JP2000254314A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2000254314A
JP2000254314A JP11066262A JP6626299A JP2000254314A JP 2000254314 A JP2000254314 A JP 2000254314A JP 11066262 A JP11066262 A JP 11066262A JP 6626299 A JP6626299 A JP 6626299A JP 2000254314 A JP2000254314 A JP 2000254314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤面において入賞が集中して発生した場
合であっても、賞品球の払出し制御が安定して確実に実
現できるパチンコ遊技機を提供すること。 【解決手段】 複数の入賞口に対して定められた賞品球
の払出数の別に対応して複数の入賞検出スイッチ17
7,178を遊技盤に設け、主制御部100に、複数の
入賞検出スイッチに対応して払出し個数データを記憶し
た払出個数設定用テーブルを設け、主制御部100と払
出し制御部101とのそれぞれに、払出個数データを順
次保持する払出個数データ記憶部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、払出し制御部が、
主制御部から送られた払出し個数データに応じて払出し
可動部を駆動制御して賞品球の払出しを行う一方、貸出
しボタンへの操作に対応してカードユニットから送られ
た所定個数の貸球データに基づいて、前記払出し制御部
が前記払出し可動部を駆動制御して貸球の払出しを行う
パチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カード式のパチンコ遊技機においては、
主制御部が、払出し個数データを払出し制御部に出力
し、払出し個数データに応じて払出し制御部が払出し可
動部を駆動制御して賞品球の払出しを行う一方、貸出し
ボタンへの操作に対応してカードユニットから送られた
所定個数の貸球データに基づいて、払出し制御部が前記
払出し可動部を駆動制御して貸球の払出しを行ってい
る。
【0003】遊技盤面において入賞が集中して発生した
場合、主制御部は払出し制御部に対して入賞に対応する
払出数の賞品球の払出しを指令するが、払出し制御部
は、払出し可動部が賞品球の払出し中は、今回指令され
た払出数の賞品球の払出しを払出し可動部に対して指令
することができない。従って、主制御部は、払出し可動
部が払い出しを完了するまで待って、再度、払出し制御
部に対して入賞に対応する払出数の賞品球の払出しを指
令する。このため、遊技盤面において入賞が集中して発
生した場合には、賞品球の払出し制御に遅れが生じた
り、主制御部が指令した払出し数と、払出し制御部が払
出し可動部を制御して払い出す払出数とが一致しない場
合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、遊技
盤面において入賞が集中して発生した場合であっても、
賞品球の払出し制御が安定して確実に実現できるパチン
コ遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパチン
コ遊技機は、主制御部が、払出個数データを払出し制御
部に出力し、前記払出個数データに応じて前記払出し制
御部が払出し可動部を駆動制御して賞品球の払出しを行
う一方、貸出しボタンへの操作に対応してカードユニッ
トから送られた所定個数の貸球データに基づいて、前記
払出し制御部が前記払出し可動部を駆動制御して貸球の
払出しを行うものであって、複数の入賞口に対して定め
られた賞品球の払出数の別に対応して複数の入賞検出ス
イッチを遊技盤に設け、前記主制御部に、前記複数の入
賞検出スイッチに対応して払出し個数データを記憶した
払出個数設定用テーブルを設け、前記主制御部と前記払
出し制御部とのそれぞれに、前記払出個数データを順次
保持する払出個数データ記憶部を設けたことを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載のパチンコ遊技機は、請求
項1に記載のものにおいて、前記払出し制御部が、該払
出し制御部に前記カードユニットが接続されていること
を判別するレディ信号が入力されない場合、または前記
主制御部が前記満タン検出器の作動信号に応じて出力す
る発射停止指令が入力された場合にのみ、前記発射装置
の作動を停止するものであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、実施形態のパチンコ遊技
機に配備された遊技盤面の正面図である。図1に示すよ
うに、遊技盤面1の中央上部には振分入賞装置2が配設
され、振分入賞装置2の下方には図柄表示ユニット3が
配設され、該図柄表示ユニット3の中央には図柄表示装
置4が組み付けられている。図1に示すように図柄表示
装置4の表示面は、左図柄表示部33と右図柄表示部3
4との2つに区分されている。
【0008】また、遊技盤面1の左肩部分にはゲート5
(後述の可変入賞口12の拡開に関する作動口)が設け
られ、図柄表示ユニット3の左側下方の遊技盤面1の左
袖部分にはチャッカにより構成された左袖下入賞口6が
配設され、左袖下入賞口6の下方の遊技盤面1の左落し
部分にはチャッカにより構成された左落し入賞口7が配
設されている。
【0009】遊技盤面1の右肩部分には第1入賞装置8
が配設され、図柄表示ユニット3の右側下方の遊技盤面
1の右袖部分にはチャッカにより構成された右袖下入賞
口9が配設され、右袖下入賞口9の下方の遊技盤面1の
右落し部分には右落し入賞口10が配設されている。さ
らに、遊技盤面1の中央下部には特別遊技を行わせるた
めの第2入賞装置11が配設されている。
【0010】次に、遊技盤面1に配設されている振分入
賞装置2、第1入賞装置8及び第2入賞装置11につい
て順次説明する。
【0011】図2は振分入賞装置2の正面図であり、図
3は振分入賞装置2の側面図であり、図4は振分入賞装
置2の斜視図である。振分入賞装置2は、概略として、
パチンコ球が入賞しにくい閉鎖状態とパチンコ球が入賞
しやすい拡開状態とに可変可能とされている可変入賞口
12と、可変入賞口12を通ったパチンコ球が入球する
上部入球部13と、上部入球部13に入球したパチンコ
球が入球可能である3つの入球口、即ち、左上通過口1
4、右上通過口15及び図柄作動口16と、図柄作動口
16のみを通して上部入球部13と連通した下部入球部
17と、下部入球部17において図柄作動口16の直下
に設けられた球受回転体18と、球受回転体18の回転
方向(反時計回りまたは時計回り)に対応してそれぞれ
設けられた左方の特別装置作動口19及び右下通過口2
0とを備えている。
【0012】振分入賞装置2は、遊技盤面に装着される
取付基板21を備え、取付基板21の上部前面の左右
に、一対の開閉翼体22,22が互いに間隔を開けて回
動自在にそれぞれ軸支され、開閉翼体22,22の間に
より振分入賞装置2の頂部に可変入賞口12が形成され
ている。なお、図3に示すように、取付基板21の上部
裏面には、開閉翼体22,22を拡開・閉鎖動作させる
ための作動杆23が水平方向に設けた軸24に回動自在
に設けられており、該作動杆23の先端が開閉翼体2
2,22の下部に係合されている。なお、該作動杆23
の後端は、図3及び図4においては図示していない開放
ソレノイドで動作するアクチュエータに連結されてい
る。
【0013】可変入賞口12は常態においてパチンコ球
の入球しにくい閉鎖状態とされており、パチンコ球が遊
技盤面1のゲート5を通過した場合に、パチンコ球の入
球しやすい拡開状態に変換する。
【0014】図2乃至図4に示すように、取付基板21
の前面には、その上部から前面下部に亘って透視可能な
材料により構成された前面カバー25が装着されてい
る。前面カバー25は、取付基板21の前面を覆うカバ
ー部26と、カバー部26の裏面に形成された周壁部2
7を有し、周壁部27の上部には開閉翼体22,22の
間に形成された可変入賞口12に対応して落下口28が
形成されている。
【0015】前面カバー25の内側の空間は、前面カバ
ー25の周壁部27によって外部の遊技盤面1に対して
隔てられており、周壁部27の上部に設けられた落下口
28を通してのみ前面カバー25の内部にパチンコ球が
入球可能である。
【0016】また、前面カバー25の内側の空間は、周
壁部27の左右から中央に向けてそれぞれ伸び出した仕
切部29により上下に仕切られており、周壁部27によ
り囲まれた空間のうちの仕切部29の上方側の空間によ
り上部入球部13が形成されている。上部入球部13の
中央には、落下口28の直下に向けて前方に向けて突出
した振分突起30が取付基板21と一体に設けられ(図
2乃至図3参照)、上部入球部13の下部左側には左上
通過口14が取付基板21に設けられ、上部入球部13
の下部右側には右上通過口15が取付基板21に設けら
れ、振分突起30の下方となる上部入球部13の下部中
央には、図1の図柄表示装置4における図柄変動を開始
させる図柄作動口16が仕切部29の中央に設けられて
いる。なお、図柄作動口16には、図柄作動口16を通
過するパチンコ球を検出する図柄作動口通過検出スイッ
チSW1が嵌め込まれている(図2及び図3参照)。
【0017】一方、周壁部27により囲まれた空間のう
ちの仕切部29の下方側の空間により下部入球部17が
形成されている。下部入球部17は図柄作動口16のみ
を通して上部入球部13と連通する。下部入球部17の
中央には、図柄作動口16の直下に球受回転体18が設
けられている。該球受回転体18は、図柄表示装置4の
図柄変動の結果に応じて、即ち、図柄変動の結果に関わ
る当りはずれの別に応じて、図3に示す球受回転体駆動
モータM1により、当りの場合は図2において反時計回
りに回転する一方、はずれの場合は図2において時計回
りに回転する。
【0018】図2に示すように、球受回転体18は、回
転中心に対して偏心位置となる周縁の一部において前方
に向けて突出した円弧形状に形成されてなり、径方向の
回転中心に向いた円弧凹状の球受部31と、径方向の外
側に向いた円弧周面からなる球支持部32とを有する。
【0019】図2に示すように、球受回転体18は、常
態においてはその円弧周面からなる球支持部32を上方
に向けた姿勢で図柄作動口16の下方に近接した初期位
置に停止しており、この初期位置において、図柄作動口
16にパチンコ球が入球した場合、このパチンコ球を球
支持部32によって下方から支持し、図柄作動口16内
にパチンコ球を停留する。
【0020】下部入球部17の下部左側には特別装置作
動口19が取付基板21に設けられ、下部入球部17の
下部右側には右下通過口20が取付基板21に設けら
れ、球受回転体18の直下となる周壁部27の下部中央
が上方に向けて山形形状に形成されている。
【0021】ここで、振分入賞装置2の作用について説
明する。左右一対の開閉翼体22,22間に形成された
可変入賞口12にパチンコ球が入賞すると、このパチン
コ球は下方に流下し、前面カバー25の周壁部27の上
部に形成された落下口28を通過して上部入球部13に
入る。上部入球部13に入ったパチンコ球は、落下途中
で振分突起30に衝突する場合にはその流下方向を変更
された後に、また、落下途中で振分突起30に衝突しな
い場合には直接に、周壁部27あるいは仕切部29に衝
突するなどし、最終的に、上述した左上通過口14、右
上通過口15及び図柄作動口16のうちの何れか1つに
入球する。
【0022】パチンコ球が左上通過口14または右上通
過口15に入球した場合には、遊技盤裏面に誘導されて
通常の入賞球(この場合には6個払出し口への入賞球)
として処理される。
【0023】また、パチンコ球が図柄作動口16に入球
した場合には、前述したように初期位置に停止している
球受回転体18の球支持部32によって図柄作動口16
に停留される。なお、図柄作動口16に停留されたパチ
ンコ球は、図柄作動口通過検出スイッチSW1によって
検出され、後述のメイン制御装置100によって図柄表
示装置4において図柄変動が開始される。
【0024】そして、図柄変動の停止結果が後述する当
りの場合は、球受回転体駆動モータM1により、図2に
おいて反時計回りに球受回転体18が回転する一方、は
ずれの場合は図2において時計回りに球受回転体18が
回転する。
【0025】球受回転体18が反時計回りに回転した場
合、初期位置から180度回転した時点では球受回転体
18の球支持部31が図柄作動口16に近接した位置か
ら完全に退避すると共に球受部32が図柄作動口16を
直上に臨む位置に移動することとなり、図柄作動口16
に停留されていたパチンコ球が下部入球部17に落下し
て球受部31に受け止められる。
【0026】さらに、球受回転体18が反時計回りに初
期位置から略270度回転した時点では、球受部31が
左方に向く姿勢となることにより、受け止めたパチンコ
球を左方に向けて解放する。球受部31から左方に向け
て解放されたパチンコ球は、下部入球部17の下部左側
に設けられた特別装置作動口19に入球する。特別装置
作動口19に入球した場合には、遊技盤裏面に誘導され
て特定入賞球(この場合には、6個払出し口への入賞球
としてのほかにメイン制御装置100により特別装置を
作動させる)として処理される。
【0027】また、球受回転体18が時計回りに回転し
た場合においても、初期位置から180度回転した時点
では球受回転体18の球支持部31が図柄作動口16に
近接した位置から完全に退避すると共に球受部32が図
柄作動口16を直上に臨む位置に移動することとなり、
図柄作動口16に停留されていたパチンコ球が下部入球
部17に落下して球受部31に受け止められる。
【0028】さらに、球受回転体18が時計回りに初期
位置から略270度回転した時点では、球受部31が右
方に向く姿勢となることにより、受け止めたパチンコ球
を右方に向けて解放する。球受部31から右方に向けて
解放されたパチンコ球は、下部入球部17の下部右側に
設けられた右下通過口20に入球する。右下通過口20
にパチンコ球が入球した場合には、遊技盤裏面に誘導さ
れて通常の入賞球(この場合には、6個払出し口への入
賞球)として処理される。
【0029】図5は第1入賞装置8の斜視図である。第
1入賞装置8は、装置筐体35の前面に遊技盤面1に装
着される取付基板36が一体に形成され、取付基板36
の前面には透視可能な材料からなる円筒状の前面カバー
37が装着されている。前面カバー37の上部には入賞
口38が開設されている。
【0030】前面カバー38の内部は入球空間に形成さ
れており、該入球空間には常時時計回りに1分間に6回
転する球受回転体39が設けられている。球受回転体3
9は円柱形状をなしており、前面カバー38に設けられ
た入賞口38の直下に対応する周面の1箇所には球受凹
部40が形成されている。また、前記の入球空間におけ
る右側部には球出口41が取付基板36に設けられてい
る。また、取付基板36の裏面には球受回転体39を回
転駆動する回転体駆動モータM2が配設されている。
【0031】入賞口38に入ったパチンコ球は、入賞口
38に保持されて球受回転体39の周面に載った状態と
なり、回転中の球受回転体39の周面に設けた球受凹部
40が入賞口38に一致した時に該球受凹部40に入
り、球受回転体39の時計回りの回転に伴って球出口4
1に運ばれる。
【0032】図6は第2入賞装置11の正面図であり、
図7は第2入賞装置11の裏面図であり、図8は第2入
賞装置11の斜視図である。第2入賞装置11は、開放
ソレノイドSOL2により開閉される可動扉42を備え
たアタッカ形式の入賞装置により構成されている。
【0033】装置筐体43の前面に遊技盤面1に装着さ
れる取付基板44が一体に形成され、取付基板44の前
面の左右側部には互いに向き合う一対の突片45,45
が上下方向に沿って設けられ、一対の突片45,45の
間となる装置筐体43の中央には開口からなる大入賞口
46が設けられ、大入賞口46の下縁に合わせて可動扉
42が配置されると共に、該可動扉42の両側部の下部
が装置筐体43に回動自在に軸支されている。なお、図
6及び図8は可動扉42が開放した状態を示している。
【0034】また、取付基板44の裏面となる装置筐体
43の後部には、大入賞口46を通って入ってきたパチ
ンコ球を遊技盤裏面に設けられた後述の球誘導樋に誘導
する球誘導枠47が装置筐体43に対して着脱可能に取
り付けられ、該球誘導枠47の中央部には上方に向けて
僅かに張り上がった振分片48が水平方向に設けられ
(図6参照)、球誘導枠47の下部中央と下部左側には
それぞれ球出口49,50が形成されている(図6及び
図7参照)。さらに、図7に示すように球誘導枠47の
後部右側には、可動扉42を開閉する開放ソレノイドS
OL2がそのプランジャ51を下方に向けて取り付けら
れ、プランジャ51の下端には可動扉42を開閉するた
めの作動杆52が連結されている。
【0035】第2入賞装置11は、開放ソレノイドSO
L2が励磁すると、そのプランジャ51が上方に吸引さ
れて移動し、プランジャ51に連結した作動杆52が作
用して可動扉42が前方に向けて回動し、大入賞口46
が開放する。開放ソレノイドSOL2の励磁が解かれる
と、そのプランジャ51への吸引力が消滅することによ
りプランジャ51が戻しバネ53の復帰力で下方に移動
し、プランジャ51に連結した作動杆52が作用して可
動扉42が取付基板44に向けて回動し、大入賞口46
が閉鎖する。
【0036】なお、図1において、本実施形態のパチン
コ遊技機では、振分入賞装置2の内部に設けられた左上
通過口14、右上通過口15、右下通過口20、左袖下
入賞口6、右袖下入賞口9、左落し入賞口7、右落し入
賞口1012は、普通入賞口に設定されている。また、
ゲート5はパチンコ球の通過に対して賞品球の払い出し
は行われないが、振分入賞装置2の可変入賞口12を拡
開させる作動口に設定されている。振分入賞装置2の内
部の特別装置作動口19にパチンコ球が入ると、後述の
メイン制御装置による特別装置が作動する。特別装置の
作動中に、第1入賞装置8の入賞口38にパチンコ球が
入ると、第2入賞装置11が作動し、大入賞口42が開
放する。
【0037】なお、実施形態のパチンコ遊技機では、上
記の左袖下入賞口6、右袖下入賞口9、振分入賞装置2
の可変入賞口12及び第1入賞装置8の入賞口38は、
入賞に対する賞品球の払出個数が6個に設定されてい
る。また、左落し入賞口7、右落し入賞口10及び第2
入賞装置11の大入賞口46は入賞に対する賞品球の払
出個数が13個に設定されている。
【0038】次に、遊技盤面1に配備された各表示ラン
プ並びに表示LEDについて説明する。図9は各表示ラ
ンプ及び表示LEDの配置を示す遊技盤面1の正面図で
ある。図9に示すように、遊技盤面中央に配備された図
柄表示ユニット3には、図柄表示装置4の上縁中央に沿
って飾りLED54が設けられ、図柄表示装置4の上縁
の両端付近に飾りLED55が設けられている。また、
振分入賞装置2の中央両側寄りの背後には、それぞれ飾
りLED56が配設されている。
【0039】第1入賞装置8の球受回転体39の背後に
は飾りLED57が配備されている。左落し入賞口7を
構成するチャッカの背後と、右落し入賞口10を構成す
るチャッカの背後とにはそれぞれ表示ランプ58が配備
されている。また、第2入賞装置11の大入賞口46の
内部には飾りLED59が設けられている。
【0040】また、遊技盤面1の左側には左装飾LED
装置60が設けられる一方、遊技盤面1の右側に右装飾
LED装置61が設けられており、左装飾LED装置6
0には4つの飾りLED(G1,G3,G5,G7)が
配備され、右装飾LED装置61には4つの飾りLED
(G2,G4,G6,G8)が配備されている。
【0041】遊技盤面1の上部には、球レール68の外
側に沿って所定の間隔で複数の飾りLED62と飾りL
ED63とが所定間隔毎に交互に配備され、遊技盤面1
の上部左隅には払出しランプ65が配設され、遊技盤面
1の上部右隅には球切れランプ66が配備されている。
また、右袖下入賞口9を構成するチャッカの前面には、
遊技情報表示器67が設けられている。該遊技情報表示
器67は、通常時においては、後述の図柄表示装置4に
おいて当り発生した時点の当り図柄を表示し、当り遊技
中においては、大入賞口46の残りの開放回数を表示す
る。また、遊技盤面1には、ランプ付き風車64,6
4、アウト受入口69が配備されているが、これらの各
要素については公知であるので詳細な説明を省略する。
【0042】次に、遊技盤裏面における各入賞口におけ
る入賞検出機構について説明する。図10は、各種入賞
検出スイッチや各種ソレノイドの配設状態を示す遊技盤
の裏面図である。遊技盤の裏面には、各種入賞口に対応
して球誘導樋並びに入賞検出スイッチが設けられる。
【0043】図10に示すように、図1に示すゲート5
に対しては、遊技盤面1上においてゲート5を通過した
パチンコ球を検出するゲート通過検出スイッチSW2が
設けられている。
【0044】振分入賞装置2の装着位置の上方には、振
分入賞装置2の開閉翼体22,22を拡開動作させるこ
とにより可変入賞口12を拡開させるための開放ソレノ
イドSOL1が配設されている。該開放ソレノイドSO
L1のプランジャが図3に示す作動杆23の後端に連結
されている。
【0045】また、振分入賞装置2の左上通過口14
(6個払出し口)に対しては球誘導樋70が設けられ、
振分入賞装置2の特別装置作動口19(6個払出し口)
に対しては球誘導樋71が設けられている。特別装置作
動口19(6個払出し口)に対して設けられた球誘導樋
71の上部には、特別装置作動口19に入ったパチンコ
球を検出する特別装置作動口通過検出スイッチSW3が
配備されている。また、左上通過口14(6個払出し
口)に対して設けた球誘導樋70の下部に左袖下入賞口
6(6個払出し口)の球出口を臨ませてあり、さらに該
球誘導樋70の下端を球誘導樋71の中途に臨ませてあ
り、球誘導樋71の下部寄りには入賞検出スイッチSW
4が配備されている。
【0046】従って、振分入賞装置2の左上通過口14
(6個払出し口)、振分入賞装置2の特別装置作動口1
9(6個払出し口)及び左袖下入賞口6(6個払出し
口)に入賞したパチンコ球を最終的に球誘導樋71に集
め、入賞検出スイッチSW4によって検出する構成とし
てある。なお、球誘導樋71の下端は、入賞口に入賞し
たパチンコ球を集合して回収する図示しない回収樋に臨
んでいる。
【0047】また、振分入賞装置2の右上通過口15
(6個払出し口)と右下通過口20(6個払出し口)と
に対しては球誘導樋72が設けられ、第1入賞装置8の
球出口41(6個払出し口)に対しては球誘導樋73が
設けられている。第1入賞装置8の球出口41に対して
設けられた球誘導樋73の中途には、第1入賞装置8の
入賞口38に入ったパチンコ球を検出するための特別入
賞検出スイッチSW5が設けられ、球誘導樋73の特別
入賞検出スイッチSW5の配設位置の下方に右袖下入賞
口9の球出口(6個払出し口)を臨ませてあり、さら
に、該球誘導樋73の下端を球誘導樋72の中途に臨ま
せてあり、球誘導樋72の下部寄りには入賞検出スイッ
チSW6が配設されている。
【0048】従って、振分入賞装置2の右上通過口15
(6個払出し口)、右下通過口20(6個払出し口)、
第1入賞装置8の入賞口38(6個払出し口)及び右袖
下入賞口9に入賞したパチンコ球を最終的に球誘導樋7
2に集め、入賞検出スイッチSW6によって検出する構
成としてある。なお、球誘導樋72の下端は、入賞口に
入賞したパチンコ球を集合して回収する図示しない回収
樋に臨んでいる。
【0049】また、左落し入賞口7(13個払出し口)
に対しては球誘導樋74が設けられ、該球誘導樋74の
中途には、左落し入賞口7に入賞したパチンコ球を検出
する入賞検出スイッチSW7が設けられている。なお、
球誘導樋74の下端は、入賞口に入賞したパチンコ球を
集合して回収する図示しない回収樋に臨んでいる。
【0050】さらに、右落し入賞口10(13個払出し
口)に対しては球誘導樋75が設けられ、該球誘導樋7
5の下部には、右落し入賞口7に入賞したパチンコ球を
検出する入賞検出スイッチSW8が設けられている。な
お、球誘導樋75の下端は、入賞口に入賞したパチンコ
球を集合して回収する図示しない回収樋に臨んでいる。
【0051】図7の第2入賞装置11の球誘導枠47に
設けられた球出口49及び球出口50に対しては球誘導
樋76が設けられ、球誘導樋76の末端寄りには、第2
入賞装置11の大入賞口46(13個払出し口)に入っ
たパチンコ球を検出する大入賞口入賞検出スイッチSW
9が設けられている。なお、球誘導樋76の下端は入賞
口に入賞したパチンコ球を集合して回収する図示しない
回収樋に臨んでいる。
【0052】以上のように、賞品球の払出し起動のため
の入賞球の検出を遊技盤面に設けられた各入賞口毎また
は遊技盤裏面に配設された球誘導樋の別に入賞検出手段
(入賞検出スイッチ)が設けられており、全ての入賞口
に関して遊技盤裏面において入賞検出を行う構成として
ある。
【0053】図11は、本実施形態のパチンコ遊技機に
配備された制御系統の要部ブロック図である。メイン制
御装置100(主制御部)は図示しないメイン制御基板
に配備される。メイン制御装置100は、パチンコ遊技
全体に関わる制御を行うための処理実行手段としてのメ
インCPUと、メインCPUが実行するためのパチンコ
遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているRO
Mと、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAMと、
メインCPUが周辺機器との間でデータ通信を行うため
の通信インタフェースとにより構成されている。なお、
メイン制御装置100の具体的な構成については図示を
省略する。
【0054】図11に示すように、メイン制御装置10
0は、図示しない払出し制御基板に配備された払出制御
装置101(払出し制御部)に対し、メイン制御装置1
00から払出制御装置101に向けて一方向通信が可能
に接続されている。なお、メイン制御装置100から払
出制御装置101に向けて送信される通信データは、払
出個数データを含む賞球コマンドである。
【0055】図11に示すように、メイン制御装置10
0には、スイッチ入力回路77を介して前述の各種入賞
検出スイッチSW1乃至SW9が接続され、各入賞検出
スイッチの検出信号が同時にメイン制御装置100に入
力される。また、スイッチ入力回路78を介して下皿に
至る賞品球及び貸球の排出経路の満タン状態を検出する
満タン検出器105と、後述の球排出装置128及び球
排出装置129にパチンコ球(補充球)を供給するため
の球誘導樋122〜125内の球切れ状態を検出する球
切れ検出器180a〜180dとが接続されている(図
23参照)。
【0056】また、メイン制御装置100には、表示用
ドライバ79を介して図柄表示装置4が接続され、表示
用ドライバ80を介して前述した各表示ランプ58、払
出しランプ65、球切れランプ66及びランプ付き風車
64が接続され、表示用ドライバ81を介して各種飾り
LED54,55,56,57,62,63,飾りLE
DG1〜G8が接続され、表示用ドライバ82を介して
遊技情報表示器67が接続されている。
【0057】さらに、メイン制御装置100には、ドラ
イバ83を介して振分入賞装置2の可変入賞口12を拡
開する時に作動する開放ソレノイドSOL1が接続さ
れ、ドライバ84を介して第2入賞装置11の可動扉4
2を開放する時に作動する開放ソレノイドSOL2が接
続され、ドライバ85を介して振分入賞装置2に設けた
球受回転体18を回転するための球受回転体駆動モータ
M2接続されている。
【0058】また、メイン制御装置100には、音駆動
部86を介して効果音や警報を発生するためのスピーカ
87が接続されている。図示していないが、メイン制御
装置100には電源(図示せず)やメイン制御装置10
0の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)
が接続されている。
【0059】次に、図1を参照して実施形態のパチンコ
遊技機の遊技内容について説明する。電源投入時、図2
の図柄表示ユニット3に配備した図柄表示装置4の左図
柄は「7」を停止表示し、右図柄は「3」を停止表示す
る。また、遊技情報表示器67は「0」をする。さら
に、回転体駆動モータM2が駆動して第1入賞装置8の
球受回転体39が時計回りに1分間に6回転する。
【0060】図1において遊技盤面1に弾発したパチン
コ球が遊技盤面1の左側のゲート5を通過すると、該パ
チンコ球のゲート通過がゲート通過検出スイッチSW2
により検出される。尚、ゲート入球検出スイッチSW2
の検出信号はメイン制御装置100に入力される。
【0061】メイン制御装置100は、ゲート入球検出
スイッチSW2の検出信号を受けると、開放ソレノイド
SOL1を励磁し、振分入賞装置2の開閉翼体22,2
2を左右方向に回動し、約0.5秒の間、可変入賞口1
2を拡開する。なお、可変入賞口12は常態においては
開閉翼体22,22が閉じており、パチンコ球の入球が
可能ではあるが、入球しにくい状態にあり、開閉翼体2
2,22の拡開によりパチンコ球の入球しやすい拡開状
態に変換する。
【0062】前述したように、可変入賞口12にパチン
コ球が入賞すると、このパチンコ球は落下口28を通過
して上部入球部13に入り、最終的に、左上通過口1
4、右上通過口15及び図柄作動口16のうちの何れか
1つに入球する。
【0063】パチンコ球が左上通過口14に入った場合
には、このパチンコ球は、図10に示すように球誘導樋
70によって誘導を受け、球誘導樋70の下端から球誘
導樋71に中途に入り、入賞検出スイッチSW4によっ
て6個払出し口への入賞として検出され、球誘導樋71
の下端から入賞口に入賞したパチンコ球を集合して回収
する図示しない回収樋に落下して回収される。なお、入
賞検出スイッチSW4の検出信号はメイン制御装置10
0に入力される。
【0064】また、パチンコ球が右上通過口15に入っ
た場合には、このパチンコ球は、図10に示すように球
誘導樋72によって誘導を受け、球誘導樋72の中途に
おいて入賞検出スイッチSW6によって6個払出し口へ
の入賞として検出され、球誘導樋72の下端から入賞口
に入賞したパチンコ球を集合して回収する図示しない回
収樋に落下して回収される。なお、入賞検出スイッチS
W6の検出信号はメイン制御装置100に入力される。
【0065】パチンコ球が中央の図柄作動口16に入球
した場合、前述したように初期位置に停止している球受
回転体18の球支持部32によって図柄作動口16に停
留される。なお、図柄作動口16に停留されたパチンコ
球は、図柄作動口通過検出スイッチSW1によって検出
され、後述のメイン制御装置100によって図柄表示装
置4において図柄変動が開始される。
【0066】なお、図柄表示装置4において表示される
図柄の種類は、図12に示すように左図柄が図柄番号0
乃至図柄番号7までの8種類、図13に示すように右図
柄が図柄番号0乃至図柄番号23までの24種類であ
る。また、図柄の移行順序は、左図柄の場合には図柄番
号0→1→2→3→4→5→6→7→0であり、右図柄
の場合には、図柄番号0→1→2→3→4→……→21
→22→23→0である。
【0067】なお、本実施形態のパチンコ遊技機では、
図柄表示装置4の停止図柄の決定と停止のタイミングに
関して、停止図柄と停止のタイミングをランダムとする
ためにソフトウェア処理によるAカウンタ、Lカウン
タ、Rカウンタ、Sカウンタを設けてある。
【0068】Aカウンタは、左図柄、右図柄の当りはず
れの判定を行うためのカウンタであり、電源投入時に
「0」からスタートし、割り込み(2.048ms)毎
に1ずつ更新アップして0乃至40の範囲内で循環的に
更新されるカウンタである。
【0069】LカウンタとRカウンタは、左図柄と右図
柄に設定してあり、左図柄、右図柄の停止図柄を決定す
るためのカウンタである。電源投入時「0」からスター
トし、割り込み(2.731ms)毎に、Lカウンタの
値(左図柄)を1ずつ更新アップして0乃至7の範囲で
循環的に更新し、Rカウンタの値(右図柄)は、Lカウ
ンタの値が7から0になる毎に1ずつ更新アップして0
乃至23の範囲で循環的に更新する。
【0070】Sカウンタは、当り時の停止図柄を決定す
るためのカウンタであり、電源投入時「0」からスター
トし、割り込み(2.731ms)毎に、Sカウンタの
値(左図柄)を1ずつ更新アップして0乃至7の範囲で
循環的に更新する。
【0071】メイン制御装置100は、図柄作動口通過
検出スイッチSW1の検出信号が入力されると、その時
点のAカウンタの値を記憶する。また、同時に、左図柄
及び右図柄の停止図柄を決定する。尚、実施形態では、
当り判定に際しては、低確率モードと高確率モードとが
ある。
【0072】低確率モード時である時は、Aカウンタの
値が「3」の時、高確率モード時の時は「3」、
「5」、「7」、「11」、「13」の時当りと判定
し、当たりの場合、その時点のSカウンタの値によって
停止図柄を決定する。なお、当りの場合におけるSカウ
ンタの値と決定される当り図柄の関係は、Sカウンタの
値が、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、
「5」、「6」、「7」に対応して、それぞれ当り図柄
は、「11」、「77」、「33」、「77」、「5
5」、「77」、「99」、「77」である。
【0073】また、低確率モード時である時は、Aカウ
ンタの値が「3」以外の値の時、高確率モード時の時は
「3」、「5」、「7」、「11」、「13」以外の値
の時はずれと判定し、はずれの場合、Lカウンタの値を
停止する左図柄の停止図柄番号とし、Rカウンタの値を
停止する右図柄の停止図柄番号とする。
【0074】なお、左図柄、右図柄の作成周期は、それ
ぞれ異なるため左図柄、右図柄が全て同じ値となる当り
の組み合せも処理上作成される。はずれと判定した場
合、メイン制御装置100は、Lカウンタの値とRカウ
ンタの値との組み合せの判定を行い、作成された左図
柄、右図柄に関して当りの組み合せの場合は、右図柄の
停止図柄番号を1つアップして、アップした値を停止す
る右図柄の停止図柄番号とする。
【0075】図14は、図柄表示装置4の左図柄、右図
柄の図柄変動開始時から振分入賞装置2の球受回転体1
8の作動迄のタイミングチャートである。図14に示す
ように、図柄作動口通過検出スイッチSW1による検出
時点から約0.002秒〜0.016秒経過した時点で
左図柄及び右図柄が同時に変動を開始する。尚、変動開
始時は低速変動1で行われ、変動速度は、左図柄及び右
図柄共に1ドット毎に移行し、移行周期は最初の1ドッ
ト分は0.163秒、その次の7ドット分は0.065
秒である。なお、図15に低速変動時の図柄の変動態様
を示す。図15に示すように、図柄の移行方向は表示部
においては上から下へと移行する。
【0076】左図柄及び右図柄の低速変動を開始した時
点から0.622秒経過すると、メイン制御装置100
により低速変動1から高速変動に左図柄及び右図柄の変
動速度の切り換えが行われる。高速変動時の変動速度
は、左図柄及び右図柄共に3ドット毎に移行し、移行周
期は0.016秒である。なお、図16に高速変動時の
図柄の変動態様を示す。
【0077】左図柄及び右図柄の変動速度を高速変動に
切り換えた時点から1.441秒経過すると(左図柄が
変動を開始してから33図柄分変動後)、メイン制御装
置100により、決定された停止図柄番号より2図柄前
に差し換え、左図柄の変動速度が低速変動2に切り換え
られる。低速変動2の変動速度は、1ドット毎に移行
し、移行周期は0.065秒である。
【0078】そして、左図柄の変動速度を低速変動2に
切り換えた時点から0.065秒経過すると(左図柄が
2図柄分変動した時点で)、メイン制御装置100によ
り左図柄が停止される。
【0079】また、右図柄は、停止された左図柄が
「7」以外の場合には、左図柄が停止した時点で(右図
柄が変動を開始してから57図柄分変動した時点で)、
決定された停止図柄番号より2図柄前に差し換え、右図
柄の変動速度が高速変動から低速変動2に切り換えられ
る。
【0080】また、停止した左図柄が図柄番号「7」で
ある場合には(以下、この場合をリーチということにす
る)、右図柄の残り変動数を次のようにして決定する。
右図柄が「7」又は「9」で停止する場合には、Rカウ
ンタの値に2を乗じ、さらに乗じた値に48を加えて右
図柄の残り変動数(48〜94図柄分)とする。また、
右図柄が「7」又は「9」以外で停止する場合には、R
カウンタの値に24を加えて右図柄の残り変動数(24
〜47図柄分)とする。
【0081】そして、右図柄が「1」、「3」、
「5」、「7」、「9」を表示する場合には、右図柄の
変動速度が高速変動から、図柄の移行速度が1ドット毎
に移行し、移行周期が0.065秒で変動し、右図柄が
「1」、「3」、「5」、「7」、「9」以外を表示す
る場合には、図柄の移行速度が3ドット毎に移行し、移
行周期が0.016秒で変動する。
【0082】また、図17に示すように、左図柄が
「7」で停止した場合(すなわち、リーチとなった場
合)、右図柄の残り変動数が45図柄以上の場合(以
下、この場合をロングリーチという)、右図柄が45図
柄以上変動した時点で、左図柄「7」が切換周期0.1
31秒で回転する。
【0083】なお、図15に示すように、左図柄及び右
図柄の停止時に、停止図柄において、1ドットずつ3ド
ット分下へ移行した後、1ドットずつ3ドット分だけ上
に戻るようなイルミネーション表示が行われる。
【0084】右図柄の変動速度を高速変動から低速変動
2に切り換えた時点から0.524秒経過すると、メイ
ン制御装置100により右図柄が停止される。なお、左
図柄が「7」で停止した場合には、右図柄の変動速度を
高速変動から低速変動2に切り換えた時点から3.45
1秒〜13.718秒経過すると、メイン制御装置10
0により右図柄が停止される。
【0085】確定停止した左図柄及び右図柄の組み合せ
が、「1,1」、「3,3」、「5,5」、「7,
7」、「9,9」の何れかである場合には当りとなり、
これらの組み合わせ以外の組み合せである場合には、は
ずれとなる。なお、実施形態では、さらに、当りとなっ
た組み合わせが「1,1」、「3,3」、「5,5」、
「9,9」の何れかである場合には小当りとし、当りと
なった組み合わせが「7,7」である場合に大当りとし
ている。
【0086】確定停止した左図柄及び右図柄の組み合せ
が当りとなる組み合せである場合には、球受回転体駆動
モータM1により、図2において反時計回りに球受回転
体18が回転し、図柄作動口16に停留されていたパチ
ンコ球が下部入球部17に落下して球受部31に受け止
められた後に左方に向けて解放され、下部入球部17の
下部左側に設けられた特別装置作動口19に入球する。
【0087】また、確定停止した左図柄及び右図柄の組
み合せがはずれの場合は、図2において時計回りに球受
回転体18が回転し、図柄作動口16に停留されていた
パチンコ球が下部入球部17に落下して球受部31に受
け止められた後に右方に向けて解放され、下部入球部1
7の下部右側に設けられた右下通過口20に入球する。
【0088】なお、図14に示すように、球受回転体駆
動モータM1の動作時間は2.949秒間である。ま
た、確定停止した左図柄及び右図柄の組み合せが当りと
なる組み合せである場合に限り、球受回転体駆動モータ
M1の動作開始時点から特別装置作動口入賞検出スイッ
チSW3の検出信号を有効とすると共に、球受回転体駆
動モータM1の動作停止時点から2.05秒間、特別装
置作動口入賞検出スイッチSW3の検出信号を有効とす
る。
【0089】パチンコ球が特別装置作動口19に入球し
た場合には、このパチンコ球は、図10に示すように、
遊技盤裏面に設けた球誘導樋71によって誘導を受け、
球誘導樋71の上部において特別装置作動口入賞検出ス
イッチSW3によって特定入賞球として検出され、さら
に球誘導樋71によって下方に導かれ、球誘導樋71の
中途において入賞検出スイッチSW4によって6個払出
し口への入賞として検出され、球誘導樋71の下端から
入賞口に入賞したパチンコ球を集合して回収する図示し
ない回収樋に落下して回収される。なお、特別装置作動
口入賞検出スイッチSW3の検出信号と入賞検出スイッ
チSW4の検出信号とはメイン制御装置100に入力さ
れる。
【0090】パチンコ球が右下通過口20に入球した場
合には、このパチンコ球は、図10に示すように、球誘
導樋72によって誘導を受け、球誘導樋72の中途にお
いて入賞検出スイッチSW6によって6個払出し口への
入賞として検出され、球誘導樋72の下端から入賞口に
入賞したパチンコ球を集合して回収する図示しない回収
樋に落下して回収される。なお、入賞検出スイッチSW
6の検出信号はメイン制御装置100に入力される。
【0091】メイン制御装置100は、特別装置作動口
入賞検出スイッチSW3の検出信号が入力されると特別
装置を作動し(特別遊技フラグをオンし)、第1入賞装
置8の入賞口38へのパチンコ球の入賞を有効とする。
【0092】特別装置が作動中に、第1入賞装置8の入
賞口38にパチンコ球が入ると、このパチンコ球は、球
受回転体39の球受凹部40により運ばれて球出口41
から図10に示す球誘導樋73に入り、球誘導樋73を
落下する途中で特別入賞検出スイッチSW5により検出
され、さらに球誘導樋73の下端から球誘導樋72の中
途に落下し、球誘導樋72によって導かれ、入賞検出ス
イッチSW6によって6個払出し口への入賞として検出
され、球誘導樋72の下端から入賞口に入賞したパチン
コ球を集合して回収する図示しない回収樋に落下して回
収される。なお、特別入賞検出スイッチSW5の検出信
号と入賞検出スイッチSW6の検出信号とはメイン制御
装置100に入力される。
【0093】特別入賞検出スイッチSW5の検出信号が
メイン制御装置100に入力されると、メイン制御装置
100は、前述の当りとなった組み合わせが「1,
1」、「3,3」、「5,5」、「9,9」の何れかで
ある小当りの場合であれば、第1入賞装置8の入賞口3
8に設定する規定入賞数を5個とし、当りとなった組み
合わせが「7,7」である大当りの場合であれば、第1
入賞装置8の入賞口38に設定する規定入賞数を16個
とし、設定した規定入賞数までのカウントを開始する。
【0094】そして、メイン制御装置100は、特別入
賞検出スイッチSW5の検出信号に応じて、図1の右袖
下入賞口9を構成するチャッカの前面に配備した遊技情
報表示器67に第1入賞装置8の入賞口38に入賞した
パチンコ球の個数を数字表示する。なお、入賞個数が1
個から9個までは数字を点灯表示し、入賞個数が10個
から16個までは、下1桁の数字を205msの周期で
点滅表示する。次いで、メイン制御装置100は図8に
示す開放ソレノイドSOL2を作動し、第2入賞装置1
3の大入賞口46を約8.4秒間開放してパチンコ球の
入賞を可能とする。
【0095】開放中の大入賞口46にパチンコ球が入賞
すると、図8に示すように、このパチンコ球は振分片4
8によって左右に振分けられた後、図7に示す球出口4
9及び球出口50の何れかから遊技盤裏面側に誘導され
る。図10に示すように、パチンコ球が球出口49を通
過した場合及びパチンコ球が球出口50を通過した場合
の何れの場合であっても、このパチンコ球は、球誘導樋
76により誘導を受け、球誘導樋76の末端において大
入賞口入賞検出スイッチSW9により検出された後、回
収樋に落下して回収される。
【0096】大入賞口入賞検出スイッチSW9の検出信
号はメイン制御装置100に入力され、第2入賞装置1
1に設定された規定入賞数10個までのカウントが開始
される。なお、開放中の第2入賞装置11の大入賞口4
6にパチンコ球が10個入賞した場合には、大入賞口6
0の開放時点からの経過時間が8.4秒に達していなく
とも、メイン制御装置100は開放ソレノイドSOL2
の励磁を停止し、大入賞口46を閉鎖する。また、開放
中の大入賞口46に入賞したパチンコ球の数が、規定個
数10個に達しないうちに、大入賞口46の開放時点か
らの経過時間が8.4秒に達すると、メイン制御装置1
00は開放ソレノイドSOL2の励磁を停止し、大入賞
口46を閉鎖する。
【0097】特別装置が作動中であれば、大入賞口46
の閉鎖後、再び、第1入賞装置8の入賞口38にパチン
コ球が入賞すると、このパチンコ球が特別入賞検出スイ
ッチSW5により検出されて検出信号がメイン制御装置
100に入力されることにより、再び、第2入賞装置1
1の大入賞口46の8.4秒間の開放が行われる。
【0098】このように、特別装置が作動中は、大入賞
口46の開放動作の終了後、第2入賞装置8の入賞口3
8にパチンコ球が入賞する毎に、新たに大入賞口46の
開放動作が開始される。なお、大入賞口46の開放動作
は、小当りの場合には第2入賞装置8の入賞口38に設
定された規定入賞数5に対応して最高で5回までであ
り、大当りの場合には第2入賞装置8の入賞口38に設
定された規定入賞数16に対応して最高で16回までで
ある。
【0099】なお、大入賞口46の開放中に、第1入賞
装置8の入賞口38にパチンコ球が入賞し、このパチン
コ球が特別入賞検出スイッチSW5により検出されて検
出信号がメイン制御装置100に入力された場合には、
第1入賞装置8の入賞口38に設定された規定入賞数に
関する入賞個数のカウントアップが行われるのみで、今
回の第1入賞装置8の入賞口38への入賞に応じた第2
入賞装置11の大入賞口46の8.4秒間の開放は行わ
れない。
【0100】また、特別装置の作動期間の終了条件は、
第1入賞装置8の入賞口38に入賞したパチンコ球の個
数が規定入賞数に達するか、あるいは、特別装置の作動
中に再び振分入賞装置2に設けられた特別装置作動口1
9にパチンコ球が入球した場合である。メイン制御装置
100は、特別装置の作動期間が前記の終了条件を満た
すと、特別装置を停止し(特別遊技フラグをオフし)、
以降の第1入賞装置8の入賞口38へのパチンコ球の入
賞を無効化する(メイン制御装置100は、入賞検出ス
イッチSW5の検出信号が入力されても無効とする)。
【0101】また、図柄表示装置4における図柄変動の
停止結果が当りの場合、再び、振分入賞装置2の可変入
賞口12に入賞したパチンコ球が図柄作動口16に入球
して停留すると、これに応じて図柄表示装置4の図柄変
動が開始される。
【0102】これにより、図柄表示装置4の左図柄及び
右図柄が変動表示するため確定停止した当り図柄が図柄
表示装置4から消滅するが、前述した特別装置の停止時
点でメイン制御装置100は、遊技情報表示器67に当
りとなった図柄番号に対応する図柄を表示する。このた
め、図柄変動中に遊技情報表示器67に当り図柄に対応
する図柄番号が継続して表示されているので、遊技者は
当り図柄を当り図柄表示器24で確認することができ
る。なお、遊技情報表示器67において表示されている
当り図柄は、次に図柄表示装置4において当りが発生す
るまでの間、継続して表示される。
【0103】次に、図柄表示装置4における当り発生に
関する低確率モード(当り発生の確率が1/41)と高
確率モード(当り発生の確率が5/41)との移行につ
いて説明する。図18は、図柄表示装置4における当り
発生に関する確率モードの移行と特別装置の作動との関
係を示すタイミングチャートである。電源投入時は、低
確率モードに設定されている。図柄表示装置4において
当りが発生し、かつ振分入賞装置2の下部入球部17の
特別装置作動口19にパチンコ球が入賞して特別装置が
作動し(すなわち、電源投入後、初回の特別装置が作動
し)、該特別装置の作動が終了した時点で、メイン制御
装置100により低確率モードから高確率モードに切り
換えられる。
【0104】そして、高確率モード中、図柄表示装置4
において当りが発生し、かつ振分入賞装置2の特別装置
作動口19にパチンコ球が入賞して特別装置が作動し
(電源投入時から数えて2回目の特別装置の作動)、2
回目の特別装置の作動が終了した時点で、高確率モード
から低確率モードに切り換えられる。さらに、電源投入
時から数えて2回目の特別装置の作動が停止した後も低
確率モードが維持される。
【0105】また、図12乃至図13及び図15乃至図
17に示すように、図柄表示装置4の左図柄及び右図柄
が、低確率モードの場合に「赤」により表示されている
部分が、高確率モードに切り換わると「緑」に切り換わ
り、低確率モード時に「緑」で表示されていた部分が
「赤」に切り換わる。このように、確率モードの別に対
応して図柄を表示する色を切り換えることで遊技者に報
知する。以上の確率切換制御方法と表示機能とにより、
従来にない確率制御、情報報知を実現する目的効果を達
成する構成を有している。また、図9に示す図柄表示ユ
ニット3に配備した飾りLED54と飾りLED55と
が高確率モード時に131ms毎に交互に点滅する。
【0106】なお、図19乃至図21は、遊技状態の別
に対応する各種表示ランプ・LEDの点灯態様を示す表
である。さらに、図22は、遊技状態の別に対応する効
果音並びに音声の音表示態様を示す表である。尚、遊技
盤面に配備した各種表示ランプ・LEDの点灯態様及び
効果音の音表示態様については、図面によってのみ示す
ものとし、詳細な説明は省略する。
【0107】次に、実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤
裏面に配設された賞品球の排出機構及び貸球の排出機構
について説明する。なお、本実施形態のパチンコ遊技機
は、カード式のパチンコ遊技機としてある。図23は、
本実施形態のパチンコ遊技機における賞品球の排出機構
及び貸球の排出機構を示す遊技機の裏面図である。
【0108】遊技機の基枠111の裏面上部には球タン
ク112が取付けられ、該球タンク112内には賞品球
あるいは貸球として排出するためのパチンコ球が貯留さ
れる。球タンク112の下部には、基枠111の右側に
向けて斜め下方に傾斜が掛けられた補給球誘導レール1
13が取り付けられ、球タンク112の左側寄りの下端
には補給球誘導レール113に臨んで開口114が設け
られている。なお、符号115は、該補給球誘導レール
113を遊技盤裏面に対して取り付ける際の傾斜角度を
調整可能とするための取付角度調整孔である。
【0109】図24は、球タンク112及び補給球誘導
レール113の拡大平面図である。補給球誘導レール1
13は、前後方向に互いに隔壁によって隔てられた4条
の球誘導樋116,117,118,119が設けられ
ている。また、補給球誘導レール113の左側寄りに
は、球タンク112の開口114を上方に臨む位置に2
条の球誘導樋116,117に対応して球切れ検出体1
20aが配設され、2条の球誘導樋118,119に対
応して球切れ検出体120bが配設されている(図23
においては符号120で示す1つのみ図示)。
【0110】これらの球切れ検出体120は、それぞれ
右端下部を回動可能に軸支されると共に、球切れ検出体
120の左端下部に設けられた突出部121を後述の球
切れ検出器のアクチュエータによる付勢力によって開口
114に向けて付勢されている。
【0111】さらに、これら2つの球切れ検出体120
に各々対応して、これら2つの球切れ検出体120の下
方に2つの球切れ検出器106が配設されている(な
お、図24においては符号120aで示す球切れ検出体
に対応する一方のみ図示)。なお、球切れ検出器106
は、マイクロスイッチにより構成されている。
【0112】球タンク112内にパチンコ球が貯留され
ている状態では、球タンク112内のパチンコ球が開口
114を通して補給球誘導レール113の4条の球誘導
樋116,117,118,119のそれぞれに導かれ
る。そして、パチンコ球の重さにより補給球誘導レール
113の4条の球誘導樋116,117,118,11
9に各々対応して2つの球切れ検出体120a,120
bが補給球誘導レール113の底板側に押え付けられ、
2つの球切れ検出体120a,120bの下面にそれぞ
れ設けられた突出部121が、これらに対応する2つの
球切れ検出器106のアクチュエータをそれぞれ押し込
んでオン状態としている。
【0113】また、補給球誘導レール113の球誘導樋
116,117と球誘導樋118,119のうちの一方
が球切れとなると、球切れを起こした球誘導樋に設けた
球切れ検出体120がアクチュエータの付勢により開口
114側に回動し、回動した球切れ検出体120の下面
に設けられた突出部121による球切れ検出器106の
アクチュエータに対する押し込みが解除されるので、球
切れを起こした球誘導樋に対応する球切れ検出器106
がオフ状態となって球切れが検出される。
【0114】図23に示すように、補給球誘導レール1
13の右端部には、前記の球誘導樋116乃至119に
それぞれ連結する4条の球誘導樋122,123,12
4,125が設けられている。図25は、図23におけ
る矢視a−a線方向から眺めて示す拡大側面図である。
【0115】図23に示すように、補給球誘導レール1
13の球誘導樋116乃至119に連結する球誘導樋1
22乃至125は、基枠111の右側に至って後、左側
下方に向けて斜めに屈曲され、さらに基枠111の中央
部に大きく開設された開口部126の右側縁上部に至っ
て下方に向けて折曲されている。なお、基枠111の右
側の球誘導路122乃至125の屈曲部分から分岐し
て、下方に向けて延出する球抜き経路127が設けられ
ている。
【0116】開口部126の右側縁上部の近傍には、補
給球誘導レール113の球誘導樋122乃至125の各
々に対して、アクチュエータを臨ませてマイクロスイッ
チからなる4つの球切れ検出器180a,180b,1
80c,180dが設けられており、球誘導樋122乃
至125の各上部において再度球切れ状態を検出する構
成としてある。これら球切れ検出器180a〜180d
の検出信号はメイン制御装置100に入力される。
【0117】また、基枠111の裏面には、前記開口部
126の右側縁中間部に隣接して貸球用の球排出装置1
28が配設され、該球排出装置128の下方において開
口部126の右側縁下部から間隔を開けて賞品球用の球
排出装置129が配設されている。なお、本実施形態で
は、貸球用の球排出装置128及び賞品球用の球排出装
置129は、同じ装置であって、球排出駆動モータM3
によって回転するスリュー式排出機構を用いている。
【0118】前後に2条の球誘導樋124,125は、
開口部126の右側縁上部に沿って垂下した後、貸球用
の球排出装置128の上方において右側下方に向けて斜
めに屈曲され、さらに該球排出装置128の右側部の上
方に至って下方に向けて折曲され、2条の球誘導樋12
4,125の終端がそれぞれ球排出装置128に連結さ
れている。
【0119】また、前後に2条の球誘導樋122,12
3は、開口部126の右側縁上部に沿って垂下した後、
球誘導樋124,125よりも上方側で右側下方に向け
て斜めに屈曲され、さらに基枠111の右側寄りに至っ
て下方に向けて折曲され、球排出装置128の右側部に
沿って下方に垂下した後に左方に屈曲され、2条の球誘
導樋122,123の終端がそれぞれ賞品球用の球排出
装置129に連結されている。
【0120】これらの球切れ検出器180a〜180d
は、貸球用の球排出装置128と賞品球用の球排出装置
129とに対して補給される補充球の不足が検出された
場合に貸球の払出しか賞品球の払出しかの何れか一方の
払出し動作を払出制御装置101の制御に基いて停止す
る目的効果を達成しようとしている。
【0121】また、1回の払出数が貸球が25個である
のに対して、賞品球では多くて15個(機種によって
は、13個)となることを鑑みて、補充球の球不足によ
る賞品球の払出し禁止時期を、補充球の球不足による貸
球の払出し禁止時期よりも遅くし、できるだけ賞品球の
払出し動作を許容して払出制御装置101に制御させる
ために、貸球用の球排出装置128に対して補充球を供
給する球誘導樋124,125に第2の球切れ検出体
(図示せず)を設ける一方、賞品球用の球排出装置12
9に対して補充球を供給する球誘導樋122,123に
第3の球切れ検出体(図示せず)を設け、球誘導樋12
4,125における貸球用の球排出装置128に対する
第2の球切れ検出体の配設位置よりも、球誘導樋12
2,123における賞品球用の球排出装置129に対す
る第3の球切れ検出体の配設位置の方を賞品球用の球排
出装置129に近接する位置に配設する構成とすること
で、球不足時における賞品球の払出し禁止時期を球不足
時における貸球の払出し禁止時期よりも遅く設定しよう
とする目的効果を達成することができる。
【0122】貸球用の球排出装置128の下部には球排
出樋130が連結され、該球排出樋130は開口部12
6の右側縁下部に沿って垂下し、開口部126の右側縁
下端に至って開口部126の下方に設けた排出球集合樋
131に連結している。
【0123】また、賞品球用の球排出装置129の下部
には球排出樋132が連結され、該球排出樋132は開
口部126の右側縁下端に向けて傾斜し、その末端が排
出球集合樋131に連結している。球排出樋132の後
方には、球排出樋132に向き合うようにして賞球払出
し音を発生させるベル181が取り付けられており、賞
品球用の球排出装置129から排出されたパチンコ球が
球排出樋132を流下する際にベル181に衝突して賞
球払出し音を発生させる。
【0124】これにより、賞品球の払出し時は、賞品球
がベル181に衝突して賞品球の払出し効果音を発生さ
せる。一方、貸球用の球排出装置128の下部に設けた
球排出樋130にはベルを設けず、したがって貸球の払
出し時にはベルによる効果音を発生させず、賞品球の払
出し時にのみベル181による賞品球の払出し効果音を
発生させるようにして賞品球の払出し時を識別させ遊技
者に特別の情報提供をしようとする目的効果を達成する
構成としてある。
【0125】さらに、排出球集合樋131の出口に臨ん
で遊技機の前面に設けられた球受上皿(図示せず)に通
じる排出球経路133が設けられ、排出球経路133の
入口の一側に設けられた隔壁134により隔てられて、
球受下皿(図示せず)に通じる排出球経路135が設け
られている。
【0126】さらに、排出球経路135の中途にはベル
取付部136が設けられ、排出球経路135の末端の一
側には、球受下皿が満タン状態となった場合にパチンコ
球によって左側方に回動する満タン検出用の作動片13
7が軸支され、該作動片137を左方から臨んで満タン
検出器105が配設されている。
【0127】図26は貸球用の球排出装置128及び賞
品球用の球排出装置129を構成する球排出装置138
の正面図であり、図27は球排出装置138の平面図で
あり、図28は球排出装置138の側面図であり、図2
9は、球排出装置138の分解斜視図である。
【0128】球排出装置138は、概略として、ケース
本体146、軸受部材147、軸受カバー部材148、
スクリュー149及び球排出駆動モータM3を備えてい
る。ケース本体146は上面に平坦な載置部150を備
え、ケース本体146の右側縁と後側縁とに上方に向け
て立ち上がる右側壁151及び後壁152が一体に形成
され、ケース本体146の前方及び左方は開放されてい
る。
【0129】ケース本体146の載置部150には球排
出駆動モータM3がその駆動軸153を下方に向けて配
置され、該駆動軸153には球送り部材を構成するスク
リュー149が固着されている。なお、スクリュー14
9は、駆動軸153に結合される軸部154と、該軸部
154の外周の中間部から下端に亘って形成されたスク
リュー部155を有している。なお、符号156は、球
排出駆動モータM3に対して電気的に接続を行うための
コネクタ接続用のソケットである。
【0130】ケース本体146の右側壁151の外側に
は、基枠111に設けた2条の球誘導樋124,125
(122,123)の終端にそれぞれ連結する2条の球
誘導路158,159が上下方向に向けて前後に並んで
設けられ、2条の球誘導路158,159の下部がスク
リュー149の上部の軸部155に向けて屈曲され、2
条の球誘導路158,159の末端がそれぞれスクリュ
ー149を前後に挟むようにしてスクリュー部156に
案内されている。
【0131】また、軸受部材147が軸受カバー部材1
48の内側に一体に嵌合されてケース軸受160を構成
しており、該ケース軸受160がケース本体146の下
面に対して取り付けられている。
【0132】軸受部材147の中央には凹状のスクリュ
ー収納部161が設けられており、該スクリュー収納部
161に上方から挿入されたスクリュー149のスクリ
ュー部156が収納されている。
【0133】軸受部材147の中央下部には、スクリュ
ー149の下端前方と下端後方とにそれぞれ臨んで前後
に2条の球排出路162,163が上下方向に形成さ
れ、2条の球排出路162,163の下端がそれぞれ球
排出口164,165に形成されている。該2条の球排
出路162,163は、基枠111に形成されている球
排出樋130(132)に連結されている。
【0134】さらに、軸受部材147の上面右側には、
ケース本体146に形成した2条の球誘導路158,1
59に対応して前後に、上端を円弧状に形成した誘導フ
ィン166,167が左右方向に向けてそれぞれ突設さ
れている。誘導フィン166,167は、右端側が左端
側よりも高く形成され、スクリュー149の上部の軸部
155に案内すべく屈曲されている2条の球誘導路15
8,159の下側を形成している。
【0135】また、図29に示すように、軸受部材14
7の下部前面と下部後面に対してそれぞれ排出球センサ
168,169(フォトセンサ)が取付けられている。
該排出球センサ168,169は、2条の球排出路16
2,163に排出されるパチンコ球をそれぞれ検出す
る。
【0136】球排出装置138によるパチンコ球の排出
動作を説明する。球排出駆動モータM3を駆動すると、
その駆動軸153及びスクリュー149が一体に回転
し、スクリュー149の回転に伴って、スクリュー14
9の軸部155に案内されているパチンコ球がスクリュ
ー部(溝)156に係合しながら下方に送られていき、
スクリュー部156の末端が球排出路162に臨んだ時
に、パチンコ球が1球だけ球排出路162に落下し、引
き続いてスクリュー149が回転してスクリュー部15
6の末端が球排出路163に臨んだ時に、パチンコ球が
1球だけ球排出路163に落下する。このようにして、
スクリュー149の回転により、2条の球排出路16
2,163に対して1球ずつ交互にパチンコ球を排出す
る。
【0137】図30は、実施形態のパチンコ遊技機に配
備したパチンコ球の払出し装置の要部ブロック図であ
る。尚、本実施形態のパチンコ遊技機はカード式のパチ
ンコ遊技機としてある。
【0138】払出制御装置101(払出し制御部)は、
制御処理実行手段としてのサブCPUと、サブCPUが
行う各制御プログラムを格納したROMと、随時データ
の読み出し並びに書き込みが可能なRAMと、メイン制
御装置100と通信を行うための通信インタフェースと
により構成されている。なお、払出制御装置101の内
部構成については図示を省略する。
【0139】払出制御装置101は、図11に示すよう
にメイン制御装置100(主制御部)に対して通信接続
されている他、賞品球の払出しを行う前述したスクリュ
ー機構式の球排出装置129、球排出装置129と同じ
構造の貸球25個の排出を行う球排出装置128に接続
されると共に、球排出装置129に配備された排出球セ
ンサ168,169(図29参照)及び球排出装置12
8に配備された排出球センサ168,169に接続され
ており、球排出装置128及び球排出装置129、これ
らに配備された各排出球センサ168,169により払
出し可動部170が構成されている。
【0140】また、払出制御装置101には、通信イン
タフェース171を通じてカードユニット172が接続
され、該カードユニット172には、インタフェース1
71を介して貸球ボタンへの操作を検出するための貸出
し検出スイッチ173及びプリペイドカードの残度数を
表示するための度数表示部174が接続されている。図
30に示すように、通信インタフェース171、貸出し
検出スイッチ173及び度数表示部174により球貸し
制御ブロックが構成される。尚、貸出し検出スイッチ1
73及び度数表示部174から通信インタフェース17
1に至る信号ラインは、払出制御装置101に入力され
ることなく、図示しない払出し制御基板上において中継
されている。
【0141】また、払出制御装置101には、パチンコ
球を遊技盤面1に向けて弾発するための発射装置駆動部
175が接続され、発射装置駆動部175に発射装置可
動部176が接続されている。なお、発射装置駆動部1
75及び発射装置可動部176により発射ブロックが構
成されている。
【0142】カードユニット172と払出制御装置10
1とは通信インタフェース171を通じて双方向通信可
能に接続されており、カードユニット172は、通信イ
ンタフェース171を通じて払出制御装置101に対し
常時レディ信号を出力している。
【0143】また、カードユニット172は、プリペイ
ドカードを挿入し、該プリペイドカードに記憶された金
額に対応する残度数を通信インタフェース171を介し
て度数表示部174に出力する。そして、カードユニッ
ト172は、貸球ボタンへの操作により、貸出し検出ス
イッチ173の操作検出信号を通信インタフェース17
1を介して入力すると、当該貸出し操作に応じた金額を
差し引くと共に、貸出し操作に応じた金額に相当する貸
球要求信号を通信インタフェース171を介して払出制
御装置101に出力するものである。なお、1回の貸出
し操作につき、該プリペイドカードに記憶された金額か
ら100円を差し引くと共に、貸球25個を1単位とし
て貸球要求信号を払出制御装置110に出力する。
【0144】また、実施形態のパチンコ遊技機では、左
落し入賞口7、右落し入賞口10及び第2入賞装置11
の大入賞口46は入賞に対する賞品球の払出個数を13
個とし、左袖下入賞口6、右袖下入賞口9、振分入賞装
置2の可変入賞口12及び第1入賞装置8の入賞口38
は、入賞に対する賞品球の払出個数が6個としているの
で、図30においては、メイン制御装置100に、遊技
盤面に設けられた複数種類の入賞口毎に異なる賞品数
(例えば、6個払い出し口と13個払い出し口の2種
類)を設定する構成としてある。即ち、第1の賞球数
(6個)に設定されている入賞口に対して配備された第
1入賞検出スイッチ177(図10においては、入賞検
出スイッチSW4及びSW6に相当する)と、第1の賞
球数とは異なる第2の賞球数(13個)に設定されてい
る入賞口に対して配備された第2入賞検出スイッチ17
8(図10においては、入賞検出スイッチSW7,SW
8及びSW9に相当する)とをスイッチ入力回路77を
介してメイン制御装置100に接続してある。
【0145】次に、図30に示すパチンコ球の払出し装
置の作用について説明する。遊技盤面において入賞が発
生すると、メイン制御装置100は、6個払出口へ入賞
した場合には、第1入賞検出スイッチ177の入賞検出
信号により、13個払出口へ入賞した場合には、第2入
賞検出スイッチ178の入賞検出信号により、賞品球の
払出数の別に対応した入賞検知を行い、入賞検知を行う
毎に第1入賞検出スイッチ177及び第2入賞検出スイ
ッチ178の別に対応してメイン制御装置100内のR
OM(図示せず)に設定された払出個数設定用テーブル
を検索して入賞検知を行った入賞検出スイッチに対応す
る払出個数データを読み出し、読み出した払出個数デー
タをメイン制御装置100内のRAM(図示せず)の払
出個数データ記憶部の空き領域に順次記憶する。
【0146】図31は、払出個数設定用テーブルの払出
し個数データの記憶状態を示す概念図である。図31に
示すように、払出個数設定用テーブルの第1番目の記憶
領域が第1入賞検出スイッチに対応する払出数の記憶領
域に設定され、第2番目の記憶領域が第2入賞検出スイ
ッチに対応する払出数の記憶領域に設定され、第3番目
の記憶領域が第3入賞検出スイッチに対応する払出数の
記憶領域に設定され、…というように、順次入賞検出ス
イッチの別に対応して払出個数データの記憶領域が設定
されている。
【0147】図31においては、第1入賞検出スイッチ
177に対応する払出数6が第1番目の記憶領域に記憶
され、第2入賞検出スイッチ178に対応する払出数1
3が第2番目の記憶領域に記憶されている。なお、7個
払出口に設定された入賞口や15個払出口に設定された
入賞口を有する遊技盤を備えるパチンコ遊技機の場合で
あれば、これら払出数の別毎に入賞口に各々対応して遊
技盤に設けられた各入賞検出スイッチをそれぞれ第3入
賞検出スイッチ及び第4入賞検出スイッチとすることに
より、払出個数設定用テーブルの第3番目の記憶領域か
ら7個払出口に関する入賞検知に応じた払出数7を、第
4番目の記憶領域から15個払出口に関する入賞検知に
応じた払出数15をそれぞれ読み出すことができる。
【0148】また、図32は、メイン制御装置100と
払出制御装置101とにそれぞれ配備された払出し個数
データ記憶部における払出し個数データの記憶状態を示
す概念図である。払出し個数データ記憶部の最初の記憶
領域には、払出個数データの記憶件数が記憶される。な
お、例えば、払出個数データ記憶部に払出個数データの
記憶が全くない場合には最初の記憶領域に記憶件数0が
記憶され、払出個数データ記憶部に払出個数データの記
憶が10個あれば、最初の記憶領域に記憶件数10が記
憶される。
【0149】払出個数データ記憶部の第2番目以降の各
記憶領域には、記憶件数分の払出個数データが順次記憶
される。図32に示す例では、第1入賞検出スイッチ1
77の入賞検知に対応して第2番目の記憶領域に払出個
数データとして6が記憶され、これに次いで発生した第
1入賞検出スイッチ177の入賞検知に対応して第3番
目の記憶領域に払出個数データとして6が記憶され、こ
の次に発生した第2入賞検出スイッチ178の入賞検知
に対応して第4番目の記憶領域に払出個数データとして
13が記憶され、さらに次いで発生した第2入賞検出ス
イッチ178の入賞検知に対応して第5番目の記憶領域
に払出個数データとして13が記憶された場合を示して
いる。
【0150】そして、メイン制御装置100は、払出個
数データ記憶部への払出個数データの記憶が済むと、払
出制御装置101に対して払出個数データ記憶部の第2
番目に記憶された払出個数データを送信し、第2番目に
記憶された払出個数データの送信後、第3番目以降の各
記憶領域に記憶された各払出個数データを第2番目以降
の各記憶領域に順次シフトし、記憶件数Nに対応する第
N番目の記憶領域を0クリアし、最後に記憶件数Nの値
を1つ減じて最初の記憶領域に再記憶する。
【0151】払出制御装置101は、メイン制御装置1
00から送信される払出個数データを含む賞球コマンド
を受ける。払出制御装置101内のRAM(図示せず)
にはと、図32に示すメイン制御装置100内のRAM
(図示せず)の払出個数データ記憶部と同等の形式の払
出個数データ記憶部が設定されている。払出制御装置1
01は、賞球コマンドを受けると、メイン制御装置10
0から送信された払出個数データを払出個数データ記憶
部の空き領域に順次記憶する。例えば、現在の記憶件数
が4件で、今回メイン制御装置100から送信された払
出個数データが6であれば、払出個数データ記憶部の第
6番目の記憶領域に今回送信された払出個数データとし
て6が記憶されると共に、記憶件数が1つアップして記
憶件数が5となり、記憶件数「5」が払出個数データ記
憶部の最初の記憶領域に記憶される。このように、払出
制御部101は、メイン制御装置100から送信された
払出個数データを受ける毎に、受けた払出個数データを
払出個数データ記憶部の空き領域に順次記憶する。
【0152】そして、払出制御装置101は、払出個数
データ記憶部への払出個数データの記憶が済むと、賞球
用の球排出装置129に対して払出個数データ記憶部の
第2番目に記憶された払出個数データ分の払出制御を行
う。例えば、払出個数データ記憶部の第2番目に記憶さ
れた払出個数データが13である場合、払出個数13個
に対応して球排出装置129を回転駆動し、指令された
払出個数のパチンコ球の払出制御を行う。そして、払出
制御装置101は排出球検出センサ168,169の検
出信号があれば計数して実質的に排出されたパチンコ球
の排出数を監視し、排出数が指令した払出個数13個に
達すると、球排出装置129の駆動を停止する。
【0153】払出個数データ記憶部の第2番目に記憶さ
れた払出個数データ分の払出制御が完了すると、第3番
目以降の各記憶領域に記憶された各払出個数データを第
2番目以降の各記憶領域に順次シフトし、記憶件数Nに
対応する第N番目の記憶領域を0クリアし、最後に記憶
件数Nの値を1つ減じて最初の記憶領域に再記憶する。
【0154】このように、遊技盤面において入賞が集中
して発生した場合であっても、メイン制御装置100の
設定個数データ記憶部に一時的に集中して発生する払出
個数データを順次記憶して保持し、メイン制御装置10
0から払出制御装置101に払出個数データを順次送信
し、払出制御装置101がメイン制御装置100から送
信された払出個数データを受ける毎に、受けた払出個数
データを払出個数データ記憶部の空き領域に順次記憶し
て保持するので、賞品球の払出し制御が安定して確実に
実現できる。
【0155】また、払出制御装置101は、カードユニ
ット172から送られた貸球要求信号を受けると、貸球
個数25個に対応して球排出装置128を駆動し、貸球
25個を排出するパチンコ球の払出制御を行う。そし
て、貸球の排出時には、貸球用の球排出装置128に設
けた排出球検出センサ168,169の検出信号を払出
制御装置101に入力し(図28参照)、排出球検出セ
ンサ168,168の検出信号の有無を監視し、排出球
検出センサ168,169の検出信号があれば計数し、
指令した貸球個数に対して実質的に排出されたパチンコ
球の排出数を監視し、排出数が指令した貸球個数25個
に達すると、球排出装置128の駆動を停止する。
【0156】また、下皿に至る賞品球の排出球経路13
5(図12及び図22参照)にパチンコ球が満タン状態
となると、満タン検出器105がオンとなる。メイン制
御装置100は、満タン検出器105が約200msの
間オン状態を維持している場合、満タン検出器エラーと
判別し、満タン検出器エラーコマンドを払出制御装置1
01に送信する。
【0157】払出制御装置101は満タン検出器エラー
コマンドを受信すると、図示しないエラー表示器により
表示すると共に、球排出装置129の駆動を停止し、発
射装置駆動部176に対して駆動停止指令を出力し発射
装置可動部176を停止する。
【0158】メイン制御装置100は、満タン検出器1
05がオフすると、満タン検出器エラー解除と判別し、
満タン検出器エラー解除コマンドを払出制御装置101
に送信する。払出制御装置101は満タン検出器エラー
解除コマンドを受信すると、図示しないエラー表示器に
よる表示を消すと共に、再び、球排出装置129の駆動
を再開し、発射装置駆動部175に対して駆動可能指令
を出力し発射装置可動部176を駆動可能とする。
【0159】また、払出制御装置101は、電源導入
後、カードユニット172が接続されているか否かを、
カードユニット172からレディ信号の入力があるか否
かにより所定周期毎に判別しており、カードユニット1
72からレディ信号の入力がない場合には、上述と同様
に、発射装置駆動部176に対して駆動停止指令を出力
し発射装置可動部176を停止する。そして、カードユ
ニット172からレディ信号の入力がないことに基いて
発射装置を停止した場合、カードユニット172からレ
ディ信号の入力があれば、発射装置駆動部175に対し
て駆動可能指令を出力し発射装置可動部176を駆動可
能とする。
【0160】また、球排出装置128及び球排出装置1
29にパチンコ球を供給する球誘導樋122〜125内
のパチンコ球が球切れ状態となると、球切れを起こした
球誘導樋に対応する球切れ検出器180a〜180d
(図23参照)がオフとなる。なお、メイン制御装置1
00は、球切れ検出器180a〜180dの球切れ検出
信号を負論理で検出する。
【0161】メイン制御装置100は、球切れ検出器1
80a〜180dが約696.5msの間オフ状態を維
持している場合、球切れ防止エラーと判別し、球切れ検
出器180a,180bの場合には、賞品球球切れ防止
エラーコマンドを払出制御装置101に送信すると共に
球切れランプ78(図9参照)を点灯する一方、球切れ
検出器180c,180dの場合には、貸球球切れ防止
エラーコマンドを払出制御装置101に送信すると共
に、球切れランプ78(図9参照)を点灯する。
【0162】払出制御装置101は賞品球球切れ防止エ
ラーコマンドを受信すると、図示しないエラー表示器に
より表示すると共に、賞品球用の球排出装置129の駆
動を停止する一方、貸球球切れ防止エラーコマンドを受
信すると、図示しないエラー表示器により表示すると共
に、貸球用の球排出装置128の駆動を停止する。
【0163】メイン制御装置100は、球切れ検出器1
80a,180bが全てオンすると、約1999ms後
に、賞品球球切れ防止エラー解除と判別し、賞品球球切
れ防止エラー解除コマンドを払出制御装置101に送信
すると共に球切れランプ78を消灯する。払出制御装置
101は賞品球球切れ防止エラー解除コマンドを受信す
ると、図示しないエラー表示器による表示を消すと共
に、賞品球用の球排出装置129の駆動を可能とする。
【0164】また、メイン制御装置100は、球切れ検
出器180c,180dが全てオンすると、約1999
ms後に、貸球球切れ防止エラー解除と判別し、貸球球
切れ防止エラー解除コマンドを払出制御装置101に送
信すると共に球切れランプ78を消灯する。払出制御装
置101は貸球球切れ防止エラー解除コマンドを受信す
ると、図示しないエラー表示器による表示を消すと共
に、貸球用の球排出装置128の駆動を可能とする。
【0165】なお、図30において、メイン制御装置1
00と払出制御装置101との通信が、メイン制御装置
100から払出制御装置101への一方向伝送路として
あるので、払出制御装置101からメイン制御装置10
0に不正信号が入力されることを防護できる。また、払
出制御装置101と発射装置駆動部175との通信が、
払出制御装置101から発射装置駆動部175への一方
向伝送路としてあるので、発射装置側から払出制御装置
101あるいはメイン制御装置100に不正信号が入力
されることを防護できる。さらに、貸出し検出スイッチ
173の信号線が払出制御装置に入力されることなく通
信インタフェース171に接続されているので、貸出し
検出スイッチ173から払出制御装置101に不正信号
が入力されることを防護できる。
【0166】上記振分入賞装置2と図柄表示装置4と確
率切換制御と制御タイミングと球受回転体18とのそれ
ぞれによって、またはこれらを組み合せパチンコ遊技機
の遊技系を公正したために、従来のパチンコ遊技機に無
い新規な趣向を提供することもできる。また、飾りLE
D54,55,56,57,59,62,63、表示ラ
ンプ58、左右装飾表示装置60,61、遊技情報表示
器67、図柄表示部33,34を設け、これらの表示制
御を特徴化したことにより、従来には無いパチンコ遊技
の情報と遊技感をパチンコ遊技機に付与することもでき
る。
【0167】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機によれば、遊技
盤面において入賞が発生すると、賞品球の払出数の別に
対応して遊技盤に設けた入賞検出スイッチの入賞検知に
応じて、主制御部が払出個数設定テーブルから入賞検知
した入賞検出スイッチに対応する払出個数データを読み
出し、読み出した払出個数データを設定個数データ記憶
部に順次記憶して保持し、主制御部から払出し制御部に
払出個数データを順次送信し、払出し制御部が主制御部
から送信された払出個数データを受ける毎に、受けた払
出個数データを払出個数データ記憶部に順次記憶して保
持するので、遊技盤面において入賞が集中して発生した
場合であっても、一時的に集中して発生する払出個数デ
ータほ主制御部の払出個数データ記憶部及び払出制御部
の払出個数データ記憶部で保持することができ、賞品球
の払出し制御が安定して確実に実現できる。
【0168】また、請求項2に記載の構成によれば、払
出し制御部が、該払出し制御部にカードユニットが接続
されていることを判別するレディ信号が入力されない場
合、または主制御部が満タン検出器の作動信号に応じて
出力する発射停止指令が入力された場合にのみ、発射装
置の作動を停止制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のパチンコ遊技機に配備された遊技盤
面の正面図
【図2】振分入賞装置の正面図
【図3】振分入賞装置の側面図
【図4】振分入賞装置の斜視図
【図5】第1入賞装置の斜視図
【図6】第2入賞装置の正面図
【図7】第2入賞装置の裏面図
【図8】第2入賞装置の斜視図
【図9】各表示ランプ及び表示LEDの配置を示す遊技
盤面の正面図
【図10】各種入賞検出スイッチや各種ソレノイドの配
設状態を示す遊技盤の裏面図
【図11】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制
御系統の要部ブロック図
【図12】図柄表示装置の左図柄表示部において表示さ
れる左図柄の種類を示す図
【図13】図柄表示装置の右図柄表示部において表示さ
れる右図柄の種類を示す図
【図14】図柄表示装置の左図柄、右図柄の図柄変動開
始時から振分入賞装置の球受回転体の作動迄のタイミン
グチャート
【図15】図柄表示装置における低速変動時の図柄の変
動態様を示す図
【図16】図柄表示装置における高速変動時の図柄の変
動態様を示す図
【図17】図柄表示装置におけるロングリーチ時におけ
る左図柄の回転表示態様を示す図
【図18】図柄表示装置における当り発生に関する確率
モードの移行と特別装置の作動との関係を示すタイミン
グチャート
【図19】遊技状態の別に対応する各種表示ランプ・L
EDの点灯態様を示す表
【図20】図19の表のつづき
【図21】図20の表のつづき
【図22】遊技状態の別に対応する効果音並びに音声の
音表示態様を示す表
【図23】本実施形態のパチンコ遊技機における賞品球
の排出機構及び貸球の排出機構を示す遊技機の裏面図
【図24】球タンク及び補給球誘導レールの拡大平面図
【図25】図23における矢視a−a線方向から眺めて
示す拡大側面図
【図26】貸球用の球排出装置及び賞品球用の球排出装
置を構成する球排出装置の正面図
【図27】図26の球排出装置の平面図
【図28】図26の球排出装置の側面図
【図29】図26の球排出装置の分解斜視図
【図30】実施形態のパチンコ遊技機に配備したパチン
コ球の払出し装置の要部ブロック図
【図31】払出個数設定用テーブルの払出し個数データ
の記憶状態を示す概念図
【図32】主制御部と払出し制御部とにそれぞれ配備さ
れた払出し個数データ記憶部における払出し個数データ
の記憶状態を示す概念図
【符号の説明】
1 遊技盤面 2 振分入賞装置 3 図柄表示ユニット 4 図柄表示装置 5 ゲート 6 左袖下入賞口 7 左落し入賞口 8 第1入賞装置 9 右袖下入賞口 10 右落し入賞口 11 第2入賞装置 12 可変入賞口 13 上部入球部 14 左上通過口 15 右上通過口 16 図柄作動口 17 下部入球部 18 球受回転体 19 特別装置作動口 20 右下通過口 21 取付基板 22 開閉翼体 23 作動杆 24 軸 25 前面カバー 26 カバー部 27 周壁部 28 落下口 29 仕切部 30 振分突起 31 球受部 32 球支持部 33 左図柄表示部 34 右図柄表示部 35 装置筐体 36 取付基板 37 前面カバー 38 入賞口 39 球受回転体 40 球受凹部 41 球出口 42 可動扉 43 装置筐体 44 取付基板 45 突片 46 大入賞口 47 球誘導枠 48 振分片 49 球出口 50 球出口 51 プランジャ 52 作動杆 53 戻しバネ 54 飾りLED 55 飾りLED 56 飾りLED 57 飾りLED 58 表示ランプ 59 飾りLED 60 左装飾LED装置 61 右装飾LED装置 62 飾りLED 63 飾りLED 64 ランプ付き風車 65 払出しランプ 66 球切れランプ 67 遊技情報表示器 68 球レール 69 アウト受入口 70 球誘導樋 71 球誘導樋 72 球誘導樋 73 球誘導樋 74 球誘導樋 75 球誘導樋 76 球誘導樋 77 スイッチ入力回路 78 スイッチ入力回路 79 表示用ドライバ 80 表示用ドライバ 81 表示用ドライバ 82 表示用ドライバ 100 メイン制御装置 101 払出制御装置 105 満タン検出器 106 球切れ検出器 111 基枠 112 球タンク 113 補給球誘導レール 114 開口 115 取付角度調整孔 116 球誘導樋 117 球誘導樋 118 球誘導樋 119 球誘導樋 120 球切れ検出体 121 突出部 122 球誘導樋 123 球誘導樋 124 球誘導樋 125 球誘導樋 126 開口部 127 球抜き経路 128 球排出装置(貸球用) 129 球排出装置(賞品球用) 130 球排出樋 131 排出球集合樋 132 排出樋 133 排出球経路 134 隔壁 135 排出球経路 136 ベル取付部 137 作動片 138 球排出装置 140 球排出樋 141 排出球集合樋 142 球排出樋 143 排出球経路 144 隔壁 145 排出球経路 146 ケース本体 147 軸受部材 148 軸受カバー部材 149 スクリュー 150 載置部 151 右側壁 152 後壁 153 駆動軸 155 軸部 156 スクリュー部 157 ソケット 158 球誘導路 159 球誘導路 160 ケース軸受 161 スクリュー収納部 162 球排出路 163 球排出路 164 球排出口 165 球排出口 166 誘導フィン 167 誘導フィン 168 排出球センサ 169 排出球センサ 170 払出し可動部 171 通信インタフェース 172 カードユニット 173 貸出し検出スイッチ 174 度数表示部 175 発射装置駆動部 176 発射装置可動部 177 第1入賞検出スイッチ 178 第2入賞検出スイッチ 180a〜180d 球切れ検出器 181 ベル M1 球受回転体駆動モータ M2 回転体駆動モータ M3 球排出駆動モータ SOL1 開放ソレノイド SOL2 開放ソレノイド SW1 図柄作動口通過検出スイッチ SW2 ゲート通過検出スイッチ SW3 特別装置作動口通過検出スイッチ SW4 入賞検出スイッチ(6個払出し口用) SW5 特別入賞検出スイッチ SW6 入賞検出スイッチ(6個払出し口用) SW7 入賞検出スイッチ(13個払出し口用) SW8 入賞検出スイッチ(13個払出し口用) SW9 大入賞口入賞検出スイッチ(13個払出し口)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御部が、払出個数データを払出し制
    御部に出力し、前記払出個数データに応じて前記払出し
    制御部が払出し可動部を駆動制御して賞品球の払出しを
    行う一方、貸出しボタンへの操作に対応してカードユニ
    ットから送られた所定個数の貸球データに基づいて、前
    記払出し制御部が前記払出し可動部を駆動制御して貸球
    の払出しを行うパチンコ遊技機において、 複数の入賞口に対して定められた賞品球の払出数の別に
    対応して複数の入賞検出スイッチを遊技盤に設け、前記
    主制御部に、前記複数の入賞検出スイッチに対応して払
    出し個数データを記憶した払出個数設定用テーブルを設
    け、前記主制御部と前記払出し制御部とのそれぞれに、
    前記払出個数データを順次保持する払出個数データ記憶
    部を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記払出し可動部から払い出された賞品
    球及び貸球の払出し経路に、該払出し経路におけるパチ
    ンコ球の満タン状態を検出する満タン検出器を設けると
    共に前記主制御部に前記満タン検出器を連絡し、パチン
    コ球を遊技盤面に向けて発射する発射装置を前記払出し
    制御部に連絡し、前記払出し制御部が、該払出し制御部
    に前記カードユニットが接続されていることを判別する
    レディ信号が入力されない場合、または前記主制御部が
    前記満タン検出器の作動信号に応じて出力する発射停止
    指令が入力された場合にのみ、前記発射装置の作動を停
    止するものであることを特徴とする請求項1に記載のパ
    チンコ遊技機。
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