JPH0429644Y2 - - Google Patents
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- JPH0429644Y2 JPH0429644Y2 JP1985100689U JP10068985U JPH0429644Y2 JP H0429644 Y2 JPH0429644 Y2 JP H0429644Y2 JP 1985100689 U JP1985100689 U JP 1985100689U JP 10068985 U JP10068985 U JP 10068985U JP H0429644 Y2 JPH0429644 Y2 JP H0429644Y2
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- batted
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- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、パチンコ遊技機において打球を発
射位置に導く通路の過程に、ガラス扉枠の開放又
は景品球の欠乏によつてストツパー部材が突出
し、もつて打球の発射位置への流入を阻止する打
止め装置に関するものである。
射位置に導く通路の過程に、ガラス扉枠の開放又
は景品球の欠乏によつてストツパー部材が突出
し、もつて打球の発射位置への流入を阻止する打
止め装置に関するものである。
「従来の技術」
周知のように、通常パチンコ遊技においては、
遊技盤に植立されている釘に玉がダンゴ状に詰つ
たり、あるいは打球供給装置が故障して作動不良
となつて遊技に支障を来すことはよくあることで
ある。そして、そのような場合において、遊技盤
上の故障に対しては、該遊技盤の前面を覆うガラ
ス扉を開放して修理、点検し、また打球供給装置
の故障に対しては、当該打球供給装置の前面を覆
う前面板を開放して修理、点検していた。
遊技盤に植立されている釘に玉がダンゴ状に詰つ
たり、あるいは打球供給装置が故障して作動不良
となつて遊技に支障を来すことはよくあることで
ある。そして、そのような場合において、遊技盤
上の故障に対しては、該遊技盤の前面を覆うガラ
ス扉を開放して修理、点検し、また打球供給装置
の故障に対しては、当該打球供給装置の前面を覆
う前面板を開放して修理、点検していた。
また、通常の遊技中に景品球の補給が遅れるこ
ともあつた。
ともあつた。
一方、現在のパチンコ遊技機において打球発射
装置は、モーターの回転を利用して打球を弾発す
る方式のもの、いわゆる電動式発射装置が多数を
占めている。そしてこの電動式発射装置の一部を
構成する操作ハンドルの回動量を調節することに
より打球の落下位置を遊技客の好みに合せて遊技
が行われているのであるが、長時間操作ハンドル
を一定の位置で握り続けることは遊技客にとつて
苦痛を伴うため禁止行為ではあるが操作ハンドル
にマツチ棒やコイン等の異物を介挿して操作ハン
ドルの回動位置を固定する場合がある。また将
来、操作ハンドルを固定することは適正な行為で
あると認められる可能性もある。
装置は、モーターの回転を利用して打球を弾発す
る方式のもの、いわゆる電動式発射装置が多数を
占めている。そしてこの電動式発射装置の一部を
構成する操作ハンドルの回動量を調節することに
より打球の落下位置を遊技客の好みに合せて遊技
が行われているのであるが、長時間操作ハンドル
を一定の位置で握り続けることは遊技客にとつて
苦痛を伴うため禁止行為ではあるが操作ハンドル
にマツチ棒やコイン等の異物を介挿して操作ハン
ドルの回動位置を固定する場合がある。また将
来、操作ハンドルを固定することは適正な行為で
あると認められる可能性もある。
「考案が解決しようとする問題点」
しかして、上記のような操作ハンドルが固定さ
れている場合に遊技盤上で打球が詰つたりしたと
きに不用意にガラス扉枠を開くと、玉が続けて打
ち出されてくるため、ガラス扉枠を開く前に操作
ハンドルを固定している異物を取り除かなければ
ならないが、異物が操作ハンドルの内部に入る込
んでいる場合には容易に取り除くことができず、
遊技盤上の玉詰りを直すためには結局打球貯溜部
の玉を抜き取つて玉が打ち出されないようにして
からガラス扉枠を開放して行うしか方法がなかつ
た。また、景品球の補給が遅れた場合に依然とし
て操作ハンドルを固定して打球を打ち続けている
と、その間に入賞球が発生しても景品球の払い出
し動作が行われず、入賞球が入賞球集合樋上に溜
つて玉詰りを起こすことがあつた。更に、将来操
作ハンドルの固定が適正な行為であると認められ
た場合においても、上記のような玉詰りが生じた
場合には一旦操作ハンドルの固定を解除してから
ガラス扉枠を開いて玉詰りを直し、再度同じ位置
に操作ハンドルを固定し直す必要が生じる。
れている場合に遊技盤上で打球が詰つたりしたと
きに不用意にガラス扉枠を開くと、玉が続けて打
ち出されてくるため、ガラス扉枠を開く前に操作
ハンドルを固定している異物を取り除かなければ
ならないが、異物が操作ハンドルの内部に入る込
んでいる場合には容易に取り除くことができず、
遊技盤上の玉詰りを直すためには結局打球貯溜部
の玉を抜き取つて玉が打ち出されないようにして
からガラス扉枠を開放して行うしか方法がなかつ
た。また、景品球の補給が遅れた場合に依然とし
て操作ハンドルを固定して打球を打ち続けている
と、その間に入賞球が発生しても景品球の払い出
し動作が行われず、入賞球が入賞球集合樋上に溜
つて玉詰りを起こすことがあつた。更に、将来操
作ハンドルの固定が適正な行為であると認められ
た場合においても、上記のような玉詰りが生じた
場合には一旦操作ハンドルの固定を解除してから
ガラス扉枠を開いて玉詰りを直し、再度同じ位置
に操作ハンドルを固定し直す必要が生じる。
それ故、本考案は操作ハンドルが固定されてい
て、球が連続的に打ち出されている場合に不用意
にガラス扉枠を開けても玉が続けて打ち出される
ことのないと共に、補給されるべき景品球が補給
されない場合に入賞球の発生することのないよう
にしたものである。
て、球が連続的に打ち出されている場合に不用意
にガラス扉枠を開けても玉が続けて打ち出される
ことのないと共に、補給されるべき景品球が補給
されない場合に入賞球の発生することのないよう
にしたものである。
「問題点を解決するための手段」
本考案は、
打球を貯溜する打球貯溜部と、該打球貯溜部に
貯溜された打球を一列に整列流下させる打球整列
樋と、該打球整列樋の末端から発射位置に打球を
1個宛供給する打球供給装置と、を備えたパチン
コ遊技機において、 ガラス扉枠の開閉を検出する開閉検知部材と、 パチンコ遊技機の裏面に配置される景品球誘導
樋に景品球として貯溜されていた玉が所定量以下
となつたことを感知する玉欠乏感知部材と、 前記発射位置の上流側近傍の前記打球整列樋内
に出没するストツパー部材と、からなり、 前記開閉検知部材がガラス扉枠の開放を検知し
たとき、又は前記玉欠乏感知部材が貯溜されてい
た玉が所定量以下となつたことを感知したとき
に、前記ストツパー部材が前記打球整列樋内に突
出するようにしたことを特徴とするものである。
貯溜された打球を一列に整列流下させる打球整列
樋と、該打球整列樋の末端から発射位置に打球を
1個宛供給する打球供給装置と、を備えたパチン
コ遊技機において、 ガラス扉枠の開閉を検出する開閉検知部材と、 パチンコ遊技機の裏面に配置される景品球誘導
樋に景品球として貯溜されていた玉が所定量以下
となつたことを感知する玉欠乏感知部材と、 前記発射位置の上流側近傍の前記打球整列樋内
に出没するストツパー部材と、からなり、 前記開閉検知部材がガラス扉枠の開放を検知し
たとき、又は前記玉欠乏感知部材が貯溜されてい
た玉が所定量以下となつたことを感知したとき
に、前記ストツパー部材が前記打球整列樋内に突
出するようにしたことを特徴とするものである。
「作用」
ストツパー部材は、発射装置の上流側近傍の打
球整列樋においてガラス扉枠が閉じられている場
合及び貯溜景品球が所定量以上ある場合には退避
没入しており、ガラス扉枠が開放されたとき、又
は貯溜景品球が所定量以下となつたとき、打球整
列樋内に突出してパチンコ球の流下を阻止するよ
うに作用する。
球整列樋においてガラス扉枠が閉じられている場
合及び貯溜景品球が所定量以上ある場合には退避
没入しており、ガラス扉枠が開放されたとき、又
は貯溜景品球が所定量以下となつたとき、打球整
列樋内に突出してパチンコ球の流下を阻止するよ
うに作用する。
「実施例」
以下にはこの考案の実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
第7図は、この考案の一実施例が適用されるパ
チンコ遊技機の正面図である。図において、パチ
ンコ遊技機1の額縁状に形成された前面枠2の内
周縁には金枠3が周設され、該金枠3にはガラス
扉枠4及び前面板5が一側を軸支されて開閉自在
に設けられている。ガラス扉枠4は遊技盤6の遊
技領域前面を覆い、前面板5は発射レール部分の
略前面を覆うように設けられている。前面板5の
前面には後に詳述する打球貯溜部30及び打球整
列樋31を含む上皿本体8が設けられる。また、
前面枠2の下部には打球発射装置19の一部を構
成する操作ハンドル7が設けられるとともに多量
の景品球が排出された場合あるいはゲームを途中
で中止して前記打球貯溜部30にある景品球を移
動した場合に景品球を貯溜する予備球貯溜皿9が
向けられる。第8図はパチンコ遊技機1の背面図
である。図において、前記遊技盤6の裏面を覆う
機構板10には図示しない補給機構から景品球を
受け入れる景品球タンク11、該景品球タンク1
1からの景品球を受け入れて景品球を整列させる
景品球誘導樋12、該景品球誘導樋12に連続す
るカーブ樋13、所定数の景品球を排出する景品
球排出装置14、該景品球排出装置14から排出
された景品球を前記打球貯溜部30又は予備球貯
溜皿9に導く景品球排出通路15及び景品球排出
予備通路16等が設けられている。また前記景品
球誘導樋12の上流側底面には玉欠乏感知板(図
示しない)が設けられ、この玉欠乏感知板上に景
品球がなくなると重錘17の作用により連結部材
18が上昇し、後述するスライド板82を移動せ
しめてストツパー部材50を打球の通路内に突出
して打球の供給を阻止する。上記した玉欠乏感知
板、重錘17、連結部材18、スライド板82等
は、玉欠乏感知部材を構成する。更に、機構板1
0には前記遊技盤6に設けられる入賞装置に入つ
たセーフ球を1個宛処理して前記景品球排出装置
14を作動せしめる作動機構も設けられている。
なお、図示左側には前記発射装置19を構成する
打球槌20、モーター21、連動杆22等が設け
られている。
チンコ遊技機の正面図である。図において、パチ
ンコ遊技機1の額縁状に形成された前面枠2の内
周縁には金枠3が周設され、該金枠3にはガラス
扉枠4及び前面板5が一側を軸支されて開閉自在
に設けられている。ガラス扉枠4は遊技盤6の遊
技領域前面を覆い、前面板5は発射レール部分の
略前面を覆うように設けられている。前面板5の
前面には後に詳述する打球貯溜部30及び打球整
列樋31を含む上皿本体8が設けられる。また、
前面枠2の下部には打球発射装置19の一部を構
成する操作ハンドル7が設けられるとともに多量
の景品球が排出された場合あるいはゲームを途中
で中止して前記打球貯溜部30にある景品球を移
動した場合に景品球を貯溜する予備球貯溜皿9が
向けられる。第8図はパチンコ遊技機1の背面図
である。図において、前記遊技盤6の裏面を覆う
機構板10には図示しない補給機構から景品球を
受け入れる景品球タンク11、該景品球タンク1
1からの景品球を受け入れて景品球を整列させる
景品球誘導樋12、該景品球誘導樋12に連続す
るカーブ樋13、所定数の景品球を排出する景品
球排出装置14、該景品球排出装置14から排出
された景品球を前記打球貯溜部30又は予備球貯
溜皿9に導く景品球排出通路15及び景品球排出
予備通路16等が設けられている。また前記景品
球誘導樋12の上流側底面には玉欠乏感知板(図
示しない)が設けられ、この玉欠乏感知板上に景
品球がなくなると重錘17の作用により連結部材
18が上昇し、後述するスライド板82を移動せ
しめてストツパー部材50を打球の通路内に突出
して打球の供給を阻止する。上記した玉欠乏感知
板、重錘17、連結部材18、スライド板82等
は、玉欠乏感知部材を構成する。更に、機構板1
0には前記遊技盤6に設けられる入賞装置に入つ
たセーフ球を1個宛処理して前記景品球排出装置
14を作動せしめる作動機構も設けられている。
なお、図示左側には前記発射装置19を構成する
打球槌20、モーター21、連動杆22等が設け
られている。
第1図ないし第6図に本考案の一実施例を示
し、これは第7図の前面板5の付近を描いたもの
である。図において、前面板5の前面には前述し
たように打球貯溜部30と該打球貯溜部30に連
続して形成される打球整列樋31(第6図参照)
とを含む上皿本体8が固定され、打球整列樋31
の下流端部分における前面板5には排出口(図示
せず)が開設されるとともに該排出口のやや上流
側の打球整列樋31の底面に玉抜き開口32(第
5図参照)が形成される。前記排出口に合致する
ように前面板5の裏面には打球供給装置33が固
定される。打球供給装置33は支持部材34と該
支持部材34に回動自在に軸支される玉送り部材
35とからなり、打球整列樋31を流下してきた
玉は排出口から玉送り部材35上に乗り、玉送り
部材35の上動によつて支持部材34に形成され
た送り出口36から発射レール37(第6図参
照)の基部に送られる。打球供給装置33の上部
にはストツパー部材50が設けられる。ストツパ
ー部材50は前面板5の裏面に固定される玉漏れ
防止板38に形成された軸穴39に軸ピン40に
よつて前面板5の板面と平行に回転自在に軸支さ
れ、第2図に示されるようにストツパー部材50
の前記軸ピン40によつて軸支される軸支51点
から前面板5方向に垂直に伸びた短辺52の末端
には復帰バネ53の一端が取り付けられている。
なお復帰バネ53の他端は玉漏れ防止板38側に
固着されている。またストツパー部材50の前面
板5と略平行となる長辺54の先端は「く」字状
に形成された突出片55を含み、その「く」字状
の屈曲部には回転ローラ56が軸57に回転自在
に支持されている。更に、長辺54の略中央には
傾斜接触面59を有する接触突片58が垂直に突
設されている。ストツパー部材50の突出片55
は前面板5に開設された出入孔41(第3図参
照)を介して前記打球整列樋31内に出没し得
る。この出入孔41は前記図示しない排出口の上
流側で前記玉抜き開口32のやや下流上部に開設
される。なお、ストツパー部材50は常には復帰
バネ53の付勢力により突出片55が出入孔41
から退避没入した位置にある。また付勢力を付与
する手段として復帰バネ53に換えて永久磁石を
用いても良い。
し、これは第7図の前面板5の付近を描いたもの
である。図において、前面板5の前面には前述し
たように打球貯溜部30と該打球貯溜部30に連
続して形成される打球整列樋31(第6図参照)
とを含む上皿本体8が固定され、打球整列樋31
の下流端部分における前面板5には排出口(図示
せず)が開設されるとともに該排出口のやや上流
側の打球整列樋31の底面に玉抜き開口32(第
5図参照)が形成される。前記排出口に合致する
ように前面板5の裏面には打球供給装置33が固
定される。打球供給装置33は支持部材34と該
支持部材34に回動自在に軸支される玉送り部材
35とからなり、打球整列樋31を流下してきた
玉は排出口から玉送り部材35上に乗り、玉送り
部材35の上動によつて支持部材34に形成され
た送り出口36から発射レール37(第6図参
照)の基部に送られる。打球供給装置33の上部
にはストツパー部材50が設けられる。ストツパ
ー部材50は前面板5の裏面に固定される玉漏れ
防止板38に形成された軸穴39に軸ピン40に
よつて前面板5の板面と平行に回転自在に軸支さ
れ、第2図に示されるようにストツパー部材50
の前記軸ピン40によつて軸支される軸支51点
から前面板5方向に垂直に伸びた短辺52の末端
には復帰バネ53の一端が取り付けられている。
なお復帰バネ53の他端は玉漏れ防止板38側に
固着されている。またストツパー部材50の前面
板5と略平行となる長辺54の先端は「く」字状
に形成された突出片55を含み、その「く」字状
の屈曲部には回転ローラ56が軸57に回転自在
に支持されている。更に、長辺54の略中央には
傾斜接触面59を有する接触突片58が垂直に突
設されている。ストツパー部材50の突出片55
は前面板5に開設された出入孔41(第3図参
照)を介して前記打球整列樋31内に出没し得
る。この出入孔41は前記図示しない排出口の上
流側で前記玉抜き開口32のやや下流上部に開設
される。なお、ストツパー部材50は常には復帰
バネ53の付勢力により突出片55が出入孔41
から退避没入した位置にある。また付勢力を付与
する手段として復帰バネ53に換えて永久磁石を
用いても良い。
次に、前記ストツパー部材50を作動せしめる
構成について説明する。まず、前記接触突片58
によつて作動する場合について説明する。接触突
片58の上方にはテコ杆60の一端の傾斜接触部
61が位置する。テコ杆60はその軸穴63を玉
漏れ防止板38上に植立した軸64に挿通するこ
とによつて回動自在に軸支される。またテコ杆6
0の他端には係合ピン66と係合する係合長穴6
2が形成されている。このテコ杆60は上下端に
係合ピン66,67を有する連結部材65を介し
てガラス扉枠開閉検知板68と連結されている。
ガラス扉枠開閉検知板68はその下方端に形成さ
れる軸穴69を玉漏れ防止板38に形成された取
付部の軸穴42とともに軸ピン43によつて回動
自在に軸支される。また、軸穴69の後面に前記
係合ピン67と係合する係合穴70が形成されて
いる。更にガラス扉枠開閉検知板68は常には前
記軸穴69の軸支点に遊嵌される付勢バネ71の
付勢力により、その上端前面の接触面72が前面
板5の上端及び側縁より上方に突出し且つ前方に
位置するようになつている。このためガラス扉枠
開閉検知板68の接触面72が押されているとき
は第3図に示されるように連結部材65は下方に
移動してテコ杆60の傾斜接触部61を上昇させ
るため、ストツパー部材50はガラス扉枠開閉検
知板68の影響を受けることなく、復帰バネ53
の付勢力によりその突出片55を打球整列樋31
から退避没入した位置で保持される。
構成について説明する。まず、前記接触突片58
によつて作動する場合について説明する。接触突
片58の上方にはテコ杆60の一端の傾斜接触部
61が位置する。テコ杆60はその軸穴63を玉
漏れ防止板38上に植立した軸64に挿通するこ
とによつて回動自在に軸支される。またテコ杆6
0の他端には係合ピン66と係合する係合長穴6
2が形成されている。このテコ杆60は上下端に
係合ピン66,67を有する連結部材65を介し
てガラス扉枠開閉検知板68と連結されている。
ガラス扉枠開閉検知板68はその下方端に形成さ
れる軸穴69を玉漏れ防止板38に形成された取
付部の軸穴42とともに軸ピン43によつて回動
自在に軸支される。また、軸穴69の後面に前記
係合ピン67と係合する係合穴70が形成されて
いる。更にガラス扉枠開閉検知板68は常には前
記軸穴69の軸支点に遊嵌される付勢バネ71の
付勢力により、その上端前面の接触面72が前面
板5の上端及び側縁より上方に突出し且つ前方に
位置するようになつている。このためガラス扉枠
開閉検知板68の接触面72が押されているとき
は第3図に示されるように連結部材65は下方に
移動してテコ杆60の傾斜接触部61を上昇させ
るため、ストツパー部材50はガラス扉枠開閉検
知板68の影響を受けることなく、復帰バネ53
の付勢力によりその突出片55を打球整列樋31
から退避没入した位置で保持される。
一方、ガラス扉枠開閉検知板68の接触面72
が押されていないときは第4図に示されるように
付勢バネ71の付勢力により連結部材65は上昇
し、テコ杆60の傾斜接触部61を下降せしめ
る。そのため、この傾斜接触部61とストツパー
部材50の接触突片58の傾斜接触面59との協
働によりストツパー部材50は復帰バネ53の付
勢力に抗して突出片55が打球整列樋31内に突
出する方向に回動することとなる。なお、上記し
たテコ杆60、連結部材65、ガラス扉枠開閉検
知板68等は、開閉検知部材を構成する。次にス
トツパー部材50が回転ローラ56によつて作動
する場合を第2図及び第6図で説明する。前記前
面枠2の裏面に固着される遊技盤6の取付基枠2
3の前面には前記発射レール37が螺着されてい
る。発射レール37の上部にはストツパー部材5
0を作動せしめる作動装置80が取付られてい
る。作動装置80は作動基板81、スライド板8
2、クランク部材83から成り、作動基板81に
はその下方位置にスライド板82を案内摺動せし
める細長状の案内突片84a,84bとその一端
上部にクランク部材83を回転自在に軸支する支
軸ピン84cが突設される。スライド板82は前
記案内突片84a,84b間を摺動すべく断面略
L字状に形成され、その一辺は傾斜部85を介し
て段差状に形成されており、また該傾斜部85の
反対側他端部には係合ピン86が突設されてい
る。クランク部材83はL字状に形成されるとと
もにそれぞれの辺に係合長穴87a,87bが形
成されている。そして、一方の係合長穴87aに
は前記係合ピン86が係合し、他方の係合長穴8
7bは前記景品球誘導樋12の玉欠乏感知板と連
結されている前記連結部材18に関連付けられ
る。しかしてスライド板82が移動するとその傾
斜部85がストツパー部材50の回転ローラ56
と接触して押すので突出片55を打球整列樋31
内に突出せしめることになる。
が押されていないときは第4図に示されるように
付勢バネ71の付勢力により連結部材65は上昇
し、テコ杆60の傾斜接触部61を下降せしめ
る。そのため、この傾斜接触部61とストツパー
部材50の接触突片58の傾斜接触面59との協
働によりストツパー部材50は復帰バネ53の付
勢力に抗して突出片55が打球整列樋31内に突
出する方向に回動することとなる。なお、上記し
たテコ杆60、連結部材65、ガラス扉枠開閉検
知板68等は、開閉検知部材を構成する。次にス
トツパー部材50が回転ローラ56によつて作動
する場合を第2図及び第6図で説明する。前記前
面枠2の裏面に固着される遊技盤6の取付基枠2
3の前面には前記発射レール37が螺着されてい
る。発射レール37の上部にはストツパー部材5
0を作動せしめる作動装置80が取付られてい
る。作動装置80は作動基板81、スライド板8
2、クランク部材83から成り、作動基板81に
はその下方位置にスライド板82を案内摺動せし
める細長状の案内突片84a,84bとその一端
上部にクランク部材83を回転自在に軸支する支
軸ピン84cが突設される。スライド板82は前
記案内突片84a,84b間を摺動すべく断面略
L字状に形成され、その一辺は傾斜部85を介し
て段差状に形成されており、また該傾斜部85の
反対側他端部には係合ピン86が突設されてい
る。クランク部材83はL字状に形成されるとと
もにそれぞれの辺に係合長穴87a,87bが形
成されている。そして、一方の係合長穴87aに
は前記係合ピン86が係合し、他方の係合長穴8
7bは前記景品球誘導樋12の玉欠乏感知板と連
結されている前記連結部材18に関連付けられ
る。しかしてスライド板82が移動するとその傾
斜部85がストツパー部材50の回転ローラ56
と接触して押すので突出片55を打球整列樋31
内に突出せしめることになる。
なお、第5図には前記玉抜き開口32に連通す
る玉抜き通路24が上皿本体8内に形成されてい
る様子が示されているが、この玉抜き開口32は
通常前面板5の前面側からの遊技客の操作で移動
する作動レバー25によつて摺動されるスライド
弁26が閉塞している。また第8図に示される連
動杆22は発射装置19のモーター21の回転駆
動によつて往復回動される打球槌20の下端に連
動して上下動を繰り返し、その上下動を玉送り部
材35に伝達し、もつて玉を1個宛発射装置に供
給するものである。
る玉抜き通路24が上皿本体8内に形成されてい
る様子が示されているが、この玉抜き開口32は
通常前面板5の前面側からの遊技客の操作で移動
する作動レバー25によつて摺動されるスライド
弁26が閉塞している。また第8図に示される連
動杆22は発射装置19のモーター21の回転駆
動によつて往復回動される打球槌20の下端に連
動して上下動を繰り返し、その上下動を玉送り部
材35に伝達し、もつて玉を1個宛発射装置に供
給するものである。
以上説明したこの実施例の作用について説明す
る。操作ハンドル7の操作によりモーター21が
回転駆動されると玉送り部材35が連動杆22に
よつて作動せしめられて打球貯溜部30内の玉を
1個宛打球整列樋31及び打球供給装置33を通
つて発射装置に供給するとともに打球槌20によ
つて玉を遊技盤6上に打ち出す。打ち出された玉
は遊技盤6上に設けられた入賞装置に入つたり、
あるいは入ることなくアウト球として回収され
る。しかして、入賞装置に入つた玉はセーフ球と
なつて作動機構を介して景品球排出装置14を作
動せしめ、景品球として景品球排出通路15ある
いは景品球排出予備通路16を通つて打球貯溜部
30あるいは予備球貯溜皿9に排出される。そし
て景品球が多量に発生した場合には景品球タンク
11あるいは景品球誘導樋12に貯溜されていた
景品球は徐々に減少して、遂には玉欠乏感知板上
に景品球がなくなつて跳ね上がり連結部材18を
上昇せしめ、前記作動装置80のスライド板82
を移動せしめる。このときスライド板82の傾斜
部85はストツパー部材50の回転ローラ56と
接触してその突出片55を打球整列樋31内に突
入せしめる(第6図参照)。したがつて、突出片
55によつて停止された玉以降の打球整列樋31
及び打球貯溜部30内の玉は発射位置に供給され
ることはない。このため、景品球の補給が遅れた
場合でも、入賞球が発生しないので、入賞球集合
樋上に入賞球が溜つて玉詰りを起こすことがな
い。一方、遊技客が異物を操作ハンドル7に挿入
して遊技している場合において、打ち出された打
球が遊技盤6に配置された釘や入賞装置に詰つて
ダンゴ状態となつたときはそのままガラス扉枠4
を開くことによつてガラス扉枠開閉検知板68が
前方へ回動して連結部材65を上昇せしめ、もつ
てテコ杆60の傾斜接触部61を下降してストツ
パー部材50の接触突片58を押してストツパー
部材50の突出片55が打球整列樋31内に突出
するように作用する。このとき突出片55によつ
て停止された玉以降の玉は発射位置に供給されな
いが、突出片55より下流側にある僅かな玉(本
実施例の場合は4個)は未だ発射装置19が動作
しているので遊技盤6上に打ち出されるが、その
数は僅かであるため少しの間ガラス扉枠4を打球
が外へこぼれ落ない程度に開いて処理すれば良
い。そして玉が打ち出されないことを確認した
後、ガラス扉枠4を開放して遊技盤6上の玉詰り
を解消してガラス扉枠4を閉止せしめると、それ
と同時に打球が再度打ち出される。この際、打球
の弾発位置はガラス扉枠4を開放する前と変ら
ず、遊技客は再び同じ条件下で遊技を続行するこ
とができる。
る。操作ハンドル7の操作によりモーター21が
回転駆動されると玉送り部材35が連動杆22に
よつて作動せしめられて打球貯溜部30内の玉を
1個宛打球整列樋31及び打球供給装置33を通
つて発射装置に供給するとともに打球槌20によ
つて玉を遊技盤6上に打ち出す。打ち出された玉
は遊技盤6上に設けられた入賞装置に入つたり、
あるいは入ることなくアウト球として回収され
る。しかして、入賞装置に入つた玉はセーフ球と
なつて作動機構を介して景品球排出装置14を作
動せしめ、景品球として景品球排出通路15ある
いは景品球排出予備通路16を通つて打球貯溜部
30あるいは予備球貯溜皿9に排出される。そし
て景品球が多量に発生した場合には景品球タンク
11あるいは景品球誘導樋12に貯溜されていた
景品球は徐々に減少して、遂には玉欠乏感知板上
に景品球がなくなつて跳ね上がり連結部材18を
上昇せしめ、前記作動装置80のスライド板82
を移動せしめる。このときスライド板82の傾斜
部85はストツパー部材50の回転ローラ56と
接触してその突出片55を打球整列樋31内に突
入せしめる(第6図参照)。したがつて、突出片
55によつて停止された玉以降の打球整列樋31
及び打球貯溜部30内の玉は発射位置に供給され
ることはない。このため、景品球の補給が遅れた
場合でも、入賞球が発生しないので、入賞球集合
樋上に入賞球が溜つて玉詰りを起こすことがな
い。一方、遊技客が異物を操作ハンドル7に挿入
して遊技している場合において、打ち出された打
球が遊技盤6に配置された釘や入賞装置に詰つて
ダンゴ状態となつたときはそのままガラス扉枠4
を開くことによつてガラス扉枠開閉検知板68が
前方へ回動して連結部材65を上昇せしめ、もつ
てテコ杆60の傾斜接触部61を下降してストツ
パー部材50の接触突片58を押してストツパー
部材50の突出片55が打球整列樋31内に突出
するように作用する。このとき突出片55によつ
て停止された玉以降の玉は発射位置に供給されな
いが、突出片55より下流側にある僅かな玉(本
実施例の場合は4個)は未だ発射装置19が動作
しているので遊技盤6上に打ち出されるが、その
数は僅かであるため少しの間ガラス扉枠4を打球
が外へこぼれ落ない程度に開いて処理すれば良
い。そして玉が打ち出されないことを確認した
後、ガラス扉枠4を開放して遊技盤6上の玉詰り
を解消してガラス扉枠4を閉止せしめると、それ
と同時に打球が再度打ち出される。この際、打球
の弾発位置はガラス扉枠4を開放する前と変ら
ず、遊技客は再び同じ条件下で遊技を続行するこ
とができる。
第9図〜第14図は本考案の別の実施例を示す
図面である。以下この図面について説明するが、
図面中第1の実施例と同じ部材には同一の符号を
使用する。
図面である。以下この図面について説明するが、
図面中第1の実施例と同じ部材には同一の符号を
使用する。
第1の実施例のストツパー部材50に相当する
ものはストツパー作動杆90とストツパー片96
である。ストツパー作動杆90は細長状であつ
て、その一端には軸支点孔91が、その他端に連
結受部92がそれぞれ形成されるとともに略中央
に貫通角穴93が形成されている。軸支点孔91
は玉漏れ防止板38の裏面に突出形成された軸ピ
ン94に回動自在に挿通固着される。連結受部9
2は景品球誘導樋12に形成される玉欠乏感知板
によつて作動される連結ピン95を受け入れる。
そして貫通角穴93にはストツパー片96の長辺
96aが貫通される。ストツパー片96は長辺9
6aと嘴状突起96cを有する短辺96bとの略
L字状形体をなし、その屈曲部に形成された軸受
穴97がストツパー片固定板98の取付部99に
軸ピン101によつて回転自在に枢着される。ス
トツパー片固定板98の略中央には前記ストツパ
ー片96の長辺96aを貫通案内するガイド穴1
00が貫設されるとともに玉漏れ防止板38に形
成された取付ボス102にビス103によつて固
着される。ストツパー片固定板98が玉漏れ防止
板38に取り付けられた状態においては、ストツ
パー片固定板98と玉漏れ防止板38との間には
前記ストツパー作動杆90がスムーズに回動する
だけの間隔が保たれている。なお、玉漏れ防止板
38にはストツパー片96の長辺96aが玉漏れ
防止板38の表面側まで突出するようにガイド長
穴104が穿設されている。以上説明した構造に
よると、ストツパー作動杆90の貫通角穴93と
ストツパー片96の長辺96aとが係合している
ので、ストツパー作動杆90が軸支点孔91を中
心にして回動したとき、即ち、連結受部92側が
下降した位置ではストツパー片96の短辺96b
の嘴状突起部96cは出入孔41から退避没入し
た位置となり、逆に上昇した位置では嘴状突起部
96cは出入孔41から打球整列樋31に突出し
た位置となる。
ものはストツパー作動杆90とストツパー片96
である。ストツパー作動杆90は細長状であつ
て、その一端には軸支点孔91が、その他端に連
結受部92がそれぞれ形成されるとともに略中央
に貫通角穴93が形成されている。軸支点孔91
は玉漏れ防止板38の裏面に突出形成された軸ピ
ン94に回動自在に挿通固着される。連結受部9
2は景品球誘導樋12に形成される玉欠乏感知板
によつて作動される連結ピン95を受け入れる。
そして貫通角穴93にはストツパー片96の長辺
96aが貫通される。ストツパー片96は長辺9
6aと嘴状突起96cを有する短辺96bとの略
L字状形体をなし、その屈曲部に形成された軸受
穴97がストツパー片固定板98の取付部99に
軸ピン101によつて回転自在に枢着される。ス
トツパー片固定板98の略中央には前記ストツパ
ー片96の長辺96aを貫通案内するガイド穴1
00が貫設されるとともに玉漏れ防止板38に形
成された取付ボス102にビス103によつて固
着される。ストツパー片固定板98が玉漏れ防止
板38に取り付けられた状態においては、ストツ
パー片固定板98と玉漏れ防止板38との間には
前記ストツパー作動杆90がスムーズに回動する
だけの間隔が保たれている。なお、玉漏れ防止板
38にはストツパー片96の長辺96aが玉漏れ
防止板38の表面側まで突出するようにガイド長
穴104が穿設されている。以上説明した構造に
よると、ストツパー作動杆90の貫通角穴93と
ストツパー片96の長辺96aとが係合している
ので、ストツパー作動杆90が軸支点孔91を中
心にして回動したとき、即ち、連結受部92側が
下降した位置ではストツパー片96の短辺96b
の嘴状突起部96cは出入孔41から退避没入し
た位置となり、逆に上昇した位置では嘴状突起部
96cは出入孔41から打球整列樋31に突出し
た位置となる。
次に、ストツパー作動杆90を作動せしめる構
造について説明する。前記玉漏れ防止板38の表
面上部にはガラス扉枠開閉検知板105が回動自
在に及び該ガラス扉枠開閉検知板105の係合突
部106によつて下動するリンク部材107が摺
動自在にそれぞれ軸ピン110によつて取り付け
られている。リンク部材107の中央には玉漏れ
防止板38に突設された案内ピン111に案内摺
動されるべく案内長穴109が穿設される。更
に、リンク部材107の下方には連結ピン112
が挿通される係合穴108が形成されている。一
方、玉漏れ防止板38の裏面には作動部材113
の一端である軸支点孔114が前記取付ボス10
2の一方に回動自在に取り付けられている。作動
部材113はその一端である軸支点孔114を中
心に回動するものであるが、その他端には前記ス
トツパー作動杆90下縁に接する係合部115が
形成され、その中央部には前記連結ピン112が
挿通して固定される貫通穴116が形成される。
もちろん連結ピン112が貫通するように玉漏れ
防止板38には長穴117が穿設されている。更
に、作動部材113は常に反時計方向に回動され
るように付勢バネ118が取り付けられている。
したがつて、以上の構造によるとガラス扉枠開閉
検知板105が付勢バネ118の付勢力に抗して
軸ピン110を中心にして時計方向に回動された
状態(この状態は第13図及び第14図に示され
るようにガラス扉枠4が閉じている状態)では、
係合突部106がリンク部材107を下方へ押し
下げるのでこれと連結する作動部材113が軸支
点孔114を中心に時計方向に回動して作動部材
113の係合部115とストツパー作動杆90の
下縁とが接触係合せず、従つてストツパー作動杆
90はその自重で下降した位置となり、前述した
ようにストツパー片96の嘴状突起部96cは出
入孔41から退避没入した位置となつて打球整列
樋31内の打球の流れを止めることはない。しか
し、この状態において、景品球誘導樋12内の玉
欠乏感知板の作動があつた場合には連結ピン95
が連結受部92を跳ね上げるのでストツパー片9
6の嘴状突起部96cは出入孔41から打球整列
樋31内に突出するので打球の流れが阻止され
る。
造について説明する。前記玉漏れ防止板38の表
面上部にはガラス扉枠開閉検知板105が回動自
在に及び該ガラス扉枠開閉検知板105の係合突
部106によつて下動するリンク部材107が摺
動自在にそれぞれ軸ピン110によつて取り付け
られている。リンク部材107の中央には玉漏れ
防止板38に突設された案内ピン111に案内摺
動されるべく案内長穴109が穿設される。更
に、リンク部材107の下方には連結ピン112
が挿通される係合穴108が形成されている。一
方、玉漏れ防止板38の裏面には作動部材113
の一端である軸支点孔114が前記取付ボス10
2の一方に回動自在に取り付けられている。作動
部材113はその一端である軸支点孔114を中
心に回動するものであるが、その他端には前記ス
トツパー作動杆90下縁に接する係合部115が
形成され、その中央部には前記連結ピン112が
挿通して固定される貫通穴116が形成される。
もちろん連結ピン112が貫通するように玉漏れ
防止板38には長穴117が穿設されている。更
に、作動部材113は常に反時計方向に回動され
るように付勢バネ118が取り付けられている。
したがつて、以上の構造によるとガラス扉枠開閉
検知板105が付勢バネ118の付勢力に抗して
軸ピン110を中心にして時計方向に回動された
状態(この状態は第13図及び第14図に示され
るようにガラス扉枠4が閉じている状態)では、
係合突部106がリンク部材107を下方へ押し
下げるのでこれと連結する作動部材113が軸支
点孔114を中心に時計方向に回動して作動部材
113の係合部115とストツパー作動杆90の
下縁とが接触係合せず、従つてストツパー作動杆
90はその自重で下降した位置となり、前述した
ようにストツパー片96の嘴状突起部96cは出
入孔41から退避没入した位置となつて打球整列
樋31内の打球の流れを止めることはない。しか
し、この状態において、景品球誘導樋12内の玉
欠乏感知板の作動があつた場合には連結ピン95
が連結受部92を跳ね上げるのでストツパー片9
6の嘴状突起部96cは出入孔41から打球整列
樋31内に突出するので打球の流れが阻止され
る。
一方、ガラス扉枠開閉検知板105が付勢バネ
118の付勢力によつて軸ピン110を中心にし
て反時計方向に回動された状態(この状態は第1
1図及び第12図に示されるようにガラス扉枠4
が開放されている状態)では、作動部材113の
係合部115がストツパー作動杆90の下縁を持
ち上げるので、結局ストツパー作動杆90は上昇
した位置となり、前述したようにストツパー片9
6の嘴状突起部96cが出入孔41から打球整列
樋31内に突出するので打球の流れが阻止され
る。なお、この第2実施例においても、玉欠乏感
知板、連結部材18、連結ピン95、ストツパー
作動杆90等は、玉欠乏感知部材を構成し、スト
ツパー作動杆90、ガラス扉枠開閉検知板10
5、リンク部材107、作動部材113等は、開
閉検知部材を構成する。
118の付勢力によつて軸ピン110を中心にし
て反時計方向に回動された状態(この状態は第1
1図及び第12図に示されるようにガラス扉枠4
が開放されている状態)では、作動部材113の
係合部115がストツパー作動杆90の下縁を持
ち上げるので、結局ストツパー作動杆90は上昇
した位置となり、前述したようにストツパー片9
6の嘴状突起部96cが出入孔41から打球整列
樋31内に突出するので打球の流れが阻止され
る。なお、この第2実施例においても、玉欠乏感
知板、連結部材18、連結ピン95、ストツパー
作動杆90等は、玉欠乏感知部材を構成し、スト
ツパー作動杆90、ガラス扉枠開閉検知板10
5、リンク部材107、作動部材113等は、開
閉検知部材を構成する。
以上説明した通り、この第2の実施例は前記第
1の実施例と同じ作用、効果を奏するものであ
る。
1の実施例と同じ作用、効果を奏するものであ
る。
「考案の効果」
以上のように、この考案は、打球貯溜部から発
射位置へ打球を導く打球整列樋であつて、発射位
置の上流側近傍にガラス扉枠の開閉又は景品球の
欠乏に関連して作動するストツパー部材を出没す
るようにしたものであるから、遊技客が異物を操
作ハンドルに挿入して遊技している場合におい
て、ガラス扉枠を不用意に開けても打球が連続的
に打ち出されることがないと共に、入賞球が発生
して入賞球集合樋上に入賞球が溜つて玉詰りを起
こすこともない。また、ガラス扉枠の開放動作に
基づく打球の流下阻止と景品球の欠乏動作に基づ
く打球の流下阻止とを1つのストツパー部材で兼
用して行うことができるので、玉通路開閉装置の
部品数を少なくすることができる。
射位置へ打球を導く打球整列樋であつて、発射位
置の上流側近傍にガラス扉枠の開閉又は景品球の
欠乏に関連して作動するストツパー部材を出没す
るようにしたものであるから、遊技客が異物を操
作ハンドルに挿入して遊技している場合におい
て、ガラス扉枠を不用意に開けても打球が連続的
に打ち出されることがないと共に、入賞球が発生
して入賞球集合樋上に入賞球が溜つて玉詰りを起
こすこともない。また、ガラス扉枠の開放動作に
基づく打球の流下阻止と景品球の欠乏動作に基づ
く打球の流下阻止とを1つのストツパー部材で兼
用して行うことができるので、玉通路開閉装置の
部品数を少なくすることができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は実施例の要部を示す分解斜視図、第3図及
び第4図はガラス扉枠とストツパー部材との関係
を示す断面図、第5図は前面板の背面から見た背
面図解図、第6図はストツパー部材の打球整列樋
への突出状態を示す平面断面図、第7図はこの考
案が適用されるパチンコ遊技機の正面図、第8図
は同パチンコ遊技機の背面図、第9図は本考案の
別の実施例を示す斜視図、第10図は同実施例の
要部の示す分解斜視図、第11図はガラス扉枠が
開いている場合のストツパー作動杆の状態を示す
背面図解図、第12図は同じく断面図、第13図
はガラス扉枠が閉じている場合のストツパー作動
杆の状態を示す背面図解図、第14図は同じく断
面図。 2……前面板、4……ガラス扉枠、12……景
品球誘導樋、30……打球貯溜部、31……打球
整列樋、33……打球供給装置、50,96……
ストツパー部材。
2図は実施例の要部を示す分解斜視図、第3図及
び第4図はガラス扉枠とストツパー部材との関係
を示す断面図、第5図は前面板の背面から見た背
面図解図、第6図はストツパー部材の打球整列樋
への突出状態を示す平面断面図、第7図はこの考
案が適用されるパチンコ遊技機の正面図、第8図
は同パチンコ遊技機の背面図、第9図は本考案の
別の実施例を示す斜視図、第10図は同実施例の
要部の示す分解斜視図、第11図はガラス扉枠が
開いている場合のストツパー作動杆の状態を示す
背面図解図、第12図は同じく断面図、第13図
はガラス扉枠が閉じている場合のストツパー作動
杆の状態を示す背面図解図、第14図は同じく断
面図。 2……前面板、4……ガラス扉枠、12……景
品球誘導樋、30……打球貯溜部、31……打球
整列樋、33……打球供給装置、50,96……
ストツパー部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 打球を貯溜する打球貯溜部と、該打球貯溜部に
貯溜された打球を一列に整列流下させる打球整列
樋と、該打球整列樋の末端から発射位置に打球を
1個宛供給する打球供給装置と、を備えたパチン
コ遊技機において、 ガラス扉枠の開閉を検知する開閉検知部材と、 パチンコ遊技機の裏面に配置される景品球誘導
樋に景品球として貯溜されていた玉が所定量以下
となつたことを感知する玉欠乏感知部材と、 前記発射位置の上流側近傍の前記打球整列樋内
に出没するストツパー部材と、からなり、 前記開閉検知部材がガラス扉枠の開放を検知し
たとき、又は前記玉欠乏感知部材が貯溜されてい
た玉が所定量以下となつたことを感知したとき
に、前記ストツパー部材が前記打球整列樋内に突
出するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技
機における前面板の玉通路開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985100689U JPH0429644Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985100689U JPH0429644Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629488U JPS629488U (ja) | 1987-01-21 |
JPH0429644Y2 true JPH0429644Y2 (ja) | 1992-07-17 |
Family
ID=30970746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985100689U Expired JPH0429644Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0429644Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5439014U (ja) * | 1977-08-23 | 1979-03-14 |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP1985100689U patent/JPH0429644Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5439014U (ja) * | 1977-08-23 | 1979-03-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS629488U (ja) | 1987-01-21 |
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