JP3670236B2 - 循環式パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は循環式パチンコ機において、パチンコ機内で循環させて回収使用する1群のパチンコ球の循環制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
循環式パチンコ機では機内に封入された一定個数のパチンコ球を使用し、打球位置へ送り込まれたパチンコ球を順次発射し、発射されたパチンコ球を回収して再び打球位置へ送り込み、パチンコ機内を循環させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は循環式パチンコ機において、循環するパチンコ球をパチンコ機内で研磨することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る循循環式パチンコ機は、パチンコ機の機内に封入されたパチンコ球を循環経路に循環して用いる循環式パチンコ機であって、
前記循環経路は、発射制御機構によって遊技盤面に向けて発射された各パチンコ球を回収する回収部と、
前記回収部に連通してパチンコ球を貯留する貯留誘導部と、
前記貯留誘導部に貯留されたパチンコ球を打球位置に向けて送り出す球送り部材と、をそれぞれ備え、
前記貯留誘導部の側壁には、パチンコ球が通過不能な開口幅をもって前記貯留誘導部の外側に連通する開口部が形成され、
前記貯留誘導部の側壁の外面には、前記開口部を覆蓋する蓋板が取り外し可能に組み付けられ、
前記貯留誘導部の側壁の外面と前記蓋板との間には、クリーニング部材に対応する空隙部が形成され、
前記空隙部には、前記開口部に臨みかつ前記貯留誘導部を通過するパチンコ球に摺接してそのパチンコ球を清浄化するクリーニング部材が設けられていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
したがって、請求項1の発明において、発射制御機構によって遊技盤面に向けて発射された各パチンコ球は回収部に回収される。この回収部のパチンコ球は、一旦、貯留誘導部に導入される。
貯留誘導部に導入されたパチンコ球は、球送り部材の球送り作用によって打球位置に向けて送り出され、パチンコ球が循環される。
特に、貯留誘導部の側壁の外面と蓋板との間に形成された空隙部に、貯留誘導部を通過するパチンコ球に摺接してそのパチンコ球を清浄化するクリーニング部材が設けられている。
このため、パチンコ球が貯留誘導部を通過する度毎に、そのパチンコ球がクリーニング部材によって清浄化(研磨)される。
また、貯留誘導部の側壁に対し蓋板が取り外されることによって、クリーニング部材の交換が行われる。この際、貯留誘導部のパチンコ球は、開口部を通過不能であるため、その開口部から不測に落下することが防止される。
また、請求項2の発明において、球送り部材の下流側に位置する貯留誘導部の部分に配置されたクリーニング部材によってパチンコ球を効率よく磨くことが可能となる。
【0006】
【発明の効果】
この発明によれば、循環式パチンコ機において、循環するパチンコ球を、パチンコ機内の循環通路の貯留誘導部を通過する度毎に、そのパチンコ球をクリーニング部材によって清浄化することができる。
【0007】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面にしたがって説明する。
一定個数のパチンコ球が機内に封入され、ゲームに必要な事項を記録したカード(遊技券)のためのカード処理システムを備えた循環式パチンコ機において、木製の外枠に前方への回動可能に軸支された方形枠状の枠1の前面にはガラス扉が前方への回動可能に軸支されるとともに、枠1の裏面には枠1の開口部とほぼ等しい形状の開口部を有する方形枠状のメインセット枠2が装着され、このメインセット枠2の下部に垂立された下板2aの裏面には横長の長方形状の取付基板3が取付けられている。取付基板3は片側の下コーナ部付近に切欠き部を有する第1取付板3Aと、この第1取付板3Aの切欠き部に嵌め込まれた第2取付板3Bとに分割されている。メインセット枠2の開口部内には裏セット枠30を介して遊技盤25が脱着可能に嵌め込まれている。
【0008】
メインセット枠2の取付基板3の前面の片側には発射されたパチンコ球を遊技盤面へ誘導する発射レール4がレール台を介して内方に向って上傾した姿勢で取付けられている。
【0009】
取付基板3の裏面の一端部に組付けられた発射制御機構において、取付基板3の第2取付板3Bの裏面にビス着された発射モータセット板5には発射モータ6が取付けられ、この発射モータ6の出力軸6aには凸部7aを有する1山のモータカム7が取付けられている。
【0010】
発射モータセット板5の下端に形成された角筒状の取付部5a内には発射制御回路がプリントされたモータ制御基板8が装入されている。
【0011】
モータカム7の内方で取付基板3に回動可能に貫挿支持された支軸19の後端にはハンマセット板9が固定され、このハンマセット板9のモータカム7側端部にはモータカム7に摺接して転動するカムフォロア9aが回転可能にピン着され、ハンマセット板9の反モータカム9側端部には引きばねローラ9bがピン着され、ハンマセット板9の上部には後方へ延出された延出部10aと、この延出部10aの前端に直交状に連接された垂立部10bと、この垂立部10bの下端に連接されてループ状に湾曲された取付部10cとを有する球送りワイヤ10の取付部10cがボルト81によって締着されている。
【0012】
取付基板3に貫設された横長状のガイド孔3a内には横一列に配列された複数個の調整孔12aが貫設されてハンマセット板9側へ延出された延出部12bを有する引きばね片12が左右方向への移動可能に貫挿され、この引きばね片12と、ハンマセット板9の引きばねローラ9bとにはパチンコ球を発射させる強さを設定する引きばね13が掛架されている。
【0013】
モータカム9の下方には枠1の下端に軸支されて枠1の前方に突出されたハンドルにハンドル軸を介して連動可能に連結されたハンドル連動カム14と、この連動カム14に対接されたローラ15aを備え、連動カム14に対向して左右方向への揺動可能に軸支された可動片15とが配設されている。
【0014】
引きばね片12の下方には取付基板3に引きばね片12に対向して左右方向への揺動可能に吊支されて揺動角度が7段階に調整される球とび調整片16が配設され、この球とび調整片16の上部付近には後方へ突出された支軸16aが挿着されている。
【0015】
球とび調整片16に支軸16aを介して揺動可能に軸支された引きばね駆動アーム17の上端には引きばね片12の調整孔12b内に選択的に係入されて引きばね片12と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連繋するピン17aが突設され、引きばね駆動アーム17の下端には外端が可動片15の上端に繋止されて可動片15と引きばね駆動アーム17とを連動可能に連結する連結ワイヤ18の内端が繋止されている。
【0016】
ハンドルを回動してハンドル連動カム14の回動角度を調整すると、可動片15および引きばね駆動アーム17が揺動して引きばね片12が左右方向へ進退動し、引きばね13が伸縮して引きばね13の弾発力が増減する。
【0017】
ハンマセット板9が嵌着された前記支軸19の前端には打球位置のパチンコ球を叩打して発射レール4上から遊技盤面へ向けて発射させる打球ハンマ20がハンマセット板9との共同回動動作可能に嵌着され、この打球ハンマ20はボルト81によって球送りワイヤ10とともにハンマセット板9に締結され、打球ハンマ20の上端には発射レール4側へ突出された叩打部20aが形成されている。
【0018】
取付基板3の前面に打球ハンマ20の上下端付近にそれぞれ対向して取着された上下1対の当てゴムホルダ22には打球ハンマ20が打球後に衝突して打球ハンマ20の回動端を規定する当てゴム23がそれぞれ嵌装されている。
【0019】
取付基板3には発射レール4の基端部の上方に配設されてパチンコ球を取付基板3の裏側から発射レール4の基端部上へ送り込むための球送り口26が開口されるとともに、取付基板3の前面で打球位置の若干上方には打球位置のパチンコ球の転落を阻止する球止め片27が取付けられている。
【0020】
取付基板3の裏面には先端部が球送り口26付近に配設された横長状の球送り樋70が球送り口26側へ若干下傾して取付けられ、メインセット枠2の下部裏側にはパチンコ球を待機させかつ打球位置へ誘導して還元させる待機誘導部52Eが発射制御機構に対向して配設されている。
【0021】
球送り樋70には取付基板3の後方に垂立された横長状の後壁板70aと、この後壁板70aの上端縁に連接されて前方へ横出された上壁板70bと、後壁板70aの前面下部にその基端から先端の内方にわたって先端に向って下傾した状態で連接されて前方へ横出され、パチンコ球が横一列に配列されて転動可能に載置される底壁板70cと、後壁板70aおよび底壁板70cにわたって開設された複数個の透視窓70dとが形成され、取付基板3と球送り樋70の後壁板70aとの間で底壁板70c上には適数個のパチンコ球を待機させて1個づつ打球位置へ送り込む第8循環通路46Hが形成され、第8循環誘導通路46Hの先端は球送り口26に対置されている。
【0022】
球送り樋70の後壁板70aの先端には前方へ横出された上支軸73および下支軸74が挿着され、この下支軸74には水平状の上片24aと、この上片24aの内端付近に直交状に垂下された下片24bとを有する球送りアーム24が前記球送りワイヤ10の上端に対向して左右方向への揺動可能に支持されている。
【0023】
ハンマセット板9が反時計方向へ回動して球送りワイヤ10が外方へ傾倒したときには球送りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10によって外方へ押動されて球送りアーム24が時計回り方向へ揺動する。
【0024】
球送り樋70の上支軸73には球送り樋70の先端部内に装入されて球送りアーム24の上片24a上に設置された球送り制御片28が球送り口26に対向して揺動可能に支持されている。この球送り制御片28には上面が前方に向って下傾する凹曲面状で1個のパチンコ球の受取りおよび送り出しが可能な球受け部28aと、この球受け部28aの基端に連接されて上支軸73が貫挿されたボス部28bと、このボス部28bに連接されて外方へ延出された延出部28cとが形成され、この延出部28cの先端には球送りアーム24の上片24a上に載置された錘り29がピン着されている。
【0025】
球送り制御片28は錘り29の重量によって常には球受け部28aが上動した揺動姿勢で保持され、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板70c上で待機するパチンコ球の先頭のパチンコ球に突き当てられている。球送りアーム24の下片24bが球送りワイヤ10で外方へ押動されたときには錘り29が球送りアーム24の上片24aで押上げられて球送り制御片28の球受け部28aが下方へ変位し、球受け部28aの先端縁が球送り樋70の底壁板70cの先端縁に整合され、底壁板70c上の先頭のパチンコ球が球受け部28a上へ移載されて前方へ送り出され、球送り口26を通り抜けて発射レール4の基端上の打球位置へ移載される。
【0026】
球送り樋70の底壁板70cの中央部の下側には第8循環通路46Hの中央部付近で待機するパチンコ球の有無を検出する待機球検出スイッチ(近接スイッチ)75が取付けられ、第8循環通路46Hの出口から待機球検出スイッチ75の上方位置までの間に配列される規定数のパチンコ球が不足した待機球不足時には待機球検出スイッチ75が検出信号を発信する。
【0027】
メインセット枠2の取付基板3の上端に間隙を隔てて垂立された左右の壁板3c,3dのうち、一方の壁板3cの内端には上部の正面形状が逆V形状で上部が壁板3c上へ突出されて下部の正面形状が円弧状の球止め部材40が連接されている。
【0028】
球止め部材40内の下部には発射レール4上から発射されたパチンコ球のうち、発射レール4側へ戻ったファール球を受止めて落下させる球止め片42がその先端面を露出した状態で設置されている。
【0029】
壁板3dの内端付近の下方で取付基板3の前面には図6に示すように壁板3dの内端縁の下端の内方にファール球を通過させる球通し口43を隔てて縦設された内縦樋板44aと、この内縦樋板44aの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設された上横樋板44bと、この上横樋板44bの外端に連接されて若干外傾状に縦設された外縦樋板44cと、この外縦樋板44cの下端に連接されて外方へ若干下傾した状態で横設され、外端付近の端縁が円弧状に湾曲された中横樋板44dと、この中横樋板44dの下方に並行状に横設されて内端付近の正面形状が円弧状に形成され、外端縁付近の平面形状が円弧状に湾曲された下横樋板44eと、中,上横樋板44d,44eの外端付近に連接されて横断面形状が円弧状に湾曲された蓋板44fとを有するファール球用の表誘導樋44が突出形成されている。
【0030】
表誘導樋44の上横樋板44bの外端付近と、中横樋板44dの内端付近とにはファール球が通過する上下一対の球通し口45が開口されている。
【0031】
表誘導樋44はその各樋板44a〜44eの前端面に当接されて外端縁が蓋板44fの内端縁に掛止された表蓋47によって覆蓋され、表蓋47と取付基板3との間で表誘導樋44内にはファール球が集合して通り抜ける第1循環通路46Aが形成され、取付基板3の前側の中央部にはファール球を回収して送り出す表回収誘導部52Aが配設されている。
【0032】
表誘導樋44の上,中横樋板44b,44d間には上下球通し口45間に挿入された検出口69aを有し、第1循環通路46Aを通り抜けるパチンコ球を検出するファール球通過検出スイッチ69が挟み込まれている。
【0033】
取付基板3の上部には中横樋板44dの外端付近と下横樋板44eの外端付近との間に開設されて蓋板44fによってカバーされ、第1循環通路46Aの先端に連通された方形孔状のファール球通し口48が形成され、第1循環通路45へ導入されたファール球はファール球通し口48を通り抜けて第8循環通路46Hの入口付近へ導入される。
【0034】
メインセット枠2の裏面の開口縁には中央部に開口部30bを有し、メインセット枠2にヒンジを介して後方への回動可能に組付けられて遊技盤25の裏面をカバーする裏セット枠30が添設されている。
【0035】
裏セット枠30はメインセット枠2の縦枠部2bに取付けられた軸受け80を介してメインセット枠2に後方への回動可能に軸支されるとともに、裏セット枠30はメインセット枠2の裏面の開口縁付近に回動可能にビス着された複数個の締め具31によって遊技盤25をサンドイッチ状に挟み込んだ状態でメインセット枠2に解放可能に固止されている。
【0036】
裏セット枠30の下枠部30aの前面にはその左右端部付近からその中央部に向ってそれぞれ緩やかな勾配で下傾する左右の帯板状の集合樋32,32が突出形成されて間隙を隔てて並設され、この両集合樋32の内端縁32aは高低差が付与されている。
【0037】
裏セット枠30の下枠部30aの前面中央部には一方の集合樋32の内端縁32aに連接されて垂下された第1仕切り板35と、他方の集合樋32の内端縁32aの下方に配設されて第1仕切り壁35の側方に間隙を隔てて垂立された垂立片36aおよびこの垂立片36aの上端に直交状に連接された上片36bを有する第2仕切り板36とが突出形成されている。
【0038】
裏セット枠30の下枠部30aの前面にはこの下枠部30aの前方に垂立された横長状の裏板37が並着され、この裏板37の下端の中央部付近には球通し窓38が開口されている。
【0039】
裏セット枠30の下枠部30aと裏板37との間で両仕切り壁35,36間には遊技盤25の裏面から両集合樋32上へ転落したパチンコ球を通過させる第2循環通路46Bが垂直状に形成されるとともに、一方の集合樋32の内端付近と第2仕切り壁36の水平片36bとの間には第2球通路46Bを通過したセーフ球およびアウト球を検出する前通過球検出スイッチ76が挟み込まれている。
【0040】
遊技盤25の裏面へ送り出されたセーフ球および遊技盤25の下端のアウト球受口25aから送り出されたアウト球は両集合樋32上へ転落して内方へ転動し、第2循環通路46Bを通り抜けて球通し窓38内へ導入される。
【0041】
取付基板3の裏面の上端付近には後方へ水平状に突出された支持板3eが取付基板3のほぼ全長にわたって形成され、この支持板3e中央部付近には球通し窓38を通り抜けて落下したセーフ球およびアウト球を通過させる切り欠き部3fが形成されている。
【0042】
取付基板3の裏面中央部の上端付近には図7に示すように球通し窓38の下方に縦設されて支持板3eの切り欠き部3fの端縁に連接された縦樋板50aと、この縦樋板50aの下端に連接されて内方へ下傾した上樋板50bと、この上樋板50bの先端に連接されて上樋板50bの傾斜方向と同方向へ下傾した中樋板50cと、この中樋板50cの両端部にそれぞれ連接されて正面形状がほぼ左右対称の円弧状に湾曲した左右の下樋板50d,50eと、中樋板50cおよび右下樋板50eの側方に設置されて上部が垂直状で下部が円弧状の側樋板50fと、左下樋板50dの円弧中心位置に配設された突片50gとを有する裏誘導樋50が突出形成され、この裏誘導樋50は各樋板50a〜50fおよび突条5gの後端縁に当接された裏蓋51によって覆蓋されている。裏蓋51にはパチンコ球を透視するための透視窓51a〜51aが開設されている。
【0043】
取付基板と裏蓋51との間で、上樋板50b上、中樋板50c上および右下樋板50eと側樋板50fとの間にはアウト球およびセーフ球を貯留および通過させる第3循環通路46cが形成され、左下樋板50dと突片50gとの間には第8循環通路46Hに連通された第7循環通路46Gが第8循環通路46Hの入口に向って上傾した状態で形成され、取付基板3の後側の中央部にはセーフ球およびアウト球を回収して送り出す裏回収誘導部52B(この発明の回収部に相当する)が配設されている。
【0044】
取付基板3の前面中央部の下端付近には前記待機球検出スイッチ75の検出信号に基づいて回転制御されるステッピングモータ型の球送りモータ58が取付けられるとともに、取付基板3の裏面中央部には裏誘導樋50の下方に連設されて取付基板3を挟んで球送りモータ58に締結された樋本体54が取付けられている。
【0045】
樋本体54には縦長状の樋部55と、この樋部55の下部に連接された後方開放の箱形状の取付部56とが形成され、樋部55にはその後面の両側縁に垂直状に突設された左右の外突条55aと、その後面の中央部に垂直状に突設された中突条55bとが並行状に形成されるとともに、両外突条55aと中突条55bとの間には左右1対の溝部55c,55cが並行状に形成されている。
【0046】
樋本体54の樋部55の下端には丸孔状の前通し孔55dが開口され、この前通し孔55dの孔縁の下部には円弧状に湾曲されて両外突条55aの下端に連接された下突条55eが突設され、樋部55の左右端面の上端にはそれぞれ軸部55fが横出されている。
【0047】
樋本体54の取付部56にはモータ基板ボックス57の前端部が挿入され、このモータ基板ボックス57内には球送りモータ58が接続されたモータ基板59が設置されている。
【0048】
樋本体54の樋部54aの後側に重ね合わされた樋カバー60の上端の左右端部にはそれぞれ樋本体54の軸部55fが嵌挿された左右1対の軸受部60aが形成され、樋カバー60は樋本体54に両軸部55fおよび両軸受部60aを介して上方への回動可能に連結されている。
【0049】
樋カバー60には樋本体54の両溝部55cにそれぞれ対向して縦長状の溝部60b,60bが左右並行状に形成されるとともに、樋カバー60の下端には樋本体54の前通し孔55dに対向して丸孔状の後通し孔60cが開口され、溝部60bの両側壁面には横断面が三角形状のリブ60dがパチンコ球の通過不能な間隙を隔てて垂直方向に沿って相対向状に突設されている。
【0050】
裏回収誘導部52Bの下方には樋本体54の両溝部55cと樋カバー60の両溝部60bとによって形成されて、パチンコ球が縦2列に配列されて貯留される貯留誘導部52Cが配設され、この貯留誘導部52Cには第4循環通路46Dおよび第6循環通路46Fが並行状に形成され、第4循環通路46Dの上端は第3循環通路46Cの下端に連通され、第6循環通路46Fの上端は第7循環通路46Gの下端に連通されている。
【0051】
貯留誘導部52Cのパチンコ球を必要時に待機誘導部52Dへ送り出すために設けた球送り出し機構において、樋本体54の前通し孔55dと樋カバー60の後通し孔60c内には球送りモータ58の出力軸58aに嵌着された球送り歯車68(この発明の球送り部材に相当する)が装入され、この球送り歯車68の外周面には縦断面形状が円弧状で周方向へ60°の回転対称状に配列された6個の球受け部68aが凹設され、球送り歯車68は各球受け部68aが第4循環通路46Dの直下位置および第6循環通路46Fの直下位置へ順次変位するように回転制御される。
【0052】
第4、第6循環通路46D,46Fの下方には貯留誘導部52Cのパチンコ球を上方から上方へUターン状に曲進移送させる第5循環通路46Eが球送り歯車68の各球受け部68aによって形成されるとともに、貯留誘導部52Cの途中には球送り出し部52Dが配設されている。
【0053】
球送り歯車68は球送りモータ58によって時計回り方向へ60°づつ間欠的に回転駆動され、球送り歯車68が60°回転すると、第4循環通路46D内の先頭のパチンコ球が第5循環通路46E内へ進入して球送り歯車68の球受部68aで受止められ第5循環通路46E内の先頭のパチンコ球が第6循環通路46F内へ進入し、第6循環通路46F内の先頭のパチンコ球が押出されて第7循環通路46G内へ進入し、第7循環通路46G内の先頭のパチンコ球が押出されて第8循環通路46H内へ進入する。
【0054】
樋本体54の樋部54aの中央部付近の前側には取付基板3に凹設された凹部3g内に嵌挿されて第4循環通路46D内のパチンコ球の不足を検出して検出信号を発信する貯留球検出スイッチ77が設置され、球詰りなどの原因によって第4循環通路46D内のパチンコ球が不足したときにはこの貯留球検出スイッチ77の検出信号に基づいて貯留球不足状態が外部に報知される。
【0055】
樋カバー60の後側には樋カバー60の左側の溝部(この発明の開口部に相当する)60bを覆蓋する蓋板63が重ね合わされ、この蓋板63には縦長状の蓋部63aと、この蓋部63aの中央部に連接されて側方へ延出された係止部63bとが形成され、蓋部63aの側縁には樋カバー60の反係止部63b側の側縁60eに係合された係合部63cが縦設され、蓋板63はこの係合部63cと係止部63bとによって樋カバー60に取外し可能に組付けられている。
【0056】
蓋板63の蓋部63aの上下端部には楕円孔状の通し孔63dがそれぞれ貫設されるとともに、蓋部63aの前面には樋カバー60の左側の溝部60bに対置された縦長状の溝部64が両通し孔63d間にわたって凹設されている。
【0057】
蓋板63の溝部64と、樋カバー60の左側の溝部(この発明の開口部に相当する)60bとの間には、縦長状に形成されて第6循環通路46Fに連通された空隙部65が形成され、その空隙部65内には第6循環通路46Fを通過するパチンコ球に摺接して第6循環通路46F内のパチンコ球を清浄化する左右1対の紐状のクリーニング部材66,66が並行状に挿通されている。
【0058】
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。
本例では打球位置のパチンコ球を遊技盤面に向けて発射させる発射制御機構の近傍にはファール球を回収して誘導する表回収誘導部52Aと、セーフ球およびアウト球を回収して誘導する裏回収誘導部52Bと、パチンコ球を貯留して誘導する貯留誘導部52Cと、この貯留誘導部52Cのパチンコ球を積極的に送り出す球送り出し部52Dと、一定個数のパチンコ球を待機させて打球位置へ還元させる待機誘導部52Eとを集中的に配置してある。
【0059】
このため、1群のパチンコ球を循環制御する循環制御機構全体をコンパクト化してそのスペースを縮小することができるとともに、打球位置から発射された各パチンコ球を回収して貯留し、再び打球位置へ還元させるまでの各パチンコ球の循環動作を円滑に順行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示す要部の一部破断裏面図である。
【図2】 メインセット枠、遊技盤および裏セット枠の分解斜視図である。
【図3】 要部の裏面図である。
【図4】 球送り樋付近の分解斜視図である。
【図5】 図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図6】 表回収誘導部の分解斜視図である。
【図7】 裏回収誘導部および貯留誘導部付近の分解斜視図である。
【図8】 図1のX2−X2線拡大面図である。
【図9】 図1のX3−X3線拡大断面図である。
【図10】 図3のX4−X4線拡大断面図である。
【図11】 図1のX5−X5線拡大断面図である。
【図12】 図1のX6−X6戦拡大断面図である。
【符号の説明】
52A 表回収誘導部
52B 裏回収誘導部(回収部)
52C 貯留誘導部
52E 待機誘導部
60b 溝部
63 蓋板
66 クリーニング部材
68 球送り歯車(球送り部材)

Claims (2)

  1. パチンコ機の機内に封入されたパチンコ球を循環経路に循環して用いる循環式パチンコ機であって、
    前記循環経路は、発射制御機構によって遊技盤面に向けて発射された各パチンコ球を回収する回収部と、
    前記回収部に連通してパチンコ球を貯留する貯留誘導部と、
    前記貯留誘導部に貯留されたパチンコ球を打球位置に向けて送り出す球送り部材と、をそれぞれ備え、
    前記貯留誘導部の側壁には、パチンコ球が通過不能な開口幅をもって前記貯留誘導部の外側に連通する開口部が形成され、
    前記貯留誘導部の側壁の外面には、前記開口部を覆蓋する蓋板が取り外し可能に組み付けられ、
    前記貯留誘導部の側壁の外面と前記蓋板との間には、クリーニング部材に対応する空隙部が形成され、
    前記空隙部には、前記開口部に臨みかつ前記貯留誘導部を通過するパチンコ球に摺接してそのパチンコ球を清浄化するクリーニング部材が設けられていることを特徴とする循環式パチンコ機。
  2. 請求項1に記載の循環式パチンコ機であって、
    クリーニング部材は球送り部材の下流側に位置する貯留誘導部の部分に配置されている循環式パチンコ機。
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