JP4122466B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、機構盤の開口部を貫通する映像表示装置等の後部を背面高さが変更できるカバー体で覆うことにより、映像表示装置等の大きさが変化しても同一のカバー体で機構盤の裏面側に突出している機器を覆うことが可能であり、これによりカバー体の部品標準化が可能な弾球遊技機に関するものである。また、機種毎にカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能な弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、弾球遊技機の遊技盤にはCRT(CathodeRay Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を用いた種々の映像表示装置等が取り付けられている。しかし、これらの機器は大型であるため機構盤の開口部を貫通して裏側に突出し、球タンクからこぼれた球がこれらの機器の後部等に当たって故障の原因となるため、これらの機器の後部を覆う種々のカバー体が提案されている。例えば、特開平6−15050号公報に示されるパチンコ機の裏機構盤においては、遊技盤に装着されて遊技盤の裏面に突出するCRT等で構成される映像表示装置の後端部を貫通させる開口部をほぼ中央に開設し、後方に膨出部を有するカバー体を該開口部を覆うとともに開閉可能な状態で取り付け、賞球集合樋背面と前記カバー体内面との間に映像表示装置を収納し、上方の賞球タンクからこぼれた球が落下しても映像表示装置等に当たるのを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開平6−15050号公報に記載されているパチンコ機の裏機構盤においては、電動式のセンター役物や種々の映像表示装置の大きさに合わせて、複数種類の膨出深さの異なるカバー体を製作し、保管する必要があり、材料管理が煩雑になるという問題がある。また、組立時に機種毎にカバー体を替える必要があり、取り付けミス等が発生して製品品質の低下や、作業効率が低下するという問題がある。さらに、遊技中にカバー体を開けると、上方の賞球タンクからこぼれた球が落下して映像表示装置の後部に当たり、映像表示装置が故障するという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、機構盤の開口部を貫通する映像表示装置等の後部を背面高さが変更できるカバー体で覆うことにより、映像表示装置等の大きさが変化しても同一のカバー体で機構盤の裏面側に突出する機器を覆うことが可能であり、これによりカバー体の部品標準化が可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。また、機種毎にカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。さらに、遊技中にカバー体を開けても、上方からこぼれた球が落下して映像表示装置の後部に当たるのを防ぐことが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る弾球遊技機は、機構盤の裏面側に突出する機器を有する弾球遊技機において、前記機構盤の裏面にて該裏面に取り付けられて前記機器の周囲を囲繞するとともに後面側開口部を有する第1カバー体と、前記第1カバー体に対して着脱自在に取り付けられ、前面側開口部を有する箱体よりなり、前記機器を覆う第2カバー体と、前記第1カバー体と前記第2カバー体との間に設けられる係止機構と、を備え、前記係止機構は、前記第1カバー体の上下面に複数段階で形成された係止孔と、前記第2カバー体に形成された各段の前記係止孔に対して弾性的に係脱可能な係止突起と、から構成され、前記第2カバー体は、前記前面側開口部を前記第1カバー体の前記後面側開口部に嵌挿し、該第1カバー体に対して前記係止機構を介して複数段階で機構盤裏面からの高さを調整しつつ着脱自在に取り付けられ、前記上下面に形成された各係止孔は、貫通すると共に、該上面に形成された係止孔の幅は、パチンコ球の直径よりも狭くなるように形成されており、前記係止突起は、前記第2カバー体において前記前面側開口部の端面に形成されていることを特徴とする。
【0006】
このような特徴を有する請求項1に係る弾球遊技機においては、機構盤の裏面側に突出する機器の周囲は、機構盤の裏面に取り付けられる第1カバー体により囲繞されるとともに、該第1カバー体に着脱自在に取り付けられる第2カバー体により前記機器の後部が覆われる。
【0007】
これにより、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出する機器を第1カバー体と第2カバー体とで覆うことが可能である。また、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等機構盤の裏面側に突出した機器の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0008】
また、機構盤の裏面側に突出する機器の周囲は、機構盤の裏面に取り付けられる第1カバー体により囲繞されるとともに、該第1カバー体に対して複数段階で機構盤裏面からの高さを調整しつつ着脱自在に取り付けられる第2カバー体により前記機器の後部が覆われる。
【0009】
これにより、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出する機器の背面高さが変化しても、第2カバー体の取り付け高さを複数段階で変更することにより、第1カバー体と第2カバー体により前記機器を覆うことが可能となり、また、裏面側突出部を覆うカバー体の部品標準化が可能になる。さらに、機種毎に裏面側突出部のカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0010】
また、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出した機器の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
また、第1カバー体の上下面に形成された複数段階の係止孔に、第2カバー体に形成された係止突起が弾性的に係脱可能に嵌合して、両カバー体が係合される。
【0015】
これにより、ビス等を用いることなく容易に第2カバー体を第1カバー体に自在に取り付けることができ、部品点数の削減や作業工数の削減が可能になる。また、第2カバー体を第1カバー体に対して数段階の相対位置で着脱自在に取り付けることができ、機種毎に裏面側に突出する機器を覆うカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能となるとともに、カバー体の標準化が可能になる。さらに、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る弾球遊技機について、本発明をパチンコ機につき具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
先ず、本実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図1及び図2に基づき説明する。図1は本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図2は本実施形態に係るパチンコ機全体を示した背面図である。
【0018】
図1において、パチンコ機1は、いわゆる第一種パチンコ機である。パチンコ機1は、入賞口、電動役物、ゲート及び図柄表示装置11等の各種構造物が遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下には、賞球ケース21等(図2参照)を介して排出される賞球を受ける上部受け皿3がスピーカ3aを内蔵してプレート4に配設されている。そして、その上部受け皿3の下には、下部受け皿5が配設される。また、上部受け皿3に連通する不図示の球送り機構を介して上部受け皿3のパチンコ球がハンドル6に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成されている。
【0019】
一方、遊技盤2の周りには、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ7や「当たり」を表示する当たり表示ランプ8,8が設けられている。また、遊技盤2を囲んだ枠9内には、両肩部に賞球及び球切れ表示ランプ10,10が設けられている。
【0020】
また、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール13が立設されて構成されている。このレール13は、発射されたパチンコ球を遊技領域内に案内する重複して形成した案内路14を構成し、右肩部にはレール13に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部42を有する。そして、その段差部42には軸支された返しゴム(図示されていない)が配設されている。
【0021】
また、遊技領域のほぼ中央には、図柄表示装置11が配設され、該図柄表示装置11は、左、中、右に3分割された特別図柄を表示する映像表示装置12が遊技盤2の裏面側から設けられている。
【0022】
この映像表示装置12は、箱状の映像表示装置本体60(図2参照)内に収納され、遊技盤2の裏面側より映像表示装置12を前面に臨ませて、遊技盤2の裏面側に取り付けられている。この映像表示装置12はCRT(CathodeRay Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、その後面側には表示制御を行う表示制御装置(図示されていない)が一体に設けられている。
【0023】
次に、図2に基づいて遊技盤2の背後に設けられている合成樹脂製の機構セット盤15の構成を説明する。このパチンコゲーム機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すものであり、枠体16に対して開閉可能に蝶着された機構セット盤15上に形成されている。枠体16は、現在では樹脂製のものが主流となっているが、本実施の形態では木製のものとしている。
【0024】
パチンコゲーム機1の最上段には、上方に開口した賞球タンク17が機構セット盤15に固定されている。賞球タンク17の直上には補給装置18が配設され、吐出部18aが垂下されている。賞球タンク17は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔下方にはパチンコ球を整列流出し得る傾斜したタンクレール19が連設されている。また、賞球タンク17内には、その側面にアース板20が装着されている。
【0025】
更に、賞球ケース21内には、タンクレール19の下流側のパチンコ球をさらに減圧して送り出す送出樋22が連設され、送出樋22を通過するパチンコ球の数を確認する確認スイッチ、パチンコ球の送り出しを調節する払い出しソレノイド等(いずれも不図示)が内装されている。そして、送出樋22の下流側には排出部が形成され、排出路23a及び下部受け皿満タンスイッチが内装された排出路23bが下端部下方に開口して形成されている。
【0026】
また、機構セット盤15のほぼ中央には遊技盤2裏面の入賞球集合樋(図示されていない)が嵌合し得る大きさの開口部24が開設されており、該開口部24はセンターカバー25や各種ユニット機構体が配設される機構盤26により覆われている。この機構盤26の開口部24に対向する部分には、開口部24とほぼ同じ大きさの貫通孔が形成されている。そして、機構盤26の前記貫通孔は、センターカバー25により被覆されている。このセンターカバー25の後面には、遊技盤2の裏面に装着された画像表示装置本体60が貫通する開口部27が形成されてる。
【0027】
また、センターカバー25の開口部27より裏面側に突き出している映像表示装置本体60の後部は、開口部27の後端面周縁部にビス30a〜30hにより螺設された役物囲みカバー28により覆われている(図4及び図5参照)。そして、映像表示装置本体60の後端部は、前記役物囲みカバー28の後面開口部32(図3参照)に嵌着される役物カバー29により覆われる。
【0028】
また、基板ボックス内に装填されたメイン基板50が、センタカバー25に装着された状態で固定されている。このメイン基板50は、パチンコゲーム機1の遊技動作などを制御する制御回路が構成されている。そして、その制御回路は、制御動作を所定の手順で実行することができるCPU、その動作プログラムデータを格納するROM、データの書き込み及び読み出しを行うRAM、又は入出力回路やクロック発生器などを含むマイクロコンピュータが装着されている。
【0029】
次に、役物囲みカバー28及び役物カバー29について図3に基づいて説明する。図3は役物囲みカバー28及び役物カバー29の斜視図である。
【0030】
図3において、透明又は半透明のABS樹脂等の合成樹脂により形成された役物囲みカバー28は前面及び後面に開口部31、32を有する箱体であり、その左側面及び右側面の中央部には各々、3個の細長い略四角形のカバー取り付け孔33a〜33c、34a〜34cがほぼ等間隔で前後方向に一列に対向して形成されている。また、前面開口部31の開口端面の各辺の端縁部外側には取付片36a〜36dが形成され、各取付片36a〜36dの両端縁部にはビス取付孔35a〜35hが穿設されている。
【0031】
また、透明又は半透明のポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された役物囲みカバー29は、前面に開口部37を有し、前後方向に垂直な断面の外側寸法形状が、役物囲みカバー28の後面開口部32の寸法形状にほぼ等しい箱体である。また、前面開口部37端面の左右中央部外側には、前記カバー取付孔33a〜33b、34a〜34cに対応する位置に、断面形状が前記カバー取付孔33a〜33b、34a〜34cの孔形状にほぼ等しく、所定の高さの取付凸部38、39が形成されている。
【0032】
よって、役物囲みカバー28は、前面開口部31端面をセンターカバー25の開口部27の周縁部に当接され、ビス30a〜30hをビス取付孔35a〜35hに挿入されてビス止めされる。そして、役物カバー29の前面開口部37の左右端面部の取付凸部38、39を内側に撓ませつつ、役物囲みカバー28の後面開口部32に嵌挿し、取付凸部38、39が各カバー取付孔33a〜33c、34a〜34cに対向する位置にて役物カバー29の左右側面の撓みを除去すると取付凸部38、39が所定のカバー取付孔に内側より嵌合する。これにより、役物カバー29をセンターカバー25裏面から3段階の高さにて、役物囲みカバー28内に着脱自在に固定することができる。
【0033】
次に、LCD等により構成された比較的薄型の映像表示装置本体を遊技盤2裏面に装着した場合の、役物カバー29の取付状態の一例を図4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るパチンコ機1の遊技盤2に比較的薄型の映像表示装置本体が装着された場合の役物囲みカバー28と役物カバー29の中央横断面図である。
【0034】
図4において、機構セット盤15上に取り付けられたセンターカバー25の開口部27から役物囲みカバー28内に比較的薄型の映像表示装置本体61の後端部が突出している。図4に示すように映像表示装置本体61のセンターカバー25裏面からの突出長さが短いため、役物カバー29の各取付凸部38、39は、前面開口部31側の各カバー取付孔33a、34aに内側から嵌合されている。これにより、映像表示装置本体61の後部は役物囲みカバー28と役物カバー29により覆われる。また、役物カバー29と映像表示装置本体61の後部との間には接続ケーブル等(図示されていない)が配設されている。
【0035】
次に、CRT等により構成された比較的大型の映像表示装置本体を遊技盤2裏面に装着した場合の、役物カバー29の取付状態の一例を図5に基づいて説明する。図5は本実施形態に係るパチンコ機1の遊技盤2に比較的大型の映像表示装置本体が装着された場合の役物囲みカバー28と役物カバー29の中央横断面図である。
【0036】
図5において、機構セット盤15上に取り付けられたセンターカバー25の開口部27から役物囲みカバー28内に比較的大型の映像表示装置本体62の後端部が突出している。図5に示すように映像表示装置本体62のセンターカバー25裏面からの突出長さが長いため、役物カバー29の各取付凸部38、39は、後面開口部32側の各カバー取付孔33c、34cに内側から嵌合されている。これにより、映像表示装置本体62の後部は役物囲みカバー28と役物カバー29により覆われる。また、役物カバー29と映像表示装置本体62の後部との間には接続ケーブル等(図示されていない)が配設されている。
【0037】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係るパチンコ機1では、機構盤26に取り付けられるセンターカバー25の開口部27の後端面周縁部に、役物囲みカバー28の前面開口部31端面が当接され、ビス30a〜30hをビス取付孔35a〜35hに挿入されてビス止めされる。そして、開口部27より突出している映像表示装置本体60の後部突き出し長さに合わせて、役物カバー29の前面開口部37の左右端面部の取付凸部38、39を内側に撓ませつつ、役物囲みカバー28の後面開口部32に嵌挿し、取付凸部38、39を所定のカバー取付孔に対向する位置にて役物カバー29の左右側面の撓みを除去すると取付凸部38、39が所定のカバー取付孔に内側より嵌合する。これにより、役物カバー29は映像表示装置本体60の後端面と所定の空間を形成しつつ、役物囲みカバー28内に固定される。
【0038】
したがって、センターカバー25の開口部27から後面側に突出する映像表示装置本体60の背面高さが変化しても、役物カバー29の各取付凸部38、39を映像表示装置本体60の背面高さに合わせて役物囲みカバー28の各カバー取付孔33a〜33c、34a〜34cのいずれかに嵌合させることにより、同一の役物囲みカバー28と役物カバー29で種々の映像表示装置本体60のセンターカバー25からの裏面側突出部を覆うことが可能であり、よって、裏面側突出部を覆うカバー体の部品標準化が可能になる。
【0039】
また、役物カバー29を役物囲みカバー28に対して3段階の相対位置で着脱自在に取り付けることができ、機種毎に裏面側突出部のカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能になる。また、ビス等を用いることなく役物カバー29を役物囲みカバー28に取り付けることができ、部品点数の削減や作業工数の削減が可能になる。さらに、遊技中に、メインテナンス等のために役物囲みカバー28から役物カバー29を取り外しても、映像表示装置等の後部は役物囲みカバー28に覆われているため、上方の賞球タンク17からの落下球が映像表示装置本体60の後部等に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0040】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のようにしてもよい。
【0041】
(a)役物囲みカバー28の両側面に、各3個ずつカバー取付孔33a〜33c、34a〜34cが形成されているが、各4個以上形成してもよい。
【0042】
(b)役物囲みカバー28の両側面に、各3個ずつカバー取付孔33a〜33c、34a〜34cが形成されているが、上下面にカバー取付孔を形成してもよい。ただし、上面に形成されるカバー取付孔の幅寸法は、パチンコ球の直径よりも短くする必要がある。
【0043】
(c)役物カバー29は開口部37の左右端面の取付凸部38、39により役物囲みカバー28内に嵌設されているが、役物カバー29の両側面の所定位置にネジ孔を設けるとともに、役物囲みカバー28の両側面に前後方向の長溝部を形成し、ビスを該長溝部に挿入し、前記ネジ孔にネジ止めすることにより、役物カバー29を役物カバー28内の任意の相対位置に取り付けるようにしてもよい。
【0044】
(d)センターカバー25に役物囲みカバー28を螺設しているが、センターカバー25と役物囲みカバー28を一体成形にしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る弾球遊技機によれば、機構盤の裏面側に突出する機器の周囲は、機構盤の裏面に取り付けられる第1カバー体により囲繞されるとともに、該第1カバー体に着脱自在に取り付けられる第2カバー体により前記機器の後部が覆われる。
【0046】
これにより、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出する機器を第1カバー体と第2カバー体とで覆うことが可能な弾球遊技機を提供することができる。また、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等機構盤の裏面側に突出した機器の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能な弾球遊技機を提供することができる。
【0047】
また、機構盤の裏面側に突出する機器の周囲は、機構盤の裏面に取り付けられる第1カバー体により囲繞されるとともに、該第1カバー体に対して複数段階で機構盤裏面からの高さを調整しつつ着脱自在に取り付けられる第2カバー体により前記機器の後部が覆われる。
【0048】
これにより、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出する機器の背面高さが変化しても、第2カバー体の取り付け高さを変更することにより、第1カバー体と第2カバー体により前記機器を覆うことが可能となり、また、裏面側突出部を覆うカバー体の部品標準化が可能な弾球遊技機を提供することができる。さらに、機種毎に裏面側突出部のカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能な弾球遊技機を提供することができる。
【0049】
また、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等の機構盤の裏面側に突出した機器の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能な弾球遊技機を提供することができる。
【0050】
【0051】
また、第1カバー体の上下面に形成された複数段階の係止孔に、第2カバー体に形成された係止突起が弾性的に係脱可能に嵌合して、両カバー体が係合される。
【0052】
これにより、ビス等を用いることなく容易に第2カバー体を第1カバー体に着脱自在に取り付けることができ、部品点数の削減や作業工数の削減が可能な弾球遊技機を提供することができる。また、第2カバー体を第1カバー体に対して数段階の相対位置で着脱自在に取り付けることができ、機種毎に裏面側に突出する機器を覆うカバー体を替える必要が無いため、製品品質の向上や、作業効率の向上を図ることが可能となるとともに、カバー体の標準化が可能な弾球遊技機を提供することができる。さらに、遊技中に、第1カバー体から第2カバー体を取り外しても、映像表示装置等の後部は第1カバー体に覆われているため、上方からの落下球が映像表示装置等の後部に当たることを防ぐことができ、製品の信頼性の向上を図ることが可能な弾球遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図2】 本実施形態に係るパチンコ機全体を示した背面図である。
【図3】 本実施形態に係るパチンコ機の役物囲みカバー及び役物カバーの斜視図である。
【図4】 本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤に比較的薄型の映像表示装置本体が装着された場合の役物囲みカバーと役物カバーの中央横断面図である。
【図5】 本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤に比較的大型の映像表示装置本体が装着された場合の役物囲みカバーと役物カバーの中央横断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機、
2 遊技盤、
12 映像表示装置、
15 機構セット盤、
16 枠体、
17 賞球タンク、
25 センターカバー、
26 機構盤、
28 役物囲みカバー、
29 役物カバー、
60、61、62 映像表示装置本体
Claims (1)
- 機構盤の裏面側に突出する機器を有する弾球遊技機において、
前記機構盤の裏面にて該裏面に取り付けられて前記機器の周囲を囲繞するとともに後面側開口部を有する第1カバー体と、
前記第1カバー体に対して着脱自在に取り付けられ、前面側開口部を有する箱体よりなり、前記機器を覆う第2カバー体と、
前記第1カバー体と前記第2カバー体との間に設けられる係止機構と、
を備え、
前記係止機構は、前記第1カバー体の上下面に複数段階で形成された係止孔と、前記第2カバー体に形成された各段の前記係止孔に対して弾性的に係脱可能な係止突起と、から構成され、
前記第2カバー体は、前記前面側開口部を前記第1カバー体の前記後面側開口部に嵌挿し、該第1カバー体に対して前記係止機構を介して複数段階で機構盤裏面からの高さを調整しつつ着脱自在に取り付けられ、
前記上下面に形成された各係止孔は、貫通すると共に、該上面に形成された係止孔の幅は、パチンコ球の直径よりも狭くなるように形成されており、
前記係止突起は、前記第2カバー体において前記前面側開口部の端面に形成されていることを特徴とする弾球遊技機。
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