JPH05337244A - 循環型のカード式パチンコ機 - Google Patents

循環型のカード式パチンコ機

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Publication number
JPH05337244A
JPH05337244A JP17205892A JP17205892A JPH05337244A JP H05337244 A JPH05337244 A JP H05337244A JP 17205892 A JP17205892 A JP 17205892A JP 17205892 A JP17205892 A JP 17205892A JP H05337244 A JPH05337244 A JP H05337244A
Authority
JP
Japan
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ball
board
card
substrate
pachinko
Prior art date
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Pending
Application number
JP17205892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ichihara
茂 市原
Shoichiro Yoshimura
昭一郎 芳村
Wataru Horii
渉 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 循環型のカード式パチンコ機における各制御
装置の組立てを簡易化する。 【構成】 パチンコ球の循環制御装置の検出手段および
駆動手段を制御する球循環制御基板106と、発射制御
装置のスイッチ類および駆動手段を制御する発射装置制
御基板8と、操作パネル90の裏面側に装着された表示
回路基板112と、カードリードアンドライトユニット
85と球循環制御基板106との間を伝送されるデータ
信号を中継するカードユニット接続用中継基板111
と、入賞装置の取扱いを主として処理制御する演算制御
部を有するメイン基板100と、表示灯用の表示灯基板
102と、各種情報を外部へ出力するターミナル基板1
01とを、本体枠の各個所に個別に独立させて組付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は循環型のカード式パチ
ンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】所定個数分のパチンコ球と同等の価値を
有するゲーム専用のカードを購入してその金額のうちか
ら必要な金額を持ち球と交換し、パチンコ機内に封入さ
れた一定個数のパチンコ球を循環させてゲームを行う循
環型のカード式パチンコ機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は循環型のカー
ド式パチンコ機を構成する制御装置および制御回路用基
板の組立てを円滑化し、また、制御装置の故障の発見お
よび修理や保守を容易にすることを課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の循環型のカード
式パチンコ機は機内に封入された一定個数のパチンコ球
を循環させて使用する型式のカード式パチンコ機におい
て、本体枠の下部に装着された取付基板にはパチンコ球
の循環制御装置の検出手段および駆動手段を制御する球
循環制御基板と、パチンコ球を遊技盤面に向けて発射さ
せる発射制御装置のスイッチ類および駆動手段を制御す
る発射装置制御基板とを設け、本体枠に開閉および脱着
可能に係止されて前面側にカード挿入口と球貸しスイッ
チと終了スイッチと表示パネルとが設けられた操作パネ
ルの裏面側には表示回路基板と、カードリードアンドラ
イトユニットと前記球循環制御基板との間を伝送される
データ信号を中継するカードユニット接続用中継基板と
を装着し、遊技盤の後方には遊技盤面に配設された入賞
装置の取扱いを主として処理制御するメイン基板を覆設
し、本体枠の上端部にはこの本体枠の前面上部で各種情
報を点灯表示する表示灯用の表示灯基板と、当該パチン
コ機において発生した各種情報を外部へ出力するターミ
ナル基板とを設け、前記各基板を各個所で個別に独立さ
せた状態で前記各基板をコネクタによって電気的に接続
した構成を有する。
【0005】
【作用】パチンコ球の循環制御装置の検出手段および駆
動手段を制御する球循環制御基板と、発射制御装置のス
イッチ類および駆動手段を制御する発射装置制御基板
と、操作パネルの裏面側に装着された表示回路基板と、
カードリードアンドライトユニットと前記球循環制御基
板との間を伝送されるデータ信号を中継するカードユニ
ット接続用中継基板と、入賞装置の取扱いを主として処
理制御するメイン基板と、表示灯用の表示灯基板と、各
種情報を外部へ出力するターミナル基板とを、本体枠の
各個所に個別に独立させて組付ける。
【0006】
【発明の効果】本発明は前記したように構成してあるの
で、循環型のカード式パチンコ機における各制御装置の
組立ておよび制御回路用基板間の配線作業を簡易化およ
び円滑化し、また、各制御装置の故障の発見および修理
や保守を簡易化することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。持ち球に交換可能な金額が記録されたゲーム
専用のカード(プリベートカード)を使用して持ち球数
を管理し、機内に封入された1群のパチンコ球を循環さ
せてゲームを行う循環型のカード式パチンコ機におい
て、パチンコ機全体をコントロールする制御系のメイン
基板100は本体枠1の裏側で遊技盤25の後方に覆設
されてAC24Vの電源に接続され、このメイン基板1
00には外部の管理装置等に当り表示情報,球切れ情
報,発射装置制御情報等の各種情報を入出力する外部接
続端子101a,101b,101c…101gを有
し、大当たり,金枠開放情報表示灯基板102と防犯基
板103とが接続されたターミナル基板101が外部端
子板105を介して接続されるとともに、メイン基板1
00にはパチンコ球の循環制御に関連する情報を入出力
する球循環制御基板106が接続されている。大当た
り,金枠解放情報表示灯基板102およびターミナル基
板101は本体枠1の上端部に配設されている。
【0008】防犯基板103には金枠91の異常開放を
検出する金枠開放検出スイッチ108が接続された発射
装置中継基板107と、ゲーム中に効果音等を発するス
ピーカ109とが接続され、発射装置中継基板107に
はパチンコ球の発射態様を制御する発射制御回路を有す
る発射装置制御基板8がハンドル連動スイッチ110を
介して接続されている。
【0009】球循環制御基板106にはカードユニット
接続用中継基板111が接続され、このカードユニット
接続用中継基板111には表示回路基板112が接続さ
れている。上記各制御回路用基板はコネクタ120〜1
20によって電気的に接続されている。
【0010】本体枠1の下端には本体枠1の前面から突
出されて遊技者によって回動操作されるハンドル83が
軸支され、発射装置制御基板8には遊技者がハンドル8
3に接触したときにONとなるタッチスイッチ113
と、パチンコ球を1個づつ単発発射させるときに操作さ
れる発射停止スイッチ114とが接続されている。
【0011】本体枠1の前面下部には金枠91の下方に
配設されて本枠枠1に開閉および脱着可能に係止された
操作パネル90が装着され、操作パネル90の裏側には
表示基板112と、カードユニット接続用中継基板11
1とが装着されている。
【0012】操作パネル90の一端側にはカードが挿脱
されるカード挿入口86と、カードを走行させるカード
走行機構と、カード挿入口86の内方へ挿入されたカー
ドに記録されたデータを読み取る読み取りヘッドと、カ
ード挿入口86の内方へ挿入されたカードにデータを書
き込む書き込みヘッドとを有するカードリードアンドラ
イトユニット85が装着されている。カードリードアン
ドライトユニット85と球循環制御基板106との間を
伝送されるデータ信号はカード接続用中継基板111に
よって中継される。
【0013】カードをカード挿入口86内へ挿入する
と、そのカードに記録された金額のデータがカードリー
ドアンドライトユニット85によって読み取られ、ま
た、ゲームの終了時にはゲーム中に増減した持ち球数に
相当する金額データがカードリードアンドライトユニッ
ト85によってカードに書き込まれる。
【0014】カードリードアンドライトユニット85の
カード制御回路はカードユニット接続用中継基板111
にコネクタを介して接続され、カードリードアンドライ
トユニット85の前面にはカード挿入口86内へ挿入さ
れたカードを取出すときに操作されるカード取出しボタ
ン92がカード挿入口86に隣接して取付けられてい
る。
【0015】カードリードアンドライトユニット85の
カード制御回路にはゲームを開始するときに遊技者によ
って操作されてゲームの開始を表明する球貸しスイッチ
93と、そのパチンコ機台でのゲームを終了するときに
遊技者によって操作されてゲームの終了を表明する終了
スイッチ94とが接続され、球貸しスイッチ93の押し
ボタン93aおよび終了スイッチ94の押しボタン94
aは操作パネルの前面でカード挿入口86の下方に配設
されている。
【0016】球貸しスイッチ93の押ボタン93aを押
すと、球循環制御系がゲームの開始が可能な状態にセッ
トされてパチンコ球の発射が可能な状態が出現するとと
もに、球貸しスイッチ93の押しボタン93aを1回押
すと、1回のゲームに使用する個数(例えば25個)の
パチンコ球に相当する金額(例えば100円)がカード
に記録された残金から差引かれて発射可能な所定個数の
持ち球と交換される。
【0017】終了スイッチ94の押しボタン94aを押
すと、球循環制御系がゲーム開始前の状態にリセットさ
れるとともに、終了スイッチ94の終了ボタン94aを
押すと、ゲーム中に獲得した球数若しくは損失した球数
のデータがカードリードアンドライトユニット85に転
送され、ゲームによって変動した球数に相当する金額を
ゲーム開始前の金額に対して加算若しくは減算したゲー
ム終了時の金額データがカードに書き込まれる。
【0018】操作パネル90の中央部にはカードに記憶
されたデータやゲームに関連する情報等の複数の情報を
切換え表示する液晶ディスプレイ型の表示パネル95が
装着され、この表示パネル95は表示回路基板112に
接続され、表示回路基板112にはカード挿入口86の
上方に横一列に配列された多数個の表示LED96が接
続されている。表示パネル95の目盛部には例えばカー
ドに記憶された残金と、現在の持ち球数と、現在までの
出玉数とが文字および目盛部97の目盛数によって指示
される液晶パネルの発光部分の長さとして切換え表示さ
れる。
【0019】また、表示パネル95にはそのパチンコ機
の操作手順を説明する説明文等が切換え表示される。
【0020】表示パネル95が接続された表示回路基板
112には表示パネル95の下方に配設されて遊技者に
よって操作される押ボタン98aを有し、表示パネル9
5が表示する情報内容95aを切換えるための表示切換
えスイッチ98と、表示パネル95の下方に配設されて
ゲーム中遊技者によって操作される押ボタン99aを有
し、この押ボタン99aを押した時点からの持ち球数の
増減情報を表示パネル95によって表示させるための持
ち球リセットスイッチ99とが接続されている。
【0021】パチンコ機でゲームを開始するに際し、店
内のカード貸出機に代金を入れて購入したカードをカー
ド挿入口86内へ挿入し、表示切換えスイッチ98の押
しボタン98aを押すと、パチンコ球の操作手順の説明
文、カードの残金、現在の持ち球数、現在までの持ち球
の増減数等が表示パネル95に切換え表示される。
【0022】次に、球貸しスイッチ93の押ボタン93
aを押してカードに記憶された金額のうちゲームで使用
する金額をその金額に相当する個数の持ち球と交換す
る。球貸しスイッチ93の押ボタン93を1回押すと、
例えばカードの残金が100円減少し、持ち球数が25
個増加する。
【0023】この状態でゲームを開始し、持ち球数が0
個となるまでゲームを続行することができる。
【0024】ゲームを終了するか、若しくは他の機台に
移る場合には終了スイッチ94の押しボタン94aを押
すと、ゲーム終了時の持ち球数データがカードリードア
ンドライトユニット85に転送されてその持ち球数デー
タに相当する金額がカードに書き込まれる。
【0025】次に、パチンコ機内に封入されてパチンコ
機内を循環する一定個数のパチンコ球の循環態様を制御
する球循環制御系について説明すると、本体枠1の裏面
には本体枠1の開口部とほぼ等しい形状の開口部を有す
る方形枠状のメインセット枠2が装着され、このメイン
セット枠2の下部に垂立された下板2aの裏面には横長
の長方形状の取付基板3が取付けられ、この取付基板3
の裏側には球循環制御基板106が組付けられている。
メインセット枠2の開口部内には裏セット枠30を介し
て遊技盤25が脱着可能に嵌め込まれている。取付基板
3は片側の下コーナ部付近に切欠き部を有する第1取付
板3Aと、この第1取付板3Aの切欠き部に嵌め込まれ
た第2取付板3Bとに分割されている。
【0026】メインセット枠2の取付基板3の第1取付
板3Aの前面の片側には発射されたパチンコ球を遊技盤
面へ誘導する発射レール4がレール台を介して内方に向
って上傾した姿勢で取付けられている。
【0027】取付基板3の第2取付板3Bの裏面に組付
けられた発射制御装置において、取付基板3の第2取付
板3Bの裏面にビス着された発射モータセット板5には
発射モータ6が取付けられ、この発射モータ6の出力軸
6aには凸部7aを有する1山のモータカム7が取付け
られている。
【0028】発射モータセット板5の下端に形成された
角筒状の取付部5a内には発射モータ6が接続された発
射装置制御基板8が装入されている。
【0029】モータカム7の内方で取付基板3に回動可
能に貫挿支持された支軸19の後端にはハンマセット板
9が固定され、このハンマセット板9のモータカム7側
端部にはモータカム7に摺接して転動するカムフォロア
9aが回転可能にピン着され、ハンマセット板9の反モ
ータカム9側端部には引きばねローラ9bがピン着さ
れ、ハンマセット板9の上部には後方へ延出された延出
部10aと、この延出部10aの前端に直交状に連接さ
れた垂立部10bと、この垂立部10bの下端に連接さ
れてループ状に湾曲された取付部10cとを有する球送
りワイヤ10の取付部10cがボルト81によって締着
されている。
【0030】取付基板3に貫設された横長状のガイド孔
3a内には横一列に配列された複数個の調整孔12aが
貫設されてハンマセット板9側へ延出された延出部12
bを有する引きばね片12が左右方向への移動可能に貫
挿され、この引きばね片12と、ハンマセット板9の引
きばねローラ9bとにはパチンコ球を発射させる強さを
設定する引きばね13が掛架されている。
【0031】モータカム9の下方には枠1の下端に軸支
されて枠1の前方に突出されたハンドル83にハンドル
軸を介して連動可能に連結されたハンドル連動カム14
と、この連動カム14に対接されたローラ15aを備
え、連動カム14に対向して左右方向への揺動可能に軸
支された可動片15とが配設されている。
【0032】引きばね片12の下方には取付基板3に引
きばね片12に対向して左右方向への揺動可能に吊支さ
れて揺動角度が7段階に調整される球とび調整片16が
配設され、この球とび調整片16の上部付近には後方へ
突出された支軸16aが挿着されている。
【0033】球とび調整片16に支軸16aを介して揺
動可能に軸支された引きばね駆動アーム17の上端には
引きばね片12の調整孔12b内に選択的に係入されて
引きばね片12と引きばね駆動アーム17とを連動可能
に連繋するピン17aが突設され、引きばね駆動アーム
17の下端には外端が可動片15の上端に繋止されて可
動片15と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連結
する連結ワイヤ18の内端が繋止されている。
【0034】ハンドルを回動してハンドル連動カム14
の回動角度を調整すると、可動片15および引きばね駆
動アーム17が揺動して引きばね片12が左右方向へ進
退動し、引きばね13が伸縮して引きばね13の弾発力
が増減する。
【0035】ハンマセット板9が嵌着された前記支軸1
9の前端には発射レール4の基端部上の打球位置のパチ
ンコ球を叩打して発射レール4上から遊技盤面へ向けて
発射させる打球ハンマ20がハンマセット板9との共同
回動動作可能に嵌着され、この打球ハンマ20はボルト
81によって球送りワイヤ10とともにハンマセット板
9に締結され、打球ハンマ20の上端には発射レール4
側へ突出された叩打部20aが形成されている。
【0036】取付基板3の前面に打球ハンマ20の上下
端付近にそれぞれ対向して取着された上下1対の当てゴ
ムホルダ22には打球ハンマ20が打球後に衝突して打
球ハンマ20の回動端を規定する当てゴム23がそれぞ
れ嵌装されている。
【0037】取付基板3には発射レール4の基端部の上
方に配設されてパチンコ球を取付基板3の裏側から発射
レール4の基端部上へ送り込むための球送り口26が開
口されるとともに、取付基板3の前面で打球位置の若干
上方には打球位置のパチンコ球の転落を阻止する球止め
片27が取付けられている。
【0038】取付基板3の裏面には先端部が球送り口2
6付近に配設された横長状の球送り樋70が球送り口2
6側へ若干下傾して取付けられ、メインセット枠2の下
部裏側にはパチンコ球を受入れて待機させかつ打球位置
へ誘導して還元させる待機誘導部52Eが発射制御機構
に対向して配設されている。
【0039】球送り樋70には取付基板3の後方に垂立
された横長状の後壁板70aと、この後壁板70aの上
端縁に連接されて前方へ横出された上壁板70bと、後
壁板70aの前面下部にその基端から先端の内方にわた
って先端に向って下傾した状態で連接されて前方へ横出
され、パチンコ球が横一列に配列されて転動可能に載置
される底壁板70cと、後壁板70aおよび底壁板70
cにわたって開設された複数個の透視窓70dとが形成
され、取付基板3と球送り樋70の後壁板70aとの間
で底壁板70c上には適数個のパチンコ球を1列に配列
させて待機させ、1個づつ打球位置へ送り込む第8循環
通路46Hが形成され、第8循環誘導通路46Hの先端
は球送り口26に対置されている。
【0040】取付け基板3の裏面には球送り樋70の下
方に配設された球循環制御基板106が取付けられてい
る。
【0041】パチンコ球が打球位置から発射される毎に
パチンコ球を待機誘導部52Eから打球位置へ送り込む
ために設けた発射球用の球送り制御機構において、球送
り樋70の後壁板70aの先端には前方へ横出された上
支軸73および下支軸74が挿着され、この下支軸74
には水平状の上片24aと、この上片24aの内端付近
に直交状に垂下された下片24bとを有する球送りアー
ム24が前記送りワイヤ10の上端に対向して左右方向
への揺動可能に支持されている。
【0042】ハンマセット板9が反時計回り方向へ回動
して球送りワイヤ10が外方へ傾倒したときには球送り
アーム24の下片24bが球送りワイヤ10によって外
方へ押動されて球送りアーム24が時計回り方向へ揺動
する。
【0043】球送り樋70の上支軸73には球送り樋7
0の先端部内に装入されて球送りアーム24の上片24
a上に設置された球送り制御片28が球送り口26に対
向して揺動可能に支持されている。この球送り制御片2
8には上面が前方に向って下傾する凹曲面状で1個のパ
チンコ球の受取りおよび送り出しが可能な球受け部28
aと、この球受け部28aの基端に連接されて上支軸7
3が貫挿されたボス部28bと、このボス部28bに連
接されて外方へ延出された延出部28cとが形成され、
この延出部28cの先端には球送りアーム24の上片2
4a上に載置された錘り29がピン着されている。
【0044】球送り制御片28は錘り29の重量によっ
て常には球受け部28aが上動した揺動姿勢で保持さ
れ、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板7
0c上の先頭のパチンコ球に突き当てられている。球送
りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10で外方へ
押動されたときには錘り29が球送りアーム24の上片
24aで押上げられて球送り制御片28の球受け部28
aが下方へ変位し、球受け部28aの先端縁が球送り樋
70の底壁板70cの先端縁に整合され、底壁板70c
上の先頭のパチンコ球が球受け部28a上へ移載されて
前方へ送り出され、球送り口26を通り抜けて発射レー
ル4の基端上の打球位置へ供給される。
【0045】球送り樋70の底壁板70cの中央部の下
側には球循環制御基板106に接続されて、第8循環通
路46Hの中央部付近で待機するパチンコ球の有無を検
出する待機球検出スイッチ(近接スイッチ)75が取付
けられ、第8循環通路46Hの出口から待機球検出スイ
ッチ75の上方位置までの間に配列される規定数のパチ
ンコ球が不足した待機球数不足時には待機球検出スイッ
チ75が検出信号を発信する。
【0046】メインセット枠2の取付基板3の上端に間
隙を隔てて垂立された左右の壁板3c,3dのうち、一
方の壁板3cの内端には上部の正面形状が逆V形状で上
部が壁板3c上へ突出されて下部の正面形状が円弧状の
球止め部材40が連接されている。
【0047】球止め部材40内の下部には発射レール4
上から発射されたパチンコ球のうち、発射レール4側へ
戻ったファール球を受止めて落下させる球止め片42が
その先端面を露出した状態で設置されている。
【0048】壁板3dの内端付近の下方で取付基板3の
前面には図6に示すように壁板3dの内端縁の下端の内
方にファール球を通過させる球通し口43を隔てて縦設
された内縦樋板44aと、この内縦樋板44aの下端に
連接されて外方へ若干下傾した状態で横設された横樋板
44bと、この上横樋板44bの外端に連接されて若干
外傾状に縦設された外縦樋板44cと、この外縦樋板4
4cの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設
され、外端付近の端縁が円弧状に湾曲された中横樋板4
4dと、この中横樋板44dの下方に並行状に横設され
て内端付近の正面形状が円弧状に形成され、外端縁付近
の平面状が円弧状に湾曲された下横樋板44eと、中、
上横樋板44d,44eの外端付近に連接されて横断面
形状が円弧状に湾曲された蓋板44fとを有するファー
ル球用の表誘導樋44が突出形成されている。
【0049】表誘導樋44の上横樋板44bの外端付近
と、中横樋板44dの内端付近とにはファール球が通過
する上下1対の球通し口45が開口されている。
【0050】表誘導樋44はその各樋板44a〜44e
の前端面に当接されて外端縁が蓋板44fの内端縁に掛
止された表蓋47によって覆蓋され、表蓋47と取付基
板3との間で表誘導樋44内には回収されたファール球
が集合して通り抜ける第1循環通路46Aが形成され、
取付基板3の前側の中央部にはファール球を回収して送
り出す表回収誘導部52Aが配設されている。
【0051】表誘導樋44の上、中横樋板44b,44
d間には上下球通し口45間に挿入された検出口69a
を有し、球循環制御基板106に接続されて第1循環通
路46Aを通り抜けるパチンコ球を検出するファール球
検出スイッチ69が挟み込まれている。発生したファー
ル球はファール球検出スイッチ69によって検出された
後、第1循環通路46Aを経てファール球通し口48か
ら第8循環通路46H内へ転出する。第8循環通路46
H内にはファール球が第1循環通路46Gから進入する
場合の外に第7循環通路46Gから進入するパチンコ球
を除いて、パチンコ球を通過させない構成となってい
る。
【0052】取付基板3の上部には中横樋板44dの外
端付近と下横樋板44eの外端付近との間に開設されて
蓋板44fによってカバーされ、第1循環通路46Aの
先端に連通された方形孔状のファール球通し口48が形
成され、第1循環通路46Aへ導入されたファール球は
ファール球通し口48を通り抜けて第8循環通路46H
の入口付近へ導入される。
【0053】メインセット枠2の裏面の開口縁には中央
部に開口部30bを有し、メインセット枠2にヒンジ8
0を介して後方への回動可能に組付けられて遊技盤25
の裏面をカバーする裏セット枠30が添設されている。
【0054】裏セット枠30はメインセット枠2の縦枠
部2bに取付けられた軸受け80を介してメインセット
枠2に後方への回動可能に軸支されるとともに、裏セッ
ト枠30はメインセット枠2の裏面の開口縁付近に回動
可能にビス着された複数個の締め具31によって遊技盤
25をサンドイッチ状に挟み込んだ状態でメインセット
枠2に解放可能に固止されている。
【0055】裏セット枠30の下枠部30aの前面には
その左右端部付近からその中央部に向ってそれぞれ緩や
かな勾配で下傾する左右の帯板状の集合樋32,32が
突出形成されて間隙を隔てて並設され、この両集合樋3
2の内端縁32aは高低差が付与されている。
【0056】裏セット枠30の下枠部30aの前面中央
部には一方の集合樋32の内端縁32aに連接されて垂
下された第1仕切り板35と、他方の集合樋32の内端
縁32aの下方に配設されて第1仕切り壁35の側方に
間隙を隔てて垂立された垂立片36aおよびこの垂立片
36aの上端に直交状に連接された上片36bを有する
第2仕切り板36とが突出形成されている。
【0057】裏セット枠30の下枠部30aの前面には
この下枠部30aの前方に垂立された横長状の裏板37
が並着され、この裏板37の下端の中央部付近には球通
し窓38が開口されている。
【0058】裏セット枠30の下枠部30aと裏板37
との間で両仕切り壁35,36間には遊技盤25の裏面
から両集合樋32上へ転落したセーフ球およびアウト球
を通過させる第2循環通路46Bが垂直状に形成される
とともに、一方の集合樋32の内端付近と第2仕切り壁
36の水平片36bとの間には球循環制御基板106に
接続されて第2循環通路46Bを通過したセーフ球およ
びアウト球を検出する後通過球検出スイッチ76が挟み
込まれている。
【0059】遊技盤25の裏面へ送り出されたセーフ球
および遊技盤25の下端のアウト球受口25aから送り
出されたアウト球は両集合樋32上へ転落して内方へ転
動し、第2循環通路46Bを通り抜けて球通し窓38内
へ導入される。
【0060】取付基板3の裏面の上端付近には後方へ水
平状に突出された支持板3eが取付基板3のほぼ全長に
わたって形成され、この支持板3eの中央部付近には球
通し窓38を通り抜けて落下したセーフ球およびアウト
球を通過させる切り欠き部3fが形成されている。
【0061】取付基板3の裏面中央部の上端付近には図
7に示すように球通し窓38の下方に縦設されて支持板
3eの切り欠き部3fの端縁に連接された縦樋板50a
と、この縦樋板50aの下端に連接されて内方へ下傾し
た上樋板50bと、この上樋板50bの先端に基接され
て上樋板50bの傾斜方向と同方向へ下傾した中樋板5
0cと、この中樋板50cの両端部にそれぞれ連接され
て正面形状がほぼ左右対称の円弧状に湾曲した左右の下
樋板50d,50eと、中樋板50cおよび右下樋板5
0eの側方に設置されて上部が垂直状で下部が円弧状の
側樋板50fと、左下樋板50dの円弧中心位置に配設
された突片50gとを有する裏誘導樋50が突出形成さ
れ、この裏誘導樋50は各樋板50a〜50fおよび突
条5gの後端縁に当接された裏蓋51によって覆蓋され
ている。裏蓋51にはパチンコ球を透視するための透視
窓51a〜51aが開設されている。
【0062】取付基板3と裏蓋51との間で、上樋板5
0b上、中樋板50c上および右下樋口板50eと側樋
板50fとの間にはアウト球およびセーフ球を貯留およ
び通過させる第3循環通路46Cが形成され、左下樋板
50dと突片50gとの間には第8循環通路46Hに連
通された第7循環通路46Gが第8循環通路46Hの入
口に向って上傾した状態で形成され、取付基板3の後側
の中央部にはセーフ球およびアウト球を回収して送り出
す裏回収誘導部52Bが配設されている。
【0063】取付基板3の前面中央部の下端付近には前
記待機球検出スイッチ75の検出信号に基づいて回転制
御されるステッピングモータ型の球送りモータ58が取
付けられるとともに、取付基板3の裏面中央部には裏誘
導樋50の下方に連設されて取付基板3を挟んで球送り
モータ58に締結された樋本体54が取付けられてい
る。
【0064】樋本体54には縦長状の樋部55と、この
樋部55の下部に連接された後方開放の箱形状の取付部
56とが形成され、樋部55にはその後面の両側縁に垂
直方向に沿って突設された左右の外突条55aと、その
後面の中央部に垂直方向に沿って突設された中突条55
bとが並行状に形成されるとともに、両外突条55aと
中突条55bとの間には左右1対の溝部55c,55c
が並行状に形成されている。
【0065】樋本体54の樋部55の下端には丸孔状の
前通し孔55dが開口され、この前通し孔55dの孔縁
の下部には円弧状に湾曲されて両外突条55aの下端に
連接された下突条55eが突設され、樋部55の左右端
面の上端にはそれぞれ軸部55fが横出されている。
【0066】樋本体54の取付部56にはモータ基板ボ
ックス57の前端部が挿入され、このモータ基板ボック
ス57内には球循環制御基板106に接続されて球送り
モータ58が接続されたモータ基板59が設置されてい
る。
【0067】樋本体54の樋部55の後側に重ね合わさ
れた樋カバー60の上端の左右端部にはそれぞれ樋本体
54の軸部55fが嵌挿された左右1対の軸受部60a
が突出形成され、樋カバー60は樋本体54に両軸部5
5fおよび両軸受部60aを介して上方への回動可能に
連結されている。
【0068】樋カバー60には樋本体54の両溝部55
cにそれぞれ対向して縦長状の溝部60b,60bが左
右並行状に形成されるとともに、樋カバー60の下端に
は樋本体54の前通し孔55dに対向して丸孔状の後通
し孔60cが開口され、溝部60bの両側壁面には横断
面が三角形状のリブ60dがパチンコ球の通過不能な間
隙を隔てて垂直方向に沿って相対向状に突設されてい
る。
【0069】裏回収誘導部52Bの下方には樋本体54
の両溝部55cと樋カバー60の両溝部60bとによっ
て形成されて、パチンコ球が縦2列に配列されて貯留さ
れる貯留誘導部52Cが配設され、この貯留誘導部52
Cには第4循環通路46Dおよび第6循環通路46Fが
左右並行状に形成され、第4循環通路46Dの上端は第
3循環通路46Cの下端に連通され、第6循環通路46
Fの上端は第7循環通路46Gの下端に連通されてい
る。
【0070】パチンコ球が待機誘導部52Eから打球位
置へ送り込まれる毎に貯留誘導部52Cに貯留されたパ
チンコ球を待機誘導部52Eへ送り出して補給するため
に設けた待機球用の球送り制御機構において、樋本体5
4の前通し孔55dと樋カバー60の後通し孔60c内
には球送りモータ58の出力軸58aに嵌着された球送
り歯車68が装入され、この球送り歯車68の外周面に
は縦断面形状が円弧状で周方向へ60°の回転対称状に
配列された6個の球受け部68aが凹設され、球送り歯
車68は各球受部68aが第4循環通路46Dの直下位
置および第6循環通路46Fの直下位置へ順次変位する
ように回転制御される。
【0071】第4、第6循環通路46D,46Fの下方
には貯留誘導部52Cのパチンコ球を上方から上方へU
ターン状に曲進移送させる第5循環通路46Eが球送り
歯車68の各球受け部68aによって形成されるととも
に、貯留誘導部52Cの途中には球送り出し部52Dが
配設されている。
【0072】球送り歯車68は球送りモータ58によっ
て時計回り方向へ60°づつ間欠的に回転駆動され、球
送り歯車68が60°回転すると、第4循環通路46D
内の先頭のパチンコ球が第5循環通路46E内へ進入し
て球送り歯車68の球受部68aで受止められ、第5循
環通路46E内の先頭パチンコ球が第6循環通路46F
内へ進入し、第6循環通路46F内の先頭のパチンコ球
が押出されて第7循環通路46G内へ進入し、第7循環
通路46G内の先頭のパチンコ球が押出されて第8循環
通路46H内へ進入し、待機誘導部52Eにパチンコ球
が補給される。なお、一定時間内に遊技盤面に向けて発
射可能なパチンコ球数はステッピング型の球送りモータ
58の規格と発射制御回路の構成とにより定められ、1
分間に100発のパチンコ球が球送り制御片28により
打球ハンマ20の動作と同期して打球位置へ送り出され
る。
【0073】樋本体54の樋部55の中央部付近の前側
には取付基板3に凹設された凹部3g内に嵌挿されて球
循環制御基板106に接続され、第4循環通路46D内
のパチンコ球の不足を検出して検出信号を発信する貯留
球検出スイッチ77が設置され、遊技盤面での球詰りな
どの原因によって第4循環通路46D内のパチンコ球の
貯留量が不足したときにはこの貯留球検出スイッチ77
の検出信号に基づいて球不足報知ランプが点灯して貯留
球数不足状態が外部に報知される。
【0074】パチンコ機内には打球位置から発射された
パチンコ球のうち、セーフ球およびアウト球が打球位置
→裏回収誘導部52B→貯留誘導部52C→待機誘導部
52E→打球位置の順にパチンコ機内を循環する循環経
路と、ファール球が打球位置→表回収誘導部52A→待
機誘導部52E→打球位置の順にパチンコ機内を循環す
る循環経路とが形成される。
【0075】樋カバー60の後側には樋カバー60の左
側の溝部60bを覆蓋する蓋板63が重ね合わされ、こ
の蓋板63には縦長状の蓋部63aと、この蓋部63a
の側縁には樋カバー60の反係止部63b側の側縁60
eに係合された係合部63cが縦設され、蓋板63はこ
の係合部63cと係止部63bとによって樋カバー60
に取外し可能に組付けられている。
【0076】蓋板63の蓋部63aの上下端部には楕円
孔状の通し孔63dがそれぞれ貫設されるとともに、蓋
部63aの前面には樋カバー60の左側の溝部60bに
対置された縦長状の溝部64が両通し孔63d間にわた
って凹設されている。
【0077】蓋板63の溝部64と、樋カバー60の左
側の溝部60bの両リブ60cとの間に縦長状に形成さ
れて第6循環通路46Fに連通された空隙部65内には
第6循環通路46Fを通過するパチンコ球に摺接して第
6循環通路46F内のパチンコ球を清浄化する左右1対
の紐状のクリーニング部材66,66が並行状に挿通さ
れている。蓋板63を樋カバー60から取外すと、両ク
リーニング部材66を空隙部65内から取出して交換す
ることができる。
【0078】第6循環通路46F内に貯留された各パチ
ンコ球は第7循環通路46Gに向けて間欠送りされる間
に両クリーニング部材66に摺接して自転しながら移行
し、貯留誘導部52Cに貯留された各パチンコ球はその
表面に付着した汚れ等が両クリーニング部材66によっ
て拭き取られて磨かれかつ清浄化された状態で貯留誘導
部52Cから送り出されて待機誘導部52Eへ送り込ま
れる。
【0079】ゲームの開始に際し、遊技者が磁気カード
をカード挿入口86内へ挿入し、球貸しスイッチ93を
押すと、球送りモータ58が起動されて球送り歯車68
が回転し、第7循環通路46G内から押出された1個の
パチンコ球が第8循環通路46H内へ進入して第8循環
通路46H内を転動し、球送り制御片28の先端縁に当
接して待機位置に停留する。このとき、待機球検出スイ
ッチ75が待機位置のパチンコ球の存在を確認するた
め、球送りモータ58が継続して回転駆動されずに球送
り歯車68を1歯分回転させてパチンコ球1個を送り出
した後停止状態となる。
【0080】次に、遊技者がハンドル83を操作して発
射モータ6が起動されると、打球ハンマ20が駆動さ
れ、打球ハンマ20の動作に対応して球送り制御片28
の球受け部28aが待機位置のパチンコ球を受取った
後、打球ハンマ20が打球位置の第1番目のパチンコ球
を叩打して発射レール4上から発射させる。
【0081】待機位置に停留していたパチンコ球が打球
位置へ向けて送り出されると同時に待機球検出スイッチ
75が待機位置におけるパチンコ球の不在を検出して球
送りモータ58が起動され、球送り歯車68が回転して
第2球目のパチンコ球が第8循環通路46Hを通って待
機位置へ供給され、待機球検出スイッチ75が待機位置
におけるパチンコ球の存在を再び検出し、以下同様にし
てパチンコ球の補給動作が周期的に繰り返される。
【0082】遊技が進行して持ち球数が0となった時
点、若しくは遊技者が終了スイッチ94を押した時点で
球送りモータ58の駆動が強制的に停止されて待機位置
への後続のパチンコ球の供給が停止する。
【0083】球送りモータ58の強制的停止時には待機
球検出スイッチ75が待機位置のパチンコ球の不在を検
出してもカード挿入口86内へ挿入されたカードがゲー
ム可能となる条件を満たしていない場合には球送りモー
タ58の駆動が禁止されるように制御手段によって制御
され、また、一旦終了スイッチ94を押すと、遊技可能
となる条件を満たしたカードであってもカードをカード
挿入口86内へ再度挿入しない限り、再ゲームが禁止さ
れるように制御手段によって制御される。
【0084】入賞によって発生した持ち球数のデータや
発射球数のデータはメイン基板100の演算制御回路に
よって演算および記憶され、ゲームの進行に伴って使用
された遊技球数は球送りモータ58のステップ回数に基
づいて演算および記憶され、また、ファール球が発生し
た場合にはファール球検出スイッチ69がファール球を
検出する毎に再打球が可能となるように球送りモータ5
8のステップ回数のカウント数を補正した持ち球数デー
タが演算制御回路によって算出される。
【0085】次に、表示パネル95で表示する表示内容
95aの具体例を図15〜図17に従って説明すると、
カードをカード挿入口86に挿入する以前の状態では表
示パネル95には「カードを挿入して下さい」と表示さ
れ(図15(1) 参照)、カードをカード挿入口86に挿
入して表示切換えスイッチ98を押すと、7000円分
のカードを購入した場合には表示パネル95には「カー
ド残金7000円」と、「現在の持ち球は0個」と、
「現在までの出玉は0個」とが切換え表示される(図1
5(2) 、(3) 、(4) 参照)。
【0086】次に、球貸しスイッチ93を1回押すと、
表示パネル95には「カード残金6900円」と表示さ
れるとともに、表示パネル95の目盛部97には25個
の持ち球に相当する1目盛分の目盛が点灯表示され(図
15(5) 参照)、次に、持ち球リセットスイッチ99を
押すと、表示パネル95には「現在の持ち球数は25
個」と表示され、目盛パネル97には1目盛分の目盛が
点灯表示される(図16(1) 参照)。
【0087】持ち球数が100個となるように球貸しス
イッチ93を4回押すと、表示パネル95には「カード
残金6600円」と表示されるとともに、目盛部97に
は100個の持ち球に相当する4目盛分の目盛が点灯表
示される(図16(2) 参照)。
【0088】この状態で、ゲームを開始して75個のパ
チンコ球が発射されたとすると、表示パネル95には
「カード残金6600円」と表示され、目盛部97には
100個から75個減算した25個に相当する1目盛分
の目盛が点灯表示される(図16(3) 参照)。
【0089】この時点で持ち球リセットスイッチ99を
押すと、持ち球が25個、金額にして100円残ってい
る場合には表示パネル95には「カード残金6700
円」と表示される(図16(4) 参照)。
【0090】カード残金の確認後、例えば175個の持
ち球によってゲームを再開する場合には球貸しスイッチ
93を7回押すと、175個の持ち球が貸し出されてカ
ードの残金が700円差引かれ、表示パネル95には
「カード残金6000円」と表示されるとともに、目盛
部97には175個の持ち球に相当する7目盛分の目盛
が点灯表示され(図16(5) 参照)、また持ち球リセッ
トスイッチ99を押すと、表示パネル95には「現在の
持ち球数は175個」と表示され、目盛部97には7目
盛分の目盛が点灯表示される(図17(1) 参照)。
【0091】この時点で、表示切換えスイッチ98を押
すと、表示パネル95にはゲームでの損益金額(700
0円−400円+100円−700円=6000円)と
して「カード残金6000円」と表示される(図17
(2) 参照)。
【0092】購入金額7000円のうち1000円使用
して持ち球数として最終的に1025個残った時点で終
了スイッチ94を押したとすると、表示パネル95には
「現在の持ち球数は1025個」と表示され、目盛部9
7には1025個の持ち球数に相当する4個の目盛が灯
点表示され(図17(3) 参照)、さらに、表示切換えス
イッチ98を押すと、表示パネル95には「現在の出玉
は1000個」と表示され、目盛部97には1000個
の賞品玉に相当する40個の目盛が灯点表示され(図1
7(4) 参照)、さらに、表示切換えスイッチ98を押す
と、表示パネル95には終了スイッチ94を押したとき
のゲームでの損益の演算結果(7000円−1000円
+(1025×4)円=10100円)に基づいて「カ
ード残金10100円」と表示される(図17(5) 参
照)。
【0093】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では本体枠1の下部に装着され
た取付基板3にはパチンコ球の循環制御装置の検出手段
および駆動手段を制御する球循環制御基板106と、パ
チンコ球を遊技盤面に向けて発射させる発射制御装置の
スイッチ類および駆動手段を制御する発射装置制御基板
8とを設け、本体枠1に開閉および脱着可能に係止され
て前面側にカード挿入口86と球貸しスイッチ93と終
了スイッチ94と表示パネル95とが設けられた操作パ
ネル90の裏面側には表示回路基板112と、カードリ
ードアンドライトユニット85と球循環制御基板106
との間を伝送されるデータ信号を中継するカードユニッ
ト接続用中継基板111とを装着し、遊技盤25の後方
には遊技盤面に配設された入賞装置の取扱いを主として
処理制御するメイン基板100を覆設し、本体枠1の上
端部にはこの本体枠1の前面上部で各種情報を点灯表示
する表示灯が接続された大当たり,金枠開放情報の表示
灯基板102と、当該パチンコ機において発生した各種
情報を外部へ出力するターミナル基板101とを設け、
前記各基板を各個所で個別に独立させた状態で前記各基
板をコネクタ120によって電気的に接続してある。
【0094】このため、循環型のカード式パチンコ機に
おける各制御装置の組立ておよび制御回路用基板間の配
線作業を簡易化および円滑化し、また、各制御装置の故
障の発見および修理や保守を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すパチンコ機の正面図で
ある。
【図2】要部の一部破断裏面図である。
【図3】メインセット枠、遊技盤および裏セット枠の分
解斜視図である。
【図4】要部の裏面図である。
【図5】球送り樋付近の分解斜視図である。
【図6】図2のX1−X1線拡大断面図である。
【図7】表回収誘導部の分解斜視図である。
【図8】裏回収誘導部および貯留誘導部付近の分解斜視
図である。
【図9】図2のX2−X2線拡大面図である。
【図10】図2のX3−X3線拡大断面図である。
【図11】図4のX4−X4線拡大断面図である。
【図12】図2のX5−X5線拡大断面図である。
【図13】図2のX6−X6線拡大断面図である。
【図14】パチンコ機全体の制御系の配線図である。
【図15】表示パネルの表示内容の例を示す表示パネル
の正面図である。
【図16】表示パネルの表示内容の例を示す表示パネル
の正面図である。
【図17】表示パネルの表示内容の例を示す表示パネル
の正面図である。
【符号の説明】
8 発射装置制御基板 85 カードリードアンドライトユニット 90 操作パネル 100 メイン基板 101 ターミナル基板 102 大当たり,金枠開放情報表示灯基板 106 球循環制御基板 111 カードユニット接続用中継基板 112 表示回路基板 120 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機内に封入された一定個数のパチンコ球
    を循環させて使用する型式のカード式パチンコ機におい
    て、本体枠の下部に装着された取付基板にはパチンコ球
    の循環制御装置の検出手段および駆動手段を制御する球
    循環制御基板と、パチンコ球を遊技盤面に向けて発射さ
    せる発射制御装置のスイッチ類および駆動手段を制御す
    る発射装置制御基板とを設け、本体枠に開閉および脱着
    可能に係止されて前面側にカード挿入口と球貸しスイッ
    チと終了スイッチと表示パネルとが設けられた操作パネ
    ルの裏面側には表示回路基板と、カードリードアンドラ
    イトユニットと前記球循環制御基板との間を伝送される
    データ信号を中継するカードユニット接続用中継基板と
    を装着し、遊技盤の後方には遊技盤面に配設された入賞
    装置の取扱いを主として処理制御するメイン基板を覆設
    し、本体枠の上端部にはこの本体枠の前面上部で各種情
    報を点灯表示する表示灯用の表示灯基板と、当該パチン
    コ機において発生した各種情報を外部へ出力するターミ
    ナル基板とを設け、前記各基板を各個所で個別に独立さ
    せた状態で前記各基板をコネクタによって電気的に接続
    したことを特徴とする循環型のカード式パチンコ機。
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JPH08318043A (ja) * 1996-06-17 1996-12-03 Sanyo Bussan Kk カード式パチンコ機
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