JP4926808B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、前面枠と、該前面枠に収納され、表面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、当該パチンコ遊技機を設置島へ設置するための外枠に前面枠を開閉可能に取り付け、該前面枠の遊技盤収納部に遊技盤を着脱可能な状態で収納し、前面枠の裏面側には、遊技球を供給するための構成を有する裏機構盤を備えている。そして、裏機構盤(機構基板)を前面枠の一側に開閉可能な状態で軸着し、裏機構盤を開状態へ変換して遊技盤収納部を開放し、この開放状態で遊技盤を着脱できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−323438号公報
ところで、上記特許文献におけるパチンコ遊技機では、遊技盤収納部に収納した遊技盤を係止め部材で固定し、この状態で裏機構盤を閉状態へ変換し、さらには、係止め部材とは別個に設けられた機構基板止め部材で裏機構盤を固定しなければならない。このため、パチンコ遊技機の組立作業や、遊技盤を交換する機種交換作業に手間が掛かり、作業効率に改善の余地を残している。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、裏機構盤の閉状態と遊技盤の収納状態とを簡単に維持することができ、組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面枠と、該前面枠に収納され、表面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤と、を備えた遊技機において、
前記前面枠は、遊技盤を当該前面枠の裏面側から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、裏機構盤を閉状態に維持可能なロック機構と、を備え、
前記裏機構盤は、前記前面枠の裏側に左右一側が軸着される機構ベース部と、該機構ベース部の上部に設けられる横長なタンク装着部と、該タンク装着部の裏面側に装着され、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、を備え、該球貯留タンクには、遊技盤を裏面側から前方へ押圧可能なタンク側押圧部を設け、
前記遊技盤収納部に裏面側から遊技盤を収納し、ロック機構により裏機構盤を閉状態に維持すると、タンク側押圧部が遊技盤の裏面を当該遊技盤の前方へ向けて押圧して遊技盤の収納状態を維持するように構成されたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記遊技盤収納部の下部には、遊技盤を載置する載置部を設け、
前記ロック機構は、裏機構盤に係合して裏機構盤を閉状態に維持可能なロック係合部と、遊技盤の上縁部に当接して遊技盤を載置部側へ押圧可能なロック押圧部と、遊技盤の裏面に当接して遊技盤の前後方向の移動を規制可能な移動規制部と、を備え、
前記タンク装着部には、遊技盤の上縁部に上方から当接して遊技盤を載置部側へ押圧可能な装着側押圧部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記裏機構盤は、機構ベース部の軸着側に配置され、遊技盤の一側を支持可能な機構盤側支持部と、タンク装着部に配置され、遊技盤の他側寄りの表面に当接可能な装着側当接部と、を備え、
前記機構盤側支持部で遊技盤の一側を支持するとともに、遊技盤の他側寄りの表面に装着側当接部を当接し、この状態で遊技盤の他側を遊技盤収納部側へ押圧すると、遊技盤が裏機構盤とともに回動して遊技盤収納部へ収納されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記遊技盤は、遊技領域の下端部に遊技球を遊技領域外へ排出するためのアウト口を備え、
前記前面枠には、遊技領域を前方から被覆可能な内側開閉枠を開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠を前方から被覆可能な外側開閉枠を開閉可能な状態で軸着し、
前記前面枠のうち遊技盤の下方には画像表示装置を備え、該画像表示装置には、遊技盤で実行される遊技に関わる画像を表示可能な表示部を前方へ下り傾斜した状態で配置し、
前記内側開閉枠は、遊技領域を透視可能な状態で遊技盤を前方から被覆する内側透明部材を保持し、
前記外側開閉枠は、内側透明部材を介して遊技領域を透視可能な状態で内側開閉枠を前方から被覆する外側透明部材を保持し、前記前面枠の一側に設定される外側回動軸を中心に左右方向へ開閉回動するように構成され、
前記内側開閉枠の開閉中心となる内側回動軸を遊技盤と画像表示装置の間に配置し、内側開閉枠を開くと、内側開閉枠の上端部を下端部よりも前方に移動するように構成し、
前記内側開閉枠を内側回動軸側となる下部が上部よりも幅広となる略蒲鉾形状とするとともに、開状態において遊技球をアウト口へ誘導可能な球誘導部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば裏機構盤の閉状態と遊技盤の収納状態とを簡単に維持することができ、遊技機の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を図ることができる。また、遊技盤の収納状態を維持するために裏機構盤とは別個の構成を備える必要がなくなり、遊技機の構成部品点数、ひいては遊技機の製造コストを低く抑えることができる。
請求項2に記載の発明によればロック機構を操作するだけで遊技盤の下方向の位置決めをも行うことができ、遊技機の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を一層図ることができる。また、球貯留タンク内の遊技球の重さが装着側押圧部により伝達されて遊技盤を下方の載置部側へ押圧することができ、遊技盤収納部に収納された遊技盤を一層安定させることができる。さらに、装着側押圧部によりタンク装着部を下方から支持することができ、球貯留タンク内の遊技球の重量で裏機構盤が撓む不都合を抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば遊技盤の収納作業時に遊技盤の全体を支持し続ける負担を軽減することができる。また、遊技盤収納部に遊技盤を収納する作業と裏機構盤を閉状態へ変換する作業とを併せて行うことができ、遊技機の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を一層図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば開放状態の内側開閉枠が表示部を上方から保護する庇部として機能することができる。したがって、内側開閉枠を開放して遊技領域を露出したとしても、遊技領域からこぼれ落ちた遊技球が表示部に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置が損傷する不都合を抑えることができる。
さらに、開放状態の内側開閉枠の上に落下した遊技球をアウト口へ回収することができる。したがって、遊技領域からこぼれ落ちた遊技球が散乱する不都合をなくすことができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は前面側を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図、図3は遊技領域を露出した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1から図3に示すように、外枠(機枠あるいは本体枠)2の側部(図1中、左側部)に前面枠3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる略額縁状の前面枠本体4(すなわち前面枠3側)の上部に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、該遊技盤5の表面(前面)に遊技領域6を区画形成し、遊技盤5の下方には画像表示装置8を配置(収納)している。また、前面枠本体4の前面側には、遊技領域6を前方から被覆可能な内側開閉枠9を上下方向へ開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠9および画像表示装置8を前方から被覆可能な外側開閉枠10を左右方向へ開閉可能な状態で軸着し、外側開閉枠10の下部には、遊技球を貯留可能な球貯留ユニット13を備えている。さらに、外側開閉枠10の下方には棚部15を前面枠本体4の下部から前方へ突設し,該棚部15の上面を左右方向の中央部が下方へ凹んだ曲面で形成し、この凹み部に外側開閉枠10の球貯留ユニット13を収容するように構成されている。そして、棚部15の前面の一側(図1中、右側)には、発射装置16(図5参照)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)17を備え、他側(図1中、左側)には遊技演出用ボタン18を備えている。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図2から図5に示すように、開口の上半部分に、遊技盤5と略同じ広さの空間部に設定された遊技盤収納部22を備え、該遊技盤収納部22内に遊技盤5を前面枠本体4の裏面側から収納可能とし、遊技盤収納部22の下部には、遊技盤5の下縁部を載置可能な載置部23を設けている。さらに、図5に示すように、遊技盤収納部22の外周部のうち前面枠3の軸着部側(図5中、右側)には、後方から見て逆L字状の収納壁24を後方へ延設し、該収納壁24の下端を載置部23の側方に配置し、収納壁24により遊技盤収納部22内の遊技盤5の縁部、具体的には前面枠3の軸着部寄り(右寄り)に位置する上縁部および側縁部を外方から被覆(あるいは当接)できるように構成されている。そして、遊技盤収納部22の収納壁24側(図5中、右側)の上下両隅部には、三角形状の位置規制部25を設け、該位置規制部25の裏面に遊技盤5の隅部の表面を当接可能としている。
また、前面枠本体4の開口の下半部分であって遊技盤5の下方には表示装置配置部27を備え、該表示装置配置部27に画像表示装置8を配置している。さらに、表示装置配置部27と棚部15との間の一側寄り(図2中、左寄り)には、遊技球が1個ずつ通過可能な球送り開口28を開設し、該球送り開口28の後方には、球貯留ユニット13に貯留された遊技球を遊技領域6へ向けて発射可能な発射装置16を配置している。そして、発射装置16と球送り開口28とを球送り流路(図示せず)で連通し、球貯留ユニット13から球送り開口28に流下してきた遊技球が球送り流路を通過して発射装置16へ到達するよう構成されている。また、表示装置配置部27と棚部15との間の他側寄り(図2中、右寄り)には球排出口30を開設している。
そして、図5に示すように、前面枠本体4の裏面の側部、詳しくは遊技盤収納部22を挟んで収納壁24とは反対側(図5中、左側)には、前方から見て逆L字状を呈した裏機構盤32を前面枠本体4に対して前後方向へ開閉可能な状態で軸着し、裏機構盤32よりも収納壁24寄り(図5中、右寄り)の位置には、裏機構盤32を前面枠本体4に対して閉じた状態に維持可能なロック機構33を備えている。また、裏機構盤32の下方には縦長な賞球排出路36および球抜き排出路37を備え、賞球排出路36の下端を球排出口30へ連通し、裏機構盤32内を賞球として流下してきた遊技球が賞球排出路36および球排出口30を通って前面枠3の表側、具体的には外側開閉枠10の球貯留ユニット13へ排出できるように構成されている。さらに、球抜き排出路37の下端をパチンコ遊技機1の外部(例えば、島設備の球回収樋)へ連通し、メンテナンス時などにおいて裏機構盤32から抜き出された遊技球が球抜き排出路37を通ってパチンコ遊技機1の外方へ回収できるように構成されている。そして、前面枠本体4の裏面側の下部には排出発射制御装置39、電源供給装置40等を設けている。なお、裏機構盤32およびロック機構33については、後で詳細に説明する。
遊技盤5は、図3に示すように、当該遊技盤5の表面(前面)に領域区画部材43を止着して略半円形状の遊技領域6を区画形成し、遊技領域6の側方(図3中、左側方)には、発射装置16から発射された遊技球を遊技領域6内へ案内するための円弧状の発射流路44を形成している。そして、遊技領域6の中央部よりも下寄りの位置には、画像表示装置8で実行される変動表示ゲームを始動するための始動入賞口45や、変動表示ゲームの大当たり時に遊技球が入賞可能となる大入賞口46等を配置し、遊技領域6の下端部には、入賞せずに遊技領域6を流下してきた遊技球(アウト球)を遊技領域6の外方へ排出するためのアウト口47を開設している。なお、始動入賞口45の左右両側には羽根状の開閉部材45a(本発明における可動部材の一種)を備え、大入賞口46には、当該大入賞口46を開閉する開閉扉46a(本発明における可動部材の一種)を備えている。そして、開閉部材45aおよび開閉扉46aを遊技の進行に伴って開閉(可動)して遊技球の始動入賞口45および大入賞口46への入賞を許容したり規制したりするように構成されている。
また、遊技盤5の裏面側には、図4および図5に示すように、遊技盤5よりもひと回り小さい略矩形状の球寄せベース51を装着し、該球寄せベース51の裏側には遊技制御装置(図示せず)および装飾制御装置52を装着している。さらに、球寄せベース51内には、始動入賞口45や大入賞口46等に入賞した遊技球(セーフ球)やアウト口47を通過した遊技球(アウト球)を回収するための球寄せ流路53を形成している。そして、球寄せベース51の下端部に球寄せ流路53の下流開口を開設し、該下流開口を表示装置配置部27の後方に設けた球回収流路55へ連通し、球寄せ流路53および球回収流路55を介して遊技球をパチンコ遊技機1の外部へ流下できるように構成されている。
画像表示装置8は、図2および図4に示すように、液晶表示器からなる表示部57と、該表示部57の後方に配置された表示制御装置58と、表示部57の左右両側方に配置され、遊技の進行に伴って音を発生して演出を行うスピーカー59とを備えて構成されている。そして、表示部57を前方へ下り傾斜した状態で配置するとともに、表示部57の傾斜上端を遊技領域6(言い換えると遊技盤5と内側開閉枠9との間の空間)の下端部に隣接する状態、具体的には、遊技領域6内に配置された始動入賞口45や遊技領域6を流下する遊技球の直下に配置している。なお、表示部57では、遊技盤5で実行される遊技に関わる画像、例えば始動入賞口45への入賞に基づいて実行される変動表示ゲームの画像を表示するように設定されている。
次に、内側開閉枠9および外側開閉枠10について説明する。
内側開閉枠9は、図3および図4に示すように、遊技盤5(または遊技盤収納部22)よりも僅かに小さい略蒲鉾形状(下部が上部よりも幅広となる略蒲鉾形状)の内側保持フレーム61を備え、該内側保持フレーム61の内側には、遊技領域6よりもひと回り大きなガラス板または透明樹脂板で形成された内側透明部材62を保持し、該内側透明部材62により遊技領域6を透視可能な状態で遊技盤5を前方から被覆できるように構成されている。そして、閉状態となる縦向き姿勢(図2参照)において下部となる内側保持フレーム61の縁部(すなわち内側開閉枠9の下部)には、横長な内側ヒンジ機構63を配置し、該内側ヒンジ機構63を介して当該内側開閉枠9を前面枠本体4、具体的には載置部23の前縁部へ軸着し、内側開閉枠9の開閉中心となる内側回動軸LAを遊技盤5と画像表示装置8の間に配置している。
したがって、内側開閉枠9のうち内側透明部材62を挟んで内側ヒンジ機構63とは反対側となる端部(図2中、上端部)を内側自由端部9aとし、該内側自由端部9aを上下方向へ移動可能としている。さらに、前面枠本体4(前面枠3)に対して横向きの内側回動軸LAを中心にして縦方向(上下方向)へ開閉するように構成されている。具体的には、内側自由端部9aを遊技盤5の上部の前方に配置して閉状態へ変換し(図2参照)、内側自由端部9aを下方へ移動して内側ヒンジ機構63(内側回動軸LA)よりも前方、言い換えると内側開閉枠9の下端部よりも前方へ配置(移動)して開状態へ変換する(図3および図4参照)。
そして、内側開閉枠9の開状態においては、後方の遊技盤5、詳しくは遊技領域6のアウト口47へ向けて下り傾斜した姿勢となる。したがって、開放状態の内側開閉枠9が表示部57を上方から保護する庇部として機能することができる。この結果、メンテナンス作業などにおいて内側開閉枠9を開放して遊技領域6を露出したとしても、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が表示部57に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置8が損傷する不都合を抑えることができる。さらに、内側透明部材62のうち遊技領域6に対向し得る裏面が遊技領域6の下部から前方へ延出した姿勢に設定され、遊技球をアウト口47へ誘導可能な球誘導部64として機能し、開放状態の内側開閉枠9の上に落下した遊技球をアウト口47へ回収することができる。このことから、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が散乱する不都合をなくすことができる。
外側開閉枠10は、開閉枠本体67と、該開閉枠本体67に保持された外側透明部材68と、開閉枠本体67の下縁部に配置された球貯留ユニット13とを備えて構成されており、当該外側開閉枠10の側部(図1中、左側部)を前面枠本体4の一側(図1中、左側)へ軸着している。開閉枠本体67は、前面枠本体4と略同じ横幅で形成された枠体であり、左右両側部および上部を前方へ膨出し、開閉枠本体67の中央部には縦向き長円形の開閉枠開口69を大きく開設し、該開閉枠開口69の上縁部を内側開閉枠9の上縁部と略同じ大きさの半円形状に設定している。
外側透明部材68は、開閉枠開口69を塞ぐ状態で開閉枠本体67に保持された透明樹脂製の部材であり、内側透明部材62を介して遊技領域6を透視可能な状態で内側開閉枠9を前方から被覆できるように構成されている。そして、外側透明部材68の側方および上方には光拡散レンズ71を外側透明部材68の外縁部から前後方向(詳しくは前方)へ延在する状態で備え、光拡散レンズ71の前縁部を開閉枠開口69の開口縁へ後方から接続して開閉枠開口69を後方から閉塞している。さらに、外側透明部材68の下半部分を前方へ大きく突出し、該突出部72の上面を前方へ下り傾斜した状態、言い換えると遊技者の顔へ対向する状態に形成し、突出部72の左右両側には、スピーカー59の発生音を前方へ透過させるための透音孔73を開設している。また、開閉枠本体67の側部(図1中、左側部)には縦長な外側ヒンジ機構75を配置し、該外側ヒンジ機構75を介して外側開閉枠10を前面枠本体4の一側(図2中、左側)へ軸着している。
したがって、外側開閉枠10のうち外側透明部材68を挟んで外側ヒンジ機構75とは反対側となる側端部(図1中、右端部)を外側自由端部10aとし、該外側自由端部10aを左右方向へ移動可能とし、前面枠本体4(前面枠3)に対して一側(左側)に配置した縦向きの外側回動軸LB、すなわち内側回動軸LAとは異なる外側回動軸LBを中心にして横方向(左右方向)、言い換えると内側開閉枠9とは異なる回動方向へ回動して開閉するように構成されている。具体的には、外側自由端部10aを前面枠本体4の他側(図2中、右側)に当接して閉状態へ変換し(図1参照)、外側自由端部10aを前面枠本体4から離して外側ヒンジ機構75(外側回動軸LB)よりも前方に配置して開状態へ変換する(図2参照)。
球貯留ユニット13は、図1に示すように、前方へ膨出した球貯留皿80を備え、該球貯留皿80の内部を下方へ凹ませて球貯留空間部81を形成し、該球貯留空間部81の後部には、球排出口30に連通可能な排出連通口82を開設している。さらに、球貯留皿80の後部には、球貯留空間部81から下り傾斜した球整列路83を設け、該球整列路83の下流部を上流部よりも絞り込んで遊技球が1個ずつ流下可能な流路幅に設定し、球整列路83内の遊技球を横一列に整列しながら流下させるように構成されている。また、球整列路83の下流端には、後方へ下り傾斜する球導出路84を連通し(図2参照)、該球導出路84の後端部を外側開閉枠10の後面側に開放している。そして、外側開閉枠10を閉じると、球導出路84の後端部と球送り開口28とを前後に重ねる状態で連通し、球導出路84、球送り開口28および球送り流路を介して、球貯留皿80内の遊技球を発射装置16へ供給することができるように構成されている。
次に、前面枠本体4の裏面側に設けられた裏機構盤32について説明する。
裏機構盤32は、図6に示すように、当該裏機構盤32の基部となる機構ベース部90と、パチンコ遊技機1の外部(具体的にはパチンコ遊技機1が設置される島設備)から供給された遊技球を貯留する球貯留タンク91と、該球貯留タンク91内の遊技球を下方へ流下する流下案内路92と、該流下案内路92を流下してきた遊技球を排出する球排出装置93とを備えて構成されている。
機構ベース部90は、前方から見て逆L字状を呈する樹脂製の部材であり、当該機構ベース部90の上部に横長な板状のタンク装着部95を備え、該タンク装着部95を遊技盤収納部22の横幅よりも短い長さに設定している。また、機構ベース部90の下部には縦長な流路装着部96を備え、該流路装着部96をタンク装着部95の側部(図6(a)中、左側)から下方へ延設し、流路装着部96の下端を載置部23の側方に配置している。さらに、機構ベース部90の左右一側に位置する流路装着部96の側面に縦長な機構盤ヒンジ部97を配置し、該機構盤ヒンジ部97を前面枠本体4の裏側に軸着して、裏機構盤32を前面枠本体4(詳しくは遊技盤収納部22)に対して前後方向へ開閉可能としている。言い換えると、裏機構盤32の軸着側に流路装着部96を備えている。そして、タンク装着部95の左右両側方にはブロック状のタンク止着部98を設け、該タンク止着部98の間に球貯留タンク91の一部(具体的には裏機構盤32の閉状態における球貯留タンク91の前側部)を挿入し、この状態でタンク装着部95の裏面側に球貯留タンク91を装着するように構成されている。なお、ロック機構33側(図6(b)中、左側)に配置されたタンク止着部98には、ロック機構33に係合可能な係合突起99を側方(左側方)へ向けて突設し、該係合突起99の裏面の中央部にはボス状の嵌合突起99aを突設している(図9(a)参照)。
さらに、流路装着部96の表面(言い換えると、機構ベース部90(裏機構盤32)の軸着側に位置する流路装着部96のうち遊技盤収納部22に対向し得る面)には、遊技盤5の一側を支持可能な機構盤側支持部102を後方の流下案内路92側(球排出装置93側)へ凹ませた状態で配置し、流路装着部96の裏面には、流下案内路92と球排出装置93とを上下に連結した状態で装着している。そして、機構盤側支持部102の下端部には、遊技盤5の下縁部へ下方から当接(支持)可能な支持当接部103を設け、機構盤側支持部102の側部には、遊技盤5の側部へ側方から当接可能な側方当接部104を設け、支持当接部103および側方当接部104を流下案内路92とは反対側(言い換えると遊技盤収納部22側)へ延設している。また、支持当接部103には、遊技盤5の表面の下隅部に当接可能な表面当接片105を立設している。なお、機構盤側支持部102は、裏機構盤32を閉じた状態で遊技盤収納部22内に位置するように設定されている。さらに、支持当接部103は、裏機構盤32を閉じた状態で載置部23の横に並んで載置部23と同一平面上に位置するように設定されている。
球貯留タンク91は、裏機構盤32の上部に位置する横長な箱状の部材であり、上面を開放して遊技球を上方から受入可能とし、底部を流路装着部96側(図6(a)中、左側)へ向けて下り傾斜させている。また、裏機構盤32を閉じた状態で球貯留タンク91の後側に位置する第1貯留部107と、該第1貯留部107に連通し、第1貯留部107よりもタンク装着部95側に形成された第2貯留部108とを備え、第1貯留部107を第2貯留部108よりも深く設定している。さらに、第1貯留部107の外側面のうち、第1貯留部107の底面と第2貯留部108の底面との間に形成された外側面を遊技盤5の裏面側へ当接可能とし、この外側面をタンク側押圧部109として機能させて遊技盤5を裏面側から押圧できるように構成されている。なお、タンク側押圧部109の作用については、後で詳細に説明する。
そして、第1貯留部107の底部の傾斜下端には、遊技球が通過可能となるタンク排出路111を縦向きで備え、該タンク排出路111の下端に流下案内路92の上流端を連通し、球貯留タンク91内の遊技球をタンク排出路111から流下させて流下案内路92へ供給するように構成されている。また、球貯留タンク91の長手方向の両端部(図6(a)中、左右両端部)には止着片112を外方へ向けて突設し、該止着片112をビスなどの止着部材(図示せず)によりタンク止着部98へ止着して球貯留タンク91をタンク装着部95に固定している。
流下案内路92は、遊技球を流下可能な縦向き流路であり、当該流下案内路92の上流端をタンク排出路111の下端へ接続し、当該流下案内路92の上流部には、1回の排出動作で排出される個数の遊技球を裏機構盤32内(具体的には流下案内路92内および球排出装置93内)に貯留しているか否かを検出する半端センサ115を設けている。また、流下案内路92のうち半端センサ115の下方を分岐し、分岐した一方の流路(賞球案内路116)の下端を球排出装置93の球導入口(図示せず)へ接続し、他方の流路(球抜き案内路117)を球排出装置93と機構盤側支持部102との間を通して流路装着部96の下端に下流端を開放し、該下流端が裏機構盤32を閉じた状態で球抜き排出路37の上流端に連通するように構成されている。なお、流下案内路92の分岐部には、遊技球の流下先を賞球案内路116あるいは球抜き案内路117に切り換えるための切換操作部118を備えている。また、球抜き案内路117の機構盤側支持部102側をタンク側押圧部109と同一平面上に設定するとともに、球抜き案内路117と表面当接片105との離間距離を遊技盤5の厚さよりも僅かに広い寸法に設定している。
球排出装置93は、その内部に、遊技球を流下可能な遊技球流路を縦向きに形成し、該遊技球流路77の上流端を当該球排出装置93の上部に開放して球導入口とし、遊技球流路77の上下方向の途中にスプロケットあるいは流下規制弁等の球送り部材を臨ませ(いずれも図示せず)、球送り部材の駆動を制御して排出動作を行い、予め設定された個数の遊技球を排出(流下)できるように構成されている。さらに、球排出装置93の下端に遊技球流路の下流端を開放し、該下流端の下方に縦長な球連通路119を設け、裏機構盤32を閉じた状態で球連通路119により球排出装置93の遊技球流路と賞球排出路36の上流端とを連通するように構成されている。
また、タンク装着部95の裏面側には金属板からなる横長な補強部材122を設け、該補強部材122がタンク装着部95と球貯留タンク91との間に配置されるように設定されている。さらに、補強部材122の長手方向の両端部には、球貯留タンク91とタンク止着部98との間に配置される側方補強部123をタンク装着部95とは反対方向へ延設し、該側方補強部123の延設端を側方へ屈曲して屈曲部124を形成し、該屈曲部124をタンク止着部98と止着片112との間に挟持している。そして、ロック機構33側(図6(b)中、左側)の屈曲部124には、図6(c)に示すように、その下部を前面枠本体4側(前方)へ屈曲して装着側押圧部125を形成するとともに、該装着側押圧部125の前面枠本体4側の端部を載置部23側(下方)へ屈曲して装着側当接部126を形成している。さらに、装着側押圧部125と機構盤側支持部102の支持当接部103との上下方向の間隔を遊技盤5の縦方向の長さ(高さ)に等しく設定して、装着側押圧部125が機構盤側支持部102に支持された遊技盤5の上縁部に当接するように構成されている。また、装着側当接部126とタンク側押圧部109との前後方向の離間距離を遊技盤5の厚さよりも僅かに広い寸法に設定し、装着側当接部126が機構盤側支持部102に支持された遊技盤5の表面、詳しくは、遊技盤5の表面のうち機構盤側支持部102に支持される一側よりも他側寄りの箇所に当接するように構成されている。なお、流路装着部96側(図6(a)中、左側)のタンク止着部98と止着片112との間には、機構盤ヒンジ部97の上部から延設されたヒンジ延設部97aを屈曲部124とともに挟持している。
次に、ロック機構33について説明する。
ロック機構33は、図7および図8に示すように、前面枠本体4の裏面に設けられたロック回動軸130と、該ロック回動軸130に回動自在な状態で軸着されたロックレバー131とから構成されており、遊技盤収納部22の上方に配置されている。ロック回動軸130は、収納壁24の上方と閉状態の裏機構盤32(タンク装着部95)との間に配置され、前面枠本体4の裏側から後方へ向けて延設されている(図7(a)参照)。ロックレバー131は、当該ロックレバー131の回動中心となるレバー軸部132を備え、該レバー軸部132をロック回動軸130の延設端に軸着してロックレバー131を左右方向へ回動可能とし、ビスなどの掛止部材133でレバー軸部132をロック回動軸130へ掛止してレバー軸部132がロック回動軸130から脱落しないように構成されている(図7(b)参照)。また、レバー軸部132の基端部(詳しくはロック回動軸130側の端部)には、タンク装着部95の係合突起99に係合可能なロック係合部134を外方へ向けて延設し、該ロック係合部134の前面(前面枠本体4側に向いた面)を係合面134aとし、該係合面134aを係合突起99へ後方から係合できるように構成されている。さらに、係合面134aの中央部には、図8(b)に示すように、円筒状に凹ませた嵌合穴134bを形成し、係合突起99に係合面134aを重合した状態で嵌合穴134bに嵌合突起99aを嵌合して、係合突起99とロック係合部134との係合状態を維持可能としている。また、嵌合穴134bの周辺には、レバー軸部132を円弧中心とする円弧状のガイドリブ134cを形成し、該ガイドリブ134cの途中に嵌合穴134bが位置する状態に設定し、ロックレバー131の回動時にガイドリブ134cに嵌合突起99aを摺動させて嵌合穴134bを嵌合突起99aへ案内するように構成されている。
さらに、レバー軸部132のうちロック係合部134よりも後方であって遊技盤5の直上に位置する箇所には、遊技盤5の上縁部に当接して遊技盤5を下方の載置部23側へ押圧可能なロック押圧部136をレバー軸部132から外方へ向けて延設している。そして、該ロック押圧部136の位置を後方から見てロック係合部134から反時計回りに90度位相をずらした位置に設定し、ロック押圧部136の延設端面を押圧面136aとし、該押圧面136aを遊技盤5の上縁部に当接可能としている。また、ロック押圧部136の押圧面136aの後端には、ロック押圧部136よりも外方へ延設された移動規制部137を設け、該移動規制部137の前面(前面枠本体4側に向いた面)を遊技盤5の裏面に当接可能としている。
そして、ロック機構33は、図9(a)に示すように、ロックレバー131を回動してロック係合部134をレバー軸部132およびロック回動軸130の下方に位置させるとともに、ロック係合部134および移動規制部137をレバー軸部132およびロック回動軸130よりも収納壁24側(図9(a)中、右側)に位置させると、ロックレバー131が閉状態の裏機構盤32および遊技盤収納部22内の遊技盤5から外れてロック解除状態に変換する。一方、図9(b)に示すように、ロック係合部134をレバー軸部132およびロック回動軸130よりもタンク装着部95側(図9(b)中、左側)に位置させるとともに、ロック係合部134をレバー軸部132およびロック回動軸130の下方に位置させると、ロックレバー131が閉状態の裏機構盤32および遊技盤収納部22内の遊技盤5に係合してロック状態に変換する。具体的には、ロック係合部134の係合面134aが係合突起99に係合し、ロック押圧部136の押圧面136aが遊技盤5の上縁部に係合し、移動規制部137が遊技盤5の上部の裏面に係合する。
このような構成のパチンコ遊技機1において遊技盤5を取り付けるには、まず、図10(a)に示すように、前面枠3を外枠2に対して開いて前面枠3(前面枠本体4)の裏面側を露出し、さらに、ロック機構33(ロックレバー131)をロック解除状態に変換する。そして、裏機構盤32を前面枠本体4に対して開き、遊技盤収納部22の裏機構盤32側を開放するとともに機構盤側支持部102を露出する。機構盤側支持部102を露出したならば、遊技盤5の姿勢を調整して遊技領域6側(表側)がタンク装着部95側に位置するとともに球寄せベース51側(裏側)が球貯留タンク91側に位置する姿勢に設定する。この姿勢で遊技盤5の上部を装着側当接部126と球貯留タンク91との間に差し入れ(図10(a)参照)、装着側当接部126を遊技盤5の表面へ当接し、装着側押圧部125を遊技盤5の上縁部に当接する。さらに、遊技盤5を球貯留タンク91(タンク装着部95)の長手方向に沿って流路装着部96側へスライドして、遊技盤5の側部を球抜き案内路117と表面当接片105との間に差し入れ、遊技盤5の側縁を機構盤側支持部102の側方当接部104に当接するとともに、遊技盤5の側部寄りの下縁部を支持当接部103に載置する。この結果、遊技盤5の一側が機構盤側支持部102により支持される(図10(b)参照)。このことから、遊技盤5の収納作業時に遊技盤5の全体を支持し続ける負担を軽減することができる。
装着側当接部126を遊技盤5の表面へ当接するとともに遊技盤5を機構盤側支持部102で支持したならば、この状態で遊技盤5の他側を遊技盤収納部22側へ押圧する。すると、この押圧力が装着側当接部126を介して裏機構盤32に伝達し、遊技盤5が機構盤ヒンジ部97を回動中心として裏機構盤32とともに回動して遊技盤収納部22へ収納される。具体的には、遊技盤5の他側が収納壁24の内側へ嵌合し、この他側の上下両隅部の表面が位置規制部25へ当接し、遊技盤5の下縁部のうち支持当接部103から外れている箇所が載置部23に載置される。この結果、遊技盤5は、収納壁24と側方当接部104との間に位置し、当該遊技盤5の左右方向への移動を収納壁24および側方当接部104により規制される。また、回動された裏機構盤32は、タンク装着部95を前面枠本体4の上部の裏側に重合して閉状態となり、係合突起99をロックレバー131(具体的にはロックレバー131のロック係合部134)よりも前方の前面枠本体4側に位置させる。このようにして、遊技盤収納部22に遊技盤5を収納する作業と裏機構盤32を閉状態へ変換する作業とを併せて行うことができ、パチンコ遊技機1の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を図ることができる。
遊技盤5を遊技盤収納部22へ収納するとともに裏機構盤32を閉状態へ変換したならば、ロックレバー131を回動してロック機構33をロック状態へ変換する(図9(b)および図11参照)。すると、ロック機構33は、ロック係合部134を係合突起99へ後方から係合(押圧)して裏機構盤32を閉状態に維持し、嵌合穴134bに嵌合突起99aを嵌合して当該ロック機構33のロック状態を維持する。そして、係合突起99が押圧されることに起因してタンク装着部95および球貯留タンク91が前面枠本体4側へ付勢され、さらには、この付勢力に基づいてタンク側押圧部109が遊技盤5の裏面を前方へ押圧して遊技盤5の収納状態を維持する(図12(a)参照)。この結果、遊技盤5は、その前方への移動を装着側当接部126および位置規制部25により規制され、後方への移動をタンク側押圧部109および流路装着部96により規制される。したがって、ロック機構33を操作するだけで裏機構盤32の閉状態と遊技盤5の収納状態とを簡単に維持することができ、パチンコ遊技機1の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を図ることができる。また、遊技盤5の収納状態を維持するために裏機構盤32とは別個の構成を備える必要がなくなり、パチンコ遊技機1の構成部品点数、ひいてはパチンコ遊技機1の製造コストを低く抑えることができる。
さらに、ロック状態のロック機構33は、ロック押圧部136をレバー軸部132と遊技盤5との間に位置して遊技盤5の上縁部へ当接して遊技盤5を下方の載置部23側へ押圧し、移動規制部137を遊技盤5の上部の裏側に当接して遊技盤5の前後方向の移動を規制する。したがって、ロック機構33を操作するだけで遊技盤5の下方向の位置決めをも行うことができ、パチンコ遊技機1の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を一層図ることができる。また、ロック機構33においてもタンク側押圧部109とは別個に遊技盤5の前後方向への移動規制を行うことができ、遊技盤5の収納状態の安定性を向上させることができる。
そして、裏機構盤32を閉じた閉状態では、図12(a)に示すように、タンク装着部95が遊技盤5よりも前方に位置し、第2貯留部108が遊技盤5の上方に位置し、第1貯留部107が遊技盤5よりも後方に位置する。したがって、遊技盤5の後方だけではなく上方にも遊技球を貯留することができ、球貯留タンク91における遊技球の貯留量の増大を図ることができる。また、遊技盤5の周辺の限られた空間を有効に活用することができる。
なお、裏機構盤32を閉じた閉状態で球貯留タンク91に遊技球を貯留すれば、図12(b)に示すように、球貯留タンク91内の遊技球の重さがタンク装着部95、補強部材122、屈曲部124を通じて装着側押圧部125へ伝達して下向きの押圧力を発生させる。したがって、装着側押圧部125により遊技盤5を下方の載置部23側へ押圧することができ、遊技盤収納部22に収納された遊技盤5を一層安定させることができる。これにより、パチンコ遊技機1毎に遊技盤5の収納位置(詳しくは発射流路44の位置)が発射装置16に対してバラつく不具合を抑制することができ、遊技球の所謂ムラ飛びを抑えることができる。また、装着側押圧部125によりタンク装着部95を下方から支持することができ、球貯留タンク91内の遊技球の重量で裏機構盤32が撓む不都合を抑えることができる。
さらに、遊技中に始動入賞口45の開閉部材45aや大入賞口46の開閉扉46aが可動すれば、この可動による振動を遊技盤5から機構盤側支持部102、装着側当接部126、装着側押圧部125等を介して球貯留タンク91へ伝達することができる。したがって、遊技中に球貯留タンク91内の遊技球が所謂球止まりを生じる不都合を抑えることができて好適である。
ところで、上記実施形態では、遊技盤5を裏機構盤32で支持しながら遊技盤収納部22へ収納するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13および図14に示す第2実施形態では、基本的な構成は第1実施形態と同じであるが、裏機構盤32を開いた状態で遊技盤収納部22に遊技盤5を収納できるように構成された点で異なる。具体的に説明すると、第2実施形態における裏機構盤32は、遊技盤5の表面に当接可能な構成要素、すなわち第1実施形態における装着側当接部126および表面当接片105に相当する構成要素を備えず、機構盤側支持部102に遊技盤5の一側を支持当接部103の延設端側から嵌脱できるように構成されている。
また、載置部23の流路装着部96側(図14中、左側)には、遊技盤5の表面へ当接可能な載置側当接部140を立設し、該載置側当接部140に載置部23上の遊技盤5の表面(具体的には、遊技盤5の表面の下隅部)を後方から当接して遊技盤5が載置部23から前方へずれる不具合を阻止できるように構成されている。さらに、載置部23の後縁部には横長な載置規制突起141を突設し、該載置規制突起141と載置側当接部140および位置規制部25との離間距離を遊技盤5の厚さに等しい寸法に設定している。なお、載置規制突起141のうち遊技盤5の裏面に対向し得る箇所には、載置部23へ向けて下り傾斜した載置ガイド面141aを形成している。そして、遊技盤収納部22に遊技盤5を収納する際に、載置ガイド面141aに遊技盤5の下縁部の後端を当接すれば、遊技盤5の自重を利用して遊技盤5の下縁部を載置ガイド面141aに沿って移動して載置部23へ到達させることができる。この結果、載置側当接部140と載置規制突起141との間、および位置規制部25と載置規制突起141との間に遊技盤5の下縁部を配置して、遊技盤5の下縁部の前後方向の位置決めを簡単に行うことができる。
このような構成を備えた第2実施形態のパチンコ遊技機1において遊技盤5を取り付けるには、まず、前面枠3を外枠2に対して開いて前面枠3(前面枠本体4)の裏面側を露出し、さらに、ロック機構33(ロックレバー131)をロック解除状態に変換する。そして、裏機構盤32を前面枠本体4に対して開き、遊技盤収納部22の裏機構盤32側を開放するとともに裏機構盤32の機構盤側支持部102を露出する。裏機構盤32を開状態へ変換したならば、遊技盤5の姿勢を調整して遊技領域6側(表側)を前方へ向けた状態とし、この姿勢で遊技盤5を載置部23へ載置して遊技盤収納部22へ収納する。すると、遊技盤5は、前方への移動を載置側当接部140および位置規制部25により規制され、後方への移動、詳しくは当該遊技盤5の下部の後方への移動を載置規制突起141により規制される。さらに、側方への移動、詳しくは裏機構盤32の軸着側から離れる方向(図13中、右方向)への移動を収納壁24により規制される。
遊技盤収納部22に遊技盤5を収納したならば、裏機構盤32を回動して閉状態へ変換する。すると、裏機構盤32は、タンク装着部95を遊技盤5よりも前方に位置させ、タンク側押圧部109を遊技盤5の裏面の上部へ当接するとともに、装着側押圧部125を遊技盤5の上縁部に当接する。また、遊技盤5のうち裏機構盤32の軸着側(図13中、左側)に機構盤側支持部102を後方から被覆して嵌合し、支持当接部103により遊技盤5の下端を支持するとともに、側方当接部104を遊技盤5の側方に配置する。裏機構盤32を閉状態へ変換したならば、ロック機構33をロック状態へ変換する。すると、ロック機構33は、ロック係合部134を係合突起99へ後方から係合(押圧)して裏機構盤32を閉状態に維持するとともに、嵌合穴134bに嵌合突起99aを嵌合して当該ロック機構33のロック状態を維持する。また、ロック押圧部136を遊技盤5の上縁部へ当接して遊技盤5を下方の載置部23側へ押圧し、移動規制部137を遊技盤5の上部の裏側に当接する。この結果、遊技盤5は、後方への移動をタンク側押圧部109、流路装着部96、移動規制部137により規制され、左右方向への移動を側方当接部104および収納壁24により規制され、上下方向への移動を装着側押圧部125、ロック押圧部136、載置部23、支持当接部103により規制される。したがって、第2実施形態のパチンコ遊技機1においても、ロック機構33を操作するだけで裏機構盤32の閉状態と遊技盤5の収納状態とを簡単に維持することができ、パチンコ遊技機1の組立作業や機種交換作業の作業効率の向上を図ることができる。また、遊技盤5の収納状態を維持するために裏機構盤32とは別個の構成を備える必要がなくなり、パチンコ遊技機1の構成部品点数、ひいてはパチンコ遊技機1の製造コストを低く抑えることができる。
ところで、上記実施形態では、タンク側押圧部109を球貯留タンク91の下部に備えて、タンク側押圧部109により遊技盤5の裏面の上部を押圧するように構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、裏機構盤32の閉状態で遊技盤5の裏面を押圧できれば、タンク側押圧部109は、どのような構成であってもよい。また、ロック機構33は、ロックレバー131を回動してロック状態とロック解除状態とに変換可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ロックレバー131をスライド移動させてロック状態とロック解除状態とに変換できるように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、始動入賞口45の開閉部材45aや大入賞口46の開閉扉46aを開閉することで振動を発生させ、この振動を球貯留タンク91へ伝達できるように構成したが、本発明はこれに限定されず、遊技の進行に伴って可動して振動を発生可能な構成であれば、どのようなものでもよい。
上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠と、該前面枠に収納され、表面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤とを備えた遊技機であればどのようなものでもよい。例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠および内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の断面図である。 パチンコ遊技機の背面図である。 (a)は裏機構盤の後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図、(c)は装着側押圧部および装着側当接部の拡大図である。 ロック機構の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 ロックレバーの説明図であり、(a)は後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図である。 (a)はロック解除状態のロック機構の説明図、(b)はロック状態のロック機構の説明図である。 (a)は裏機構盤に遊技盤を支持する直前の説明図、(b)は裏機構盤に遊技盤を支持した状態の説明図である。 裏機構盤を閉状態へ変換して遊技盤を遊技盤収納部へ収納した状態の説明図である。 裏機構盤を閉状態とし、球貯留タンクに遊技球を貯留した状態の説明図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 第2実施形態におけるパチンコ遊技機の後方から見た斜視図である。 第2実施形態における載置部の説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技盤
8 画像表示装置
9 内側開閉枠
9a 内側自由端部
10 外側開閉枠
10a 外側自由端部
13 球貯留ユニット
22 遊技盤収納部
23 載置部
24 収納壁
25 位置規制部
32 裏機構盤
33 ロック機構
45 始動入賞口
45a 開閉部材
46 大入賞口
46a 開閉扉
47 アウト口
57 表示部
63 内側ヒンジ機構
64 球誘導部
67 開閉体本体
75 外側ヒンジ機構
90 機構ベース部
91 球貯留タンク
95 タンク装着部
96 流路装着部
99 係合突起
102 機構盤側支持部
103 支持当接部
104 側方当接部
107 第1貯留部
108 第2貯留部
109 タンク側押圧部
122 補強部材
125 装着側押圧部
126 装着側当接部
130 ロック回動軸
131 ロックレバー
134 ロック係合部
136 ロック押圧部
137 移動規制部
140 載置側当接部
141 載置規制突起

Claims (4)

  1. 前面枠と、該前面枠に収納され、表面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤と、を備えた遊技機において、
    前記前面枠は、遊技盤を当該前面枠の裏面側から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、裏機構盤を閉状態に維持可能なロック機構と、を備え、
    前記裏機構盤は、前記前面枠の裏側に左右一側が軸着される機構ベース部と、該機構ベース部の上部に設けられる横長なタンク装着部と、該タンク装着部の裏面側に装着され、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、を備え、該球貯留タンクには、遊技盤を裏面側から前方へ押圧可能なタンク側押圧部を設け、
    前記遊技盤収納部に裏面側から遊技盤を収納し、ロック機構により裏機構盤を閉状態に維持すると、タンク側押圧部が遊技盤の裏面を当該遊技盤の前方へ向けて押圧して遊技盤の収納状態を維持するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤収納部の下部には、遊技盤を載置する載置部を設け、
    前記ロック機構は、裏機構盤に係合して裏機構盤を閉状態に維持可能なロック係合部と、遊技盤の上縁部に当接して遊技盤を載置部側へ押圧可能なロック押圧部と、遊技盤の裏面に当接して遊技盤の前後方向の移動を規制可能な移動規制部と、を備え、
    前記タンク装着部には、遊技盤の上縁部に上方から当接して遊技盤を載置部側へ押圧可能な装着側押圧部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記裏機構盤は、機構ベース部の軸着側に配置され、遊技盤の一側を支持可能な機構盤側支持部と、タンク装着部に配置され、遊技盤の他側寄りの表面に当接可能な装着側当接部と、を備え、
    前記機構盤側支持部で遊技盤の一側を支持するとともに、遊技盤の他側寄りの表面に装着側当接部を当接し、この状態で遊技盤の他側を遊技盤収納部側へ押圧すると、遊技盤が裏機構盤とともに回動して遊技盤収納部へ収納されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤は、遊技領域の下端部に遊技球を遊技領域外へ排出するためのアウト口を備え、
    前記前面枠には、遊技領域を前方から被覆可能な内側開閉枠を開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠を前方から被覆可能な外側開閉枠を開閉可能な状態で軸着し、
    前記前面枠のうち遊技盤の下方には画像表示装置を備え、該画像表示装置には、遊技盤で実行される遊技に関わる画像を表示可能な表示部を前方へ下り傾斜した状態で配置し、
    前記内側開閉枠は、遊技領域を透視可能な状態で遊技盤を前方から被覆する内側透明部材を保持し、
    前記外側開閉枠は、内側透明部材を介して遊技領域を透視可能な状態で内側開閉枠を前方から被覆する外側透明部材を保持し、前記前面枠の一側に設定される外側回動軸を中心に左右方向へ開閉回動するように構成され、
    前記内側開閉枠の開閉中心となる内側回動軸を遊技盤と画像表示装置の間に配置し、内側開閉枠を開くと、内側開閉枠の上端部を下端部よりも前方に移動するように構成し、
    前記内側開閉枠を内側回動軸側となる下部が上部よりも幅広となる略蒲鉾形状とするとともに、開状態において遊技球をアウト口へ誘導可能な球誘導部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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