JP3678768B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、打球供給皿からオーバーフローする球を球貯留皿に導くオーバーフロー樋に球が充満すると遊技を停止状態にする遊技停止機構を設けたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技停止機構を設けたパチンコ機は、例えば実開平3−122881号公報に記載のものが知られている。この遊技停止機構は、図13および図14に示すように機構板100に形成されたオーバーフロー樋101内に配設される検知レバー102と、該検知レバー102に対応して機構板100に固着されるスイッチ103とにより構成されている。検知レバー102は、下端が軸104により回動自在に軸支されると共に、上端に横向きのレバー片102aが一体に形成されており、通常はコイルスプリング105により付勢されて図14実線のようにレバー片102aがオーバーフロー樋101内に引込んだ状態に保持されている。そして、オーバーフロー樋101内に球が充満すると、その充満した球によって検知レバー102が押圧されて図14鎖線のようにコイルスプリング105の付勢に抗して回動しこれのレバー片102aがオーバーフロー樋101の切欠溝101aから突出してスイッチ103のアクチュエータ片103aを押圧し、該スイッチをオン動作させ、これによって打球発射用のモータを停止する等して遊技を行なえないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技停止機構において、検知レバー102は、オーバーフロー樋101内に軸支された状態で該オーバーフロー樋101の開口上面に取着されるカバー106によって外れないように支持されているだけであるため、カバー106が装着されていない状態では簡単に外れて脱落してしまうという問題点があった。
【0004】
特に、最近のパチンコ機は流れ作業によって組立てられており、検知レバー102とカバー106とが別工程で組付けられているため、その工程の途中で検知レバー102が脱落するという事態が多く発生して作業性を著しく悪くしていた。
【0005】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成により、検知レバーがオーバーフロー樋から脱落するのを防止するようにして組立て時の作業性を向上させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、景品球払出装置から排出された球を受け入れる打球供給皿と、該打球供給皿からオーバーフローする球を流下させるオーバーフロー樋とが形成された機構板と、該オーバーフロー樋を介して流下する球を受け入れて貯留する球貯留皿と、前記オーバーフロー樋に充満した球によって回動する検知レバーおよび検知レバーの回動によってオン動作するスイッチとからなる遊技停止機構とを備えてなるパチンコ機において、前記検知レバーに係止部を設け、機構板には検知レバーの係止部に対応させて被係止部を設け、検知レバーの係止部を被係止部に係止させるようにしたものである。
【0006】
【作用】
検知レバーに形成した係止部は、機構板の被係止部に係止することによって検知レバーが機構板から外れて脱落するのを確実に防止するように機能する。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ機の正面図、図2はその裏面図である。図において、1はパチンコ機、2はその前面枠、3は前面枠2の裏面に着脱自在に装着された遊技盤である。前面枠2の下方部には打球供給皿4と球貯留皿5とが設けられ、遊技盤3の裏面には機構板6が開閉可能に装着されている。
【0008】
機構板6は、図2に示すように遊技盤3の裏面と相対する前面側に入賞球集合部7が形成されている。また、機構板6の裏面の上部には景品球タンク8が固着されている。景品球タンク8の下方には景品球を整列して景品球払出装置9へ導くためのタンクレール10が設けられている。景品球払出装置9の下方には、払い出された景品球を打球供給皿4に導く景品球排出樋11と、打球供給皿4に景品球が充満しているとき、該打球供給皿4からの余剰景品球を球貯留皿5にオーバーフローさせるオーバーフロー樋12が形成されており、該オーバーフロー樋12の下端出口付近に遊技停止機構13が配設される。23は景品球排出樋11およびオーバーフロー樋12の開口に被着されたカバー板、24はオーバーフロー樋12内に設けられた鈴である。この鈴24は、打球供給皿4からオーバーフローする景品球が衝突して音を発生し、その音によって景品球が球貯留皿5にオーバーフローされていることを遊技者に報知するものである。
【0009】
遊技停止機構13は、図3および図4に示すように検地レバー14とスイッチ15とにより大略構成される。検知レバー14は、オーバーフロー樋12内に配設されて下端の筒部14aを、機構板6に突設された軸16に嵌挿して回動自在に軸支されており、上端には円弧状をなす横向きのレバー片17が一体に形成されている。また、レバー片17の先端にはストッパー部18が形成されている。そして、オーバーフロー樋12内に球が充満していない通常時にはコイルスプリング19によって図7実線のようにレバー片17の先端がオーバーフロー樋12の側壁に形成した切欠溝20から外力に僅かに突出した状態に付勢され、ストッパー部18によってその位置に弾発保持されている。なお、前記軸16は、図8に示すように大径部16aと小径部16bとを有し、筒部16aの先端のみを大径部16aで受けるようにして検知レバー14の回動時の接触摩擦を少なくするようにしている。
【0010】
前記スイッチ15は、本実施例ではマイクロスイッチによる接点が常開形式のものであり、検知レバー14に対向させてオーバーフロー樋12の外方に位置した機構板6に固着されている。そして、これのアクチュエータ片21と検知レバー14のレバー片17の先端とが接触状に位置されている。また、スイッチ15は、打球発射用モータ22の電源回路に接続されており、オーバーフロー樋12内に球が充満していない通常時は電源回路を閉成して遊技が可能な状態に維持されている。そして、この状態でオーバーフロー樋12内に球が充満すると、その球によって検知レバー14が図7鎖線のように押されてコイルスプリング19による付勢に抗して回動し、これのレバー片17でスイッチ15のアクチュエータ片21を押圧して該スイッチ15をオン動作させる。これによって、打球発射用モータ22の電源回路が開成されて該モータ22による打球の発射が停止される。なお、これまでに説明した事柄は大旨公知である。
【0011】
しかして、本発明では、パチンコ機の組立て時における検知レバー14の脱落を防止する手段として、図5に示すように前記検知レバー14のストッパー部18に係止部としての一例の突起25を形成し、該突起25に対応するオーバーフロー樋12の側壁下方に位置した機構板6に被係止部としての一例の溝孔26を開設している。
【0012】
これによって、検知レバー14はオーバーフロー樋12内に装着された状態において突起25が溝孔26に嵌まり込んで脱落しないように係止保持されることになる。従って、パチンコ機の組立て時において、検知レバー14を取付けた後、カバー板23を装着しない状態で機構板6を次の工程に移動させたり、持ち運ぶようなことがあっても検知レバー14が機構板から外れて脱落するようなことがなくなり、作業性が高められることになる。
【0013】
図9ないし図12は他の実施例を示すもので、図9および図10は検知レバー14のレバー片17に係止部としての一例の薄い板状の突出片27を設け該突出片27をオーバーフロー樋12の前壁12aと鈴24との間の隙間に位置させるようにしたものである。
【0014】
また、図11および図12は検知レバー14のストッパー部18先端を直角に折曲げて係止部としての一例の突出片28を形成し、該突出片28を機構板6の後面とスイッチ15のアクチュエータ片21との間の隙間に位置させるようにしたものである。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、遊技停止機構を構成する検知レバーに係止部を設け、該係止部を機構板の被係止部に係止させることにより、流れ作業によるパチンコ機の組立て時等に検知レバーが機構板から外れて脱落するような事態を確実に防止することができ、作業性を著しく高めることができる。
【0016】
また、構造が簡単であるため検知レバーの組付けも従来と全く同じように無理なく容易に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】図1の裏面図である。
【図3】遊技停止機構部分の斜視図である。
【図4】カバー板を外して示す遊技停止機構部分の斜視図である。
【図5】検知レバーを取外して示す遊技停止機構取付部分の斜視図である。
【図6】要部の横断平面図である。
【図7】作用を説明する要部の正面図である。
【図8】検知レバーの軸支部分の断面図である。
【図9】検知レバーの他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の検知レバーの使用状態を示す斜視図図である。
【図11】検知レバーのさらに他の実施例を示す斜視図図である。
【図12】図11の検知レバーの使用状態を示す斜視図である。
【図13】従来技術の説明図である。
【図14】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
4 打球供給皿
5 球貯留皿
6 機構板
9 景品球払出装置
12 オーバーフロー樋
13 遊技停止機構
14 検知レバー
15 スイッチ
21 アクチュエータ片(被係止部)
24 鈴(被係止部)
25 突起(係止部)
26 溝孔(被係止部)
27 突出片(係止部)
28 突出片(係止部)
Claims (3)
- 景品球払出装置から排出された球を受け入れる打球供給皿と、該打球供給皿からオーバーフローする球を流下させるオーバーフロー樋とが形成された機構板と、該オーバーフロー樋を介して流下する球を受け入れて貯留する球貯留皿と、前記オーバーフロー樋に充満した球によって回動する検知レバーおよび検知レバーの回動によってオン動作するスイッチとからなる遊技停止機構とを備えてなるパチンコ機において、
前記検知レバーに突起よりなる係止部を形成し、他方、前記機構板には溝孔を穿設して前記検知レバーの係止部に対応する被係止部を形成し、前記検知レバーの係止部を被係止部に係止させてなることを特徴とするパチンコ機。 - 景品球払出装置から排出された球を受け入れる打球供給皿と、該打球供給皿からオーバーフローする球を流下させるオーバーフロー樋とが形成された機構板と、該オーバーフロー樋を介して流下する球を受け入れて貯留する球貯留皿と、前記オーバーフロー樋に充満した球によって回動する検知レバーおよび検知レバーの回動によってオン動作するスイッチとからなる遊技停止機構とを備えてなるパチンコ機において、
前記検知レバーに突出片を設けて係止部を形成し、他方、前記機構板のオーバーフロー樋と該オーバーフロー樋の流路に配設された鈴との間の隙間を前記検知レバーの係止部に対応する被係止部とし、前記検知レバーの係止部を被係止部に係止させてなることを特徴とするパチンコ機。 - 景品球払出装置から排出された球を受け入れる打球供給皿と、該打球供給皿からオーバーフローする球を流下させるオーバーフロー樋とが形成された機構板と、該オーバーフロー樋を介して流下する球を受け入れて貯留する球貯留皿と、前記オーバーフロー樋に充満した球によって回動する検知レバーおよび検知レバーの回動によりアクチュエータ片を押圧しオン動作するスイッチとからなる遊技停止機構とを備えてなるパチンコ機において、
前記検知レバーに突出片を設けて係止部を形成し、他方、前記機構板と前記スイッチのアクチュエータ片との間の隙間を前記検知レバーの係止部に対応する被係止部とし、前記検知レバーの係止部を被係止部に係止させてなることを特徴とするパチンコ機。
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1994
- 1994-02-24 JP JP05320494A patent/JP3678768B2/ja not_active Expired - Fee Related
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