JP4565188B2 - 遊技機の球払出装置及びその着脱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシーン等の遊技機に関し、遊技機に着脱可能に配設され、所定個数の遊技球を払い出すことができる球払出装置に関する。
例えば、パチンコ遊技機においては、外枠の前面側に遊技領域を形成する遊技盤を備えた本体枠を配設して構成されている。また、パチンコ遊技機には、遊技球を収納する球タンクが配設されており、この球タンクの下方には、所定数の遊技球を球皿に払い出す払出機能を有する球払出装置が配設されている。払出機能を有する球払出装置としては、例えば特許文献1に示すものがある。
また、上記球払出装置には、パチンコ遊技機への着脱が可能に構成されたものがある。このような球払出装置は、メンテナンスや故障による取替え等でパチンコ遊技機から取り外す必要が生じたとき、通常、球タンク内の遊技球(球払出装置よりも上流側の遊技球)を外部に抜き出す球抜き作業を行った後、パチンコ遊技機から球払出装置を取り外す。
ところが、遊技球の球抜きを行う動作とパチンコ遊技機から球払出装置を取り外す動作とは別動作であるため、球抜きをせず、球タンク内に遊技球が貯留されたままの状態で、パチンコ遊技機から球払出装置を取り外してしまうことがあった。これにより、球払出装置の取り外し時に、球タンク内に貯留されている遊技球がこぼれ出るといったトラブルが発生していた。
特開平10−155999号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、遊技機からの取り外し動作に連動して、必ず遊技球の球抜きが行われるよう構成されている遊技機の球払出装置及びその着脱構造を提供しようとするものである。
本発明は、遊技機に着脱可能に配設され、遊技球の払い出しを行う払出機能を有する球払出装置の着脱構造において、
該球払出装置の遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を備え、
該ロック部を上記球払出装置の遊技機への上記取り付け状態を維持するロック位置から上記取り付け状態が解除されてロック解除状態となるロック解除位置に移動させることに連動して、遊技機内における上記球払出装置内又はその上流側に貯留されている遊技球を遊技機の外部へと抜き出す球抜き動作を開始させるよう構成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置の着脱構造にある(請求項1)。
本発明の球払出装置の着脱構造は、該球払出装置の遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を備えている。そして、該ロック部をロック解除状態にすることに連動して、遊技球の球抜き動作を開始させるよう構成されている。
即ち、上記球払出装置の着脱構造は、上記球払出装置を遊技機から取り外す動作である上記ロック部のロックを解除するという動作に連動して、遊技球の球抜き動作が開始される。そして、遊技機内に貯留されている遊技球の球抜きが行われる。
そのため、上記のような着脱構造を有する球払出装置を遊技機から取り外そうとすれば、その動作に連動して必ず球抜きが行われる。それ故、球抜きをせず、遊技機内に遊技球が貯留されたままの状態で、上記球払出装置を取り外すことを防止することができる。これにより、例えば、上記球払出装置の取り外し時に、上記球払出装置内又はその上流側に貯留されている遊技球がこぼれ出ることを防ぐことができる。
よって、本発明によれば、球払出装置を遊技機から取り外す動作に連動して、必ず遊技球の球抜きが行われるよう構成されている遊技機の球払出装置の着脱構造を提供することができる。
第2の発明は、遊技機に着脱可能に配設され、遊技球の払い出しを行う払出機能を有する球払出装置において、
該球払出装置は、遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を有しており、
該ロック部を上記球払出装置の遊技機への上記取り付け状態を維持するロック位置から上記取り付け状態が解除されてロック解除状態となるロック解除位置に移動させることに連動して、遊技機内における上記球払出装置内又はその上流側に貯留されている遊技球を遊技機の外部へと抜き出す球抜き動作を開始させるよう構成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置にある(請求項4)。
本発明の遊技機の球払出装置は、遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を有している。そして、該ロック部をロック解除状態にすることに連動して、遊技球の球抜き動作を開始させるよう構成されている。
そのため、上記第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
よって、本発明によれば、遊技機からの取り外し動作に連動して、必ず遊技球の球抜きが行われるよう構成されている遊技機の球払出装置を提供することができる。
上記第1の発明においては、上記球払出装置内又はその上流側には、該球払出装置から払い出す遊技球を流下させる払出通路と、該払出通路から分岐して球抜きを行うための球抜き通路と、上記払出通路と上記球抜き通路との間の開通状態と遮断状態とを切り替える開閉弁とが設けられており、該開閉弁は、上記球払出装置に設けられた上記ロック部を上記ロック解除状態にすることにより上記開通状態への動作を可能とするよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記ロック部のロックを解除するという動作に連動して、上記開閉弁の上記開通状態への移動が実現される。これにより、簡易的な構成により、遊技球を上記球抜き通路へと導いて、円滑に球抜きを行うことができる。
なお、上記開閉弁の移動は、上記ロック部の移動に連動するリンク機構等を介して行ってもよいし、上記ロック部の移動に伴って上記開閉弁の移動を自由にし、遊技球の重さを駆動源として上記開閉弁を移動させてもよい。
また、上記球払出装置は、遊技機への取り付け時には上記球払出装置を遊技機へ近接させる第1方向に移動させた後、上記第1方向と異なる第2方向に移動させて取り付け、遊技機からの取り外し時には上記第2方向の逆方向、上記第1方向の逆方向の順に移動させて取り外すよう構成されており、上記球払出装置の上記取り付け状態において、上記ロック部は上記球払出装置の上記第2方向の逆方向への移動を規制することが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記球払出装置は、上記ロック部のロックを解除する動作に加えて、複数の移動動作を行うことにより、遊技機から取り外すことができる構成である。そのため、遊技機から容易に離脱することを防止することができる。これにより、遊技機への取り付け状態を充分、かつ確実に維持させておくことができる。
また、上記球払出装置は、上記のような構成であるため、上記ロック部のロックを解除する動作のみを行うことによって、遊技機から上記球払出装置を取り外さず、遊技球の球抜き動作のみを行うことが可能である。
本発明の実施例にかかる遊技機の球払出装置について、図1〜図10を用いて説明する。
本例の球払出装置1の着脱構造は、図1に示すごとく、遊技機としてのパチンコ遊技機6に用いるものである。
球払出装置1は、図4、図7に示すごとく、パチンコ遊技機6への取り付け状態を維持させておくロック部5を有している。そして、ロック部5をロック解除状態にすることに連動して、パチンコ遊技機6内に貯留されている遊技球8の球抜き動作を開始させるよう構成されている。
以下、これを詳説する。
本例の球払出装置1は、図1に示すごとく、遊技機としてのパチンコ遊技機6に配設されるものである。なお、図1は、パチンコ遊技機6を裏側から見たものである。
パチンコ遊技機6は、同図に示すごとく、パチンコ遊技機6における外枠60と、外枠60の前面側に配設した本体枠61と、本体枠61の前面側に開閉可能に配設したガラス扉(図示略)とを有している。本体枠61は、遊技領域を形成する遊技盤(図示略)を配設してなり、上記ガラス扉は、プラスチック製の枠部の内側にガラス板を配設してなる。
また、同図に示すごとく、本体枠61の前面側には、球払出装置1から払い出された遊技球8を貯留し、これを上記遊技盤の遊技領域に向けて発射させるための発射装置(図示略)へと供給することができる球皿63が配設されている。
また、本体枠61の裏面側の上部には、多数の遊技球8を貯留することができる球タンク71が配設されている。球タンク71の下方には、この球タンク71から流下した遊技球を1列ずつ整列して流下させるためのタンクレール72が接続されており、このタンクレール72の下方には、球払出装置1が接続されている。
また、同図に示すごとく、本体枠61の裏面側には、球払出装置1の取り付けを固定するための取付固定突起部64が設けられている。
また、本体枠61の裏面側には、球払出装置1から払い出された遊技球8を球皿63に向けて排出させるための球排出通路73と、後述する球払出装置1内に設けられた球抜き通路22(図2)に接続され、遊技球8をパチンコ遊技機6の外部へ導くための球抜き接続路74とが形成されている。
また、同図に示すごとく、タンクレール72の下流側には、球出口部721が設けられており、この球出口部721は、球払出装置1の球入口部211、つまり、後述する球払出装置1内における払出通路21(図2)の上流側に接続される。
ここで、払出通路21は、球払出装置1内の通路に限定されず、タンクレール72、及びタンクレール72の球出口部721と球払出装置1の球入口部211とを連通させる球供給通路が存在する場合は、その通路も払出通路21として定義される。
次に、球払出装置1について詳細に説明する。
球払出装置1は、図2、図4、図7に示すごとく、ケース部2を有している。ケース部2は、球払出装置1に供給された遊技球8をパチンコ遊技機6における球皿63へと導くための払出通路21と、払出通路21の途中に形成された開口部20を介して払出通路21と連通しており、払出通路21を流下する遊技球8をパチンコ遊技機6の外部へと導くための球抜き通路22とを形成してなる。また、ケース部2には、本体枠61に設けられた係合突起部619(図7)に係合させるための係合凹部29が設けられている。
また、同図に示すごとく、球払出装置1は、払出通路21内における遊技球8を所定個数ずつ流下させるための払出機構3と、開口部20に隣接して設けられ、払出通路21と球抜き通路22との間の開通状態と遮断状態とを切り替えられる開閉弁4と、パチンコ遊技機6への取り付け状態を維持させておくロック部5とを有している。なお、払出機構3、開閉弁4、及びロック部5は、ケース部2に一体的に設けられている。
図2、図4に示すごとく、開閉弁4は、遊技球8の流下を案内する流下案内部41と、回動の支点となる開閉弁回動支点部42と、開閉弁4から突出して形成されたストッパー係合部43とを有している。また、開閉弁4は、払出通路21の一部を形成して遊技球8の払い出しを行う払出位置401(図4)と、球抜き通路22の一部を形成して遊技球8の球抜きを行う球抜き位置402(図5)との間を回動可能に構成されている。これにより、払出通路21と球抜き通路22との間の開通状態と遮断状態とを切り替えることができる。
図4、図7に示すごとく、ロック部5は、球払出装置1をパチンコ遊技機6に対して着脱する動作を行うためのレバー51と、レバー51の回動の支点となるレバー回動支点部52とを有している。レバー51は、パチンコ遊技機6に対する球払出装置1の取り付け状態を維持するロック位置511(図7)と、取り付け状態を解除するロック解除位置512(図8)との間を回動可能に構成されている。これにより、球払出装置1のパチンコ遊技機6に対するロック状態とロック解除状態とを切り替えることができる。
図7に示すごとく、レバー51には、バネ部材54が一体的に設けられている。このバネ部材54は、壁部541に当接されており、レバー51を後述のC2方向に付勢している。そして、通常時、レバー51は、バネ部材54の付勢力によってロック位置511にある。レバー51をロック位置511からロック解除位置512の方向に回動させるためには、バネ部材54の付勢力に抗して力を加えることが必要となる。また、加えた力を取り除けば、レバー51は、バネ部材54の付勢力によりロック位置511に回動復帰するように構成されている。
また、図2、図4に示すごとく、レバー51には、開閉弁4の回動を阻止及び許可するためのストッパー部53がレバー51から突出して形成されている。ストッパー部53は、ケース部2に設けられた貫通穴28を貫通する位置に形成されている。また、ストッパー部53は、レバー51に一体的に形成されているため、レバー51の回動に合わせて移動することができる。つまり、開閉弁4の回動を阻止する回動阻止位置531(このとき、レバー51はロック位置511)(図4)と、開閉弁4の回動を許可する回動許可位置532(このとき、レバー51はロック解除位置512)(図5)との間を貫通穴28の形状に沿って回動することができる。
また、図4、図5に示すごとく、開閉弁4は、アクチュエータ等の動力源を用いることなく回動させて使用する。即ち、開閉弁4は、レバー51をロック位置511からロック解除位置512に回動させ、これに伴ってストッパー部53が回動阻止位置531から回動許可位置532に回動したときに、払出通路21内における遊技球8の球圧を受けて、払出位置401から球抜き位置402へと回動するように構成されている。また、開閉弁4は、これに衝突して流下する遊技球8がなくなった状態で、レバー51がロック解除位置512に位置していた場合、開閉弁4の自重により球抜き位置402から払出位置401へと回動復帰するように構成されている。
図2、図3に示すごとく、払出機構3は、払出通路21内における遊技球8を1球ずつ払い出して流下させるための回転板31と、この回転板31を所定の回転数で回転させるためのステッピングモータ32と、回転板31から払い出した遊技球8の数をカウントする払出検出スイッチ33とを有している。
また、同図に示すごとく、球払出装置1におけるケース2には、払出通路21が2列で形成されている。また、タンクレール72には、遊技球8を流下させる流下通路(図示略)を複数(本例では2つ)有している。各払出通路21は、流下通路における球出口部721に接続されている。また、2条の払出通路21は、回転板31の下流側に設けられた収斂通路210によって1条に収斂されており、球排出通路73は、払出通路21における収斂通路210の下流側に接続されている。
また、同図に示すごとく、回転板31は、2条の払出通路21にそれぞれ配置されている。また、ステッピングモータ32は、制御装置によって制御可能であり、この制御装置から出力される出力パルス数に応じて回転板31を所定の回転数で回転させることができる。そして、払出通路21を流下してくる遊技球8は、回転板31により1球ずつに区切って払い出される。回転板31によって払い出された遊技球8は、収斂通路210によって1列状態に収斂され、1つの払出検出スイッチ33によってカウントされる。
次に、球払出装置1をパチンコ遊技機6に取り付ける動作について説明する。
この動作を説明するために図7〜図10を用いる。各図には、球払出装置1内に遊技球8が図示されているが、この動作を行うとき、球払出装置1内は、遊技球8が入っていない状態、又は開口部20よりも上流側に遊技球8がない状態である。
球払出装置1をパチンコ遊技機6に取り付ける際には、図10に示すごとく、球払出装置1をパチンコ遊技機6の本体枠61裏面側へ近接させる第1方向、即ち、図中のA1方向に移動させる。
次に、図9に示すごとく、球払出装置1を本体枠61に当接させる。このとき、ロック部5のレバー51は、取付固定突起部64に接触して係合し、図中のC1方向に回動する。そして、その状態で球払出装置1を本体枠61の下方側、即ち、上記第1方向と異なる第2方向である図中のB1方向に移動させ、球払出装置1の係合凹部29と本体枠61に設けられた係合突起部619とを係合させる。
このとき、図8に示すごとく、レバー51は、取付固定突起部64との係合状態が解除される。そして、図7に示すごとく、レバー51は、上述したバネ部材54の付勢力によって自動的に図中のC2方向に回動し、ロック位置511に戻る。これにより、レバー51を、取付固定突起部64の下方に位置させた状態となる。
以上により、球払出装置1の取り付けを完了する。
なお、球払出装置1は、本体枠61に当接させた後、レバー51を完全にロック解除位置512へ回動させた状態を保持したままB1方向に移動させてもよい。この場合には、球払出装置1を、係合凹部29が係合突起部619に係合する位置までB1方向に移動させた後、レバー51をロック解除位置512での保持状態を解いてロック位置511に戻せばよい。これにより、球払出装置1の取り付けが完了する。
図7に示すごとく、球払出装置1の取り付け状態において、レバー51は取付固定突起部64の下方に位置している。また、係合凹部29と係合突起部619とは係合している。このように、球払出装置1は、レバー51の上面と取付固定突起部64の下面とが対面していることにより、第1方向であるB1方向の逆方向(後述のB2方向)への移動が規制される。また、係合凹部29と係合突起部619とが係合することにより、A1方向、A1方向の逆方向(後述のA2方向)、B1方向への移動、また、詳説に図示はしないが、パチンコ遊技機6に対する左右方向の移動が規制される。
また、詳説に図示しないが、払出通路21の上流側、つまり、球払出装置1の球入口部211は、タンクレール72の下流側に設けられた球出口部721と接続されている。また、払出通路21の下流側は、球排出通路73と接続されており、球抜き通路22の下流側は、球抜き接続路74と接続されている。
次に、球払出装置1を動作させる方法について説明する。
遊技者がパチンコ遊技を行う状態(通常状態)において、図4、図7に示すごとく、レバー51及びストッパー部53は、それぞれロック位置511及び回動阻止位置531にある。また、ストッパー部53は、開閉弁4のストッパー係合部43と係合した状態となっており、開閉弁4は払出位置401に維持されている。そして、開閉弁4の流下案内部41は、払出通路21の一部を形成し、払出通路21と球抜き通路22との間は遮断状態となっている。
また、球タンク71内には、遊技球8が貯留されていると共に、この球タンク71から遊技球8がタンクレール72内及び払出通路21内まで流下して充填されている。
そして、遊技者がパチンコ遊技を行い、遊技領域に配置された役物等に遊技球8が入賞すると、払出機構3は、回転板31をステッピングモータ32によって回転させ、賞球としての遊技球8を、払出検出スイッチ33によって払出数をカウントしながら1球ずつ球皿63へと払い出す。
この遊技球8の払い出しのとき、開閉弁4の流下案内部41に遊技球8による球圧が加わっても、ストッパー係合部43がストッパー部53と係合していることにより開閉弁4の回動が阻止される。そして、開閉弁4は、払出位置401に維持されたままとなる。
次に、球払出装置1をパチンコ遊技機6から取り外す動作について説明する。
球払出装置1のメンテナンスや故障による取替え等で、球払出装置1をパチンコ遊技機6から取り外す必要が生じたときには、図5、図8に示すごとく、球払出装置1の取り付け状態を維持させているロック部5のレバー51をC1方向に回動させる。そして、レバー51をロック位置511からロック解除位置512にする。これに伴い、ストッパー部53は、回動阻止位置531から回動許可位置532に回動する。これにより、ストッパー係合部43とストッパー部53との係合が外れ、開閉弁4は回動が可能な状態となる。
このとき、同図に示すごとく、開閉弁4の流下案内部41は、払出通路21内に存在する遊技球8の自重による球圧を受けている。そのため、回動が可能となっている開閉弁4は、この球圧により払出位置401から球抜き位置402へと回動する。そして、この回動が行われると同時に、開閉弁4の流下案内部41は、球抜き通路22の一部を形成し、払出通路21と球抜き通路22との間は開通状態となる。そして、球タンク71内やタンクレール72内等、開閉弁4よりも上流側に貯留されている遊技球8を球抜き通路22へと導き、球抜き接続路74を介してパチンコ遊技機6の外部へと抜き出すことができる。
そして、図6に示すごとく、レバー51を離すと、バネ部材54の付勢力によってレバー51がC2方向に回動し、ロック解除位置512からロック位置511に戻る。そして、ストッパー係合部43は、レバー51の移動と共に回動阻止位置531に戻ったストッパー部53と係合し、開閉弁4が払出位置401に回動復帰することを阻止する。そのため、開閉弁4は、球抜き位置402に維持されたままとなる。つまり、遊技球8の球抜きが開始されてからレバー51がロック位置511に戻っても、継続して球抜きが行われる。そして、球払出装置1は、球抜きが行われている間もロック部5によってロックされ、パチンコ遊技機6への取り付け状態を充分に維持している。
なお、レバー51をロック解除位置512にした状態のままで、球抜きを行ってもかまわない。
図9に示すごとく、遊技球8の球抜きが終了した後、レバー51をC1方向に回動させてロック解除位置512にする。そして、レバー51をロック解除位置512に維持した状態のまま、球払出装置1を本体枠61の上方側、即ち、上記第2方向の逆方向である図中のB2方向に移動させる。そして、係合凹部29と係合突起部619との係合を解除する。
なお、レバー51をロック解除位置512にした状態で球抜きを行った場合、球抜き終了後、その状態のままで球払出装置1をB2方向に移動させればよい。
最後に、図10に示すごとく、球払出装置1をパチンコ遊技機6の本体枠61裏面側から遠ざける方向、即ち、上記第1方向の逆方向である図中のA2方向に移動させる。
以上により、球払出装置1の取り外しを完了する。
本例の球払出装置1における作用効果について説明する。
本例の球払出装置1は、パチンコ遊技機6への取り付け状態を維持させておくロック部5を有している。そして、ロック部5をロック解除状態にすることに連動して、パチンコ遊技機6内に貯留されている遊技球8の球抜き動作を開始させるよう構成されている。
即ち、球払出装置1は、パチンコ遊技機6からの取り外し動作であるロック部5のレバー51をロック位置511からロック解除位置512に回動させるという動作に連動して、遊技球8の球抜きが開始される。そして、球タンク71内、タンクレール72内等、開口部20よりも上流側に貯留されている遊技球8を外部へ抜き出すことができる。
そのため、上記構成の球払出装置1をパチンコ遊技機6から取り外そうとすれば、その動作に連動して必ず球抜きが行われる。それ故、球抜きをせず、パチンコ遊技機6内に遊技球8が貯留されたままの状態で、球払出装置1を取り外すことを防止することができる。これにより、球払出装置1を取り外した時に、球タンク71内及びタンクレール72内に貯留されている遊技球8が球出口部721からこぼれ出るというトラブルを防ぐことができる。
また、本例では、球払出装置1内には、遊技球8を払い出すための払出通路21と、払出通路21から分岐して球抜きを行うための球抜き通路22と、払出通路21から球抜き通路22への開通状態と遮断状態とを切り替える開閉弁4とが設けられている。そして、開閉弁4は、ロック部5をロック解除状態にすることにより開通状態への動作を可能とするよう構成されている。
即ち、レバー51をロック位置511からロック解除位置512に回動させる動作に連動して、開閉弁4は回動が可能な状態となる。そして、開閉弁4は、球抜き位置402に回動し、払出通路21と球抜き通路22との間の開通状態が実現される。これにより、簡易的な構成により、遊技球8を球抜き通路22へと導いて、円滑に球抜きを行うことができる。
また、球払出装置1の内部に球抜き機構が設けられているため、球払出装置1よりも上流側にある遊技球8を確実に抜き出すことができる。そのため、球払出装置1を取り外した時に、球払出装置1の上流側から遊技球8がこぼれ出ることを確実に防止することができる。
また、球払出装置1は、パチンコ遊技機6への取り付け時には球払出装置1をパチンコ遊技機6へ近接させる第1方向(A1方向)に移動させた後、第1方向と異なる第2方向(B1方向)に移動させて取り付け、パチンコ遊技機6からの取り外し時には第2方向の逆方向(B2方向)、第1方向の逆方向(A2方向)の順に移動させて取り外すよう構成されており、球払出装置1の取り付け状態において、ロック部5は球払出装置1の第2方向の逆方向(B2方向)への移動を規制する。
即ち、球払出装置1は、ロック部5の動作に加えて、複数の移動動作を行うことにより、パチンコ遊技機6に対して着脱することができる構成である。そのため、パチンコ遊技機6から容易に離脱することを防止することができる。これにより、パチンコ遊技機6への取り付け状態を充分、かつ確実に維持させておくことができる。
また、ロック部5のロックを解除する動作、つまり、レバー51をロック解除位置512に位置させる動作だけでは、パチンコ遊技機6から球払出装置1を取り外すことはできないため、球抜きの最中に不意に球払出装置1が取り外されてしまうことを防止することができる。また、球払出装置1は、上記のような構成であるため、パチンコ遊技機6から球払出装置1を取り外さず、遊技球8の球抜き動作のみを行うことが可能である。
また、球払出装置1は、簡易的な構成でパチンコ遊技機6に対する着脱を実現することができる。そのため、パチンコ遊技機6への取り付け、パチンコ遊技機6からの取り外し動作を片手で簡易的に行うことができる。
また、球払出装置1は、パチンコ遊技機6の裏面側の右側側部に縦長に配設されている。そして、通常、タンクレール72の球出口721と球払出装置1の球入口部211とを連結するために別途配設される球供給通路が球払出装置1内に一体的に設けられている。そのため、球払出装置1の組み付けが容易になると共に、パチンコ遊技機6の製造におけるコストダウンを実現することができる。
また、払出検出スイッチ33は、収斂通路210の下方、かつ回転板31に近接する位置に配設されている。これにより、球払出装置1の下寸法を小さくすることができる。それ故、払出検出スイッチ33は、回転板31から払い出された遊技球8を、小さなタイムラグで迅速に検出することができる。
このように、本例によれば、遊技機からの取り外し動作に連動して、必ず遊技球の球抜きが行われるよう構成されている遊技機の球払出装置を提供することができる。
なお、本例では、ロック部5は、球払出装置1に一体的に設けられているが、球払出装置1と別体で構成してもよい。例えば、球払出装置1の上流側に配設されているタンクレール72、球供給通路等に配設することができる。
また、同様に、開閉弁4は、球払出装置1内に設けられているが、球払出装置1とは別の場所に設けてもよい。例えば、球払出装置1の上流側に配設されているタンクレール72、球供給通路等に配設することができる。この場合には、球抜き通路22も、球払出装置1とは別の場所に設けることができる。
また、開閉弁4の開閉動作は、ロック部5の操作に伴って開閉弁4の移動を自由にし、遊技球8の重さを駆動源として行うが、この動作をソレノイド等によって電気的に行ってもよい。
また、遊技球8の球抜き動作も、例えば、ロック部5の操作に伴って回転板31が回転して球抜きが行われる制御等を用いて電気的に行ってもよい。
また、遊技球8は、パチンコ遊技機6の外部へと抜き出されるが、球皿63に抜き出してもよい。
実施例における、パチンコ遊技機の裏面側の構造を示す説明図。 実施例における、球払出装置の内部構造を示す説明図。 実施例における、球払出装置における払出通路をパチンコ遊技機の前後方向から見た状態を示す説明図。 実施例における、ストッパー部が回動阻止位置にあり、開閉弁が払出位置にある状態を示す球払出装置の部分拡大図。 実施例における、ストッパー部が回動許可位置にあり、開閉弁が球抜き位置にある状態を示す球払出装置の部分拡大図。 実施例における、ストッパー部が回動阻止位置にあり、開閉弁が球抜き位置にある状態を示す球払出装置の部分拡大図。 実施例における、球払出装置をパチンコ遊技機に取り付けている状態を示す説明図。 実施例における、球払出装置をパチンコ遊技機に着脱する状態を示す説明図。 実施例における、球払出装置をB1方向及びB2方向に移動させている状態を示す説明図。 実施例における、球払出装置をA1方向及びA2方向に移動させている状態を示す説明図。
符号の説明
1 球払出装置
21 払出通路
22 球抜き通路
4 開閉弁
5 ロック部
6 パチンコ遊技機
8 遊技球

Claims (4)

  1. 遊技機に着脱可能に配設され、遊技球の払い出しを行う払出機能を有する球払出装置の着脱構造において、
    該球払出装置の遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を備え、
    該ロック部を上記球払出装置の遊技機への上記取り付け状態を維持するロック位置から上記取り付け状態が解除されてロック解除状態となるロック解除位置に移動させることに連動して、遊技機内における上記球払出装置内又はその上流側に貯留されている遊技球を遊技機の外部へと抜き出す球抜き動作を開始させるよう構成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置の着脱構造。
  2. 請求項1において、上記球払出装置内又はその上流側には、該球払出装置から払い出す遊技球を流下させる払出通路と、該払出通路から分岐して球抜きを行うための球抜き通路と、上記払出通路と上記球抜き通路との間の開通状態と遮断状態とを切り替える開閉弁とが設けられており、該開閉弁は、上記球払出装置に設けられた上記ロック部を上記ロック解除状態にすることにより上記開通状態への動作を可能とするよう構成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置の着脱構造。
  3. 請求項1又は2において、上記球払出装置は、遊技機への取り付け時には上記球払出装置を遊技機へ近接させる第1方向に移動させた後、上記第1方向と異なる第2方向に移動させて取り付け、遊技機からの取り外し時には上記第2方向の逆方向、上記第1方向の逆方向の順に移動させて取り外すよう構成されており、上記球払出装置の上記取り付け状態において、上記ロック部は上記球払出装置の上記第2方向の逆方向への移動を規制することを特徴とする遊技機の球払出装置の着脱構造。
  4. 遊技機に着脱可能に配設され、遊技球の払い出しを行う払出機能を有する球払出装置において、
    該球払出装置は、遊技機への取り付け状態を維持させておくロック部を有しており、
    該ロック部を上記球払出装置の遊技機への上記取り付け状態を維持するロック位置から上記取り付け状態が解除されてロック解除状態となるロック解除位置に移動させることに連動して、遊技機内における上記球払出装置内又はその上流側に貯留されている遊技球を遊技機の外部へと抜き出す球抜き動作を開始させるよう構成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置。
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