JP3693567B2 - 循環式パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は循環式パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定個数分のパチンコ球と同等の価値を有するゲーム専用のカードを購入してその金額のうちから必要な金額を持ち球と交換し、パチンコ機内に封入された一定個数のパチンコ球を循環させてゲームを行う循環式パチンコ機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は循環式パチンコ機を構成する制御装置および制御回路用基板の組立てを円滑化することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る循環式パチンコ機は、一定個数のパチンコ球を封入した状態で循環使用する循環式パチンコ機であって、
本体枠に組み付けられた遊技盤の遊技盤面に発射されたパチンコ球を回収する裏回収誘導部と、その裏回収誘導部から出た球を貯留して誘導する貯留誘導部と、貯留誘導部のパチンコ球を受け入れてそのパチンコ球を打球位置へ送り出す待機誘導部と、を連通状に有する循環通路と、
前記打球位置へ送り込まれたパチンコ球を前記遊技盤の遊技盤面に発射させる打球ハンマと、その打球ハンマを駆動する駆動手段と、を有する発射装置と、
前記発射装置の駆動手段を制御する発射装置制御基板と、
前記貯留誘導部のパチンコ球を前記待機誘導部へ回転動作によって送り出す球送り部材と、その球送り部材を回転駆動する球送りモータと、を有する球循環用の球送り装置と、
前記待機誘導部に設けられた待機球検出スイッチによる球の不在の検出に基づいて前記球循環用の球送り装置の球送りモータを駆動制御する球循環制御基板と、を備え、
前記本体枠の下部には取付基板を装着し、
前記取付基板には、前記循環通路の裏回収誘導部、貯留誘導部及び待機誘導部と、前記発射装置と、前記発射装置制御基板と、前記球循環用の球送り装置と、前記球循環制御基板と、をそれぞれ配設する一方、
前記球循環制御基板と、前記発射装置制御基板と、前記遊技盤面に配設された入賞装置の取扱いを主として処理制御するメイン基板と、をコネクタによって電気的に接続し、
しかも、前記循環通路の裏回収誘導部、貯留誘導部及び待機誘導部は、前記取付基板の一面側に設けられ、
前記貯留誘導部は、パチンコ球を縦列して貯留する左右の第1、第2縦通路と、これら左右の第1、第2縦通路の下端をUターン状に連通する方向変換通路と、を有し、前記第1縦通路の上端は前記裏回収誘導部に連通し、前記第2縦通路の上端は前記待機誘導部に連通し、
さらに、前記球送り部材は、前記方向変換通路に設けられていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
前記構成において、駆動手段が起動され打球ハンマが駆動されると、打球位置にあるパチンコ球が遊技盤の遊技盤面に発射される。
遊技盤面に発射されて循環通路の裏回収誘導部に回収されたパチンコ球は、その裏回収誘導部から出て貯留誘導部に貯留される。
一方、待機誘導部に停留していたパチンコ球が打球位置へ向けて送り出され、待機球検出スイッチによるパチンコ球の不在を検出すると、球循環制御基板によって球循環用の球送り装置の球送りモータが起動され、球送り部材が回転駆動される。これによって、貯留誘導部のパチンコ球が待機誘導部に供給される。
また、本体枠の下部に装着された取付基板に対し、循環通路の裏回収誘導部、貯留誘導部及び待機誘導部と、前記発射装置と、前記発射装置制御基板と、前記球循環用の球送り装置と、前記球循環制御基板と、をそれぞれ配設することで、こられ循環通路、発射装置、発射装置制御基板、球循環用の球送り装置、及び球循環制御基板を相互に接近した配置関係に保つことができる。
言い換えると、発射装置、発射装置制御基板、球循環用の球送り装置、及び球循環制御基板を短い接続線を用いて容易に接続することができる。
そして、前記球循環制御基板、前記発射装置制御基板、及びメイン基板を接続不良なく、コネクタによって容易にかつ確実に接続することができる。
【0006】
【発明の効果】
この発明によれば、循環式パチンコ機における循環通路、発射装置、発射装置制御基板、循環通路の球送り装置、及び球循環制御基板の組立ておよび発射装置、発射装置制御基板、循環通路の球送り装置、及び球循環制御基板間の配線作業を簡易化および円滑化することができる。
【0007】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面にしたがって説明する。
持ち球に交換可能な金額が記録されたゲーム専用のカード(プリベートカード)を使用して持ち球数を管理し、機内に封入された1群のパチンコ球を循環させてゲームを行う循環式パチンコ機において、パチンコ機全体をコントロールする制御系のメイン基板100は本体枠1の裏側で遊技盤25の後方に覆設されてAC24Vの電源に接続され、このメイン基板100には外部の管理装置等に当り表示情報,球切れ情報,発射装置制御情報等の各種情報を入出力する外部接続端子101a,101b,101c…101gを有し、大当たり,金枠開放情報表示灯基板102と防犯基板103とが接続されたターミナル基板101が外部端子板105を介して接続されるとともに、メイン基板100にはパチンコ球の循環制御に関連する情報を入出力する球循環制御基板106が接続されている。大当たり,金枠開放情報表示灯基板102およびターミナル基板101は本体枠1の上端部に配設されている。
【0008】
防犯基板103には金枠91の異常開放を検出する金枠開放検出スイッチ108が接続された発射装置中継基板107と、ゲーム中に効果音等を発するスピーカ109とが接続され、発射装置中継基板107にはパチンコ球の発射態様を制御する発射制御回路を有する発射装置制御基板8がハンドル連動スイッチ110を介して接続されている。
【0009】
球循環制御基板106にはカードユニット接続用中継基板111が接続され、このカードユニット接続用中継基板111には表示回路基板112が接続されている。上記各制御回路用基板はコネクタ120〜120によって電気的に接続されている。
【0010】
本体枠1の下端には本体枠1の前面から突出されて遊技者によって回動操作されるハンドル83が軸支され、発射装置制御基板8には遊技者がハンドル83に接触したときにONとなるタッチスイッチ113と、パチンコ球を1個づつ単発発射させるときに操作される発射停止スイッチ114とが接続されている。
【0011】
本体枠1の前面下部には金枠91の下方に配設されて本枠枠1に開閉および脱着可能に係止された操作パネル90が装着され、操作パネル90の裏側には表示基板112と、カードユニット接続用中継基板111とが装着されている。
【0012】
操作パネル90の一端側にはカードが挿脱されるカード挿入口86と、カードを走行させるカード走行機構と、カード挿入口86の内方へ挿入されたカードに記録されたデータを読み取る読み取りヘッドと、カード挿入口86の内方へ挿入されたカードにデータを書き込む書き込みヘッドとを有するカードリードアンドライトユニット85が装着されている。カードリードアンドライトユニット85と球循環制御基板106との間を伝送されるデータ信号はカードユニット接続用中継基板111によって中継される。
【0013】
カードをカード挿入口86内へ挿入すると、そのカードに記録された金額のデータがカードリードアンドライトユニット85によって読み取られ、また、ゲームの終了時にはゲーム中に増減した持ち球数に相当する金額データがカードリードアンドライトユニット85によってカードに書き込まれる。
【0014】
カードリードアンドライトユニット85のカード制御回路はカードユニット接続用中継基板111にコネクタを介して接続され、カードリードアンドライトユニット85の前面にはカード挿入口86内へ挿入されたカードを取出すときに操作されるカード取出しボタン92がカード挿入口86に隣接して取付けられている。
【0015】
カードリードアンドライトユニット85のカード制御回路にはゲームを開始するときに遊技者によって操作されてゲームの開始を表明する球貸しスイッチ93と、そのパチンコ機台でのゲームを終了するときに遊技者によって操作されてゲームの終了を表明する終了スイッチ94とが接続され、球貸しスイッチ93の押しボタン93aおよび終了スイッチ94の押しボタン94aは操作パネルの前面でカード挿入口86の下方に配設されている。
【0016】
球貸しスイッチ93の押しボタン93aを押すと、球循環制御系がゲームの開始が可能な状態にセットされてパチンコ球の発射が可能な状態が出現するとともに、球貸しスイッチ93の押しボタン93aを1回押すと、1回のゲームに使用する個数(例えば25個)のパチンコ球に相当する金額(例えば100円)がカードに記録された残金から差引かれて発射可能な所定個数の持ち球と交換される。
【0017】
終了スイッチ94の押しボタン94aを押すと、球循環制御系がゲーム開始前の状態にリセットされるとともに、終了スイッチ94の押しボタン94aを押すと、ゲーム中に獲得した球数若しくは損失した球数のデータがカードリードアンドライトユニット85に転送され、ゲームによって変動した球数に相当する金額をゲーム開始前の金額に対して加算若しくは減算したゲーム終了時の金額データがカードに書き込まれる。
【0018】
操作パネル90の中央部にはカードに記憶されたデータやゲームに関連する情報等の複数の情報を切換え表示する液晶ディスプレイ型の表示パネル95が装着され、この表示パネル95は表示回路基板112に接続され、表示回路基板112にはカード挿入口86の上方に横一列に配列された多数個の表示LED96が接続されている。
表示パネル95の目盛部には例えばカードに記憶された残金と、現在の持ち球数と、現在までの出玉数とが文字および目盛部97の目盛数によって指示される液晶パネルの発光部分の長さとして切換え表示される。
【0019】
また、表示パネル95にはそのパチンコ機の操作手順を説明する説明文等が切換え表示される。
【0020】
表示パネル95が接続された表示回路基板112には表示パネル95の下方に配設されて遊技者によって操作される押ボタン98aを有し、表示パネル95が表示する情報内容95aを切換えるための表示切換えスイッチ98と、表示パネル95の下方に配設されてゲーム中遊技者によって操作される押ボタン99aを有し、この押ボタン99aを押した時点からの持ち球数の増減情報を表示パネル95によって表示させるための持ち球リセットスイッチ99とが接続されている。
【0021】
パチンコ機でゲームを開始するに際し、店内のカード貸出機に代金を入れて購入したカードをカード挿入口86内へ挿入し、表示切換えスイッチ98の押しボタン98aを押すと、パチンコ球の操作手順の説明文、カードの残金、現在の持ち球数、現在までの持ち球の増減数等が表示パネル95に切換え表示される。
【0022】
次に、球貸しスイッチ93の押しボタン93aを押してカードに記憶された金額のうちゲームで使用する金額をその金額に相当する個数の持ち球と交換する。球貸しスイッチ93の押しボタン93aを1回押すと、例えばカードの残金が100円減少し、持ち球数が25個増加する。
【0023】
この状態でゲームを開始し、持ち球数が0個となるまでゲームを続行することができる。
【0024】
ゲームを終了するか、若しくは他の機台に移る場合には終了スイッチ94の押しボタン94aを押すと、ゲーム終了時の持ち球数データがカードリードアンドライトユニット85に転送されてその持ち球数データに相当する金額がカードに書き込まれる。
【0025】
次に、パチンコ機内に封入されてパチンコ機内を循環する一定個数のパチンコ球の循環態様を制御する球循環制御系について説明すると、本体枠1の裏面には本体枠1の開口部とほぼ等しい形状の開口部を有する方形枠状のメインセット枠2が装着され、このメインセット枠2の下部に垂立された下板2aの裏面には横長の長方形状の取付基板3が取付けられ、この取付基板3の裏側には球循環制御基板106が組付けられている。メインセット枠2の開口部内には裏セット枠30を介して遊技盤25が脱着可能に嵌め込まれている。取付基板3は片側の下コーナ部付近に切欠き部を有する第1取付板3Aと、この第1取付板3Aの切欠き部に嵌め込まれた第2取付板3Bとに分割されている。
【0026】
メインセット枠2の取付基板3の第1取付板3Aの前面の片側には発射されたパチンコ球を遊技盤面へ誘導する発射レール4がレール台を介して内方に向って上傾した姿勢で取付けられている。
【0027】
取付基板3の第2取付板3Bの裏面に組付けられた発射装置において、取付基板3の第2取付板3Bの裏面にビス着された発射モータセット板5には発射モータ6が取付けられ、この発射モータ6の出力軸6aには凸部7aを有する1山のモータカム7が取付けられている。
【0028】
発射モータセット板5の下端に形成された角筒状の取付部5a内には発射モータ6が接続された発射装置制御基板8が装入されている。
【0029】
モータカム7の内方で取付基板3に回動可能に貫挿支持された支軸19の後端にはハンマセット板9が固定され、このハンマセット板9のモータカム7側端部にはモータカム7に摺接して転動するカムフォロア9aが回転可能にピン着され、ハンマセット板9のモータカム7側端部には引きばねローラ9bがピン着され、ハンマセット板9の上部には後方へ延出された延出部10aと、この延出部10aの前端に直交状に連接された垂立部10bと、この垂立部10bの下端に連接されてループ状に湾曲された取付部10cとを有する球送りワイヤ10の取付部10cがボルト81によって締着されている。
【0030】
取付基板3に貫設された横長状のガイド孔3a内には横一列に配列された複数個の調整孔12aが貫設されてハンマセット板9側へ延出された延出部12bを有する引きばね片12が左右方向への移動可能に貫挿され、この引きばね片12と、ハンマセット板9の引きばねローラ9bとにはパチンコ球を発射させる強さを設定する引きばね13が掛架されている。
【0031】
モータカム9の下方には枠1の下端に軸支されて枠1の前方に突出されたハンドル83にハンドル軸を介して連動可能に連結されたハンドル連動カム14と、この連動カム14に対接されたローラ15aを備え、連動カム14に対向して左右方向への揺動可能に軸支された可動片15とが配設されている。
【0032】
引きばね片12の下方には取付基板3に引きばね片12に対向して左右方向への揺動可能に吊支されて揺動角度が7段階に調整される球とび調整片16が配設され、この球とび調整片16の上部付近には後方へ突出された支軸16aが挿着されている。
【0033】
球とび調整片16に支軸16aを介して揺動可能に軸支された引きばね駆動アーム17の上端には引きばね片12の調整孔12a内に選択的に係入されて引きばね片12と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連繋するピン17aが突設され、引きばね駆動アーム17の下端には外端が可動片15の上端に繋止されて可動片15と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連結する連結ワイヤ18の内端が繋止されている。
【0034】
ハンドルを回動してハンドル連動カム14の回動角度を調整すると、可動片15および引きばね駆動アーム17が揺動して引きばね片12が左右方向へ進退動し、引きばね13が伸縮して引きばね13の弾発力が増減する。
【0035】
ハンマセット板9が嵌着された前記支軸19の前端には発射レール4の基端部上の打球位置のパチンコ球を叩打して発射レール4上から遊技盤面へ向けて発射させる打球ハンマ20がハンマセット板9との共同回動動作可能に嵌着され、この打球ハンマ20はボルト81によって球送りワイヤ10とともにハンマセット板9に締結され、打球ハンマ20の上端には発射レール4側へ突出された叩打部20aが形成されている。
【0036】
取付基板3の前面に打球ハンマ20の上下端付近にそれぞれ対向して取着された上下1対の当てゴムホルダ22には打球ハンマ20が打球後に衝突して打球ハンマ20の回動端を規定する当てゴム23がそれぞれ嵌装されている。
【0037】
取付基板3には発射レール4の基端部の上方に配設されてパチンコ球を取付基板3の裏側から発射レール4の基端部上へ送り込むための球送り口26が開口されるとともに、取付基板3の前面で打球位置の若干上方には打球位置のパチンコ球の転落を阻止する球止め片27が取付けられている。
【0038】
取付基板3の裏面には先端部が球送り口26付近に配設された横長状の球送り樋70が球送り口26側へ若干下傾して取付けられ、メインセット枠2の下部裏側にはパチンコ球を受入れて待機させかつ打球位置へ誘導して還元させる待機誘導部52Eが発射制御機構に対向して配設されている。
【0039】
球送り樋70には取付基板3の後方に垂立された横長状の後壁板70aと、この後壁板70aの上端縁に連接されて前方へ横出された上壁板70bと、後壁板70aの前面下部にその基端から先端の内方にわたって先端に向って下傾した状態で連接されて前方へ横出され、パチンコ球が横一列に配列されて転動可能に載置される底壁板70cと、後壁板70aおよび底壁板70cにわたって開設された複数個の透視窓70dとが形成され、取付基板3と球送り樋70の後壁板70aとの間で底壁板70c上には適数個のパチンコ球を1列に配列させて待機させ、1個づつ打球位置へ送り込む第8循環通路46Hが形成され、第8循環誘導通路46Hの先端は球送り口26に対置されている。
【0040】
取付基板3の裏面には球送り樋70の下方に配設された球循環制御基板106が取付けられている。
【0041】
パチンコ球が打球位置から発射される毎にパチンコ球を待機誘導部52Eから打球位置へ送り込むために設けた発射球用の球送り制御機構において、球送り樋70の後壁板70aの先端には前方へ横出された上支軸73および下支軸74が挿着され、この下支軸74には水平状の上片24aと、この上片24aの内端付近に直交状に垂下された下片24bとを有する球送りアーム24が前記球送りワイヤ10の上端に対向して左右方向への揺動可能に支持されている。
【0042】
ハンマセット板9が反時計回り方向へ回動して球送りワイヤ10が外方へ傾倒したときには球送りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10によって外方へ押動されて球送りアーム24が時計回り方向へ揺動する。
【0043】
球送り樋70の上支軸73には球送り樋70の先端部内に装入されて球送りアーム24の上片24a上に設置された球送り制御片28が球送り口26に対向して揺動可能に支持されている。この球送り制御片28には上面が前方に向って下傾する凹曲面状で1個のパチンコ球の受取りおよび送り出しが可能な球受け部28aと、この球受け部28aの基端に連接されて上支軸73が貫挿されたボス部28bと、このボス部28bに連接されて外方へ延出された延出部28cとが形成され、この延出部28cの先端には球送りアーム24の上片24a上に載置された錘り29がピン着されている。
【0044】
球送り制御片28は錘り29の重量によって常には球受け部28aが上動した揺動姿勢で保持され、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板70c上の先頭のパチンコ球に突き当てられている。球送りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10で外方へ押動されたときには錘り29が球送りアーム24の上片24aで押上げられて球送り制御片28の球受け部28aが下方へ変位し、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板70cの先端縁に整合され、底壁板70c上の先頭のパチンコ球が球受け部28a上へ移載されて前方へ送り出され、球送り口26を通り抜けて発射レール4の基端上の打球位置へ供給される。
【0045】
球送り樋70の底壁板70cの中央部の下側には球循環制御基板106に接続されて、第8循環通路46Hの中央部付近で待機するパチンコ球の有無を検出する待機球検出スイッチ(近接スイッチ)75が取付けられ、第8循環通路46Hの出口から待機球検出スイッチ75の上方位置までの間に配列される規定数のパチンコ球が不足した待機球数不足時には待機球検出スイッチ75が検出信号を発信する。
【0046】
メインセット枠2の取付基板3の上端に間隙を隔てて垂立された左右の壁板3c,3dのうち、一方の壁板3cの内端には上部の正面形状が逆V形状で上部が壁板3c上へ突出されて下部の正面形状が円弧状の球止め部材40が連接されている。
【0047】
球止め部材40内の下部には発射レール4上から発射されたパチンコ球のうち、発射レール4側へ戻ったファール球を受止めて落下させる球止め片42がその先端面を露出した状態で設置されている。
【0048】
壁板3dの内端付近の下方で取付基板3の前面には図6〜図8に示すように壁板3dの内端縁の下端の内方にファール球を通過させる球通し口43を隔てて縦設された内縦樋板44aと、この内縦樋板44aの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設された上横樋板44bと、この上横樋板44bの外端に連接されて若干外傾状に縦設された外縦樋板44cと、この外縦樋板44cの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設され、外端付近の端縁が円弧状に湾曲された中横樋板44dと、この中横樋板44dの下方に並行状に横設されて内端付近の正面形状が円弧状に形成され、外端縁付近の平面状が円弧状に湾曲された下横樋板44eと、中、上横樋板44d,44eの外端付近に連接されて横断面形状が円弧状に湾曲された蓋板44fとを有するファール球用の表誘導樋44が突出形成されている。
【0049】
表誘導樋44の上横樋板44bの外端付近と、中横樋板44dの内端付近とにはファール球が通過する上下1対の球通し口45が開口されている。
【0050】
表誘導樋44はその各樋板44a〜44eの前端面に当接されて外端縁が蓋板44fの内端縁に掛止された表蓋47によって覆蓋され、表蓋47と取付基板3との間で表誘導樋44内には回収されたファール球が集合して通り抜ける第1循環通路46Aが形成され、取付基板3の前側の中央部にはファール球を回収して送り出す表回収誘導部52Aが配設されている。
【0051】
表誘導樋44の上、中横樋板44b,44d間には上下球通し口45間に挿入された検出口69aを有し、球循環制御基板106に接続されて第1循環通路46Aを通り抜けるパチンコ球を検出するファール球検出スイッチ69が挟み込まれている。発生したファール球はファール球検出スイッチ69によって検出された後、第1循環通路46Aを経てファール球通し口48から第8循環通路46H内へ転出する。第8循環通路46H内にはファール球が第1循環通路46Aから進入する場合の外に第7循環通路46Gから進入するパチンコ球を除いて、パチンコ球を通過させない構成となっている。
【0052】
取付基板3の上部には中横樋板44dの外端付近と下横樋板44eの外端付近との間に開設されて蓋板44fによってカバーされ、第1循環通路46Aの先端に連通された方形孔状のファール球通し口48が形成され、第1循環通路46Aへ導入されたファール球はファール球通し口48を通り抜けて第8循環通路46Hの入口付近へ導入される。
【0053】
メインセット枠2の裏面の開口縁には中央部に開口部30bを有し、メインセット枠2にヒンジ80を介して後方への回動可能に組付けられて遊技盤25の裏面をカバーする裏セット枠30が添設されている。
【0054】
裏セット枠30はメインセット枠2の縦枠部2bに取付けられたヒンジ80を介してメインセット枠2に後方への回動可能に軸支されるとともに、裏セット枠30はメインセット枠2の裏面の開口縁付近に回動可能にビス着された複数個の締め具31によって遊技盤25をサンドイッチ状に挟み込んだ状態でメインセット枠2に解放可能に固止されている。
【0055】
裏セット枠30の下枠部30aの前面にはその左右端部付近からその中央部に向ってそれぞれ緩やかな勾配で下傾する左右の帯板状の集合樋32,32が突出形成されて間隙を隔てて並設され、この両集合樋32の内端縁32aは高低差が付与されている。
【0056】
裏セット枠30の下枠部30aの前面中央部には一方の集合樋32の内端縁32aに連接されて垂下された第1仕切り壁35と、他方の集合樋32の内端縁32aの下方に配設されて第1仕切り壁35の側方に間隙を隔てて垂立された垂立片36aおよびこの垂立片36aの上端に直交状に連接された上片36bを有する第2仕切り壁36とが突出形成されている。
【0057】
裏セット枠30の下枠部30aの前面にはこの下枠部30aの前方に垂立された横長状の裏板37が並着され、この裏板37の下端の中央部付近には球通し窓38が開口されている。
【0058】
裏セット枠30の下枠部30aと裏板37との間で両仕切り壁35,36間には遊技盤25の裏面から両集合樋32上へ転落したセーフ球およびアウト球を通過させる第2循環通路46Bが垂直状に形成されるとともに、一方の集合樋32の内端付近と第2仕切り壁36の水平片36bとの間には球循環制御基板106に接続されて第2循環通路46Bを通過したセーフ球およびアウト球を検出する後通過球検出スイッチ76が挟み込まれている。
【0059】
遊技盤25の裏面へ送り出されたセーフ球および遊技盤25の下端のアウト球受口25aから送り出されたアウト球は両集合樋32上へ転落して内方へ転動し、第2循環通路46Bを通り抜けて球通し窓38内へ導入される。
【0060】
取付基板3の裏面の上端付近には後方へ水平状に突出された支持板3eが取付基板3のほぼ全長にわたって形成され、この支持板3eの中央部付近には球通し窓38を通り抜けて落下したセーフ球およびアウト球を通過させる切り欠き部3fが形成されている。
【0061】
取付基板3の裏面中央部の上端付近には図6〜図8に示すように球通し窓38の下方に縦設されて支持板3eの切り欠き部3fの端縁に連接された縦樋板50aと、この縦樋板50aの下端に連接されて内方へ下傾した上樋板50bと、この上樋板50bの先端に基接されて上樋板50bの傾斜方向と同方向へ下傾した中樋板50cと、この中樋板50cの両端部にそれぞれ連接されて正面形状がほぼ左右対称の円弧状に湾曲した左右の下樋板50d,50eと、中樋板50cおよび右下樋板50eの側方に設置されて上部が垂直状で下部が円弧状の側樋板50fと、左下樋板50dの円弧中心位置に配設された突片50gとを有する裏誘導樋50が突出形成され、この裏誘導樋50は各樋板50a〜50fおよび突条5gの後端縁に当接された裏蓋51によって覆蓋されている。裏蓋51にはパチンコ球を透視するための透視窓51a〜51aが開設されている。
【0062】
取付基板3と裏蓋51との間で、上樋板50b上、中樋板50c上および右下樋口板50eと側樋板50fとの間にはアウト球およびセーフ球を貯留および通過させる第3循環通路46Cが形成され、左下樋板50dと突片50gとの間には第8循環通路46Hに連通された第7循環通路46Gが第8循環通路46Hの入口に向って上傾した状態で形成され、取付基板3の後側の中央部にはセーフ球およびアウト球を回収して送り出す裏回収誘導部52Bが配設されている。
【0063】
取付基板3の前面中央部の下端付近には前記待機球検出スイッチ75の検出信号に基づいて回転制御されるステッピングモータ型の球送りモータ58が取付けられるとともに、取付基板3の裏面中央部には裏誘導樋50の下方に連設されて取付基板3を挟んで球送りモータ58に締結された樋本体54が取付けられている。
【0064】
樋本体54には縦長状の樋部55と、この樋部55の下部に連接された後方開放の箱形状の取付部56とが形成され、樋部55にはその後面の両側縁に垂直方向に沿って突設された左右の外突条55aと、その後面の中央部に垂直方向に沿って突設された中突条55bとが並行状に形成されるとともに、両外突条55aと中突条55bとの間には左右1対の溝部55c,55cが並行状に形成されている。
【0065】
樋本体54の樋部55の下端には丸孔状の前通し孔55dが開口され、この前通し孔55dの孔縁の下部には円弧状に湾曲されて両外突条55aの下端に連接された下突条55eが突設され、樋部55の左右端面の上端にはそれぞれ軸部55fが横出されている。
【0066】
樋本体54の取付部56にはモータ基板ボックス57の前端部が挿入され、このモータ基板ボックス57内には球循環制御基板106に接続されて球送りモータ58が接続されたモータ基板59が設置されている。
【0067】
樋本体54の樋部55の後側に重ね合わされた樋カバー60の上端の左右端部にはそれぞれ樋本体54の軸部55fが嵌挿された左右1対の軸受部60aが突出形成され、樋カバー60は樋本体54に両軸部55fおよび両軸受部60aを介して上方への回動可能に連結されている。
【0068】
樋カバー60には樋本体54の両溝部55cにそれぞれ対向して縦長状の溝部60b,60bが左右並行状に形成されるとともに、樋カバー60の下端には樋本体54の前通し孔55dに対向して丸孔状の後通し孔60cが開口され、溝部60bの両側壁面には横断面が三角形状のリブ60dがパチンコ球の通過不能な間隙を隔てて垂直方向に沿って相対向状に突設されている。
【0069】
裏回収誘導部52Bの下方には樋本体54の両溝部55cと樋カバー60の両溝部60bとによって形成されて、パチンコ球が縦2列に配列されて貯留される貯留誘導部52Cが配設され、この貯留誘導部52Cには第4循環通路(この発明の第1縦通路に相当する 46Dおよび第6循環通路(この発明の第2縦通路に相当する)46Fが左右並行状に形成され、第4循環通路46Dの上端は第3循環通路46Cの下端に連通され、第6循環通路46Fの上端は第7循環通路46Gの下端に連通されている。
【0070】
パチンコ球が待機誘導部52Eから打球位置へ送り込まれる毎に貯留誘導部52Cに貯留されたパチンコ球を待機誘導部52Eへ送り出して補給するために設けた待機球用の球送り制御機構において、樋本体54の前通し孔55dと樋カバー60の後通し孔60c内には球送りモータ58の出力軸58aに嵌着された球送り歯車(この発明の球送り部材に相当する)68が装入され、この球送り歯車68の外周面には縦断面形状が円弧状で周方向へ60°の回転対称状に配列された6個の球受け部68aが凹設され、球送り歯車68は各球受部68aが第4循環通路46Dの直下位置および第6循環通路46Fの直下位置へ順次変位するように回転制御される。
【0071】
第4、第6循環通路46D,46Fの下方には貯留誘導部52Cのパチンコ球を上方から上方へUターン状に曲進移送させる第5循環通路(この発明の方向変換通路に相当する)46Eが球送り歯車68の各球受け部68aによって形成されるとともに、貯留誘導部52Cの途中には球送り出し部52Dが配設されている。
【0072】
球送り歯車68は球送りモータ58によって時計回り方向へ60°づつ間欠的に回転駆動され、球送り歯車68が60°回転すると、第4循環通路46D内の先頭のパチンコ球が第5循環通路46E内へ進入して球送り歯車68の球受部68aで受止められ、第5循環通路46E内の先頭パチンコ球が第6循環通路46F内へ進入し、第6循環通路46F内の先頭のパチンコ球が押出されて第7循環通路46G内へ進入し、第7循環通路46G内の先頭のパチンコ球が押出されて第8循環通路46H内へ進入し、待機誘導部52Eにパチンコ球が補給される。なお、一定時間内に遊技盤面に向けて発射可能なパチンコ球数はステッピング型の球送りモータ58の規格と発射制御回路の構成とにより定められ、1分間に100発のパチンコ球が球送り制御片28により打球ハンマ20の動作と同期して打球位置へ送り出される。
【0073】
樋本体54の樋部55の中央部付近の前側には取付基板3に凹設された凹部3g内に嵌挿されて球循環制御基板106に接続され、第4循環通路46D内のパチンコ球の不足を検出して検出信号を発信する貯留球検出スイッチ77が設置され、遊技盤面での球詰りなどの原因によって第4循環通路46D内のパチンコ球の貯留量が不足したときにはこの貯留球検出スイッチ77の検出信号に基づいて球不足報知ランプが点灯して貯留球数不足状態が外部に報知される。
【0074】
パチンコ機内には打球位置から発射されたパチンコ球のうち、セーフ球およびアウト球が打球位置→裏回収誘導部52B→貯留誘導部52C→待機誘導部52E→打球位置の順にパチンコ機内を循環する循環経路と、ファール球が打球位置→表回収誘導部52A→待機誘導部52E→打球位置の順にパチンコ機内を循環する循環経路とが形成される。
【0075】
樋カバー60の後側には樋カバー60の左側の溝部60bを覆蓋する蓋板63が重ね合わされ、この蓋板63には縦長状の蓋部63aと、この蓋部63aの側縁には樋カバー60の反係止部63b側の側縁60eに係合された係合部63cが縦設され、蓋板63はこの係合部63cと係止部63bとによって樋カバー60に取外し可能に組付けられている。
【0076】
蓋板63の蓋部63aの上下端部には楕円孔状の通し孔63dがそれぞれ貫設されるとともに、蓋部63aの前面には樋カバー60の左側の溝部60bに対置された縦長状の溝部64が両通し孔63d間にわたって凹設されている。
【0077】
蓋板63の溝部64と、樋カバー60の左側の溝部60bの両リブ60cとの間に縦長状に形成されて第6循環通路46Fに連通された空隙部65内には第6循環通路46Fを通過するパチンコ球に摺接して第6循環通路46F内のパチンコ球を清浄化する左右1対の紐状のクリーニング部材66,66が並行状に挿通されている。蓋板63を樋カバー60から取外すと、両クリーニング部材66を空隙部65内から取出して交換することができる。
【0078】
第6循環通路46F内に貯留された各パチンコ球は第7循環通路46Gに向けて間欠送りされる間に両クリーニング部材66に摺接して自転しながら移行し、貯留誘導部52Cに貯留された各パチンコ球はその表面に付着した汚れ等が両クリーニング部材66によって拭き取られて磨かれかつ清浄化された状態で貯留誘導部52Cから送り出されて待機誘導部52Eへ送り込まれる。
【0079】
ゲームの開始に際し、遊技者が磁気カードをカード挿入口86内へ挿入し、球貸しスイッチ93を押すと、球送りモータ58が起動されて球送り歯車68が回転し、第7循環通路46G内から押出された1個のパチンコ球が第8循環通路46H内へ進入して第8循環通路46H内を転動し、球送り制御片28の先端縁に当接して待機位置に停留する。このとき、待機球検出スイッチ75が待機位置のパチンコ球の存在を確認するため、球送りモータ58が継続して回転駆動されずに球送り歯車68を1歯分回転させてパチンコ球1個を送り出した後停止状態となる。
【0080】
次に、遊技者がハンドル83を操作して発射モータ6が起動されると、打球ハンマ20が駆動され、打球ハンマ20の動作に対応して球送り制御片28の球受け部28aが待機位置のパチンコ球を受取った後、打球ハンマ20が打球位置の第1番目のパチンコ球を叩打して発射レール4上から発射させる。
【0081】
待機位置に停留していたパチンコ球が打球位置へ向けて送り出されると同時に待機球検出スイッチ75が待機位置におけるパチンコ球の不在を検出して球送りモータ58が起動され、球送り歯車68が回転して第2球目のパチンコ球が第8循環通路46Hを通って待機位置へ供給され、待機球検出スイッチ75が待機位置におけるパチンコ球の存在を再び検出し、以下同様にしてパチンコ球の補給動作が周期的に繰り返される。
【0082】
遊技が進行して持ち球数が0となった時点、若しくは遊技者が終了スイッチ94を押した時点で球送りモータ58の駆動が強制的に停止されて待機位置への後続のパチンコ球の供給が停止する。
【0083】
球送りモータ58の強制的停止時には待機球検出スイッチ75が待機位置のパチンコ球の不在を検出してもカード挿入口86内へ挿入されたカードがゲーム可能となる条件を満たしていない場合には球送りモータ58の駆動が禁止されるように制御手段によって制御され、また、一旦終了スイッチ94を押すと、遊技可能となる条件を満たしたカードであってもカードをカード挿入口86内へ再度挿入しない限り、再ゲームが禁止されるように制御手段によって制御される。
【0084】
入賞によって発生した持ち球数のデータや発射球数のデータはメイン基板100の演算制御回路によって演算および記憶され、ゲームの進行に伴って使用された遊技球数は球送りモータ58のステップ回数に基づいて演算および記憶され、また、ファール球が発生した場合にはファール球検出スイッチ69がファール球を検出する毎に再打球が可能となるように球送りモータ58のステップ回数のカウント数を補正した持ち球数データが演算制御回路によって算出される。
【0085】
次に、表示パネル95で表示する表示内容95aの具体例を図15〜図17に従って説明すると、カードをカード挿入口86に挿入する以前の状態では表示パネル95には「カードを挿入して下さい」と表示され(図15(1) 参照)、カードをカード挿入口86に挿入して表示切換えスイッチ98を押すと、7000円分のカードを購入した場合には表示パネル95には「カード残金7000円」と、「現在の持ち球は0個」と、「現在までの出玉は0個」とが切換え表示される(図15(2) 、(3) 、(4) 参照)。
【0086】
次に、球貸しスイッチ93を1回押すと、表示パネル95には「カード残金6900円」と表示されるとともに、表示パネル95の目盛部97には25個の持ち球に相当する1目盛分の目盛が点灯表示され(図15(5) 参照)、次に、持ち球リセットスイッチ99を押すと、表示パネル95には「現在の持ち球数は25個」と表示され、目盛部97には1目盛分の目盛が点灯表示される(図16(1) 参照)。
【0087】
持ち球数が100個となるように球貸しスイッチ93を4回押すと、表示パネル95には「カード残金6600円」と表示されるとともに、目盛部97には100個の持ち球に相当する4目盛分の目盛が点灯表示される(図16(2) 参照)。
【0088】
この状態で、ゲームを開始して75個のパチンコ球が発射されたとすると、表示パネル95には「カード残金6600円」と表示され、目盛部97には100個から75個減算した25個に相当する1目盛分の目盛が点灯表示される(図16(3) 参照)。
【0089】
この時点で持ち球リセットスイッチ99を押すと、持ち球が25個、金額にして100円残っている場合には表示パネル95には「カード残金6700円」と表示される(図16(4) 参照)。
【0090】
カード残金の確認後、例えば175個の持ち球によってゲームを再開する場合には球貸しスイッチ93を7回押すと、175個の持ち球が貸し出されてカードの残金が700円差引かれ、表示パネル95には「カード残金6000円」と表示されるとともに、目盛部97には175個の持ち球に相当する7目盛分の目盛が点灯表示され(図16(5) 参照)、また持ち球リセットスイッチ99を押すと、表示パネル95には「現在の持ち球数は175個」と表示され、目盛部97には7目盛分の目盛が点灯表示される(図17(1) 参照)。
【0091】
この時点で、表示切換えスイッチ98を押すと、表示パネル95にはゲームでの損益金額(7000円−400円+100円−700円=6000円)として「カード残金6000円」と表示される(図17(2) 参照)。
【0092】
購入金額7000円のうち1000円使用して持ち球数として最終的に1025個残った時点で終了スイッチ94を押したとすると、表示パネル95には「現在の持ち球数は1025個」と表示され、目盛部97には1025個の持ち球数に相当する4個の目盛が灯点表示され(図17(3) 参照)、さらに、表示切換えスイッチ98を押すと、表示パネル95には「現在の出玉は1000個」と表示され、目盛部97には1000個の賞品玉に相当する40個の目盛が灯点表示され(図17(4) 参照)、さらに、表示切換えスイッチ98を押すと、表示パネル95には終了スイッチ94を押したときのゲームでの損益の演算結果(7000円−1000円+(1025×4)円=10100円)に基づいて「カード残金10100円」と表示される(図17(5) 参照)。
【0093】
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。
本例では本体枠1の下部に装着された取付基板3にはパチンコ球の循環制御装置の検出手段および駆動手段を制御する球循環制御基板106と、パチンコ球を遊技盤面に向けて発射させる発射装置のスイッチ類および駆動手段を制御する発射装置制御基板8とを設け、本体枠1に開閉および脱着可能に係止されて前面側にカード挿入口86と球貸しスイッチ93と終了スイッチ94と表示パネル95とが設けられた操作パネル90の裏面側には表示回路基板112と、カードリードアンドライトユニット85と球循環制御基板106との間を伝送されるデータ信号を中継するカードユニット接続用中継基板111とを装着し、遊技盤25の後方には遊技盤面に配設された入賞装置の取扱いを主として処理制御するメイン基板100を覆設し、本体枠1の上端部にはこの本体枠1の前面上部で各種情報を点灯表示する表示灯が接続された大当たり,金枠開放情報の表示灯基板102と、当該パチンコ機において発生した各種情報を外部へ出力するターミナル基板101とを設け、前記各基板を各個所で個別に独立させた状態で前記各基板をコネクタ120によって電気的に接続してある。
【0094】
このため、循環式パチンコ機における各制御装置の組立ておよび制御回路用基板間の配線作業を簡易化および円滑化し、また、各制御装置の故障の発見および修理や保守を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】 要部の一部破断裏面図である。
【図3】 メインセット枠、遊技盤および裏セット枠の分解斜視図である。
【図4】 要部の裏面図である。
【図5】 球送り樋付近の分解斜視図である。
【図6】 図2のX1−X1線拡大断面図である。
【図7】 表回収誘導部の分解斜視図である。
【図8】 裏回収誘導部および貯留誘導部付近の分解斜視図である。
【図9】 図2のX2−X2線拡大面図である。
【図10】 図2のX3−X3線拡大断面図である。
【図11】 図4のX4−X4線拡大断面図である。
【図12】 図2のX5−X5線拡大断面図である。
【図13】 図2のX6−X6線拡大断面図である。
【図14】 パチンコ機全体の制御系の配線図である。
【図15】 表示パネルの表示内容の例を示す表示パネルの正面図である。
【図16】 表示パネルの表示内容の例を示す表示パネルの正面図である。
【図17】 表示パネルの表示内容の例を示す表示パネルの正面図である。
【符号の説明】
8 発射装置制御基板
85 カードリードアンドライトユニット
90 操作パネル
100 メイン基板
101 ターミナル基板
102 大当たり,金枠開放情報表示灯基板
106 球循環制御基板
111 カードユニット接続用中継基板
112 表示回路基板
120 コネクタ

Claims (1)

  1. 一定個数のパチンコ球を封入した状態で循環使用する循環式パチンコ機であって、
    本体枠に組み付けられた遊技盤の遊技盤面に発射されたパチンコ球を回収する裏回収誘導部と、その裏回収誘導部から出たパチンコ球を貯留して誘導する貯留誘導部と、貯留誘導部のパチンコ球を受け入れてそのパチンコ球を打球位置へ送り出す待機誘導部と、を連通状に有する循環通路と、
    前記打球位置へ送り込まれたパチンコ球を前記遊技盤の遊技盤面に発射させる打球ハンマと、その打球ハンマを駆動する駆動手段と、を有する発射装置と、
    前記発射装置の駆動手段を制御する発射装置制御基板と、
    前記貯留誘導部のパチンコ球を前記待機誘導部へ回転動作によって送り出す球送り部材と、その球送り部材を回転駆動する球送りモータと、を有する球循環用の球送り装置と、
    前記待機誘導部に設けられた待機球検出スイッチによる球の不在の検出に基づいて前記球循環用の球送り装置の球送りモータを駆動制御する球循環制御基板と、を備え、
    前記本体枠の下部には取付基板を装着し、
    前記取付基板には、前記循環通路の裏回収誘導部、貯留誘導部及び待機誘導部と、前記発射装置と、前記発射装置制御基板と、前記球循環用の球送り装置と、前記球循環制御基板と、をそれぞれ配設する一方、
    前記球循環制御基板と、前記発射装置制御基板と、前記遊技盤面に配設された入賞装置の取扱いを主として処理制御するメイン基板と、をコネクタによって電気的に接続し、
    しかも、前記循環通路の裏回収誘導部、貯留誘導部及び待機誘導部は、前記取付基板の一面側に設けられ、
    前記貯留誘導部は、パチンコ球を縦列して貯留する左右の第1、第2縦通路と、これら左右の第1、第2縦通路の下端をUターン状に連通する方向変換通路と、を有し、前記第1縦通路の上端は前記裏回収誘導部に連通し、前記第2縦通路の上端は前記待機誘導部に連通し、
    さらに、前記球送り部材は、前記方向変換通路に設けられていることを特徴とする循環式パチンコ機。
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