JP4580407B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、発射手段に供給するための遊技球を貯留する貯留皿よりも上方に、遊技機外から供給される遊技球を受けて貯留皿へと案内する補助受け皿を設けたパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
従来の弾球遊技機は、発射手段に供給するための遊技球を貯留すると共に払い出された賞球を受ける上皿と、この上皿満杯時の余剰球を受ける下皿とを上下に配置したものが一般的であった。従って、遊技ホールにおいて各遊技機の間に配置される球貸し機の遊技球供給ノズルは、その上皿の高さに合わせて最適な位置に設けられている。
ところが最近では、遊技領域の拡大によって上皿と下皿を二段に配置することがスペース的に難しくなったことなどから、遊技球を貯留する皿を一つにして従来の上皿よりも低い位置に配置すると共に、その貯留皿の上側に、球貸し機の遊技球供給ノズルから供給される遊技球を受けて貯留皿へと案内する補助受け皿を新たに設けた弾球遊技機が登場している(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技盤取付枠の前側に開閉自在に枢支された前面枠の前側に貯留皿と補助受け皿とが配置され、補助受け皿の下流側は、遊技機内の払い出し手段から払い出された遊技球を貯留皿に排出するための払い出し口に連通しており、遊技球供給ノズルから補助受け皿に供給された遊技球はこの払い出し口から貯留皿に流入するように構成されている。
特開2006−149808号公報
特許文献1に記載のパチンコ機では、貯留皿と補助受け皿とが一つの前面枠上に設けられて常に同時に開閉されるように構成されているため、その前面枠をそれら貯留皿と補助受け皿とに対応する大きさ、即ち少なくとも遊技領域から発射手段までを覆う大きさに形成する必要があり、例えば遊技領域側を開放すれば同時に発射手段の前側も開放されてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、貯留皿よりも上方に補助受け皿を配置しつつ、遊技領域と発射手段の前側を個別に開閉できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技領域12に向けて遊技球を発射する発射手段7と、該発射手段7に供給するための遊技球を貯留する貯留皿14と、該貯留皿14よりも上方に配置され且つ遊技機外から供給される遊技球を受けて前記貯留皿14へと案内する補助受け皿63とを備えた弾球遊技機において、前記遊技領域12に対応する透明窓13が形成された上扉9と、前記発射手段7の前側に対応する下扉10とが上下に隣接して遊技機本体1の前側に開閉自在に枢支され、前記上扉9に前記補助受け皿63を、前記下扉10に前記貯留皿14を夫々配置し、前記補助受け皿63は、その左右方向一端側において前記上扉9に対して上下軸82廻りに回転可能に枢支され、その裏面側が前記上扉9の前側に当接する通常位置と前側に離間する離間位置との間で揺動自在であるものである。
本発明によれば、貯留皿14よりも上方に補助受け皿63を配置しつつ、遊技領域12と発射手段7の前側を個別に開閉することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に配置された内枠3とを備えている。
内枠3は例えば合成樹脂製の一体成型品で、左右方向一端側に設けられた上下一対のヒンジ4により外枠2の前側に開閉自在に枢支され、ヒンジ4と反対側の遊端側が施錠手段5により外枠2に施錠可能となっている。この内枠3は、図2等に示すように、外枠2の前面側に当接する矩形状の枠部6と、この枠部6の内側下部に配置される下部装着部3aと、枠部6の内側上部に配置される上部装着部3bとを一体に備え、下部装着部3aに発射手段7等が、上部装着部3bに遊技盤8等が夫々配置されている。
また、内枠3の前側には、上部装着部3bに対応するガラス扉(上扉)9と、下部装着部3aに対応する下扉10とが上下に隣接して配置され、ヒンジ4と同じ側のヒンジ11a,11bにより開閉自在に枢支されている。ガラス扉9には遊技盤8の遊技領域12に対応するガラス窓(透明窓)13が設けられ、また下扉10には、発射手段7に供給するための遊技球を貯留する貯留皿14、発射手段7を作動させるための発射ハンドル15等が設けられている。
下部装着部3aは、枠部6の下部側の下横枠部6aの上側に沿って横長状に形成されており、図2に示すようにその前側の例えば左右方向略中央に発射手段7が配置され、下扉10側の貯留皿14からこの発射手段7に発射用の遊技球が供給されるようになっている。発射手段7は、発射レール16、打撃槌17等を備え、遊技者が発射ハンドル15を操作したときに、貯留皿14側から発射レール16上に供給される遊技球を打撃槌17で打撃して遊技盤8側へと発射させるようになっている。
また、発射手段7の左側には、内枠3の裏側の払い出し手段20(図3)から払い出された遊技球を下扉10側の貯留皿14に排出するための払い出し口18等が、右側には下部スピーカ19が配置されている。
上部装着部3bは、枠部6の内側で且つ下部装着部3aの上側に配置され、外枠2の内側に嵌合可能な後ろ向き膨出状に形成されており、その前部に設けられた遊技盤装着枠21に遊技盤8が前側から着脱自在に装着されている。遊技盤装着枠21には複数の締結具22が前向き突出状に設けられており、内枠3の前側から遊技盤装着枠21内に嵌め込まれた遊技盤8はその締結具22により固定されるようになっている。また、上部装着部3bの上部には、その左右両端側に一対の上部スピーカ23が着脱自在に装着されている。
遊技盤8はその前面側に発射手段7からの遊技球を案内するガイドレール24を備え、このガイドレール24の内側が略円形状の遊技領域12となっている。遊技領域12には、図示省略した液晶表示手段、大入賞手段等の複数の遊技部品が装着されている。
下部装着部3aの前側に装着される下扉10は、図4に示すように、下部装着部3aの前側に略平行に配置される台板31を備え、この台板31の前側に貯留皿14、下扉カバー32、発射ハンドル15、灰皿33等が、台板31の裏側に球送り手段34,ファール球案内手段35等が配置されている。
台板31は、例えば合成樹脂により下部装着部3aを略覆う横長矩形状に形成され、その左端側において上下方向のヒンジ11bにより内枠3に枢支されている。台板31には、例えばその左端側上部に払い出し排出口36が前後に貫通する開口状に形成されると共に、この払い出し排出口36の後側に下部装着部3a側の払い出し口18に対応して払い出し案内樋37が後ろ向きに突設されており、払い出し手段20から払い出された遊技球が払い出し口18から払い出し案内樋37を経て払い出し排出口36から前側の貯留皿14に払い出されるようになっている。なお、台板31の裏側にはその略全体を覆うように板金製のあて板38が着脱自在に装着されている。
貯留皿14は、台板31の前側上部に横長状に設けられ、払い出し排出口36に対応する左端側から右端側に向けて緩やかに下る傾斜状に形成されており、遊技球を徐々に一列状に整列させつつ下流側の球送り手段34に案内するようになっている。貯留皿14の底壁には開閉可能な球抜き口39が設けられている。
下扉カバー32は、貯留皿14の前側から台板31の略全体を覆うもので、貯留皿14の前側を覆う貯留皿カバー部41と、それ以外の部分を覆う前カバー部42とを備えている。貯留皿カバー部41には、前側に貸し球操作部43、演出操作部44等が設けられ、その上縁側は貯留皿14の縁部を上側から覆うように貯留皿14の内側に向けて屈曲している。また、前カバー部42には、例えば貯留皿カバー部41の右側に発射ハンドル15が前向きに突設されると共にその周辺部に下部スピーカ19に対応する放音部45等が設けられ、貯留皿カバー部41の左側に灰皿33等が設けられている。
球送り手段34は、貯留皿14側から流下してきた遊技球を、打撃槌17による発射動作と同期して発射レール16上に一個ずつ供給するためのもので、発射手段7の前側に対応して台板31の後側に着脱自在に装着されている。ファール球案内手段35は、発射手段7により発射されたにも拘わらず遊技領域12に達することなく戻ってきたファール球を貯留皿14等に返却するためのもので、発射レール16とガイドレール24との間に対応して台板31の後側に着脱自在に装着されている。
上部装着部3bの前側に装着されるガラス扉9は、図3,図5等に示すように、例えば板金製の扉枠51と、この扉枠51の前側に装着された合成樹脂製のガラス扉カバー52と、扉枠51の裏側に装着されたガラスユニット53とを備えている。
扉枠51は、上部装着部3bに対応する略矩形状に形成され、その左端側において上下方向のヒンジ11aにより内枠3に枢支されており、その中央にガラス窓13を構成する窓孔54が、上部側に上部スピーカ23に対応する左右一対の音出し孔55が形成されている。窓孔54は、その下部側が水平に近い緩やかな曲線状に形成されており、扉枠51の下部側の下枠部51aは枠幅が略一定の左右方向細長状となっている。
ガラスユニット53は、窓孔54に対応する形状に形成された前後二枚のガラス板56と、この二枚のガラス板56を外周で保持する合成樹脂製の保持枠57とで中空状に構成されており、扉枠51の裏側に設けられた複数の締結摘まみ58により扉枠51に着脱自在に固定されている。
ガラス扉カバー52は、扉枠51の前側で且つ窓孔54の外側を略覆う形状に形成されており、図1に示すように例えばガラス窓13の外周に沿って多数の発光部59が設けられると共に、扉枠51側の音出し孔55に対応して放音部60が形成されている。
また、ガラス扉カバー52のうち、扉枠51の下枠部51aの前側に対応する下枠カバー部61の前側には、窓下カバー62が着脱自在に装着されている。この窓下カバー62には、左右一端側、例えばヒンジ11a側に補助受け皿63を固定するための固定部64が設けられており、この固定部64の前側に補助受け皿63が装着されている。
補助受け皿63は、遊技機本体1の左側に配置された球貸し機65の遊技球供給ノズル66(図3)から供給される遊技球を受けて貯留皿14へと案内するもので、図7〜図9等に示すように、ベース板71と、このベース板71の前側に装着される皿体72と、補助受け皿63の底部に設けられた遊技球排出口73を開閉するシャッター手段74と、皿体72の前側から左右両側を覆う外カバー75と、皿体72の下側を覆う下カバー76とを備え、軸受カバー77を介してガラス扉9の前側に装着されている。
ベース板71は、扉枠51と略平行な板状で、横長の略矩形状に形成されており、外縁に沿って例えば後ろ向き所定幅の外周リブ81が一体形成されている。また、ベース板71には、ヒンジ11a側の一端、即ち左端側に、このベース板71よりも若干前側に偏位して上下方向のヒンジ軸(上下軸)82が一体に設けられ、またそのヒンジ軸82と反対側の端部近傍、即ち右端部近傍に、固定部64側に設けられた例えば開口状の被係合部83に係脱自在に係合する係合部84が、例えば後ろ向き突出状に一体形成されている。
更に、ベース板71には皿体72を位置決めするための位置決め孔85と、外カバー75を固定するための固定ネジ86a,86bを前側から挿通させるための挿通孔87a,87bとが設けられている。挿通孔87a,87bは例えばベース板71の左右両端側に設けられており、その一方の挿通孔87aは、係合部84に対応してその前側に突設された固定座88の前端側に設けられている。
皿体72は、遊技球排出口73を構成する上開口部73aが設けられた底壁91と、この底壁91の前側及び左右両側に対応して上開きの傾斜状に立設された側壁92とで構成されており、その後側をベース板71で閉鎖するようにベース板71の前側に装着され、例えば外カバー75を介してベース板71に固定されている。なお、皿体72は、その後端側に位置決め突部93を備えており、この位置決め突部93をベース板71側の位置決め孔85に嵌合させることによりベース板71に対して位置決めされるようになっている。
皿体72の底壁91は、遊技球排出口73側に向けて緩やかな傾斜状に形成されており、遊技球供給ノズル66から供給された遊技球を遊技球排出口73側に案内するようになっている。なお、遊技球排出口73を構成する上開口部73aは、例えば円形の貫通孔で、貯留皿14の上側に対応するように例えば底壁91の右端側に設けられている。
シャッター手段74は、遊技球排出口73を開閉可能な開閉部材94と、この開閉部材94を閉鎖側に付勢するバネ部材(付勢手段)95とを備えている。
開閉部材94は、一端側に遊技球排出口73を閉鎖可能な開閉部94aを、他端側に軸孔94bを備えた細永平板状で、皿体72の下側に略水平に配置されている。開閉部材94は、軸孔94bに、例えば下カバー76側に一体形成されている上下方向の枢軸96が挿通されることにより皿体72の底壁91と下カバー76との間に枢支されており、開閉部94aが遊技球排出口73を閉鎖する閉鎖位置と、開閉部94aが遊技球排出口73の前側に待避して遊技球排出口73を開放する開放位置との間で前後に揺動可能となっている。
また、開閉部材94には、例えばその後縁側から後ろ向きに突出する押圧レバー(押圧部材)97が一体に設けられている。押圧レバー97は、開閉部材94が閉鎖位置のときに補助受け皿63の後側に突出し、開閉部材94が開放位置のときには皿体72の下側に待避してガラス扉9の後側には突出しないように設けられている。なお、押圧レバー97は例えば平板状で、開閉部材94よりも低い位置に略水平に配置され、上下方向の連結部98を介して開閉部材94と連結されている。
バネ部材95は、その一端側が開閉部材94に、他端側が例えば下カバー76側に夫々固定されており、開閉部材94を閉鎖位置側に向けて常時付勢している。
外カバー75は、皿体72の外周側を覆うもので、皿体72の前側から左右両側を取り囲むように配置されており、その左右の後端側をベース板71の前面側に当接させた状態で、後ろ向き突出状に設けられた固定基部99a,99bに、固定ネジ86a,86bをベース板71側の挿通孔87a,87bを介してねじ込むことによりベース板71に着脱自在に固定されている。皿体72は、その位置決め突部93がベース板71側の位置決め孔85に嵌合し、また上縁部72aが、外カバー75の上縁側とベース板71の前面側とで形成される上開口部100aに嵌合することによりベース板71と外カバー75との間に保持されている。
また、外カバー75には、その前側に装飾部材装着孔101(図8)が形成されており、装飾部材102がこの装飾部材装着孔101に後側から着脱自在に装着されている。装飾部材102には、例えばその左右両端側に固定ネジ用の挿通孔が設けられた固定片103a,103bが一体に形成されており、一方の固定片103bは固定ネジ104により外カバー75側の固定基部105に固定され、他方の固定片103aは、ベース板71側の固定座88と外カバー75側の固定基部99aとの間に挟まれて固定ネジ86aにより共締めされている。
更に、装飾部材102には、皿体72の上縁部72aに下側から当接する支持片102aが後ろ向き突出状に一体形成されており、図8に示すように、この支持片101aと外カバー75の上側の縁部とで皿体72側の上縁部72aを上下両面側から挟み込むことにより皿体72の前部側を上下方向に支持するようになっている。
下カバー76は、皿体72の下面側をシャッター手段74の下側から覆うもので、外カバー75の下縁側とベース板71の前面側とで形成される下開口部100bに下側から嵌合している。下カバー76には、固定ネジ106a,106bを下側から挿通させるための挿通孔107a,107bが設けられており、固定ネジ106a,106bを挿通孔107a,107bを介して皿体72側の固定基部108a,108bにねじ込むことにより皿体72に着脱自在に装着されている。なお、例えば一方の挿通孔107bは枢軸96内に設けられている。
また、下カバー76には、上開口部73aの下側に対応して設けられ且つ上開口部73aと共に遊技球排出口73を構成する下開口部73b、押圧レバー97に対応する切欠部109等が形成されており、押圧レバー97は切欠部109を介して下カバー76の下側に露出して、その後端側が例えば下扉10側の台板31の前面側に当接するようになっている。
また、下カバー76の下面側には、図6,図8に示すように、1又は複数の支持当接部110が下向きに突設されている。この支持当接部110は、貯留皿14の縁部上面側に対応する位置に配置されており、その後部側が後上がりの傾斜部110aとなっている。
軸受カバー77は、補助受け皿63をそのヒンジ軸82廻りに揺動自在な状態でガラス扉9側の固定部64に枢支するためのもので、その内側にヒンジ軸82を回転自在に保持する例えば上下一対の軸受部111を備え、ヒンジ軸82を覆うように固定部64の前側に着脱自在に装着されている。
軸受部111は、例えば前向き凹入状に形成されており、軸受カバー77を固定部64に装着したとき、ヒンジ軸82が後側から嵌合するようになっている。なお、固定部64の前面側には、軸受部111に対応して前向き突出状の軸押さえ部112が一体に設けられており、軸受カバー77を固定部64に装着したとき、軸受部111内に後側から嵌合したヒンジ軸82に軸押さえ部112が後側から略当接して、ヒンジ軸82を軸受部111の前端側に保持するようになっている。
また、軸受カバー77内には、固定基部113a,113bが後ろ向きに突設されており、軸受カバー77は、固定ネジ114a,114bを固定部64の後側から固定部64側の挿通孔115a,115bを介して固定基部113a,113bにねじ込むことにより固定部64側に固定されている。
補助受け皿63は、この軸受カバー77を介してガラス扉9側に枢支され、背面側がガラス扉9の前側に当接して貯留皿14上に位置する通常位置(図9)と、背面側がガラス扉9から離れる離間位置(図10)との間で揺動可能であり、背面側に設けられた係合部84が固定部64側の被係合部83に係脱自在に係合することにより通常位置で保持されるようになっている。
係合部84は、補助受け皿63に一定以上の前向きの力が作用したときに被係合部83から外れるようになっている。これにより、補助受け皿63を前側に強く引っ張ることによりガラス扉9を撓ませて内枠3との間に隙間を作り、ピアノ線等を遊技領域12に挿入させて行うゴト行為を防止できる。
また、本実施形態では、補助受け皿63がガラス扉9から前向きに若干離れる程度までを揺動許容範囲としており、補助受け皿63をそれ以上前向きに揺動させようとした場合には外カバー75と軸受カバー77とが干渉するようになっている。従って、係合部84が被係合部83から外れてもなお補助受け皿63を無理に前側に引っ張ってガラス扉9を撓ませようとした場合、その者はその目的を達成する前に補助受け皿63のヒンジ部分周辺が破損するであろうことを容易に認識してそのような行為をあきらめると考えられ、不正行為を未然に防止できる。
補助受け皿63が通常位置にあってガラス扉9が閉じた状態では、図9に示すように、押圧レバー97が例えば下扉10側の台板31により前向きに押され、開閉部材94が開放位置に保持されて遊技球排出口73が開放されるため、遊技球供給ノズル66から補助受け皿63に供給された遊技球はこの遊技球排出口73から下側の貯留皿14上に落下する。一方、ガラス扉9が開放されたときには、図11に示すように台板31による押圧レバー97の押圧が解除され、開閉部材94がバネ部材95の付勢力により開放位置から閉鎖位置に移動して遊技球排出口73が閉鎖されるため、例えば遊技球供給ノズル66から供給された遊技球が補助受け皿63内に残っている場合でもそれらが落下することはない。
また、開かれたガラス扉9を閉じる際には、補助受け皿63は、その下側に設けられた支持当接部110の傾斜部110aが貯留皿14の縁部に前側から乗り上げることにより後方上向きに案内される。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、遊技領域12に対応するガラス窓13が形成されたガラス扉9と、発射手段7の前側に対応する下扉10とが上下に隣接して遊技機本体1の前側に開閉自在に枢支され、ガラス扉9に補助受け皿63を、下扉10に貯留皿14を夫々配置しているため、貯留皿14よりも上方に補助受け皿63を配置しつつ、遊技領域12と発射手段7の前側を個別に開閉することができる。
また、ガラス扉9の開閉動作に連動して、ガラス扉9が閉鎖状態のときに補助受け皿63側の遊技球排出口73を開放し、ガラス扉9が開放状態のときに遊技球排出口73を閉鎖するシャッター手段74を備えているため、ガラス扉9を開放したときに補助受け皿63内の遊技球が貯留皿14の外側にこぼれる心配がない。
シャッター手段74は、遊技球排出口73を閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置との間で揺動可能な開閉部材94と、この開閉部材94と一体的に揺動可能で且つ閉鎖位置のときにガラス扉9の後側に突出し、開放位置のときには突出しないように設けられた押圧レバー97と、開閉部材94を閉鎖位置側に付勢するバネ部材95とを備え、ガラス扉9が閉鎖状態のときにはバネ部材95の付勢力に抗して押圧レバー97が下扉10側の台板31に押圧されることにより開閉部材94が遊技球排出口73を開放し、ガラス扉9が開放状態のときには台板31による押圧レバー97の押圧が解除されてバネ部材95の付勢力により開閉部材94が遊技球排出口73を閉鎖するように構成されているため、ガラス扉9の開閉に伴って遊技球排出口73を確実に開閉できる。
遊技球排出口73を、補助受け皿63の底部にその下側の貯留皿14に向けて開口状に設けているため、補助受け皿63を設けたガラス扉9と貯留皿14を設けた下扉10とを個別開閉可能とすることが容易であると共に、例えば遊技機本体1内の通路を介して補助受け皿63から貯留皿14側に遊技球を案内する場合と比べて装置構成を簡略化できる。
補助受け皿63は、その左右方向一端側においてガラス扉9に対してヒンジ軸82廻りに回転可能に枢支され、その裏面側がガラス扉9の前側に当接する通常位置と前側に離間する離間位置との間で揺動自在であり、補助受け皿63におけるヒンジ軸82と反対の遊端側に、ガラス扉9側の被係合部83に係脱自在に係合する係合部84を設け、該係合部84は補助受け皿63に一定以上の前向きの力が作用したときに被係合部83への係合が解除されるように構成されているため、補助受け皿63を前側に強く引っ張ることによりガラス扉9を撓ませて内枠3との間に隙間を作り、ピアノ線等を遊技領域12に挿入させて行うゴト行為を効果的に防止できる。
補助受け皿63の下面側に、ガラス扉9が閉鎖状態にあるときに貯留皿14の縁部上面側に当接する支持当接部110を設けているため、ガラス扉9を閉じた状態では補助受け皿63は貯留皿14により下側から支持され、例えば補助受け皿63に下向きの力が作用した場合でも容易に破損することはない。
支持当接部110の後部側は、ガラス扉9が開放状態から閉鎖状態に移動する際に貯留皿14の縁部に前側から乗り上げ可能な傾斜状に形成されているため、ガラス扉9の開閉をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、補助受け皿63をガラス扉9に対して揺動可能としたのは専ら不正防止の目的であったため、補助受け皿63の揺動可能範囲を極めて狭い範囲に限定したが、補助受け皿63の揺動可能範囲を大きくして、図12に示すように例えば補助受け皿63を貯留皿14の外側まで待避させることができるようにすれば、遊技者は必要に応じて補助受け皿63を前側に揺動させて貯留皿14の略全体を開放することができ、便利である。
この場合、ガラス扉9を閉鎖したままで補助受け皿63を前側に大きく離間させた場合にも、シャッター手段74により遊技球排出口73が閉鎖される。またこの場合、係合部84が被係合部83から外れた状態で補助受け皿63を前向きに無理に引っ張っても上記実施形態の場合のようにヒンジ部分周辺が容易に破損することはないが、ヒンジ軸82はガラス扉9側のヒンジ11aの近傍に配置されているため、補助受け皿63を前側に引っ張ってガラス扉9を大きく撓ませることは困難である。
また、実施形態のように専ら不正防止の目的であれば、一定以上の前向きの力が作用したときに補助受け皿63がガラス扉9から離脱するように構成してもよい。押圧レバー97は、下扉10以外の例えば内枠3側の所定部位に当接するように構成してもよい。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の全体斜視図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機のガラス扉及び下扉を取り外した状態での正面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の平面断面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の下扉の斜視図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機のガラス扉の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の要部正面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の補助受け皿及びその取付部分の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の要部側面断面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の補助受け皿の部分平面断面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の補助受け皿が離間位置にあるときの説明図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機のガラス扉が開状態となったときの説明図である。 本発明の変形例を示すパチンコ機の補助受け皿が離間位置にあるときの説明図である。
符号の説明
1 遊技機本体
7 発射手段
9 ガラス扉(上扉)
10 下扉
12 遊技領域
13 ガラス窓(透明窓)
14 貯留皿
63 補助受け皿
73 遊技球排出口
74 シャッター手段
94 開閉部材
95 バネ部材(付勢手段)
97 押圧レバー(押圧部材)
82 ヒンジ軸(上下軸)
83 被係合部
84 係合部
110 支持当接部

Claims (5)

  1. 遊技領域(12)に向けて遊技球を発射する発射手段(7)と、該発射手段(7)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿(14)と、該貯留皿(14)よりも上方に配置され且つ遊技機外から供給される遊技球を受けて前記貯留皿(14)へと案内する補助受け皿(63)とを備えた弾球遊技機において、前記遊技領域(12)に対応する透明窓(13)が形成された上扉(9)と、前記発射手段(7)の前側に対応する下扉(10)とが上下に隣接して遊技機本体(1)の前側に開閉自在に枢支され、前記上扉(9)に前記補助受け皿(63)を、前記下扉(10)に前記貯留皿(14)を夫々配置し、前記補助受け皿(63)は、その左右方向一端側において前記上扉(9)に対して上下軸(82)廻りに回転可能に枢支され、その裏面側が前記上扉(9)の前側に当接する通常位置と前側に離間する離間位置との間で揺動自在であることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記補助受け皿(63)を前記上扉(9)の左右方向一端側に設け、前記上下軸(82)を前記上扉(9)の左右方向端部近傍に設けたことを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  3. 前記補助受け皿(63)における前記上下軸(82)と反対の遊端側に、前記上扉(9)側の被係合部(83)に係脱自在に係合する係合部(84)を設け、該係合部(84)は前記補助受け皿(63)に一定以上の前向きの力が作用したときに前記被係合部(83)への係合が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項又はに記載の弾球遊技機。
  4. 前記補助受け皿(63)の下面側に、前記上扉(9)が閉鎖状態で且つ前記補助受け皿(63)が前記通常位置にあるときに前記貯留皿(14)の縁部上面側に当接する支持当接部(110)を設けたことを特徴とする請求項の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記支持当接部(110)の後部側は、前記上扉(9)が開放状態から閉鎖状態に移動し、又は前記補助受け皿(63)が前記離間位置から前記通常位置に移動する際に前記貯留皿(14)の縁部に前側から乗り上げ可能な傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
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