JP2008073340A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Katsuhiro Tsuchiya
万博 土屋
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Abstract

【課題】本体枠に対する遊技盤の組立作業性を向上させると共に、遊技領域内に対して不正行為が行われるのを防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤装着枠12を有した本体枠3と、遊技盤装着枠12内に前側から嵌め込まれ遊技領域37を有した遊技盤5と、遊技領域37が前側から視認可能とされ本体枠3の一辺側で一対の前面枠ヒンジ機構36により開閉可能とされた前面枠4とを備えたパチンコ機1であって、遊技盤5に、一対の前面枠ヒンジ機構36の間に対応する位置に配置され前面から前側に所定量突出する弾性変形可能なガイド部152を有したガイド部材150を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)や回胴式遊技機(一般的に「パチスロ機」とも称する)等の遊技機に関するものである。
従来より、パチンコ機等の遊技機には、遊技者の操作により遊技媒体(例えば、遊技球)が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤が備えられており、遊技盤の遊技領域内には、多数の障害釘が所定のゲージ配列をなして設けられている他、遊技領域における上下方向の途中の適宜位置に風車が設けられている。また、遊技領域の適宜位置には、入球確率が変化するように左右に拡開する開閉片(所謂チューリップ)を備えた入賞口や、入賞口の開閉片を拡開させる始動口が設けられている。
この種、従来の遊技機は、前面に開口部を有した正面視略矩形状の本体枠と、本体枠の開口部内に前側から嵌め込まれる遊技盤と、本体枠に嵌め込まれた遊技盤が前側から視認でき本体枠の一方の側辺(例えば、左側側辺)にヒンジ回転可能に保持され本体枠の開口部を閉鎖可能な前面部材とを備えている(例えば、特許文献1)。そして、前面部材を開閉させることで、本体枠内の遊技盤を交換したり、遊技領域内で発生した球詰まり等を解消させたりすることができるようになっている。
特開2005−305145号公報
ところで、従来の遊技機では、遊技盤を本体枠から脱着する際、本体枠の側辺に前面部材がヒンジ固定されているので、ヒンジ側では前面部材が邪魔になり、本体枠の開口部内に対して遊技盤を前側から真直ぐ嵌め込むことができず、本体枠に対して遊技盤を斜めから挿入して開口部内に嵌め込むようにしていた。そのため、遊技盤の交換時等において、遊技盤を本体枠に嵌め込む際に、本体枠に対する遊技盤の位置決めがし難く、作業性の悪いものとなっていた。また、遊技盤を嵌め込む際に、遊技盤のヒンジと近接する側が本体枠や前面部材と当接し、遊技盤や前面部材等が破損する恐れがあった。
一方、従来の遊技機では、前面部材をヒンジ回転させるヒンジ機構が、前面部材の上下端部に同軸状に配置された一対のヒンジ機構からなっており、一対のヒンジ機構の間では、本体枠に対して前面部材が支持されていない状態となっている。そのため、一対のヒンジ機構の間において、本体枠と前面部材との間にバールのような工具を差込んで抉ることで、前面部材が撓んで本体枠と前面部材との間に隙間が形成され、その隙間から遊技領域内に金属等からなる線材を差込んで、遊技盤面に打設された障害釘を曲げたり、チャッカーや入賞口内のセンサを誤作動させたりする不正行為が行われる問題がある。
そこで、本発明は上記の実状に鑑み、本体枠に対する遊技盤の組立作業性を向上させると共に、遊技領域内に対して不正行為が行われるのを防止することができる遊技機の提供を課題とするものである。
手段1:遊技機において、
「前側に開口部を有した正面視略矩形状の本体枠と、
該本体枠の前記開口部内に前側から嵌め込まれ、遊技者の操作によって所定の遊技が行われる遊技領域を有した遊技盤と、
該遊技盤の前記遊技領域が前側から視認可能とされると共に、前記本体枠の前側且つ一辺側で所定距離離反して同軸状に配置された一対のヒンジ機構により前記本体枠の前記開口部を開閉可能とされた前面部材と
を具備する遊技機であって、
前記遊技盤は、
前記ヒンジ機構によって前記本体枠に対して前記前面部材がヒンジ回転する側に配置される端部に、一対の前記ヒンジ機構の間に対応する位置に配置され前記遊技盤の前端面から前側に所定量突出する弾性変形可能なガイド部を更に有している」ものであることを特徴とする。
ここで、「ガイド部」としては、弾性変形可能なものであれば良く、例えば、「軟質樹脂」、「バネ鋼」、「薄肉硬質樹脂」、「ゴム」、「発泡樹脂」、等が挙げられる。また、ガイド部を、「遊技盤と一体成形されたもの」、「ガイド部材のように別部材とされ、遊技盤に固定されるもの」、等としても良い。
また、「前側に所定量突出する」における「所定量」としては、「3mm〜20mmの間」、望ましくは、「5mm〜15mmの間」、更に望ましくは、「7mm〜12mmの間」、を挙げることができ。なお、少なくとも、本体枠に対して前面部材を閉めた時にガイド部の先端が前面部材の後面と当接可能な突出量が必要であり、これよりも突出量が少ないと、不正行為によって本体枠と前面部材との間に形成された隙間を充分に閉鎖することができず不正行為を防止することができない恐れがあるためである。また、前面部材を閉める際にガイド部が弾性変形することとなるが、これよりも突出量が多くなると、ガイド部が弾性変形しきれなくなって、前面部材を閉め難くなったり、閉まらなくなったりする恐れがあるからである。
更に、「遊技盤」としては、「表面に障害釘が打設される遊技盤ベースと、遊技盤ベースの前側に配置され遊技領域の外周を区画可能な前構成部材とを主に備えたもの」、「遊技盤ベースと前構成部材とが一体に形成されたもの」、等が挙げられる。なお、遊技盤を遊技盤ベースと前構成部材とで構成するようにした場合、一般に遊技盤ベースの外周端面は面粗度が良くなく、ガイド部(後述のガイド部材)を取付けるためには二次加工が必要となるが、前構成部材は成形品となっており二次加工しなくてもガイド部を取付けることが可能であり、遊技盤に対する加工が増加するのを抑制することができる。
手段1の構成によると、開口部を有した本体枠と、本体枠の開口部内に前側から嵌め込まれ遊技領域を有した遊技盤と、遊技領域が前側から視認可能とされ本体枠の一辺側で一対のヒンジ機構により開口部を開閉可能とされた前面部材とを備えた遊技機において、遊技盤に、一対のヒンジ機構の間に対応する位置に配置され前端面から前側に所定量突出する弾性変形可能なガイド部を更に有したものである。
これにより、遊技盤を本体枠の開口部内に嵌め込む際に、その挿入先端となるヒンジ機構と近接する側の辺にガイド部が備えられているので、ガイド部に案内させて本体枠に対する遊技盤の位置決めを容易に行うことができ、遊技盤の嵌め込み作業性を良くして、組立作業性を向上させることができる。
また、ガイド部を遊技盤面から突出させると共に弾性変形可能としており、本体枠に遊技盤を嵌め込む際に、遊技盤が前面部材と当接しても、まず初めにガイド部が当接してガイド部が弾性変形するので、ガイド部により当接による衝撃を緩和させることができ、遊技盤の嵌め込み作業時に、遊技盤や前面部材が破損するのを防止することができる。従って、遊技盤の嵌め込み作業時において、必要以上に慎重に作業しなくても良く、作業者にかかるプレッシャーを抑制して、組立作業性を向上させることができる。
更に、遊技盤面から所定量突出するガイド部を弾性変形可能としているので、前面部材を閉める際に、前面部材の後面にガイド部が当接しても、ガイド部が弾性変形して前面部材を閉めることができると共に、一対のヒンジ機構の間にバール等の工具を差込んで本体枠と前面部材との間に隙間を形成させようとしても、ガイド部が弾性復元してその隙間を閉鎖し続けることができ、隙間を介して不正行為が行われるのを防止することができる。
手段2:手段1の構成において、
「前記ガイド部には、
前側端部から前記遊技領域が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部が形成されている」ものであることを特徴とする。
ところで、不正行為を行うために本体枠と前面部材との間の隙間から挿入された線材が、ガイド部に当接すると、ガイド部の表面を伝ってガイド部の先端へと案内され、ガイド部の先端と前面部材の後面との間に入り込んで、遊技領域内へ侵入して不正行為が行われてしまう恐れがある。
手段2の構成によると、ガイド部の前側端部に、遊技領域が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部を備えるようにしたものである。
これにより、バール等の工具により抉られて本体枠と前面部材との間の隙間から線材が挿入されても、ガイド部先端の返し部により線材が返されて、線材がガイド部と前面部材との間に到達するのを防ぐことができ、線材が遊技領域内へ侵入するのを防止することが可能となって、不正行為が行われるのを防止することができる。
手段3:手段1又は手段2の構成において、
「前記ガイド部は、
前記遊技盤の前面から前側に突出する突出量が、3mm〜20mmとされている」ものであることを特徴とする。
手段3の構成によると、遊技盤面から突出するガイド部の突出量を、3mm〜20mmの間としたものである。
これにより、本体枠に対して前面部材を閉めた時に、ガイド部の先端が前面部材の後面と当接して弾性変形し、不正行為によって本体枠と前面部材との間に隙間が形成されてもガイド部が弾性復元して隙間を閉鎖することが可能となり、不正行為が行われるのを防止することができると共に、ガイド部によって前面部材が閉まらなくなるのを防止することができる。
手段4:手段1から手段3までの何れか一つの構成において、
「前記ガイド部は、
前記遊技盤の側面に固定されるガイド部材に備えられている」ものであることを特徴とする。
ところで、ガイド部を、遊技盤(例えば、前構成部材)に一体成形するようにした場合、遊技盤を成形する比較的大型の成形型を改造又は新造する必要があると共に、遊技盤面からガイド部が突出しているので既存の生産ラインに流すことができず、遊技機の組立てや製造にかかるコストが増加する問題がある。
手段4の構成によると、遊技盤の側面に固定されるガイド部材にガイド部を備えるようにしたものである。
これにより、ガイド部を遊技盤とは別部材としているので、既存の遊技盤に対してガイド部材を固定するだけで、遊技盤にガイド部を備えることができ、既存の遊技盤(遊技機)にも上述した機能を備えさせて、同様の作用効果を奏させることができる。
また、ガイド部材は、遊技盤よりも小さいので、ガイド部材の成形にかかる成形型が比較的小型のものとなり、遊技機の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。また、ガイド部材を固定する前工程では遊技盤面からはガイド部が突出しておらず、既存の生産ラインに遊技盤を流すことができ、新たな生産ラインを必要としないので、これによっても、遊技機の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。
手段5:手段4の構成において、
「前記ガイド部材は、
前記遊技盤の側面に固定する固定部を備えている」ものであることを特徴とする。
ここで、「固定部」としては、「遊技盤の側面と対向する面とされ、その面と側面とを接着手段(例えば、両面テープ、接着剤、等)により接着固定するもの」、「遊技盤の側面に穿設された孔に嵌合する嵌合突起や嵌合爪からなるもの」、等が挙げられる。
手段5の構成によると、ガイド部材に、遊技盤の側面に固定するための固定部を備えるようにしたものである。
これにより、遊技盤とは別部材とされたガイド部材を、固定部を介して遊技盤に固定することができ、遊技盤に上述した機能を有したガイド部を簡単に備えさせて、同様の作用効果を奏した遊技機とすることができる。
なお、固定部として、嵌合突起や嵌合爪とした場合、ワンタッチで遊技盤の側面にガイド部材を固定することができ、組立作業性を向上させることができると共に、遊技盤を分解する際に、容易にガイド部材を取外すことができ、廃棄処分等にかかる手間を簡略化することができる。
手段6:遊技機において、
「前側に開口部を有した正面視略矩形状の本体枠と、
該本体枠の前記開口部内に前側から嵌め込まれ、遊技者の操作によって所定の遊技が行われる遊技領域を有した遊技盤と、
該遊技盤の前記遊技領域が前側から視認可能とされると共に、前記本体枠の前側且つ一辺側で所定距離離反して同軸状に配置された一対のヒンジ機構により前記本体枠の前記開口部を開閉可能とされた前面部材と
を具備する遊技機であって、
前記遊技盤は、
前記ヒンジ機構によって前記本体枠に対して前記前面部材がヒンジ回転する側に配置される側面で一対の前記ヒンジ機構の間に対応した位置における前記遊技盤の側面に固定される固定部と、
該固定部と連続し前記遊技盤の前端面から前側に3mm〜20mmの範囲内で突出する弾性変形可能なガイド部と、
該ガイド部の前側端部から前記遊技領域が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部と
を備えたガイド部材を更に有している」ものであることを特徴とする。
手段6の構成によると、前側に開口部を有した本体枠と、開口部内に前側から嵌め込まれ遊技領域を有した遊技盤と、遊技領域が視認可能とされると共に一対のヒンジ機構により本体枠の開口部を開閉可能とされた前面部材とを備えた遊技機であって、遊技盤に、一対のヒンジ機構の間に対応した位置の側端面に固定する固定部と、固定部と連続し遊技盤面から3mm〜20mmの範囲内で突出する弾性変形可能なガイド部と、ガイド部の前側端部から遊技領域が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部とを備えたガイド部材を備えるようにしたものである。
これにより、遊技盤を本体枠の開口部内に嵌め込む際に、その挿入先端となるヒンジ機構と近接する側の辺に固定されたガイド部材にガイド部が備えられているので、そのガイド部に案内させて本体枠に対する遊技盤の位置決めを容易に行うことができ、遊技盤の嵌め込み作業性を良くして、組立作業性を向上させることができる。
また、ガイド部材のガイド部を遊技盤面から突出させると共に弾性変形可能としており、本体枠に遊技盤を嵌め込む際に、遊技盤が前面部材と当接しても、まず初めにガイド部が当接してガイド部が弾性変形するので、ガイド部により当接による衝撃を緩和させることができ、遊技盤の嵌め込み作業時に、遊技盤や前面部材が破損するのを防止することができる。従って、遊技盤の嵌め込み作業時において、必要以上に慎重に作業しなくても良く、作業者にかかるプレッシャーを抑制して、組立作業性を向上させることができる。
更に、遊技盤面から所定量突出するガイド部材のガイド部を弾性変形可能としているので、前面部材を閉める際に、前面部材の後面にガイド部が当接しても、ガイド部が弾性変形して前面部材を閉めることができると共に、一対のヒンジ機構の間にバール等の工具を差込んで本体枠と前面部材との間に隙間を形成させようとしても、ガイド部が弾性復元してその隙間を閉鎖し続けることができ、隙間を介して不正行為が行われるのを防止することができる。
また、ガイド部材におけるガイド部の前側端部に、遊技領域が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部を備えているので、バール等の工具により抉られて本体枠と前面部材との間の隙間から線材が挿入されても、ガイド部先端の返し部により線材が返されて、線材がガイド部と前面部材との間に到達するのを防ぐことができ、線材が遊技領域内へ侵入するのを防止することが可能となって、不正行為が行われるのを防止することができる。
更に、ガイド部材におけるガイド部の突出量を、3mm〜20mmの間としているので、本体枠に対して前面部材を閉めた時に、ガイド部の先端が前面部材の後面と当接して弾性変形し、不正行為によって本体枠と前面部材との間に隙間が形成されてもガイド部が弾性復元して隙間を閉鎖することが可能となり、不正行為が行われるのを防止することができると共に、ガイド部によって前面部材が閉まらなくなるのを防止することができる。
また、ガイド部材を遊技盤とは別部材としているので、既存の遊技盤に対してガイド部材を固定するだけで、遊技盤にガイド部を備えることができ、既存の遊技盤(遊技機)にも上述した機能を備えさせて、同様の作用効果を奏させることができる。また、ガイド部材は、遊技盤よりも小さいので、ガイド部材の成形にかかる成形型が比較的小型のものとなり、遊技機の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。また、ガイド部材を固定する前工程では遊技盤面からはガイド部が突出しておらず、既存の生産ラインに遊技盤を流すことができ、新たな生産ラインを必要としないので、これによっても、遊技機の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。
更に、ガイド部材に、遊技盤の側面に固定するための固定部を備えるようにしているので、遊技盤とは別部材とされたガイド部材を、固定部を介して遊技盤に固定することができ、遊技盤に上述した機能を有したガイド部を簡単に備えさせて、同様の作用効果を奏した遊技機とすることができる。
手段7:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機であることを特徴とする。
ここで、パチンコ機とは、遊技者が遊技機に投入する媒体である投入媒体と、遊技者が行う実質的な遊技に用いられる媒体である遊技媒体とを同一のものとした遊技機であり、投入された例えば遊技球等の媒体を用いて遊技が行われるタイプの遊技機の一種である。具体的には、「操作ハンドルの操作に対応して遊技球を発射する発射装置と、多数の障害釘、役物、表示手段等の適宜の機器が組み込まれたり、始動入賞口、大入賞口、通過口、到達口等の遊技球が入球する適宜の入球口が設けられた遊技領域と、発射装置から遊技領域に遊技球を導くレールと、遊技領域に導かれた遊技球の入球口への入球に応じたり、複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出手段とを具備するもの」である。
なお、パチンコ機としては、種々のタイプのものがあり、一般に「デジパチ機」と称されるものに代表される「入球口への入球状態を検出する入球状態検出手段(遊技状態検出手段として捉えることもできる)と、入球状態検出手段によって入球が検出されると所定の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選結果に応じて特別図柄を変動させると共に変動を停止させる特別図柄表示手段とを備えたもの」や「加えて、特別図柄の変動中に、複数の図柄からなる図柄列を変動表示し、図柄列にて図柄を停止表示させたり、キャラクタや種々の物品等の表示物を描写し、表示物を動作させたりする等によって適宜の演出表示を行う演出表示手段を更に具備するもの」、一般に「ハネモノ機」と称されるものに代表される「役物内での遊技球の振分けによって抽選を行う抽選手段を備えたもの」、一般に「アレパチ機」と称されるものに代表される「例えば16個等の所定個数の遊技球により1ゲームが行われ、1ゲームにおける複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて所定個数の遊技球の払出しを行うもの」等を例示することができる。
手段7の構成によると、パチンコ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段8:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチスロ機であることを特徴とする。
ここで、パチスロ機とは、投入媒体であるメダルを投入し、メダルの投入後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作によって、夫々複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させる等して、各リール等によって構成された図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて各図柄列の変動表示を停止させる、といった遊技が遊技者によって行われるものである。換言すれば、停止操作機能付きのスロットマシーンとして捉えることができるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合わせが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段8の構成によると、パチスロ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段9:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなることを特徴とする。
ここで、「パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機」とは、複数個(例えば5個)の遊技球を1単位の投入媒体とし、投入媒体を投入した後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合わせが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段9の構成によると、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
このように、本発明によれば、本体枠に対する遊技盤の組立作業性を向上させると共に、遊技領域内に対して不正行為が行われるのを防止することができる遊技機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を、図面に基づいて詳細に説明する。
[パチンコ機の全体構成について] 図1乃至図3に基づき説明する。
図1はパチンコ機の前側全体を示す正面図であり、図2はパチンコ機を斜め左前方から示す斜視図である。また、図3は、パチンコ機の外枠の一側に本体枠が開かれ、その本体枠の一側に更に前面枠が開かれた状態を示す斜視図である。なお、図1乃至図3においては遊技領域における装飾部材を省略して示している。
図示するように、パチンコ機1は、外枠2、本体枠3、前面枠4、及び遊技盤5等を備えて構成されている。外枠2は、上下左右の木製の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、同外枠2の前側下部には、本体枠3の下面を受ける下受板6を有している。外枠2の前面の片側には、本体枠ヒンジ機構7によって本体枠3が前方に開閉可能に装着されている。なお、外枠2は、樹脂やアルミニウム等の軽金属によって形成されていてもよい。
[本体枠の構成について] 図3及び図4に基づき説明する。
図4はパチンコ機の本体枠と遊技盤とを分離して斜め右上前方から示す斜視図である。
本体枠3は、前枠体11、遊技盤装着枠12及び機構装着体13を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。本体枠3の前枠体11は、外枠2(図2及び図3参照)の前側の下受板6を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。そして、前枠体11の片側の上下部には、本体枠側ヒンジ具15が固定されており、外枠2の片側の上下部に固定された外枠側ヒンジ具14に対してヒンジピン及びヒンジ孔によって開閉回動可能に装着されている。すなわち、外枠側ヒンジ具14、本体枠側ヒンジ具15、ヒンジピン及びヒンジ孔によって本体枠ヒンジ機構7が構成されている。
前枠体11の前側において、遊技盤装着枠12よりも下方に位置する前枠体11の前下部左側領域にはスピーカボックス部16が一体に形成され、そのスピーカボックス部16の前側開口部には、同開口部を塞ぐようにしてスピーカ装着板17が装着されている。そして、スピーカ装着板17にはスピーカ18が装着されている。また、前枠体11前面の下部領域内において、その上半部分には発射レール19が傾斜状に装着されている。また、前枠体11前面の下部領域内の下半部分には下部前面板30が装着されている。そして、下部前面板30の前面の略中央部には、遊技球を貯留可能な下皿31が設けられ、右側寄りには操作ハンドル32が設けられ、左側寄りには灰皿33が設けられている。なお、下皿31には、遊技球を下方に排出するための球排出レバー34が配設されている。
[前面枠の構成について] 図1乃至図3に基づき説明する。
前枠体11の前面の片側には、その前枠体11の上端から下部前面板30の上縁にわたる部分を覆うようにして、前面枠4が上下に離反して配置された一対の前面枠ヒンジ機構36によって前方に開閉可能に装着されている。また、前面枠4の略中央部には、遊技盤5の遊技領域37を前方から透視可能な略円形の開口窓38が形成されている。また、前面枠4の後側には開口窓38よりも大きな矩形枠状をなす窓枠39が設けられ、その窓枠39にはガラス板、透明樹脂板等の透明板50が装着されている。また、前面枠4の前面の略全体は、ランプ等が内設された前面装飾部材によって装飾され、同前面枠4の前面の下部には上皿51が形成されている。詳しくは、開口窓38の周囲において、左右両側部にサイド装飾装置52が、下部に上皿51が、上部に音響電飾装置が装着されている。サイド装飾装置52は、ランプ基板が内部に配置され且つ合成樹脂材によって形成されたサイド装飾体54を主体として構成されている。サイド装飾体54には、横方向に長いスリット状の開口孔が上下方向に複数配列されており、該開口孔には、ランプ基板に配置された光源に対応するレンズ55が組み込まれている。音響電飾装置53は、透明カバー体56、スピーカ57、スピーカカバー58、及びリフレクタ体(図示しない)等を備え、これらの構成部材が相互に組み付けられてユニット化されている。また、上皿51の左側には、遊技者が操作可能なボタン60が設けられている。
[施錠装置の構成について] 図3及び図4に基づき説明する。
前枠体11の前面枠ヒンジ機構36に対して反対側となる自由端側の後側には、外枠2に対し本体枠3を施錠する機能と、本体枠3に対し前面枠4を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置70が装着されている。すなわち、この実施形態において、施錠装置70は、外枠2に設けられた閉止具71に係脱可能に係合して本体枠3を閉じ状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック72と、前面枠4の自由端側の後側に設けられた閉止具73に係脱可能に係合して前面枠4を閉じ状態に施錠する上下複数の扉施錠フック74と、パチンコ機1の前方から鍵が挿入されて解錠操作可能に、前枠体11及び下部前面板30を貫通して露出されたシリンダー錠75とを備えている。そして、シリンダー錠75の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで本体枠施錠フック72と外枠2の閉止具71との係合が外れて本体枠3が解錠され、これとは逆方向に回動操作されることで、扉施錠フック74と前面枠4の閉止具73との係合が外れて前面枠4が解錠されるようになっている。
[遊技盤の構成について] 図4乃至図6に基づき説明する。
図5は、遊技盤を左斜め前方から示す斜視図である。図6(A)は遊技盤に備えられるガイド部材を示す斜視図であり、(B)はガイド部材の平面図である。
遊技盤5は、本体枠3における前枠体11の後側に設けられた遊技盤装着枠12に対して、前方から着脱交換可能に装着されるようになっている(図3及び図4参照)。遊技盤5は、遊技盤装着枠12の前方から嵌込まれる大きさの略四角板状に形成されている。遊技盤5は、木製合板や樹脂板等からなる板状の遊技盤ベース80と、遊技盤ベース80の前側に配置され遊技領域37の外周を区画形成する前構成部材79とを主に備えている。この前構成部材79には、外レール76と内レール77とを備えた案内レール78が設けられ、その案内レール78の内側に遊技領域37が区画形成されている。なお、発射レール19と案内レール78との間には、所定の隙間が設けられており、発射された遊技球が案内レール78を逆戻りした場合には、その遊技球は、その隙間から排出され下皿31に案内されるように構成されている。なお、前構成部材79は、合成樹脂製とされている。
遊技領域37の中央部には、センター役物100が配置されている。このセンター役物100は、遊技領域37の幅方向のうち3分の2以上の幅を占める大きさである。センター役物100は枠状とされており、この枠内の後側には演出表示装置101が配置されている。
センター役物100の下方には、遊技領域37に向けて打ち込まれた遊技球を受入れ可能な第一始動口102が配置されている。第一始動口102の下方には、一対の可動片103を有する第三始動口104(第二始動口については後述する)が配置されている。第三始動口104は、一対の可動片103が閉状態であるときは遊技球を受入れることが不可能または受入れ困難となっており、この一対の可動片103が開状態であるときは、第一始動口102よりも遊技球の受入れが容易となる。
第一始動口102の真上であって且つ枠状のセンター役物100の下枠部分には開口部105が形成されている。また、センター役物100の上部には、第一開閉装置110が設けられている。この第一開閉装置110は、遊技球が受入可能な開状態と、遊技球が受入不能な閉状態との間で切替可能となっている。
第三始動口104の下方には、第二開閉装置111が設けられている。この第二開閉装置111は、第一開閉装置110と同様に、遊技球が受入可能な開状態と、遊技球が受入不能な閉状態との間で切替可能となっている。
センター役物100の左側には、遊技球が通過可能なゲート112が設けられており、センター役物100の左下方(第一始動口102および第三始動口104の左側)には、三つの一般入賞口113が設けられている。
また、遊技領域37には、その最下部に、流下していずれの入賞口や入賞装置にも入賞しなかった遊技球を「死球」として遊技領域37から排出するアウト口114が設けられている。なお、図示は省略するが、遊技領域37には、対応する遊技盤ベース80の前面に多数の障害釘が所定のゲージ配列をなして設けられており、遊技球の動きを楽しませられるようになっている。
センター役物100には、その枠状に形成された下枠部分の上面に、遊技者側から最も奥に配置された第一ステージ120と、第一ステージ120よりも下流側に配置された第二ステージ121とを有している。これら第一ステージ120及び第二ステージ121は、左右方向に延び中央部が低くなった湾曲状に形成されている。一方、センター役物100の左側外周には、第一ステージ120へ遊技球を誘導(ワープ)させる第一ワープ入口122と、第一ワープ入口122の下側に配置され第二ステージ121へ遊技球をワープさせる第二ワープ入口123とが備えられている。
なお、第一ワープ入口122及び第二ワープ入口123の前には、図示しない障害釘が配置されており、その障害釘によって、第一ワープ入口122や第二ワープ入口123に遊技球が入球する確率を適宜変更できるようになっている。
センター役物100における第一ステージ120の略中央部には、第二始動口124が開口している。なお、第二始動口124に入賞した遊技球は、遊技盤5の背後に連通する排出路(図示せず)を通って、遊技盤5の背後に排出される。
また、第二ステージ121の左右方向の略中央部には、開口部105に連通する第一始動誘導口125が形成されている。第一始動誘導口125に入球した遊技球は、開口部105から遊技盤5上に排出される。この開口部105は、第一始動口102の真上に開口しているので、遊技球が第一始動口102に入賞する期待感を非常に高められるようになっている。ただし、第一始動口102の真上には障害釘が配置(図示せず)されており、この釘によって第一始動口102への遊技球の入賞が阻害されることがある。
なお、センター役物100には、第二ステージ121の前側且つ下方に、左右に延びる第三ステージ126が更に備えられている。
本例の遊技盤5には、前面枠ヒンジ機構36が配置された側と同じ側(図中、左側)の側辺に取付固定されたガイド部材150を備えている。このガイド部材150は、遊技盤5における前構成部材79の側面に固定される固定部151と、固定部151と連続し遊技盤5(前構成部材79)の前端面から所定量突出する弾性変形可能なガイド部152と、ガイド部152の前側端部から遊技領域37が配置される側とは反対側(図中、左側)へ向かって延びる返し部153とを備えている。なお、本例では、ガイド部152の突出量が約10mmとされている。
このガイド部材150は、図5にも示すように、遊技盤5における上下方向の略中央部に取付固定されており、ゲート112、第一ワープ入口122及び第二ワープ入口123の左側にガイド部152が配置された状態となっている。
図6に示すように、ガイド部150における返し部153とは反対側の端部には、返し部153とは反対方向へ延びる突片部154を備えており、この突片部154を、前構成部材79の側面に形成された溝部79a(図5参照)に挿入することで、ガイド部材150を位置決めできるようになっている。
なお、本例では、このガイド部材150は、両面テープによって固定部151が前構成部材79の側面に接着固定されている。また、本例では、ガイド部材150は、比較的軟質な樹脂により形成されており、弾性変形できるようになっている。なお、ガイド部材150を軟質樹脂の他に、ゴム、発泡樹脂、硬質樹脂等で形成しても良い。
次に、本例におけるガイド部材150の作用効果について説明する。パチンコ機1では、遊技盤5を本体枠3から脱着する際、本体枠3の側辺に前面部材としての前面枠4が前面枠ヒンジ機構36によってヒンジ固定されているので、ヒンジ側では前面枠4が邪魔になり、本体枠3の遊技盤装着枠12(本発明における開口部に相当)内に対して遊技盤5を前側から真直ぐ嵌め込むことができず、本体枠3に対して遊技盤5を斜めから挿入して遊技盤装着枠12内に嵌め込むこととなる。
そのため、遊技盤5の交換時等において、遊技盤5を本体枠3に嵌め込む際に、本体枠3に対する遊技盤5の位置決めがし難く、作業性の悪いものとなっていた。また、遊技盤5を嵌め込む際に、遊技盤5の前面枠ヒンジ機構36と近接する側(図中、左側)が本体枠3や前面枠4と当接し、遊技盤5や前面枠4等が破損する恐れがあった。しかしながら、本例では、ガイド部材150のガイド部152によって案内させて本体枠3に対する遊技盤5の位置決めを容易に行うことができ、遊技盤5の嵌め込み作業性を良くして、組立作業性を向上させることができるようになっている。また、本体枠3に遊技盤5を嵌め込む際に、まず初めにガイド部152が当接して弾性変形するので、その弾性変形により当接による衝撃を緩和させて遊技盤5や前面枠4等が破損するのを防止することができるようになっている。
一方、パチンコ機1では、前面枠4をヒンジ回転させる前面枠ヒンジ機構36が、前面枠4の上下に同軸状に配置されており、一対の前面枠ヒンジ機構36の間では、本体枠3に対して前面枠4が支持されていない状態となっている。そのため、一対の前面枠ヒンジ機構36の間において、本体枠3と前面枠4との間にバールのような工具を差込んで抉ることで、前面枠4が撓んで本体枠3と前面枠4との間に隙間が形成され、その隙間から遊技領域37内に金属線等の線材を差込んで、第一ワープ入口122や第二ワープ入口123の付近に配置された障害釘を曲げて、遊技球が第一ワープ入口122や第二ワープ入口123に入球し易くする不正行為が行われる問題がある。
しかしながら、遊技盤5の前面から所定量突出するガイド部材150のガイド部152を弾性変形可能としているので、前面枠4を閉める際に、前面枠4の後面にガイド部152が当接しても、ガイド部152が弾性変形して前面枠4を閉めることができると共に、一対の前面枠ヒンジ機構36の間にバール等の工具を差込んで本体枠3と前面枠4との間に隙間を形成させようとしても、ガイド部152が弾性復元してその隙間を閉鎖し続けるので、隙間を介して不正行為が行われるのを防止することができるようになっている。
このように、本実施形態のパチンコ機1によると、遊技盤5を本体枠3の遊技盤装着枠12内に嵌め込む際に、その挿入先端となる前面枠ヒンジ機構36と近接する側の辺に固定されたガイド部材150にガイド部152が備えられているので、そのガイド部152に案内させて本体枠3に対する遊技盤5の位置決めを容易に行うことができ、遊技盤5の嵌め込み作業性を良くして、組立作業性を向上させることができる。
また、ガイド部材150のガイド部152を遊技盤5の前端面から突出させると共に弾性変形可能としており、本体枠3に遊技盤5を嵌め込む際に、遊技盤5が前面枠4と当接しても、まず初めにガイド部152が当接してガイド部152が弾性変形するので、ガイド部152により当接による衝撃を緩和させることができ、遊技盤5の嵌め込み作業時に、遊技盤5や前面枠4等が破損するのを防止することができる。従って、遊技盤5の嵌め込み作業時において、必要以上に慎重に作業しなくても良く、作業者にかかるプレッシャーを抑制して、組立作業性を向上させることができる。
更に、遊技盤5の前面から所定量突出するガイド部材150のガイド部152を弾性変形可能としているので、前面枠4を閉める際に、前面枠4の後面にガイド部152が当接しても、ガイド部152が弾性変形して前面枠を閉めることができると共に、一対の前面枠ヒンジ機構36の間にバール等の工具を差込んで本体枠3と前面枠4との間に隙間を形成させようとしても、ガイド部152が弾性復元してその隙間を閉鎖し続けることができ、隙間を介して不正行為が行われるのを防止することができる。
また、ガイド部材150におけるガイド部152の前側端部に、遊技領域37が配置される側とは反対側へ向かって延びる返し部153を備えているので、バール等の工具により抉られて本体枠3と前面枠4との間の隙間から金属線等の線材が挿入されても、ガイド部152先端の返し部153により線材が返されて、線材がガイド部152と前面枠4との間に到達するのを防ぐことができ、線材が遊技領域37内へ侵入するのを防止することが可能となって、不正行為が行われるのを防止することができる。
更に、ガイド部材150におけるガイド部152の突出量を、約10mmとしているので、本体枠3に対して前面枠4を閉めた時に、ガイド部152の先端が前面枠4の後面と当接して弾性変形し、不正行為によって本体枠3と前面枠4との間に隙間が形成されてもガイド部152が弾性復元して隙間を閉鎖することが可能となり、不正行為が行われるのを防止することができると共に、ガイド部152によって前面枠4が閉まらなくなるのを防止することができる。
また、ガイド部材150を遊技盤5とは別部材としているので、既存の遊技盤5に対してガイド部材150を固定するだけで、遊技盤5にガイド部152を備えることができ、既存の遊技盤5(パチンコ機)にも上述した機能を備えさせて、同様の作用効果を奏させることができる。また、ガイド部材150は、遊技盤5よりも小さいので、ガイド部材150の成形にかかる成形型が比較的小型のものとなり、パチンコ機1の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。また、ガイド部材150を固定する前工程では遊技盤5の前面からはガイド部152が突出しておらず、既存の生産ラインに遊技盤5を流すことができ、新たな生産ラインを必要としないので、これによっても、パチンコ機1の製造にかかるコストが増加するのを抑制することができる。
更に、ガイド部材150に、遊技盤5の側面に固定するための固定部151を備えるようにしているので、遊技盤5とは別部材とされたガイド部材150を、固定部151を介して遊技盤5に固定することができ、遊技盤5に上述した機能を有したガイド部152を簡単に備えさせて、同様の作用効果を奏した遊技機とすることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記の実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機1を示したが、パチンコ機以外の遊技機、例えば、スロットマシーンや、パチンコ機とスロットマシーンとを融合させてなる遊技機等であっても本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、ガイド部材150の固定部151を、遊技盤5における前構成部材79の側面に、接着固定するものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、固定部151を嵌合突起や嵌合爪とし、遊技盤5の側面に形成された嵌合孔に嵌合突起等を嵌合させてガイド部材150を固定するようにしても良く、これにより、ワンタッチで遊技盤5の側面にガイド部材150を固定することができ、組立作業性を向上させることができると共に、遊技盤5を分解する際に、容易にガイド部材150を取外すことができ、廃棄処分等にかかる手間を簡略化することができる。
更に、本実施形態では、遊技盤5の前面から突出するガイド部152の突出量を約10mmとしたものを示したが、これに限定するものではなく、ガイド部152の突出量を、3mm〜20mmの間、望ましくは、5mm〜15mmの間、更に望ましくは、7mm〜12mmの間、としても良く、この範囲内とすることで、上述した作用効果を確実に奏するものとすることができる。
本発明に係るパチンコ機の前側全体を示す正面図である。 パチンコ機を斜め左前方から示す斜視図である。 パチンコ機の外枠の一側に本体枠が開かれ、その本体枠の一側に更に前面枠が開かれた状態を示す斜視図である。 パチンコ機の本体枠と遊技盤とを分離して斜め右上前方から示す斜視図である。 遊技盤を左斜め前方から示す斜視図である。 (A)は遊技盤に備えられるガイド部材を示す斜視図であり、(B)はガイド部材の平面図である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 外枠
3 本体枠
4 前面枠(前面部材)
5 遊技盤
12 遊技盤装着枠(開口部)
36 前面枠ヒンジ機構(ヒンジ機構)
37 遊技領域
79 前構成部材
150 ガイド部材
151 固定部
152 ガイド部
153 返し部
154 突片部

Claims (1)

  1. 前側に開口部を有した正面視略矩形状の本体枠と、
    該本体枠の前記開口部内に前側から嵌め込まれ、遊技者の操作によって所定の遊技が行われる遊技領域を有した遊技盤と、
    該遊技盤の前記遊技領域が前側から視認可能とされると共に、前記本体枠の前側且つ一辺側で所定距離離反して同軸状に配置された一対のヒンジ機構により前記本体枠の前記開口部を開閉可能とされた前面部材と
    を具備する遊技機であって、
    前記遊技盤は、
    前記ヒンジ機構によって前記本体枠に対して前記前面部材がヒンジ回転する側に配置される端部に、一対の前記ヒンジ機構の間に対応する位置に配置され前記遊技盤の前端面から前側に所定量突出する弾性変形可能なガイド部を更に有していることを特徴とする遊技機。
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