JP4330568B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
遊技球を使用して遊技を行う遊技機の代表的なものとしてパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機の裏面側に遊技演出を行う表示装置や演出役物の後部、さらには遊技の制御を行う制御装置等を配置し、該表示装置の後部や制御装置の周辺には、球貯留ユニット(球貯留タンク、球整列路、球排出装置)、排出流下路(球流下路の一種)、球抜装置、球抜流下路(球流下路の一種)等を備えた球導出機構を配置している。球導出機構は、遊技球が入賞口へ入賞すると、球排出装置が作動して球貯留タンクに貯留された遊技球を排出流下路へ流下して、賞球としてパチンコ遊技機の前面の上皿に排出するように構成されている。また、パチンコ遊技機のメンテナンス作業時や機種交換作業(所謂入替作業)時には、球抜装置を作動して球導出機構内に残留している遊技球を球抜流下路へ流下して、パチンコ遊技機の外部へ排出するように構成されている。そして、球導出機構を備えたパチンコ遊技機に関し、球貯留タンクをパチンコ遊技機の裏面側の上部中央に配置し、球排出装置、排出流下路、球抜装置、球抜流下路をそれぞれパチンコ遊技機の裏面の左右両側に配置したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−236193号公報
ところで、表示装置、演出役物や制御装置は、パチンコ遊技機から着脱(交換)可能な状態で備えられた遊技盤に固定されている。そして、近年では、遊技演出の効果を増すために、表示装置や演出役物を大型化する傾向にある。しかしながら、表示装置や演出役物を大きく構成すると、それらの後部が球導出機構の構成要素に干渉してしまう虞がある。このため、球導出機構との干渉が生じないように遊技盤を設計しなければならない。したがって、遊技盤の裏面側の構成や表面側(すなわち遊技領域)の演出役物の配置箇所が限定されてしまい、遊技の興趣を高めたパチンコ遊技機を実現し難い。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球流下路の配置を遊技盤の構成に応じて変更し易い遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、
前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられ、
前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成された排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、
前記排出路形成部および球抜路形成部の前後方向の向きを反転可能とするとともに、排出路形成部と球抜路形成部とを配置交換可能としたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記流下ユニット取付壁部が、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、
前記排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、
前記球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、
前記排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、
前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられ、
前記流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、
前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成される排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、
前記排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、
前記球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、
前記排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたことを特徴とする遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記裏機構盤、流下ユニット取付壁部の下方に、排出流下路から流下した遊技球を遊技機の前面側へ誘導する排出誘導路と、球抜流下路から流下した遊技球を遊技機の外部へ誘導する球抜誘導路とを備え、
前記排出誘導路は、裏機構盤の左右両側に排出流下路の下端に連通可能な排出誘導口をそれぞれ設け、
前記球抜誘導路は、裏機構盤の左右両側に球抜流下路の下端に連通可能な球抜誘導口をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられるので、球流下路の配置の自由度を増加することができ、球流下路の配置を遊技盤の構成に応じて変更し易い。したがって、球流下路との干渉を気にすることなく遊技盤の裏面側の構成や表面側(すなわち遊技領域)の演出役物の配置を設定し易くなり、遊技の興趣を高めた遊技機を実現することができる。
また、球流下路が形成された球流下ユニットを流下ユニット取付壁部の内側部に取り付けることにより、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットを直接取り付けるための取付部を設ける必要がない。したがって、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットの取付部を設けた場合に比べて、開口部を広く設定することができ、遊技盤の裏面側の構成と裏機構盤とを一層干渉し難くすることができる。加えて、球流下ユニット取付壁部のいずれか一方に球流下ユニットを取り付ければ、開口部のうち、球流下ユニットを取り付けない他方の球流下ユニット取付壁部側の周辺に、遊技盤の裏面側の構成を配置するスペースを確保することができる。したがって、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットの取付部を設けた場合に比べて、遊技盤の裏面側の構成を裏機構盤の側端部寄りに配置し易くなり、遊技の興趣を高めた遊技機の実現を一層図ることができる。
そして、前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成された排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、前記排出路形成部および球抜路形成部の前後方向の向きを反転可能とするとともに、排出路形成部と球抜路形成部とを配置交換可能としたので、用途が異なる球流下路の配置の自由度を増加することができ、遊技機内の他の構成の配置に合わせて各球流下路の配置を容易に変更することができる。
請求項2に記載の発明によれば、流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたので、排出路形成部と流下ユニット取付壁部との位置決め、または球抜路形成部と流下ユニット取付壁部との位置決めを行い易い。さらに、排出路形成部と球抜路形成部とを重ねた状態で流下ユニット取付壁部へ取り付ける際に、止着部材で排出路形成部と球抜路形成部と突起とを容易に止着することができる。
請求項3に記載の発明によれば、中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられ、前記流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成される排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、前記排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、前記球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、前記排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成したので、請求項1の発明と同様に、球流下路の配置の自由度を増加することができ、球流下路の配置を遊技盤の構成に応じて変更し易い。したがって、球流下路との干渉を気にすることなく遊技盤の裏面側の構成や表面側(すなわち遊技領域)の演出役物の配置を設定し易くなり、遊技の興趣を高めた遊技機を実現することができる。
また、球流下路が形成された球流下ユニットを流下ユニット取付壁部の内側部に取り付けることにより、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットを直接取り付けるための取付部を設ける必要がない。したがって、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットの取付部を設けた場合に比べて、開口部を広く設定することができ、遊技盤の裏面側の構成と裏機構盤とを一層干渉し難くすることができる。加えて、球流下ユニット取付壁部のいずれか一方に球流下ユニットを取り付ければ、開口部のうち、球流下ユニットを取り付けない他方の球流下ユニット取付壁部側の周辺に、遊技盤の裏面側の構成を配置するスペースを確保することができる。したがって、裏機構盤の開口部の周囲に球流下ユニットの取付部を設けた場合に比べて、遊技盤の裏面側の構成を裏機構盤の側端部寄りに配置し易くなり、遊技の興趣を高めた遊技機の実現を一層図ることができる。
また、前記したように、流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたので、排出路形成部と流下ユニット取付壁部との位置決め、または球抜路形成部と流下ユニット取付壁部との位置決めを行い易い。さらに、排出路形成部と球抜路形成部とを重ねた状態で流下ユニット取付壁部へ取り付ける際に、止着部材で排出路形成部と球抜路形成部と突起とを容易に止着することができる。
請求項4に記載の発明によれば、裏機構盤が、流下ユニット取付壁部の下方に、排出流下路から流下した遊技球を遊技機の前面側へ誘導する排出誘導路と、球抜流下路から流下した遊技球を遊技機の外部へ誘導する球抜誘導路とを備え、排出誘導路は、裏機構盤の左右両側に排出流下路の下端に連通可能な排出誘導口をそれぞれ設け、球抜誘導路は、裏機構盤の左右両側に球抜流下路の下端に連通可能な球抜誘導口をそれぞれ設けたので、排出流下路または球抜流下路の配置変更に対応可能な排出誘導路および球抜誘導路を構成することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の前方斜視図、図2はパチンコ遊技機の背面図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな矩形状開口を有する略額縁状の前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3に遊技盤収納フレーム4(図8参照)を形成して矩形状の遊技盤5を収納可能とし、前面枠3の前側には、一側(図1中左側)が軸着された前面カバー部材6を開閉可能に設け、該前面カバー部材6に透視可能なガラス板7を収納し、ガラス板7を通して遊技盤5の前面に形成された遊技領域8を前方から透視できるように構成している。さらに、前面カバー部材6の下方に上皿ユニット9と下皿ユニット10とを左右に少し位置をずらした状態で上下に設け、上皿ユニット9と下皿ユニット10との間には、遊技状態に応じて音を発生するスピーカー11を配置し、下皿ユニット10の左側に灰皿12を備え、下皿ユニット10の右側に、遊技球を遊技領域8へ向けて発射操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)13を備えている。
また、図2および図3に示すように、パチンコ遊技機1の裏面側、詳しくは前面枠3の裏面側に大きな枠状の裏機構盤15を備え、該裏機構盤15の中央部分に略矩形状の開口部16を開設し、遊技盤5の裏側から突出したセンターケース17の後部、遊技制御装置18、および外部端子盤19が裏機構盤15に干渉しないように構成されている。なお、遊技盤5は、センターケース17に表示装置や演出役物を備え、このセンターケースの後部、すなわち開口部16から後方へ臨む部分をカバー体20で後方から覆っている(図2参照)。また、カバー体20がセンターケース17の後部の他に入賞口等(言い換えると遊技領域8を転動する遊技球を遊技盤5の裏側に通過させる開口)を覆う場合には、カバー体20のうち遊技盤5と対向する部分に球寄せ流路を設け、遊技球が球寄せ流路を介して遊技盤5の裏側を流下できるように構成してもよい。
そして、裏機構盤15のうち開口部16の上方に球貯留ユニット23を配置し、開口部16の側方には、球貯留ユニット23から排出された遊技球を流下させる球流下路(具体的には、球貯留ユニット23内の遊技球を賞球あるいは貸球として流下させる球流下路である排出流下路25と、球貯留ユニット23内の遊技球を遊技機島設備内の下部の球回収樋(図示せず)へ案内する球流下路である球抜流下路26)を備えている。また、開口部16の下方には、球流下路から流下した遊技球を誘導する球誘導部27を形成し、球誘導部27の後方に取付ベース28を配置し、該取付ベース28の一側(図2中右側)に回動軸28aを設けて裏機構盤15に回動自在な状態で軸着し、取付ベース28の他側(図2中左側)には、裏機構盤15に着脱可能な状態で止着する止着部28bを備えている。そして、取付ベース28の後部(裏機構盤15に対向する部分とは反対側の部分)には、排出制御装置29、電源装置30、中継基板31を配置している。なお、球流下路および球誘導部27については、後で詳細に説明する。
次に、球貯留ユニット23について説明する。
球貯留ユニット23は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な装置である。この球貯留ユニット23は、図4および図5に示すように、遊技球を貯留可能な球貯留タンク34と、該球貯留タンク34に貯留された遊技球を排出流下路25あるいは球抜流下路26へ排出可能な球排出装置35と、当該球貯留ユニット23の配置状態を変換可能な状態変換機構36とを備えて構成されている。
球貯留タンク34は、パチンコ遊技機1の外部、具体的には遊技機設置島設備の補給装置から供給(補給)される遊技球を貯留するためのものである。球貯留タンク34は、上面を開口した横長な有底箱体状に形成され、上面開口を球受入口として補給装置の下方に配置している。また、その横方向の長さ(裏機構盤15の左右方向に沿った長さ)を裏機構盤15の横幅の半分よりも長い寸法、具体的には、裏機構盤15の横幅の2/3程度の寸法に設定している(図2参照)。そして、球貯留タンク34の底部を長手方向へ沿って下り傾斜させ、球貯留タンク34の底部の傾斜下端側(図5中左側)には、後述する球排出装置35のスプロケット(保持回転体)40を収容可能な略円筒状のスプロケット収容部(回転体収容部)41を下方へ向けて突設している。さらに、球貯留タンク34の底部には、球貯留タンク34内の遊技球の有無(球不足状態であるか否か)を検出可能な球補給スイッチ42を配置している。
球排出装置35は、球貯留タンク34の長手方向の一側、具体的には球貯留タンク34の底部の傾斜下端側に連通する状態で直結され、球貯留タンク34に貯留された遊技球を排出可能な装置である。球排出装置35は、図5に示すように、スプロケット収容部41の下方に配置される排出ステージ部材44と、スプロケット収容部41内に回動可能な状態で収容され、外周縁部に複数の球保持部45を設けたスプロケット40と、スプロケット40の上部に接続されてスプロケット40を回転駆動する排出駆動モータ46と、スプロケット40を覆う状態で球貯留タンク34の一側の上方に配置され、上面に排出駆動モータ46を取り付けるモータベース47とを備えて構成されている。
排出ステージ部材44は、スプロケット40の下方にいずれかの球保持部45と連通して遊技球を排出可能な排出口49および球抜口50を開設した部材であり(図6参照)、略シャーレ状に形成されたステージ本体51と、該ステージ本体51の上部開口を塞ぐ蓋部材52と、排出口49を通過する遊技球を1個宛検出可能な通過センサ53とから構成されている。
ステージ本体51は、図5に示すように、その底部の外周側に、排出口49の下流側開口となる排出開口55と、球抜口50の下流側開口となる球抜開口56とを開設してある。また、排出開口55の周囲にセンサ収容部57を形成し、該センサ収容部57の内側に通過センサ53を収容する。なお、通過センサ53は、遊技球がスルーホール53aを通過した際に検出信号を出力して、排出口49を通過する遊技球を検出できるように構成されている。
蓋部材52は、その上面の略中央に軸受孔59を開設し、該軸受孔59にスプロケット40の下方から突設された回転軸突起(図示せず)を挿通してスプロケット40を回動可能な状態で支持するように構成されている。また、軸受孔59の周囲には平坦な摺動ステージ60を形成し、スプロケット40に保持された遊技球がスプロケット40の回転に伴って摺動できるように構成されている。さらに、摺動ステージ60の周縁部には、排出口49の上側開口となる露出穴61を排出開口55に連通する状態で開設し、露出穴61のうちスプロケット40の正転方向R(図5中時計回り方向)の両側および奥側(摺動ステージ60側とは反対側)には、遊技球の移動方向を規制する規制壁部62を露出穴61を囲繞する状態で立設して、遊技球を排出口49(露出穴61、スルーホール53a、排出開口55)へ誘導できるように構成されている。
なお、上記した正転方向Rは、本実施形態において球保持部45を排出口49へ連通させて遊技球を排出口49から排出するとき、換言すると、遊技球を排出口49へ案内するときのスプロケット40の回転方向(排出回転方向)である。
また、摺動ステージ60の周縁部であって露出穴61から正転方向Rへ位相をずらした位置には、球抜口50の上側開口となる球抜穴64を球抜開口56に連通する状態で開設し、スプロケット40が逆転方向L(図5中反時計回り方向であり、本実施形態において遊技球を球抜口50から排出するときのスプロケット40の回転方向)へ回転したときに、スプロケット40に保持された遊技球が球抜穴64を介して球抜開口56に流入するように構成されている。さらに、球抜穴64の上方には、先端部を正転方向Rへ向けた球抜案内部65を延設し、摺動ステージ60上を逆転方向Lへ移動する遊技球を球抜口50(球抜穴64、球抜開口56)へ案内できるように構成されている。
このように構成された排出ステージ部材44は、摺動ステージ60を上に向けた状態で、スプロケット収容部41の下部に配置され、この状態でステージ本体51の外周部に設けられた止着片67をスプロケット収容部41の外周に設けられたステージ止着部68へねじ等の止着部材(図示せず)により止着することで、スプロケット収容部41の下部開口を塞いで固定される。そして、排出ステージ部材44をスプロケット収容部41の下部に配置すると、摺動ステージ60がスプロケット収容部41の内側に臨むとともに、スプロケット収容部41の底部として機能する。また、排出口49は、摺動ステージ60の中央(すなわちスプロケット40の回転中心)を挟んで球貯留タンク34の底部とは反対側に配置される。
スプロケット40は、回転軸を縦向きに配置した姿勢でスプロケット収容部41内に収容されている。また、当該スプロケット40の外周縁部には、遊技球を受け入れて保持可能な球保持部45を複数(本実施形態では10箇所)備えている。この球保持部45は、平面視において遊技球の外形に倣った円弧状の切欠によって構成され、スプロケット40の周方向に沿って等間隔に形成されている。また、スプロケット40の回転軸方向に沿って縦長に形成され、当該球保持部45とスプロケット収容部41の内周面との間に遊技球を複数個(本実施形態では最大3個)積み重なった状態、言い換えると、スプロケット40の回転軸方向へ沿って並べた状態で保持できるように構成されている。そして、スプロケット40の上部には、山高帽状を呈した回転軸部材70を固着している。
そして、スプロケット40が収容されるスプロケット収容部41のうち、球保持部45と対向する内壁面には、球保持部45内の遊技球の流下を阻止可能な球流下阻止部(図示せず)を球保持部45側へ向けて突設している。球流下阻止部は、排出口49および球抜口50の上方に、排出口49および球抜口50(あるいは摺動ステージ60)から遊技球の直径と略同じ距離を隔てて配置され、スプロケット収容部41の内壁面の周方向に沿って円弧状に形成されている。
排出駆動モータ(例えば、ステップモータ)46は、下方へ延出した出力軸をスプロケット40の回転軸上に位置する回転軸部材70に接続している。そして、排出制御装置29による制御に基づいて出力軸を回動し、スプロケット40を所望の角度だけ回転(正転或いは逆転)させるように構成されている。また、モータベース47は、その略中央に貫通孔71を開設し、この貫通孔71に排出駆動モータ46の出力軸を通してスプロケット40に接続した状態で、当該モータベース47の上面に排出駆動モータ46を取り付けている。そして、モータベース47の側部から突出した止着片72を球貯留タンク34の縁部に設けられたベース止着部73へねじ等の止着部材(図示せず)により止着することで、スプロケット収容部41を上方から覆う状態で固定される。
さらに、モータベース47の一側縁(球貯留タンク34の上流寄りの側縁)には、横長な矩形状の遮蔽壁75を球貯留タンク34の前後幅(パチンコ遊技機1の前後方向に沿った幅)に亘って立設し、球貯留タンク34内の遊技球がモータベース47上に乗り上げる不都合を阻止するように構成されている。また、モータベース47の上部のうち排出駆動モータ46を挟んで遮蔽壁75とは反対側には、被係止孔76を開設した被係止部77を立設し、後述する係止機構78の一部を係止して球貯留ユニット23の配置状態を維持できるように構成されている。
このような構成を備えた球排出装置35において、スプロケット40が球保持部45に遊技球を保持した状態で正転方向Rへ回転すると、球保持部45が排出口49に連通する手前で、球保持部45内の遊技球のうち1段目と2段目以上とが球流下阻止部によって隔てられる。この状態で球保持部45が排出口49の上方に到達すると、1段目(最下段)の遊技球は排出口49へ流下するが、2段目以上の遊技球(排出口49側に保持された遊技球よりも上方の遊技球)は球流下阻止部により排出口49へ流入することを阻止される。これにより、摺動ステージ60上においてスプロケット40の球保持部45に保持した遊技球を排出口49へ1個ずつ確実に排出することができる。したがって、1つの球保持部45に保持された複数の遊技球が一度に流下して遊技球が排出口49とスプロケット40との間に詰まってしまう不具合を抑えることができる。
一方、スプロケット40が球保持部45に遊技球を保持した状態で逆転方向Lへ回転した場合には、保持された遊技球が球抜口50に到達(連通)する手前に球流下阻止部が位置しているので、3個縦に積み重なった遊技球のうち1段目と2段目以上が球流下阻止部によって隔てられる。この状態で球保持部45が球抜口50の上方に到達すると、1段目の遊技球は球抜口50へ流下するが、2段目以上の遊技球は球流下阻止部により球抜口50へ流入することを阻止される。これにより、摺動ステージ60上においてスプロケット40の各球保持部45に保持した遊技球を球抜口50から1個ずつ確実に排出することができる。
次に、状態変換機構36について説明する。
状態変換機構36は、球貯留ユニット23のうち球貯留タンク34を挟んで球排出装置35とは反対側に配置され、球貯留ユニット23の左右の向きを反転させて配置状態を変換可能な機構である。状態変換機構36は、裏機構盤15の上部に固定された横長なベース部材81と、該ベース部材81に接続され、回動軸82を縦向きに配置した軸部材83と、球貯留タンク34の外壁部のうち球排出装置35とは反対側に配置され、回動軸82を回動自在な状態で軸着する回動軸受84とを備えている。そして、球貯留ユニット23を左右方向へ回動可能な状態で支持し、球貯留ユニット23が球排出装置35を裏機構盤15の一側(図3中右側)に配置する第1状態(図3および図4(a)参照)と、裏機構盤15の他側(図10中左側)に配置する第2状態(図4(b)および図10参照)とに変換可能となるように構成されている。
また、ベース部材81の上下両縁部には、横方向(すなわち裏機構盤15の左右方向)に延設されたスライド溝85を配置し、軸部材83の前側(裏機構盤15側)には、スライド溝85に摺動自在な状態で係合可能な係合部86を備えている。したがって、スライド溝85および係合部86は、スライド機構として機能し、回動軸82および回動軸受84とともに、球貯留ユニット23を裏機構盤15の横方向に沿ってスライドできるように構成している。なお、本実施形態のスライド溝85は、その左右両端部を開放して軸部材83の係合部86を係合し易いように構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、軸部材83を係合した後に、スライド溝85の左右両端部を蓋部材等により閉成すれば、スライド溝85から係合部86が外れることがなく、軸部材83、ひいては球貯留ユニット23が裏機構盤15から脱落することを防ぐことができて好適である。
さらに、裏機構盤15の上部の左右両端部には、球貯留ユニット23の他側、具体的には球排出装置35側を係止可能な係止機構78をそれぞれ配置している。係止機構78は、裏機構盤15から後方へ向けて延設された円柱状の係止支持部90と、該係止支持部90の先端に配置され、係止回動軸91を介して回動可能な状態で軸着された係止片92とを備えて構成されている。そして、球貯留ユニット23を回動するとともに回動軸受84および軸部材83をスライド溝85の他端(図4中左端)までスライドして第1状態に変換すると、裏機構盤15の一側に配置された係止機構78(図5中右側に配置された第1係止機構78a)の係止片92が球排出装置35の被係止孔76を通過する。この状態で係止片92を回動すると、係止片92と係止支持部90との間に被係止部77(具体的には被係止孔76の縁部)を挟んで第1係止機構78aと被係止部77とを係止し、球貯留ユニット23を第1状態に維持し、第2状態への変換を規制することができる。また、係止支持部90との間に被係止孔76の縁部を挟んだ係止片92を回動して被係止孔76を通過可能な姿勢に変換すると、第1係止機構78aと被係止部77との係止状態が解除され、球貯留ユニット23が第2状態へ変換することを許容することができる。
一方、球貯留ユニット23を回動するとともに、回動軸受84および軸部材83をスライド溝85の一端(図4中右端)までスライドして第2状態に変換すると、裏機構盤15の他側に配置された係止機構78(図5中左側に配置された第2係止機構78b)の係止片92が球排出装置35の被係止孔76を通過する。この状態で係止片92を回動すると、係止片92と係止支持部90との間に被係止部77(具体的には被係止孔76の縁部)を挟んで第2係止機構78bと被係止部77とを係止し、球貯留ユニット23を第2状態に維持し、第1状態への変換を規制することができる。また、係止支持部90との間に被係止孔76の縁部を挟んだ係止片92を回動して被係止孔76を通過可能な姿勢に変換すると、第2係止機構78と被係止部77との係止状態が解除され、球貯留ユニット23が第1状態へ変換することを許容することができる。
次に、球流下路を構成する構造、および球流下路を配置するための構造について説明する。
裏機構盤15は、図2および図3に示すように、その左右両側部に流下ユニット取付部100を備え、該流下ユニット取付部100に球流下ユニット101を着脱可能な状態で取り付け、この球流下ユニット101の内部に球流下路を形成している。流下ユニット取付部100は、図6に示すように、裏機構盤15から後方へ延設された縦長な取付壁部105(本発明における流下ユニット取付壁部に相当)と、該取付壁部105から突設された複数(本実施形態では2つ)の突起106と、取付壁部105から離間した状態で後方へ延設された縦長な当接リブ107とを備えて構成されている。取付壁部105は、裏機構盤15の側縁部に配置され、球貯留ユニット23の下部周辺から球誘導部27の上部周辺までの間に亘って備えられ、当該取付壁部105のうち開口部16側に位置する側面(内側部)を球流下ユニット101が取り付けられる取付面105aとしている。突起106は、取付壁部105の取付面105aから裏機構盤15の左右方向の中央へ向けて突設された円筒形ボスであり、取付面105aの上下両側に前後にずれた状態で配置され、突起106の先端には止着孔106aを開設している。当接リブ107は、球流下ユニット101の前後方向の位置決めを行うための部材であり、裏機構盤15の開口部16の側縁と取付壁部105との間から後方へ突出するとともに、取付壁部105に略平行な状態で配置されている。また、当接リブ107の先端(後端)を取付壁部105の前後方向の略中間部分と横並びの位置に配置して、流下ユニット取付部100に装着された状態の球流下ユニット101の前端部に当接するように構成されている(図8参照)。
なお、説明の便宜上、裏機構盤15の一側(図3中右側)に配置された流下ユニット取付部100を第1流下ユニット取付部100aとし、他側(図3中左側)に配置された流下ユニット取付部100を第2流下ユニット取付部100bと称する。そして、第1流下ユニット取付部100aは、図6に示すように、上側の突起106を裏機構盤15寄り(パチンコ遊技機1の前方寄り)に配置し、下側の突起106を裏機構盤15とは反対寄り(パチンコ遊技機1の後方寄り)に配置している。また、第2流下ユニット取付部100bは、上側の突起106を裏機構盤15とは反対寄り(パチンコ遊技機1の後方寄り)に配置し、下側の突起106を裏機構盤15寄り(パチンコ遊技機1の前方寄り)に配置している(図示せず)。
球流下ユニット101は、縦長な2つの流路形成部、具体的には排出路形成部108と球抜路形成部109とを横に並べて備え、且つ排出路形成部108と球抜路形成部109とが分離可能な状態で構成されている。排出路形成部108は、左右方向の厚さが取付壁部105と開口部16の縁部分との間隔と略等しく設定された厚肉板状の縦長な部材である(図8参照)。また、図7(a)に示すように、排出路形成部108の内部には、排出流下路25を裏機構盤15の前後方向に沿って蛇行した状態で形成し、排出流下路25の流入口を排出路形成部108の上端部のうち前後方向の略中央部分に開設し、排出流下路25の流出口を排出路形成部108の下端部の前寄り(図7(a)中左寄り)の位置に開設している。さらに、排出路形成部108の側面部のうち、取付壁部105の取付面105aと重なって対向し得る部分となる取付当接部108aには、流下ユニット取付部100の突起106を嵌合可能な複数(本実施形態では2つ)の排出側凹部111を窪ませて備えている。この排出側凹部111は、排出路形成部108の上下両側に形成され、当該排出側凹部111の奥側(取付壁部105とは反対側)に位置する底部に挿通孔112を開設している。
球抜路形成部109は、排出路形成部108と略同じ大きさおよび外観形状を備えた厚肉板状の縦長な部材であり、左右方向の厚さが取付壁部105と開口部16の縁部分との間隔と略等しく設定されている。また、図7(b)に示すように、球抜路形成部109の内部には、球抜流下路26を排出流下路25に並列する状態、且つ裏機構盤15の前後方向に沿って蛇行した状態で形成し、球抜流下路26の流入口を球抜路形成部109の上端部の後寄り(図7(b)中右寄り)の位置に開設し、球抜流下路26の流出口を球抜路形成部109の下端部の後寄り(図7(a)中右寄り)の位置に開設している。さらに、球抜路形成部109の側面部のうち排出路形成部108とは反対側に位置する取付当接部109aには、流下ユニット取付部100の突起106を嵌合可能な複数(本実施形態では2つ)の球抜側凹部115を窪ませて備えている。この球抜側凹部115は、球抜路形成部109の上下両側に形成され、当該球抜側凹部115の奥側(取付壁部105側)に位置する底部に挿通孔116を開設している。なお、球抜側凹部115を形成した取付当接部109aは、流下ユニット取付部100に球抜路形成部109を直接当接して装着する場合に、取付壁部105に重なって対向し得る部分となる。また、流下ユニット取付部100に球抜路形成部109を直接当接して装着する状態については、後で詳細に説明する。
そして、このような構成を備えた排出路形成部108および球抜路形成部109は、図8に示すように、互いに挿通孔112,116を対向させた状態、言い換えると排出側凹部111および球抜側凹部115を外側へ向けた状態で重ね合わせて横に並べられる。このとき、排出側凹部111と球抜側凹部115とが同一直線上に配置され、この状態で排出路形成部108の取付当接部108aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに、排出側凹部111を突起106に嵌合して、球流下ユニット101を流下ユニット取付部100(第1流下ユニット取付部100a)の取付壁部105に取り付けると、球抜側凹部115が突起106と球流下ユニット101とを止着するビス等の止着部材118の挿入口として機能する。そして、この挿入口となる球抜側凹部115から止着部材118を挿入して突起106の止着孔106aに止着すると、球流下ユニット101が流下ユニット取付部100(第1流下ユニット取付部100a)に固定される。また、排出流下路25の流入口が球排出装置35の排出口49の下方に位置して連通し、球抜流下路26の流入口が球排出装置35の球抜口50の下方に位置して連通する。さらに、当接リブ107の先端が排出路形成部108の前端部に当接して排出路形成部108の前後方向(すなわち球流下ユニット101の前後方向)の位置を規制する。
次に、球誘導部27について説明する。
球誘導部27は、図9に示すように、裏機構盤15のうち開口部16の下方に球誘導形成部121を裏機構盤15の左右両側部よりも後方へ突出した状態で設け、該球誘導形成部121に、球流下路から流下してきた遊技球を誘導する誘導路(排出誘導路123および球抜誘導路124)と、上皿ユニット9に連通して遊技球を上皿ユニット9へ供給する上皿連通口126と、下皿ユニット10に連通して遊技球を下皿ユニット10へ供給する下皿連通口127と、遊技機島設備内の球回収樋に連通する球抜連通口128とを備えて構成されている。そして、上皿連通口126を裏機構盤15の一側寄り(図9中右寄り)に開設し、下皿連通口127を上皿連通口126よりも下方、且つ裏機構盤15の左右方向の略中央部分に開設し、球抜連通口128を下皿連通口127の側方(図9中右側方)に開設している。
排出誘導路123は、球流下ユニット101の排出流下路25から流下した遊技球を上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10へ誘導する誘導路、すなわち遊技球をパチンコ遊技機1の前面側へ誘導する誘導路であり、上皿連通口126と第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた球流下ユニット101内の排出流下路25とを連通する第1排出誘導路131と、上皿連通口126と第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球流下ユニット101内の排出流下路25とを連通する第2排出誘導路132と、上皿連通口126と下皿連通口127とを連通するオーバーフロー流路133とから構成されている。
第1排出誘導路131は、球誘導形成部121の前面の一側(図9中右側)に形成され、第1流下ユニット取付部100aの下方から垂下する第1排出区間部135と、該第1排出区間部135の下端から後方へ延設され、球誘導形成部121を貫通する第2排出区間部136と、球誘導形成部121の後面に形成され、第2排出区間部136の後端から上皿連通口126の右側上部へ向けて下り傾斜した第3排出区間部137とから構成されている。そして、裏機構盤15の一側に配置された第1排出区間部135の上端には第1排出誘導口138(本発明における排出誘導口の一種)を開設し、該第1排出誘導口138を第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた球流下ユニット101内の排出流下路25の下端に連通して遊技球が通過可能な位置および大きさに設定している。また、第2排出区間部136の後部および第3排出区間部137の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。なお、第1排出誘導口138は、その縁部を第1流下ユニット取付部100aに配置された排出路形成部108の下端部に当接可能であり、排出路形成部108の上下方向の位置を規制する規制部として機能する。
第2排出誘導路132は、球誘導形成部121の後面の他側(図9中左側)から上皿連通口126の他側の上部に亘って上皿連通口126へ向けて下り傾斜した状態で配置され、裏機構盤15の他側に配置された第2排出誘導路132の上端には第2排出誘導口139(本発明における排出誘導口の一種)を開設し、該第2排出誘導口139を第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球流下ユニット101内の排出流下路25の下端に連通して遊技球が通過可能な位置および大きさに設定している。また、第2排出誘導路132の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。なお、第2排出誘導口139は、その縁部を第2流下ユニット取付部100bに配置された排出路形成部108の下端部に当接可能であり、排出路形成部108の上下方向の位置を規制する規制部として機能する。
また、オーバーフロー流路133は、球誘導形成部121の後面に上皿連通口126の一側(図9中右側)から下皿連通口127へ下り傾斜した状態で配置され、当該オーバーフロー流路133の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞している。また、オーバーフロー流路133のうち上皿連通口126の下縁部には棚部141を後方へ向けて突設し、該棚部141の一側(図9中右側)にオーバーフロー堰142を上向きに屈曲した状態で形成し、オーバーフロー堰142の横の空部をオーバーフロー流路133の上流入口としている。したがって、遊技球が第1排出誘導路131あるいは第2排出誘導路132を流下すると、この遊技球は、棚部141上に落下し、上皿連通口126を介して上皿ユニット9に排出される。そして、上皿ユニット9が満杯となり遊技球が上皿連通口126から棚部141上まで溜まると、オーバーフロー堰142を乗り越えてオーバーフロー流路133内を流下し、下皿連通口127を介して下皿ユニット10に排出される。
球抜誘導路124は、球流下ユニット101の球抜流下路26から流下した遊技球を遊技機島設備内の球回収樋へ誘導する誘導路、すなわち遊技球をパチンコ遊技機1の外部へ誘導する誘導路である。この球抜誘導路124は、第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた球流下ユニット101内の球抜流下路26に連通する第1球抜誘導路146と、第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球流下ユニット101内の球抜流下路26に連通する第2球抜誘導路147と、第1球抜誘導路146の下流部および第2球抜誘導路147の下流部を接続する縦長な接続流路148とから構成されている。
第1球抜誘導路146は、球誘導形成部121の後面の一側(図9中右側)に形成され、第1流下ユニット取付部100aの下方から垂下する第1球抜区間部151と、該第1球抜区間部151の下端から前方へ延設され、球誘導形成部121を貫通する第2球抜区間部152と、球誘導形成部121の前面に形成され、第2球抜区間部152の前端から接続流路148の上端へ向けて下り傾斜した第3球抜区間部153とから構成されている。そして、裏機構盤15の一側に配置された第1球抜区間部151の上端には第1球抜誘導口154(本発明における球抜誘導口の一種)を開設し、該第1球抜誘導口154を第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた球流下ユニット101内の球抜流下路26の下端に連通して遊技球が通過可能な位置および大きさに設定するとともに、第1球抜誘導口154を第1排出誘導口138よりも裏機構盤15の左右方向の中央寄りに配置している。また、第1球抜区間部151の後部および第2球抜区間部152の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。なお、第1球抜誘導口154は、その縁部を第1流下ユニット取付部100aに配置された球抜路形成部109の下端部に当接可能であり、球抜路形成部109の上下方向の位置を規制する規制部として機能する。
第2球抜誘導路147は、球誘導形成部121の前面の他側(図9中左側)から接続流路148の上端へ向けて下り傾斜した状態で配置され、裏機構盤15の他側に配置された第2球抜誘導路147の上端には第2球抜誘導口155(本発明における球抜誘導口の一種)を開設し、該第2球抜誘導口155を第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球流下ユニット101内の球抜流下路26の下端に連通して遊技球を通過可能な位置および大きさに設定するとともに、第2球抜誘導口155を第2排出誘導口139よりも裏機構盤15の左右方向の中央寄りに配置している。なお、第2球抜誘導口155は、その縁部を第2流下ユニット取付部100bに配置された球抜路形成部109の下端部に当接可能であり、球抜路形成部109の上下方向の位置を規制する規制部として機能する。
また、接続流路148は、その下端を球抜連通口128に連通し、該球抜連通口128を介して第1球抜誘導路146および第2球抜誘導路147を流下してきた遊技球を球回収樋へ流下して回収できるように構成されている。さらに、接続流路148の上端には球回収路157を連通し、該球回収路157の上端部を遊技盤5の裏側に配置された球寄せ流下路158の下端部に接続し、遊技領域8からアウト球あるいはセーフ球として遊技盤5の裏側へ誘導された遊技球を球寄せ流下路158および球回収路157を介して接続流路148へ誘導し、遊技機島設備内の球回収樋へ回収できるように構成されている。
上記のような構成を備えたパチンコ遊技機1において、前面枠3に遊技盤5を取り付ける際、遊技盤5の裏面側から突出した構成(遊技演出を行う表示装置や演出役物を備えたセンターケース17の後部や、遊技の制御を行う遊技制御装置18等)が裏機構盤15の他側寄り(図3中左寄り)に配置されている場合、すなわち、正面から見てセンターケース17を遊技領域8の右側に寄せて遊技者に所謂左打ちを行わせるように構成された遊技盤5を取り付けるには、図3に示すように、球貯留ユニット23を第1状態に変換するとともに、球流下ユニット101を第1流下ユニット取付部100aの取付壁部105に取り付ける。すると、裏機構盤15の一側(図3中右側)に球貯留ユニット23、排出流下路25および球抜流下路26を寄せて配置することができる。したがって、開口部16の他側(図3中左側)が球貯留ユニット23排出流下路25および球抜流下路26により覆われることを避けることでき、遊技盤5の裏面側の構成が球貯留ユニット23や球流下路と干渉することがない。
また、球貯留ユニット23の排出口49と排出流下路25と第1排出誘導路131とが連通し、さらに、球貯留ユニット23の球抜口50と球抜流下路26と第1球抜誘導路146とが連通する。この状態で球排出装置35を作動してスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、排出口49から排出されて排出流下路25および第1排出誘導路131を流下し、上皿連通口126あるいは下皿連通口127を通過して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10に供給される。一方、スプロケット40を逆転方向Lへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、球抜口50から排出されて球抜流下路26および第1球抜誘導路146を流下し、球抜連通口128を通過して遊技機島設備内の球回収樋へ回収される。
さらに、遊技盤5の裏面側から突出した構成が裏機構盤15の一側寄り(図10中右寄り)に配置されている場合、すなわち、正面から見てセンターケース17を遊技領域8の左側に寄せて遊技者に所謂右打ちを行わせるように構成された遊技盤5を取り付けるには、図10に示すように、球貯留ユニット23を第2状態に変換するとともに、球流下ユニット101を第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付ける。このとき、球流下ユニット101は、第1流下ユニット取付部100aへの取付時の姿勢とは異なる姿勢で第2流下ユニット100bに取り付けられる。具体的には、排出路形成部108と球抜路形成部109とを分離し、排出路形成部108および球抜路形成部109の前後方向の向きをそれぞれ第1流下ユニット取付部100aへの取付時の前後方向から反転した姿勢とし、さらに、排出路形成部108と球抜路形成部109とを配置交換して、排出路形成部108を裏機構盤15の他側寄り(図10中左寄り)に配置するとともに、球抜路形成部109を裏機構盤15の一側寄り(図10中右寄り)に配置する。言い換えると、球流下ユニット101を第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた姿勢から状態変換機構36の回動軸82を中心にして180度回動した姿勢に設定して第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付ける。
この結果、排出路形成部108および球抜路形成部109は、互いに挿通孔112,116を対向させた状態、言い換えると排出側凹部111および球抜側凹部115を外側へ向けた状態で重ね合わせて横に並べられる。さらに、排出側凹部111と球抜側凹部115とが同一直線上に配置され、この状態で排出路形成部108の取付当接部108aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに、排出側凹部111を突起106に嵌合して、球流下ユニット101を第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付けると、球抜側凹部115が突起106と球流下ユニット101とを止着するビス等の止着部材118の挿入口として機能する。そして、この挿入口となる球抜側凹部115から止着部材118を挿入して突起106の止着孔106aに止着すると、球流下ユニット101が第2流下ユニット取付部100bに固定される。
すると、裏機構盤15の他側(図10中左側)に球貯留ユニット23、排出流下路25および球抜流下路26を寄せて配置することができる。したがって、開口部16の一側(図10中右側)が球貯留ユニット23、排出流下路25および球抜流下路26により覆われることを避けることでき、遊技盤5の裏面側の構成が球貯留ユニット23や球流下路と干渉することがない。
また、球貯留ユニット23の排出口49と排出流下路25と第2排出誘導路132とが連通し、さらに、球貯留ユニット23の球抜口50と球抜流下路26と第2球抜誘導路147とが連通する。この状態で球排出装置35を作動してスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、排出口49から排出されて排出流下路25および第2排出誘導路132を流下し、上皿連通口126あるいは下皿連通口127を通過して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10に供給される。一方、球排出装置35を作動してスプロケット40を逆転方向Lへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、球抜口50から排出されて球抜流下路26および第2球抜誘導路147を流下し、球抜連通口128を通過して遊技機島設備内の球回収樋へ回収される。
このようにして、パチンコ遊技機1は、球貯留ユニット23および球流下路(排出流下路25、球抜流下路26)の配置の自由度を増加することができ、球貯留ユニット23および球流下路の配置を遊技盤5の構成に応じて変更し易い。したがって、球貯留ユニット23および球流下路との干渉を気にすることなく遊技盤5の裏面側の構成や表面側(すなわち遊技領域8)の演出役物の配置を設定し易くなり、遊技の興趣を高めたパチンコ遊技機1を実現することができる。
また、球流下路が形成された球流下ユニット101を取付壁部105の内側部に取り付けることにより、裏機構盤15の開口部16の周囲に球流下ユニット101を直接取り付けるための取付部を設ける必要がない。したがって、裏機構盤15の開口部16の周囲に球流下ユニット101の取付部を設けた場合に比べて、開口部16を広く設定することができ、遊技盤5の裏面側の構成と裏機構盤15とを一層干渉し難くすることができる。加えて、取付壁部105のいずれか一方に球流下ユニット101を取り付ければ、開口部16のうち、球流下ユニット101を取り付けない他方の取付壁部105側の周辺に、遊技盤5の裏面側の構成を配置するスペースを確保することができる。したがって、裏機構盤15の開口部16の周囲に球流下ユニット101の取付部を設けた場合に比べて、遊技盤5の裏面側の構成を裏機構盤15の側端部寄りに配置し易くなり、遊技の興趣を高めたパチンコ遊技機1の実現を一層図ることができる。
また、排出流下路25および球抜流下路26は、裏機構盤15の前後方向に沿って蛇行した状態で形成されるので、球流下ユニット101が裏機構盤15に沿って横方向に広がることを防ぐことができる。したがって、パチンコ遊技機1の裏面側に大型化した表示装置や演出役物の配置スペース(すなわちセンターケース17の配置スペース)をさらに確保することができる。そして、排出路形成部108と球抜路形成部109とを分離可能な状態で配置し、排出路形成部108および球抜路形成部109の前後方向の向きを反転可能とするとともに、排出路形成部108と球抜路形成部109とを配置交換可能としたので、用途が異なる球流下路の配置の自由度を増加することができ、パチンコ遊技機1内の他の構成の配置に合わせて各球流下路の配置を容易に変更することができる。
さらに、排出誘導路123は、裏機構盤15の左右両側に排出流下路25の下端に連通可能な排出誘導口138,139をそれぞれ設け、球抜誘導路124は、裏機構盤15の左右両側に球抜流下路26の下端に連通可能な球抜誘導口154,155をそれぞれ設けているので、排出流下路25または球抜流下路26の配置変更に対応可能な排出誘導路123および球抜誘導路124を構成することができる。
また、球貯留ユニット23は、球貯留タンク34と、該球貯留タンク34の一側に連通する球排出装置35とから構成されるので、球貯留タンク34と球排出装置35との間に球整列路を設ける必要がない。したがって、球貯留ユニット23の大きさや部品点数を低減することができ、球貯留ユニット23の配置スペースや製造コストを低く抑えることができる。
ところで、球流下ユニット101は、球抜路形成部109の取付当接部109aを第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に重ねる状態で取付可能とし、排出路形成部108と球抜路形成部109とを配置交換せずに、第1流下ユニット取付部100aから第2流下ユニット取付部100bへ装着し直せるように構成してもよい。例えば、図11および図12に示す第1実施形態の変形例では、第2流下ユニット取付部100bは、上側の突起106を裏機構盤15寄り(パチンコ遊技機1の前方寄り)に配置し、下側の突起106を裏機構盤15とは反対寄り(パチンコ遊技機1の後方寄り)に配置している。また、球抜路形成部109の流出口(第1流下ユニット取付部100aに取り付けた状態において球抜路形成部109の下端部に開設された開口)を球抜路形成部109の下端部のうち前後方向の略中央部分に開設している。さらに、球誘導部27は、第2球抜誘導口155を第2排出誘導口139よりも裏機構盤15の側方寄り(図12中左寄り)に配置し、各誘導口(第1排出誘導口138、第2排出誘導口139、第1球抜誘導口154、第2球抜誘導口155)を裏機構盤15の球誘導形成部121の前後に亘る状態で開設している。
このような構成を備えたパチンコ遊技機1において、正面から見てセンターケース17を遊技領域8の左側に寄せて遊技者に所謂右打ちを行わせるように構成された遊技盤5を取り付けるには、図11に示すように、球貯留ユニット23を第2状態に変換するとともに、球流下ユニット101を第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付ける。このとき、球流下ユニット101は、球抜流下路26と排出流下路25との左右方向の配置を第1流下ユニット取付部100aに取り付けた状態と同じ配置とし、すなわち排出路形成部108を裏機構盤15の一側寄り(図11中右寄り)に配置するとともに、球抜路形成部109を裏機構盤15の他側寄り(図11中左寄り)に配置する。また、球流下ユニット101の上下を反転させ、第1流下ユニット取付部100aに取り付けた状態において球抜路形成部109の下端部に配置した開口を球排出装置35の排出口49に接続し、さらに、第1流下ユニット取付部100aに取り付けた状態において排出路形成部108の下端部に配置した開口を球排出装置35の排出口50に接続する。なお、この第1実施形態の変形例では、球流下ユニット101は、排出路形成部108と球抜路形成部109とを固定して一体化した状態で構成してもよい。
この結果、排出路形成部108および球抜路形成部109は、互いに挿通孔112,116を対向させた状態、言い換えると排出側凹部111および球抜側凹部115を外側へ向けた状態で重ね合わせて横に並べられる。さらに、排出側凹部111と球抜側凹部115とが同一直線上に配置され、この状態で球抜路形成部109の取付当接部109aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに、球抜側凹部115を突起106に嵌合して、球流下ユニット101を第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付けると、排出側凹部111が突起106と球流下ユニット101とを止着するビス等の止着部材118の挿入口として機能する。そして、この挿入口となる排出側凹部111から止着部材118を挿入して突起106の止着孔106aに止着すると、球流下ユニット101が第2流下ユニット取付部100bに固定される。なお、球流下ユニット101は、第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた状態では、上記した第1実施形態と同様に、図8に示すように、互いに挿通孔112,116を対向させた状態、言い換えると排出側凹部111および球抜側凹部115を外側へ向けた状態で重ね合わせて横に並べられる。そして、排出側凹部111と球抜側凹部115とが同一直線上に配置され、この状態で排出路形成部108の取付当接部108aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに排出側凹部111を突起106に嵌合し、球抜側凹部115が突起106と球流下ユニット101とを止着するビス等の止着部材118の挿入口として機能する。
したがって、排出路形成部108と流下ユニット取付部100の取付壁部105との位置決め、または球抜路形成部109と流下ユニット取付部100の取付壁部105との位置決めを行い易い。さらに、排出路形成部108と球抜路形成部109とを重ねた状態で流下ユニット取付部100の取付壁部105へ取り付ける際に、止着部材118で排出路形成部108と球抜路形成部109と突起106とを容易に止着することができる。
また、第2流下ユニット取付部100bに球流下ユニット101を取り付けると、裏機構盤15の他側(図11中左側)に球貯留ユニット23および球流下路を寄せて配置することができる。したがって、開口部16の一側(図11中右側)が球貯留ユニット23および球流下路により覆われることを避けることでき、遊技盤5の裏面側の構成が球貯留ユニット23や球流下路と干渉することがない。
そして、球貯留ユニット23の排出口49と球抜流下路26と第2球抜誘導路147とが連通し、さらに、球貯留ユニット23の球抜口50と排出流下路25と第2排出誘導路132とが連通する。この状態で球排出装置35を作動してスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、排出口49から排出されて球抜流下路26および第2球抜誘導路147を流下し、球抜連通口128を通過して遊技機島設備内の球回収樋へ回収される。一方、球排出装置35を作動してスプロケット40を逆転方向Lへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球は、球抜口50から排出されて排出流下路25および第2排出誘導路132を流下し、上皿連通口126あるいは下皿連通口127を通過して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10に供給される。
ところで、上記実施形態では、排出流下路25と球抜流下路26とを隣り合う状態で配置し、球貯留ユニット23の状態を変換せずに賞球あるいは貸球としての遊技球を排出させる動作と、球貯留タンク34内の遊技球を外部へ抜き出す動作とを行えるように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示す第2実施形態のパチンコ遊技機1は、基本的には第1実施形態と同じ構成を有するが、裏機構盤15の開口部16の周辺の構成が異なる。
具体的に説明すると、裏機構盤15は、図13および図14に示すように、状態変換機構36のベース部材81の側方(図14中左側方)に、球貯留ユニット23の状態を検出可能な検出スイッチ160を配置している。検出スイッチ160は、前後方向に移動可能であり、常時後方へ(すなわち検出スイッチ160から突出する方向へ)付勢された検出部161と、該検出部161を覆う状態で配置され、球貯留タンク34の側部に当接可能な弾性部材からなる当接片162とを備え、球貯留ユニット23が第2状態に変換すると、当接片162が球貯留タンク34の側部により押圧されて検出部161を押し込み、この押し込み動作に基づいて球貯留ユニット23が第2状態へ変換したことを知らせる状態変換信号を制御装置(例えば、排出制御装置29)へ送信するように構成されている。また、球貯留ユニット23が第1状態に変換すると、当接片162と球貯留タンク34の側部とが離間し、検出部161が検出スイッチ160から突出した状態に変換し、この突出状態に基づいて状態変換信号の排出制御装置29への送信を停止する。この送信停止により、排出制御装置29は、球貯留ユニット23が第1状態に変換したことを認識することができる。
そして、裏機構盤15の一側に位置する第1流下ユニット取付部100aの取付壁部105には排出路形成部168を取り付け、裏機構盤15の他側に位置する第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105には球抜路形成部169を取り付けている。第2実施形態の排出路形成部168および球抜路形成部169は、図13(b)に示すように、第1実施形態の排出路形成部108と同じ形状を有する厚肉板状の縦長な部材である。排出路形成部168は、その内部に、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路25を裏機構盤15の前後方向に沿って蛇行した状態で形成し、排出流下路25の流入口を排出路形成部168の上端部のうち前後方向の略中央部分に開設し、排出流下路25の流出口を排出路形成部168の下端部の前寄り(図13(b)中左寄り)の位置に開設している。さらに、排出路形成部168の側面部のうち、取付壁部105の取付面105aと重なって対向し得る部分となる取付当接部168aの上下両側には、第1流下ユニット取付部100aの突起106を嵌合可能な複数(本実施形態では2つ)の排出側凹部171を窪ませて備え、該排出側凹部171の奥側(取付壁部105とは反対側)に位置する底部に挿通孔172を開設している。そして、排出路形成部168の取付当接部168aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに排出側凹部171を突起106に嵌合して、第1流下ユニット取付部100aの取付壁部105に取り付けられ、この状態で挿通孔172から挿入したビス等の止着部材を突起106の止着孔106aに止着して、第1流下ユニット取付部100aに固定されている。
また、球抜路形成部169は、その内部に、パチンコ遊技機1の外部へ案内する球抜流下路26を裏機構盤15の前後方向に沿って蛇行した状態で形成し、球抜流下路26の流入口を球抜路形成部169の上端部のうち前後方向の略中央部分に開設し、球抜流下路26の流出口を球抜路形成部169の下端部の後寄り(図13(b)中左寄り)の位置に開設している。さらに、球抜路形成部169の側面部のうち、取付壁部105の取付面105aと重なって対向し得る部分となる取付当接部169aの上下両側には、第2流下ユニット取付部100bの突起106を嵌合可能な複数(本実施形態では2つ)の球抜側凹部175を窪ませて備え、該球抜側凹部175の奥側(取付壁部105とは反対側)に位置する底部に挿通孔176を開設している。そして、球抜路形成部169の取付当接部109aを取付壁部105の取付面105aに重ねるとともに球抜側凹部115を突起106に嵌合して、第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に取り付けられ、この状態で挿通孔176から挿入したビス等の止着部材を突起106の止着孔106aに止着して、第2流下ユニット取付部100bに固定されている。
さらに、開口部16の下方および流下ユニット取付部100の下方には、球誘導部177を備えている。球誘導部177は、基本的には第1実施形態と同じ構成を有するが、排出誘導路および球抜誘導路の構成が異なる。具体的に説明すると、球誘導部177の排出誘導路181は、オーバーフロー流路133よりも上流側の構成が異なり、オーバーフロー流路133よりも上流側となる部分に、上皿連通口126と排出流下路25とを連通する排出連通路182を備えている。排出連通路182は、球誘導形成部121の前面の一側(図15中右側)に形成され、第1流下ユニット取付部100aの下方から垂下する第1排出区間部183と、該第1排出区間部183の下端から後方へ延設され、球誘導形成部121を貫通する第2排出区間部184と、球誘導形成部121の後面に形成され、第2排出区間部184の後端から上皿連通口126の一側の上部へ向けて下り傾斜した第3排出区間部185とから構成されている。そして、裏機構盤15の一側に配置された第1排出区間部183の上端には排出誘導口186を開設し、該排出誘導口186を第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた排出路形成部168内の排出流下路25の下端に連通して遊技球が通過可能な位置および大きさに設定している。また、第2排出区間部184の後部および第3排出区間部185の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。
また、球誘導部177の球抜誘導路191は、接続流路148および球回収路157を除く構成が異なる。すなわち、接続流路148の上端の側方(図15中左側方)に、接続流路148と球抜流下路26とを連通する球抜連通路192を備えている。球抜連通路192は、球誘導形成部121の後面の他側(図15中左側)に形成され、第2流下ユニット取付部100bの下方から垂下する第1球抜区間部193と、該第1球抜区間部193の下端から前方へ延設され、球誘導形成部121を貫通する第2球抜区間部194と、球誘導形成部121の前面に形成され、第2球抜区間部194の前端から接続流路148の上端へ向けて下り傾斜した第3球抜区間部195とから構成されている。そして、裏機構盤15の他側に配置された第1球抜区間部193の上端には球抜誘導口196を開設し、該球抜誘導口196を第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球抜路形成部169内の球抜流下路26の下端に連通して遊技球が通過可能な位置および大きさに設定している。また、第1球抜区間部193の後部および第2球抜区間部194の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。
このような構成を備えて球貯留ユニット23を第1状態に変換すると、図14(a)に示すように、球排出装置35の排出口49が排出流下路25の流入口の直上に配置して、排出口49と排出流下路25とが連通する。さらに、検出スイッチ160と球貯留タンク34の側部とが離間して検出スイッチ160が球貯留ユニット23の第1状態への変換を検出する。すると、検出スイッチ160からの状態変換信号の送信が停止し、排出制御装置29は、この状態変換信号の送信停止、すなわち、球貯留ユニット23が第1状態に変換したことに基づいて、排出流下路25へ遊技球を排出すること、具体的には球排出装置35の排出駆動モータ46を駆動してスプロケット40を正転方向Rへ回転して排出口49から遊技球を排出することを許容する。この許容状態でスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から排出流下路25へ流下し、球誘導部177の排出連通路182を介して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10へ供給することができる。
一方、球貯留ユニット23を第2状態に変換すると、図14(b)に示すように、球排出装置35の排出口49が球抜流下路26の流入口の直上に配置して、排出口49と球抜流下路26とが連通する。さらに、検出スイッチ160と球貯留タンク34の側部とが当接して検出スイッチ160が球貯留ユニット23の第2状態への変換を検出する。すると、検出スイッチ160からの状態変換信号が送信され、排出制御装置29は、この状態変換信号の送信、すなわち、球貯留ユニット23が第2状態に変換したことに基づいて、球抜流下路26へ遊技球を排出すること、具体的には球排出装置35の排出駆動モータ46を駆動してスプロケット40を正転方向Rへ回転して排出口49から遊技球を排出することを許容する。この許容状態で所定時間(例えば5秒間)が経過した後、排出制御装置29が排出駆動モータ46を駆動してスプロケット40を正転方向Rへ回転する。すると、球排出装置35は、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から球抜流下路26へ流下し、球誘導部177の球抜連通路192を介して遊技機島設備内の球回収樋へ回収することができる。
したがって、第2実施形態のパチンコ遊技機1は、球貯留ユニット23の状態を変換するだけで、球貯留ユニット23に賞球あるいは貸球としての遊技球を排出させる動作と、球貯留タンク34内の遊技球を外部へ抜き出す動作とを切り換えて行わせることができる。このことから、球貯留ユニット23内に賞球排出あるいは貸球排出のための構成と、球抜きのための構成を予め併設しておく必要がない。具体的には、球排出装置35に球抜口50を開設する必要がない。これにより、球貯留ユニット23の構造を簡単にすることができ、球貯留ユニット23の製造コストの低減を図ることができる。
また、球排出装置35は、検出スイッチ160が球貯留ユニット23の第2状態への変換を検出してから所定時間経過後に球抜流下路26へ遊技球を排出するので、球貯留ユニット23を第2状態に変換してから球排出装置35が遊技球を球抜流下路26へ排出するまでの間に、球抜流下路26の球出口とパチンコ遊技機1の外部の球回収場所とを連通することができる。例えば、遊技機設置島設備に取り付けられたパチンコ遊技機1において、球貯留ユニット23の状態を変換するには、前面枠3を開いてパチンコ遊技機1の裏面を露出させる必要があり、この状態では、遊技機島設備内の球回収樋と球抜連通口128との連通が解除される。しかしながら、球貯留ユニット23を第2状態に変換してから球排出装置35が遊技球を球抜流下路26へ排出するまでの間に、前面枠3を閉じて球回収樋と球抜連通口128とを再び連通させることができる。したがって、球抜流下路26を流下した遊技球が床に散乱してしまう不都合をなくすことができ、球貯留ユニット23から遊技球を抜き取る球抜き作業を円滑に行うことができ、作業員の作業負担を軽減することができる。
さらに、左右の球流下ユニット(排出路形成部168あるいは球抜路形成部169)が裏機構盤15の開口部16の左右両側の後方を覆うように配置されることを防ぐことができる。したがって、遊技盤5の裏面側から突出した構成(遊技演出を行う表示装置や演出役物を備えたセンターケース17の後部や、遊技の制御を行う制御装置等)が裏機構盤15の開口部16の左右両側に亘って配置されているもの、すなわち、正面から見て表示装置を遊技領域8の左右両側に広がるように配置して遊技者に所謂左打ちや右打ちを均等に行わせるように構成された遊技盤5を取り付け易い。
なお、球誘導部27に形成された誘導路の途中に通路切換部材を備えて、遊技球を賞球あるいは貸球として誘導する状態と、パチンコ遊技球の外部へ誘導する状態とに変換できるように構成してもよい。例えば、図16に示す第2実施形態の変形例の球誘導部200は、基本的には第2実施形態の球誘導部177と同じであるが、球誘導形成部121の前後に形成された誘導路の構成が異なる。具体的に説明すると、球誘導部200は、裏機構盤15に形成した球誘導形成部121の後面の一側(図16中右側)の上部に第1誘導口201を設け、該第1誘導口201を第1流下ユニット取付部100aに取り付けられた排出流下路25(すなわち球流下路)の下端に連通可能としている。また、第1誘導口201から第1誘導通路202を下方へ延設し、該第1誘導通路202の下端に第1分岐部203を形成して、遊技球を上皿ユニット9あるいはオーバーフロー流路133を介して下皿ユニット10へ(すなわちパチンコ遊技機1の前面側へ)誘導する第1排出誘導通路204と、遊技球を遊技機設置島設備の球回収樋へ(すなわちパチンコ遊技機1の外部へ)誘導する第1球抜誘導通路205とに分岐し、第1分岐部203には、第1通路切換部材206を備えている。そして、第1誘導通路202の後部、第1分岐部203の後部、第1排出誘導通路204の後部、第1球抜誘導通路205の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。
第1排出誘導通路204は、球誘導形成部121の後面に形成され、第1分岐部203から上皿連通口126の一側(図16中右側)の上部へ向けて下り傾斜している。第1球抜誘導通路205は、球誘導形成部121の後面に第1分岐部203から垂下した状態で形成され、下端部を遊技機設置島設備の球回収樋へ連通している。
第1通路切換部材206は、下端部(軸着部)を第1分岐部203の下部であって第1排出誘導通路204と第1球抜誘導通路205との接続部分に配置するとともに、上端部を第1誘導通路202の下端部に臨ませた状態で配置している。また、第1通路切換部材206の下端部から回動軸208を前方へ向けて突設し、該回動軸208を中心にして球誘導形成部121に回動可能な状態で軸着され、回動軸の前端にソレノイド209等の回動駆動源を接続している。そして、例えば、ソレノイド209を消磁した常態においては、第1通路切換部材206の上端部(先端部)を第1分岐部203の一側(図16中右側)へ配置して、第1誘導通路202と第1排出誘導通路204とを連通するとともに第1球抜誘導通路205の上端部を閉成する排出切換状態(図中実線で示す状態)を維持し、ソレノイド209を励磁すると、回動軸208を中心にして回動し、第1通路切換部材206の上端部(先端部)を第1分岐部203の他側(図16中左側)へ配置して、第1誘導通路202と第1球抜誘導通路205とを連通するとともに第1排出誘導通路204の上端部を閉成する球抜切換状態(図中二点鎖線で示す状態)に変換する。
また、球誘導形成部121の後面の他側(図16中左側)の上部に第2誘導口211を設け、該第2誘導口211を第2流下ユニット取付部100bに取り付けられた球抜流下路26(すなわち球流下路)の下端に連通可能としている。さらに、第2誘導口211から第2誘導通路212を球誘導形成部121の中央部分へ向けて下方へ延設し、該第2誘導通路212の下端に第2分岐部213を形成して、遊技球を上皿ユニット9あるいはオーバーフロー流路133を介して下皿ユニット10へ誘導する第2排出誘導通路214と、遊技球を遊技機設置島設備の球回収樋へ誘導する第2球抜誘導通路215とに分岐し、第2分岐部213には、第2通路切換部材216を備えている。そして、第2誘導通路212の後部および第2分岐部213の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。
第2排出誘導通路214は、球誘導形成部121の後面に形成され、第2分岐部213から上皿連通口126の他側(図16中左側)の上部へ向けて下り傾斜している。第2球抜誘導通路215は、球誘導形成部121を後面から前面へ貫通して形成され、当該第2球抜誘導通路215の下端を接続流路148の上端に連通している。そして、第2排出誘導通路214の後部および第2球抜誘導通路215のうち球誘導形成部121の後面に形成された上流部の後部を閉状態の取付ベース28により閉塞する。
第2通路切換部材216は、下端部(軸着部)を第2分岐部213の下部であって第2排出誘導通路214と第2球抜誘導通路215との接続部分に配置するとともに、上端部を第2誘導通路212の下端部に臨ませた状態で配置している。また、第2通路切換部材216の下端部から回動軸218を前方へ向けて突設し、該回動軸218を中心にして球誘導形成部121に回動可能な状態で軸着され、回動軸218の前端にソレノイド219等の回動駆動源を接続している。そして、例えば、ソレノイド219を消磁した常態においては、第2通路切換部材216の上端部(先端部)を第2分岐部213の一側(図16中下側)へ配置して、第2誘導通路212と第2排出誘導通路214とを連通するとともに第2球抜誘導通路215の上端部を閉成する排出切換状態(図中実線で示す状態)を維持し、ソレノイド219を励磁すると、回動軸218を中心にして回動し、第2通路切換部材216の上端部(先端部)を第2分岐部213の他側(図16中下側)へ配置して、第2誘導通路212と第2球抜誘導通路215とを連通するとともに第2排出誘導通路214の上端部を閉成する球抜切換状態(図中二点鎖線で示す状態)に変換する。
なお、第1誘導口201および第2誘導口211は、本発明における誘導口に相当し、第1誘導通路202および第2誘導通路212は、本発明における誘導通路に相当する。また、第1排出誘導通路204および第2排出誘導通路214は、本発明における排出誘導通路に相当し、第1球抜誘導通路205および第2球抜誘導通路215は、本発明における球抜誘導通路に相当する。さらに、第1分岐部203および第2分岐部213は、本発明における分岐部に相当し、第1通路切換部材206および第2通路切換部材216は、本発明における通路切換部材に相当する。
このような構成を備えたパチンコ遊技機1において、球貯留ユニット23を第1状態に変換するとともに第1流下ユニット取付部100aの取付壁部105に排出路形成部168を取り付け、さらに、第1通路切換部材206を排出切換状態に変換すると、球貯留ユニット23の排出口49、排出流下路25、第1誘導通路202、第1排出誘導通路204が連通する。この連通状態で球排出装置35のスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から排出流下路25へ流下させ、球誘導部200の第1誘導通路202および第1排出誘導通路204を介して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10へ供給することができる。
一方、第1通路切換部材206を球抜切換状態に変換すると、球貯留ユニット23の排出口49、排出流下路25、第1誘導通路202、第1球抜誘導通路205が連通する。この連通状態で球排出装置35のスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から排出流下路25へ流下し、球誘導部200の第1誘導通路202および第1球抜誘導通路205を介して遊技機島設備内の球回収樋へ回収することができる。
また、球貯留ユニット23を第2状態に変換するとともに第2流下ユニット取付部100bの取付壁部105に球抜路形成部169を取り付け、さらに、第2通路切換部材216を排出切換状態に変換すると、球貯留ユニット23の排出口49、球抜流下路26、第2誘導通路212、第2排出誘導通路214が連通する。この連通状態で球排出装置35のスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から球抜流下路26へ流下させ、球誘導部200の第2誘導通路212および第2排出誘導通路214を介して上皿ユニット9あるいは下皿ユニット10へ供給することができる。
一方、第2通路切換部材216を球抜切換状態に変換すると、球貯留ユニット23の排出口49、球抜流下路26、第2誘導通路212、第2球抜誘導通路215が連通する。この連通状態で球排出装置35のスプロケット40を正転方向Rへ回転すると、球貯留タンク34内の遊技球を排出口49から球抜流下路26へ流下し、球誘導部200の第2誘導通路212および第2球抜誘導通路215を介して遊技機島設備内の球回収樋へ回収することができる。
したがって、球貯留ユニット23を第1状態に変換するととともに、第1流下ユニット取付部100aに排出流下路25を設けるか、あるいは、球貯留ユニット23を第2状態に変換するととともに、第2流下ユニット取付部100bに球抜流下路26を設けるかのいずれかに設定することで、球貯留タンク34内の遊技球を賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させ、また、球貯留タンク34内の遊技球をパチンコ遊技機1の外部に抜き出すことができる。このことから、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路25と、遊技球を遊技機の外部へ案内する球抜流下路26とを別個に形成して裏機構盤15に設ける必要がない。これにより、パチンコ遊技機1の裏面側のスペースを有効活用することができ、大型化した表示装置や演出役物の配置スペース(具体的にはセンターケース17の配置スペース)を確保することができる。
さらに、第1流下ユニット取付部100aに排出流下路25を設けた場合には、開口部16のうち第2流下ユニット取付部100bの周辺の空間を表示装置や演出役物の配置スペースとして利用し易くなり、第2流下ユニット取付部100bに球抜流下路26を設けた場合には、開口部16のうち第1流下ユニット取付部100aの周辺の空間を表示装置や演出役物の配置スペースとして利用し易くなる。したがって、裏機構盤15の構成との干渉を気にすることなく遊技盤5の裏面側の構成や表面側(すなわち遊技領域8)の演出役物の配置を設定し易くなり、遊技の興趣を高めた遊技機を実現し易い。
そして、上記各実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例示して説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を貯留する球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を排出するための球排出装置とを備えたものであれば、どのような遊技機でもよく、例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の前方斜視図である。 パチンコ遊技機の背面図である。 カバー体を取り外した状態のパチンコ遊技機の背面図である。 (a)は第1状態の球貯留ユニットの斜視図、(b)は第2状態の球貯留ユニットの斜視図である。 球貯留ユニットおよびその周辺の後方から見た分解斜視図である。 第1流下ユニット取付部および球流下ユニットの後方から見た斜視図である。 (a)は排出路形成部の前方斜視図、(b)は球抜路形成部の前方斜視図である。 図3におけるA−A断面図である。 球誘導部の背面図である。 球貯留ユニットを第2状態に変換し、球流下ユニットを第2流下ユニット取付部に取り付けた状態のパチンコ遊技機の背面図である。 第1実施形態の変形例を示す説明図であり、(a)はパチンコ遊技機の背面図、(b)は第2流下ユニット取付部の斜視図、(c)は球抜路形成部の下部の拡大図である。 第1実施形態の変形例における球誘導部の背面図である。 (a)は第2実施形態のパチンコ遊技機の背面図、(b)は排出路形成部または球抜路形成部の前方斜視図である。 第2実施形態における球貯留ユニットの状態を示す平面図であり、(a)は第1状態に変換した状態図、(b)は第2状態に変換した状態図である。 第2実施形態における球誘導部の背面図である。 第2実施形態の変形例における球誘導部の背面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
9 上皿ユニット
10 下皿ユニット
15 裏機構盤
16 開口部
17 センターケース
18 遊技制御装置
23 球貯留ユニット
25 排出流下路
26 球抜流下路
27 球誘導部
29 排出制御装置
34 球貯留タンク
35 球排出装置
36 状態変換機構
49 排出口
50 球抜口
76 被係止孔
77 被係止部
78 係止機構
100 流下ユニット取付部
100a 第1流下ユニット取付部
100b 第2流下ユニット取付部
101 球流下ユニット
105 取付壁部
106 突起
107 当接リブ
108 排出路形成部
109 球抜路形成部
111 排出側凹部
115 球抜側凹部
118 止着部材
121 球誘導形成部
123 排出誘導路
124 球抜誘導路
131 第1排出誘導路
132 第2排出誘導路
133 オーバーフロー流路
138 第1排出誘導口
139 第2排出誘導口
146 第1球抜誘導路
147 第2球抜誘導路
148 接続流路
154 第1球抜誘導口
155 第2球抜誘導口
157 球回収路
158 球寄せ流下路
160 検出スイッチ
168 排出路形成部
169 球抜路形成部
171 排出側凹部
175 球抜側凹部
177 球誘導部
181 排出誘導路
182 排出連通路
186 排出誘導口
191 球抜誘導路
192 球抜連通路
196 球抜誘導口
200 球誘導部
201 第1誘導口
202 第1誘導通路
203 第1分岐部
204 第1排出誘導通路
205 第1球抜誘導通路
206 第1通路切換部材
208 回動軸
209 ソレノイド
211 第2誘導口
212 第2誘導通路
213 第2分岐部
214 第2排出誘導通路
215 第2球抜誘導通路
216 第2通路切換部材
218 回動軸
219 ソレノイド

Claims (4)

  1. 中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、
    前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられ、
    前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成された排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、
    前記排出路形成部および球抜路形成部の前後方向の向きを反転可能とするとともに、排出路形成部と球抜路形成部とを配置交換可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、
    前記排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、
    前記球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、
    前記排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 中央部分に略矩形状の開口部を有する枠状の裏機構盤を備え、該裏機構盤に、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な球貯留ユニットと、該球貯留ユニットから排出された遊技球を流下させる球流下路が内部に形成された球流下ユニットと、を配置した遊技機において、
    前記裏機構盤は、その左右両端部から後方へ延設された流下ユニット取付壁部を備え、少なくとも左右の流下ユニット取付壁部のいずれか一方の内側部に球流下ユニットが着脱可能な状態で取り付けられ、
    前記流下ユニット取付壁部は、当該流下ユニット取付壁部から突設された突起を備え、
    前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる球流下路である排出流下路が形成される排出路形成部と、前記排出流下路に並列する状態で遊技球を遊技機の外部へ案内する球流下路である球抜流下路が形成された球抜路形成部とが分離可能な状態で横に並べて配置され、
    前記排出路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な排出側凹部を備え、
    前記球抜路形成部は、流下ユニット取付壁部と重なり得る部分に突起を嵌合可能な球抜側凹部を備え、
    前記排出路形成部と球抜路形成部とを横に並べると、排出側凹部と球抜側凹部とが同一直線上に配置され、この状態で排出側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、球抜側凹部が突起と球流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能する一方、球抜側凹部を突起に嵌合して球流下ユニットを流下ユニット取付壁部に取り付けると、排出側凹部が突起と流下ユニットとを止着する止着部材の挿入口として機能するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  4. 前記裏機構盤は、流下ユニット取付壁部の下方に、排出流下路から流下した遊技球を遊技機の前面側へ誘導する排出誘導路と、球抜流下路から流下した遊技球を遊技機の外部へ誘導する球抜誘導路とを備え、
    前記排出誘導路は、裏機構盤の左右両側に排出流下路の下端に連通可能な排出誘導口をそれぞれ設け、
    前記球抜誘導路は、裏機構盤の左右両側に球抜流下路の下端に連通可能な球抜誘導口をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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