JP5090675B2 - アース構造及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、帯電部材にアース部材を圧接させて電気的に導通しアースするアース構造、及び、そのアース構造を備えた遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機における遊技盤に形成されたアウト口部のアース構造としては、遊技盤に取り付けられた下レール(内レール)に板ばね状のアース部材を圧接させて、遊技盤に帯電する静電気を除去するよう構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−305249号公報
ところで、上記のようなアース部材が片持ち状に支持されて突出されているような場合には、アース部材が取り付けられたユニットの輸送時、あるいは、遊技機の製造時や遊技盤の交換時等に、アース部材の突出部(圧接部)付近に外力(荷重)が加わると変形するおそれがある。
本発明は上記事実を考慮して、アース部材の変形を抑え帯電部材に確実に圧接させてアースすることができるアース構造及び遊技機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、帯電部材をアースするためにその帯電部材に圧接して電気的に導通されるアース部材と、前記アース部材が前記帯電部材に圧接するよう取り付けられる取付手段と、を備え、前記アース部材は、前記取付手段に取り付けられる取付部と、前記取付部の先端側に設けられ前記帯電部材に圧接する圧接部と、前記圧接部を弾性変形させたときに前記取付手段に設けられた支持部材に支持されて前記圧接部付近に加わる荷重を受ける荷重受け部と、を有し、前記荷重受け部には長孔が形成され、前記支持部材は、前記長孔との当接により前記荷重受け部を支持する当接支持部を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、取付手段に取付部が取り付けられたアース部材は、取付部の先端側に設けられた圧接部が帯電部材に圧接して電気的に導通されるとともに、荷重受け部が取付手段に設けられた支持部材に支持される。このアース部材では、圧接部付近に加わる荷重(外力)が、支持部材に支持された荷重受け部によって受けられるため、変形が抑えられる。
また、請求項に記載の発明では、圧接部付近に対し、例えば圧接方向や圧接方向と交差する方向に荷重が加えられると、荷重受け部が支持部材の当接支持部に当接して支持される。これにより、圧接部付近に加えられる荷重によるアース部材の変形が確実に抑えられる。
請求項に記載の発明は、帯電部材をアースするためにその帯電部材に圧接して電気的に導通されるアース部材と、前記アース部材が前記帯電部材に圧接するよう取り付けられる取付手段と、を備え、前記アース部材は、前記取付手段に取り付けられる取付部と、前記取付部の先端側に設けられ前記帯電部材に圧接する圧接部と、前記圧接部を弾性変形させたときに前記取付手段に設けられた支持部材に支持されて前記圧接部付近に加わる荷重を受ける荷重受け部と、を有し、前記荷重受け部には切欠きが形成され、前記支持部材は、前記切欠きとの係合により前記荷重受け部を支持する係合支持部を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明では、圧接部付近に対し、例えば圧接方向や圧接方向と交差する方向に荷重が加えられると、荷重受け部が支持部材の係合支持部に係合して支持される。これにより、圧接部付近に加えられる荷重によるアース部材の変形が確実に抑えられる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項記載のアース構造において、前記アース部材が金属製の板バネにより形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、アース部材を金属製の板バネで形成することにより、構成を簡素化することができ安価に作製することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項の何れか1項記載のアース構造を備え、前記帯電部材が遊技機を構成する構成部材とされていることを特徴としている。
請求項に記載の発明に係る遊技機では、例えば遊技球の移動による摩擦で静電気が帯電する遊技盤等の、遊技機を構成する構成部材を、上記のアース構造によって確実にアースし除電することができる。したがって、静電気による遊技機の誤動作等の悪影響を確実に防止することができる。
本発明のアース構造及び遊技機によれば、アース部材の変形が抑えられ帯電部材に確実に圧接されてアースすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1〜図4には、本発明の一実施形態に係るパチンコ機10が示されている。図1〜図4に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には、合成樹脂で矩形額縁状に形成された内枠14が配置されており(図4参照)、内枠14の下側となる外枠12の前面下端部には、パチンコ機10の前面下端部を構成する合成樹脂製の下飾り16が取り付けられている。
内枠14は、外枠12の左上角部と下飾り16の左上角部とに設けられた一対のヒンジ部18、20に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。内枠14の前面上部には、パチンコ機10の前面上部を構成するガラス枠22が配置されており、ガラス枠22は、縦長略楕円形の窓部24にガラス板26が装着されるとともに、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている(図4参照)。
ガラス枠22の裏面側となる内枠14の前面上部には、矩形状の開口部15が形成されている。この内枠14の開口部15には、遊技盤Gが着脱(交換)可能にセットされており、遊技盤Gは、内枠14に対して閉塞されたガラス枠22によって覆われ、盤面上に設けられた遊技領域PAが、パチンコ機10の正面側から窓部24のガラス板26を通して視認可能とされている。
この遊技盤Gは、装飾画を印刷した樹脂製シート状のセルが基板であるベニヤ板に貼着されてそのセルの表面が盤面とされている。盤面の外周端部付近には、金属板により円弧状に形成された外レール94と内レール(下レール)96が互いに電気的導通が取られて取り付けられており、これらの外レール94及び内レール96によって囲まれた円形状の領域は、遊技球が移動可能な遊技領域PAとされている。
遊技領域PAには、例えば、液晶ディスプレイ等で構成された特別図柄表示装置を備えるセンター役物、普通図柄表示装置、始動口(スタート・チャッカー)、通過入賞口(スルー・チャッカー)、普通入賞口、及び、大入賞口(アタッカー)を備えた変動入賞装置(特別電動役物)等がそれぞれ所定の位置に配置されるとともに、遊技領域PA内を落下する遊技球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘が設けられており(何れも図示省略)、最下位置に外れ球(アウト球)が排出されるアウト口98が形成されている。
図1及び図3に示されるように、ガラス枠22の前面には、左右の両側端部に、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出を行う複数の照明演出用のランプ28が配設されており、左上と右上の各角部近傍に、遊技の進行に応じて効果音をステレオ出力する中高音用のスピーカ30L、30Rが内蔵されている。
内枠14の前面下部には、パチンコ機10の前面下部を構成する皿ユニット40が配置されている。皿ユニット40は、皿ユニット40の本体部を構成するベース41の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、ベース41の前面上部に、遊技球を遊技盤Gへ向けて発射するために貯留して発射装置60(図2及び図4参照)へ供給する上皿42が突設され、ベース41の前面下部における上皿42の左下に、上皿42に貯留しきれない遊技球を貯留するための下皿44が突設されている。
上皿42は、底面が正面視にて右側から左側へ向けて下り傾斜しており、傾斜方向下流側となる底面の左側に、上皿42内に貯留された遊技球を1列に整列して、ベース41の裏面に取り付けられた球送り装置45(図4参照)へ誘導する整列通路46が設けられている。ベース41によって構成された上皿42の奥壁面における右側端部には、内枠14の裏面に設けられた払出装置62(図2参照)から払い出された貸し球や賞球が排出される球排出口48が形成されており、下皿44の奥壁面における右側端部には、上皿42に貯留しきれない遊技球が排出される球排出口49が形成されている。
この皿ユニット40を構成するベース41の前面右下部には、発射装置60と電気的に接続されて打球の発射力(飛距離)を調整する発射ハンドル54が取り付けられており、ベース41の前面左下部には、下皿44に隣接して灰皿56が設けられている。また、ベース41の前面略中央は矩形箱状に膨出しており、内部には、遊技の進行に応じて効果音を出力する重低音用のスピーカ(サブウーハ)58が設けられている。
図4に示されるように、ベース41の裏面における略中央部には、上皿42に貯留しきれない遊技球を下皿44へ流下させる球通路70が設けられており、球通路70よりも回転支軸側には、球送り装置45が取り付けられている。球通路70は、上端部に通路入口72が形成され、下端部に形成された通路出口が球排出口49とされている(図3参照)。
一方、内枠14の前面下部における皿ユニット40の後側には、遊技盤Gの左下に発射装置60が配置され、遊技盤Gの略中央下方から右下に掛けては、貯球タンク74が内枠14に着脱可能に取り付けられている。
貯球タンク74は、上面が開口した箱型とされ、タンク底面が正面視にて左側から右側へ向けて下り傾斜している。タンク底面の傾斜方向上流側となる左側面には、払出装置62の球払出口と連通されたタンク入口が形成されており(何れも図示省略)、傾斜方向下流側となる右側の前面には、上皿42の球排出口48に対応するタンク出口76が形成されている。また、貯球タンク74の前面左側端部には、タンク内の遊技球貯留量が満タンになった際に遊技球が溢れ出す、矩形状に切り欠かれたタンクオーバーフロー部78が形成されている。
図2及び図4に示されるように、内枠14の裏面における開放側(裏面視左側)の側端部には、内枠14及びガラス枠22を施錠するための施錠装置64が取り付けられており、施錠装置64の下側には、皿ユニット40をロックするためのロック装置68が取り付けられている。この施錠装置64によって、内枠14が外枠12に閉塞された状態で施錠されるとともに、ガラス枠22が内枠14に閉塞された状態で施錠され、ロック装置68によって、皿ユニット40が内枠14に閉塞された状態でロックされる。また、施錠装置64の下部に設けられたシリンダー錠(錠前)66は、皿ユニット40の前面右上から露出しており、このシリンダー錠66の鍵孔に鍵(図示省略)を差し込んで開錠操作すると、外枠12に施錠された内枠14が開錠されて開放可能となり、内枠14に施錠されたガラス枠22が開錠されて開放可能となる。さらに、ガラス枠22を開放すると露出されるロック装置68のロック解除レバー69を操作すると、内枠14にロックされていた皿ユニット40がロック解除されて開放可能となる。
皿ユニット40が内枠14に閉塞されてロック装置68によりロックされると、発射装置60の前側に球送り装置45が配置され、貯球タンク74のタンクオーバーフロー部78の前下側に球通路70の通路入口72が配置され、タンク出口76及び球排出口48を介して貯球タンク74と上皿42とが連通される。
図2に示されるように、内枠14の裏面における上部には、島設備から供給された遊技球を貯留するための上タンク80及び下タンク82が設けられている。内枠14裏面の回転支軸側(裏面右側)の側端部には、上タンク80及び下タンク82に貯留された遊技球を貯球タンク74側へ流下させる上部球通路84及び下部球通路86が延設されており、上部球通路84と下部球通路86の間に払出装置62が取り付けられ、下部球通路86の下側に発射装置60が取り付けられている。また、発射装置60の左側には、払出装置62を制御して遊技球の払い出しを実行及び停止させる払出制御基板88が設けられている。
払出制御基板88による払出停止制御では、払出装置62を駆動停止させて遊技球の払い出しを停止し、払出実行制御では、払出装置62を駆動させて、上タンク80及び下タンク82から上部球通路84を流下し払出装置62に誘導された遊技球を、貸し球又は賞球として下部球通路86へ払い出す。そして、下部球通路86を通り貯球タンク74へ誘導された遊技球は、貯球タンク74内を上流側(左側)から下流側(右側)へ転動して球排出口48から排出され、上皿42に貯留される。さらに、上皿42内を下流側(左側)へ流下しつつ整列通路46により1列に整列され、遊技者の発射ハンドル54の操作により、球送り装置45により1球ずつ発射装置60に送り込まれ、発射装置60によって遊技盤Gの遊技領域PAへ発射される(図4の矢印A方向)。この遊技球が遊技領域PAを自重落下する過程で入賞又は外れとなることにより、遊技盤Gにて遊技球を用いた遊技が行われる。
遊技の進行に伴い、大量の遊技球が賞球として払い出されるなどし、上皿42が満タンになると、上皿42に貯留しきれない遊技球は貯球タンク74に貯留される。さらに貯球タンク74が満タンになると、貯球タンク74に貯留しきれない遊技球はタンクオーバーフロー部78から溢れ出す。この貯球タンク74から溢れ出した遊技球は、通路入口72に落下して球通路70を流下し、球排出口49から排出されて下皿44に貯留される。
また、遊技の終了時などに、上皿42の前面左側に設けられた上皿用球抜きレバー50を操作すると、整列通路46の最下流部が開放して、上皿42に貯留された遊技球が球通路70へ排出され下皿44へ流下する。さらに、下皿44が遊技球で満タンになったときや遊技の終了時などに、下皿44の前面下側に設けられた下皿用球抜きレバー52を操作すると、下皿底面の一部が開放して、下皿44に貯留された遊技球が下皿44の下方に配置された球箱(図示省略)へ排出される。
本実施形態のパチンコ機10では、パチンコ機本体を構成する内枠14と、内枠14の前面下部に開閉可能に設けられて上皿42及び下皿44をユニット化した皿ユニット40とでの遊技球の主な流動経路は以上の通りであり、この内枠14の前面におけるタンク出口76の下方位置と、皿ユニット40のベース41裏面における球排出口48の下方位置とには、上下方向にスライド可能とされた一対のシャッター板90、92が取り付けられている。
シャッター板90、92は、皿ユニット40が閉塞されると各々下方へ移動して(図4に示される位置)、タンク出口76と球排出口48とを開放し連通させる。また、皿ユニット40が開放されると各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板90はタンク出口76の下縁側を塞ぎ、皿ユニット40側のシャッター板92は球排出口48の下縁側を塞ぐ。このシャッター板90、92によって、皿ユニット40を開放した際に、貯球タンク74及び上皿42から遊技球が流出しないようせき止められる。
(アース構造の構成)
次に、上記のパチンコ機10の内枠14に設けられたアース構造を備える球通路ユニットについて説明する。
図5〜図8に示されるように、本実施形態のアース構造100を備える球通路ユニット110は、球通路ユニット110のベース部を構成するとともに、内枠14への取付状態にてパチンコ機10の前側に配置される球通路本体112を備えており、球通路本体112の前面112A側にアース部材140及びアース線160が取り付けられ、球通路本体112の後面(裏面)112Bに球通路カバー114が取り付けられて構成されている。
球通路本体112の上面部には、側端から中央側に掛けて下り傾斜した入賞球誘導路116、118が設けられており、入賞球誘導路116、118の最下流端部に挟まれた上記上面部の中央よりも少し左側には、外れ球誘導路120が設けられている。外れ球誘導路120は、球通路本体112の上面部において入賞球誘導路116、118よりも前方へ突出された平面視矩形状に形成されており、前側から後側に掛けて下り傾斜している。
図7に示されるように、外れ球誘導路120の前端面(先端面)120Aには、3本のピン(ボス)122、124L、124Rが設けられている。これら3本のピン122、124L、124Rは、球通路本体112の成型によるヒケを抑えるために円筒状に形成されており、前端面120Aの中央部上側にセンターピン122が配置され、センターピン122の両側方における少し下側に一対のサイドピン124L、124Rが配置されて、前端面120Aから前方へ向けて相互に平行となるよう突出している。また、図8に示されるように、センターピン122はサイドピン124L、124Rよりも突出長さが少し大きくされている。
この球通路本体112の後面112Bに球通路カバー114が取り付けられてユニット化された球通路ユニット110では、上面部における外れ球誘導路120の後側と入賞球誘導路116、118の下流部の後側を含む領域に、球通路入口126が形成され、下面部における外れ球誘導路120の下側に、球通路出口128が形成されており、内部には、球通路入口126から球通路出口128へ掛けて横方向(右方向)へ蛇行する球通路130が設けられている。また、球通路本体112の前面112A側では、外れ球誘導路120の下面120Bと、球通路本体112の前面112Aにおける外れ球誘導路120の下側領域に跨って、アース部材140が取り付けられている。
本実施形態のアース部材140は、電気的導通性を有する金属板によって板バネ状に形成されており、図9に示されるように、縦断面が逆L字形となるよう略直角に屈曲された取付部142を備え(図9(A)参照)、取付部142の下端部142A近傍に取付孔144が形成されている(図9(B)参照)。
取付部142の先端部(前端部)142Bからは、基端側となる取付部142側から先端側に掛けて上側へ略横U字状に湾曲された湾曲部146が延出されている。湾曲部146の先端からは、取付部142の先端部142Bが位置する下側へ屈曲されて略垂直に突出された突出部148が設けられており、これら湾曲部146及び突出部148の上端部分がアース部材140の導通接触部150とされている。
図9(B)に示されるように、突出部148は下方へ向けて凸状に形成されており、突出部148の中央部に、上下方向を長径とした縦長の長孔152が形成され、突出部148の下端両側部に、一対の切欠き154L、154Rが形成されている。
上記の構成とされたアース部材140は、取付部142が球通路本体112の前面112Aと外れ球誘導路120の下面120Bに突き当てられるとともに、突出部148の長孔152にセンターピン122が挿通され、切欠き154L、154Rにサイドピン124L、124Rが嵌め合わせられて位置決めされ、取付孔144にネジ156が挿通されて、球通路本体112の前面112Aに形成されたネジ孔158に締め付けられることにより(図7参照)、球通路本体112の前面112A及び外れ球誘導路120の下面120Bに跨って取り付けられている。
また、アース部材140を固定するネジ156には、アース線160の一端に設けられた接続端子162が取付部142に共締めされており(図5参照)、これによって、アース部材140にはアース線160が電気的に導通されている。そして、アース線160は、球通路本体112の前面112Aに形成された複数のスリット132に嵌め入れられて右側に引き回され、他端に設けられた接続端子164が球通路ユニット110の右外側へ引き出されている。
上記の構成とされた球通路ユニット110は、図10に示されるように、内枠14の開口部15における下側に取り付けられている。この取付状態では、開口部15の底面部分に形成された切欠き166からアース部材140の導通接触部150が上方へ突出しており、また、アース接地されたパチンコ機10のアース端子部(図示省略)に、アース線160の接続端子164が接続されている。
図11に示されるように、内枠14の開口部15に遊技盤Gが取り付けられると、図12に示されるように、外れ球誘導路120の先端部(前端部)の上側にアウト口98が配置され、内レール96の下面がアース部材140の導通接触部150に突き当たって導通接触部150を押し下げる。これにより、湾曲部146が潰れる方向へ弾性変形し、湾曲部146の弾性復元力により導通接触部150が内レール96の下面に圧接して、アース部材140が内レール96に電気的に導通されている。
また、パチンコ機10による遊技では、遊技盤Gのアウト口98に入った外れ球は、外れ球誘導路120により、傾斜方向である後側に誘導されて球通路入口126に入り、球通路130を通り抜けて球通路出口128から排出され回収される。また、各入賞口へ入賞して遊技盤Gの裏面側へ排出された入賞球は、入賞球誘導路116、118上に落下し、傾斜方向である中央側に誘導されて球通路入口126に入り、同様に、球通路130を通り抜けて球通路出口128から排出され回収される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係るパチンコ機10のアース構造100では、球通路ユニット110を構成する球通路本体112の前面112A側に取付部142が取り付けられたアース部材140は、取付部142の先端側に設けられた導通接触部150が遊技盤Gの内レール96に圧接して電気的に導通される。これにより、遊技盤Gは、内レール96、アース部材140、及びアース線160を介してアース接地され、盤面を構成するセル上を遊技球が移動する際の摩擦で発生する静電気が良好に除去される。したがって、遊技盤Gで発生する静電気によるパチンコ機10の誤動作等の悪影響を確実に防止することができる。
また、上記のアース部材140は、突出部148が外れ球誘導路120の前端面120Aに設けられたセンターピン122及びサイドピン124L、124Rに支持されている。詳細には、突出部148の長孔152にセンターピン122が挿通されて係合し、切欠き154L、154Rにサイドピン124L、124Rが嵌め合わせられて係合し、湾曲部146、突出部148、及び導通接触部150を含むアース部材140の先端側の上下方向及び左右方向の位置が決められて支持されており、さらに、突出部148が外れ球誘導路120の前端面120Aに当接することにより、アース部材140の先端側における奥行き方向(パチンコ機10の前後方向)の位置が決められて支持されている。
これにより、導通接触部150付近やアース部材140の先端側に加えられる荷重(外力)は、上記のように、外れ球誘導路120の前端面120Aに支持された突出部148によって受け止められる。
例えば、図9(A)に示されるように、上方から加えられる荷重(矢印F1)は、長孔152の上縁がセンターピン122に係合して支持され、切欠き154L、154Rの上縁がサイドピン124L、124Rに係合して支持されることにより受け止められる。また、下方から加えられる荷重(矢印F2)は、長孔152の下縁がセンターピン122に係合して支持されることにより受け止められる。また、前方から加えられる荷重(矢印F3)は、突出部148が外れ球誘導路120の前端面120Aに当接して支持されるとともに、湾曲部146が弾性変形し裏面をセンターピン122に当接させて支持されることにより受け止められる。また、斜め上方から加えられる荷重(矢印F4)や斜め下方から加えられる荷重(矢印F5)も同様に、上記各部の係合と当接による支持で受け止められる。
また、図9(B)に示されるように、左右方向から加えられる荷重(矢印F6、F7)については、長孔152の側縁がセンターピン122に係合して支持され、切欠き154L、154Rの側縁がサイドピン124L、124Rに係合して支持されることにより受け止められる。さらに、捻りを生じさせるような方向の荷重(矢印F8〜11)等についても、上記各部の係合による支持によって荷重が受け止められる。
このように、導通接触部150付近やアース部材140の先端側に加えられる様々な荷重(矢印F1〜11)に対し、突出部148が外れ球誘導路120の前端面120Aに支持されて受け止められることで、アース部材140の変形は確実に抑えられる。
また、特にこのアース部材140は、金属製の板バネで形成していることにより、構成を簡素化することができ安価に作製することができる。
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
例えば、上記の実施形態では、パチンコ機10の遊技盤Gに形成されたアウト口98部分におけるアース構造100を例に説明したが、本発明は、パチンコ機10等の遊技機を構成する他の構成部材に対するアース構造、あるいは、遊技機に限らず、帯電部材にアース部材を圧接させて電気的に導通しアースする構成のアース構造に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機のガラス枠及び皿ユニットが開放された状態を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアース構造が設けられた球通路ユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアース構造が設けられた球通路ユニットを示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係るアース構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアース構造の分解状態を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係るアース部材を示す(A)が右側面図、(B)が背面図である。 本発明の一実施形態に係る内枠に球通路ユニットが取り付けられた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る内枠に遊技盤が取り付けられた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るアース構造の導通状態を拡大して示す図11の12−12線断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
96 内レール
98 アウト口
100 アース構造
110 球通路ユニット
112 球通路本体(取付手段)
112A 前面
120 外れ球誘導路
120A 前端面(当接支持部)
120B 下面
122 センターピン(係合支持部/当接支持部)
124L サイドピン(係合支持部)
124R サイドピン(係合支持部)
140 アース部材
142 取付部
146 湾曲部
148 突出部(荷重受け部)
150 導通接触部(圧接部)
152 長孔
154L 切欠き
154R 切欠き
G 遊技盤(帯電部材/構成部材)

Claims (4)

  1. 帯電部材をアースするためにその帯電部材に圧接して電気的に導通されるアース部材と、前記アース部材が前記帯電部材に圧接するよう取り付けられる取付手段と、を備え、
    前記アース部材は、
    前記取付手段に取り付けられる取付部と、
    前記取付部の先端側に設けられ前記帯電部材に圧接する圧接部と、
    前記圧接部を弾性変形させたときに前記取付手段に設けられた支持部材に支持されて前記圧接部付近に加わる荷重を受ける荷重受け部と、
    を有し、
    前記荷重受け部には長孔が形成され、
    前記支持部材は、前記長孔との当接により前記荷重受け部を支持する当接支持部を有することを特徴とするアース構造。
  2. 帯電部材をアースするためにその帯電部材に圧接して電気的に導通されるアース部材と、前記アース部材が前記帯電部材に圧接するよう取り付けられる取付手段と、を備え、
    前記アース部材は、
    前記取付手段に取り付けられる取付部と、
    前記取付部の先端側に設けられ前記帯電部材に圧接する圧接部と、
    前記圧接部を弾性変形させたときに前記取付手段に設けられた支持部材に支持されて前記圧接部付近に加わる荷重を受ける荷重受け部と、
    を有し、
    前記荷重受け部には切欠きが形成され、
    前記支持部材は、前記切欠きとの係合により前記荷重受け部を支持する係合支持部を有することを特徴とするアース構造。
  3. 前記アース部材が金属製の板バネにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアース構造。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項記載のアース構造を備え、前記帯電部材が遊技機を構成する構成部材とされていることを特徴とする遊技機
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