JP3033790B2 - 循環式パチンコ機 - Google Patents

循環式パチンコ機

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JP3033790B2
JP3033790B2 JP3216141A JP21614191A JP3033790B2 JP 3033790 B2 JP3033790 B2 JP 3033790B2 JP 3216141 A JP3216141 A JP 3216141A JP 21614191 A JP21614191 A JP 21614191A JP 3033790 B2 JP3033790 B2 JP 3033790B2
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茂 市原
篤 斉藤
和利 舟橋
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は循環式パチンコ機にお
いてパチンコ機内で循環させて回収使用する1群のパチ
ンコ球の循環制御装置に関し、とくにクリーニング機構
を備えた循環制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】循環式パチンコ機では機内に封入された
一定個数のパチンコ球を使用し、打球位置へ送り込まれ
たパチンコ球を順次発射し、発射されたパチンコ球を回
収して再び打球位置へ送り込み、パチンコ機内を循環さ
せるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は循環式パチン
コ機において、循環するパチンコ球をパチンコ機内で自
動的に磨くことを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る循環式パチンコ機は、発射レール上の打球位置から発
射されて再び打球位置へ還元される1群のパチンコ球が
循環する循環経路の途中には、前記パチンコ球が摺接し
て同パチンコ球が自転するように形成されたクリーニン
グ部材と、前記パチンコ球を移送する球送り出し機構と
がそれぞれ設置され、しかも、前記循環経路の途中には
パチンコ球が相互に接して配列される配列通路部が設け
られ、前記配列通路部の内側に前記クリーニング部材が
配置され、前記配列通路部の近傍には前記球送り出し機
構が配置されることによって、同球送り出し機構の送り
力が前記配列通路部に配列されたパチンコ球の相互の接
触によって伝達されるように構成されている。また、請
求項2に係る循環式パチンコ機は、請求項1に記載の循
環式パチンコ機であって、クリーニング部材は、球送り
出し機構の下流側に位置する配列通路部に対してのみ配
置されている。
【0005】
【作用】したがって、請求項1に係る循環式パチンコ機
において、発射レール上の打球位置から発射されて再び
打球位置へ還元される1群のパチンコ球が循環する循環
経路の途中に配置されたクリーニング部材に対しパチン
コ球が摺接して同パチンコ球が自転することによって、
これらパチンコ球が磨かれる。特に、前記循環経路の配
列通路部の内側に前記クリーニング部材が配置され、球
送り出し機構の送り力が、前記配列通路部に配列された
パチンコ球の相互の接触によって伝達される構成にして
ある。このため、配列通路部の各パチンコ球には前記球
送り出し機構の送り力がそれぞれ作用する。また、請求
項2に係る循環式パチンコ機において、球送り出し機構
の下流側に位置する配列通路部に対してのみ配置された
クリーニング部材によってパチンコ球を効率よく磨くこ
とができる。さらに、球送り出し機構の上流側に位置す
る配列通路部等の通路部分に対してクリーニング部材を
配置するスペースを確保する必要がないばかりでなく、
その通路部分において、クリーニング部材に干渉してパ
チンコ球が詰まる不具合も生じない。
【0006】
【発明の効果】本発明は前記したように構成してあるの
で、貯留される各パチンコ球に付着した汚れ等をパチン
コ機内で自動的に拭い取ってパチンコ球を個々に磨くこ
とができ、パチンコ機から取り出したパチンコ球をパチ
ンコ機外で磨いて清浄化する装置が不要となる効果があ
る。特に、循環経路に設けた配列通路部の各パチンコ球
には球送り出し機構の送り力がそれぞれ作用する。この
結果、配列通路部においてクリーニング部材との接触に
よってパチンコ球が詰まる不具合を防止することができ
る。さらに、配列通路部にはパチンコ球の直径ピッチで
数多くのパチンコ球を相互に接した状態で保留すること
が可能であり、また、配列通路部に沿って送り出し機構
を配設する必要もない。この結果、クリーニング部材を
配設する配列通路部を小さくすることが可能となり、ひ
いては循環経路全体がコンパクト化する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。一定個数のパチンコ球が機内に封入され、ゲ
ームに必要な事項を記録したカード(遊技券)のための
カード処理システムを備えた循環式パチンコ機におい
て、木製の外枠に前方への回動可能に軸支された方形枠
状の枠1の裏面には枠1の開口部とほぼ等しい形状の開
口部を有する方形枠状のメインセット枠2が装着され、
このメインセット枠2の下部に垂立された下板2aの裏
面には横長の長方形状の取付基板3が取付けられてい
る。メインセット枠2の開口部内には裏セット枠30を
介して遊技盤25が脱着可能に嵌め込まれている。取付
基板3は片側の下コーナ部付近に切欠き部を有する第1
取付板3Aと、この第1取付板3Aの切欠き部に嵌め込
まれた第2取付板3Bとに分割されている。
【0008】メインセット枠2の取付基板3の第1取付
板3Aの前面の片側には発射されたパチンコ球を遊技盤
面へ誘導する発射レール4がレール台を介して内方に向
って上傾した姿勢で取付けられている。
【0009】取付基板3の裏面の一端部に組付けられた
発射制御機構において、取付基板3の第2取付板3Bの
裏面にビス着された発射モータセット板5には発射モー
タ6が取付けられ、この発射モータ6の出力軸6aには
凸部7aを有する1山のモータカム7が取付けられてい
る。
【0010】発射モータセット板5の下端に形成された
角筒状の取付部5a内には発射制御回路がプリントされ
たモータ制御基板8が装入されている。
【0011】モータカム7の内方で取付基板3に回動可
能に貫挿支持された支軸19の後端にはハンマセット板
9が固定され、このハンマセット板9のモータカム7側
端部にはモータカム7に摺接して転動するカムフォロア
9aが回転可能にピン着され、ハンマセット板9の反モ
ータカム9側端部には引きばねローラ9bがピン着さ
れ、ハンマセット板9の上部には後方へ延出された延出
部10aと、この延出部10aの前端に直交状に連接さ
れた垂立部10bと、この垂立部10bの下端に連接さ
れてループ状に湾曲された取付部10cとを有する球送
りワイヤ10の取付部10cがボルト81によって締着
されている。
【0012】取付基板3に貫設された横長状のガイド孔
3a内には横一列に配列された複数個の調整孔12aが
貫設されてハンマセット板9側へ延出された延出部12
bを有する引きばね片12が左右方向への移動可能に貫
挿され、この引きばね片12と、ハンマセット板9の引
きばねローラ9bとにはパチンコ球を発射させる強さを
設定する引きばね13が掛架されている。
【0013】モータカム9の下方には枠1の下端に軸支
されて枠1の前方に突出されたハンドルにハンドル軸を
介して連動可能に連結されたハンドル連動カム14と、
この連動カム14に対接されたローラ15aを備え、連
動カム14に対向して左右方向への揺動可能に軸支され
た可動片15とが配設されている。
【0014】引きばね片12の下方には取付基板3に引
きばね片12に対向して左右方向への揺動可能に吊支さ
れて揺動角度が7段階に調整される球とび調整片16が
配設され、この球とび調整片16の上部付近には後方へ
突出された支軸16aが挿着されている。
【0015】球とび調整片16に支軸16aを介して揺
動可能に軸支された引きばね駆動アーム17の上端には
引きばね片12の調整孔12b内に選択的に係入されて
引きばね片12と引きばね駆動アーム17とを連動可能
に連繋するピン17aが突設され、引きばね駆動アーム
17の下端には外端が可動片15の上端に繋止されて可
動片15と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連結
する連結ワイヤ18の内端が繋止されている。
【0016】ハンドルを回動してハンドル連動カム14
の回動角度を調整すると、可動片15および引きばね駆
動アーム17が揺動して引きばね片12が左右方向へ進
退動し、引きばね13が伸縮して引きばね13の弾発力
が増減する。
【0017】ハンマセット板9が嵌着された前記支軸1
9の前端には発射レール4の基端部上の打球位置のパチ
ンコ球を叩打して発射レール4上から遊技盤面へ向けて
発射させる打球ハンマ20がハンマセット板9との共同
回動動作可能に嵌着され、この打球ハンマ20はボルト
81によって球送りワイヤ10とともにハンマセット板
9に締結され、打球ハンマ20の上端には発射レール4
側へ突出された叩打部20aが形成されている。
【0018】取付基板3の前面に打球ハンマ20の上下
端付近にそれぞれ対向して取着された上下1対の当てゴ
ムホルダ22には打球ハンマ20が打球後に衝突して打
球ハンマ20の回動端を規定する当てゴム23がそれぞ
れ嵌装されている。
【0019】取付基板3には発射レール4の基端部の上
方に配設されてパチンコ球を取付基板3の裏側から発射
レール4の基端部上へ送り込むための球送り口26が開
口されるとともに、取付基板3の前面で打球位置の若干
上方には打球位置のパチンコ球の転落を阻止する球止め
片27が取付けられている。
【0020】取付基板3の裏面には先端部が球送り口2
6付近に配設された横長状の球送り樋70が球送り口2
6側へ若干下傾して取付けられ、メインセット枠2の下
部裏側にはパチンコ球を受入れて待機させかつ打球位置
へ誘導して還元させる待機誘導部52Eが発射制御機構
に対向して配設されている。
【0021】球送り樋70には取付基板3の後方に垂立
された横長状の後壁板70aと、この後壁板70aの上
端縁に連接されて前方へ横出された上壁板70bと、後
壁板70aの前面下部にその基端から先端の内方にわた
って先端に向って下傾した状態で連接されて前方へ横出
され、パチンコ球が横一列に配列されて転動可能に載置
される底壁板70cと、後壁板70aおよび底壁板70
cにわたって開設された複数個の透視窓70dとが形成
され、取付基板3と球送り樋70の後壁板70aとの間
で底壁板70c上には適数個のパチンコ球を待機させて
1個づつ打球位置へ送り込む第8循環通路46Hが形成
され、第8循環誘導通路46Hの先端は球送り口26に
対置されている。
【0022】球送り樋70の後壁板70aの先端には前
方へ横出された上支軸73および下支軸74が挿着さ
れ、この下支軸74には水平状の上片24aと、この上
片24aの内端付近に直交状に垂下された下片24bと
を有する球送りアーム24が前記送りワイヤ10の上端
に対向して左右方向への揺動可能に支持されている。
【0023】ハンマセット板9が反時計回り方向へ回動
して球送りワイヤ10が外方へ傾倒したときには球送り
アーム24の下片24bが球送りワイヤ10によって外
方へ押動されて球送りアーム24が時計回り方向へ揺動
する。
【0024】球送り樋70の上支軸73には球送り樋7
0の先端部内に装入されて球送りアーム24の上片24
a上に設置された球送り制御片28が球送り口26に対
向して揺動可能に支持されている。この球送り制御片2
8には上面が前方に向って下傾する凹曲面状で1個のパ
チンコ球の受取りおよび送り出しが可能な球受け部28
aと、この球受け部28aの基端に連接されて上支軸7
3が貫挿されたボス部28bと、このボス部28bに連
接されて外方へ延出された延出部28cとが形成され、
この延出部28cの先端には球送りアーム24の上片2
4a上に載置された錘り29がピン着されている。
【0025】球送り制御片28は錘り29の重量によっ
て常には球受け部28aが上動した揺動姿勢で保持さ
れ、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板7
0c上の先頭のパチンコ球に突き当てられている。球送
りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10で外方へ
押動されたときには錘り29が球送りアーム24の上片
24aで押上げられて球送り制御片28の球受け部28
aが下方へ変位し、球受け部28aの先端縁が球送り樋
70の底壁板70cの先端縁に整合され、底壁板70c
上の先頭のパチンコ球が球受け部28a上へ移載されて
前方へ送り出され、球送り口26を通り抜けて発射レー
ル4の基端上の打球位置へ移載される。
【0026】球送り樋70の底壁板70cの中央部の下
側には第8循環通路46Hの中央部付近で待機するパチ
ンコ球の有無を検出する待機球検出スイッチ(近接スイ
ッチ)75が取付けられ、第8循環通路46Hの出口か
ら待機球検出スイッチ75の上方位置までの間に配列さ
れる規定数のパチンコ球が不足した待機球數不足時には
待機球検出スイッチ75が検出信号を発信する。
【0027】メインセット枠2の取付基板3の上端に間
隙を隔てて垂立された左右の壁板3c,3dのうち、一
方の壁板3cの内端には上部の正面形状が逆V形状で上
部が壁板3c上へ突出されて下部の正面形状が円弧状の
球止め部材40が連接されている。
【0028】球止め部材40内の下部には発射レール4
上から発射されたパチンコ球のうち、発射レール4側へ
戻ったファール球を受止めて落下させる球止め片42が
その先端面を露出した状態で設置されている。
【0029】壁板3dの内端付近の下方で取付基板3の
前面には図6に示すように壁板3dの内端縁の下端の内
方にファール球を通過させる球通し口43を隔てて縦設
された内縦樋板44aと、この内縦樋板44aの下端に
連接されて外方へ若干下傾した状態で横設された横樋板
44bと、この上横樋板44bの外端に連接されて若干
外傾状に縦設された外縦樋板44cと、この外縦樋板4
4cの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設
され、外端付近の端縁が円弧状に湾曲された中横樋板4
4dと、この中横樋板44dの下方に並行状に横設され
て内端付近の正面形状が円弧状に形成され、外端縁付近
の平面状が円弧状に湾曲された下横樋板44eと、中、
上横樋板44d,44eの外端付近に連接されて横断面
形状が円弧状に湾曲された蓋板44fとを有するファー
ル球用の表誘導樋44が突出形成されている。
【0030】表誘導樋44の上横樋板44bの外端付近
と、中横樋板44dの内端付近とにはファール球が通過
する上下1対の球通し口45が開口されている。
【0031】表誘導樋44はその各樋板44a〜44e
の前端面に当接されて外端縁が蓋板44fの内端縁に掛
止された表蓋47によって覆蓋され、表蓋47と取付基
板3との間で表誘導樋44内には回収されたファール球
が集合して通り抜ける第1循環通路46Aが形成され、
取付基板3の前側の中央部にはファール球を回収して送
り出す表回収誘導部52Aが配設されている。
【0032】表誘導樋44の上,中横樋板44b,44
d間には上下球通し口45間に挿入された検出口69a
を有し、第1循環通路46Aを通り抜けるパチンコ球を
検出する前通過球検出スイッチ69が挟み込まれてい
る。
【0033】取付基板3の上部には中横樋板44dの外
端付近と下横樋板44eの外端付近との間に開設されて
蓋板44fによってカバーされ、第1循環通路46Aの
先端に連通された方形孔状のファール球通し口48が形
成され、第1循環通路46Aへ導入されたファール球は
ファール球通し口48を通り抜けて第8循環通路46H
の入口付近へ導入される。
【0034】メインセット枠2の裏面の開口縁には中央
部に開口部30bを有し、メインセット枠2にヒンジを
介して後方への回動可能に組付けられて遊技盤25の裏
面をカバーする裏セット枠30が添設されている。
【0035】裏セット枠30はメインセット枠2の縦枠
部2bに取付けられた軸受け80を介してメインセット
枠2に後方への回動可能に軸支されるとともに、裏セッ
ト枠30はメインセット枠2の裏面の開口縁付近に回動
可能にビス着された複数個の締め具31によって遊技盤
25をサンドイッチ状に挟み込んだ状態でメインセット
枠2に解放可能に固止されている。
【0036】裏セット枠30の下枠部30aの前面には
その左右端部付近からその中央部に向ってそれぞれ緩や
かな勾配で下傾する左右の帯板状の集合樋32,32が
突出形成されて間隙を隔てて並設され、この両集合樋3
2の内端縁32aは高低差が付与されている。
【0037】裏セット枠30の下枠部30aの前面中央
部には一方の集合樋22の内端縁32aに連接されて垂
下された第1仕切り板35と、他方の集合樋32の内端
縁32aの下方に配設されて第1仕切り壁35の側方に
間隙を隔てて垂立された垂立片36aおよびこの垂立片
36aの上端に直交状に連接された上片36bを有する
第2仕切り板36とが突出形成されている。
【0038】裏セット枠30の下枠部30aの前面には
この下枠部30aの前方に垂立された横長状の裏板37
が並着され、この裏板37の下端の中央部付近には球通
し窓38が開口されている。
【0039】裏セット枠30の下枠部30aと裏板37
との間で両仕切り壁35,36間には遊技盤25の裏面
から両集合樋32上へ転落したセーフ球およびアウト球
を通過させる第2循環通路46Bが垂直状に形成される
とともに、一方の集合樋32の内端付近と第2仕切り壁
36の水平片36bとの間には第2循環通路46Bを通
過したセーフ球およびアウト球を検出する後通過球検出
スイッチ76が挟み込まれている。
【0040】遊技盤25の裏面へ送り出されたセーフ球
および遊技盤25の下端のアウト球受口25aから送り
出されたアウト球は両集合樋32上へ転落して内方へ転
動し、第2循環通路46Bを通り抜けて球通し窓38内
へ導入される。
【0041】取付基板3の裏面の上端付近には後方へ水
平状に突出された支持板3eが取付基板3のほぼ全長に
わたって形成され、この支持板3eの中央部付近には球
通し窓38を通り抜けて落下したセーフ球およびアウト
球を通過させる切り欠き部3fが形成されている。
【0042】取付基板3の裏面中央部の上端付近には図
7に示すように球通し窓38の下方に縦設されて支持板
3eの切り欠き部3fの端縁に連接された縦樋板50a
と、この縦樋板50aの下端に連接されて内方へ下傾し
た上樋板50bと、この上樋板50bの先端に基接され
て上樋板50bの傾斜方向と同方向へ下傾した中樋板5
0cと、この中樋板50cの両端部にそれぞれ連接され
て正面形状がほぼ左右対称の円弧状に湾曲した左右の下
樋板50d,50eと、中樋板50cおよび右下樋板5
0eの側方に設置されて上部が垂直状で下部が円弧状の
側樋板50fと、左下樋板50dの円弧中心位置に配設
された突片50gとを有する裏誘導樋50が突出形成さ
れ、この裏誘導樋50は各樋板50a〜50fおよび突
条5gの後端縁に当接された裏蓋51によって覆蓋され
ている。裏蓋51にはパチンコ球を透視するための透視
窓51a〜51aが開設されている。
【0043】取付基板3と裏蓋51との間で、上樋板5
0b上、中樋板50c上および右下樋口板50eと側樋
板50fとの間にはアウト球およびセーフ球を貯留およ
び通過させる第3循環通路46Cが形成され、左下樋板
50dと突片50gとの間には第8循環通路46Hに連
通された第7循環通路46Gが第8循環通路46Hの入
口に向って上傾した状態で形成され、取付基板3の後側
の中央部にはセーフ球およびアウト球を回収して送り出
す裏回収誘導部52Bが配設されている。
【0044】取付基板3の前面中央部の下端付近には前
記待機球検出スイッチ75の検出信号に基づいて回転制
御されるステッピングモータ型の球送りモータ58が取
付けられるとともに、取付基板3の裏面中央部には裏誘
導樋50の下方に連設されて取付基板3を挟んで球送り
モータ58に締結された樋本体54が取付けられてい
る。
【0045】樋本体54には縦長状の樋部55と、この
樋部55の下部に連接された後方開放の箱形状の取付部
56とが形成され、樋部55にはその後面の両側縁に垂
直方向に沿って突設された左右の外突条55aと、その
後面の中央部に垂直方向に沿って突設された中突条55
bとが並行状に形成されるとともに、両外突条55aと
中突条55bとの間には左右1対の溝部55c,55c
が並行状に形成されている。
【0046】樋本体54の樋部55の下端には丸孔状の
前通し孔55dが開口され、この前通し孔55dの孔縁
の下部には円弧状に湾曲されて両外突条55aの下端に
連接された下突条55eが突設され、樋部55の左右端
面の上端にはそれぞれ軸部55fが横出されている。
【0047】樋本体54の取付部56にはモータ基板ボ
ックス57の前端部が挿入され、このモータ基板ボック
ス57内には球送りモータ58が接続されたモータ基板
59が設置されている。
【0048】樋本体54の樋部55の後側に重ね合わさ
れた樋カバー60の上端の左右端部にはそれぞれ樋本体
54の軸部55fが嵌挿された左右1対の軸受部60a
が突出形成され、樋カバー60は樋本体54に両軸部5
5fおよび両軸受部60aを介して上方への回動可能に
連結されている。
【0049】樋カバー60には樋本体54の両溝部55
cにそれぞれ対向して縦長状の溝部60b,60bが左
右並行状に形成されるとともに、樋カバー60の下端に
は樋本体54の前通し孔55dに対向して丸孔状の後通
し孔60cが開口され、溝部60bの両側壁面には横断
面が三角形状のリブ60dがパチンコ球の通過不能な間
隙を隔てて垂直方向に沿って相対向状に突設されてい
る。
【0050】裏回収誘導部52Bの下方には樋本体54
の両溝部55cと樋カバー60の両溝部60bとによっ
て形成されて、パチンコ球が縦2列に配列されて貯留さ
れる貯留誘導部52Cが配設され、この貯留誘導部52
Cには第4循環通路46Dおよび第6循環通路46Fが
左右並行状に形成され、第4循環通路46Dの上端は第
3循環通路46Cの下端に連通され、第6循環通路46
Fの上端は第7循環通路46Gの下端に連通されてい
る。そして、図1に示すように、前記第4循環通路46
D及び第6循環通路46Fにはパチンコ球が相互に接し
て配列されるようになっており、これら第4循環通路4
6D及び第6循環通路46Fを配列通路部としている。
【0051】貯留誘導部52Cに貯留されたパチンコ球
を必要時に待機誘導部52Dへ送り出すために設けた球
送り出し機構において、樋本体54の前通し孔55dと
樋カバー60の後通し孔60c内には球送りモータ58
の出力軸58aに嵌着された球送り歯車68が装入さ
れ、この球送り歯車68の外周面には縦断面形状が円弧
状で周方向へ60°の回転対称状に配列された6個の球
受け部68aが凹設され、球送り歯車68は各球受部6
8aが第4循環通路46Dの直下位置および第6循環通
路46Fの直下位置へ順次変位するように回転制御され
る。
【0052】第4、第6循環通路46D,46Fの下方
には貯留誘導部52Cのパチンコ球を上方から上方へU
ターン状に曲進移送させる第5循環通路46Eが球送り
歯車68の各球受け部68aによって形成されるととも
に、貯留誘導部52Cの途中には球送り出し部52Dが
配設されている。
【0053】球送り歯車68は球送りモータ58によっ
て時計回り方向へ60°づつ間欠的に回転駆動され、球
送り歯車68が60°回転すると、第4循環通路46D
内の先頭のパチンコ球が第5循環通路46E内へ進入し
て球送り歯車68の球受部68aで受止められ、第5循
環通路46E内の先頭パチンコ球が第6循環通路46F
内へ進入し、第6循環通路46F内の先頭のパチンコ球
が押出されて第7循環通路46G内へ進入し、第7循環
通路46G内の先頭のパチンコ球が押出されて第8循環
通路46H内へ進入する。すなわち、球送り歯車68の
回転動作に基づく送り力は、配列通路部とての第6循環
通路46Fに配列されたパチンコ球の相互の接触によっ
て伝達されるようになっている。
【0054】樋本体54の樋部55の中央部付近の前側
には取付基板3に凹設された凹部3g内に嵌挿されて第
4循環通路46D内のパチンコ球の不足を検出して検出
信号を発信する貯留球検出スイッチ77が設置され、球
詰りなどの原因によって第4循環通路46D内のパチン
コ球が不足したときにはこの貯留球検出スイッチ77の
検出信号に基づいて貯留球数不足状態が外部に報知され
る。
【0055】パチンコ機内には打球位置から発射された
パチンコ球のうち、セーフ球およびアウト球が打球位置
→裏回収誘導部52B→貯留誘導部52C→待機誘導部
52D→打球位置の順にパチンコ機内を循環する循環経
路と、ファール球が打球位置→表回収誘導部52A→待
機誘導部52D→打球位置の順にパチンコ機内を循環す
る循環経路とが形成される。
【0056】樋カバー60の後側には樋カバー60の左
側の溝部60bを覆蓋する蓋板63が重ね合わされ、こ
の蓋板63には縦長状の蓋部63aと、この蓋部63a
の側縁には樋カバー60の反係止部63b側の側縁60
eに係合された係合部63cが縦設され、蓋板63はこ
の係合部63cと係止部63bとによって樋カバー60
に取外し可能に組付けられている。
【0057】蓋板63の蓋部63aの上下端部には楕円
形状の通し孔63dがそれぞれ貫設されるとともに、蓋
部63aの前面には樋カバー60の左側の溝部60bに
対置された縦長状の溝部64が両通し孔63d間にわた
って凹設されている。
【0058】蓋板63の溝部64と、樋カバー60の左
側の溝部60bの両リブ60cとの間に縦長状に形成さ
れて第6循環通路46Fに連通された空隙部65内には
第6循環通路46Fを通過するパチンコ球に摺接して第
6循環通路46F内のパチンコ球を清浄化する左右1対
の紐状のクリーニング部材66,66が並行状に挿通さ
れている。蓋板63を樋カバー60から取外すと、両ク
リーニング部材66を空隙部65内から取出して交換す
ることができる。
【0059】第6循環通路46F内に貯留された各パチ
ンコ球は第7循環通路46Gに向けて間欠送りされる間
に両クリーニング部材66に摺接して自転しながら移行
し、貯留誘導部52cに貯留された各パチンコ球はその
表面に付着した汚れ等が両クリーニング部材66に拭い
取られて磨かれかつ清浄化された状態で貯留誘導部52
Cから送り出されて待機誘導部52Eへ送り込まれる。
【0060】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では、発射レール4上の打球位
置から打球ハンマ20によって発射された後再び打球位
置へ還元されてパチンコ機内を循環する1群のパチンコ
球の循環経路の途中に配設された貯留誘導部52Cには
この貯留誘導部52Cに貯留されて必要時に待機誘導部
52Dへ向けて送り出されるパチンコ球が摺接して自転
するように紐状に形成された1対のクリーニング部材6
6を並行状に設置してある。
【0061】このため、貯留誘導部52Cに貯留される
各パチンコ球に付着した汚れ等をパチンコ機内で自動的
に拭い取って各パチンコ球を個々に磨くことができ、パ
チンコ機から取り出したパチンコ球をパチンコ機外で磨
いて清浄化する装置が不要となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す要部の一部破断裏面図
である。
【図2】メインセット枠,遊技盤および裏セット枠の分
解斜視図である。
【図3】要部の裏面図である。
【図4】球送り樋付近の分解斜視図である。
【図5】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図6】表回収誘導部の分解斜視図である。
【図7】裏回収誘導部および貯留誘導部付近の分解斜視
図である。
【図8】図1のX2−X2線拡大図である。
【図9】図1のX3−X3線拡大断面図である。
【図10】図3のX4−X4線拡大断面図である。
【図11】図1のX5−X5線拡大断面図である。
【図12】図1のX6−X6線拡大断面図である。
【符号の説明】
52A 表回収誘導部 52B 裏回収誘導部 52C 貯留誘導部 52D 待機誘導部 66 クリーニング部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−263885(JP,A) 特開 平3−193079(JP,A) 実開 昭56−130784(JP,U) 実開 平3−129178(JP,U) 特公 平2−57952(JP,B2) 実公 昭64−2781(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射レール上の打球位置から発射されて
    再び打球位置へ還元される1群のパチンコ球が循環する
    循環経路の途中には、前記パチンコ球が摺接して同パチ
    ンコ球が自転するように形成されたクリーニング部材
    と、前記パチンコ球を移送する球送り出し機構とがそれ
    ぞれ設置され、 しかも、前記循環経路の途中にはパチンコ球が相互に接
    して配列される配列通路部が設けられ、 前記配列通路部の内側に前記クリーニング部材が配置さ
    れ、 前記配列通路部の近傍には前記球送り出し機構が配置さ
    れることによって、同球送り出し機構の送り力が前記配
    列通路部に配列されたパチンコ球の相互の接触によって
    伝達されるように構成されていることを特徴とする循環
    式パチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の循環式パチンコ機であ
    って、クリーニング部材は、球送り出し機構の下流側に
    位置する配列通路部に対してのみ配置されていることを
    特徴とする循環式パチンコ機。
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