JPH0623113A - パチンコ機における払い出し球処理ユニット - Google Patents

パチンコ機における払い出し球処理ユニット

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JPH0623113A
JPH0623113A JP20306592A JP20306592A JPH0623113A JP H0623113 A JPH0623113 A JP H0623113A JP 20306592 A JP20306592 A JP 20306592A JP 20306592 A JP20306592 A JP 20306592A JP H0623113 A JPH0623113 A JP H0623113A
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pachinko
frame
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Shigeru Ichihara
茂 市原
Atsushi Saito
篤 斉藤
Kazutoshi Funahashi
和利 舟橋
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ球の払い出しに関連する機構および
部材を一括して取付ける。 【構成】 球払い出し機構が収容されたカウンタケース
73と、球タンク内から送り出されたパチンコ球をカウ
ンタケース73内へ誘導する上誘導体71と、払い出し
球通路80Bおよび球抜き用通路81Bが隣接して形成
されて振り分け部材90が支持された下誘導体84と、
この下誘導体84に重ね合わされた制御回路基板93と
をベース体70に取外し可能に組付け、ベース体70を
このベース体70を覆蓋する蓋体100とともに本体部
Hに組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機において、
遊技者に払い出されるパチンコ球の処理を統括して行う
払い出し球処理ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機では賞品球、抜き取り
球を誘導する部材や、賞品球を払い出す機構や、賞品球
払い出し用の回路基板等の賞品球の処理に関連する機構
および部材を本体枠に個別に取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は賞品球の処理
に関連する機構および部材の組付け、修理、点検を簡便
化することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機にお
ける払い出し球処理ユニットは、縦長状に形成されて本
体部に設置される合成樹脂製のベース体には、回転体の
回転動作によって規定個数のパチンコ球を払い出す球払
い出し機構が収容されたカウンタケースと、球タンク内
から送り出されたパチンコ球を誘導して前記カウンタケ
ース内へ送り込む上誘導体と、前記カウンタケース内か
ら放出されたパチンコ球を払い出し球として球受皿に向
けて誘導する払い出し球通路および前記カウンタケース
内から放出されたパチンコ球をパチンコ機外へ誘導する
球抜き用通路が隣接して形成され、前記カウンタケース
内から放出されたパチンコ球を前記払い出し球通路若し
くは前記球抜き用通路へ振り分ける振り分け部材が支持
された下誘導体と、この下誘導体に重ね合わされた球払
い出し制御用の制御回路基板とをそれぞれ取外し可能に
組付けるとともに、前記ベース体にはこのベース体をそ
の全長にわたって覆蓋する合成樹脂製の蓋体を分離可能
に結合した構成を有する。
【0005】
【作用】球払い出し機構が収容されたカウンタケース
と、球タンク内から送り出されたパチンコ球を前記カウ
ンタケース内へ誘導する上誘導体と、払い出し球通路お
よび球抜き用通路が隣接して形成されて振り分け部材が
支持された下誘導体と、この下誘導体に重ね合わされた
制御回路基板とをそれぞれベース体に取外し可能に組付
け、前記ベース体を、このベース体がその全長にわたっ
て蓋体によって覆蓋された状態で本体部に組込む。
【0006】
【発明の効果】本発明は前記したように構成してあるの
で、パチンコ球を払い出す機構、パチンコ球を球払い出
し機構へ誘導する部材、球払い出し機構から放出された
パチンコ球を球受皿および機外へ誘導する部材や振り分
ける振り分け部材、球払い出し制御用の制御回路基板等
を一括して所定位置に装着することができ、パチンコ球
の払い出しに関連する機構および部材の組付け、修理、
点検、保守等の各作業を簡便化および能率化することが
できる。
【0007】
【実施例】次に、本発明がカード式パチンコ機について
具体化された1実施例を図面にしたがって説明する。カ
ード発行機で購入したゲーム専用のカードを使用して所
望個数のパチンコ球と交換し、交換したパチンコ球によ
ってゲームを行うカード式パチンコ機において、パチン
コ機の本体部Hの一側方に隣設されたカードユニット部
102にはカード挿入口110aを有し、カードに記録
された金額データを読み取るカードリーダ110が組込
まれている。
【0008】カードリーダ110は持ち球数・金額換算
部と金額データ・持ち球数データ記録部とを有し、カー
ドユニット部102内に組込まれたカード情報処理基板
155に接続されている。
【0009】カード情報処理基板155にはカードユニ
ット部102の使用が可能な場合に点灯し、異常発生時
に点滅するカードユニット利用可能ランプ153と、カ
ードがカードリーダ110のカード挿入口11aに挿入
されている間点灯し、カード取出し時に点滅するカード
挿入中ランプ154と、端数表示スイッチとが接続され
ている。
【0010】パチンコ機の本体部Hの外枠1は木材で方
形枠状に形成され、この外枠1の前面には木質合板で額
縁状に形成されて外枠1の一側縁の上下端部に前方への
回動可能に軸着され、外枠1の前面を開閉する前枠2が
施錠可能に取付けられている。前枠2の前面には窓枠3
が前枠2の開口縁に沿って取着され、この窓枠3にはガ
ラスが嵌装されたガラス扉枠4と、このガラス扉枠4の
下方に隣設された下方板5とがそれぞれ前方へ回動可能
に軸着されている。下方板5の裏面には球供給機構が組
付けられるとともに、下方板5の前面には払い出された
パチンコ球を受容する上球受皿6が取着され、この上球
受皿6には球抜きレバー6aが付設され、また、球入口
6bが開口されている。
【0011】前枠2の下端部前面には上球受皿6上にパ
チンコ球が充満したときにパチンコ球を受容する下球受
皿7が取着され、この下球受皿7には球抜きレバー7a
が付設されている。前枠2の下端部の反回動支点側端部
には遊技者によって回動操作される操作部を有する操作
ハンドル8が取付けられている。
【0012】下方板5の後面上端にはカードユニット部
102のカード情報処理基板155にコネクタを介して
接続されたカードユニット中継基板106が取付けられ
ている。
【0013】カードユニット中継基板106には下方板
5の前面の上端に取付けられた横長状の表示プレート1
05に押ボタンが挿通されて持ち球を借り出すときに遊
技者によって操作される球貸しスイッチ107と、表示
プレート105に押ボタンが挿通されてカード返却時に
遊技者によって操作される返却スイッチ108とが接続
されている。
【0014】球貸しスイッチ107を1回押すと、球貸
し単位設定手段によって変更可能に設定される金額分
(100円、300円、500円)の持ち球が上球受皿
6上へ貸し出されてカードに記録された金額が減算さ
れ、球貸しスイッチ107を押す毎に持ち球が追加され
てカードに記録された金額がテレホンカード状に減算さ
れる。
【0015】返却スイッチ108を押すと、カードがカ
ードリーダ110のカード挿入口110aから取出され
てゲームが終了する。
【0016】カードユニット中継基板106にはカード
に記録された金額や使用後の残高を3桁表示する7セグ
メントのカード情報表示LED112〜112が接続さ
れている。カードユニット部102の端数表示スイッチ
を押すと、カード情報表示LED112は下2桁の端数
その他を表示する。
【0017】カードユニット中継基板106には球貸し
が可能な場合に点灯し、払い出し中は消灯する球貸し可
表示LED109が接続されている。表示プレート10
5にはカード情報表示LED112の照射光を拡散させ
て透過させる第1レンズ部105aと、球貸し可表示L
ED109の照射光を拡散させて透過させる第2レンズ
部105bとが形成されている。
【0018】前枠2の前面には合成樹脂製のランプケー
ス9が取着され、このランプケース9にはそれぞれ半透
明の合成樹脂製で端部が丸められたほぼ半円筒状に形成
されたランプカバー10がビス着されている。
【0019】前枠2の裏面下端部の反回動支点側端部に
は発射機構用の取付ベース12が取着され、この取付ベ
ース12の一端部にはこの取付ベース12の後方に垂立
されたモータ取付板13がビス着されている。モータ取
付板13の裏面には発射モータ14が取付けられ、この
発射モータ14の出力軸14aには発射カム16が嵌着
されている。
【0020】取付ベース12には打球ハンマ17が左右
方向への傾動可能に軸支されるとともに、打球ハンマ1
7には発射カム16に弾接されたカムフォロア17aと
このカムフォロア17aの内方に配設された掛止ローラ
17bとがそれぞれ回転可能に軸支されている。取付ベ
ース12の内端部付近に貫設された横長状のガイド孔1
2a内には操作ハンドル8に連繋された掛止部材18が
横方向へのスライド可能に貫挿され、この掛止部材18
と掛止ローラ17bとには打球ハンマ17がパチンコ球
を打出すときの発射力を設定するコイルばね19が掛架
されるとともに、取付ベース12の内端部には掛止部材
18を位置決めする調整レバー20が傾動操作可能にピ
ン着されている。モータ取付板13の下端に形成された
ケース13a内には発射装置制御基板21が装入されて
いる。
【0021】取付ベース12にはパチンコ球を単発発射
するときに操作される発射装置停止スイッチ34と、操
作ハンドル8の回動操作によってON,OFFされるハ
ンドルスイッチ151とが取付けられるとともに、発射
装置制御基板21には遊技者が操作ハンドル8に触れた
ときにONとなるタッチスイッチ21aが接続されてい
る。発射モータ14、発射装置停止スイッチ34、ハン
ドルスイッチ15にそれぞれ結線されたリード線はコネ
クタを介して発射装置制御基板21にそれぞれ接続され
ている。
【0022】操作ハンドル8を回動操作すると、ハンド
ルスイッチがONとなって発射モータ14が1分間に1
00回転以内の速度で回転して打球ハンマ17が反復傾
動し、打球ハンマ17の傾動毎にパチンコ球が発射され
る。
【0023】前枠2の裏面には不透明の合成樹脂材で正
面形状が逆凹字形状に形成された上枠部22aと、この
上枠部22aの下端に突合わせ状に連接されて半透明の
合成樹脂材で形成された下枠部22bとに分割されて外
枠1内に装入された基枠22が取付けられ、この基枠2
2の上枠部22aおよび下枠部22bはそれぞれビス2
3で前枠2の後面に締着されている。基枠22の後部に
は後方へ突出された段部25が4周にわたって形成さ
れ、この段部25内には遊技盤24が後方への取出し可
能に嵌込まれている。遊技盤24の後方にはパチンコ機
の諸機能をコントロールするメイン制御基板48が設置
されている。
【0024】基枠22の段部25の上端後面の中央部付
近と、段部25の操作ハンドル8側の縦枠部の上端部お
よび下部と、段部25の下部の中央付近とにはそれぞれ
段部25の内壁面25aの内外へ出没される掛止部26
aと、指で回動操作される操作部26bとを有する締め
具26が段部25の後面と締め具26の基部との間にゴ
ムブッシュ26cを介座させた状態でそれぞれねじ44
によってこのねじ44の回りの回動操作可能に取付けら
れている。基枠22が外枠1内に装入された状態では掛
止部26aが段部25の内壁面25aの内方へ突出する
方向への締め具26の回動操作が不能となる。
【0025】基枠22の上枠部22aの上部に突出形成
されたランプ基板取付部27の後側には図6に示すよう
に横長状のランプ基板28と、このランプ基板28を覆
蓋するカバー板47とがビス着され、このランプ基板2
8にはそれぞれランプ基板28のプリント回路に接続さ
れた当り表示灯29が取付けられるとともに、ランプ基
板28にはランプ基板28のプリント回路に接続された
ガラス扉枠開放表示灯30が取付けられている。各表示
灯29,30は前枠2の上部2aにそれぞれ貫挿されて
ランプカバー10で覆蔽されている。
【0026】基枠22の下枠部22bの反操作ハンドル
8側端部付近には角筒状の上皿口42が形成されるとと
もに、基枠22の下枠部22bの中央部付近下端には下
皿口43が開口され、また、下枠部22bの中央部付近
の後面には下皿口43に連通された箱形状の球受箱49
と、入賞時に効果音等を発生するスピーカ46とが取付
けられている。
【0027】基枠22の段部25の下端には下枠部22
bに配線されたリード線を基枠22の幅方向の一端部か
ら他端部にわたって挿通するために断面形状がコ形状で
長手方向の中央部付近が曲折されたリード線挿通溝14
8が基枠22のほぼ全幅にわたって凹設されている。基
枠22の下枠部22bの操作ハンドル8側端部付近には
ガラス扉枠4の開放を検出するガラス扉枠開放検出スイ
ッチ32が取付けられ、このガラス扉枠開放スイッチ3
2の押ボタン32aはガラス扉枠4の閉止時にはガラス
扉枠4によって押圧され、ガラス扉枠4が開放されたと
きには解放されてガラス扉枠開放検出スイッチ32の検
出信号でガラス扉枠開放表示灯30が点灯する。スイッ
チ取付部31の下方には複数個のコネクタ147aを備
えた中継基板147が取付けられている。この中継基板
147には発射装置制御基板21にコネクタを介して接
続されたリード線およびガラス扉枠開放検出スイッチ3
2に結線されたリード線がそれぞれコネクタ147aを
介して接続されている。
【0028】基枠22の下枠部22bの前面下部には合
成樹脂製で発射レール用の第1セット基板37が取付け
られ、この第1セット基板37の前面には斜め方向へ配
列された3つの取付ボス37aが突設されるとともに、
第1セット基板37の中央部付近および外端部の下端に
は前記遊技球供給機構に連繋された下搖動レバー38
と、この下搖動レバー38に連繋された上搖動レバーと
がそれぞれ搖動可能に軸支され、さらに、第1セット基
板37の外端部の上部にはパチンコ球供給機構から供給
されたパチンコ球を受止める球止め片39がビス着され
ている。
【0029】第1セット基板37の前面には上面の縦断
面形状が扁平V形状で上面の側面形状がサイクロイド曲
線状に若干湾曲されたレール部40aと、このレール部
40aの前後端縁の中央部および内外端部にそれぞれ連
接されて下方へ突出された前後3対の取付片40c,4
0bとを有する発射レール40が各取付ボス37aを介
して位置決めされて傾斜状に取付けられている。発射レ
ール40の後側の各取付片40bには取付ボス37aが
貫挿された後孔45Bが貫設され、前側の各取付片40
cは取付ボス37aの前端面にそれぞれ当接され、この
前側の各取付片40cには後孔45Bより小径の前孔4
5Aが貫設されている。
【0030】発射レール40は中央部の前側取付片40
cの前孔45Aを貫通して中央部の取付ボス37aに螺
嵌された取付ねじ41によって第1セット基板37に取
着されるとともに、第1セット基板37は両端部の前側
取付片40c、および、両端の取付ボス37aを貫通し
てそれぞれ下枠部22bにねじ止めされた取付ねじ41
によって発射レール40とともに下枠部22bに組付け
られ、発射レール40の基端は球止め片39の斜め下方
に配設され、発射レール40の先端は遊技盤24のレー
ル24aの基端部に対置されている。
【0031】基枠22の後側には中央部に開口部50a
が開口された合成樹脂製のセット枠50が取外し可能に
組付けられている。このセット枠50は基枠22の段部
25の反操作ハンドル8側縦枠部に取着されて通し孔を
有するヒンジヒメール51Aと、縦枠部50bの外側面
に取着されてヒンジヒメール51Aの通し孔内に上方へ
の脱出可能に嵌挿されたピンを有する上下1対のヒンジ
メール51Bとを介して基枠22に後方への回動可能に
支持されている。セット枠50の端縁部には各締め具2
6の掛止部26aにそれぞれ掛脱される掛合部52が各
締め具26に対向してそれぞれ形成され、セット枠50
は各掛合部52が各締め具26で掛止されてセット枠5
0と基枠22との間に遊技盤24を挟持した状態で各締
め具26によって基枠22に解放可能に押止されてい
る。
【0032】セット枠50の上横板50cの裏面にはパ
チンコ球を貯留するための方形箱形状の球タンク55が
上方への取外し可能に取付けられ、この球タンク55の
底板55aは外方へ下傾した傾斜状に形成され、この底
板55aの外端には球出口55bが開口されている。
【0033】セット枠50の上横板50cの後面には球
タンク55の球出口55bの下方に配設されて球供給機
構および球切れ検出機構が装着された第2セツト基板6
5が間隙を隔てて取付けられている。この第2セット基
板65の前面の中央部付近にはほぼ扇形状の基部56a
と、内方へ延出されたレール部56bと、レール部56
bの内端に連接されて下方へ延出された円弧状のシャッ
タ部56cとを有し、上下方向への搖動可能に軸支され
たタンクレール56が取付けられている。このタンクレ
ール56はスプリング62によってレール部56bが上
方へ搖動する方向へ付勢されている。
【0034】タンクレール56の基部56aに上端部が
連結されて垂下された連結片57の下端部には前記上搖
動レバーに下端部が繋止された連結ロッド54の上端部
が繋止されている。
【0035】タンクレール56の基部56aの後面には
タンクレール56の搖動支点を中心とする円弧曲線上に
隣接して配設されて異色(緑色と赤色)に着色された円
形の第1定常マーク58Aおよび第1作動マーク58B
が表示されている。所定数以上のパチンコ球がタンクレ
ール56のレール部56b上に積載されている場合には
レール部56bがスプリング62に抗して下方へ搖動
し、レール部56b上のパチンコ球が不足すると、レー
ル部56bがスプリング62の弾発力で上方へ搖動す
る。
【0036】第2セット基板65の前面外端には前後方
向へ密接状態で配列された3つの球切れ検出スイッチ5
9がスイッチ基板59aを介して取付けられるととも
に、第2セット基板65の前面の外端付近には各球切れ
検出スイッチ59に対向して垂下された押え部60a
と、タンクレール56の基部56aに向って下傾状に延
出された検出部60bとを有し、内外方向への搖動可能
に軸支されたスイッチ押え60が取付けられている。
【0037】パチンコ球がタンクレール56上に積載さ
れた正常状態ではスイッチ押え60が外方へ搖動して各
球切れ検出スイッチ59の触動片59bが押圧され、タ
ンクレール56上に貯留球が欠乏した異常状態ではスイ
ッチ押え60が内方へ搖動して各球切れ検出スイッチ5
9の触動片59bが解放される。
【0038】スイッチ押え60の検出部60bの下端に
突設された突片60cの後面にはスイッチ押え60の搖
動支点を中心とする円弧曲線上に隣接して配設されて異
色(緑色と赤色)に着色された円形の第2定常マーク6
1Aおよび第2作動マーク61Bが表示されている。
【0039】第2セット基板65の外端付近の下部には
第1定常マーク58A、第1作動マーク58B、およ
び、第2定常マーク61A、第2作動マーク61Bにそ
れぞれ対向して丸孔状の透視窓65a,65bが開設さ
れている。
【0040】タンクレール56のレール部56bが下方
へ搖動した正常状態では緑色の第1定常マーク58Aが
透視窓65aを通じて透視され、レール部56bが上方
へ搖動した異常状態では赤色の第1作動マーク58Bが
透視窓65aを通じて透視され、タンクレール56上の
貯留球の不足の有無を第1定常マーク58A、第1作動
マーク58Bによって判別することができる。
【0041】スイッチ押え60が外方へ搖動した正常状
態では緑色の第2定常マーク61Aが透視窓65bを通
じて透視され、球タンク55内の貯留球が欠乏してスイ
ッチ押え60が内方へ搖動し、各球切れ検出スイッチ5
9の触動片59aが解放された異常状態では赤色の第2
作動マーク61Bが透視窓65bを通じて透視され、貯
留球の欠乏の有無を第2定常マーク61A、第2作動マ
ーク61Bによって判別することができる。
【0042】セット枠50の上横板50cの後面には基
端が第2セット基板65の内端に結合されて反球タンク
55側へ下傾する球レール63が傾斜状に取付けられ、
この球レール63内にはその幅方向の中央部に長手方向
に沿って立設された隔壁63aによって仕切られた前後
の球通路が並設されている。セット枠50の上横板50
cには球レール63の長手方向の中央部の上方に左右方
向への搖動可能に垂下された前後1対の球ならし振子6
4がビス着されている。セット枠50の上横板50cに
は球レール63の下面に添設された下片と、後面に添設
された後片とを有するスイッチホルダ67が取外し可能
で取付け位置の変更可能に取付けられ、このスイッチホ
ルダ67の下片上には球レール63内のパチンコ球の欠
乏を検出する補給切れ検出スイッチ99が設置されてい
る。
【0043】セット枠50の回動支点側の縦枠板50b
の後面には払い出し球の処理に関連する機構および部材
が組込まれた払い出し球処理ユニットUが縦枠板50b
のほぼ全長にわたって脱着可能に装着されている。
【0044】払い出し球処理ユニットUのベース体70
は半透明の合成樹脂材によって縦長で後方開放のほぼ方
形箱形状に形成され、その前端に垂立された前板70a
の四周縁には壁板70fが連設され、内側壁板70fの
上端には球レール63上を転動してベース体70内へ送
り込まれるパチンコ球が通り抜ける球入口70hが開口
されている。
【0045】ベース体70の前板70aの後面の上端に
は球入口70hを通り抜けたパチンコ球を斜め下方へ誘
導してから下方へ誘導する合成樹脂製の上誘導体71が
ビスによって取外し可能に取付けられている。
【0046】上誘導体71はほぼ逆L形状に曲折され、
ベース体70の前板70a側に配設された前部材71a
と、この前部材71aの後側に重ね合わされた後部材7
1bとによって形成され、ベース体70の前板70aと
前部材71aとの間、および、前部材71aと後部材7
1bとの間には隔壁によって仕切られて上部が先下り状
で下部が垂直状となった前後1対の球通路72がほぼ逆
L形状に曲折形成されている。球レール63上を転動し
たパチンコ球は上誘導体71内へ横方向から送り込まれ
て両球通路72を通って下方へ放出される。
【0047】ベース体70の前板70aの上部には上誘
導体71の下方に隣設された中空直方体状のカウンタケ
ース73がビスによって取外し可能に取付けられてい
る。カウンタケース73はベース体70に固定されたベ
ース73aと、このベース73aに結合された箱体73
bとによって形成されている。
【0048】カウンタケース73には両球通路72に連
通されて上誘導体71内から送り出されたパチンコ球が
上方から下方へ通り抜ける前後1対の内部通路74が貫
通状に形成され、この両内部通路74の途中にはカウン
タケース73内に封入されてパルスモータ75の出力軸
に結合されかつ6個の歯部76aと6個の谷部76bと
が周方向へ等間隔で交互に配列された回転体76が、そ
の一部が両内部通路74内へ突入した状態で設置されて
いる。パルスモータ75が起動されて回転体76が回転
すると、回転体76の歯部76aが1歯送られる毎に回
転体76の上方で両内部通路74内および両球通路72
内で縦2列に配列されたパチンコ球が例えば15個/1
秒の速度で下方へ放出される。
【0049】カウンタケース73内には回転体76の回
転を阻止若しくは許容する払い出し制御用ソレノイド7
7が回転体76に対向して設置され、この払い出し制御
用ソレノイド77の作動片77aは消磁時には回転体7
6の各歯部76aのうちの1つの歯部76aに対接され
て回転体76の回転を阻止し、払い出し制御用ソレノイ
ド77が励磁されると回転体76の歯部76aが作動片
77aから解放されて回転体76の回転動作が許容され
る。
【0050】カウンタケース73内には両内部通路74
の上部付近にホルダ82によって支持されて回転体76
の上方で両内部通路74内の上部でのパチンコ球の有無
を検出する前後1対の球切れ確認センサ78が設置され
ている。
【0051】カウンタケース73内には両内部通路74
の下部付近にホルダ82によって支持されて両内部通路
74を通り抜けるパチンコ球を回転体76の下方で検出
する前後1対の球計数センサ79が設置され、両球切れ
確認センサ78および両球計数センサ79はカウンタケ
ース73内に装入されて回路基板85に接続固定されて
いる。
【0052】ベース体70の前板70aの後面にはその
上下方向の中央部付近でカウンタケース73の下方に配
設されて上端縁が前側内部通路74の出口の斜め下方に
配設され下部が内方へ下傾した内壁70bと、この内壁
70bの中央部付近および下部と並行に形成された隔壁
70cと、上端縁が前側内部通路74の出口から放出さ
れたパチンコ球を通過させる間隙を隔てて内壁70bの
上端縁の外方に配設され、下端縁が隔壁70cの上端縁
の外方に配設された上外壁70dと、隔壁70cの下方
に配設されて上部が隔壁70cの下部と並行に形成され
た下外壁70eとが連接されている。
【0053】内壁70bの中央部付近および下部と隔壁
70cとの間にはカウンタケース73の前側内部通路7
4から放出されたパチンコ球を払い出し球として上球受
皿6へ向けて誘導する前払い出し球通路80Aが形成さ
れ、隔壁70cとベース体70の外側壁板との間、隔壁
70cと下外壁70eとの間、下外壁70eとベース体
70の内側壁板との間には前側内部通路74から放出さ
れたパチンコ球をパチンコ機外へ誘導する前球抜き用通
路81Aが前払い出し球通路80Aに隣接して形成され
ている。
【0054】ベース体70にはこのベース体70の中央
部付近および下部に重ね合わされてカウンタケース73
の下方に隣設された合成樹脂製の下誘導体84がビスに
よって取外し可能に取付けられている。
【0055】下誘導体84のベース板84aはベース体
70の前板70aの中央部付近および下部に全長にわた
って添設され、下誘導体84にはベース体70の内壁7
0bに全長にわたって突合わせ状に対置された内壁84
bと、隔壁70cに全長にわたって突合わせ状に対置さ
れた隔壁84cと、上外壁70dに全長にわたって突合
わせ状に対置された上外壁84dと、下外壁70eに全
長にわたって突合わせ状に対置された下外壁84eとが
突出形成されている。
【0056】内壁84bの中央部付近および下部と隔壁
70cとの間にはカウンタケース84の後側内部通路7
4から放出されたパチンコ球を払い出し球(貸し出し球
および賞品球)として上球受皿6へ向けて誘導する後払
い出し球通路80Bが形成され、隔壁84cとベース体
70の外側壁板との間、隔壁84cと下外壁84eとの
間、下外壁84eとベース体70の内側壁板との間には
後側内部通路74から放出されたパチンコ球をパチンコ
機外へ誘導する後球抜き用通路81Bが後払い出し球通
路80Aに隣接して形成されている。ベース体70の前
払い出し球通路80Aおよび球抜き用通路81Aと、下
誘導体84の後払い出し球通路80Bおよび球抜き用通
路81Bとの間には仕切り板83が挟み込まれている。
【0057】ベース体70の前板70aの中央部付近に
は球抜き検出スイッチ86が取付けられるとともに、前
板70aの中央部付近に球抜き検出スイッチ86に対向
して回動可能に軸支された球抜き作動部材87には上方
へ突出されて球抜き検出スイッチ86の触動片に接離す
る上片87aと、内方へ突出された内片87bと、外方
へ突出された外片87cとが形成され、上片87aの後
面には突片87dが突設されている。
【0058】ベース体70の前板70aの中央部付近に
球抜き作動部材87に対向して上下動操作可能に支持さ
れた操作片88には球抜き作動部材87側へ突出された
突片88aが形成され、操作片88を上動操作したとき
には球抜き作動部材87が回動して球抜き検出スイッチ
86の触動片86aが球抜き作動部材87の上片87a
によって押圧され、球抜き検出スイッチ86がONとな
る。
【0059】ベース体70の中央部付近には球抜き検出
スイッチ86の下方に配設された規制片89が球抜き作
動部材87に対向して内外方向への搖動可能に軸支さ
れ、規制片89が外方へ搖動したときには球抜き作動部
材87の内片87bが規制片89に当接して球抜き作動
部材87の回動動作が阻止され、規制片89が内方へ搖
動したときには球抜き作動部材87の回動動作が許容さ
れる。
【0060】ベース体70の内壁70bの上部および下
誘導体84の内壁84bの上部と、ベース体70の上外
壁70dおよび下誘導体84の上外壁84dとの間には
ベース体70の隔壁70cの上端縁および下誘導体84
の隔壁84cの上端縁の斜め上方に配設されてカウンタ
ケース73の両内部流路74から放出されたパチンコ球
を前後払い出し球通路80A,80B若しくは前後球抜
き用通路81A,81Bに振り分ける振り分け部材90
が内外方向への搖動動作可能に軸支されている。
【0061】振り分け部材90は前片90aと後片90
bとが共動可能に結合されて形成され、前片90aには
球抜き作動部材87の突片87dが嵌挿されて球抜き作
動部材87と振り分け部材90とを共同搖動動作可能に
結合する結合部90cが形成されている。
【0062】下誘導体84にはスプリングで上方へ付勢
された作動軸91aを有する球抜きソレノイド91が振
り分け部材90に対向して取付けられ、作動軸91aの
下端には繋止片91bが固定されている。
【0063】球抜きソレノイド91の繋止片91bには
上端が球抜き作動部材87の内片87bに繋止されて球
抜きソレノイド91の作動軸91aと球抜き作動部材8
7とを連動可能に結合する伝動ワイヤ92の下端が繋止
されている。
【0064】球抜きソレノイド91が消磁された状態で
は伝動ワイヤ92は作動軸91aとともに上動位置に保
持されて球抜き作動部材87は上片87aが外方へ回動
した状態で保持され、振り分け部材90は外方へ搖動し
て前後球抜き用通路81A,81Bの入口が遮断されか
つ前後払い出し球通路80A,80Bの入口が開放され
た状態で保持される。
【0065】球抜きソレノイド91が励磁されると、伝
動ワイヤ92が作動軸91aとともに下動して球抜き作
動部材87の上片87aが内方へ回動し、球抜き検出ス
イッチ86がONになって払い出し制御用ソレノイド7
7が励磁されるとともに、振り分け部材90が内方へ振
動し、前後払い出し球通路80A,80Bの入口が遮断
されかつ前後球抜き用通路81A,81Bの入口が開放
され、カウンタケース73内から放出されたパチンコ球
は前後球抜き用通路81A,81Bへ導入される。
【0066】下誘導体84のベース板84aの下端には
パチンコ機の電源を投入したときに起動される賞品球払
い出しモータ115が前向き状に取付けられ、この賞品
球払出しモータ115の出力軸115aには120°の
回転対称位置に配設された3つの球送り片116aを有
する球切りカム116がベース体70の前板7aの下端
に開口されたセーフ球導入口118およびセーフ球送出
口119に対向して嵌着されている。セーフ球導入口1
18は遊技盤24の入賞口へ落入して遊技盤24の後側
から下方へ転落したセーフ球を誘導するためにセット枠
50の下横板50dの下端に形成されたセーフ球誘導樋
の先端に対置されている。
【0067】ベース体70の前板70aの下端にはセー
フ球送出口119の若干上方に配設された放出作動片1
20が回動可能に軸支され、この放出作動片120の下
部には球切りカム116の若干前方でセーフ球導入口1
18の内方に隣設された係合部120aが突出形成され
るとともに、放出作動片120の内端部に突設された内
突片120bには上端が規制片89に繋止された伝動ワ
イヤ121の下端が連動可能に繋止され、さらに、放出
作動片120の上端には上突片120cが形成されてい
る。
【0068】ベース体70の前板70aの下部後面に垂
直状に組付けられたスイッチ基板122には入賞時にパ
ルスモータ75および回転体76を回転させる信号およ
び払い出し制御ソレノイド77を作動させる信号を出力
する2つの賞品球払出し検出スイッチ123が取付けら
れている。
【0069】ベース体70の前板70aの下部に両賞品
球払出し検出スイッチ123に対向して垂下状態で内外
方向への搖動可能に軸支されてスプリング125で賞品
球払出し検出スイッチ123側へ付勢されたスイッチ作
動レバー124の中央部付近には両賞品球払出し検出ス
イッチ123の各触動片123aに弾接された押動部1
24aが突出形成されるとともに、スイッチ作動レバー
124の下端には内端部が放出作動片120の上突片1
20cに繋止された連結ロッド126の外端部が連動可
能に繋止されている。
【0070】パチンコ球が遊技盤24の入賞口へ入球し
てセーフ球導入口118を通過すると、このセーフ球が
定常回転中の球切りカム116の球送り片116aで受
止められるとともに、放出作動片120の係合部120
aと係合し、放出作動片120が球切りカム116の球
送り片116aとともに円弧移動するセーフ球によって
球切りカム116の回転方向と反対方向へ回動する。放
出作動片120が回動すると、伝動ワイヤ121が上動
し、規制片89が搖動して球抜き作動部材87の回動が
禁止されるとともに、スイッチ作動レバ124が外方へ
搖動し、賞品球払出し検出スイッチ123がONとなっ
て払出し信号を発信し、パルスモータ75および払い出
し制御ソレノイド77に作動信号が送られる。球切りカ
ム116の球送り片116aで受止められて放出作動片
120とともに円弧移動したセーフ球が球切りカム11
6および放出作動片120から解放されてセーフ球送出
口119を通じて送出されると、放出作動片120が解
放されてスプリング125の弾発力で元の姿勢に復帰回
動し、伝動ワイヤ121が下動して規制片89が復帰搖
動し、賞品球払出し検出スイッチ123がOFFとなっ
て払出し動作の検出を中止する。
【0071】下誘導体84にはベース板84aの後側に
重ね合わされた方形皿形状の合成樹脂製の基板受けケー
ス103がビスによって取外し可能に取付けられ、この
基板受けケース103の周壁部の後端縁には段部103
aが全周にわたって形成されている。
【0072】基板受けケース103にはこの基板受けケ
ース103の段部103aに嵌め込まれた状態で下誘導
体84の後側に重ね合わされてパチンコ球の払い出し、
球抜き、入賞等の各種情報を記憶、演算して処理するC
PU,RAM,ROMが組込まれた制御回路基板93が
ビスによって取外し可能に取付けられている。
【0073】制御回路基板93には図22に示すように
払い出し球数を演算する払い出し球数演算部と、球貸し
スイッチ107の操作によって貸し出した貸し球数を演
算する球貸し数演算部と、セーフ球カウンタ98A,9
8B,98Cが接続されてセーフ球の種別を検出するセ
ーフ球検出センサ96A,96B,96Cの検出信号に
基づいてセーフ球数、賞品球数を演算する第1〜第3賞
品球演算部とが組込まれている。
【0074】カードリーダ110のカード挿入口110
aにカードを挿入して球貸しスイッチ107を操作する
と、パルスモータ75が起動されかつ払い出し制御用ソ
レノイド77が作動して回転体76が回転し、所望個数
の使用球がカウンタケース73内から放出されて上球受
皿6上へ払い出され、球貸しスイッチ107の繰り返し
操作により更に所望個数の使用球が上球受皿6上へ供給
される。また、セーフ球検出センサ96A,96B,9
6Cが入賞の発生を検出すると、パルスモータ75が起
動されかつ払い出し制御用ソレノイド77が作動して相
当数の賞品球がカウンタケース73内から放出されて上
球受皿6上へ払い出される。このとき、セーフ球検出セ
ンサ96A,96B,96Cおよびセーフ球カウンタ9
8A,98B,98Cによってセーフ球の種別毎に検出
されてカウントされた数値に対応して所定個数の賞品球
がカウンタケース73から払い出される(例えばセーフ
球検出センサ96Aに対応して13個、セーフ球検出セ
ンサ96Bに対応して7個の賞品球が払い出される)。
【0075】制御回路基板93には払い出し球処理ユニ
ットU内に組込まれたパルスモータ75と、払い出し制
御ソレノイド77と、両球切れ確認センサ78と、球計
数センサ79と、球抜き検出スイッチ86と、球抜きソ
レノイド91と、賞品球払い出しモータ115と、両賞
品球払い出し検出スイッチ123とがそれぞれコネクタ
を介して解離可能に接続されるとともに、遊技盤24に
配設された各セーフ球検出センサ96A,96B,96
Cと、払い出し種別表示LED152と、各セーフ球検
出センサ96A,96B,96Cによって検出されたセ
ーフ球数をカウンタとするセーフ球カウンタ98A,9
8B,98Cと、賞品球切れ検出スイッチ59と、補給
切れ検出スイッチ99とがそれぞれコネクタを介して接
続されている。
【0076】制御回路基板93の後面の内端には発射装
置制御基板21に接続されたリード線束、防犯基板に接
続されたリード線束、入賞装置用制御回路に接続された
リード線束が接続されるユニット外配線用コネクタ95
A,95Bが固定されている。
【0077】基板受けケース103と制御回路基板93
との間にはパチンコ機の電源部(トランス、コンデン
サ)、払い出し球処理ユニットUの払い出し制御用ソレ
ノイド77、球抜きソレノイド91、賞品球払い出しモ
ータ115、帯電したパチンコ球等によって発生する電
気的なノイズを遮断して制御回路基板93をノイズから
保護する2枚の金属製のシールド板94,94が挟み込
まれている。このシールド板94はその上端縁および両
側縁が制御回路基板93の上端縁および両側縁に対接さ
れている外は制御回路基板93の回路面から若干離れた
状態で制御回路基板93とともに基板受けケース103
に取付けられている。
【0078】ベース体70には半透明の合成樹脂材によ
って縦長で前方開放のほぼ方形箱形状に成形されてベー
ス体70の長さおよび横幅と等しい長さおよび横幅を有
し、ベース体70をその全長にわたって覆蓋する蓋体1
00が向い合わせ状で分離可能に結合されている。蓋体
100の四周に形成された壁板100bはベース体70
の各壁板にそれぞれ突合わせ状に対置され、蓋体100
はこの蓋体100およびベース体70に貫挿された複数
個のビスによってベース体70とともにセット枠50の
縦枠板50bに取外し可能に取付けられている。蓋体1
00には制御回路基板93付近を覆蓋する凸部100a
が中央部付近から下部にわたって突出形成されている。
【0079】上誘導体71、カウンタケース73、下誘
導体84、ケース受けケース103、制御回路基板9
3、両シールド板94等はベース体70と蓋体100と
によって形成されたケース内に封入されている。
【0080】蓋体100には発射装置制御基板21、防
犯基板146、入賞装置用制御回路に接続されたリード
線束の接続端子が挿通される上下のコネクタ挿通窓10
4,104が制御回路基板93のユニット外配線用コネ
クタ95A,95Bに対向して開口され、蓋体100を
ベース体70に結合した状態でリード線束の接続端子を
コネクタ挿通窓104を通じて蓋体100内へ差込んで
ユニット外配線用コネクタ95A,95Bに接続するこ
とができる。
【0081】セット枠50の下横板50dの後面にビス
着された球送りケース127の前面にはベース体70の
内側壁板70fの下部に開口された球出口70iから流
出した払い出し球を内下方へ誘導して上ベル144に衝
突させる上誘導樋128と、この上誘導樋128の内端
から転落した払い出し球を外下方へ誘導する中誘導樋1
29と、基枠22の上皿口42に対向して前方へ水平状
に延出されて中誘導樋129の外端から転落した払い出
し球を受止める受止め板130と、この受止め片130
上からオーバーフローした払い出し球を内下方へ誘導し
て下ベル145に衝突させてから球受箱49内へ導入す
る下誘導樋131とが突出形成されている。
【0082】球送りケース127の下端部の前側で下誘
導樋131の下方には下球受皿7上に貯留球が充満した
ときにパチンコ球の払出しを禁止する信号をコントロー
ルユニット48に伝送する球払出し禁止スイッチ(満タ
ン検出スイッチ)135と、この球払出し禁止スイッチ
13の内方に内外方向への搖動可能に軸支されたスイッ
チ押え136とが取付けられている。
【0083】基枠22の下枠板22bの裏面の反操作ハ
ンドル8側端部には制御回路基板93、中継基板147
および球払出し禁止スイッチ135およびスピーカ46
にリード線を介して接続された防犯基板146が取着さ
れている。
【0084】下球受皿7上にパチンコ球が充満すると、
球払出し禁止スイッチ135がONとなって発射モータ
14および賞品球払出しモータ115がそれぞれ停止す
る。さらに、前記タンクレール56上の貯留球が不足す
ると、前記補給切れ検出スイッチ99がONとなって発
射モータ14および賞品球払出しモータ115がそれぞ
れ停止するとともに、セット枠50の上端にランプ基板
149を介して取付けられた球払い出し兼球切れ表示灯
133が点灯する。
【0085】セット枠50の上横板50cの回動支点側
端部には払い出し球処理ユニットUの上方に配設されて
セット枠50の内部配線と外部配線とを中継する中継器
137が球払出し兼球切れ表示灯133に対向して取付
けられている。中継器137の端子ボックス140内に
は外部端子基板138が装入されるとともに、端子ボッ
クス140の上端部、下端部、内端部には外部端子基板
138の後面に取付けられた複数個のコネクタ139を
介して外部端子基板138のプリント回路に接続された
リード線束を挿通保持するために挿通口の幅が狭縮され
たリード線束保持部140a〜140aがそれぞれ形成
されている。
【0086】外部端子基板138の後面にはこの外部端
子基板138のプリント回路に接続されて横方向へ配列
された上下4対の外部接続端子142が固着されるとと
もに、端子ボックス140の後壁板140bには各外部
接続端子142にそれぞれ接続される外部リード線13
4の裸線部134aを挿通するための4対のリード線挿
通口141が各外部接続端子142にそれぞれ対向して
開設され、さらに、後壁板140bには外部リード線1
34の裸線部134aを外部接続端子142に解離可能
に圧接させるためにそれぞれ外部接続端子142側へば
ねで付勢されて上方若しくは下方へ指で押動操作される
つまみ143が各外部接続端子142にそれぞれ対向し
て貫挿され、各つまみ143は各対毎に色分けされてい
る。4対の外部接続端子142には当り情報出力用の1
対の外部リード線と、発射装置制御入力用の1対の外部
リード線と、ガラス扉枠開放情報出力用の1対の外部リ
ード線と、球切れ情報出力用の1対の外部リード線とが
それぞれ接続される。
【0087】なお、図23に示すように、上球受皿6に
は返却球ソレノイド157によって開閉されて返却球を
回収する返却球回収通路158を設け、制御回路基板9
3には返却スイッチ108が接続されて返却球数を演算
する返却球数演算部を接続し、返却スイッチ108の操
作によって上球受皿6上に貯留されたパチンコ球が返却
球回収通路158を通じて回収され、返却球センサ15
6が出力するパルス数によって回収球数がカウントさ
れ、回収球数が球貸し単位金額に換算され、かつカード
の残金に加算されてカードリーダ110によってカード
に記録されるようにしてもよい。
【0088】この場合には再換算可能な端数のパチンコ
球数(例えば100円/25個の場合に30個が回収さ
れたとすると5個分)は再び上球受皿6上へ返却され
る。
【0089】また、カードに記録された金額データは減
算される場合の外、上球受皿6上に一定個数以上(パチ
ンコ球購入単位以上)のパチンコ球が貯留された場合に
は返却スイッチ108の操作によって加算されてカード
に書き込まれる。
【0090】なお、購入金額単位に換算可能な端数は、
換算され加算された金額データとともに端数データとし
てカードリーダ110によってカードに記録される。
【0091】さらに、他の実施態様として端数データが
書き込まれたカードを使用して再度球貸しをする場合
に、所定の球貸し金額に対応するパチンコ球数に加え、
端数分のパチンコ球が上球受皿6上へ供給されるように
してもよい。
【0092】なお、図24に示すようにパチンコ機本体
部の側方に隣設したカードユニット部102の前面にカ
ード挿入口110a、球貸しスイッチ107、返却スイ
ッチ108、球貸し可表示LED109、カード情報表
示LED112を配設するようにしてもよい。
【0093】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では縦長状に形成されて本体部
Hのセット枠50に装着される合成樹脂製のベース体7
0には、回転体76の回転動作によって規定個数のパチ
ンコ球を払い出す球払い出し機構が収容されたカウンタ
ケース73と、球タンク55内から送り出されたパチン
コ球を誘導してカウンタケース73内へ送り込む上誘導
体71と、カウンタケース73内から放出されたパチン
コ球を払い出し球として上球受皿6に向けて誘導する払
い出し球通路80Bおよびカウンタケース73内から放
出されたパチンコ球をパチンコ機外へ誘導する球抜き用
通路81Bが隣接して形成され、カウンタケース73内
から放出されたパチンコ球を払い出し球通路80B若し
くは球抜き用通路81Bへ振り分ける振り分け部材90
が支持された下誘導体84と、この下誘導体84に重ね
合わされた球払い出し制御用の制御回路基板93とをそ
れぞれ取外し可能に組付けるとともに、ベース体70に
はこのベース体70をその全長にわたって覆蓋する合成
樹脂製の蓋体100を分離可能に結合してある。
【0094】このため、パチンコ球を払い出す機構、パ
チンコ球を球払い出し機構へ誘導する部材、球払い出し
機構から放出されたパチンコ球を球受皿および機外へ誘
導する部材や振り分ける振り分け部材、球払い出し制御
用の制御回路基板等を一括して本体枠に装着することが
でき、パチンコ球の払い出しに関連する機構および部材
の組付け、修理、点検、保守等の各作業を簡便化および
能率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、払い出し球処
理ユニットの分解斜視図である。
【図2】パチンコ機の正面図である。
【図3】本体枠の背面図である。
【図4】発射装置付近の背面図である。
【図5】発射レール付近の分解斜視図である。
【図6】図2のX1−X1線拡大断面図である。
【図7】図3のX2−X2線拡大断面図である。
【図8】球タンク付近の背面図である。
【図9】払い出し球処理ユニットのベース体の背面図で
ある。
【図10】カセットケースおよび内部機構の分解斜視図
である。
【図11】下誘導体の正面図である。
【図12】振り分け片駆動機構の分解斜視図である。
【図13】制御回路基板付近の分解縦断面図である。
【図14】賞品球払い出しモータ付近の背面図である。
【図15】球払い出し制御回路の配線図である。
【図16】中継器付近の背面図である。
【図17】図16のX3−X3線断面図である。
【図18】払い出し球処理ユニットの下部付近の背面図
である。
【図19】図2のX4−X4線拡大断面図である。
【図20】パチンコ機の電気配線図である。
【図21】カードユニット中継基板およびカード情報処
理基板の結線図である。
【図22】球払い出し系統図である。
【図23】他の球払い出し系統図である。
【図24】パチンコ機の他例を示す正面図である。
【符号の説明】
6 上球受皿 55 球タンク 70 ベース体 71 上誘導体 73 カウンタケース 76 回転体 80B 払い出し球通路 81B 球抜き用通路 84 下誘導体 90 振り分け部材 93 制御回路基板 100 蓋体 U 払い出し球処理ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長状に形成されて本体部に設置される
    合成樹脂製のベース体には、回転体の回転動作によって
    規定個数のパチンコ球を払い出す球払い出し機構が収容
    されたカウンタケースと、球タンク内から送り出された
    パチンコ球を誘導して前記カウンタケース内へ送り込む
    上誘導体と、前記カウンタケース内から放出されたパチ
    ンコ球を払い出し球として球受皿に向けて誘導する払い
    出し球通路および前記カウンタケース内から放出された
    パチンコ球をパチンコ機外へ誘導する球抜き用通路が隣
    接して形成され、前記カウンタケース内から放出された
    パチンコ球を前記払い出し球通路若しくは前記球抜き用
    通路へ振り分ける振り分け部材が支持された下誘導体
    と、この下誘導体に重ね合わされた球払い出し制御用の
    制御回路基板とをそれぞれ取外し可能に組付けるととも
    に、前記ベース体にはこのベース体をその全長にわたっ
    て覆蓋する合成樹脂製の蓋体を分離可能に結合したこと
    を特徴とするパチンコ機における球処理ユニット。
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