JP5189265B2 - 賞球装置及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球が払い出される払出通路に対して着脱可能とされ、払出通路を通って流下された遊技球を払い出し又は停止させる払出装置を備えた賞球装置及び遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機では、払出通路を流下した貸し球や賞球等の遊技球を払い出し、又は払い出しを停止させる払出装置を備えた賞球装置が使用されている。
ここで、払出装置の一例として、遊技球が流下する複数の供給通路の下端部に配置された回転体の回転により遊技球を1個ずつ排出通路へ排出する払出装置がある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−135356号公報
しかしながら、特許文献1の払出装置は、メンテナンスのために遊技機から取り外し、又は、メンテナンス後に遊技機に取り付ける場合に、供給通路の内部に遊技球を留めておくためのストッパー部材と、払出装置を取り付けるための取付部材が別々に必要となり、遊技機としての部品点数の削減が困難であった。
本発明は上記事実を考慮して、部品点数を削減できる賞球装置及び遊技機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る賞球装置は、遊技球が貯留された貯留部から該遊技球を流下させる払出通路と、前記払出通路の出口に着脱可能に設けられ、該払出通路から落下した前記遊技球を払い出し又は払い出しを停止させる払出装置と、前記出口からの前記遊技球の流下を可能とする凹部と、前記出口に前記遊技球を停留させる凸部とを有し、前記出口への前記遊技球の流下方向と交差する方向へ移動可能に設けられ、一方向に移動して前記払出通路を開放して前記遊技球を流下させるとともに前記払出装置をロックし、他方向に移動して前記出口からの前記遊技球の流下を阻止するとともに前記払出装置のロックを解除する移動部材と、を備え、前記移動部材の前記凸部が突出している方向の前記払出通路の通路壁は、前記移動部材が取り付けられた前記払出通路の通路壁より短いことを特徴としている。
上記構成によれば、移動部材が、一方向に移動して払出通路を開放するとともに払出装置をロックし、他方向に移動して前記払出通路を閉止するとともに払出装置のロックを解除するので、払出通路の開閉を行う部材と、払出装置のロック又はロック解除を行う部材とを別々に設ける必要がなくなり、賞球装置の部品点数を削減できる。また、移動部材を移動させ、払出通路上に凹部が位置したときは遊技球が流下し、凸部が位置したときは凸部によって遊技球が停留されるので、簡易な構成で遊技球の流下又は停留を行える。さらに、移動部材を移動させて払出装置のロックを解除するときに、移動部材の凸部が突出している方向の払出通路の通路壁が、移動部材が取り付けられた払出通路の通路壁より短いため、払出通路の下端に溜まっている遊技球の移動可能範囲が広がるので、遊技球による移動部材への負荷が低減され、移動部材の移動が容易となる。
本発明の請求項2に係る賞球装置は、前記移動部材が溝部を有し、前記払出装置が前記溝部と係合可能な突部を有して、前記移動部材を前記一方向へ移動させ、前記溝部と前記突部とを係合させることにより前記払出装置をロックすることを特徴としている。
上記構成によれば、移動部材の溝部と払出装置の突部との係合によって払出装置がロックされるので、簡易な構成で払出装置をロックできる。
本発明の請求項に係る遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の賞球装置を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、賞球装置の部品点数を削減できるので、遊技機全体での部品点数を削減でき、低コストとなる。
また、簡易な構成により払出装置を着脱できるので、遊技機のメンテナンスが容易となる。
本発明は、上記構成としたので、賞球装置の部品点数を削減できる。
以下、本発明の実施形態に係る賞球装置及び遊技機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2には、パチンコ機10が示されている。
図1及び図2に示すように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。
外枠12の前面には、合成樹脂で矩形額縁状に形成された内枠14が配置されており、内枠14の下側となる外枠12の前面下端部には、パチンコ機10の前面下端部を構成する合成樹脂製の下飾り16が取り付けられている。
内枠14は、外枠12の左上角部と下飾り16の左上角部とに設けられた一対のヒンジ部18、20に、左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。
内枠14の前面上部には、パチンコ機10の前面上部を構成するガラス枠22が配置されている。ガラス枠22は、縦長略楕円形の窓部24にガラス板26が装着されるとともに、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。
ガラス枠22の裏面側となる内枠14の前面上部には、矩形状の開口部15が形成されている。この内枠14の開口部15には、遊技盤Gが着脱(交換)可能にセットされている。
遊技盤Gは、内枠14に対して閉塞されたガラス枠22によって覆われている。また、遊技盤Gの盤面上に設けられた遊技領域PAが、パチンコ機10の正面側から窓部24のガラス板26を通して視認可能とされている。
ガラス枠22の前面で左右の両側端部には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出を行う複数のランプ28が配設されている。また、ガラス枠22の左上と右上の各角部近傍に、遊技の進行に応じて効果音をステレオ出力する中高音用のスピーカ30L、30Rが内蔵されている。
一方、内枠14の前面下部には、パチンコ機10の前面下部を構成する皿ユニット40が配置されている。
皿ユニット40は、皿ユニット40の本体部を構成するベース41の左側端部が、内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。
ベース41の前面上部には、パチンコ球を遊技盤Gへ向けて発射するために貯留して発射装置60へ供給する上皿42が突設されている。また、ベース41の前面下部における上皿42の左下には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球を貯留するための下皿44が突設されている。
上皿42は、底面が正面視にて右側から左側へ向けて下り傾斜している。上皿42の底面の傾斜方向下流側には、上皿42内に貯留されたパチンコ球を1列に整列して、ベース41の裏面に取り付けられた球送り装置45へ誘導する整列通路46が設けられている。
ベース41によって構成された上皿42の奥壁面における右側端部には、内枠14の裏面に設けられた払出装置62(図3参照)から払い出された貸し球や賞球が排出される球排出口48が形成されている。
下皿44の奥壁面における右側端部には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球が排出される球排出口49が形成されている。
ベース41の前面右下部には、発射装置60と電気的に接続されて打球の発射力(飛距離)を調整する発射ハンドル54が取り付けられている。また、ベース41の前面左下部には、下皿44に隣接して灰皿56が設けられている。さらに、ベース41の前面略中央は矩形箱状に膨出しており、内部には、遊技の進行に応じて効果音を出力する重低音用のスピーカ(サブウーハ)58が設けられている。
図2に示すように、ベース41の裏面における略中央部には、上皿42に貯留しきれないパチンコ球を下皿44へ流下させる球通路70が設けられている。
球通路70は、上端部に通路入口72が形成され、下端部に形成された通路出口は、球排出口49と連通している。球通路70よりも回転支軸に近い側には、球送り装置45が取り付けられている。
一方、皿ユニット40の後側には、遊技盤Gの左下に発射装置60が配置され、遊技盤Gの略中央下方から右下に掛けては、貯球タンク74が内枠14に着脱可能に取り付けられている。
貯球タンク74は、上面が開口した箱型とされ、タンク底面が正面視にて左側から右側へ向けて下り傾斜している。
貯球タンク74の底面の傾斜方向下流側となる右側の前面には、上皿42の球排出口48と連通したタンク出口76が形成されている。また、貯球タンク74の前面左側端部には、貯球タンク74内のパチンコ球貯留量が満タンになった際にパチンコ球が溢れ出す、オーバーフロー部78が形成されている。
図2及び図3に示すように、内枠14の裏面における開放側(裏面視左側)の側端部には、内枠14及びガラス枠22を施錠するための施錠装置64が取付けられている。
施錠装置64の下側には、皿ユニット40をロックするためのロック装置68が取り付けられている。これにより、皿ユニット40が内枠14に閉塞された状態でロック装置68でロックされ、ガラス枠22が内枠14に閉塞された状態で施錠装置64で施錠されるようになっている。
施錠装置64にはシリンダー錠66が設けられており、シリンダー錠66は、皿ユニット40の前面右上に露出されている。
ここで、シリンダー錠66の鍵孔に図示しない鍵を差し込んで開錠操作すると、外枠12に施錠された内枠14が開錠されて開放可能となる。また、内枠14に施錠されたガラス枠22が開錠されて開放可能となる。
さらに、ガラス枠22を開放することで露出されるロック装置68のロック解除レバー69を操作すると、内枠14にロックされていた皿ユニット40がロック解除されて開放可能となる。
皿ユニット40がロック装置68によりロックされると、発射装置60の前側に球送り装置45が配置される。また、オーバーフロー部78の前下側に球通路70の通路入口72が配置され、タンク出口76及び球排出口48を介して貯球タンク74と上皿42とが連通される。
図3に示すように、内枠14の裏面における上部には、島設備から供給されたパチンコ球を貯留するための上タンク80及び下タンク82が設けられている。
内枠14裏面の回転支軸側(裏面右側)の側端部には、上タンク80及び下タンク82に貯留されたパチンコ球を貯球タンク74(図2参照)側へ流下させる上部球通路ユニット84及び下部球通路ユニット86が延設されている。
上部球通路ユニット84と下部球通路ユニット86の間には、パチンコ球を所定数ずつ払い出す払出装置62が取り付けられている。また、下部球通路ユニット86の下側には、発射装置60が取付けられている。
発射装置60の左側には、払出装置62を制御してパチンコ球の払い出しを実行及び停止させる払出制御基板88が設けられている。
払出制御基板88は、払出停止制御と払出実行制御を実行可能に設けられている。
払出停止制御の場合、払出制御基板88は、払出装置62を駆動停止させてパチンコ球の払い出しを停止する。
一方、払出実行制御の場合、図1〜図3に示すように、払出制御基板88は、払出装置62を駆動させて、上タンク80及び下タンク82から上部球通路ユニット84を流下し払出装置62に誘導されたパチンコ球を、貸し球又は賞球として下部球通路ユニット86へ払い出す。
そして、下部球通路ユニット86を通り貯球タンク74へ誘導されたパチンコ球は、貯球タンク74内を上流側(左側)から下流側(右側)へ転動して球排出口48から排出され、上皿42に貯留される。
さらに、パチンコ球は上皿42内を下流側(左側)へ流下しつつ整列通路46により1列に整列され、遊技者の発射ハンドル54の操作により、球送り装置45により1球ずつ発射装置60に送り込まれる。
発射装置60に送り込まれたパチンコ球は、発射装置60によって遊技盤Gの遊技領域PAへ発射される(図2の矢印A方向)。このパチンコ球が遊技領域PAを自重落下する過程で入賞又は外れとなることにより、遊技盤Gにてパチンコ球を用いた遊技が行われる。
遊技の進行に伴い、大量のパチンコ球が賞球として払い出されるなどし、上皿42が満タンになると、上皿42に貯留しきれないパチンコ球は貯球タンク74に貯留される。
さらに貯球タンク74が満タンになると、パチンコ球はオーバーフロー部78から溢れ出す。この貯球タンク74から溢れ出したパチンコ球は、通路入口72に落下して球通路70を流下し、球排出口49から排出されて下皿44に貯留される。
また、遊技の終了時などに、上皿42の前面左側に設けられた上皿用球抜きレバー50を操作すると、整列通路46の最下流部が開放して、上皿42に貯留されたパチンコ球が球通路70へ排出され下皿44へ流下する。
さらに、下皿44がパチンコ球で満タンになったときや遊技の終了時などに、下皿44の前面下側に設けられた下皿用球抜きレバー52を操作すると、下皿底面の一部が開放して、下皿44に貯留されたパチンコ球が下皿44の下方に配置された図示しない球箱へ排出される。
一方、内枠14の前面におけるタンク出口76の下方位置と、皿ユニット40のベース41裏面における球排出口48の下方位置とには、上下方向にスライド可能とされた一対のシャッター板90、92が取り付けられている。
シャッター板90、92は、皿ユニット40が閉塞されると各々下方へ移動して、タンク出口76と球排出口48とを開放し連通させる。また、皿ユニット40が開放されると各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板90はタンク出口76の下縁側を塞ぎ、皿ユニット40側のシャッター板92は球排出口48の下縁側を塞ぐ。
このシャッター板90、92によって、皿ユニット40を開放した際に、貯球タンク74及び上皿42からパチンコ球が流出しないよう塞き止められる。
(払出機構の構成)
次に、パチンコ機10の内枠14の裏面に設けられたパチンコ球の払出機構について説明する。
図4〜図10には、本実施形態に係る払出機構100が示されている。
図4及び図5に示すように、払出機構100に設けられた基板となる矩形状のベース板102の裏面左上端部には、前述した上タンク80及び下タンク82が取り付けられている。
下タンク82の底面は、裏面視の左側から右側へ向けて下り傾斜しており、傾斜方向下流側がベース板102の裏面右側端部付近まで延出されている。この延出部の内部には、パチンコ機10の前後方向に隣接する2本の球通路83A、83Bが形成されている。
ベース板102の裏面右側端部の上側には、前述の上部球通路ユニット84が取り付けられている、
上部球通路ユニット84の上部には、球通路83A、83Bに対応する図示しない2つの通路入口が形成されている。
図7に示すように、上部球通路ユニット84の内部には、各通路入口に流入したパチンコ球を払出経路へ流下させる2条の流下通路104A、104Bが設けられている。
流下通路104A、104Bは、上部球通路ユニット84内の上部側において、裏面から見たときに奥側、手前側に相互に隣接し、各々上方から下方へ向けてパチンコ機10の幅方向である左右方向に蛇行するよう延設されている。
また、上部球通路ユニット84内の下部側には、パチンコ球を払出経路へ流下させるための払出通路107Aが左側に配置され、払出通路107Bが右側に配置されて、各々下方へ向け延設されている。
上部球通路ユニット84の下面手前側には、この払出通路107A、107Bを流下したパチンコ球が流出する2つの球払出通路出口106A、106Bが左右方向に相互に隣接して形成されている。
上部球通路ユニット84内の下部側には更に、流下通路104A、104Bの手前側へ向けた蛇行部付近から分岐して、パチンコ球を排出経路へ流下させる2本の排出通路108A、108Bが設けられている。
上部球通路ユニット84の下面前部には、この排出通路108A、108Bを流下したパチンコ球が流出する2つの球排出通路出口110A、110Bが左右方向に相互に隣接して形成されている。
一方、流下通路104A、104Bと排出通路108A、108Bとの分岐部には、球抜きレバー120が配置されている。
球抜きレバー120は、流下通路104A、104Bと排出通路108A、108Bの分岐部において、矢印IN、OUT方向へスライド可能に取り付けられており、操作部123が上部球通路ユニット84の右側面から露出している。
矢印IN、OUT方向は、パチンコ球PBの流下方向と交差する方向となっている。また、球抜きレバー120をスルー部126Bの左右方向の幅Lの略半分移動させることにより、スロープ部124A、124Bと、ストッパー部128A、128Bの位置が変わり、パチンコ球PBの払い出し又は排出が切換えられるようになっている。
なお、スルー部126Bの左右方向の幅Lは、流下通路104A、104B、又は排出通路108A、108Bの幅の半分の長さとなっている。
操作部123に対応する上部球通路ユニット84の右側面部位には、ストッパー部材129が取り付けられており、球抜きレバー120の矢印OUT方向へのスライドは、ストッパー部材129によって制限される。
一方、図5及び図6に示すように、上部球通路ユニット84の下面には、払出装置固定レバー130が配置されている。
ここで、図8に示すように、払出装置固定レバー130は、レバー本体132の右側端部に操作部133が突設されており、操作部133の下端部には、左右方向に沿ったスリット溝134が形成されている。
レバー本体132の奥側には、左右方向を長手方向とした矩形状の2つの取付孔135A、135Bが形成されており、レバー本体132の手前側には、2つのスルー部136A、136Bが設けられている。
スルー部136A、136Bは、上部球払出通路104A、104Bの間隔と略同間隔で配置されており、凹円弧状に形成されている。スルー部136Aとスルー部136Bの間には、ストッパー部138Aが突設されており、スルー部136Bの右側には、ストッパー部138Bが突設されている。
払出装置固定レバー130は、取付孔135A、135Bに下側から図示しないネジが各々挿通され、上部球通路ユニット84の下端部で左右方向へスライド可能に取り付けられている。また、操作部133が上部球通路ユニット84の下端部右側面から露出している。
図5に示すように、上部球通路ユニット84の下端部において、払出装置固定レバー130の奥側に溝部140が設けられている。
溝部140は、縦断面が逆凹状とされ手前奥方向に沿って延設されている。ここで、払出装置固定レバー130が矢印OUT方向(図8参照)へスライドされると、溝部140の手前側に操作部133が配置され、溝部140の手前側は閉塞される(図4参照)。
また、払出装置固定レバー130が矢印IN方向(図8参照)へスライドされると、溝部140の手前側に位置していた操作部133が左側へ退避し、溝部140の手前側は開放される。
上部球通路ユニット84の下端に隣接する位置には、前述の払出装置62が取付けられている。
払出装置62の上部には、L字形状のストッパーリブ170と、溝部140に対応する断面突状の固定リブ168が設けられている。
図7に示すように、払出装置62の上面手前側には、上部球通路ユニット84の球払出通路出口106A、106Bに対応する2つの球払出通路入口142A、142Bが形成されている。また、払出装置62の内部には、球払出通路入口142A、142Bに流入したパチンコ球を払出経路へ流下させる2本の球払出通路144A、144Bが設けられている。
ここで、図10aに示すように、払出通路107Bの側壁を構成する対向した通路壁202と通路壁204の鉛直方向の長さが異なっており、レバー本体132が突出している方向に位置する通路壁202の長さが、レバー本体132が設けられた通路壁204よりも短くなっている。
一方、払出装置62における球払出通路144A、144Bの側壁を構成する対向した流路壁206と流路壁208の鉛直方向の長さが異なっており、手前側(図10の左側)に位置する流路壁206の方が奥側(図10の右側)の流路壁208よりも長さZだけ長くなっている。これにより、略水平方向に見たとき、通路壁204と流路壁206が重なり合う領域が存在する。
このように、通路壁202の下方側には流路壁206が位置し、通路204の下方側には流路壁208が位置して、互いに入り込んで配置されている。
図7に示すように、球払出通路144A、144Bは、払出装置62内の上部側では、左右方向に相互に隣接し、各々上方から下方へ向けて手前方向、奥方向に蛇行するよう延設されている。また、払出装置62内の下部側に至ると、球払出通路144A、144Bが合流して1本の球払出通路144Cとなっている。
球払出通路144Cは、下方へ向けて直線状に延設されている。払出装置62の下端部には、球払出通路144Cを流下したパチンコ球が流出する球排出通路出口146が形成されている。
球払出通路144Aと球払出通路144Bの合流部近傍には、スプロケット150が設けられている。
スプロケット150は、外周部に、球払出通路144Aに対応する凹溝152Aと、球払出通路144Bに対応する凹溝152Bが形成されている。また、払出装置62内の右側端に配置されたステッピングモータ154(図4参照)の回転軸156に取り付けられて、外周部の一部が各通路内に臨むように配置されている。
また、払出装置62の内部には、検出センサ148が設けられており、検出センサ148によって検出されたパチンコ球検出信号が、前述の払出制御基板88(図3参照)へ出力される。このパチンコ球検出信号により、払出制御基板88は、ステッピングモータ154へ駆動電力を供給し、スプロケット150の回転制御を行う。
一方、払出装置62の奥側には、上部球通路ユニット84の球排出通路出口110A、110Bに対応する2つの球排出通路入口162A、162Bと、球排出通路入口162A、162Bに流入したパチンコ球を排出経路へ流下させる2本の球排出通路164A、164Bが設けられている。
球排出通路164A、164Bは、左右方向に相互に隣接し、各々上方から下方へ向けて延設されている。払出装置62の下面前部には、この球排出通路164A、164Bを流下したパチンコ球が流出する2つの球排出通路出口166A、166Bが左右方向に相互に隣接して形成されている。
図5及び図6に示すように、払出装置62の下側に下部球通路ユニット86が取り付けられている。下部球通路ユニット86は、ベース板102に複数本のネジ171によって取り付けられている。
下部球通路ユニット86の上面手前側には、払出装置62の球排出通路出口146(図7参照)に対応する球払出通路入口172と、球払出通路入口172に流入したパチンコ球を払出経路へ流下させる下部球払出通路174とが設けられている。
下部球払出通路174は、前述した貯球タンク74(図2参照)のタンク入口に接続されている。
また、下部球通路ユニット86の上面奥側には、払出装置62の球排出通路出口166A、166B(図7参照)に対応する2つの球排出通路入口178A、178Bと、球排出通路入口178A、178Bに流入したパチンコ球を排出経路へ流下させる2本の下部球排出通路180A、180Bとが設けられている。
下部球排出通路180A、180Bは、左右方向に相互に隣接しており、下端部に球払出通路出口182A、182Bが設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、払出装置62をパチンコ機10に固定する場合について説明する。
図8及び図9に示すように、払出装置固定レバー130の下方側に払出装置62が配置されている。このとき、払出装置62の上面にある固定リブ168と、上部球通路ユニット84の溝部140(図5参照)が係合状態となっている。
続いて、図8及び図9bに示すように、払出装置固定レバー130を矢印OUT方向へスライドすると、払出通路107A、107Bの下側にスルー部136A、136Bが配置され、払出通路107A、107Bは開通される。これにより、パチンコ球PBは、払出通路107A、107Bから球払出通路144A、144Bへ流下する。
また、これと同時にストッパーリブ170とスリット溝134とが係合し、払出装置62がパチンコ機10に固定される。
ここで、図10bに示すように、流路壁206が流路壁208よりも長さZだけ長くなっているので、パチンコ球PBは確実に球払出通路144A、144Bへ流下する。
次に、払出装置62をパチンコ機10から取り外す場合について説明する。
図8及び図9aに示すように、払出装置62がパチンコ機10に固定された状態において、払出装置固定レバー130を矢印IN方向へスライドすると、払出通路107A、107Bの下側にストッパー部138A、138Bが配置され、払出通路107A、107Bは閉塞される。これにより、パチンコ球PBは、払出通路107A、107B内に保持される。
また、これと同時にストッパーリブ170とスリット溝134との係合が解除され、払出装置62がパチンコ機10から取り外される。
ここで、図10cに示すように、払出装置62は矢印X方向(手前側)に取り外されるので、レバー本体132のスライドに合わせて流路壁206が通路壁204から徐々に遠ざかり、パチンコ球PBの移動可能領域が距離Lだけ広がる。
これにより、パチンコ球PBは、鉛直下方だけでなく略水平方向にも移動が可能となり、レバー本体132とパチンコ球PBの接触面積が減少してレバー本体132とパチンコ球PBとの干渉による負荷が低減され、払出装置固定レバー130の移動が容易となる。
以上説明したように、本実施形態においては、払出装置固定レバー130が、一方向に移動して払出通路を開放するとともに払出装置62をロックし、他方向に移動して払出通路を閉止するとともに払出装置62のロックを解除するので、払出通路の開閉を行う部材と、払出装置62のロック又はロック解除を行う部材とを別々に設ける必要がなくなり、払出機構100の部品点数を削減できる。
また、払出装置固定レバー130のスリット溝134と払出装置62のストッパーリブ170との係合によって払出装置62がロックされるので、簡易な構成で払出装置62をロックできる。
さらに、払出装置固定レバー130を移動させ、払出通路上にスルー部136A、136Bが位置したときはパチンコ球が流下し、ストッパー部138A、138Bが位置したときはストッパー部138A、138Bによってパチンコ球が停留されるので、簡易な構成で遊技球の流下又は停留を行える。
また、払出装置固定レバー130を移動させて払出装置62のロックを解除するときに、流路壁206が通路壁204から離れ、払出通路107A、107Bの下端に溜まっているパチンコ球の移動可能範囲が広がるので、パチンコ球による払出装置固定レバー130への負荷が低減され、払出装置固定レバー130の移動が容易となる。
さらに、払出機構100の部品点数を削減できるので、パチンコ機10全体での部品点数を削減でき、低コストとなる。
また、簡易な構成により払出装置62を着脱できるので、パチンコ機10のメンテナンスが容易となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
払出通路107A、107Bの設置位置と排出通路108A、108Bの設置位置は、どちらが手前側又は奥側にあってもよく、左右に配置されていてもよい。
払出装置固定レバー130のスリット溝134の断面形状は、矩形状以外で多角形形状又は略円形形状としてもよい。
払出装置固定レバー130の移動方向は、左右方向に限定されるものではなく、払出通路107A、107B又は払出装置62の形状、配置によっては、上下方向、又は斜め方向に移動するものであってもよい。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機のガラス枠及び皿ユニットが開放された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機を裏面から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の裏面に設けられた払出機構を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の裏面に設けられた払出機構の分解状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の払出機構を示す背面図である。 本発明の実施形態に係る上部球通路ユニットの正面図及び断面図である。 本発明の実施形態に係る払出装置固定レバーの斜視図である。 本発明の実施形態に係る払出装置固定レバーの移動状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る払出装置の取り外し直前の状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
62 払出装置(払出装置)
80 上タンク(貯留部)
82 下タンク(貯留部)
100 払出機構(賞球装置)
107A 払出通路(払出通路)
107B 払出通路(払出通路)
130 払出装置固定レバー(移動部材)
134 スリット溝(溝部)
136A スルー部(凹部)
136B スルー部(凹部)
138A ストッパー部(凸部)
138B ストッパー部(凸部)
168 固定リブ(突部)
202 側壁(通路壁)
204 側壁(通路壁)
PB パチンコ球(遊技球)

Claims (3)

  1. 遊技球が貯留された貯留部から該遊技球を流下させる払出通路と、
    前記払出通路の出口に着脱可能に設けられ、該払出通路から落下した前記遊技球を払い出し又は払い出しを停止させる払出装置と、
    前記出口からの前記遊技球の流下を可能とする凹部と、前記出口に前記遊技球を停留させる凸部とを有し、前記出口への前記遊技球の流下方向と交差する方向へ移動可能に設けられ、一方向に移動して前記払出通路を開放して前記遊技球を流下させるとともに前記払出装置をロックし、他方向に移動して前記出口からの前記遊技球の流下を阻止するとともに前記払出装置のロックを解除する移動部材と、
    を備え、
    前記移動部材の前記凸部が突出している方向の前記払出通路の通路壁は、前記移動部材が取り付けられた前記払出通路の通路壁より短いことを特徴とする賞球装置。
  2. 前記移動部材が溝部を有し、前記払出装置が前記溝部と係合可能な突部を有して、前記移動部材を前記一方向へ移動させ、前記溝部と前記突部とを係合させることにより前記払出装置をロックすることを特徴とする請求項1に記載の賞球装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の賞球装置を備えたことを特徴とする遊技機
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