JP2003117176A - パチンコ球払出装置の取付構造 - Google Patents
パチンコ球払出装置の取付構造Info
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Abstract
球払出装置の固定保持機能とパチンコ球払出装置から払
出されたパチンコ球の球こぼれ防止カバーとしての機能
とを兼用させ、部品点数削減とコストダウンを図り、且
つコンパクトな構造とし、パチンコ遊技機裏面側の限ら
れたスペースを効率的に利用できるパチンコ球払出装置
の取付構造を提供する。 【解決手段】 パチンコ球払出装置の取付構造を、パチ
ンコ球払出装置9を固定するためのロック部材25と、
ロック部材25をスライドさせるためのスライドガイド
手段45と、ロック部材25をスライドガイド手段45
に固定保持させるための固定保持手段55とで構成し、
固定保持手段55によりロック部材25を固定保持した
状態で、ロック部材25がパチンコ球払出装置9から払
出されたパチンコ球を球受け皿に導く排出通路のカバー
部を形成するようにする。
Description
おけるパチンコ球払出装置の取付構造に関する。
のように合成樹脂製の機構板が装着されている。この機
構板の上部にはパチンコ球を貯留する球タンクが取付け
られており、該球タンクの下方に該球タンクに貯留され
たパチンコ球を下流側に整列しながら流下させる誘導通
路が設けられている。該誘導通路の下流側には球止装置
が設けられ、更に、下流側にパチンコ球払出装置が設け
られている。ところで、このパチンコ球払出装置は何ら
かの原因で故障したときに取外して修理又は交換できる
ように機構板に対し着脱可能に装着されることが望まし
い。従って、パチンコ球払出装置はこれまでパチンコ遊
技機の機構板にネジによって取付けられてきた。
パチンコ球払出装置がパチンコ遊技機の機構板に取付け
られる場合は、取付けおよび取外し作業に時間がかかる
という問題があった。又、環境保全、資源保護等の観点
から廃棄パチンコ遊技機の各部品を樹脂、金属等に分別
して回収することが望ましいが、その際にもパチンコ球
払出装置の取外しに時間がかかるという問題があった。
提案がなされており、例えば特開2000−13535
4号公報や特開2001−46687号公報に開示され
ているような技術がある。前者の場合、パチンコ球払出
装置の下方にロック部材を設け、該ロック部材が回動す
ることにより、パチンコ球払出装置を固定保持する方法
が提案されている。又、後者の場合、パチンコ球を払出
すための玉計数装置を機構板にセットし、該玉計数装置
の下部を押圧部材で機構板に押付け固定する方法が提案
されている。上述した2つの技術は、パチンコ球払出装
置(玉計数装置)の着脱が容易になるだけでなく、パチ
ンコ球払出装置を取付けるための部材(ロック部材や押
圧部材)が、パチンコ球払出装置から払出されたパチン
コ球の球こぼれ防止カバーとしての機能も兼用している
ため、部品点数の削減に繋がり、コストダウンを図るこ
とができるという点において、優れた効果を奏する。
うな問題があった。前者の技術(特開2000−135
354号公報)の場合、パチンコ球払出装置を固定保持
するロック部材が回動軸を中心に回動する構成であるた
め、回動軸に負荷がかかり破損する可能性があった。
又、ロック部材を回動させる構成であるため、回動させ
るためのスペースをパチンコ球払出装置の下方に設ける
必要があり、その結果、パチンコ球払出装置の取付構造
自体が大きくなり、パチンコ遊技機の裏面側における限
られたスペースを効率的に利用することができなかっ
た。 又、後者の技術(特開2001−46687号公
報)の場合、玉計数装置を取外す際に押圧部材を完全に
取外してから玉計数装置を取外すため押圧部材が紛失す
る可能性があった。又、別個に設けられた押圧部材を機
構板に押付けることにより玉計数装置に装着する方式で
あるので、玉計数装置を固定保持する際の固定保持力が
不十分で玉計数装置が作動すると押圧部材が振動などで
外れるおそれがあった。
路で検出するという規則の実施に伴い、貸球検出スイッ
チと賞球検出スイッチとがそれぞれ別々にパチンコ球払
出装置に備えられることになり、パチンコ球払出装置が
従来のものより大型化し、それに伴い、パチンコ遊技機
の裏面側における限られたスペースを効率的に利用する
ことができなくなるという傾向になっていた。その結
果、パチンコ球払出装置の取付構造自体のコンパクト化
(若しくは小型化)が望まれていた。
たもので、その目的は、パチンコ球払出装置の取付構造
にパチンコ球払出装置の固定保持機能とパチンコ球払出
装置から払出されたパチンコ球の球こぼれ防止カバーと
しての機能とを兼用させることによりパチンコ球払出装
置の取付構造の部品点数削減とコストダウンを図り、且
つできる限りコンパクトな構造にすることによりパチン
コ遊技機の裏面側における限られたスペースを効率的に
利用できるパチンコ球払出装置の取付構造を提供するこ
とにある。
を達成するために、本発明では、パチンコ球を貯留する
球タンクの下方に、該パチンコ球を整列して流下させる
誘導通路を設け、該誘導通路の流下端にパチンコ球払出
装置を着脱可能に配設し、該パチンコ球払出装置の下方
には払出された前記パチンコ球を球受け皿に導く排出通
路が設けられたパチンコ遊技機におけるパチンコ球払出
装置の取付構造において、ロック部材と、前記ロック部
材をスライドさせるためのスライドガイド手段と、前記
ロック部材又は前記スライドガイド手段に設けられ、少
なくとも前記ロック部材が前記パチンコ球払出装置に接
触し得る状態で前記ロック部材を前記スライドガイド手
段に固定保持可能な固定保持手段とを備え、前記ロック
部材は、前記スライドガイド手段により前記パチンコ球
払出装置に向けてスライドさせると、前記パチンコ球払
出装置に接触した状態で前記固定保持手段により前記ス
ライドガイド手段に固定保持され、それにより前記ロッ
ク部材は前記パチンコ球払出装置を前記パチンコ遊技機
に固定保持することができ、且つ固定保持の状態で、前
記ロック部材が前記パチンコ球払出装置から払出された
前記パチンコ球を前記球受け皿に導く前記排出通路のカ
バー部となるように構成する。
りスライドした前記ロック部材が前記パチンコ球払出装
置に接触して前記固定保持手段により固定保持され、前
記ロック部材に接触している前記パチンコ球払出装置を
所定の位置に固定保持できる。
装置から払出された前記パチンコ球を前記パチンコ遊技
機の球受け皿に導く前記排出通路のカバー部となるので
パチンコ球払出装置の取付構造の部品点数が減少しコス
トダウンを図ることができる。
出装置の取付構造をスライド式にすることにより取付構
造自体をコンパクトに構成でき、パチンコ遊技機の裏面
側における限られた空間を効率的に利用することができ
る。前記固定保持手段は、前記ロック部材が前記パチン
コ球払出装置に接触していない状態でも、前記ロック部
材を前記スライドガイド手段に固定保持する構造にする
とよい。それにより、前記パチンコ球払出装置を前記パ
チンコ遊技機から取外す際、前記ロック部材がスライド
しないため前記パチンコ球払出装置を容易に取外すこと
ができる。又、同様に、前記パチンコ球払出装置を前記
パチンコ遊技機に取付ける際にも、前記ロック部材がス
ライドしないため取付作業が容易になる。即ち、これ
は、例えば、前記パチンコ遊技機の製造過程、又は、流
通過程において、前記パチンコ遊技機がどのような姿勢
(例えば上下逆さまの状態)になっていても、前記パチ
ンコ球払出装置を前記パチンコ遊技機に着脱することが
容易であることを意味している。
前記スライドガイド手段に設けられた付勢片からなり、
該付勢片により前記ロック部材又は前記スライドガイド
手段が付勢される構造にするとよい。そうすると、前記
ロック部材と前記スライドガイド手段との間に相対的な
動きが生じないので前記ロック部材を前記スライドガイ
ド手段に確実に固定保持することができる。
ライドガイド手段に一体成形されているようにすると、
前記パチンコ球払出装置の取付構造の部品点数を減少さ
せコストダウンを図ることができる。又、前記固定保持
手段を、前記ロック部材とこれに係合する前記スライド
ガイド手段との間の係合部分に摺動摩擦力を生じさせ、
前記ロック部材を前記スライドガイド手段に固定保持す
る摩擦力固定保持手段としてもよい。そうすると、前記
ロック部材又は前記スライドガイド手段の構造が簡単に
なりパチンコ球払出装置の取付構造のコストダウンを図
ることができる。
れ、これに嵌合する凹部又は凸部が前記スライドガイド
手段に設けられていると、例えばロック部材がパチンコ
球払出装置に接触した状態(パチンコ球払出装置が取付
いた状態)、若しくは、ロック部材がパチンコ球払出装
置に接触していない状態(パチンコ球払出装置が着脱可
能な状態)で、該互いの凹凸部が嵌合することにより前
記ロック部材と前記スライドガイド手段との結合が一層
確実になる。即ち、前記ロック部材を前記スライドガイ
ド手段に一層強固に固定保持することができる。
およびこれに嵌合する前記スライドガイド手段に設けら
れた凹部又は凸部は、それぞれ前記ロック部材および前
記スライドガイド手段に一体成形されているようにする
と、同様に前記パチンコ球払出装置の取付構造の部品点
数を更に減少させコストダウンを更に図ることができ
る。
付図面に基づいて説明する。図1は、パチンコ遊技機の
裏面側の状態を示す図であり、図2は、パチンコ球払出
装置をパチンコ遊技機の機構板から取外した状態を示す
要部斜視図であり、図3は、パチンコ球払出装置をパチ
ンコ遊技機の機構板に取付けた状態を示す要部斜視図で
ある。
面側の上部には球タンク6が配設され、球タンク6の下
方には該球タンク6に貯留されたパチンコ球を下流側に
整列して流下させる誘導通路11が設けられている。誘
導通路11の下流側には図2又は図3に示す球止め装置
62が設けられ、更に下流側に、パチンコ球払出装置9
が設けられている。そして該パチンコ球払出装置9をの
下方には、排出通路18が設けられている。パチンコ球
払出装置9から払出されたパチンコ球は排出通路18を
通り、パチンコ遊技機1の前面側の球受け皿(図示せ
ず)に導かれる。
ように、パチンコ遊技機1の機構板5にパチンコ球払出
装置9を取付けるために、パチンコ球払出装置9の機構
板5に向いた側の面よりやや大きい面積の凹部形状をし
た取付部22が機構板5に形成されている。
るには、パチンコ球払出装置9の機構板5に向いた側の
面を取付部22の奥部に当てがい、パチンコ球払出装置
9の上端部に設けられた2個の凸部23を機構板5の取
付部22の奥部に設けられた2個の凹部(図示せず)に
係合させ、同時にパチンコ球払出装置9の機構板5に向
いた側の面のほぼ中央部に設けられた凹部(図示せず)
を機構板5の取付部22のほぼ中央部に設けられた凸部
24に係合させる。その後、ロック部材25を上方にス
ライドさせロック部材25の上方のパチンコ球払出装置
9を上方へ押上げ機構板5に取付ける。図3にパチンコ
球払出装置9がパチンコ遊技機1の機構板5に取付けら
れた状態を示す。
すには、パチンコ球払出装置9がパチンコ遊技機1の機
構板5に取付けられた状態からロック部材25を下方に
スライドさせた後、パチンコ球払出装置9の機構板5に
向いた側の面のほぼ中央部に設けられた凹部(図示せ
ず)と機構板5の取付部22のほぼ中央部に設けられた
凸部24との係合およびパチンコ球払出装置9の上端部
に設けられた2個の凸部23と機構板5の取付部22の
奥部に設けられた2個の凹部(図示せず)との係合を外
せばよい。このようにすると、パチンコ球払出装置9を
機構板5の取付部22に容易に着脱することができる。
手段を示す斜視図である。パチンコ球払出装置の取付構
造は、図4に示すように、ロック部材25とロック部材
25をスライドさせるためのスライドガイド手段45と
で構成されている。
5をスライドガイド手段45に固定保持させるための固
定保持手段55が設けられている。ロック部材25は、
ほぼ矩形状の平板39と平板39の面から直角方向に突
き出た取手部27とで構成されている。平板39に適切
な剛性を付与するため、上下方向(図4のU又はD方向)
に3個の縦リブ31および水平方向(図4のF又はR方
向)に3個の横リブ35が設けられている。外側の2個
の縦リブ31の上下長さ方向のほぼ中間には凹部33が
それぞれ1個ずつ形成されている。
ガイド手段45に設けられたスライドガイド枠47の縦
枠部材63の内側面57と係合するように造られてい
る。平板39の上端部(図4のU方向側)に設けられた
横リブ35の上面29は巾広になっていて、パチンコ球
払出装置9の底面に当接する部分である。上下方向の真
中の縦リブ31と水平方向の真中の横リブ35とが交差
する平板39の中心部には前述の取手部27が設けられ
ている。この取手部27を持ってロック部材25を上下
方向にスライドさせることができる。
取手部27は例えばABS、ポリプロピレン等で一体成形
されている。スライドガイド手段45は、後述するスラ
イドガイド枠47と、上下方向に真っ直ぐに延び先端に
取付用のネジ孔61が設けられた矩形状の縦部材46
と、縦部材46に接続し横方向に延在する横部材49と
で構成される。横部材49にはスライドガイド枠47と
固定保持手段55とが設けられている。
た平行な2個の縦枠部材63と横方向に延びた1個の横
枠部材64とで構成されており、外観はちょうどコの字
状に形成されている。縦枠部材63の断面はL字型に成
形されており、縦枠部材63の内側面57は、前述のロ
ック部材25の外側の縦リブ31の外側面37と係合す
る。更に、スライドガイド枠47の縦枠部材63の上端
部には、凸部53が設けられ、この凸部53がロック部
材25の外側の縦リブ31の上下長さ方向のほぼ中間に
設けられた凹部33と嵌合する。
構成されている。付勢片56は、図4に示すように、横
部材49に設けられた上下方向の切込み部分の先端に突
起部が水平方向に設けられており、横部材49の前後方
向(図4のF又はR方向)に撓むことができる。付勢片5
6の突起部の厚さ(図4のR方向側)とロック部材25
の厚さ(図4のF又はR方向)即ち外側面37の巾寸法と
の合計寸法がスライドガイド枠47の縦枠部材63の奥
行寸法(図4のF又はR方向)即ち内側面57の巾寸法よ
り大きくなるように設計されているため、ロック部材2
5がスライドガイド手段45に係合した状態では3個の
付勢片56がパチンコ遊技機1の前面側(図4のF方
向)に撓み、ロック部材25の平板39を裏面側(図4
のR方向)へ押付けている。このようにして、ロック部
材25に付勢力を与えることができるのである。
機1の前面側(図4のF方向)にやや突き出た壁面51
が形成され、パチンコ装置9から払出されたパチンコ球
の排出通路18の通路壁の一部になっている。スライド
ガイド手段45を機構板5に固定するには、横部材49
に設けられたネジ孔59および縦部材46の先端部に設
けられたネジ孔61を用いて機構板5にネジ止めする。
46、横部材49、スライドガイド枠47および固定保
持手段55を構成する付勢片56は例えばABS、ポリプ
ロピレン等で一体成形されている。図5および図6にロ
ック部材25とスライドガイド手段45とが係合した状
態を示す。
枠47の最下端位置にある状態を示す。図6は、ロック
部材25がスライドガイド枠47の最上端位置にありロ
ック部材25の凹部33とスライドガイド枠47の縦枠
部材63の上端部に設けられた凸部53とが嵌合した状
態を示している。
用方法を図7および図8を参照して説明する。図7は、
ロック部材25がスライドガイド手段45の最下端位置
にありパチンコ球払出装置9の底面とスライドガイド手
段45との間に隙間がある状態を示す部分断面図であ
る。図8は、ロック部材25がスライドガイド手段45
の最上端位置にあり、固定保持手段55によってパチン
コ球払出装置9を所定の位置に固定保持させた状態を示
す部分断面図である。
イドガイド手段45の最下端位置にある場合、パチンコ
球払出装置9の底面と排出通路18との間には隙間が生
じている。ロック部材25は固定保持手段55によって
スライドガイド手段45に付勢され固定保持されてい
る。
に固定保持するために、図8に示すように、ロック部材
25の取手部27を上方(図8のU方向)へ押上げる。
そうすると、パチンコ球払出装置9の底面とスライドガ
イド手段45の横部材49の上端部との間の隙間はロッ
ク部材25によって塞がれる。その場合、パチンコ球払
出装置9に接触しているロック部材25は固定保持手段
55の付勢片56によってスライドガイド手段45に固
定保持されている他、更に、ロック部材25の最上端位
置においてロック部材25の凹部33とスライドガイド
枠47の縦枠部材63の上端部に設けられている凸部5
3とが付勢片56により生ずる付勢力によって、ロック
部材25がパチンコ遊技機1の裏面側(図7のR方向)
に押出されて嵌合するので、ロック部材25がスライド
ガイド手段45に上記位置で一層強固に固定保持され
る。これに伴い、パチンコ球払出装置9も上記位置で強
固に固定保持される。
チンコ球払出装置9を機構板5に取付けるには、パチン
コ球払出装置9の機構板5に向いた側の面を取付部22
の奥部に当てがい、パチンコ球払出装置9の上端部に設
けられた2個の凸部23を機構板5の取付部22の奥部
に設けられた2個の凹部(図示せず)に係合させ、同時
にパチンコ球払出装置9の機構板5に向いた側の面のほ
ぼ中央部に設けられた凹部(図示せず)を機構板5の取
付部22のほぼ中央部に設けられた凸部24に係合させ
る。
造をスライド式にすることにより取付構造自体をコンパ
クトに構成でき、パチンコ遊技機1の裏面側における限
られた空間を効率的に利用できる。その場合、前述のよ
うに、横部材49の上端部とパチンコ球払出装置9の底
面との間の隙間が塞がれ、ロック部材25がパチンコ球
払出装置9から払出されたパチンコ球を球受け皿に導く
排出通路18のカバー部となり球こぼれを防止できるの
でパチンコ球払出装置の取付構造の部品点数が減少しコ
ストダウンを図ることができる。
るには、図8に示すロック部材25の取手部27を固定
保持手段55の付勢片56によって生ずる付勢力に逆ら
って前面側(図8のF方向)へ押付け、図6に示すロッ
ク部材25に設けられた凹部33とスライドガイド枠4
7の縦枠部材63の上端部に設けられた凸部53との嵌
合を外す。その後、取手部27を付勢片56による付勢
力に逆らって下方に下げ、ロック部材25をスライドガ
イド手段45により下方へスライドさせればよい。
9に接触していない状態でもロック部材25はスライド
ガイド手段45に設けられた固定保持手段55によって
スライドガイド手段45に固定保持することができる。
これはパチンコ球払出装置9を修理、交換などのために
パチンコ遊技機1から取外す際にロック部材25を上下
方向にスライドさせないためである。従って、パチンコ
球払出装置9の取外しあるいは取付作業が容易になる。
即ち、これは、例えば、前記パチンコ遊技機の製造過
程、又は、流通過程において、前記パチンコ遊技機がど
のような姿勢(例えば上下逆さまの状態)になっていて
も、前記パチンコ球払出装置を前記パチンコ遊技機に着
脱することが容易であることを意味している。
はロック部材25又はスライドガイド手段45のいずれ
に設けてもよい。又、付勢片56によりロック部材25
がスライドガイド手段45に付勢されることによりロッ
ク部材25がスライドガイド手段45に固定保持される
構造について説明したが、ロック部材25とこれに係合
するスライドガイド手段45との間の係合部分に摺動摩
擦力を生じさせロック部材25をスライドガイド手段4
5に固定保持する摩擦力固定保持手段を用いてもよい。
その場合は、図4に示すロック部材25とスライドガイ
ド手段45との間の係合部分の寸法を調整することによ
りロック部材25をスライドガイド手段45に固定保持
することができる。即ち、ロック部材25の両外側の縦
リブ31の外側面37と、これに係合するスライドガイ
ド手段45のスライドガイド枠47の内側面57との間
に上下方向の摺動摩擦力が生じるように寸法を調整す
る。尚、必要に応じて、ロック部材25の両外側の縦リ
ブ31の前後方向(図4のF又はR方向)の面とスライド
ガイド枠47の内側面58及び内側面58の対面との間
にも上下方向の摺動摩擦力が生じるように寸法を調整す
るようにしてもよい。
イド手段45に沿って上下方向(図4のU又はD方向)に
スライドする際、上記の外側面37と内側面57との間
に摺動摩擦力が生じる。その結果、上記摺動摩擦力によ
ってロック部材25がスライドガイド手段45の最上端
位置と最下端位置との間の任意の位置でスライドガイド
手段45に固定保持されるので、ロック部材25又はス
ライドガイド手段45に付勢片56を設ける必要がなく
ロック部材25又はスライドガイド手段45の構造が簡
単になりコストダウンを図ることができる。
ライドガイド手段45の最下端位置にある状態において
もロック部材25に凹部又は凸部を設けこれに嵌合する
凸部又は凹部をスライドガイド手段45に設けてもよ
い。それにより最下端位置においてロック部材25とス
ライドガイド手段45の結合が一層強固になる。
5がスライドガイド枠47と縦部材46と横部材49と
で構成されているが、ロック部材25をスライドさせる
ことができる限り、本発明の技術思想から逸脱しない範
囲内で他の構成を取ってもよい。又、本実施例では、ロ
ック部材25が縦リブ31と横リブ35と取手部27を
有する矩形状の平板39とで構成されているが、パチン
コ球払出装置9を所定の位置に固定させる部材である限
り、本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で他の構成
を取ってもよい。更に、本実施例では、固定保持手段5
5がロック部材25又はスライドガイド手段45に設け
られた付勢片で構成され、ロック部材25又はスライド
ガイド手段45が付勢されることによりロック部材25
がスライドガイド手段45に固定保持され、あるいはロ
ック部材25とスライドガイド手段45の間に摺動摩擦
力を生じさせることによりロック部材25がスライドガ
イド手段45に固定保持される構成としているが、ロッ
ク部材25がスライドガイド手段45に固定保持される
限り、本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で他の構
成を取ってもよい。
る。
板から取外した状態を示す要部斜視図である。
板に取付けた状態を示す要部斜視図である。
斜視図である。
にある状態を示す斜視図である。
にあり、且つ、ロック部材の凹部がスライドガイド手段
の凸部に嵌合した状態を示す斜視図である。
置にあり、パチンコ球払出装置の底面とスライドガイド
手段との間に隙間がある状態を示す部分断面図である。
置にあり、固定保持手段によってパチンコ球払出装置を
所定の位置に固定保持させた状態を示す部分断面図であ
る。
球払出装置 11・・・誘導通路 18・・・排出通
路 22・・・取付部 23・・・凸部 24・・・凸部 25・・・ロック
部材 27・・・取手部 29・・・上面 31・・・縦リブ 33・・・凹部 35・・・横リブ 37・・・外側面 39・・・平板 45・・・スライ
ドガイド手段 46・・・縦部材 47・・・スライ
ドガイド枠 49・・・横部材 51・・・壁面 53・・・凸部 55・・・固定保
持手段 56・・・付勢片 57・・・内側面 58・・・内側面 59・・・ネジ孔 61・・・ネジ孔 62・・・球止め
装置 63・・・縦枠部材 64・・・横枠部
材
Claims (7)
- 【請求項1】 パチンコ球を貯留する球タンクの下方
に、該パチンコ球を整列して流下させる誘導通路を設
け、該誘導通路の流下端にパチンコ球払出装置を着脱可
能に配設し、該パチンコ球払出装置の下方には払出され
た前記パチンコ球を球受け皿に導く排出通路が設けられ
たパチンコ遊技機におけるパチンコ球払出装置の取付構
造において、 ロック部材と、 前記ロック部材をスライドさせるためのスライドガイド
手段と、 前記ロック部材又は前記スライドガイド手段に設けら
れ、少なくとも前記ロック部材が前記パチンコ球払出装
置に接触し得る状態で前記ロック部材を前記スライドガ
イド手段に固定保持可能な固定保持手段とを備え、 前記ロック部材は、前記スライドガイド手段により前記
パチンコ球払出装置に向けてスライドさせると、前記パ
チンコ球払出装置に接触した状態で前記固定保持手段に
より前記スライドガイド手段に固定保持され、それによ
り前記ロック部材は前記パチンコ球払出装置を前記パチ
ンコ遊技機に固定保持することができ、且つ固定保持の
状態で、前記ロック部材が前記パチンコ球払出装置から
払出された前記パチンコ球を前記球受け皿に導く前記排
出通路のカバー部となることを特徴とする、パチンコ球
払出装置の取付構造。 - 【請求項2】 前記固定保持手段は、前記ロック部材が
前記パチンコ球払出装置に接触していない状態でも、前
記ロック部材を前記スライドガイド手段に固定保持する
構造であることを特徴とする、請求項1に記載のパチン
コ球払出装置の取付構造。 - 【請求項3】 前記固定保持手段は、前記ロック部材又
は前記スライドガイド手段に設けられた付勢片からな
り、該付勢片により前記ロック部材又は前記スライドガ
イド手段が付勢される構造であることを特徴とする、請
求項1又は請求項2に記載のパチンコ球払出装置の取付
構造。 - 【請求項4】 前記付勢片は、前記ロック部材又は前記
スライドガイド手段に一体成形されていることを特徴と
する、請求項3に記載のパチンコ球払出装置の取付構
造。 - 【請求項5】 前記固定保持手段は、前記ロック部材と
これに係合する前記スライドガイド手段との間の係合部
分に摺動摩擦力を生じさせ、前記ロック部材を前記スラ
イドガイド手段に固定保持する摩擦力固定保持手段であ
ることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のパ
チンコ球払出装置の取付構造。 - 【請求項6】 前記ロック部材に凸部又は凹部が設けら
れ、これに嵌合する凹部又は凸部が前記スライドガイド
手段に設けられていることを特徴とする、請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載のパチンコ球払出装置の取
付構造。 - 【請求項7】 前記ロック部材に設けられた凸部又は凹
部およびこれに嵌合する前記スライドガイド手段に設け
られた凹部又は凸部は、それぞれ前記ロック部材および
前記スライドガイド手段に一体成形されていることを特
徴とする、請求項6に記載のパチンコ球払出装置の取付
構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010155135A (ja) * | 2010-04-13 | 2010-07-15 | Mrd Co Ltd | 遊技機の球流路切換機構 |
JP2012135585A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
JP2012135583A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
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2001
- 2001-10-16 JP JP2001318131A patent/JP4242577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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