JP5218037B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明はパチンコ遊技機に関し、特に、演出表示装置の表示画面の前方に演出部材が配設されたパチンコ遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機においては、遊技盤の遊技領域における中央下部に配設された始動入賞口の上方に設けられて該始動入賞口に遊技球を入賞させ易くする機能を有するステージと、該ステージの後方に配設されて表示画面で遊技の演出表示を行う演出表示装置との間に、パチンコ遊技機の演出用の演出役物(演出部材)が配設されるものがある。また、パチンコ遊技機の中には、演出役物として、遊技の演出制御に応じて可動する可動演出役物(可動演出部材)を有しているものもある(例えば、特許文献1参照)。さらに近年、演出役物のインパクトがより強くなるようにして遊技の興趣を向上させるために、前記したステージと該ステージの後方の演出表示装置との間に配設される演出役物に、大きな形状のものが用いられるようになってきた。
特開2004−8538号公報
しかしながら、前記したようなステージと該ステージの後方の演出表示装置との間に配設される演出役物を有するパチンコ遊技機では、その遊技中に、遊技領域における障害釘等の障害部材などで遊技球が大きく跳ねることがあり、その遊技球が演出役物に当たってしまうことがあった。このように、遊技球が演出役物に当たってしまうと、演出役物を破損させてしまったり、演出役物が可動演出役物の場合は当該可動演出役物の可動を阻害してしまったりする等の不具合が生じる可能性があった。特に、演出役物の形状が大きく、前方に突出するようなものである場合は、遊技球が跳ねた際に演出役物に当たり易く、問題が生じる可能性がより高くなっていた。
また、パチンコ遊技機の遊技者の中には、不正な手段で始動入賞口に遊技球を入れて遊技を不正に有利に進めようとする者がいる。このようなことを考える者が不正をすることができないように、パチンコ遊技機においても不正対策を取っておく必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、障害部材などで跳ねた遊技球が演出部材に衝突することを防止して、演出部材の破損や、演出部材が可動演出部材の場合における可動の阻害を防止すると共に、パチンコ遊技機の始動入賞口に対する不正行為を防止することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、枠体に設けられた透明板の後方に配置された遊技板上のガイドレールによって区画形成された遊技領域に、遊技球が入賞することが、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となる始動入賞口と、該始動入賞口の上方の前記遊技板に貫設された孔の後方に配設され、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う表示画面が前記孔から臨む演出表示装置と、前記孔の周縁に装着されたセンター装飾部材と、前記孔の後方かつ前記表示画面の前方に配設されて前記変動演出表示に伴って遊技の演出を行う演出部材と、発射された遊技球が流下する、前記センター装飾部材と前記ガイドレールとの間の領域であって、遊技球の流下方向を変化させる障害部材が配設された転動領域と、前記センター装飾部材の下部に配設され、遊技球を前記始動入賞口に入賞し易くなるように誘導する誘導路を設けたステージと、前記センター装飾部材の側方の上部に球入口、該側方の下部に前記ステージへと繋がる球出口が形成され、遊技球を前記転動領域から前記ステージに誘導するワープ通路と、を有するパチンコ遊技機において、前記演出部材は、前記孔の後方かつ前記表示画面の前方における前記孔の下方から前記ステージの上方に突出するように形成されており、前記ステージの上方から、前記演出部材よりも前方かつ前記透明板との間隙が遊技球の直径未満となる位置まで突出して、前記転動領域又は前記ステージ上から前記演出部材に向かって飛び出した遊技球が前記演出部材に衝突しないように、前記演出部材を覆う透明なガード部材を、前記センター装飾部材に配設しており、前記ガード部材は、左右方向の中央部よりも側方部が上方向に長尺に形成されており、当該長尺に形成された側方部において前記透明板に最も接近する先端部は、該先端部付近に遊技球の直径未満の幅を有するスリットが形成されることで先割れ形状をなしていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ガード部材の側方部の一部が、前記ワープ通路の前方に重なるように形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ステージの上方に突出するように形成された演出部材よりも前方かつ透明板との間隙が遊技球の直径未満となる位置まで突出して演出部材を覆う透明なガード部材を、センター装飾部材に配設したことで、転動領域やステージ上から跳ねて演出部材に向かって飛び出した遊技球が演出部材に衝突することを防止して、演出部材の破損や、演出部材が可動演出部材の場合における可動の阻害を防止することができる。また、それと共に、ガード部材によって始動入賞口の上方の空間を覆うことができるため、パチンコ遊技機の開閉可能な枠体を不正な手段で開き、始動入賞口に手で遊技球を入れて遊技を不正に有利に進めようとする遊技者がいたとしても、始動入賞口の上方に手を入れることが困難となり、これにより、遊技球が演出部材に衝突しないようにするのと同時に、パチンコ遊技機の始動入賞口の上方の空間を介して始動入賞口に対して行おうとする不正行為を防止することができる。
また、請求項に係る発明によれば、ガード部材において透明板に最も接近する先端部が、その先端部付近に遊技球の直径未満の幅を有するスリットが形成されて先割れ形状をなしているため、ガード部材の先端部の先割れ形状部が弾性力を有することとなる。このため、例えば、従来であれば、遊技盤の前方に有する透明板が設けられた開閉可能な枠体を、メンテナンス等で開けた後で閉じる際に勢い良く閉じると、透明板のしなりや撓みなどによる変形によって、演出部材をはじめとする装飾部材に透明板が当たって、演出部材をはじめとする装飾部材を破損してしまったり、透明板に障害釘等の硬い部材が当たって、透明板に傷が付いたり割れてしまったりする可能性があったが、本発明では、透明板が設けられた枠体を閉じる際に勢い良く閉じても、それらが当たる前に、ガード部材の先端部の先割れ形状部が透明板に弾性力を持って当たることで、演出部材をはじめとする装飾部材や透明板に強い衝撃が掛からず、演出部材をはじめとする装飾部材を破損したり透明板を傷付けたり割ったりすることを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、ガード部材の側方部の一部を、剛性の高いワープ通路に重ねて形成することで、先端部が先割れ形状部となっていて、弾性力を有して撓み易くなっている場合に、ガード部材を後方から押えて、必要以上にガード部材が撓むことを防止することができる。これにより、ガード部材に圧力が掛かってガード部材が撓んだ際に、ガード部材が撓み過ぎて演出部材に当たってしまい、演出部材を破損したり演出部材の可動を阻害したりすることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図であり、図2は、同パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機10は、図1に示すように、外枠11、前枠12、窓枠13及び当該窓枠13に覆われた遊技盤30(後述)などを備えている。また、パチンコ遊技機10の背面には、図2に示すように、液晶ディスプレイ型の演出表示装置41(後述)などの表示制御を行う表示サブ基板21、各種遊技音の出力制御を行う音サブ基板22、入賞時におけるパチンコ遊技機10の動作等を含むパチンコ遊技機10の主要な動作を制御する主基板23、パチンコ球(遊技球)の払い出し動作を制御する払出基板24、各基板等に電源を供給する電源基板25等の各種基板が例えば透明ケースに収納された状態で取り付けられている。
具体的に、外枠11は、パチンコホールの台島に設置されており、図1に示すように、前後面が開口するように四角筒状に形成されている。前枠12は、外枠11の前端面に左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。また、この前枠12の前面下部には、上面が開口する下皿14と、上面が開口する上皿15とが固定されている。
下皿14の右端周辺にはハンドル台16が固定されており、ハンドル台16には発射ハンドル19が回動自在に装着されている。この発射ハンドル19の後方には発射モータが固定されており、発射モータの回転軸には打球槌が連結されている。この発射モータは打球槌の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル19が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が供給される。その結果、打球槌が駆動して上皿15内のパチンコ球が弾き出される。
窓枠13は前枠12の前面に装着されている。この窓枠13は前枠12と一体となって、前記した軸を中心に回動可能となっており、この窓枠13と前枠12とで本発明の枠体を構成している。また、この窓枠13には円形孔状の窓部17が形成されており、窓部17の内周面には透明なガラスやアクリル等からなる透明板17aが固定されている。この窓枠13の左上隅部及び右上隅部の裏面には、遊技音を出力するスピーカ18が固定されている。また、窓枠13には複数の装飾LEDが固定されている。
上述の遊技盤30は、前枠12の後面に装着されている。以下、この遊技盤30及び遊技盤30に備えられる各構成部材について図3〜図5を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の遊技盤の正面図であり、図4は、同パチンコ遊技機の遊技盤の可動演出部材及びガード部材を含んだ拡大正面図であり、図5は、同パチンコ遊技機の図4のIV−IV線による簡略断面図である。
この遊技盤30は、上述のように前枠12の後面に装着されており、窓枠13に設けられた透明板17aの後方に配置されている。遊技板31は、遊技盤30の有する各構成部材を固定するための板である。ガイドレール32は、この遊技板31の前面に固定されて、この遊技板31上に、パチンコ球の発射通路31aと遊技領域31bとを区画形成する。遊技領域31bには、ガイドレール32と後述するセンター装飾部材42との間の領域に転動領域31cを有している。この転動領域31cには、パチンコ球の流下方向を変化させる複数の障害釘(障害部材)39が打ち込まれている。上述の打球槌が弾いたパチンコ球は、発射通路31aを通して遊技領域31b内の転動領域31cに放出される。そして、遊技領域31bに放出されたパチンコ球は、障害釘39に当たって転動しながら転動領域31cを流下する。
遊技盤30のほぼ中央部であって後述する始動入賞口48の上方には、遊技板31に貫設された孔33が形成されており、当該孔33の後方に、センター役物と呼ばれるカラー液晶ディスプレイ等を用いた演出表示装置41が設けられている。この演出表示装置41は、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う広い面積の表示画面41aを有しており、当該表示画面41aが孔33から前方に臨むようになっている。また、孔33の周縁には、パチンコ遊技機10の装飾の一部であるセンター装飾部材42が装着されている。このセンター装飾部材42は、孔33の右側部を覆う右部固定装飾部材43や、孔33の左側部を覆う左部固定装飾部材44、孔33の上部に配設される上大入賞口52(後述)の周りを装飾する上部固定装飾部材53、孔33の下部を覆うステージ80(後述)、ガード部材100(後述)等で構成されている。
また、孔33の後方かつ表示画面41aの前方で、演出表示装置41の下部付近には、演出役物(演出部材)としての可動演出役物(可動演出部材)70が設置されている。可動演出役物70は、演出表示装置41の表示画面41aで行われる変動演出表示などのパチンコ遊技機10の遊技の演出制御に応じて可動することで遊技の演出を行うようになっており、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)に駆動されて、少なくとも一軸方向(本実施の形態ではパチンコ遊技機の上下方向)Aに往復動するようになっている。
また、遊技領域31b内において、演出表示装置41及び可動演出役物70の下方には始動入賞口48が配置されている。この始動入賞口48は、パチンコ球が入賞することによって、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となるものであり、上方に開口するポケット状に形成されており、開閉可能な一対の開閉自在な可動片48aを備えている。始動入賞口48は、可動片48aが閉塞されている時には開口面積が小さくなってパチンコ球が入賞し難くなり、可動片48aが開放されている時には開口面積が大きくなってパチンコ球が入賞し易くなる。
また、始動入賞口48の下方には、下大入賞口51が配置されている。この下大入賞口51は図示しないアクチュエータの作動により開閉する開閉扉51aを備えており、この開閉扉51aは、遊技状態が所定の大当り遊技状態になると開口し、その際には下大入賞口51が上方に向かってポケット状に幅広く開口し、多数のパチンコ球が同時かつ連続的に下大入賞口51に入賞可能となる。
さらに、演出表示装置41の例えば上部付近には、同じくアクチュエータにより開閉する上大入賞口52が配設されている。上大入賞口52の左上部近傍には、遊技盤30に直交する回動軸を支点にして開閉可動片60が回動可能に軸支されている。この開閉可動片60が閉塞位置にある時には、上大入賞口52はパチンコ球が入賞不可能な閉状態となる。また、開閉可動片60が開放位置にある時には、上大入賞口52はパチンコ球が入賞可能な開状態となる。開閉可動片60は、遊技状態が、下大入賞口51を開口させるものとは別の大当り遊技状態になると、開状態と閉状態を所定間隔で複数回繰り返すように変動し、これにより上大入賞口52にパチンコ球が入賞可能な状態となる。
なお、遊技盤30の遊技領域31b内の転動領域31cには、先述の始動入賞口48、下大入賞口51、上大入賞口52の他に、図示しない複数の一般入賞口が設置されている。
また、センター装飾部材42の下部には、パチンコ球を始動入賞口48に入賞し易くなるように誘導する誘導路81を始動入賞口48の真上に設けた、略水平面で構成されたステージ80が配設されている。また、側方に配設されたセンター装飾部材42には、パチンコ球を転動領域31cの途中からステージ80に誘導するワープ通路90が形成されている。本実施の形態のワープ通路90は、このワープ通路90への球入口91が左部固定装飾部材44の左側方の上部に形成され、当該左部固定装飾部材44の中を通り、左部固定装飾部材44の左側方の下部にステージ80へと繋がる球出口92が形成されている。
ここで、前記した可動演出役物70は、図5に示すように、孔33の後方かつ表示画面41aの前方における孔33の下端部33aの下方から遊技板31の裏面31dよりも前方に突出してステージ80の上方に突出するように形成されており、この可動演出役物70を下方(一部は左右側方)から覆うように、透明なガード部材100がセンター装飾部材42に配設されている。このガード部材100は、ABS樹脂やポリカーボネイト等のプラスチックで構成されており、ステージ80の後壁82の上方から、可動演出役物70よりも前方かつ透明板17aとの間隙Bがパチンコ球の直径未満となる位置まで突出している。なお、ガード部材100と透明板17aとの間隙Bは、障害釘39と透明板17aとの間隙Cや始動入賞口48と透明板17aとの間隙D等、他の部材と透明板17aとの間隙よりも狭く形成されており(B<C,D)、メンテナンス等で開けていた、透明板17aが設けられた枠体(前枠12及び窓枠13)を閉じた際には、透明板17aが遊技盤30の部材に当接するとしても、最初にガード部材100に当接するようになっている。
このガード部材100が配設されていることにより、障害釘39などに当たって転動領域31c(特に、転動領域31cにおけるステージ80よりも下方又は側方の領域からが多い)から飛び出したり、ステージ80上から跳ねて飛び出したパチンコ球があったとしても、パチンコ球を可動演出役物70を有している側に通さないため、可動演出役物70にパチンコ球が衝突することがない。このため、可動演出役物70が破損したりその可動を阻害する事態が生じることがない。
また、このガード部材100は、その透明板17aに最も接近する先端部(本実施の形態では、上部)の少なくとも一部(本実施の形態では先端部全て)が固定されておらず、その先端部の全て又は一部(本実施の形態では上部左側と上部右側)に透明板17aに沿う部分を有している。そして、その透明板17aに沿う部分には、パチンコ球が間を通ったり間に嵌ったりしない程度、すなわちパチンコ球の直径未満の幅を有するスリット102が形成された先割れ形状部101となっており、当該先割れ形状部101は所定の圧力に対して(本実施の形態では、透明板17aが設けられた枠体(前枠12及び窓枠13)を勢い良く閉じる際にその透明板17aがガード部材100に当たったときの圧力)、弾性力を有して撓むように形成されている。また、本実施の形態のガード部材100は、その一部(本実施の形態では、左側の一部)は、ワープ通路90の前方に重なるように形成されている。
なお、スリット102や先割れ形状部101の形状や厚み、ガード部材100の素材等により、先割れ形状部101の剛性が変化するため、スリット102の幅は、それらの条件に応じて、パチンコ球の直径未満の幅の中で、パチンコ球が間を通ったり間に嵌ったりしない程度に適宜設定する必要がある。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機10によれば、ステージ80の上方に突出するように形成された可動演出役物70よりも前方かつ透明板17aとの間隙Bが遊技球の直径未満となる位置まで突出して可動演出役物70を覆う透明なガード部材100を、センター装飾部材42に配設したことで、転動領域31c(特に、転動領域31cにおけるステージ80よりも下方又は側方の領域からが多い)やステージ80上から跳ねて可動演出役物70に向かって飛び出した遊技球が可動演出役物70に衝突することを防止して、可動演出役物70の破損や可動の阻害を防止することができる。
また、それと共に、ガード部材100によって始動入賞口48の上方の空間を覆うことができるため、パチンコ遊技機10の開閉可能な枠体(前枠12及び窓枠13)を不正な手段で開き、始動入賞口48に手で遊技球を入れて遊技を不正に有利に進めようとする遊技者がいたとしても、始動入賞口48の上方に手を入れることが困難となり、これにより、遊技球が可動演出役物70に衝突しないようにするのと同時に、パチンコ遊技機10の始動入賞口48の上方の空間を介して始動入賞口48に対して行おうとする不正行為を防止することができる。
また、従来では、可動演出役物にパチンコ球が当たらないようにするために、ステージの後壁を高くするものがあったが、本実施の形態のパチンコ遊技機10では、ガード部材100を後壁82の上方からパチンコ遊技機10の前方に突出させることにより、可動演出役物70にパチンコ球が当たらないようにすることができるため、ステージ80の後壁82を必要以上に高くする必要がない。そのため、その後壁82の背後に配設される可動演出役物70の視認性が良くなり、後壁82の上方の空間を可動演出役物70の配設空間として広く確保することができる。また、ガード部材100が透明な部材で形成されているため、可動演出役物70や演出表示装置41に対して、より良い視認性が得られるようになっている。
また、本実施の形態のパチンコ遊技機10によれば、ガード部材100において透明板17aに最も接近する先端部が、その先端部付近に遊技球の直径未満の幅を有するスリット102が形成されて先割れ形状部101をなしているため、ガード部材100の先端部の先割れ形状部101が弾性力を有することとなる。このため、例えば、従来であれば、遊技盤の前方に有する透明板が設けられた枠体を開けた後に閉じる際に勢い良く閉じると、透明板のしなりや撓みなどによる変形によって、可動演出役物をはじめとする装飾部材に透明板が当たって、可動演出役物をはじめとする装飾部材を破損してしまったり、透明板に障害釘等の硬い部材が当たって、透明板に傷が付いたり割れてしまったりする可能性があったが、本発明では、透明板17aが設けられた枠体(前枠12及び窓枠13)を開けた後に閉じる際に勢い良く閉じても、それらが当たる前に、ガード部材100の先端部の先割れ形状部101が透明板17aに弾性力を持って当たることで、可動演出役物70をはじめとする装飾部材や透明板17a等に強い衝撃が掛からず、可動演出役物70をはじめとする装飾部材を破損したり透明板17aを傷付けたり割ったりすることを防止することができる。
さらに、本実施の形態のパチンコ遊技機10では、ガード部材100の一部(本実施の形態では、左側の一部)が、ワープ通路90の前方に重なるように形成されている。このように、ガード部材100の一部を、剛性の高いワープ通路90に重ねて形成していると、本実施の形態のように先端部が先割れ形状部101となっていて、弾性力を有して撓み易くなっている場合に、ガード部材100を後方から押えて、必要以上にガード部材100が撓むことを防止することができる。これにより、ガード部材100に圧力が掛かってガード部材100が撓んだ際に、ガード部材100が撓み過ぎて可動演出役物70に当たってしまい、可動演出役物70を破損したり可動演出役物70の可動を阻害したりすることを防止することができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、可動演出役物(演出部材)はステージの上方に突出するように形成されていたが、これに限るものではなく、例えばステージの上方よりもさらに前方に突出して、遊技板の板面よりも前方に突出するように形成されていても良い。本発明のガード部材は、このように演出部材が遊技板の板面よりも前方に突出するような場合でも、当該演出部材を覆って遊技球が演出部材に衝突しないようにすることが可能となっている。
また、前記した実施の形態では、本発明の演出部材として、演出表示装置の表示画面で行われる変動演出表示などのパチンコ遊技機の遊技の演出制御に応じて可動することで遊技の演出を行う可動演出役物(可動演出部材)を用いて説明したが、これに限るものではなく、本発明の演出部材は、演出表示装置の表示画面で行われる変動演出表示などのパチンコ遊技機の演出制御に伴って遊技の演出を行うものであれば、可動しない演出役物(例えば、光源を有していて光るのみのものや、それ自体は可動(移動)せずにその一部の部材が可動するもの等)にも適用可能である。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 同パチンコ遊技機の遊技盤の可動演出部材及びガード部材を含んだ拡大正面図である。 同パチンコ遊技機の図4のIV−IV線による簡略断面図である。
符号の説明
10…パチンコ遊技機、12…前枠(枠体)、13…窓枠(枠体)、17a…透明板、31…遊技板、31b…遊技領域、31c…転動領域、32…ガイドレール、33…孔、39…障害釘(障害部材)、41…演出表示装置、41a…表示画面、42…センター装飾部材、43…右部固定装飾部材(センター装飾部材)、44…左部固定装飾部材(センター装飾部材)、48…始動入賞口、52…上部固定装飾部材(センター装飾部材)、70…可動演出役物(演出部材)、80…ステージ(センター装飾部材)、81…誘導路、90…ワープ通路、91…球入口、92…球出口、100…ガード部材(センター装飾部材)、101…先割れ形状部、102…スリット

Claims (2)

  1. 枠体に設けられた透明板の後方に配置された遊技板上のガイドレールによって区画形成された遊技領域に、
    遊技球が入賞することが、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となる始動入賞口と、
    該始動入賞口の上方の前記遊技板に貫設された孔の後方に配設され、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う表示画面が前記孔から臨む演出表示装置と、
    前記孔の周縁に装着されたセンター装飾部材と、
    前記孔の後方かつ前記表示画面の前方に配設されて前記変動演出表示に伴って遊技の演出を行う演出部材と、
    発射された遊技球が流下する、前記センター装飾部材と前記ガイドレールとの間の領域であって、遊技球の流下方向を変化させる障害部材が配設された転動領域と、
    前記センター装飾部材の下部に配設され、遊技球を前記始動入賞口に入賞し易くなるように誘導する誘導路を設けたステージと、
    前記センター装飾部材の側方の上部に球入口、該側方の下部に前記ステージへと繋がる球出口が形成され、遊技球を前記転動領域から前記ステージに誘導するワープ通路と、
    を有するパチンコ遊技機において、
    前記演出部材は、前記孔の後方かつ前記表示画面の前方における前記孔の下方から前記ステージの上方に突出するように形成されており、
    前記ステージの上方から、前記演出部材よりも前方かつ前記透明板との間隙が遊技球の直径未満となる位置まで突出して、前記転動領域又は前記ステージ上から前記演出部材に向かって飛び出した遊技球が前記演出部材に衝突しないように、前記演出部材を覆う透明なガード部材を、前記センター装飾部材に配設しており、
    前記ガード部材は、左右方向の中央部よりも側方部が上方向に長尺に形成されており、当該長尺に形成された側方部において前記透明板に最も接近する先端部は、該先端部付近に遊技球の直径未満の幅を有するスリットが形成されることで先割れ形状をなしていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記ガード部材の側方部の一部が、前記ワープ通路の前方に重なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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