JP2007167134A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球流下ユニットを遊技盤の後方に効率よく配置して、遊技機内の限られた空間を有効に活用することができ、しかも、球排出装置を安定した状態で支持することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤本体15のうち入賞装置13と遊技盤本体15の一側縁との間の部分を入賞装置取付縁部20とし、球流下ユニット24は、排出流下路と球抜流下路53と流下切換装置と球排出装置55と流下ユニットベース51とを備え、流下ユニットベースに51排出流下路、球抜流下路53、流下切換装置、および球排出装置55を配置し、流下ユニットベース51は、少なくとも球排出装置55を装着する装着部59と、入賞装置取付縁部20の後方に延設され、少なくとも装着部59および球排出装置55を入賞装置13よりも後方に配置する状態で支持する支持側壁部62とを備え、該支持側壁部62に球抜流下路53を入賞装置取付縁部20と前後に並ぶ状態で配置した。
【選択図】図12

Description

本発明は、機枠の前面に開閉可能に軸着された前面枠と、該前面枠側に着脱可能な遊技盤と、前面枠の裏面側に配置された裏機構盤とを備え、裏機構盤に遊技球が流下可能な球流下ユニットを設けたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
遊技球を使用して遊技を行う遊技機の代表的なものとしてパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機は、額縁状の前面枠と前面枠の裏面側に配置された裏機構盤とを備え、前面枠側に遊技盤を着脱可能な状態で装着し、裏機構盤には、遊技球を貯留する球貯留ユニット(球貯留タンク、シュート等)や、球貯留ユニットから供給される遊技球を流下させる球流下ユニット(球排出装置、排出流下路、球抜流下路等)を配置している。遊技盤は、遊技球が入賞可能な入賞装置や遊技の演出を行う演出役物等の構成部材を備え、該構成部材の後部を遊技盤の裏側に突出した状態で配置している。さらに、球流下ユニットは、遊技球が入賞口へ入賞したり、あるいは遊技者により球貸操作が行われたりすると、球排出装置を作動して球貯留ユニットに貯留された遊技球を排出流下路へ流下して、賞球あるいは貸球としてパチンコ遊技機の前面の球受皿(上皿あるいは下皿)に排出するように構成されている。また、パチンコ遊技機のメンテナンス作業時や機種交換作業(所謂入替作業)時には、球貯留ユニットに残留している遊技球を球抜流下路へ流下して、パチンコ遊技機の外部へ排出するように構成されている。そして、球流下ユニットを備えたパチンコ遊技機に関し、球流下ユニットを遊技盤の裏面から離れた位置に配置して、遊技盤の構成部材の後部と球流下ユニットとが干渉しないように構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−143799号公報
ところが、単に球流下ユニットを遊技盤の裏面から離れた位置に配置して、遊技盤と球流下ユニットとの距離を広く設定すると、遊技盤の構成部材と球流下ユニットとの干渉を避けることができるが、構成部材の周辺、特に、遊技盤の一側寄りに取付孔を開設し、この取付孔に取り付けた構成部材と遊技盤の一側端との間の後方に、何も配置されないデッドスペースが形成され易い。この結果、パチンコ遊技機内の限られた空間を有効に活用することができない。また、遊技球が流下する球流下ユニット、特に、遊技球の排出動作を行う球排出装置を裏機構盤から離して配置すると、球排出装置を安定した状態で支持することができず、球排出装置や球排出装置を支持する構成が損傷する虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球流下ユニットを遊技盤の後方に効率よく配置して、遊技機内の限られた空間を有効に活用することができ、しかも、球排出装置を安定した状態で支持することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、機枠の前面に開閉可能に軸着された前面枠と、該前面枠側に着脱可能な遊技盤と、前記前面枠の裏面側に配置された裏機構盤と、を備え、該裏機構盤に遊技球が流下可能な球流下ユニットを設けた遊技機において、
前記遊技盤は、遊技盤本体の一側寄りに取付孔を後方へ開放した状態で形成し、該取付孔に遊技盤の一部を構成する構成部材を遊技盤本体よりも後方へ突設した状態で配置し、遊技盤本体のうち構成部材と遊技盤本体の一側縁との間の部分を構成部材取付縁部とし、
前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路と、遊技球を遊技機の外部へ案内する球抜流下路と、排出流下路の上流端および球抜流下路の上流端に連通し、遊技球を排出流下路へ流下させる排出状態と球抜流下路へ流下させる球抜状態とに切換可能な流下切換装置と、排出状態の流下切換装置から流下する遊技球を排出流下路へ排出する球排出装置と、裏機構盤のうち遊技盤本体の一側寄りの後方に止着された流下ユニットベースと、を備え、該流下ユニットベースに排出流下路、球抜流下路、流下切換装置、および球排出装置を配置し、
前記流下ユニットベースは、少なくとも球排出装置を装着する装着部と、構成部材取付縁部の後方に延設され、少なくとも装着部および球排出装置を遊技盤の構成部材よりも後方に配置する状態で支持する支持側壁部と、を備え、
該支持側壁部に球抜流下路を構成部材取付縁部と前後に並ぶ状態で配置したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記装着部は、球排出装置の上方に流下切換装置を装着し、該流下切換装置を遊技盤の構成部材よりも後方へ配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記装着部は、球排出装置の下方に位置する部分を溝状に凹ませて排出流下路を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記球排出装置は、当該球排出装置を駆動する電気的駆動源を備え、
前記球流下ユニットは、球抜流下路の後方から球排出装置の側部を覆う排出装置カバー部を延設し、該排出装置カバー部に放熱開口を開設し、電気的駆動源から発生する熱を放熱開口を介して排出できるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤は、遊技盤本体の一側寄りに取付孔を後方へ開放した状態で形成し、該取付孔に遊技盤の一部を構成する構成部材を遊技盤本体よりも後方へ突設した状態で配置し、遊技盤本体のうち構成部材と遊技盤本体の一側縁との間の部分を構成部材取付縁部とし、球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路と、遊技球を遊技機の外部へ案内する球抜流下路と、排出流下路の上流端および球抜流下路の上流端に連通し、遊技球を排出流下路へ流下させる排出状態と球抜流下路へ流下させる球抜状態とに切換可能な流下切換装置と、排出状態の流下切換装置から流下する遊技球を排出流下路へ排出する球排出装置と、裏機構盤のうち遊技盤本体の一側寄りの後方に止着された流下ユニットベースとを備え、該流下ユニットベースに排出流下路、球抜流下路、流下切換装置、および球排出装置を配置し、流下ユニットベースは、少なくとも球排出装置を装着する装着部と、構成部材取付縁部の後方に延設され、少なくとも装着部および球排出装置を遊技盤の構成部材よりも後方に配置する状態で支持する支持側壁部とを備え、該支持側壁部に球抜流下路を構成部材取付縁部と前後に並ぶ状態で配置したので、遊技盤の構成部材と球排出装置とが干渉する不都合を避けることができ、遊技機内のレイアウトの自由度を増すことができる。また、デッドスペースになり易い構成部材取付縁部の後方の空間を利用して、球排出装置と球抜流下路とを前後に並ぶ状態で配置することができ、球流下ユニットの横幅を狭く抑えることができる。したがって、球流下ユニットを遊技盤の後方に効率よく配置することができ、遊技機内の限られた空間を有効に活用することができる。さらに、球抜流下路を形成する部材で支持側壁部を補強することができ、球排出装置を支持側壁部および球抜流下路により十分に支持することができる。したがって、排出動作時にぐらつく等して球排出装置が不安定になる不都合を抑えることができ、球排出装置や球排出装置を支持する構成を損傷し難くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、装着部は、球排出装置の上方に流下切換装置を装着し、該流下切換装置を遊技盤の構成部材よりも後方へ配置したので、遊技盤の構成部材と流下切換装置とが干渉する不都合を避けることができ、遊技機内のレイアウトの自由度を一層増大することができる。
請求項3に記載の発明によれば、装着部は、球排出装置の下方に位置する部分を溝状に凹ませて排出流下路を形成したので、遊技盤の構成部材と排出流下路とが干渉する不都合を避けることができ、遊技機内のレイアウトの自由度をさらに増大することができる。また、簡単な構成で球流下ユニットに排出流下路を備えることができ、球流下ユニットの製造コストの低減、ひいては遊技機の製造コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、球排出装置は、当該球排出装置を駆動する電気的駆動源を備え、球流下ユニットは、球抜流下路の後方から球排出装置の側部を覆う排出装置カバー部を延設し、該排出装置カバー部に放熱開口を開設し、電気的駆動源から発生する熱を放熱開口を介して排出できるように構成されたので、球排出装置が側方へ外れる不具合を防ぐことができる。また、電気的駆動源から発生した熱を放熱開口から効率よく逃がすことができ、電気的駆動源の熱による損傷を抑えることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の背面図、図2は前面枠の裏面側の分解斜視図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2の前面に、大きな矩形状開口を有する略額縁状の前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3に遊技盤収納フレーム4を形成して矩形状の遊技盤5を前方から収納可能とし(図11および図12参照)、前面枠3の前側には、一側(図12中右側)が軸着された前面カバー部材6を開閉可能に設け、該前面カバー部材6に透視可能なガラス板7を収納し、ガラス板7を通して遊技盤5の前面に形成された遊技領域8を前方から透視できるように構成している。
また、パチンコ遊技機1の裏面側、詳しくは前面枠3の裏面側に大きな枠状の裏機構盤10を備え、該裏機構盤10の中央部分に略矩形状の開口部11を開設し、遊技盤5の裏側から突出した部分、詳しくは、遊技盤5に設けられた入賞装置13の後部やセンターケース(図示せず)の後部、および遊技制御装置14を開口部11内に配置して裏機構盤10に干渉しないように構成されている。
なお、遊技盤5は、当該遊技盤5のベースとなる遊技盤本体15の略中央にケース取付孔(図示せず)を前後方向へ貫通した状態で形成し、該ケース取付孔にセンターケースを配置し、該センターケースの後部をカバー体16で後方から覆っている(図1参照)。また、遊技盤本体15の前側の縁部には、図12に示すように、遊技領域8を区画するための区画部材(サイドケース)17を装着し、該区画部材17よりも遊技領域8の中央側、言い換えると遊技盤本体15の一側寄り(図12中右寄り)には、入賞装置取付孔19(本発明における取付孔に相当)を後方へ開放した状態、詳しくは前後方向へ貫通した状態で裏機構盤10の開口部11の縁部の近傍に形成している。そして、入賞装置取付孔19に遊技盤5の一部を構成する入賞装置13(本発明における構成部材に相当)を配置し、この入賞装置13の後部を開口部11の縁部の近傍、且つ区画部材17の近傍に配置するとともに、遊技盤本体15よりも後方へ突設している。さらに、入賞装置13と遊技盤本体15の一側縁(図12中右側縁)との間の部分を入賞装置取付縁部20(本発明における構成部材取付縁部に相当)とし、該入賞装置取付縁部20を区画部材17の幅と略等しい幅に形成して厚く設定し、入賞装置取付孔19が外側へ歪むことを防ぎ、入賞装置13が外方へずれる不都合をなくすように構成されている。そして、遊技盤5を遊技盤収納フレーム4に収納した状態では、入賞装置取付縁部20を裏機構盤10の開口部11の縁部の前方に配置する。
また、遊技盤本体15の裏側には、遊技球が流下可能な球寄せ流路21を設け、該球寄せ流路21に遊技盤5の下部に開設されたアウト口(図示せず)や入賞装置13の後部を連通し、遊技領域8を流下して入賞装置13に入賞した遊技球(所謂セーフ球)や、入賞装置13に入賞せずにアウト口から回収される遊技球(所謂アウト球)を遊技盤5の下方へ案内できるように構成されている。
裏機構盤10は、開口部11の上方に球貯留ユニット23を配置し、開口部11の側方(図2中右側方)には、球貯留ユニット23から排出された遊技球を流下させる球流下ユニット24を配置している。また、開口部11の下方には、球流下ユニット24あるいは遊技盤5の球寄せ流路21を流下してきた遊技球を下方へ誘導する球誘導ユニット25を配置し、該球誘導ユニット25の裏側には、排出制御装置26、電源装置27、および中継基板28を備えた制御ユニット29を配置している。また、図3および図4に示すように、球貯留ユニット23の一側部(図3中右側部)と球流下ユニット24の上部とを接続し、球流下ユニット24の下部と球誘導ユニット25の上部の一側(図3中右側)とを接続して、遊技球が裏機構盤10の裏側を球貯留ユニット23、球流下ユニット24、球誘導ユニット25の順で流下するように構成されている。なお、球貯留ユニット23の上方には、遊技機設置島設備内に設けられ、遊技機設置島設備からパチンコ遊技機1の球貯留ユニット23へ遊技球を補給するための補給装置(図示せず)が配置されている。また、球流下ユニット24の構成、および各ユニット23,24,25の接続については、後で詳細に説明する。
球貯留ユニット23は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能なユニットである。球貯留ユニット23は、図2に示すように、貯留ユニットベース32と、遊技球を貯留可能な球貯留タンク33と、球貯留タンク33の下方に配置され、球貯留タンク33内から供給される遊技球を整列しながら流下させる球整列部材34と、球整列部材34を流下する遊技球の積み重なり状態を解消するための整列球均し部材35とを備えている。そして、球整列部材34の下流端部を球貯留ユニット23の一側寄り(図2中右寄り)に配置して球流下ユニット24へ接続可能とし、球整列部材34から流下した遊技球を球流下ユニット24へ供給できるように構成されている。さらに、貯留ユニットベース32の一側(図2中右側)には、球流下ユニット24の一部と接続可能な貯留接続部37を備え、該貯留接続部37が球流下ユニット24の上部へ前後に重なる状態で接続できるように構成されている。
また、球誘導ユニット25は、その内部に排出誘導路40、球抜誘導路41および球回収路42を備え(図4参照)、排出誘導路40の上流開口を球誘導ユニット25の上部の一側寄り(図4中左寄り)に開設し、排出誘導路40の下流開口を球誘導ユニット25の下部に開設し、排出誘導路40の途中には、上皿連通口43を前方へ向けて開放している。また、球抜誘導路41の上流開口を排出誘導路40の上流開口の側方に開設し、球抜誘導路41の下流開口を排出誘導路40の下流開口の側方に開設している。さらに、球回収路42の上流開口を球誘導ユニット25の上部の他側寄り(図4中右寄り)に開設し、球回収路42の下流開口を球抜誘導路41の下流部に連通している。
次に、球流下ユニット24について説明する。
球流下ユニット24は、球貯留ユニット23から供給される遊技球、具体的には、球整列部材34から整列した状態で流下してきた遊技球をパチンコ遊技機1の下部へ案内するためのユニットである。球流下ユニット24は、図5〜図7に示すように、流下ユニットベース51と、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路52と、遊技球をパチンコ遊技機1の外部へ案内する球抜流下路53と、排出流下路52の上流端および球抜流下路53の上流端に連通し、遊技球の流下方向を切換可能な流下切換装置54と、排出流下路52と流下切換装置54との間に配置され、流下切換装置54から流下する遊技球を排出流下路52へ排出する球排出装置55とを備えて構成され、流下ユニットベース51の後部に排出流下路52、流下切換装置54、および球排出装置55を配置し、側部に球抜流下路53を配置している。
流下ユニットベース51は、裏機構盤10の裏側のうち遊技盤本体15(遊技盤5)の一側寄り(図2中右寄り)の後方に止着される部材であり、図8に示すように、縦長な流下ベース基部58を備え、該流下ベース基部58から後方へ離隔した位置に縦長な装着部59を備えるとともに、該装着部59を流下ベース基部58よりも球貯留ユニット23寄り(図8中左寄り)、言い換えると裏機構盤10の開口部11寄りに配置している。また、装着部59の上部には、逆L字状の切換装置装着部60を形成し、装着部59の中央部分であって切換装置装着部60の下方には、排出装置装着部61を前方へ凹ませた状態で形成している。そして、流下ベース基部58と装着部59との間には、装着部59を支持する縦長な支持側壁部(スペーサ)62を前後方向へ延出した状態で備えている。さらに、装着部59および支持側壁部62の上方には、貯留ユニットベース32の貯留接続部37に接続するブロック状の流下接続部63を備え、該流下接続部63を貯留接続部37の後方から重ねて貯留ユニットベース32(球貯留ユニット23)と流下ユニットベース51(球流下ユニット24)とを接続するように構成されている。なお、流下接続部63の後部には、パチンコ遊技機1を該パチンコ遊技機1の外部へ電気的に接続する外部端子盤64と、該外部端子盤64を球流下ユニット24に保持する端子盤ホルダ65とが配置されている(図7参照)。
また、装着部59の下部、具体的には排出装置装着部61の下方には、縦方向に延設された排出流下路52を備えている。排出流下路52は、図8に示すように、装着部59のうち球排出装置55の下方に位置する部分を左右に蛇行した溝状に前方へ凹ませて排出溝部67を形成し、該排出溝部67の後方から排出カバー68を取り付け、排出溝部67の後側の開放部分を排出カバー68で閉成して構成されている。そして、排出流下路52の下流開口を球流下ユニット24の下端部に開設するとともに、排出流下路52の上流開口を上方の排出装置装着部61へ向けて開放し、下流開口を上流開口よりも前方に配置して、下流開口が上流開口よりも流下ベース基部58寄り(言い換えると裏機構盤10寄りあるいは遊技盤5寄り)に位置するように設定されている(図11参照)。
さらに、支持側壁部62の側方(図8中右側方)には、縦長な球抜路形成部材69を止着して球抜流下路53を配置している。具体的に説明すると、球抜流下路53は、球抜路形成部材69のうち支持側壁部62に対向する側部(図8中左側部)を縦長な溝状に凹ませて球抜溝部70を形成し、該球抜溝部70の側部の開放部分を支持側壁部62で閉成して構成されている。そして、球抜流下路53の下流開口を球抜路形成部材69の下端部に開設して、球流下ユニット24の下端部に配置し、上流開口を球抜路形成部材69の後縁部の上寄りに開設して、切換装置装着部60の側方(支持側壁部62を挟んで切換装置装着部60とは反対側)に配置している。
なお、球抜路形成部材69は、支持側壁部62よりも厚肉な部材で形成されており、支持側壁部62を補強する機能を備えている。また、球抜路形成部材69の前側から前側係合片69aを流下ユニットベース51へ向けて突設し、該前側係合片69aを流下ベース基部58の前面部に係合している(図6参照)。さらに、球抜路形成部材69の後側から後側係合片69bを流下ユニットベース51へ向けて突設し、該後側係合片69bを装着部59の後面部に設けた係合凹部71に係合している。
流下切換装置54は、球整列部材34から流下してきた遊技球を賞球あるいは貸球としてパチンコ遊技機1の前面側、具体的には上皿ユニットあるいは下皿ユニット(いずれも図示せず)へ流下させるか、またはパチンコ遊技機1の外部、具体的には遊技機島設備内の球回収樋(図示せず)へ流下させるかを切り換えるための装置である。流下切換装置54は、図6および図9に示すように、その上部に、球整列部材34の傾斜下端に連通する第1受入流路76および第2受入流路77を受入仕切壁78により前後に仕切って並べた状態で配置し、当該流下切換装置54の後寄りに第1受入流路76を備え、当該流下切換装置54の前側に第2受入流路77を備えている。また、第1受入流路76および第2受入流路77を球整列部材34と同じ傾斜方向へ下り傾斜させている。
そして、第1受入流路76および第2受入流路77の傾斜下端を分岐して排出路(流下切換装置54の後寄りに配置された第1排出路81および前寄りに配置された第2排出路82)と球抜通路83とに分岐し、この分岐部から第1排出路81および第2排出路82を左右方向に蛇行した状態で下方へ延設している。さらに、第1排出路81の下端開口と第2排出路82の下端開口とを左右に並べて開設し、各下端開口に後述する球排出装置55を連通可能としている。そして、球抜通路83を分岐部から側方へ延設し、球抜通路83の下流側開口を流下切換装置54の前側に開設し、該下流側開口に球抜流下路53を連通可能としている。
また、分岐部には、操作レバー85を手動により操作して切換可能な切換弁86を設けている。そして、操作レバー85を操作していない常態では、切換弁86が付勢部材(図示せず)により付勢されて受入流路76,77と球抜通路83とを遮断し、受入流路76,77内の遊技球を排出路81,82(さらには球排出装置55および排出流下路52)へ流下させる排出状態(図9(b)中実線で示す状態)に設定される。一方、付勢部材の付勢力に抗して操作レバー85を操作すると、切換弁86が開いて受入流路76,77と球抜通路83とを連通し、受入流路76,77内の遊技球を球抜通路83(さらには球抜流下路53)へ流下させる球抜状態(図9(b)中破線で示す状態)に切り換わるように構成されている。
そして、受入流路76,77の上流側の上方には、受入球均し部材87を配置している。受入球均し部材87は、受入流路76,77の底部から遊技球の直径よりも僅かに高い位置に舌片状の均し板87aを受入流路76,77の傾斜方向へ沿って備え、該均し板87aの下流側端を支持して片持ち状態に設定するとともに、自由端となる上流側端を上方へ反った状態に設定している。さらに、上流端部の上面に錘87bを備え、均し板87aの上流側端を常時下方へ付勢している。したがって、複数の遊技球が積み重なった状態で第1受入流路76または第2受入流路77に流入すると、受入球均し部材87は、その下部に遊技球を当接して下流側端を揺動するとともに、錘87bによる付勢力で遊技球を押圧して均すことができる。これにより、遊技球が積み重ならない状態で受入流路76,77を流下させることができる。
また、受入流路76,77の下流側の上方には、遊技球の有無を検出可能な受入検出機構89を備えている。受入検出機構89は、受入流路76,77内の遊技球の上部に当接して揺動可能な板状の揺動片89aと、該揺動片89aの上部に延設された検出突起89bと、該検出突起89bの状態を検出可能な受入検出センサ89cとから構成され、揺動片89aの上方および検出突起89bの上方に受入検出センサ89cを受入検出基板89dに実装した状態で配置している。そして、遊技球が受入流路76,77に停留している場合には、揺動片89aおよび検出突起89bが遊技球により押し上げられて(図9(b)中破線で示す状態)、受入検出センサ89cにより検出突起89bが上昇した状態を検出し、この検出により、流下切換装置54内(受入流路76,77および排出路81,82)に貯留している遊技球の数が1回の排出動作で排出される規定数よりも多いと判断することができる。一方、遊技球が受入流路76,77に停留していない場合には、揺動片89aおよび検出突起89bが自重により下がって(図9(b)中実線で示す状態)、受入検出センサ89cにより検出突起89bが下降した状態を検出し、この検出により、流下切換装置54内(受入流路76,77および排出路81,82)に貯留している遊技球の数が1回の排出動作で排出される規定数よりも少ないと判断することができる。
球排出装置55は、流下切換装置54の排出路81,82の下端に連通し、遊技球の排出動作を行う装置である。そして、流下切換装置54の排出路81,82から流下する遊技球(賞球あるいは貸球)を計数しながら排出流下路52へ排出できる機能を備えている。具体的には、図10(b)に示すように、当該球排出装置55の内部に球排出流路92を形成し、該球排出流路92の途中には、左右に並んだ2つのスプロケット93の端部を臨ませ、球排出流路92のうちスプロケット93よりも下方には遊技球を検出可能な排出検出センサ94を設けている。また、球排出装置55の側部(図10(a)中右側部)には、球排出装置55、詳しくはスプロケット93を回転駆動する駆動モータ95(本発明における電気的駆動源に相当)を配置し、該駆動モータ95の出力軸をスプロケット93の回転軸93aに接続している(図12参照)。そして、スプロケット93の外周部に複数(本実施形態では3つ)の球保持溝93bを形成し、該球保持溝93b内に遊技球が1つずつ嵌合した状態でスプロケット93を回転すると、遊技球が球排出流路92の下流側に流下し、排出検出センサ94が所定数の遊技球が流下したことを検出すると、スプロケット93の回転が停止される。なお、2つのスプロケット93は、互いに球保持溝93bの1個分だけ位相がずれた状態で回転軸93aに固定され、遊技球1個分だけ位相をずらして回転するように構成されている。したがって、2つのスプロケット93は、一体に回転し、交互に遊技球を下方へ排出できるように構成されている。
このような構成を備えた球流下ユニット24は、流下ユニットベース51の切換装置装着部60に流下切換装置54を後方から装着し、排出装置装着部61に球排出装置55を後方から装着する。すると、球排出装置55の上方に流下切換装置54が装着されて、流下切換装置54と球排出装置55とが上下に並んだ状態で配置され、流下切換装置54の排出路81,82と球排出装置55の球排出流路92とが連通する。また、球排出流路92の下端開口と排出流下路52の上流開口とが連通する。さらに、支持側壁部62に球抜路形成部材69を止着すると、流下切換装置54の側部(図5中右側部)と球抜路形成部材69の後縁部とが前後に並んだ状態で配置され、流下切換装置54の球抜通路83と球抜流下路53とが連通する。そして、操作レバー85を操作していない常態、すなわち球流下ユニット24が排出状態である場合には、受入流路76,77内の遊技球は、排出路81,82、球排出装置55、排出流下路52を経て球誘導ユニット25へ流下する。また、操作レバー85を操作して球流下ユニット24を球抜状態に切り換えると、球抜通路83、球抜流下路53を経て球誘導ユニット25へ流下する。
そして、球流下ユニット24は、縦長な流下ユニットカバー97を流下切換装置54の下部、球排出装置55、および排出流下路52を後方から覆う状態で装着して、流下切換装置54と球排出装置55との連結部、および球排出装置55と排出流下路52との連結部を保護している。さらに、球抜流下路53の後方、具体的には球抜路形成部材69の後縁部から排出装置カバー部98を排出装置装着部61内の球排出装置55の側方へ向けて延設している。したがって、排出装置カバー部98により球排出装置55の側部を保護し、球排出装置55が側方へ外れる不具合を防ぐことができる。また、排出装置カバー部98には、円形状の放熱開口99を開設し、該放熱開口99から駆動モータ95を臨ませ、駆動モータ95から発生する熱を放熱開口99を介して排出できるように構成されている。このことから、駆動モータ95から発生した熱を放熱開口99から効率よく逃がすことができ、駆動モータ95の熱による損傷を抑えることができる。なお、放熱開口99は、駆動モータ95からの熱を放熱できればどのような開口形状でもよく、例えば、複数のスリットで形成されていてもよい。
これらのような構成を備えた球貯留ユニット23、球流下ユニット24および球誘導ユニット25を裏機構盤10に取り付けるには、まず、貯留ユニットベース32を裏機構盤10の上部に止着して球貯留ユニット23を装着する。すると、球貯留タンク33が裏機構盤10の開口部11よりも上方に配置され、球整列部材34が裏機構盤10の開口部11の上部から後方へ離隔した位置に配置される。
球貯留ユニット23を裏機構盤10の上部に装着したならば、貯留ユニットベース32の貯留接続部37に流下ユニットベース51の流下接続部63を後方から重ね、この状態で流下ユニットベース51の流下ベース基部58を裏機構盤10の側部に止着して球流下ユニット24を装着する。すると、球貯留ユニット23の側部と球流下ユニット24の上部とが接続されて、球整列部材34と流下切換装置54の受入流路76,77とが連通する。また、図11および図12に示すように、装着部59、流下切換装置54、球排出装置55および排出流下路52の上部が支持側壁部62および球抜流下路53(詳しくは球抜路形成部材69)により支持されて、裏機構盤10の開口部11および遊技盤5の裏側の構成部材(例えば、入賞装置13の後部)よりも後方へ離隔した位置に配置される。したがって、球流下ユニット24(具体的には装着部59、流下切換装置54、球排出装置55、排出流下路52)と遊技盤5の裏側の構成部材(例えば、入賞装置13の後部)とが干渉する不都合を避けることができ、パチンコ遊技機1内のレイアウトの自由度を増すことができる。また、支持側壁部62および球抜路形成部材69が遊技盤本体15の入賞装置取付縁部20の後方に配置される。言い換えると、球抜流下路53が支持側壁部62に入賞装置取付縁部20と前後に並ぶ状態で配置される。したがって、デッドスペースになり易い入賞装置取付縁部20の後方の空間を利用して、球排出装置55と球抜流下路53とを前後に並ぶ状態で配置することができ、球流下ユニット24の横幅を狭く抑えることができる。したがって、球流下ユニット24を遊技盤5の後方に効率よく配置することができ、パチンコ遊技機1内の限られた空間を有効に活用することができる。
さらに、薄板状の支持側壁部62に球抜流下路53(球抜路形成部材69)を備えたので、支持側壁部62を球抜路形成部材69で補強することができ、球排出装置55を支持側壁部62および球抜流下路53により十分に支持することができる。したがって、排出動作時(具体的には駆動モータ95の駆動時)にぐらつく等して球排出装置55が不安定になる不都合を抑えることができ、球排出装置55や、球排出装置55を支持する構成(すなわち支持側壁部62)を損傷し難くすることができる。
また、装着部59の下部に設けられた排出流下路52は、装着部59のうち球排出装置55の下方に位置する部分を溝状に凹ませて形成されているので、簡単な構成で球流下ユニット24に排出流下路52を備えることができ、球流下ユニット24の製造コストの低減、ひいてはパチンコ遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。
球流下ユニット24を裏機構盤10の側部へ装着したならば、裏機構盤10の下部に球誘導ユニット25を装着する。すると、球流下ユニット24の下部と球誘導ユニット25の上部とが接続され、排出流下路52と排出誘導路40とが連通し、球抜流下路53と球抜誘導路41とが連通する。さらに、球誘導ユニット25の上皿連通口43が上皿ユニットに連通し、排出誘導路40の下流開口が下皿ユニットに連通する。また、球抜誘導路41が遊技機島設備内の球回収樋へ連通可能となる。
この配置状態で流下切換装置54を排出状態に切り換え(すなわち、操作レバー85を操作しない常態に設定し)、この排出状態で球排出装置55を作動させると、球貯留ユニット23内の遊技球を流下切換装置54、球排出装置55、排出流下路52、排出誘導路40を流下させて、この遊技球を賞球(あるいは貸球)として上皿ユニットまたは下皿ユニットへ供給することができる。一方、流下切換装置54を球抜状態に切り換えると、球貯留ユニット23内の遊技球を流下切換装置54、球抜流下路53、球抜誘導路41を流下させて球回収樋へ抜き出すことができる。
ところで、上記実施形態では、流下切換装置54、球排出装置55および排出流下路52および装着部59を支持側壁部62により支持したが、本発明はこれに限定されない。少なくとも球排出装置55を支持側壁部62で支持し、この支持側壁部62に球抜流下路53を配置して支持強度を補強すれば、排出動作時に球排出装置55が不安定になる不都合を抑えることができ、球排出装置55や球排出装置55を支持する構成を損傷し難くすることができて好適である。
また、上記実施形態では、遊技盤本体15の一側縁の近傍に配置される構成部材として入賞装置13を例示したが、本発明はこれに限定されず、後部を遊技盤本体15の後方へ突出し、遊技盤本体15の一側縁との間に構成部材取付縁部を形成する構成部材であればどのようなものでもよい。さらに、構成部材を取り付ける取付孔は、前後方向へ貫通したものに限定されず、後方へ開放した状態で形成されたものであればよい。例えば、遊技盤本体15の裏面側を前方へ窪ませて取付孔を形成してもよい。
そして、上記実施形態では、裏機構盤10の開口部11の側縁部の前方に遊技盤5の入賞装置取付縁部(構成部材取付縁部)13を配置し、入賞装置取付縁部13と、開口部11の側縁部と、球流下ユニット24の支持側壁部62および球抜流下路53とを前後に並んだ状態で配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、裏機構盤10の開口部11の縁部を入賞装置取付縁部13の後方から外れた位置(入賞装置取付縁部13よりも側方の位置)に配置し、入賞装置取付縁部13と、支持側壁部62および球抜流下路53とを前後に並んだ状態で配置してもよい。このようにすれば、遊技盤5を前面枠3の後方から取り付けることができる。すなわち、球貯留ユニット23および球流下ユニット24を裏機構盤10の後方から離して遊技盤収納フレーム4の後方を開放し、この開放状態で遊技盤収納フレーム4に遊技盤5を後方から収納することができる。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例示して説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠と、該前面枠側に着脱可能な遊技盤と、前面枠の裏面側に配置された裏機構盤とを備え、該裏機構盤に遊技球が流下可能な球流下ユニットを設けたものであれば、どのような遊技機でもよく、例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の背面図である。 前面枠の後方から見た分解斜視図である。 球貯留ユニット、球流下ユニット、球誘導ユニットおよび制御ユニットを組んだ状態の後方斜視図である。 球貯留ユニット、球流下ユニット、球誘導ユニットおよび制御ユニットを組んだ状態の前方斜視図である。 球流下ユニットの後方斜視図である。 球流下ユニットの前方斜視図である。 球流下ユニットの分解斜視図である。 流下ユニットベース、排出カバーおよび球抜路形成部材の分解斜視図である。 流下切換装置の説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 球排出装置の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 裏機構盤に装着した球流下ユニットの断面図である。 球流下ユニットと遊技盤との位置関係を説明する断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
5 遊技盤
10 裏機構盤
11 開口部
13 入賞装置
15 遊技盤本体
19 入賞装置取付孔
20 入賞装置取付縁部
23 球貯留ユニット
24 球流下ユニット
25 球誘導ユニット
33 球貯留タンク
34 球整列部材
51 流下ユニットベース
52 排出流下路
53 球抜流下路
54 流下切換装置
55 球排出装置
59 装着部
60 切換装置装着部
61 排出装置装着部
62 支持側壁部
67 排出溝部
68 排出カバー
69 球抜路形成部材
70 球抜溝部
76 第1受入流路
77 第2受入流路
81 第1排出路
82 第2排出路
83 球抜通路
92 球排出流路
93 スプロケット
95 駆動モータ
98 排出装置カバー部
99 放熱開口

Claims (4)

  1. 機枠の前面に開閉可能に軸着された前面枠と、該前面枠側に着脱可能な遊技盤と、前記前面枠の裏面側に配置された裏機構盤と、を備え、該裏機構盤に遊技球が流下可能な球流下ユニットを設けた遊技機において、
    前記遊技盤は、遊技盤本体の一側寄りに取付孔を後方へ開放した状態で形成し、該取付孔に遊技盤の一部を構成する構成部材を遊技盤本体よりも後方へ突設した状態で配置し、遊技盤本体のうち構成部材と遊技盤本体の一側縁との間の部分を構成部材取付縁部とし、
    前記球流下ユニットは、賞球あるいは貸球としての遊技球を流下させる排出流下路と、遊技球を遊技機の外部へ案内する球抜流下路と、排出流下路の上流端および球抜流下路の上流端に連通し、遊技球を排出流下路へ流下させる排出状態と球抜流下路へ流下させる球抜状態とに切換可能な流下切換装置と、排出状態の流下切換装置から流下する遊技球を排出流下路へ排出する球排出装置と、裏機構盤のうち遊技盤本体の一側寄りの後方に止着された流下ユニットベースと、を備え、該流下ユニットベースに排出流下路、球抜流下路、流下切換装置、および球排出装置を配置し、
    前記流下ユニットベースは、少なくとも球排出装置を装着する装着部と、構成部材取付縁部の後方に延設され、少なくとも装着部および球排出装置を遊技盤の構成部材よりも後方に配置する状態で支持する支持側壁部と、を備え、
    該支持側壁部に球抜流下路を構成部材取付縁部と前後に並ぶ状態で配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記装着部は、球排出装置の上方に流下切換装置を装着し、該流下切換装置を遊技盤の構成部材よりも後方へ配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記装着部は、球排出装置の下方に位置する部分を溝状に凹ませて排出流下路を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記球排出装置は、当該球排出装置を駆動する電気的駆動源を備え、
    前記球流下ユニットは、球抜流下路の後方から球排出装置の側部を覆う排出装置カバー部を延設し、該排出装置カバー部に放熱開口を開設し、電気的駆動源から発生する熱を放熱開口を介して排出できるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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