動は、回動移動に限定されず、スライド移動等、様々な移動機構を採用してもよい。
また、球流路切換機構1は、球抜き機構に限定されず、遊技機における様々な球流路の切換機構に用いることもできる。
また、球流路切換機構1は、着脱ケース11という形でユニットとして構成せず、本体枠2における球流路に一体的に形成することもできる。
また、球供給部24及び球供給流路3は、2条に形成するだけでなく、例えば1条又は3条に形成することもできる。
本例は、可動流路部材41における流路形成部412の形成状態が上記実施例1の場合と異なる例である。
具体的には、図12に示すごとく、本例の可動流路部材41は、上記側方球供給部242から遊技球Xの2条の流下状態が前後方向D及び左右方向Wに斜めに並ぶ状態で受け取り、左右方向Wに2条に並ぶ状態に変更しながら流下させるよう構成してある。本例の着脱ケース11の上端部には、前後方向D及び左右方向Wに斜めに並ぶ状態で遊技球Xの入口115が形成されている。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
10 球払出機構
11 着脱ケース
110 払出ケース部
111、112 側壁
2 本体枠
24 球供給部
241 上方球供給部
242 側方球供給部
3 球供給流路(第1球流路)
31 誘導壁部
36 球抜き流路(第2球流路)
37 球払出流路
371 収斂壁部
41 可動流路部材
411 被係合部
401 球供給位置(第1位置)
402 球抜き位置(第2位置)
42 切換部材
421 回動中心軸部
422 係合部
403 保持位置
404 解除位置
43 隙間埋め部材
430 隙間
431 流下案内部
405 規制位置
406 規制解除位置
5 案内流路
6 回転軸
61 球払出カム
611 球保持部
62 駆動源(モータ)
71 駆動ギヤ
72 中間ギヤ
73 従動ギヤ
X 遊技球
D 前後方向
W 左右方向
Claims (4)
- 遊技機の本体枠の側方に配設され、上方から下方に向けて遊技球を流下させる球流路に配設した遊技機の球流路切換機構において、
上記球流路としての第1球流路と第2球流路とが上記遊技機の前後方向に並ぶ状態で形成してあり、
上記第1球流路と上記第2球流路とは、上記遊技機の左右方向において一対の側壁の間に形成してあり、該一対の側壁は、互いに略平行な所定の幅寸法に形成してあり、
上記第1球流路と上記第2球流路とが分岐する部分には、該第1球流路の一部を形成する第1位置と、上記第2球流路の一部を形成する第2位置とに移動可能な可動流路部材が配設してあり、
該可動流路部材には、該可動流路部材を上記第1位置に保持するための保持位置と、該可動流路部材を上記第2位置へ移動可能な状態にするための解除位置とに操作可能な切換部材が係合しており、
該切換部材は、上記保持位置において、上記一対の側壁の間の幅寸法内に収まっていることを特徴とする遊技機の球流路切換機構。 - 請求項1において、上記可動流路部材は、上記切換部材が上記解除位置に位置したときに流下する遊技球の球圧を受けることにより、上記前後方向へ回動して上記第1位置から上記第2位置へ移動するよう構成してあり、
上記切換部材は、上記第1球流路に対して上記第2球流路を形成した側とは反対側に配設して上記左右方向へ回動操作するよう構成してあると共に、上記可動流路部材が上記第1位置及び上記第2位置のいずれの位置にあるときでも、当該可動流路部材に設けた被係合部に係合する係合部を有しており、
上記可動流路部材が遊技球の球圧を受けて上記第2位置にあるときに、上記切換部材を上記解除位置から上記保持位置の側へ回動操作することによって、上記係合部と上記被係合部とを係合させて上記可動流路部材を上記第2位置から上記第1位置へと回動させ、上記第2球流路への遊技球の流下を停止可能に構成してあることを特徴とする遊技機の球流路切換機構。 - 請求項1又は2において、上記一対の側壁は、上記遊技機の本体枠に対して着脱可能な着脱ケースに形成してあり、
上記可動流路部材は、上記着脱ケース内に収容してあり、
上記本体枠において、上記着脱ケースの上方には、上記球流路の一部を形成し、上記着脱ケース内へ遊技球を流下させるための球供給部が配設してあり、
上記着脱ケースを上記本体枠に対して下方へ移動させて該本体枠に取り付けたときには、当該着脱ケースの上端部と上記球供給部の下端部との間には、隙間が形成されるようになっており、
上記球供給部には、上記隙間を埋めるための隙間埋め部材が配設してあり、該隙間埋め部材には、上記着脱ケース内への遊技球の流下を案内する流下案内部が形成してあり、
上記隙間埋め部材は、上記本体枠に取り付けられた上記着脱ケースの上方への移動を規制する規制位置と、該規制を解除する規制解除位置とに移動可能に配設してあり、
上記切換部材は、上記保持位置にあるときには、上記規制位置にある上記隙間埋め部材に係合して、該隙間埋め部材の上記規制解除位置への移動を防止するよう構成してあることを特徴とする遊技機の球流路切換機構。 - 請求項3において、上記第1球流路は、球皿へ遊技球を払い出す球払出機構に向けて遊技球を流下させる球供給流路として形成してあり、上記第2球流路は、遊技球を遊技機の外部へ抜き出すための球抜き流路として形成してあり、
上記球払出機構は、遊技球を保持するための球保持部を形成してなる球払出カムを設けた回転軸と、該回転軸に設けた従動ギヤと、上記回転軸を回転駆動するための駆動源と、該駆動源の出力軸に設けた駆動ギヤと、該駆動ギヤの回転を上記従動ギヤへ伝達するための中間ギヤとを、上記着脱ケースの下方に一体的に形成した払出ケース部内に収容してなり、
上記球供給流路は、上記左右方向に並んで2条形成してあり、上記可動流路部材は、上記第1位置において2条の上記球供給流路のそれぞれの一部を形成するよう構成してあり、
上記払出ケース部には、上記球払出カムの下方において1条の球払出流路が形成してあり、該球払出流路の上流側部分には、上記球払出カムによって払い出された遊技球を、1条の流下状態に収斂するための収斂壁部が設けてあり、
上記球払出流路は、上記収斂壁部により1条の流下状態に収斂され、上記払出ケース部における上記左右方向の一方の側壁側に偏った状態で上記払出ケース部における上記前後方向の後壁側に形成してあり、上記駆動源は、上記球払出流路によって上記左右方向の他方の側壁側に形成されたスペースに配置してあり、
上記球抜き流路は、上記払出ケース部における上記前後方向の前壁側に形成してあることを特徴とする遊技機の球流路切換機構。
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