JP4754330B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、タンクレール内を積み重なった状態で流下する遊技球を平らに均すための球均し部材を備えたパチンコ遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊技機本体の裏面側に装着される裏機構板の上部位置に、遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、球タンクから放出された遊技球を流下させる緩勾配で下方傾斜したタンクレールとが配設されており、タンクレールを流下する遊技球は上下方向の球通路を介して下方の球払出装置に送られるようになっている。
また、前記タンクレールには、遊技球が積み重なった状態で流下することに起因して発生する種々の不具合を未然に防ぐために、積み重なった状態の遊技球を平らに均す球均し部材が設けられている。ここで、汎用の球均し部材は、遊技球流下方向に揺動可能に取り付けられており、遊技球がタンクレール内を積み重なった状態で流下した場合に、遊技球の流圧を受けて球流下方向へ回動し、遊技球に対して均し作用を生ずるようにして、球均しを可能としている。
また、上述したように、タンクレールを流下する遊技球は球通路を介して球払出装置に送られるが、故障や保守点検等で球払出装置や球通路を取り外した場合に、球流下を一旦停止させ、タンクレール内の遊技球が機外にこぼれ落ちないようにするための球止め部材が、タンクレールの下端近傍部に配設されている。さらに詳述すると、従来の球止め部材は、ほぼ直角に曲成されたストッパー部を先端に備えた断面ほぼL形の帯板材からなり、先端のストッパー部がタンクレール内に挿入されて遊技球を塞き止める球止め位置と、タンクレール内から退避して遊技球の流下を許容する待機位置とに変換可能に設けられている。
また、球均し部材が有する球均し機能と、球止め部材が有する球止め機能とを両方兼ね備えた球均し部材が既に提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1で開示される構成は、所定の回動軸を中心に揺動自在に取り付けられた球均し部材を、別途回動自在に取り付けられた保持部材により揺動状態を規制することで、球止めを行うものである。そして、この特許文献1には、かかる構成は故障のおそれや製造コストを低減させ、また、設置空間を小さくすることができる、と記載されている。
特開2003−126389号公報
しかしながら、特許文献1に開示される構成は、上述のように保持部材を備えた構成であるため、球均し部材を設置するスペース以外にも、この保持部材を設置するスペースが必要となる。また、この保持部材を組み付ける作業を別途要し、また部品点数が増えるという問題もある。また、かかる球均し部材は、その回動軸が遊技機本体に固設されており、保持部材により揺動規制されていない球均し状態であっても、当該球均し部材の下端部が、タンクレール底面を転動する遊技球と当接するため、球均し状態において遊技球の流下を阻害しており、円滑な球流れが実現できない問題があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、安定した球均し作用が得られると共に、しかも球止め機能も具備する球均し部材を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技機本体の裏面側に、遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、球タンクから放出された遊技球を下方へ流下させる下方傾斜したタンクレールと、タンクレールに沿って回動して当該タンクレール内を積み重なって流下する遊技球を平らに均す球均し部材とを備えたパチンコ遊技機において、球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に突設された、遊技機本体裏面に対して略垂直の回動軸と、いずれか他方に配設され、回動軸が挿通される長孔と、球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に突設されたガイド軸と、いずれか他方に配設され、かつガイド軸が挿入される、回動軸を中心とした円弧状の球均し溝部と、該球均し溝部に連成され、かつガイド軸が挿入される、当該ガイド軸が溝縁に係止される球止め溝部とを備え、球均し部材は、回動軸が長孔内でその軸線周りに回動し、かつガイド軸が球均し溝部内で円弧方向に相対移動して回動軸を中心にタンクレールに沿って回動可能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上を流下する遊技球に均し作用を生ずる球均し位置と、回動軸が長孔内で相対移動し、かつガイド軸が球止め溝部へ相対移動してタンクレールに沿って回動不能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上の遊技球通過を遮断する球止め位置とに変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機である。ここで、球均し部材と対向する固定部位としては、例えば、裏機構板面であっても良いし、タンクレールの側壁であっても良い。
かかる構成とすることにより、球均し部材が、球均し機能に加えて、球止め機能を有することとなる。ここで、球均しするとは、タンクレール内を積み重なって流下する遊技球を平らに均すことをいう。また、球止めするとは、タンクレール上の遊技球通過を遮断して遊技球が機外へこぼれ落ちないようにすることをいう。また、本発明は、簡易な移動操作により、球均し部材を球止め位置、又は球均し位置に円滑に位置変換することが可能となる。したがって、従来のように球均し部材と球止め部材とを個別に遊技機本体に配設する必要が無く、遊技機本体裏面の省スペース化が図れる。また、本発明は、特許文献1に示されるような保持部材を配設することなく、球均し部材をレール方向に回動不能とすることができる。したがって、部品点数が減少して省スペース化が図れ、煩雑な組み付け作業も不要となる。また、本発明は、球均し部材を回動させるための回動軸が所定部位に固設されるものではないため、球均し状態において遊技球の流下を阻害するものではない。
また、球均し部材は、一端が遊技機本体に固設された引張りバネの他端が連係されるものであり、球止め位置に変換されることにより前記引張りバネの引張力が生じて、ガイド軸が球止め溝部の溝縁に付勢されて当該ガイド軸が溝縁に係止されることによりタンクレールに沿って回動不能となる構成が提案される。
かかる構成が有する引張りバネにより、ガイド軸を溝縁に係止する係止手段を構成することができる。
本発明のパチンコ遊技機は、回動軸と、回動軸が挿通される長孔と、ガイド軸と、ガイド軸が挿入される球均し溝部と、ガイド軸が挿入され、かつ当該ガイド軸が溝縁に係止される球止め溝部とを具備し、球均し部材は球均し位置又は球止め位置に変換される構成としたため、球均し部材が、簡易構造により、球均し機能に加えて球止め機能も有することとなる。したがって、従来のように球均し部材と球止め部材とを個別に遊技機本体に配設する必要が無く、遊技機本体裏面の省スペース化が図れる効果がある。
また、球均し部材に引張りバネを連係させ、球止め位置に変換されることにより前記引張りバネの引張力が生じて、ガイド軸が球止め溝部の溝縁に付勢されて当該ガイド軸が溝縁に係止されることによりタンクレールに沿って回動不能となる構成とした場合は、簡易構造により、ガイド軸を確実に溝縁に係止させることができる利点がある。
<第一実施例>
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図9に基づいて説明する。
パチンコ遊技機1は、図1,図2に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。
遊技機本体3は、ほぼ正方形状の開口部5(図2参照)が中央上部に形成された前枠6を備え、この前枠6の一側縁がヒンジ部材4,4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。この前枠6には、ほぼ円形のレール7(図1参照)により区画形成された遊技領域を備える遊技盤8が前記開口部5に嵌合された状態で取り付けられており、さらに前枠6には、遊技盤8を覆うガラス扉10と、上受皿11を備えた上皿パネル12とがそれぞれ開閉可能に軸支されている。また、前枠6の下部には、上受皿11の下方に位置した下受皿13が一体形成されており、この下受皿13の右側方に発射ハンドル14が配設されている。なお、図示省略されているが、前記遊技盤8の遊技領域には、図柄表示装置、大入賞口、電動役物、遊技釘、及び風車等の各種遊技部材が所定位置に配設されている。
一方、図3に示すように、遊技機本体3の裏面側には、遊技盤8の背面に当接させるようにして裏機構板15が対設されている。この裏機構板15は、前枠6の裏面側縁部にヒンジ部材16,16を介して開閉可能に枢結されている。また、この裏機構板15の表面である裏機構板面60には、その上部に球タンク17が配設されており、図示しない遊技島設備の補給樋から可撓パイプを介して供給される遊技球を受け入れ得るようになっている。また、裏機構板面60には、球タンク17の底壁に開口された球出口18から放出される遊技球を受け入れて流下させる緩勾配で下方傾斜したタンクレール19と、このタンクレール19の下端部と連通して遊技球を下方の球払出装置20に導く上下方向の球通路21とが設けられている。また、裏機構板面60には、前記球払出装置20から払い出される遊技球をさらに下方に導く二股状に分岐された払出し流路22a,22bが設けられており、その一方の払出し流路22aは上受皿11の球出口23に連通され、他方の払出し流路22bは下受皿13の球出口24に連通されている。なお、前記タンクレール19、球通路21、及び払出し流路22a,22bは、透光性を有する合成樹脂によって形成されており、内部を流下する遊技球が視認可能となっている。
また、裏機構板面60の中央は、遊技盤8の裏面側に取り付けられた制御装置やこの制御装置の保護カバー(何れも図示省略)との干渉を避けるべく、矩形状の開口部25が形成されている。そして、この開口部25の上方には、前記タンクレール19が配設されると共に、当該開口部25の側方には前記球通路21と球払出装置20とが配設されている。さらに裏機構板面60の上部位置には、遊技状態等の所要情報信号を出力する情報端子基板26が、球タンク17の横に並べて配設されている。
次に、本発明の要部について説明する。
前記タンクレール19は、図5等に示すように、底壁部30、前側壁部31a、及び後側壁部31bにより断面ほぼコ字形に形成され、その内部には底壁部30に立設された仕切り壁部32によって二条の球流路33,33が区画形成されている。この球流路33,33の各横幅は、遊技球xの直径寸法より若干広く設定されており、これによって、遊技球xを一列状に整列させて流下させ得るようになっている。また、タンクレール19の直上であって、その長手方向のほぼ中間位置には、本発明の要部に係る合成樹脂製の球均し部材40(図3参照)が配設されている。そして、この球均し部材40により、タンクレール19内にある遊技球が球均しされることとなる。なお、後述するように、本発明に係る球均し部材40は、故障や保守点検等で球払出装置20や球通路21を取り外した場合に、遊技球の流下を一旦停止させて、タンクレール19内の遊技球が流下して機外にこぼれ落ちないようにする球止め機能も有している。
また、この球均し部材40よりも上流側の後側壁部31bは、所定高さ位置まで上方に延設されており、この後側壁部31bによってタンクレール19の後面側の側部を遮蔽して、遊技球xが積み重なった状態で流下してもタンクレール19からこぼれ落ちないようにしている。なお、本実施例にあっては、図2に示すように、遊技機本体3の正面方向、及びタンクレール19の前方を+X軸方向とし、タンクレール19の上流を+Y軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向としている。
前記球均し部材40は、図4a,bに示すように、縦長状の基部45と、後方側(−X軸方向)へ突出した、基部45より低背のつまみ部44とを備えている。なお、基部45とつまみ部44の各下端は、それぞれX軸方向に沿って面一状に連成され、同じ水平高さとなっていると共に、Y軸方向に沿って、球均し作用を適正に生じさせるべく、湾曲面が形成されている。また、球均し部材40の下端中央には、所定深さのスリット48がレール方向(Y軸方向)に沿って設けられている。また、球均し部材40の下端内部には、金属製の錘部(図示省略)が設けられ、当該球均し部材40をその自重により垂下状態に復帰させるようにしている。そして、かかる球均し部材40が、後述する配設機構により、裏機構板15の裏機構板面60にレール方向に沿って回動可能に配設される。なお、前記裏機構板面60により、本発明に係る遊技機本体裏面が構成される。
次に、球均し部材40の配設機構について説明する。
図4bに示すように、前記基部45の、裏機構板面60に対向する部位には、基部端面49が形成されており、この基部端面49の上端には取付孔47が設けられ、下端にはガイド軸46が突設されている。さらに詳述すると、前記取付孔47は、前後方向(X軸方向)に貫通状となっており、後述する回動軸55が前方から挿通されると共に、後方から挿通されるビス51と、回動軸55の移動を円滑にする環状のリング部材52とで回動軸55に対して固定される。また、前記ガイド軸46は、基部端面49に対して垂直状に突設されている。
一方、裏機構板面60の、基部端面49に係る取付孔47に対向する部位(固定部位)には、前後方向(X軸方向)に開口した縦長惰円形の長孔80が形成されている。そして、この長孔80には、裏機構板15の前方側(図4,図7参照)に配置された円板形状の抜き止め部材54に後方向きで突設された回動軸55が挿通される。なお、この長孔80の孔幅(短手方向の孔径)は、挿通された回動軸55が孔内で横方向に位置ずれして横振れしないような幅に設定されている。また、抜き止め部材54の外径は、長孔80の孔径よりも幅広に設定されている。そして、上述のように、この回動軸55が、長孔80、及び取付孔47に挿通されて球均し部材40と連結されることにより、球均し部材40が、裏機構板15に対して脱落することなく保持される。さらに、かかる構成にあっては、球均し部材40のつまみ部44を摘んで回動軸55を長孔80の長手方向に沿って相対移動させることにより裏機構板面60上で当該球均し部材40が上下方向にスライド可能となる。また、回動軸55が長孔80内で遊転することにより当該球均し部材40がレール方向(Y軸方向)に回動可能となる。なお、これまでに述べた配設機構にあっては、回動軸55は、裏機構板面60に対してほぼ垂直に突設された状態となる。
また、裏機構板15の前方であって長孔80の直上には、前方(+X軸方向)に突出したバネ係止用上端突起58が配設されている。また、前記抜き止め部材54には、回動軸55と反対の方向(前方)に突出したバネ係止用下端突起56が配設されている。さらに、バネ係止用上端突起58とバネ係止用下端突起56とに、引張りバネ59が連係されている。さらに詳述すると、バネ係止用上端突起58に引張りバネ59の上端59aが連係され、バネ係止用下端突起56に下端59bが連係されている。かかる構成により、引張りバネ59が長孔80の直上で、伸縮方向が鉛直方向に一致するように保持されることとなる。
また、裏機構板面60の、基部端面49に係るガイド軸46に対向する部位(固定部位)には、前後方向(X軸方向)に開口した正面視ほぼコ字状のガイド溝70が形成されている。このガイド溝70は、前記ガイド軸46が挿通可能となっている。なお、このガイド溝70の溝幅は、挿通されたガイド軸46が溝内で溝幅方向に振れないような幅に設定されている。そして、ガイド軸46をガイド溝70に沿って相対移動させることにより、球均し部材40は、ガイド溝70によって移動規制されながら裏機構板面60上で移動可能となる。なお、ガイド溝70は、図5,6に示すように、裏機構板面60であって、タンクレール19の前側壁部31aが切欠されて当該裏機構板面60が露出した切欠位置34に配されている。
次に、前記ガイド溝70の詳細を説明する。
図4a等に示すように、ガイド溝70は、上述のように正面視ほぼコ字状であって、ほぼ左右方向に形成された上段の溝部を球均し溝部72とし、この球均し溝部72の左端に連成された上下方向の溝部を連絡溝部73とし、さらにこの連絡溝部73の下端に連成された左右方向の溝部を球止め溝部74としている。なお、上段に位置した球均し溝部72は、前記長孔80の上端を中心に所定角度範囲で円弧状に形成されている。換言すれば、長孔80の上端に位置する回動軸55を中心として円弧形状に形成されている。一方、下段に位置した球止め溝部74は、球均し溝部72と異なり、水平かつ直線状に形成されている。また、球止め溝部74の方が、球均し溝部72よりも溝長さが短くなるように設定されている。なお、溝部の溝長さは適宜変更可能である。
これまでに述べた配設機構について再度説明すると、本発明に係る球均し部材40は、長孔80内に挿通された回動軸55と、ガイド溝70に挿通されたガイド軸46の二軸を介して裏機構板15に対して保持されており、長孔80とガイド溝70とにより移動可能範囲の制限を受けながら裏機構板面60上を回動又はスライドするものである。
次に、上記構成の球均し部材40の使用態様を説明する。
まず、本発明に係る球均し部材40により、タンクレール19内の遊技球に対して球均しを実行する場合には、図5aに示すように、上下に位置する二軸のうち、上側の回動軸55を長孔80の上端に位置させると共に、下側のガイド軸46を上段の球均し溝部72内に位置させる。なお、図5aは、下側のガイド軸46が球均し溝部72の左端に位置した状態を示している。
なお、球均し部材40が、図5aに示す状態にある場合は、長孔80の直上にある引張りバネ59に引張力が生じないようにそのバネ定数が設定されている。したがって、かかる状態にあっては、球均し部材40は引張りバネ59によって上方に付勢されていないため、回動軸55が長孔80の溝縁に強く密着していない。このため、回動軸55は、長孔80内で遊転可能である。そうすると、球均し部材40は回動軸55を中心にレール方向に沿って回動可能となり(図5b参照)、これに伴い、下段に位置する球均し溝部72内でガイド軸46がその円弧形状に沿って移動する。なお、かかる構成により、球均し部材40は、球均し溝部72の角度範囲内で、レール方向に沿って回動可能となる。また、かかる位置に保持された球均し部材40の下端は、図7aに示すように、タンクレール19の底壁部30からほぼ遊技球1個分の高さ位置となる。かかる構成にあって、図8aに示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40が上流側の側面で遊技球xの流圧を受け、下流側へ回動する(図8b参照)。そうすると、球均し部材40の下端とタンクレール19の内底との間隙から最下層の遊技球xが流下すると共に、錘部(図示省略)によって垂下状態に復帰しようとする復帰力が生じ、最下層の遊技球x上に積み重なっている上層の遊技球xが下方に押圧されて流下することが規制され、積層状に流下する遊技球が球均しされることとなる。なお、これまでに述べた球均し部材40が球均し機能を発揮する保持位置により、本発明に係る球均し位置αが構成される。
次に、球払出装置20を取り外して故障や保守点検等を実行すべく、球均し部材40によりタンクレール19上の遊技球通過を遮断する場合には、図6a又は図9aに示すように、球均し位置αにある球均し部材40を、引張りバネ59の引張力に抗して下方に引張り、ガイド軸46を球均し溝部72から連絡溝部73の下端に移動させる。このとき、球均し溝部40のスリット48には、タンクレール19の仕切り壁部32が挿通される。さらに、かかる状態から、図6bに示すように、球均し部材40の下端を右方(−Y軸方向)にずらして球均し部材40を傾けて、ガイド軸46を球止め溝部74内に位置させる。かかる状態にあっては、引張りバネ59に引張力が生じ、球均し部材40を上方に付勢する力が生じる。このため、ガイド軸46の上面が球止め溝部74の上側の溝縁75に強く密接することとなる。したがって、ガイド軸46と溝縁75とが係止状態となり、当該ガイド軸46は、球止め溝部74内で移動不能となる。このため、当該球均し部材40は、レール方向に沿って回動不能となる。また、かかる位置に保持された球均し部材40の下端は、図7bに示すように、タンクレール19の底壁部30の直上に位置することとなり、当該球均し部材40の下端と底壁部30との間隙は、遊技球xが通過不能なものとなる。これにより、球流路33は遮断され、図9bに示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40がその側面で遊技球xを塞き止め、遊技球xの流下が遮断されることとなる。ここで、球均し部材40のガイド軸46を、球止め溝部74の最奥(右端)に位置させることにより、ガイド軸46の右側面が球止め溝部74の先端溝縁に突き当たって球均し部材40の下流方向への位置ずれが阻止され、流圧に抗して確実に球止めすることが可能となる。なお、かかる位置に変換された球均し部材40は、タンクレール19内の球流下方向に直交する回動軸55とガイド軸46とを介して裏機構板15に支持されることとなる。したがって、遊技球xの流圧に対して二軸構造により対抗することが可能となり、安定かつ確実に遊技球xを塞き止めることが可能となる。なお、これまでに述べた球止め機能を発揮する球均し部材40の保持位置により、本発明に係る球止め位置βが構成される。
<第二実施例>
次に、第二実施例に係る球均し部材40aを、図10等に従って説明する。なお、第一実施例と共通する構成については、説明を簡略又は省略する。
本実施例に係る球均し部材40aは、図10に示すように、縦長状の基部45aを備えている。また、当該球均し部材40aの下端は、球均し作用を適正に生じさせるべく、Y軸方向に湾曲した湾曲面が形成されていると共に、その中央に、タンクレール19の仕切り壁部32が挿通されるスリット48が設けられている。そして、かかる球均し部材40aが、後述する配設機構により、レール方向に沿って回動可能に裏機構板面60へ配設される。
次に、球均し部材40aの配設機構について説明する。
図10に示すように、前記基部45aの上端には、前後方向(X軸方向)に貫通した取付孔47aが設けられている。この取付孔47aには、後述するガイド軸46aが前方から挿通される。また、基部45aの中央には、前後方向(X軸方向)に貫通した縦長惰円形の長孔80aが設けられている。この長孔80aには、後述する回動軸55aが挿通される。
一方、裏機構板面60の、取付孔47aに対向する部位には、前後方向(X軸方向)に開口したほぼ伏コ字状(コ字の形状を伏せた様にした形)のガイド溝70aが形成されている。このガイド溝70aは、裏機構板15の前方側に配置された抜き止め部材54aに突設されたガイド軸46aが挿通可能となっている。ここで、抜き止め部材54aの外径は、ガイド溝70aの溝幅よりも幅広に設定されている。そして、上述のように、このガイド軸46aが、ガイド溝70a、及び取付孔47aに挿通されて基部45aに装着されることにより、球均し部材40aが、裏機構板15に対して脱落することなく保持され、かつ裏機構板面60上でガイド溝70aに沿ってスライド可能となる。さらに、裏機構板面60の、長孔80aに対向する部位には、裏機構板面60に対してほぼ垂直の回動軸55aが突設されている。そして、この回動軸55aが長孔80aに挿通されることにより、球均し部材40aが回動軸55aを中心にレール方向に回動可能となる。
次に、前記ガイド溝70aの詳細を説明する。
図10等に示すように、ガイド溝70aは、正面視ほぼ伏コ字状であって、右端に位置する上下方向の溝部を球止め溝部74aとし、この球止め溝部74aの上端に連成された円弧状の溝部を連絡溝部73aとし、さらに連絡溝部73aの左端に連成され、やや下方にずれて位置する円弧状の溝部を球均し溝部72aとしている。なお、連絡溝部73aと球均し溝部72aは、その直下に突設された回動軸55aを中心に各々所定角度範囲で円弧状に形成されている。一方、上下方向の球止め溝部74aは、回動軸55aの鉛直上方に形成されている。
次に、上記構成の球均し部材40aの使用態様を説明する。
まず、本発明に係る球均し部材40aにより球均しを実行する場合には、図12bに示すように、球均し部材40aを、回動軸55aを中心に上流方向に傾倒させて、上下に位置する二軸のうち、上側のガイド軸46aを一番左端にある球均し溝部72a内に位置させる。さらに詳述すると、例えば、図11aに示すように、連絡溝部73a内にガイド軸46aが位置している状態にあって、球均し部材40aがほぼ直立している場合には、まず、図11bに示すように、回動軸55aを中心に球均し部材40aを上流方向に回転させながら、ガイド軸46aを連絡溝部73a内で左方向に移動させる。ここで、図11bは、ガイド軸46aが連絡溝部73aの左端に位置した状態を示している。なお、かかる状態にあっては、回動軸55aは、長孔80a内の最下端に位置している。次に、図12aに示すように、球均し部材40aを右斜め下方にスライドさせる。具体的には、上側のガイド軸46aを連絡溝部73aの左端から球均し溝部72aの右端へ、かつ下側の回動軸55aを長穴80aの下端から上端へそれぞれ移動させる。このように移動させると、図12a,bに示すように、ガイド軸46aが球均し溝部72a内で相対移動可能となり、球均し部材40aは、回動軸55aを中心に、球均し溝部72aの角度範囲内でレール方向に沿って回動可能となる。また、かかる位置に保持された球均し部材40aの下端は、図14cに示すように、タンクレール19の底壁部30からほぼ遊技球1個分の高さ位置となる。かかる構成にあって、図17a,bに示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40aが上流側の側面で遊技球xの流圧を受け、下流側へ回動すると共に、垂下状態に復帰しようとする復帰力により、積層状に流下する遊技球が球均しされることとなる。なお、これまでに述べた球均し部材40aが球均し機能を発揮する保持位置により、本発明に係る球均し位置αが構成される。
次に、球均し部材40aにより球止めを行う場合には、図13に示すように、球均し部材40aを、鉛直方向に起立した状態とし、ガイド軸46aを球止め溝部74a内に位置させる。さらに詳述すると、例えば、球均し部材40aが球均し位置αにある場合は、図12b→図12a→図11b→図11aのように順次ガイド軸46aを溝内で相対移動させ、さらに、球均し部材40aを図11aに示す状態から真っ直ぐ下方にスライドさせる。具体的には、ガイド軸46aを連絡溝部73aの右端から球止め溝部74aの下端へ、かつ回動軸55aを長孔80aの最下端から最上端へそれぞれ相対移動させる。そうすると、図13に示すように、ガイド軸46aと回動軸55aとが鉛直方向(Z軸方向)に沿って上下に並置されることとなり、ガイド軸46aの側面が球止め溝部74aの上下方向の溝縁75a(図10参照)に当接する。すなわち、当該ガイド軸46aは、水平方向に移動不能となって溝縁75aと係止状態(水平方向に限り)となる。これにより、球均し部材40aが起立状態でレール方向に回動不能に固定されることとなる。なお、このとき、球均し部材40aのスリット48には、タンクレール19の仕切り壁部32が挿通される。また、かかる位置に保持された球均し部材40aの下端は、図15に示すように、タンクレール19の底壁部30の直上に位置することとなり、当該球均し部材40aの下端と底壁部30との間隙は、遊技球xが通過不能なものとなる。これにより、球流路33は遮断され、図18に示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40aがその側面で遊技球xを塞き止め、遊技球xの流下が遮断されることとなる。なお、これまでに述べた球止め機能を発揮する球均し部材40の保持位置により、本発明に係る球止め位置βが構成される。
なお、これまでに述べた第一、第二実施例にあって、ガイド軸46,46aは、裏機構板面60又は球均し部材40,40aの少なくともいずれか一方に配設されていれば良い。また、ガイド溝70,70aは、いずれか他方に配設されていれば良い。
パチンコ遊技機1の正面図である。 パチンコ遊技機1の外観斜視図である。 パチンコ遊技機1の裏面図である。 (a)は、第一実施例に係る球均し部材40の配設機構を示す分解斜視図であり、(b)は、主に球均し部材40の基部端面49を示す分解斜視図である。 第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す斜視図である。 第一実施例に係る、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す斜視図である。 (a)は、第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す縦断側面図であり、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す縦断側面図である。 第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す説明図である。 (a)は、第一実施例に係る球均し部材40の移動態様を示す説明図であり、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す説明図である。 第二実施例に係る球均し部材40aの配設機構を示す分解斜視図である。 第二実施例に係る球均し部材40aの移動態様を示す斜視図である。 第二実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aを示す斜視図である。 第二実施例に係る、球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示す斜視図である。 (a)は、第二実施例に係る、ガイド軸46aが連絡溝部73aの右端に位置した球均し部材40aを示す縦断側面図であり、(b)は、ガイド軸46aが連絡溝部73aの左端に位置した球均し部材40aを示す縦断側面図であり、(c)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aを示す縦断側面図である。 球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示す縦断側面図である。 第二実施例に係る、球均し部材40aの移動態様を示す説明図である。 第二実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aを示す説明図である。 第二実施例に係る、球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技機本体
15 裏機構板
17 球タンク
19 タンクレール
30 底壁部
31a 前側壁部
31b 後側壁部
33 球流路
40,40a 球均し部材
46,46a ガイド軸
55,55a 回動軸
59 引張りバネ
60 裏機構板面(遊技機本体裏面)
70,70a ガイド溝
72,72a 球均し溝部
74,74a 球止め溝部
75,75a 溝縁
80,80a 長孔
x 遊技球
α 球均し位置
β 球止め位置

Claims (2)

  1. 遊技機本体の裏面側に、
    遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、
    球タンクから放出された遊技球を下方へ流下させる下方傾斜したタンクレールと、
    タンクレールに沿って回動して当該タンクレール内を積み重なって流下する遊技球を平らに均す球均し部材と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に突設された、遊技機本体裏面に対して略垂直の回動軸と、
    いずれか他方に配設され、回動軸が挿通される長孔と、
    球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に突設されたガイド軸と、
    いずれか他方に配設され、かつガイド軸が挿入される、回動軸を中心とした円弧状の球均し溝部と、
    該球均し溝部に連成され、かつガイド軸が挿入される、当該ガイド軸が溝縁に係止される球止め溝部と
    を備え、
    球均し部材は、
    回動軸が長孔内でその軸線周りに回動し、かつガイド軸が球均し溝部内で円弧方向に相対移動して回動軸を中心にタンクレールに沿って回動可能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上を流下する遊技球に均し作用を生ずる球均し位置と、
    回動軸が長孔内で相対移動し、かつガイド軸が球止め溝部へ相対移動してタンクレールに沿って回動不能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上の遊技球通過を遮断する球止め位置とに変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 球均し部材は、
    一端が遊技機本体に固設された引張りバネの他端が連係されるものであり、球止め位置に変換されることにより前記引張りバネの引張力が生じて、ガイド軸が球止め溝部の溝縁に付勢されて当該ガイド軸が溝縁に係止されることによりタンクレールに沿って回動不能となるものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
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