JP3088647B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3088647B2
JP3088647B2 JP07306807A JP30680795A JP3088647B2 JP 3088647 B2 JP3088647 B2 JP 3088647B2 JP 07306807 A JP07306807 A JP 07306807A JP 30680795 A JP30680795 A JP 30680795A JP 3088647 B2 JP3088647 B2 JP 3088647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機及び雀球機に代表される弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機には、従来、遊技盤上に発射
した遊技球が入賞領域に入賞したときに、その入賞条件
に応じて賞球を払い出す形式のパチンコ機と、遊技盤上
に複数個の遊技球を発射し、その遊技球が下部入球手段
の入球口に入ったときの組み合わせによって得点を計上
し、その得点に応じて賞球を払い出す形式のアレンジボ
ール機及び雀球機とがある。
【0003】従来のパチンコ機、アレンジボール機及び
雀球機は、何れも弾球遊技機本体の前枠に、その窓孔部
に対応させて遊技盤を後側から着脱自在に装着し、この
遊技盤の後側の裏カバーが嵌合する開口部を有し且つ裏
カバーの外側で遊技盤を前枠側に押さえて固定する裏機
構板を前枠に開閉自在に枢着し、この裏機構板に、賞球
を貯留する賞球タンクと、この賞球タンクからの賞球を
払い出す賞球払い出し手段と、ゲーム時に遊技盤の後側
に通過した遊技球を集球する集球手段と、この集球手段
により集球された遊技球を下方に回収する回収手段とを
設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の弾球遊技機に
おいて、ゲーム内容を変更する、いわゆる入れ換えを行
う場合、弾球遊技機全体を全て交換する方法と、弾球遊
技機本体、即ち、外枠、前枠及びこれらに付随する裏機
構板等はそのまま使用し、パチンコ機用の遊技盤とアレ
ンジボール機又は雀球機用の遊技盤とを交換する方法が
ある。
【0005】しかしながら、パチンコ機とアレンジボー
ル機又は雀球機とでは、遊技盤の裏側に通過した遊技球
を集めて回収手段に案内する集球手段の構造が違う。そ
のため、パチンコ機用の遊技盤からアレンジボール機又
は雀球機用の遊技盤に交換する場合には、遊技盤を交換
する他に、裏機構板側の集球手段をパチンコ機用からア
レンジボール機又は雀球機用に交換する必要がある。一
方、アレンジボール機又は雀球機用の遊技盤からパチン
コ機用の遊技盤に交換する場合には、遊技盤を交換する
他に、裏機構板側の集球手段をアレンジボール機又は雀
球機用からパチンコ機用に交換する必要がある。
【0006】したがって、従来の弾球遊技機では、遊技
盤の交換の他に、集球手段の交換が不可欠となり、多数
の弾球遊技機の遊技盤を短時間で交換することは非常に
困難となっている。特に、集球手段は、裏機構板に係合
構造を介して着脱自在に装着しているため、交換作業中
に係合爪を折損する等の恐れがある。そのため、集球手
段側の着脱は、慎重に行わなければならず、作業能率が
著しく低下する欠点があり、この交換作業が遊技盤を交
換してゲーム内容を変更する際の大きなネックになって
いる。また、遊技盤と集球手段とが別々であるため、そ
れぞれを個別に保管し取り扱う必要があり、保管、取り
扱いが煩わしく、損傷を招く恐れも非常に大である。
【0007】さらに、弾球遊技機を製造するメーカー側
においても、従来は集球手段の裏機構板に対する装着が
非常に煩雑であるため、単体の時点では弾球遊技機本
体、裏機構板等をパチンコ機用及びアレンジボール機用
とに兼用して使用するものの、裏機構板に集球手段を装
着した後は、パチンコ機用とアレンジボール機用とに区
別して取り扱う必要がある。そのため、例えば遊技盤を
除く弾球遊技機本体、裏機構板等の全てをパチンコ機用
とアレンジボール機用とに区別せずに組み立てておき、
最後にパチンコ機用の遊技盤を装着してパチンコ機と
し、アレンジボール機用の遊技盤を装着してアレンジボ
ール機とするようなことは殆ど不可能である。
【0008】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、遊技盤と集球手段とを一緒に着脱でき、遊技盤
を交換してゲーム内容を変更する際の交換作業、及び組
み立てに際しての組み立て作業を能率的に容易且つ迅速
に行える弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、弾球遊技機本体1 の前枠3 に、その窓孔部4 に対応
させて遊技盤8,106,209 を着脱自在に装着し、この遊技
盤8,106,209 の後側の裏カバー34が嵌合する開口部37を
有する裏機構板35を前枠に開閉自在に枢着し、この裏機
構板35に、賞球を貯留する賞球タンク39と、この賞球タ
ンク39からの賞球を払い出す賞球払い出し手段44と、ゲ
ーム時に遊技盤8,106,209 の後側に通過し且つ集球手段
31,137,243により集球された遊技球を下方に回収する回
収手段51,133,232a とを設けた弾球遊技機において、前
面に入賞領域を有するパチンコ機用の遊技盤8 の裏面
に、パチンコ機用の集球手段31を、前面に複数個の入球
口134,240 が配列された下部入球手段116,217 を有する
アレンジボール機用又は雀球機用の遊技盤106,209 の裏
面に、アレンジボール機用又は雀球機用の集球手段137,
243 をそれぞれ裏機構板35から分離して装着すると共
に、パチンコ機用の遊技盤8 及びアレンジボール機用又
は雀球機用の遊技盤106,209 の裏面に、他の遊技部品と
共に集球手段31,137,243を後側から覆い且つ集球手段3
1,137,243に対応して下側が開放する裏カバー34を設
け、パチンコ機用の遊技盤8 とアレンジボール機用又は
雀球機用の遊技盤106,209 とを前枠3 の窓孔部4 に選択
的に着脱可能に備えたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の弾球遊技機において、パチンコ機用の遊技盤8 の裏側
に、パチンコ機の遊技動作の制御を司るパチンコ機用の
制御基板を、アレンジボール機又は雀球機用の遊技盤10
6,209 の裏側に、アレンジボール機又は雀球機の遊技動
作の制御を司るアレンジボール機又は雀球機用の制御基
板187,233aをそれぞれ裏機構板35から分離して装着した
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図10は本発明
の一実施形態に係る弾球遊技機としてのパチンコ機を例
示しており、図1は本発明の一実施形態に係るパチンコ
機の正面図、図2はパチンコ機の背面図、図3は遊技盤
部分の縦断面図、図4は入賞球タンク部分の背面断面
図、図5は入賞球タンク部分の分解斜視図、図6は図4
のA−A線に沿う断面図、図7は図4のB−B線に沿う
断面図、図8は図4のC−C線に沿う断面図、図9は図
4のD−D線に沿う断面図、図10は図4の要部拡大断
面図である。
【0011】図1及び図2において、1 は弾球遊技機本
体であって、この弾球遊技機本体1は、矩形状の外枠2
と、この外枠2 の前面に開閉自在に枢着された前枠3 と
によって構成されている。前枠3 には、窓孔部4 が形成
されると共に、この窓孔部4 を取り囲むように三方枠7
が設けられている。前枠3 の前側には、窓孔部4 に対応
するガラス扉5 と、このガラス扉5 の下側に配置された
前面板6 とが開閉自在に装着され、一方前枠3 の後側に
は、三方枠7 を介して遊技盤8 が後方からに着脱自在に
装着されている。
【0012】遊技盤8 の前面には、遊技球を案内するガ
イドレール9 が設けられる他、天入賞口10、始動口11,1
2,13、チューリップ式入賞口14,15 及び大入賞口16等の
入賞領域、変動図柄表示手段17、並びにアウト口18等が
それぞれ配置されている。天入賞口10、始動口11,12,1
3、チューリップ式入賞口14,15 及び大入賞口16は、遊
技盤8 の前面に沿って落下する遊技球が何れかに入って
入賞した入賞時に、その遊技球を遊技盤8 の裏側に通過
させるようになっている。なお、始動口11,12,13は、入
賞用と変動図柄表示手段17の始動用とを兼用しており、
この始動口11,12,13に遊技球は入ったときに変動図柄表
示手段17を作動させるようになっている。
【0013】前面板6 には、上皿19が装着され、この上
皿19の前面部に、カード式残金表示部20、球貸しスイッ
チ21及び返却スイッチ22が設けられている。前枠3 の下
部には、下皿23、発射手段24用の操作ハンドル25が設け
られている。発射手段24は、発射モーター26を備え、操
作ハンドル25を操作したときに、発射モーター26が作動
して上皿19の遊技球を1個づつ発射部に供給し、その遊
技球を打撃槌27によりガイドレール9 に沿って発射させ
るようになっている。
【0014】28は自動球貸し機であって、この自動球貸
し機28は、弾球遊技機本体1 の一側で島機構側に縦長状
に取り付けられている。自動球貸し機28は、カード挿入
口29及び表示ランプ30を有し、カード挿入口29に磁気カ
ード等のカードを挿入したときに、表示ランプ30が点灯
してカード残金表示部20に残金が表示され、またカード
の挿入後に球貸しスイッチ21を押したときに、上皿19に
所定数の貸球が払い出され、さらに遊技終了後に返却ス
イッチ22を押したときに、残金を記録済みのカードがカ
ード挿入口29から返却されるようになっている。
【0015】遊技盤8 の裏面には、図2及び図3に示す
ように、入賞球B を集める入賞球タンク31と、この入賞
球タンク31内の入賞球B を1個づつ下方に落とす入賞球
落とし手段32と、天入賞口10、始動口11,12,13、チュー
リップ式入賞口14,15 等に入った遊技球を入賞球タンク
31に案内する集合案内板33と、これら後側から覆う裏カ
バー34とが装着されている。
【0016】裏カバー34は、ねじ等により遊技盤8 に着
脱自在に装着されており、その下側が入賞球タンク31に
対応して開放している。35は裏機構板であって、この裏
機構板35は、遊技盤8 を裏側から押さえ付けるように、
三方枠7 にヒンジ36により縦軸周りに開閉自在に枢支さ
れ、且つ遊技盤8 を押さえるべく閉じた状態でロックレ
バー(図示せず。)により三方枠7 に着脱自在に固定さ
れている。裏機構板35には、遊技盤8 の裏カバー34に対
応する位置にこの裏カバー34が嵌合する開口部37が形成
され、裏機構板35で遊技盤8 を固定したときに、この開
口部37から裏カバー34が後側に突出するようになってい
る。
【0017】38はパチンコ機の遊技動作の制御を司る制
御基板(図示せず。)が内部に組み込まれた保護カバー
であって、この保護カバー38は、裏カバー34の下部で遊
技盤8 側に屈曲した部分の後側に着脱自在に装着されて
いる。なお、制御基板には、パチンコ機全体の遊技動作
を制御するマイクロコンピューター及びその他の電気部
品等が搭載されている。39は賞球を貯留する賞球タンク
であって、この賞球タンク39は、裏機構板35の裏側の上
部に装着されている。
【0018】40は賞球タンク39に連通する賞球タンクレ
ール40であって、この賞球タンクレール40は、賞球タン
ク39の下側で裏機構板35の上部に取り付けられている。
41は賞球の球切れを検出する球切れスイッチであって、
この球切れスイッチ41は、賞球タンクレール40の下部に
ピン42により回動自在に枢支された作動片43に動して、
賞球タンク39内の遊技球が切れた球切れ時に、作動片43
が上昇してオフするようになっている。
【0019】44は賞球払い出し手段であって、この賞球
払い出し手段44は、賞球タンク39から賞球タンクレール
40を経て供給された賞球を所要数づつ払い出すように構
成され、且つ裏カバー34の側方で裏機構板35に装着され
ている。賞球払い出し手段44は、払い出しケース45と、
この払い出しケース45内に回転自在に設けられた繰り出
し用の回転体46と、この回転体46を駆動する払い出しモ
ーター47と、抜き取りレバー48とを備え、払い出しモー
ター47により回転体46を駆動して、払い出しケース45内
の賞球を払い出すようになっている。なお、抜き取りレ
バー48を操作したときには、払い出しケース45内の賞球
を抜き取って回収できるようになっている。
【0020】49は払い出しシュートであって、この払い
出しシュート49は、賞球払い出し手段44により払い出さ
れた賞球を上皿19へと案内するようになっている。50は
溢流シュートであって、この溢流シュート50は、上皿19
の遊技球が満杯状態になったときに、賞球払い出し手段
44により払い出された賞球を下皿23へと溢流させるよう
になっている。
【0021】51は回収シュートであって、この回収シュ
ート51は、入賞球落とし手段32からの入賞球B 、アウト
口18からのアウト球及び賞球払い出し手段44からの抜き
球を島機構側に案内するようになっている。52は抜き取
りシュートであって、この抜き取りシュート52は、賞球
払い出し手段44の抜き取りレバー48を操作したときに、
この賞球払い出し手段44から払い出された遊技球を回収
シュート51に案内するようになっている。
【0022】入賞球タンク31は、天入賞口10等の入賞領
域に入った入賞球B を集めて貯留するためのものであっ
て、裏カバー34内において、集合案内板33及び大入賞口
16からの入賞球B を受けるように遊技盤8 の裏面側下部
に装着されている。入賞球タンク31は、図4乃至図9に
示すように、タンク本体53と、このタンク本体53の前側
に装着された仕切り板54とにより構成されている。タン
ク本体53には、入賞球B を受ける上底55と下底56とが仕
切り板54の後側の左右に段違い状に設けられ、また仕切
り板54によって下底56と前後に区画するようにアウト球
案内部57が設けられている。
【0023】入賞球タンク31の上底55は、図4に示すよ
うに、その上に入賞球B を左端側から下底56上に案内し
て落下させるべく、左側が低くなるように傾斜状に形成
されている。一方、入賞球タンク31の下底56は、上底55
から落下する入賞球B を右側に案内すべく、上底55と反
対に右側が低くなるように傾斜状に形成されていると共
に、この下底56上の入賞球B を一列状に整列させて案内
する入賞球整列部58を経て、その右端側の入賞球落下口
59に連通されている。
【0024】タンク本体53の後壁60は、上端側が左右方
向の全長に亘って略同一高さ、同一突出量となってお
り、上底55の下側では、仕切り板54に沿って入賞球整列
部58を形成すべく、仕切り板54側に接近するように構成
されている。
【0025】仕切り板54の上端には、図3、図6、図8
及び図9に示すように、タンク本体53の上底55と遊技盤
8 との間に入賞球案内溝61が設けられている。この入賞
球案内溝61は、上底55に対応して傾斜状に設けられ、上
側から落下する入賞球B を受けて傾斜案内部62を経て下
底56側に案内するようになっている。なお、仕切り板54
は、タンク本体53に形成されたボス部63にねじ64により
着脱自在に固定され、またタンク本体53は、その左右両
端と下端の取り付け部65を遊技盤8 に当接させた状態
で、ねじ66により遊技盤8 の裏面側に着脱自在に装着さ
れている。
【0026】アウト球案内部57は、その右端のアウト球
落下口67に連通されている。このアウト球落下口67と入
賞球落下口59は、仕切り板54を挟んで前後に位置し、且
つ裏機構板35の回収シュート51の開口の上側に配置され
ている。
【0027】タンク本体53の上底55の下側には、図4乃
至図6に示すように、上底55に沿って左右方向に4個の
スイッチ装着部68が設けられ、そのスイッチ装着部68の
1個に入賞球満杯スイッチ69が後側から着脱自在に装着
されている。各スイッチ装着部68は、タンク本体53の後
壁60に形成されたスイッチ孔70と、このスイッチ孔70に
嵌合された入賞球満杯スイッチ69を受けるべく、仕切り
板54に形成されたスイッチ受け部71と、スイッチ孔70に
嵌合された入賞球満杯スイッチ69を係止すべく、後壁60
に一体に形成された係止爪72とを備えている。
【0028】入賞球満杯スイッチ69は、入賞球タンク31
内の入賞球B が満杯状態になったときに、それを検出し
て発射手段24の発射動作を停止させるものである。入賞
球落とし手段32は、図4、図5、図7、図9及び図10
に示すように、入賞球整列部58の入賞球落下口59の外方
近傍に配置された球落としアーム73と、入賞球落下口59
の入賞球B を検出する入賞球検出スイッチ74と、この入
賞球検出スイッチ74が入賞球B を検出したときに、球落
としアーム73を開方向に揺動させる球落としソレノイド
75とを支持部材76に備え、この支持部材76を介して入賞
球タンク31の取り付け台77に後側から着脱自在に装着さ
れている。
【0029】支持部材76は、矩形状の支持板78の前側に
周壁部79が一体に形成され且つ前側が開口されたケース
状のものであって、このケース状の支持部材76内に納ま
るように球落としアーム73、球落としソレノイド75が設
けられている。取り付け台77は、仕切り板54と、この仕
切り板54の後側に一体に形成された縦壁部80a と、タン
ク本体53の後壁60の前側に一体に形成されたL字状の壁
部81とによって、後方側が開放するように凹入状に構成
されている。
【0030】仕切り板54の前側には、図7に示すよう
に、U字状の補強壁80b が取り付け台77に対応して一体
に形成され、この補強壁80b によって仕切り板54が補強
されている。補強壁80b は、アウト球案内部57上を転動
するアウト球をアウト球落下口67に案内するストッパー
を兼用し、入賞球タンク31を遊技盤8 の裏面に装着した
ときに、この補強壁80b が遊技盤8 の裏面に当接するよ
うになっている。そして、支持部材76は、取り付け台77
にその開口を後側から塞ぐように嵌脱自在に嵌合され、
仕切り板54側の2個のボス部82に螺合するねじ83等によ
り着脱自在に固定されている。
【0031】球落としアーム73は、図10に示すよう
に、入賞球整列部58の上壁部58a に沿って上部側が湾曲
し、その上端のボス部73a に挿通された枢支ピン84によ
り、入賞球落下口59に対して出退するように揺動自在に
枢支されている。枢支ピン84は、支持部材76に形成され
たピン凹部76a に一端が嵌合されると共に、仕切り板54
に形成されたピン凹部76a に他端が嵌合されている。
【0032】球落としアーム73の下端には、入賞球落下
口59の下方で入賞球B を下側から受け止める球受け部85
と、入賞球落下口59とが一致したときに、球受け部85上
の入賞球B を下方に落下させる切欠部86が形成されてい
る。また、球落としアーム73には、球受け部85の上方側
に、その揺動運動により入賞球落下口59を開閉し、且つ
入賞球落下口59の入賞球B の落下時に、後続の入賞球B
が入賞球落下口59に浸入しないように阻止する板状の球
阻止部87が一体に設けられている。
【0033】球落としソレノイド75は、支持部材76にね
じで固定されたU字状の取り付けブラケット88内に上下
方向に取り付けられ、通電時に可動鉄片89を吸着して球
落としアーム73を落とし方向に揺動させるようになって
いる。可動鉄片89は、取り付けブラケット88の一方の上
端を支点として上下揺動自在に支持されると共に、一端
が球落としアーム73の係合部90に挿入され、他端に引っ
張りばね91が連結されている。引っ張りばね91は、可動
鉄片89を介して球落としアーム73を阻止方向に付勢する
ためのものであって、取り付けブラケット88のばね掛け
部92との間に張られている。
【0034】入賞球検出スイッチ74は、入賞球B が通る
通孔93を備え、この通孔93が入賞球落下口59と一致し且
つ球落としアーム73の球阻止部87と球受け部85との間に
入るように、入賞球整列部58の下側でタンク本体53に形
成されたスイッチ装着部68に装着されている。入賞球検
出スイッチ74は、スイッチ装着部68に後側から着脱自在
に嵌着されると共に、支持部材76の支持板78に一体に形
成されたスイッチ押さえ部78b で後側から押さえられて
いる。
【0035】ここで、上記パチンコ機における動作を説
明する。遊技に際して自動球貸し機28のカード挿入口29
にカードを挿入すると、カード残金表示部20に残金がデ
ィジタル表示される。次に、球貸しスイッチ21を押す
と、自動球貸し機28から所定数の遊技球が上皿19に払い
出される。そこで、遊技者が操作ハンドル25を回動操作
すると、発射モータが作動し、打撃槌27が上皿19から発
射位置に1個づつ供給される遊技球を打撃してガイドレ
ール9 に沿って案内する。
【0036】発射された遊技球は、遊技盤8 の上部側か
ら下方に落下し、その殆どはアウト口18に入り、一部の
遊技球は天入賞口10等の入賞領域に入る。アウト口18に
入ったアウト球は、遊技盤8 の裏側に通過した後、入賞
球タンク31の仕切り板54の前側のアウト球案内部57から
アウト球落下口67を経て回収シュート51へと落下し、こ
の回収シュート51から島機構側へと回収される。
【0037】一方、天入賞口10等に入った入賞球B は、
遊技盤8 の裏側を通過した後、集合案内板33に案内され
て、また大入賞口16に入った入賞球B は、遊技盤8 の裏
側に通過した後、案内孔16a を経てそれぞれ入賞球タン
ク31内へと下方に落下する。このとき、入賞球タンク31
の上底55上まで入賞球B が溜まっていなければ、入賞球
タンク31内に落下する入賞球B の殆どが仕切り板54の入
賞球案内溝61内に入り、この入賞球案内溝61から傾斜案
内部62を経て下底56側に移動して、入賞球整列部58から
入賞球落とし手段32側へと速やかに案内されて行く。
【0038】入賞領域に多数の入賞球B が連続的に入っ
たときには、遊技盤8 の裏側に通過した入賞球B が入賞
球タンク31に集められ、この入賞球タンク31の下底56か
ら上底55側へと順次貯留される。入賞球落とし手段32の
球落としアーム73は、引っ張りばね91により付勢され
て、図4及び図10に示す状態にある。即ち、球落とし
アーム73の球受け部85が入賞球検出スイッチ74の通孔93
の下方中央に位置し、球阻止部87が入賞球落下口59から
後退した状態にある。
【0039】この状態で入賞球B が入賞球タンク31内へ
と案内され、入賞球タンク31の下底56から入賞球整列部
58を経て入賞球落下口59まで転がってくると、その入賞
球Bは入賞球落下口59から入賞球検出スイッチ74の通孔9
3に入り、その下側の球受け部85により一旦受け止めら
れる。そして、入賞球検出スイッチ74がその入賞球Bを
検出してオンすると、球落としソレノイド75がワンショ
ットされて励磁し、可動鉄片89を引っ張りばね91に抗し
て吸着する。
【0040】そのため、球落としアーム73が枢支ピン84
周りに図10のa矢印方向に回動し、仮想線で示すよう
に、その球受け部85が通孔93の下方から外れて切欠部86
が対応するので、球受け部85上に保持されていた入賞球
B は、回収シュート51から下方に落下する。
【0041】このとき、球落としアーム73の球阻止部87
が入賞球落下口59側に浸入し、落とすべき入賞球B の上
側にある後続の入賞球B の下側に入り、入賞球落下口59
を閉じるので、後続の入賞球B が続いて排出されること
はない。入賞球B が1個落下すると、球落としソレノイ
ド75が消磁し、引っ張りばね91によって可動鉄片89を介
して球落としアーム73が枢支ピン84周りに反a矢印方向
に回動し、実線で示す状態に戻る。
【0042】したがって、球阻止部87により阻止さてい
た入賞球B が入賞球落下口59から入賞球検出スイッチ74
の通孔93へと落下し、その下側の球受け部85により受け
止められる。そして、入賞球タンク31の入賞球整列部58
に入賞球B がある限り同様の動作を繰り返し、入賞球B
を1個づつ落として行く。
【0043】入賞球検出スイッチ74が入賞球B を検出す
ると、その検出毎に賞球払い出し手段44の払い出しモー
ター47が所定角度だけ回転して回転体46を回転駆動する
ので、賞球タンク39から賞球タンクレール40を経て供給
される賞球を回転体46の回転によって所要数づつ繰り出
して払い出す。なお、払い出された賞球は、払い出しシ
ュート49を経て上皿19へと送られる。
【0044】遊技中に停電等によって電源が落ちれば、
その時点で入賞球落とし手段32の球落としソレノイド75
が消磁し、球落としアーム73が引っ張りばね91の付勢に
よって図10の実線位置に戻り、球落とし動作を停止す
る。そのため、入賞球B は、入賞球タンク31の下底56に
貯留されたままで証拠球として残る。つまり、入賞球B
を入賞球タンク31側に貯留することによって、入賞球B
の球数を記憶し保持しておくことができる。したがっ
て、電源が復旧すれば、停電前の状態から遊技を再開す
ることができる。
【0045】入賞球タンク31が入賞球B によって満杯状
態であれば、入賞球検出スイッチ74がオンするので、発
射手段24の発射モーター26が停止して遊技球を発射不能
にする。この間も、入賞球落とし手段32は作動を続行
し、入賞球満杯スイッチ69がオフするまでの遊技球内の
入賞球B が減れば、発射手段24の発射モーター26が作動
して遊技球の発射を再開する。
【0046】図11乃至図18は本発明の一実施形態に
係る弾球遊技機としてのアレンジボール機を例示してお
り、図11は本発明の一実施形態に係るアレンジボール
機の正面図、図12はアレンジボール機の背面図、図1
3は遊技盤下部側の縦断面図、図14は下部入球装置部
分の拡大断面図、図15は下部入球装置部分の一部断面
正面図、図16は下部入球装置部分の一部断面平面図、
図17は下部入球装置部分の一部断面背面図、図18は
下部入球装置部分の分解斜視図である。なお、図1乃至
図10にて例示したパチンコ機と同一機能部品について
は、同一符号を付している。
【0047】図11及び図12において、106 は遊技盤
であって、この遊技盤106 の前面には、発射された遊技
球を案内するガイドレール107 が設けられると共に、こ
のガイドレール107 によって取り囲まれた中央部に上入
球口108 、下入球口109 、通過口110 、中央入賞装置11
1 、変動図柄表示装置112 、得点増加用の右役物作動装
置113 、下部役物作動装置114 等の各遊技部品が配置さ
れている。
【0048】また、遊技盤106 の下部には、横長状の開
口部115 と、この開口部115 に後側から嵌合する下部入
球装置116 とが配置され、この下部入球装置116 は、下
部カバー117 により前面側から覆われている。さらに、
遊技盤106 の後側には、変動図柄表示装置112 、得点増
加用の右役物作動装置113 、下部役物作動装置114 等の
各遊技部品と、その下側の下部入球装置116 とを後側か
ら覆う裏カバー34が装着されている。
【0049】裏カバー34は、ねじ等により遊技盤106 に
着脱自在に装着されており、その下側が前述した入賞球
タンク31の他に後述する集球ケース137 に対応して開放
している。133 は回収シュートであって、この回収シュ
ート133 は、下部入球装置116 からの遊技球を島機構側
に案内するようになっている。
【0050】下部入球装置116 は、図13乃至図17に
示すように、遊技盤106 の開口部115 に後側から挿脱自
在に嵌合し且つ上部に16個の入球口134 及び案内通路
135が前後方向に形成された入球ケース136 と、この各
入球口134 に入球した遊技球を遊技盤106 の後側で集球
して回収シュート133 側に回収する集球ケース137 と、
入球ケース136 の上下中央部に着脱自在に装着された支
持部材138 と、入球口134 に入球した遊技球を検出する
ように各入球口134 に対応して支持部材138 に嵌脱自在
に嵌合された16個の入球検出スイッチ139 と、支持部
材138 の前端面に固定され且つ各入球検出スイッチ139
がコネクタ140 を介して着脱自在に装着されたスイッチ
基板141 と、各入球口134 に対応してスイッチ基板141
に装着された16個の入球表示素子142 から成る入球表
示装置143 とを備え、ユニット状に構成されている。
【0051】入球ケース136 は、合成樹脂により一体成
形されており、この入球ケース136には、上側の入球口1
34 と案内通路135 とが前後に形成されると共に、これ
らの下側に略矩形横長状の支持部材装着孔144 が上下に
設けられている。各入球口134 は、遊技盤106 に沿って
上方から落下する遊技球を入球させるように遊技盤106
の前側に突出しており、各案内通路135 は、各入球口13
4 に入球した遊技球を遊技盤106 の後側に案内するため
のものである。そして、これら入球口134 と案内通路13
5 は、前上がりに湾曲する上底壁145 と、この上底壁14
5 の上側を横方向に等間隔に16等分して区画する前後
方向の区画板146 とにより構成されている。各区画板14
6 は、上底壁145 の上側から後側に突出して一体に形成
されている。
【0052】支持部材装着孔144 は、左右一対の側板14
7 と、この両側板147 の下端部間を左右に連結する受け
板148 とによって前後両側が開口するように構成されて
いる。各側板147 には、支持部材装着孔144 内に装着さ
れた支持部材138 を着脱自在に係止するための弾性係止
片149 がそれぞれ設けられている。そして、この支持部
材装着孔144 に支持部材138 が嵌脱自在に嵌合され、弾
性係止片149 によって係止されている。
【0053】所定の区画板146 の後端には、図16に示
すように、入球ケース136 を集球ケース137 に係合させ
るための係合片150,151 と支持板152 とがそれぞれ複数
個設けられている。即ち、係合片150,151 は、左右両端
と中央の区画板146 に設けられており、左右両端の係合
片150 は、内側に屈曲したL字状に、また中央の係合片
151 は、T字状にそれぞれ形成されている。支持板152
は、図18に示すように、4カ所の区画板146 の後部に
下方に向かって形成され、その中途部が連結板153 によ
って受け板148 の後面に連結されている。
【0054】集球ケース137 は、各入球口134 の後端か
ら落下する遊技球を集めて回収シュート133 に案内する
ためのもので、後壁154 の左右両端に一体に形成された
左右側壁155,156 と、後壁154 の下端に一体に形成され
た左右底壁157,158 とを備えた合成樹脂製であって、そ
の左右底壁157,158 間に回収シュート133 に対応する遊
技球落下口180 が形成されている。左右側壁155,156 及
び左右底壁157,158 には、遊技盤106 の後側に当接する
取り付けリブ155a,156a,157a,158a が外側に一体に形成
され、また左右側壁155,156 の上端には、遊技盤106 の
位置決め孔159に嵌合する位置決め突起160 が一体に形
成されている。
【0055】そして、集球ケース137 は、入球ケース13
6 の入球口134 が遊技盤106 から前側に突出するよう
に、入球ケース136 を開口部115 に嵌合させた状態で、
その取り付けリブ155a,156a,157a,158a を遊技盤106 の
後側に当接させて、この取り付けリブ155a,156a,157a,1
58a に挿通する取り付けねじ161 により遊技盤106 に着
脱自在に固定されている。
【0056】集球ケース137 には、係合片150,151 が係
脱自在に係合する被係合部162,163と、支持板152 が挿
脱自在に挿入される縦溝165 とが設けられている。そし
て、集球ケース137 と入球ケース136 との間は、図17
に示すように、集球ケース137 の被係合部162,163 及び
縦溝165 に、入球ケース136 の係合片150,151 及び支持
板152 がそれぞれ係合した状態で止めねじ164 により固
定されている。
【0057】集球ケース137 の後壁154 には、入球ケー
ス136 の左右中央部の下側に対応してケーブル挿通孔16
6 が前後に貫通して形成されていると共に、このケーブ
ル挿通孔166 を取り囲み且つ遊技盤106 側に前方に突出
するケーブル挿通筒体167 が一体に形成されている。ケ
ーブル挿通孔166 及びケーブル挿通筒体167 は、左右方
向に長くなった偏平状であって、左底壁157 の上側で且
つ遊技球落下口180 よりも左側壁155 側で左底壁157 に
沿って若干傾斜状に形成されている。
【0058】ケーブル挿通筒体167 の上側は、山形の傾
斜面167aとなっており、その傾斜面167aの頂部に一方の
取り付けボス部168 が設けられ、上から落下する遊技球
をこの取り付けボス部168 の両側に振り分けて左右底壁
157,158 側に案内するように左右両側に傾斜状に形成さ
れている。また、ケーブル挿通筒体167 の一方に、廂部
169 が形成され、この廂部169 の下側に他方の取り付け
ボス部168 が形成されている。そして、ケーブル挿通筒
体167 の前端には、各取り付けボス部168 に螺合する2
本の止めねじ170 により当て板171 が着脱自在に固定さ
れている。当て板171 は、入球ケース136 の下側でその
開口部115 を後側から塞ぐためのものであって、遊技盤
106 の裏面に当接されている。
【0059】支持部材138 は、合成樹脂により一体成形
され、前後に貫通する16個のスイッチ保持孔172 を有
し、その各スイッチ保持孔172 に各入球検出スイッチ13
9 が挿脱自在に挿入し保持されている。各スイッチ保持
孔172 は、横一列状で上下2列に配置され、上側の列の
隣接するスイッチ保持孔172 間の略中央に、下側の列の
スイッチ保持孔172 が配置されている。各入球検出スイ
ッチ139 は、遊技球が上下に通過する検出孔139aを備
え、遊技球が検出孔139aを通過したときに、その遊技球
を電気的に検出するようになっている。
【0060】支持部材138 の正面には、スイッチ基板14
1 が止めねじ174 により着脱自在に固定されている。ス
イッチ基板141 の前面側には、各入球検出スイッチ139
に対応する16個の発光ランプ等の入球表示素子142 が
横一列状に装着されると共に、この16個の入球表示素
子142 列の中央部下側に得点表示装置181 と接続コネク
タ173 とが上下に設けられている。各入球表示素子142
は、下部入球装置116の各入球口134 に対応して配置さ
れ、遊技球が何れかの入球口134 に入ったときに、それ
に対応する入球表示素子142 が点灯することにより、1
から16までの数字を表示するようになっている。
【0061】得点表示装置181 は、2桁の数字で得点を
表示するように2個の得点表示素子182 を備え、発射手
段24が遊技球を発射して入賞組が成立すると、その得点
を表示するようになっている。各得点表示素子182 は、
支持部材138 と前後に相対応するソケット183 に着脱自
在に装着されている。ソケット183 は、多数本の端子18
4 を列状に有し、その端子184 をスイッチ基板141 の小
孔に前側から装入して貫通させた状態でスイッチ基板14
1 にプリント配線されている。
【0062】一方、スイッチ基板141 の後側に当接する
支持部材138 には、ソケット183 に対応する部分よりも
大きい範囲に亘って切欠部185 が形成されている。その
ため、ソケット183 の端子184 がスイッチ基板141 の後
側に突出しているにも拘わらず、支持部材138 がソケッ
ト183 の端子184 と干渉することがなく、支持部材138
の前側にスイッチ基板141 を当接させて固定できる。
【0063】接続コネクタ173 は、各入球検出スイッチ
139 及び得点表示装置181 の得点表示素子182 に電気的
に接続されており、この接続コネクタ173 には、フラッ
トケーブル175 の一端のコネクタ176 が着脱自在に接続
されている。
【0064】フラットケーブル175 は、開口部115 内の
入球ケース136 の下側を経て遊技盤106 の前後に跨がっ
ており、このフラットケーブル175 の他端側は、集球ケ
ース137 のケーブル挿通孔166 、ケーブル挿通筒体167
を経て集球ケース137 の後側に導き出されている。この
フラットケーブル175 の他端側のコネクタ186 は、制御
基板187 のコネクタ188 に着脱自在に接続されている。
【0065】制御基板187 は、アレンジボール機の遊技
動作の制御を司るためのものであって、この遊技動作を
制御するマイクロコンピューター及びその他の電気部品
等が搭載された状態で保護カバー189 内に組み込まれて
いる。この保護カバー189 は、裏カバー34の下部で遊技
盤106 側に屈曲した部分の後側に着脱自在に装着されて
いる。
【0066】下部カバー117 は、図11に示すように略
半月状であって、上部両端側に左右一対の位置決めピン
177 が突設され、この位置決めピン177 を遊技盤106 側
の左右一対の位置決め孔159 に装入した状態で、取り付
けねじ178 により遊技盤106の前面側に装着されてい
る。下部カバー117 には、入球表示装置143 の16個の
入球表示素子142 に対応する入球表示窓179 と、得点表
示窓190 とが上下に設けられている。入球表示窓179
は、表示レンズを備えた横長状であって、この入球表示
窓179 の中央部下側に近接して得点表示窓190 が形成さ
れている。なお、その他の構成はパチンコ機と略同様で
ある。
【0067】ここで、上記アレンジボール機における動
作を説明する。ゲームの開始に際しては、上皿19に遊技
球を入れておき、発射用の操作ハンドル25を回すと、発
射手段24が作動して、上皿19から発射レール上に1個づ
つ供給される遊技球を打撃槌27で打撃して、遊技球をガ
イドレール107 に沿って遊技盤106 の上部に発射する。
なお、1ゲームに使用する遊技球は16個である。
【0068】遊技盤106 上に発射された遊技球は、上入
球口108 等に入球するか、又は下部入球装置116 に横一
列に配置された16個の入球口134 の何れかに入球す
る。入球口134 に遊技球が入球すれば、その遊技球は入
球口134 内を通って遊技盤106の裏側へと移動した後、
この入球口134 の後端から入球検出スイッチ139 の検出
孔139aを通過して遊技盤106 と入球ケース136 の後壁15
4 との間を経て下方に落下する。
【0069】そして、遊技球が入球検出スイッチ139 の
検出孔139aを通過すると、入球検出スイッチ139 が遊技
球を検出して入球位置に対応する入球表示素子142 が点
灯して数字図柄を表示する。
【0070】集球ケース137 には、ケーブル挿通孔166
を形成してフラットケーブル175 を挿通しているが、ケ
ーブル挿通孔166 を取り囲むようにケーブル挿通筒体16
7 があるので、集球ケース137 内を落下する遊技球はフ
ラットケーブル175 を傷めることはない。また、ケーブ
ル挿通筒体167 の上面には、頂部の取り付けボス部の両
側が山形の傾斜面167aとなっているので、上方から落下
する遊技球は取り付けボス部で左右に振り分けられて傾
斜面167aに沿って速やかに流れて行く。さらに、ケーブ
ル挿通筒体167 の当て板171 を遊技盤106 の裏面に当接
させて、下部入球装置116 の下側からフラットケーブル
175 を引き出すための開口部115 を塞いでいるので、集
球ケース137 内の遊技球が開口部115 側に入ることはな
い。
【0071】ゲーム中に入賞組が成立すると、その成立
の難易度に応じた得点が計上され、得点表示装置181 の
得点表示素子182 がその時点の得点を表示する。したが
って、遊技者は、入球表示装置143 の入球表示素子142
の発光状態を見れば、遊技球の入球位置を確認でき、ま
た得点表示装置181 の得点表示素子182 の表示を見れ
ば、得点を容易に確認できる。しかも、入球表示装置14
3 の入球表示素子142 列の中央部下側に近接して得点表
示装置181 の得点表示素子182 を配置しているので、入
球位置の確認と得点の確認とを容易に行うことができ
る。得点が計上されると、賞球払い出し手段44が作動し
て1点毎に所定数づつの遊技球を上皿19に払い出して行
く。
【0072】図19乃至図25は本発明の一実施形態に
係る弾球遊技機としての雀球機を例示しており、図19
は本発明の一実施形態に係る雀球機の正面図、図20は
雀球機の背面図、図21は裏カバー離脱状態の遊技盤の
背面図、図22は図21の平断面図、図23は雀球機の
中央断面図、図24は下部入球装置の一部断面背面図、
図25は下部入球装置の中央断面図である。なお、図1
乃至図10にて例示したパチンコ機と同一機能部品につ
いては、同一符号を付している。
【0073】図19及び図20において、209 は遊技盤
であって、この遊技盤209 の前面には、発射された遊技
球を案内するガイドレール212 が設けられると共に、こ
のガイドレール212 内に画像表示装置213 、上部入球口
214,215,216 、下部入球装置217 及び下部カバー218 が
配置されておる。
【0074】また、遊技盤209 の裏面には、図20乃至
図23に示すように、各上部入球口214 〜216 からの遊
技球を下部入球装置217 に案内する集合板224 が装着さ
れると共に、この集合板224 、画像表示装置213 、下部
入球装置217 等を後側から覆う裏カバー34が装着されて
いる。裏カバー34は、ねじ等により遊技盤209 に着脱自
在に装着されており、その下側が前述した入賞球タンク
31、集球ケース137 の他に後述する集球ケース243 に対
応して開放している。
【0075】232 は通路ユニットであって、この通路ユ
ニット232 は、下部入球装置217 及び賞球払い出し手段
44の下側で裏機構板35に装着されている。通路ユニット
232には、賞球払い出し手段44から払い出された遊技球
を上皿19に案内する球払い出し通路(図示せず。)と、
上皿19の満杯時に賞球払い出し手段44からの遊技球を下
皿23に溢流させる溢流通路(図示せず。)と、下部入球
装置217 からの遊技球を島機構側に回収する回収通路23
2aとが備えられている。
【0076】233 は雀球機(遊技盤209 側)の遊技動作
の制御を司る制御基板233aが内部に組み込まれた保護カ
バーであって、この保護カバー233 は、裏カバー34の下
部で遊技盤209 側に屈曲した部分の後側に着脱自在に装
着されている。なお、制御基板233aには、雀球機全体の
遊技動作を制御するマイクロコンピューター及びその他
の電気部品等が搭載されている。
【0077】画像表示装置213 は、図21乃至図23に
示すように、遊技盤209 に装着された表示窓236 と、こ
の表示窓236 に対応して遊技盤209 の裏側に配置された
液晶型の画像表示部237 と、この画像表示部237 を前側
から覆い且つ画像表示部237の画像を透視可能な保護板2
38 とを備えている。
【0078】表示窓236 の上部側には、遊技盤209 の上
部側から落下する遊技球を左右に案内するように廂部23
9 が設けられている。画像表示部237 は、駆動基板240
と共にケース内に組み込まれている。駆動基板240 に
は、上部入球口214 〜216 等に遊技球が入球したとき
に、その入球位置に対応する牌図柄を画像表示部237 に
表示させる等、麻雀ルールでのゲームに必要な所定の図
柄を画像表示部237 に表示させるためのIC素子等の駆
動回路部品が装着されている。
【0079】上部入球口214 は白図柄用、上部入球口21
5 は発図柄用、上部入球口216 は中図柄用であって、こ
れらは画像表示装置213 の上側と左右両側方とに配置さ
れ、入球した遊技球を遊技盤209 の裏側に通過させるよ
うになっている。なお、上部入球口214 は、画像表示装
置213 の廂部239 に設けられている。
【0080】下部入球装置217 は、図23乃至図25に
示すように、遊技盤209 の前方に突出し且つ横一列状に
配列された複数個の下部入球口240 と、この各下部入球
口240 から遊技盤209 の裏面側に通過した遊技球を下方
に落下させる複数個の落下通路241 と、この各落下通路
241 内に設けられ且つ落下通路241 内を落下する遊技球
を検出する複数個の下部入球検出スイッチ242 と、複数
個の落下通路241 を後側から覆うように遊技盤209 に装
着され且つ各落下通路241 内の遊技球を集めて下方に回
収する集球ケース243 とを備えている。
【0081】各下部入球口240 と各落下通路241 は、遊
技盤209 に装着された入球ケース244 にその上側から後
側に亘って互いに連続するように設けられている。各下
部入球検出スイッチ242 は、スイッチ基板245 に装着さ
れると共に、スイッチ保持部材246 に形成されたスイッ
チ孔247 に挿脱自在に挿入されている。スイッチ保持部
材246 は、各上部入球検出スイッチ242 が落下通路241
に対応するように、入球ケース244 の保持孔248 に着脱
自在に装着されている。スイッチ基板245 は、入球ケー
ス244 の前側に設けられている。
【0082】集球ケース243 は、各落下通路241 の後側
から落下する遊技球を集めて通路ユニット232 の回収通
路232aに案内するためのものであって、後壁253 の左右
両端に一体に形成された左右側壁251,252 と、後壁253
の下端に一体に形成された左右底壁254,255 とを備え、
その左右底壁254,255 側の遊技球落下口256 が回収通路
232aに連通されている。集球ケース243 内には、その左
右側壁251,252 と入球ケース244 の左右両側との間に所
定の間隔があり、この部分が、落下通路241 及び下部入
球検出スイッチ242 を通らずに遊技球を落下させるため
の球通路257,258 となっている。
【0083】球集合板224 は、各上部入球口214 〜216
に入球した遊技球を球通路257,258へと案内する案内通
路259,260,261 を一体に備え、この球集合板224 に画像
表示装置213 が着脱自在に装着されている。案内通路25
9 〜261 は、上部入球口214が画像表示装置213 の上側
にあるため、画像表示装置213 の上側から左右一側方へ
と鉤状に形成され、この案内通路259 の下端が合流通路
262 に接続されている。左右の案内通路260,261 は、画
像表示装置213 の左右両側方に上下方向に配置され、そ
の一方の案内通路260 は、案内通路259 と共に合流通路
262 に連通されている。合流通路262 、案内通路261
は、集球ケース243 の各球通路257,258 にそれぞれ連通
されている。案内通路261 、合流通路262 は、球集合板
224 から後側の突出するように一体に形成されている。
【0084】案内通路259 には、合流通路262 よりも上
側の上下方向の通路部分に、上部入球口214 に入球した
遊技球を検出する上部入球検出スイッチ263 が設けられ
ている。これは、中央の上部入球口214 が廂部239 にあ
り、この上部入球口214 に上部入球検出スイッチ263 を
直接組み込み得ないためである。また、左右の各上部入
球口215,216 には、遊技球を検出する上部入球検出スイ
ッチ264,265 が直接組み込まれている。なお、その他の
構成はパチンコ機と略同様である。
【0085】ここで、上記雀球機における動作を説明す
る。ゲーム時には、上皿19に遊技球を入れた状態で発射
手段24の操作ハンドル25を操作すると、発射モーター26
が作動して打撃槌27を駆動し、発射レール上の遊技球を
ガイドレール212 に沿って遊技盤209 上に順次発射す
る。なお、1ゲームに付き、14個の遊技球を発射す
る。
【0086】ガイドレール212 に沿って遊技盤209 の上
部側に発射した遊技球は、障害釘等に衝突しながら遊技
盤209 に沿って下方に落下し、3個の上部入球口214 〜
216の何れかに入球するか、又は下部入球装置217 の1
6個の下部入球口240 の何れかに入球する。
【0087】例えば、下部入球装置217 の下部入球口24
0 の何れかに遊技球が入球すると、その遊技球はこの下
部入球口240 から遊技盤209 の後側の落下通路241 へと
移動し、この落下通路241 を経て集球ケース243 内へと
落下する。そして、遊技球が落下通路241 を落下すると
きに、その遊技球を下部入球検出スイッチ242 が検出す
るので、画像表示装置213 の画像表示部237 に入球位置
に対応する牌図柄が表示される。
【0088】また例えば、上部入球口214 に遊技球が入
球すると、その遊技球は遊技盤209の後側に通過して球
集合板224 の案内通路259 から合流通路262 を経て集球
ケース243 の球通路257 へと落下する。そして、遊技球
が案内通路259 内を落下中に上部入球検出スイッチ263
が遊技球を検出するので、画像表示装置213 の画像表示
部237 に上部入球口214 に対応する牌図柄が表示され
る。合流通路262 から落下する遊技球は、球通路257 を
経て集球ケース243 内に落下する。そして、集球ケース
243 内に入った遊技球は、遊技球落下口256 から通路ユ
ニット232 の回収通路232aを経て下方へと回収されて行
く。
【0089】下部入球装置217 の他の下部入球口240 、
又は他の上部入球口215,216 に遊技球が入球する場合も
同様である。各入球検出スイッチ242,263 〜265 が遊技
球を検出する毎に、その球数を計数して14個になれ
ば、発射手段24が停止して配牌が終了する。そして、次
に必要に応じて図外の切り牌装置を操作して不要な牌図
柄を消した後、再度、発射手段24により遊技球を発射さ
せる等、所定のルールに沿ってゲームを進めて行く。
【0090】ところで、パチンコ機用の遊技盤8 をアレ
ンジボール機用の遊技盤106 に交換して、パチンコ機か
らアレンジボール機にゲーム内容を変える場合には、弾
球遊技機本体1 の前枠3 を前方に開放すると共に、ロッ
クレバーによる裏機構板35の固定を解除して、裏機構板
35を後側に開放する。そして、前枠3 の窓孔部4 を取り
囲む三方枠7 からパチンコ機用の遊技盤8 を取り外した
後、アレンジボール機用の遊技盤106 を前枠3 の窓孔部
4 に対応させて三方枠7 に後側から嵌め込み、裏機構板
35を閉じてアレンジボール機用の遊技盤106 を前側に押
さえて固定する。
【0091】一方、アレンジボール機用の遊技盤106 を
パチンコ機用の遊技盤8 に交換してアレンジボール機か
らパチンコ機にゲーム内容を変える場合には、弾球遊技
機本体1 の前枠3 を前方に開放すると共に、ロックレバ
ーによる裏機構板35の固定を解除して、裏機構板35を後
側に開放する。そして、前枠3 の窓孔部4 を取り囲む三
方枠7 からアレンジボール機用の遊技盤106 を取り外し
た後、パチンコ機用の遊技盤8 を前枠3 の窓孔部4 に対
応させて三方枠7 に後側から嵌め込み、裏機構板35を閉
じてパチンコ機用の遊技盤8 を前側に押さえて固定す
る。
【0092】このとき、パチンコ機用の入賞球タンク31
を裏機構板35から分離して、裏機構板35とは別のパチン
コ機用の遊技盤8 の裏面に装着すると共に、アレンジボ
ール機用の集球タンク137 を含む下部入球装置116 を裏
機構板35から分離して、裏機構板35とは別のアレンジボ
ール機用の遊技盤106 の裏面に装着しているので、パチ
ンコ機用の遊技盤8 及びアレンジボール機用の遊技盤10
6 と一緒にパチンコ機用の入賞球タンク31及びアレンジ
ボール機用の集球ケース137 を交換することができる。
【0093】したがって、パチンコ機とアレンジボール
機との間で互いに遊技盤8,106 の交換を行う作業とは別
に、裏機構板35にパチンコ機用の入賞球タンク31又はア
レンジボール用の集球タンク137 を含む下部入球装置11
6 を着脱する必要がなくなる。そのため、多数の弾球遊
技機を設置した遊技店等において、ゲーム内容を変更す
る、いわゆる入れ換え作業を行う場合にも、短時間で能
率的に容易且つ迅速に入れ換え作業を行えると共に、入
れ換え作業中における損傷、その他の事故も未然に防止
することができる。
【0094】また、パチンコ機用の遊技盤8 及びアレン
ジボール機用の遊技盤106 の裏面に裏カバー34を装着
し、この裏カバー34によって他の遊技部品と共にパチン
コ機用の入賞球タンク31及びアレンジボール用の集球タ
ンク137 を後側から覆って保護するようにしているの
で、パチンコ機用の入賞球タンク31及びアレンジボール
用の集球タンク137 を裏機構板35から分離してパチンコ
機用の遊技盤8 及びアレンジボール機用の遊技盤106 と
一緒に着脱できる構造を採用しているのも拘わらず、パ
チンコ機用の入賞球タンク31及びアレンジボール用の集
球タンク137 の損傷を未然に防止することができる。
【0095】さらに、裏カバー34の下側は、パチンコ機
用の入賞球タンク31及びアレンジボール用の集球タンク
137 に対応して下側が開放しているので、裏機構板35の
開閉時に、パチンコ機用の入賞球タンク31及びアレンジ
ボール用の集球タンク137 を覆う裏カバー34と干渉する
ことがなく、また裏機構板35の大型化を防止できる。
【0096】加えて、上記のように、パチンコ機用の遊
技盤8 とアレンジボール機用の遊技盤106 とを前枠3 の
窓孔部4 に選択的に着脱可能に備えているので、パチン
コ機及びアレンジボール機を製造するメーカー側におい
ても、上記各遊技盤8,106 を除く弾球遊技機本体1 、裏
機構板35等の全てをパチンコ機とアレンジボール機とに
区別せずに組み立てておき、最後にパチンコ機用の遊技
盤8 を装着してパチンコ機とし、一方アレンジボール機
用の遊技盤106 を装着してアレンジボール機とすること
が可能となる。その結果、パチンコ機及びアレンジボー
ル機の組み立てに際しての組み立て作業を能率的に容易
且つ迅速に行える利点もある。
【0097】また、上記入れ換え作業に伴って、パチン
コ機の遊技動作の制御を司る制御基板及びアレンジボー
ル機の遊技動作の制御を司る制御基板187 同士を互いに
交換する必要があるが、パチンコ機の遊技動作の制御を
司る制御基板及びアレンジボールの遊技動作の制御を司
る制御基板187 を裏カバー34の下部で各遊技盤8,106側
に屈曲した部分の後側に着脱自在に装着されている、即
ちパチンコ機用の遊技盤8 の裏側に、パチンコ機の遊技
動作の制御を司る制御基板を、アレンジボール機用の遊
技盤106 の裏側に、アレンジボールの遊技動作の制御を
司る制御基板187 をそれぞれ装着しているので、上記入
れ換え作業に伴う制御基板同士の交換を容易に行うこと
ができる。
【0098】パチンコ機用の遊技盤8 を雀球機用の遊技
盤209 に交換してパチンコ機から雀球機にゲーム内容を
変える場合には、弾球遊技機本体1 の前枠3 を前方に開
放すると共に、ロックレバーによる裏機構板35の固定を
解除して、裏機構板35を後側に開放する。そして、前枠
3 の窓孔部4 を取り囲む三方枠7 からパチンコ機用の遊
技盤8 を取り外した後、雀球機用の遊技盤209 を前枠3
の窓孔部4 に対応させて三方枠7 に後側から嵌め込み、
裏機構板35を閉じて雀球機用の遊技盤209 を前側に押さ
えて固定する。
【0099】一方、雀球機用の遊技盤209 をパチンコ機
用の遊技盤8 に交換して雀球機からパチンコ機にゲーム
内容を変える場合には、弾球遊技機本体1 の前枠3 を前
方に開放すると共に、ロックレバーによる裏機構板35の
固定を解除して、裏機構板35を後側に開放する。そし
て、前枠3 の窓孔部4 を取り囲む三方枠7 から雀球機用
の遊技盤209 を取り外した後、パチンコ機用の遊技盤8
を前枠3 の窓孔部4 に対応させて三方枠7 に後側から嵌
め込み、裏機構板35を閉じてパチンコ機用の遊技盤8 を
前側に押さえて固定する。
【0100】このとき、パチンコ機用の入賞球タンク31
を裏機構板35から分離して、裏機構板35とは別のパチン
コ機用の遊技盤8 の裏面に装着すると共に、雀球機用の
集球タンク243 を裏機構板35から分離して、裏機構板35
とは別の雀球機用の遊技盤209 の裏面に装着しているの
で、パチンコ機用の遊技盤8 及び雀球機用の遊技盤209
と一緒にパチンコ機用の入賞球タンク31及び雀球機用の
集球ケース243 を交換することができる。
【0101】したがって、パチンコ機と雀球機との間で
互いに遊技盤8,209 の交換を行う作業とは別に、裏機構
板35にパチンコ機用の入賞球タンク31又は雀球機用の集
球タンク243 を着脱する必要がなくなるため、多数の弾
球遊技機を設置した遊技店等において、入れ換え作業を
行う場合にも、短時間で能率的に容易且つ迅速に入れ換
え作業を行えると共に、入れ換え作業中における損傷、
その他の事故も未然に防止することができる。
【0102】また、パチンコ機用の遊技盤8 及び雀球機
用の遊技盤209 の裏面に裏カバー34を装着し、この裏カ
バー34によって他の遊技部品と共にパチンコ機用の入賞
球タンク31及び雀球機用の集球タンク243 を後側から覆
って保護するようにしているので、パチンコ機用の入賞
球タンク31及び雀球機用の集球タンク243 を裏機構板35
から分離してパチンコ機用の遊技盤8 及び雀球機用の遊
技盤209 と一緒に着脱できる構造を採用しているのも拘
わらず、パチンコ機用の入賞球タンク31及び雀球機用の
集球タンク243 の損傷を未然に防止することができる。
【0103】さらに、裏カバー34の下側は、パチンコ機
用の入賞球タンク31及び雀球機用の集球タンク243 に対
応して下側が開放しているので、裏機構板35の開閉時
に、パチンコ機用の入賞球タンク31及び雀球機用の集球
タンク243 を覆う裏カバー34と干渉することがなく、ま
た裏機構板35の大型化を防止できる。
【0104】加えて、上記のように、パチンコ機用の遊
技盤8 と雀球機用の遊技盤209 とを前枠3 の窓孔部4 に
選択的に着脱可能に備えているので、パチンコ機及びア
レンジボール機を製造するメーカー側においても、上記
各遊技盤8,209 を除く弾球遊技機本体1 、裏機構板35等
の全てをパチンコ機と雀球機とに区別せずに組み立てて
おき、最後にパチンコ機用の遊技盤8 を装着してパチン
コ機とし、一方雀球機用の遊技盤209 を装着して雀球機
とすることが可能となる結果、パチンコ機及びアレンジ
ボール機の組み立てに際しての組み立て作業を能率的に
容易且つ迅速に行える利点もある。
【0105】また、上記入れ換え作業に伴って、パチン
コ機の遊技動作の制御を司る制御基板及び雀球機の遊技
動作の制御を司る制御基板233a同士を互いに交換する必
要があるが、パチンコ機の遊技動作の制御を司る制御基
板及び雀球機の遊技動作の制御を司る制御基板233aを裏
カバー34の下部で各遊技盤8,209 側に屈曲した部分の後
側に着脱自在に装着されている、即ちパチンコ機用の遊
技盤8 の裏側に、パチンコ機の遊技動作の制御を司る制
御基板を、雀球機用の遊技盤209 の裏側に、雀球機の遊
技動作の制御を司る制御基板233aをそれぞれ装着してい
るので、上記入れ換え作業に伴う制御基板同士の交換を
容易に行うことができる。
【0106】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば上記実施形態においては、パチ
ンコ機の遊技動作の制御を司る制御基板及びアレンジボ
ール機又は雀球機の遊技動作の制御を司る制御基板187,
233aを裏カバー34の下部で各遊技盤8,106,209 側に屈曲
した部分の後側に着脱自在に装着しているが、パチンコ
機の遊技動作の制御を司る制御基板及びアレンジボール
機又は雀球機の遊技動作の制御を司る制御基板187,233a
を各遊技盤8,106,209 の裏面の適所に直接装着する構成
としても良い。この場合、パチンコ機用の入賞球タンク
31及びアレンジボール機用又は雀球機の集球ケース137,
243 のみならず、パチンコ機用の遊技盤8 及びアレンジ
ボール機用又は雀球機の遊技盤106,209 と一緒にパチン
コ機の遊技動作の制御を司る制御基板及びアレンジボー
ル機又は雀球機の遊技動作の制御を司る制御基板187,23
a を交換することができる。その他、本発明の請求の範
囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論
である。
【0107】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、弾球遊
技機本体1 の前枠3 に、その窓孔部4に対応させて遊技
盤8,106,209 を着脱自在に装着し、この遊技盤8,106,20
9 の後側の裏カバー34が嵌合する開口部37を有する裏機
構板35を前枠に開閉自在に枢着し、この裏機構板35に、
賞球を貯留する賞球タンク39と、この賞球タンク39から
の賞球を払い出す賞球払い出し手段44と、ゲーム時に遊
技盤8,106,209 の後側に通過し且つ集球手段31,137,243
により集球された遊技球を下方に回収する回収手段51,1
33,232a とを設けた弾球遊技機において、前面に入賞領
域を有するパチンコ機用の遊技盤8 の裏面に、パチンコ
機用の集球手段31を、前面に複数個の入球口134,240 が
配列された下部入球手段116,217 を有するアレンジボー
ル機用又は雀球機用の遊技盤106,209 の裏面に、アレン
ジボール機用又は雀球機用の集球手段137,243 をそれぞ
れ裏機構板35から分離して装着すると共に、パチンコ機
用の遊技盤8 及びアレンジボール機用又は雀球機用の遊
技盤106,209 の裏面に、他の遊技部品と共に集球手段3
1,137,243を後側から覆い且つ集球手段31,137,243に対
応して下側が開放する裏カバー34を設け、パチンコ機用
の遊技盤8 とアレンジボール機用又は雀球機用の遊技盤
106,209 とを前枠3 の窓孔部4 に選択的に着脱可能に備
えているので、以下の効果を奏する。即ち、
【0108】 前面に入賞領域を有するパチンコ機用
の遊技盤8 の裏面に、パチンコ機用の集球手段31を、前
面に複数個の入球口134,240 が配列された下部入球手段
116,217 を有するアレンジボール機用又は雀球機用の遊
技盤106,209 の裏面に、アレンジボール機用又は雀球機
用の集球手段137,243 をそれぞれ裏機構板35から分離し
て装着しているので、パチンコ機用の遊技盤8 及びアレ
ンジボール機用又は雀球機用の遊技盤106,209 と一緒に
パチンコ機用の集球手段31及びアレンジボール機用又は
雀球機用の集球手段137,243 を交換することができる。
したがって、パチンコ機とアレンジボール機又は雀球機
との間で互いに遊技盤8,106,209 の交換を行う作業とは
別に、裏機構板35にパチンコ機用の集球手段31又はアレ
ンジボール用若しくは雀球機用の集球手段137,243 を着
脱する必要がなくなるため、多数の弾球遊技機を設置し
た遊技店等において、ゲーム内容を変更する、いわゆる
入れ換え作業を行う場合にも、短時間で能率的に容易且
つ迅速に入れ換え作業を行えると共に、入れ換え作業中
における損傷、その他の事故も未然に防止することがで
きる。
【0109】 パチンコ機用の遊技盤8 及びアレンジ
ボール機用又は雀球機用の遊技盤106,209 の裏面に裏カ
バー34を装着し、この裏カバー34によって他の遊技部品
と共にパチンコ機用の集球手段31及びアレンジボール用
又は雀球機用の集球手段137,243 を後側から覆って保護
するようにしているので、パチンコ機用の集球手段31及
びアレンジボール用又は雀球機用の集球手段137,243 を
裏機構板35から分離してパチンコ機用の遊技盤8 及びア
レンジボール機用又は雀球機用の遊技盤106,209 と一緒
に着脱できる構造を採用しているのも拘わらず、パチン
コ機用の集球手段31及びアレンジボール用又は雀球機用
の集球タンク137,243 の損傷を未然に防止することがで
きる。
【0110】 裏カバー34の下側は、パチンコ機用の
集球手段31及びアレンジボール用又は雀球機用の集球
137,243 に対応して下側が開放しているので、裏機構
板35の開閉時に、パチンコ機用の集球手段31及びアレン
ジボール用又は雀球機用の集球手段137,243 を覆う裏カ
バー34と干渉することがなく、また裏機構板35の大型化
を防止できる。
【0111】 パチンコ機用の遊技盤8 及びアレンジ
ボール機用又は雀球機用の遊技盤106,209 を前枠3 の窓
孔部4 に選択的に着脱可能に備えているので、弾球遊技
機を製造するメーカー側においても、上記各遊技盤8,10
6,209 を除く弾球遊技機本体1 、裏機構板35等の全てを
パチンコ機とアレンジボール機又は雀球機とに区別せず
に組み立てておき、最後にパチンコ機用の遊技盤8 を装
着してパチンコ機とし、一方アレンジボール機用又は雀
球機用の遊技盤106,209を装着してアレンジボール機又
は雀球機とすることが可能となる結果、パチンコ機及び
アレンジボール機の組み立てに際しての組み立て作業を
能率的に容易且つ迅速に行える利点もある。
【0112】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の弾球遊技機において、パチンコ機用の遊技盤8
の裏側に、パチンコ機の遊技動作の制御を司るパチンコ
機用の制御基板を、アレンジボール機又は雀球機用の遊
技盤106,209 の裏側に、アレンジボール機又は雀球機の
遊技動作の制御を司るアレンジボール機又は雀球機用の
制御基板187,233aをそれぞれ裏機構板35から分離して装
着しているので、請求項1に記載の発明と同様の効果を
奏することに加えて、以下のような効果を奏する。即
ち、
【0113】 入れ換え作業に伴って、パチンコ機の
遊技動作の制御を司る制御基板及びアレンジボール機又
は雀球機用の遊技動作の制御を司る制御基板187,233a同
士を互いに交換する必要があるが、パチンコ機用の遊技
盤8 の裏側で且つこの遊技盤8 側に、パチンコ機の遊技
動作の制御を司る制御基板を、アレンジボール機用又は
雀球機の遊技盤106,209 の裏側でこの遊技盤側106,209
に、アレンジボール機又は雀球機の遊技動作の制御を司
る制御基板187,233a をそれぞれ装着しているので、上
記入れ換え作業に伴う制御基板同士の交換を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機の正面図
である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】遊技盤部分の縦断面図である。
【図4】入賞球タンク部分の背面断面図である。
【図5】入賞球タンク部分の分解斜視図である。
【図6】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図4のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図4の要部拡大断面図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るアレンジボール機
の正面図である。
【図12】アレンジボール機の背面図である。
【図13】遊技盤下部側の縦断面図である。
【図14】下部入球装置部分の拡大断面図である。
【図15】下部入球装置部分の一部断面正面図である。
【図16】下部入球装置部分の一部断面平面図である。
【図17】下部入球装置部分の一部断面背面図である。
【図18】下部入球装置部分の分解斜視図である。
【図19】本発明の一実施形態に係る雀球機の正面図で
ある。
【図20】雀球機の背面図である。
【図21】裏カバー離脱状態の遊技盤の背面図である。
【図22】図21の平断面図である。
【図23】雀球機の中央断面図である。
【図24】下部入球装置の一部断面背面図である。
【図25】下部入球装置の中央断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機本体 3 前枠 4 窓孔部 8 遊技盤 31 入賞球タンク 34 裏カバー 35 裏機構板 37 開口部 39 賞球タンク 44 賞球払い出し手段 51 回収シュート 106 遊技盤 116 下部入球装置 133 回収シュート 134 入球口 137 集球ケース 187 制御基板 209 遊技盤 217 下部入球装置 232a 回収通路 233a 制御基板 240 入球口 243 集球ケース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機本体(1) の前枠(3) に、その
    窓孔部(4) に対応させて遊技盤(8)(106)(209) を着脱自
    在に装着し、この遊技盤(8)(106)(209) の後側の裏カバ
    ー(34)が嵌合する開口部(37)を有する裏機構板(35)を前
    枠に開閉自在に枢着し、この裏機構板(35)に、賞球を貯
    留する賞球タンク(39)と、この賞球タンク(39)からの賞
    球を払い出す賞球払い出し手段(44)と、ゲーム時に遊技
    盤(8)(106)(209) の後側に通過し且つ集球手段(31)(13
    7)(243)により集球された遊技球を下方に回収する回収
    手段(51)(133)(232a) とを設けた弾球遊技機において、
    前面に入賞領域を有するパチンコ機用の遊技盤(8) の裏
    面に、パチンコ機用の集球手段(31)を、前面に複数個の
    入球口(134)(240)が配列された下部入球手段(116)(217)
    を有するアレンジボール機用又は雀球機用の遊技盤(10
    6)(209)の裏面に、アレンジボール機用又は雀球機用の
    集球手段(137)(243)をそれぞれ裏機構板(35)から分離し
    て装着すると共に、パチンコ機用の遊技盤(8) 及びアレ
    ンジボール機用又は雀球機用の遊技盤(106)(209)の裏面
    に、他の遊技部品と共に集球手段(31)(137)(243)を後側
    から覆い且つ集球手段(31)(137)(243)に対応して下側が
    開放する裏カバー(34)を設け、パチンコ機用の遊技盤
    (8) とアレンジボール機用又は雀球機用の遊技盤(106)
    (209)とを前枠(3) の窓孔部(4) に選択的に着脱可能に
    備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    パチンコ機用の遊技盤(8) の裏側に、パチンコ機の遊技
    動作の制御を司るパチンコ機用の制御基板を、アレンジ
    ボール機又は雀球機用の遊技盤(106)(209)の裏側に、ア
    レンジボール機又は雀球機の遊技動作の制御を司るアレ
    ンジボール機又は雀球機用の制御基板(187)(233a) をそ
    れぞれ裏機構板(35)から分離して装着したことを特徴と
    する弾球遊技機。
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