JP5105532B2 - 遊技機用の入球具及び遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機用の入球具及び遊技機に係り、特に、特に、省スペースで入球率の調整を容易とすることのできる遊技機用の入球具等に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で球が遊技領域内の障害釘(ゲージともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このパチンコ機の遊技領域に配置される入賞口には、例えば普通入賞口、始動入賞口、大入賞口等の様々なものがある。そのうち、始動入賞口や大入賞口は、球の入賞が容易(又は可能)な状態と困難(又は不可能)な状態とに変更可能な開閉部材を有する変動入賞役物によって構成されることがある。
例えば、始動入賞口を構成する役物としてよく用いられる変動入賞役物(いわゆる、電動チューリップ。)は、入賞口上方の左右両側に揺動開閉可能な開閉羽根部材が配置され、その開閉羽根の開閉により入賞容易/入賞困難の状態を作り出している。また、大入賞口を構成する役物としてよく用いられる変動入賞役物(いわゆる、アタッカー。)は、入賞口の前方に前後開閉可能な開閉扉部材が配置され、その扉の開閉により入賞容易/入賞困難の状態を作り出している。
このように、常に球を入賞可能な状態とするのでなく、遊技の状況に応じて入賞の確率(又は可否)を変化させることによって、パチンコ機における遊技の興趣を一層増大させることができるのである。なお、このように、球の入賞確率を変化させた変動入賞役物については、例えば特許文献1,2に開示されている。
特開2007−144222号公報 特開2007−244617号公報
しかしながら、上記のような開閉羽根部材による開閉を行う変動入賞役物や開閉扉部材による開閉を行う変動入賞役物は、開閉部材が比較的大きくまたその動作も大きいため、遊技領域内において必要な面積も大きくなってしまうという問題がある。特に近年では、遊技領域内の略中央に配置される図柄表示装置の大型化が進んでいるので、変動入賞役物等の他の役物においては小型化が要求されている。
更に、開閉羽根部材や開閉扉部材は、その閉鎖動作において球を入賞させる方向に羽根部材や扉部材が傾きながら閉じていくので、閉鎖途中に入賞しかかった球が、そのまま開閉羽根部材や開閉扉部材によって入賞口へと押し込まれてしまって入賞してしまうという問題がある。本来入賞すべきでない球が、開閉部材の閉鎖動作の途中で入賞してしまうと、入賞率が設計値から外れてしまってパチンコホールが不利益を受けてしまう場合がある。なお、上記のように、開閉部材の閉鎖途中に意図せず入球口に入球した球又はそのような入球を総称して「不測の入球」と呼ぶこととする。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、遊技領域内におけるスペース効率を向上させることができ、遊技領域における球の流下方向や流入開口への流入確率(入球率)の調整を容易とし、流下方向や入球率に対する設計意図を反映させ易い遊技機用の入球具等を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技機用の入球具は、遊技領域を流下する球を流入させるための流入開口と、流入開口を進退してその進出状態において球が通過可能な通過開口を有する上側進退部と、上側進退部の下方に対向して配置されて流入開口を進退し、進出状態において通過開口を通過した球を受け面で受けて流入開口から流入可能とすると共に、退避状態において上側進退部と下側進退部とが協働して流入開口の実質的な開口寸法を球の直径未満とすることにより球を流入開口から流入不可とすることを特徴とする。
遊技領域を流下する球を受け面で受ける下側進退部が流入開口を前後方向に進退することにより、球を流入開口に流入可能としたり流入不可としたりするので、左右方向又は上下方向の占有面積を殆ど変化させずに入球確率を変化させることができ、比較的小面積で入球率(入球許容/入球阻止)の変更を実現することができて遊技領域内のスペース効率の向上に寄与することができる。
また、退避移動の途中で受け面に受け止められた球を入球させずに遊技領域に残し、そのまま遊技領域を流下させることができる。したがって、下側進退部の退避移動途中における不測の入球を有効に防止することができる。その結果、入球確率のバラツキを防止して、設計意図を的確に反映した入球確率変更を実現することができる。
上下2つの進退部を同期的に進退移動させるので、上下2つの進退部を逆位相的に進退移動させる(すなわち、上側進退部の進出に伴い下側進退部を退避させ、上側進退部の退避に伴い下側進退部を進出させる。)場合に比較して、構造を簡単にすることができる。逆位相で進退移動させる場合に必要なリンク機構等を必要としないので、部品点数や部品コストを低減することができ、また、組立て作業も簡単になってその効率も向上する。
退避状態における流入開口の実質的な開口寸法を、上下の進退部の協働により球の直径未満としているので、退避時に確実に球の流入開口への流入を阻止することができる。ここでいう実質的な開口寸法とは、流入開口自体の開口寸法のみならず、上下の進退部によって流入開口の一部が閉塞された場合における、その残開口領域の寸法を含む。
なお、ここにおいて遊技機とは、遊技媒体として球を用いてその流下による遊技を実現するものをいい、パロット機等を含むが、典型的にはパチンコ機を意味する。そして、この入球具は、パチンコ機において、普通入賞具、始動入賞具等として利用される。また、上側進退部と下側進退部とは、別々の進退部材である場合を含み、両者が連結されて一体化された場合及び両者が一体形成されている場合を含む。上下左右方向とは、この入球具が遊技機に配置された場合において、遊技者から見た上下左右方向を意味する。また、遊技機から遊技者に向かう方向が前方向であり、遊技者から遊技機に向かう方向が後方向である。
その遊技機用の入球具において、進退移動に際して上側進退部と下側進退部との対向距離を変化させ、進出状態において対向距離を球の直径より大きく、かつ、退避状態において対向距離を球の直径より小さくしてもよい。
例えば、退避移動の際に上側進退部と下側進退部とが近づき、進出移動の際に両者が遠ざかるようにして、退避状態での入球阻止と進出状態での入球許容とを実現することにより、進退移動を目立たせることができ、面白みを付加することもできる。
上側進退部が、球の通過開口への通過を補助する通過補助部を有していてもよい。
上側進退部が、球の通過開口への通過を補助する通過補助部を有しているので、流入開口への球の流入を補助する部材を別途用意する必要がない。したがって、部品点数及び部品コストの低減、組立工数の削減等に寄与することができる。なお、通過時補助部は、この入球具の近傍を流下する球を円滑に通過開口へと導くことを目的とするものであり、後述するように、例えば、この入球具の流入開口への入球確率を調整したり、入球具周囲での球詰まりを防止したりする機能を発揮する。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、上記の遊技機用の入球具と、遊技領域をその表面に画定する遊技盤と、遊技盤を遊技者にとって視認可能となるように保持する枠体と、遊技盤に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、遊技領域に向けて球を発射する発射ユニットと、球を貯留する貯留皿と、を有することを特徴とする。
この遊技機は、上記の入球具を有しているので、比較的小面積で入球確率の変更を実現することができる。したがって、遊技領域内のスペース効率の向上に寄与することができ、例えば図柄表示装置等の遊技領域内に配置される他の装置の大型化や配置の自由度を高めることができる。遊技領域を流下する球の入球具への入球率の調整を容易とすることができ、不測の入球を防止して、設計意図を充分に反映させた遊技機とすることができる。ここで、遊技盤の表面は、前面(遊技者に対向する側の面)のみならず、後面(前面に対する裏面)をも概念として含む。
その遊技機が、遊技領域に設けられて球が入球可能な第1始動口を備えた第1始動入賞具と、第1始動口への入球に基き第1の遊技を実行する第1遊技手段と、流入開口への入球に基き第2の遊技を実行する第2遊技手段とを備え、第1始動入賞具と遊技機用の入球具とが遊技領域の正面視において左右方向同側に配置されていてもよい。
第1始動入賞具と上記の入球具とが遊技領域の正面視において左右方向同側に配置されているので、遊技者は、いわゆる右打ち・左打ちに打ち分ける必要なく、左右同側に球発射を続けることにより第1の遊技の発生も第2の遊技の発生も狙うことができる。この場合において、左右同側に第1始動入賞具と上記の入球具とが配置されているが、上記の入球具においては、受け面部材の前後進退移動によって、不測の入球が防止されている。したがって、遊技者が第1の遊技の発生を狙っている最中に、意図せず第2の遊技が発生してしまうのを防止することができる。
ここにおいて、第1遊技手段とは、第1の特別遊技としての図柄変動大当たり(後述)を実行するための手段を意味し、より具体的に例示すれば、第1始動口への入球に起因して第1抽選を行う第1抽選手段、その抽選結果の呈示を実行する抽選結果呈示手段、抽選結果に応じて第1大入賞口の開閉制御を実行する動作制御手段等を含む概念である。第2遊技手段とは、第2の特別遊技としての役物大当たり(後述)を実行するための手段を意味し、より具体的に例示すれば、流入開口への入球に基づき第2大入賞口の開閉制御を実行する動作制御手段を含む概念である。
なお、第1の遊技(1種大当たり又は図柄変動大当たりともいう。)と第2の遊技(2種大当たり又は役物大当たりともいう。)とを実現可能な遊技機として、例えば、後述する1種2種タイプのパチンコ機が概念できる。このような、1種2種タイプのパチンコ機に本発明を適用することにより、例えば、右側領域及び右打ち遊技を廃することができる。遊技領域のうち左側領域のみを用いて、意図しない2種大当たりを防止しつつ1種2種遊技を実現することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、上側進退部及び下側進退部の同期的な進退移動により入球確率の変更を実現しているので、遊技領域内における省スペース化に貢献することができ、進退部材の退避移動中における不測の入球を防止することができる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、枠体3、遊技盤ユニット5、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠(前面枠)12、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有している。
なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパロット機、アーケードマシン、各種ゲーム機、その他の球の流下による遊技を実現する遊技機を概念することができる。パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態1においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)とハネモノ遊技(2種遊技、役物遊技ともいう。)の両方の遊技を実現するいわゆる1種2種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技及び役物遊技については後述する。
パチンコ機2の枠体3は、後述する遊技盤ユニット5を内側に保持し、装飾枠12と協働してこのパチンコ機2の周囲及び前方又はそれらに加えて後方を囲むように構成される。枠体3の内部には、遊技盤6の他にも各種電子基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、枠体3及び装飾枠12によって周囲側方及び前方又はそれらに加えて後方からのパチンコ機2内部への不正アクセスが防止されるようになっている。
枠体3は、例えば、最外郭に配置されてパチンコホールの遊技機設置島に取り付けられる筐体枠4、その筐体枠4に対して前後揺動可能に軸支され遊技盤ユニット5を保持する機枠9とを有して構成される。そして、その機枠9の前方には、前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材32とを保持する装飾枠12が配置される。なお、前面ガラス10は、枠体3内部に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材であるが、詳細は後述する。
遊技盤ユニット5は、遊技盤6とその遊技盤6の略中央に配置されたセンター役物7とを有して構成されている。その遊技盤6は、遊技盤面(表面)6aに球(パチンコ球)23の流下による遊技を実現するための遊技領域6bを構成するための盤状部材であり、遊技盤面6aを前方から遊技者にとって視認可能となるように枠体3(本実施の形態1においては、枠体3の一部としての機枠9。)に保持されている。遊技盤面6aには、略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられており、レール飾り26の内周面(内側面)26aが遊技盤面6aに対して立設するように配置されている。そして、その内側面26aによって画定され、内側面26aに面した略円形状の領域が遊技領域6bとなっている。
遊技領域6bには、ゲージ(障害釘)27が配置されている。このゲージ27は、遊技領域6bを流下する球23と衝突してその流下方向を変更させるものであり、遊技領域6b内に多数配置されている。また、遊技領域6bには、普通入賞口28、第1始動口29、第2始動口(図2参照)16を備えた第2始動入賞具(遊技機用の入球具)11、第1大入賞口31、第2大入賞口8a、通過ゲート(通過領域)33、風車34等が配置されており、流下する球23が各入賞口や始動口に流入したり、通過ゲート33を通過したり、風車34を回転させたりすることによって、球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
センター役物7は、遊技盤面6aの略中央に配置されて図柄変動遊技や役物遊技を実現するものであり、主として第1の遊技における図柄表示を行う図柄表示装置7a及び主として役物遊技を実現するセンター飾り8を有している。
図柄表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤面6a側から視認可能となるように配置され、その表示画面(映像表示面)7b上に映像表示を行うものである。この表示画面7b上には、例えば、3桁の数字又は文字等により構成される表示図柄7cが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示画面7b上に表示されるようになっている。
図示しない球発射ユニットにより球23が発射されると、球23はレール飾り26の内側面26aに沿いつつ進行して遊技領域6b内の上部に至る。その後、球23はゲージ27に衝突しつつ遊技領域6b内を下方に流下し、あるものは普通入賞口に入賞して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入賞口にも流入せずに遊技領域6b内最下部に位置するアウト口30に流入してパチンコ機2の外部へと排出される。
図柄変動遊技中に球23が第1始動口に流入すると、その流入に起因して第1の遊技発生のための第1抽選手段(第1遊技手段の一部)による第1抽選が開始される。それと共に、図柄表示装置7aの表示図柄7cが回転表示を開始する。第1抽選の結果が当たりであれば、表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示し、図柄変動遊技における大当たり(第1の遊技。以下、図柄変動大当たりという。)が発生する。そして、第1大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
センター飾り8は、図柄表示装置7aの表示画面7bの周囲であって遊技盤面6a上に配置された樹脂製の造形体である。センター飾り8は、例えば表示画面7bの周囲を囲み、表示画面7bが遊技者に視認可能となるように配置されている。センター飾り8には、模様や色彩が付され、また、キャラクター等の造形が施されており、装飾的な演出効果を発揮するようになっている。
また、センター飾り8の一部には、球23の流入可能な状態と流入不可能な状態とに状態変更可能(開閉可能)な第2大入賞口8aが配置されている。この第2大入賞口8aは役物遊技中において大当たり(第2の遊技。以下、役物大当たりという。)発生時に所定時間開放され、その開放時には球23がセンター飾り8の内部へと流入可能とされている。一方、第2大入賞口8aの閉鎖時にはセンター飾り8の内部への球23の流入はできないようになっている。
センター飾り8の中央部に配置された図柄表示装置7aは、奥行き方向において遊技盤面6aよりもやや奥まって配置されている。その図柄表示装置7aの前方部分には第2大入賞口8aから流入した球23を一定確率で入賞させることのできるV入賞口35が配置されている。そのV入賞口35に球23が流入すると、第1大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、役物大当たり遊技を継続的に楽しむことができるようになっている。
センター飾り8は、この遊技盤面6aの略中央やや右寄りに位置しており、遊技盤面6aの正面視右側領域にはセンター飾り8の上部及び側部付近とレール飾り26の内側面26aとによって球通路8bが形成されている。この球通路8bは球23が1個宛通過することのできる通路寸法とされており、球通路8bを通過した球23は、遊技領域6bの右下方近傍に至ってアウト口30へと流入するようになっている。この球通路8b部分以外の遊技領域6bは、遊技盤面6aの左側から下方部分にかけて構成されている。
発射ユニットによって発射された球23は、左側の遊技領域6bを流下しつつ、例えば通過ゲート33を通過する。その通過ゲート33の通過に起因して第2抽選手段による抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に、第2始動入賞具11が備える第2始動口16が一定時間開放する。第2始動口16は、閉鎖状態では球23の流入が不可能とされているが、その開放中に球23が第2始動口16に流入すると、それに起因して役物大当たり遊技が発生し、第2大入賞口8aが所定時間開放する。その開放時間中に、後続の球23が第2大入賞口8a内に流入し、V入賞口35に入賞すれば、第1大入賞口31の開放により役物大当たり遊技の継続を楽しむことができるようになっている。
なお、ここにおいて、第2始動口16の開放状態とは、後述する上ベロ部材(上側進退部)18及び下ベロ部材(下側進退部)19(いずれも、図2参照。)が進出した状態であって、第2始動口16が球23を流入可能な状態をいう。また、第2始動口16の閉鎖状態とは、上下のベロ部材18,19が退避した状態であって、第2始動口16が球23を流入不可能な状態をいう。
以下、この第2始動口16を備える第2始動入賞具11の構成について詳細に説明する。
図2は、このパチンコ機2が有する第2始動入賞具11の外観斜視図である。この第2始動入賞具11は、ベースプレート17、上ベロ部材18、下ベロ部材19、ソレノイド(駆動手段)20、収納部21、前板24を有している。なお、図2(a)は、上下のベロ部材18,19が前方(図中Z方向)に進出した状態を示し、図2(b)は、後方(−Z方向)に退避した状態を示している。また、図2(a),(b)においては、第2始動入賞具11の構造の理解容易のため、前板24を想像線で示している。
ベースプレート17は、この第2始動入賞具11を遊技盤面6aに取り付けるための取付けプレートである。このベースプレート17には、上下のベロ部材18,19の進出状態において球23を流入させるための第2始動口16が開口形成されている。第2始動口16は、略長方形状に開口形成されており、その縦寸法H及び横寸法Wは、それぞれ球23の直径寸法D(図3参照)よりも大きい寸法とされている。
上ベロ部材18は、第2始動口16内を前後方向(±Z方向)に進退移動する板状部材である。上ベロ部材18は、進出状態において第2始動口16から前方に突出する部分に、球23を通過させるための通過開口18aを有している。そして、第2始動入賞具11の上方から流下してきた球23を、進出状態においてその通過開口18aに通過させ、下方に位置する下ベロ部材19の受け面19aへと至らせるようになっている。
上ベロ部材18の先端部分はL字形状に下方に屈曲された屈曲部18bを有している。この屈曲部18bは、退避状態における第2始動口16の実質的な開口寸法を狭めるためのものである。また、必要に応じてこの屈曲部18bの前面18cには、画像や文字等の情報を表示したり装飾光を配置することもできるようになっている。上ベロ部材18の進退移動を目立ち易くすることができ、遊技者の興趣向上に寄与することができる。
通過開口18aの周縁は、球23が通過開口18aを通過し易いようにテーパ部(通過補助部)18dとされている。このテーパ部18dが、周囲から通過開口18aへと球23を導くように傾斜し、通過開口18aへの球23の通過を補助している。したがって、上ベロ部材18の進出状態において、上ベロ部材18と前板24との間で球が挟まれて球詰まりを生じる虞が軽減されている。
本実施の形態1においては、第2始動口16の前方に、補助プレートとしての前板24を配置しているが、上ベロ部材18がテーパ部18dを有しているので、前板24を不要とすることができる。その場合であっても、上ベロ部材18と前面ガラス10との間で球が挟まれて球詰まりを生じる虞が軽減されている。また、テーパ部18dの大きさ、位置、傾斜角度を調整することにより、第2始動入賞具11からどの程度離れた位置を流下する球23を通過開口18aへと導くか、について調整することができるため、第2始動口16への入球確率を調整することができる。
下ベロ部材19は、上ベロ部材18の下方に対向配置され、第2始動口16内を前後方向(±Z方向)に進退移動する板状部材である。下ベロ部材19は、後述するソレノイド20によって、上ベロ部材18と同期的に進退移動を行う。すなわち、上ベロ部材18の進出移動に伴って下ベロ部材19も進出移動を行い、上ベロ部材18の退避移動に伴って上ベロ部材19も退避移動を行うようになっている。下ベロ部材19は、その上面側に受け面19aを有しており、通過開口18aを通過した球23を受け取って第2始動口16内へと流入させるようになっている。
下ベロ部材19の先端部分はL字形状に上方に屈曲された屈曲部19bを有している。この屈曲部19bは、退避状態における第2始動口16の実質的な開口寸法を狭めるためのものである。また、必要に応じてこの屈曲部19bの前面19cには、画像や文字等の情報を表示したり装飾光を配置することもできるようになっている。下ベロ部材19の進退移動を目立ち易くすることができ、遊技者の興趣向上に寄与することができる。
図3は、上下のベロ部材18,19の進出状態及び退避状態における第2始動口16との位置関係を説明するための側方断面図であって、(a)は上下のベロ部材18,19の進出状態を示し、(b)は上下のベロ部材18,19の退避状態を示す。この第2始動入賞具11では、ソレノイド20のプランジャ20aが前後方向(±Z方向)に移動することにより、上ベロ部材18及び下ベロ部材19が連動して同期的に前後進退移動するように構成されている。
図3(a)に示す上下のベロ部材18,19の進出状態においては、遊技領域6bを流下した球23は、通過開口18aを通過して受け面19aによって受け止められる。受け面19aは、後方に向けて下がり傾斜しており、受け取った球23が迅速に後方の入賞経路25へと送られるようになっている。
ここで、第2始動口16の実質的な開口寸法L1は、図3(a)に示すように球23の直径寸法Dよりも大きく設定されている。したがって、受け面19aで受けられた球23は、円滑に第2始動口16へと入球することとなる。
一方、図3(b)に示す上下のベロ部材18,19の退避状態においては、通過開口18aが第2始動口16の後方に位置している(より具体的には、必ずしも後方である必要はなく、通過開口18aの実質的な開口寸法が球23の直径寸法Dよりも小さくなる位置まで退避すればよい。)ので、球23は通過開口18aを通過して第2始動口16へと流入することができない。一方、上ベロ部材18の屈曲部18bと下ベロ部材19の屈曲部19bとの協働により構成される開口Pの開口寸法L2は、球23の直径寸法Dよりも小さく設定されている。この退避状態においては、この開口寸法L2が第2始動口16の実質的な開口寸法であるが、この開口寸法L2が直径寸法Dよりも小さいので、球23は、第2始動口16に流入することができない。そのため、退避状態における確実な入球阻止が実現されている。
上下のベロ部材18,19を前後に進退移動させるだけで、球23の第2始動口16への流入の可否を変更することができるので、移動構造を簡単な構造にすることができる。そして、受け面19a上に球23が載った場合においても、下ベロ部材19の退避移動に起因して、第2始動口16へと押し入れるような外力を球23に作用させない。退避移動に伴い、受け面19aは球23を遊技領域6bへと残して流下させる。したがって、下ベロ部材19の退避移動の途中に意図しない球23を第2始動口16内に流入させてしまったりする「不測の入球」を防止することができる。したがって、例えば、上下のベロ部材18,19の退避移動の途中に意図しない球23を第2始動口16内に流入させてしまったりする「不測の入球」を防止することができる。
ソレノイド20は、上ベロ部材18と下ベロ部材19とを同期させて前後方向(±Z方向)に進退移動させるための駆動手段である。ソレノイド20は、上下のベロ部材18,19に連結されてその後方に配置され、収納部21内に保持されている。その収納部21は、ベースプレート17の後方に取り付けられた収容部材であり、ソレノイド20の他、ソレノイド20と上下のベロ部材18,19とを連結する連結機構(不図示)等を内部に保持している。収納部21内には、第2始動口16から流入した球23を検出する球通過センサも保持され、その球23をパチンコ機2内の入賞球通路へと導く入賞経路25が形成されている。
前板24は、ベースプレート17の前方に配置されて、球23が第2始動口16へ流入するのを補助するプレート部材である。前板24は、補助経路を構成する側壁24aを有して構成され、第2始動入賞具11の上方から流下してきた球23を、進出状態の上ベロ部材18の通過開口18aへと導く機能を有している。この前板24が、例えば透明樹脂で形成されていれば、前板24を通して遊技者が上下のベロ部材18,19の進退移動を視認することができる。したがって、斬新で面白みのある第2始動口16の開閉動作を遊技者に対して視覚的に提供することができ、遊技者の興味を惹き付けることができる。なお、上ベロ部材18がテーパ部18dを有しているので、この前板24を省略することも可能である。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成されて装飾枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
装飾枠12は、主として遊技盤6の前方を囲む枠部材であり、機枠9の前方にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されている。装飾枠12は、開口形成された開口部分に前面ガラス10を保持し、その前面ガラス10を通して遊技盤6を遊技者にとって視認可能としている。開口の周囲には、パチンコ機2を装飾し、遊技を演出するための装飾部材32が配置されている。
発射ユニットは、球供給装置(不図示)によって貯留皿14の一部としての上皿14aから発射位置に送り出された球23を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態1においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aの近傍に配置された球排出ボタン14cを操作すると、上皿14a内に貯留された球23が下皿14bへと排出されるようになっている。
次に、このパチンコ機2における遊技方法について簡単に説明する。なお、このパチンコ機2においては、遊技領域6bが主に遊技盤面6aの左側及び下方部分に配置されており、第1始動口29、第2始動口16及び通過ゲート33のいずれもが左側の遊技領域6bに配置されている。また、遊技開始時においては、下ベロ部材18は退避状態にあり、第2始動口16は閉鎖状態となっている。
<図柄変動遊技>
遊技者が、発射ハンドル15を操作すると、球発射が行われ、球23が発射レール(不図示)及びレール飾り26の内側面26aに沿って発射されて遊技領域6bの上部へと至る。図柄変動遊技においては、遊技者は第1始動口29への入賞を狙って左打ち(遊技領域6bの左側部分への球発射。)を行う。発射された球23は内側面26aから落下を開始し、遊技領域6bを流下する。遊技領域6bを流下した球23は、例えば普通入賞口28に入賞したり、第1始動口29に入賞したりする。
第1始動口29へと球23が流入すると、第1抽選手段による第1抽選(第1の遊技の抽選)が実行され、図柄表示装置7aが表示図柄7cの回転表示(第1の遊技の抽選)を開始する。そして、第1抽選の結果が当たりとなり、所定の大当たり態様(例えば、「7・7・7」。)で表示図柄7cが停止表示されると、図柄変動大当たり発生となり、第1大入賞口31が開放する。そして、多量の球23が第1大入賞口31へと流入し、多量の景品球が払い出される。
第1大入賞口31の開閉動作が所定回数繰り返して行われ、その後に図柄変動大当りが終了する。図柄変動大当たりの表示図柄7cの停止態様は、例えば「2・2・2」、「6・6・6」「7・7・7」等のように複数の態様を有している。そのうちの一部の態様(例えば、「7・7・7」。)での図柄変動大当たり遊技が終了すると、その後に役物遊技が開始される。
<役物遊技>
役物遊技が開始されると、遊技者は通過ゲート33への球23の通過を狙い、図柄変動遊技の場合と同様に左打ちを行う。球23が通過ゲート33を通過すると、それに起因して第2抽選手段による第2抽選が行われる。その抽選結果が当たりの場合に、第2始動口16における下ベロ部材19が進退移動し、一定時間(例えば、1秒以下の短時間。)の第2始動口16の開放状態を発生させる。
その下ベロ部材19の進出状態において、球23が通過開口18aを通過して受け面19aに受け止められ、第2始動口16に入賞した場合には、役物大当たり遊技発生となり、第2大入賞口8aが所定時間開放する。後続して遊技領域6bを流下する球23が第2大入賞口8aに流入し、センター役物7内に配置されたV入賞口35に入賞すれば、役物大当たり遊技継続となって第1大入賞口31が開放する。そして、多量の球23が第1大入賞口31へと流入し、多量の景品球が払い出されつつ役物大当たり遊技を継続して楽しむことができる。
なお、第1始動口29、第2始動口16及び通過ゲート33がいずれも遊技盤面6aの左側に配置される遊技領域6bに位置するため、図柄変動遊技中に通過ゲート33に球23が通過してしまう場合がある。そして、第2抽選手段による抽選結果が当たりになると、第2始動口16における上下のベロ部材18,19が進退移動することとなる。
しかしながら、上下のベロ部材18,19の進退移動が、直線的な前後方向移動であるので、その退避移動の途中に球23が受け面19aに載ったとしても、その球23を第2始動口16へと押し込むような外力を作用させない。退避移動の途中に受け面19aに載った球23をそのまま遊技領域6bに残して流下させることができるので、いわゆる「不測の入球」を防止することができる。
また、退避時においては屈曲部18b,19bが確実に入球阻止するので、この状態においても「不測の入球」を確実に防止することができる。その結果、第2始動口16への入球確率を設計通りとすることができ、図柄変動遊技中における第2始動口16への入球確率を、極めて低確率に設定することも可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。上記実施の形態1においては、上ベロ部材18と下ベロ部材19とが各々別部材である場合について説明したが、例えば、図4にその変形例を示すように、球受け箱Bがソレノイドにより前後に進退移動させられるものであってもよい。この球受け箱Bは、その上面側が、通過開口18a’が開口された上側進退部18’として機能し、その下面側が、受け面(不図示)を有する下側進退部19’として機能する。すなわち、上側進退部18’と下側進退部19’とが一体形成された構造となっている。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の形態2に係る第2始動入賞具51の側方断面図であって、(a)は上下のベロ部材58,59の進出状態を示し、(b)は上下のベロ部材58,59の退避状態を示す。この第2始動入賞具51においては、進出状態における下ベロ部材59が第2始動口56の下縁面56bの高さ位置近傍にあって開口P2を広くとり、退避するに従い下ベロ部材59が上方に移動して開口P2の開口寸法を狭めるようになっている。
より具体的には、下ベロ部材59の下面59bに凸部52が設けられ、第2始動口56の下縁面56bに凹部53が形成されている。そして、下ベロ部材59の進出状態では、凸部52が凹部53に嵌合し、下ベロ部材59が下方に下がって開口P2が広がるようになっている。そして、下ベロ部材59が後方に退避すると、凸部52が下縁面56bに乗り上げるように凹部53から外れ、伴って下ベロ部材59が上方に移動し、その結果、開口P2が狭まることとなる。
この実施の形態2においては、上ベロ部材58と下ベロ部材59とは互いに平行に配置された平板部材であり、両者の対向距離が開口P2の開口寸法に相当する。つまり、進退移動によって、上ベロ部材58と下ベロ部材59との対向距離が変化するように構成されている。
下ベロ部材59の進出状態における開口P2の開口寸法L1(対向距離であって、実質的な第2始動口56の開口寸法。)は球23の直径寸法Dより大きく設定されている。したがって、通過開口58aを通過して受け面59aで受けられた球23は、円滑に第2始動口56へと入球する。しかしながら、下ベロ部材59の退避状態における開口P2の開口寸法L2(対向距離であって、実質的な第2始動口56の開口寸法。)は、球23の直径寸法Dより小さく設定されている。したがって、この退避状態において開口P2から第2始動口56への入球が確実に阻止される。
本発明の実施の形態1に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機が有する第2始動入賞具の外観斜視図であって、(a)は、上下のベロ部材が前方に進出した状態を示す図であり、(b)は、上下のベロ部材が後方に退避した状態を示す図である。 図2に示す上下のベロ部材の進出状態及び退避状態における第2始動口との位置関係を説明するための側方断面図であって、(a)は上下のベロ部材の進出状態を示し、(b)は上下のベロ部材の退避状態を示す。 本発明の変形例に係る第2始動入賞具の外観斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る第2始動入賞具の側方断面図であって、(a)は上下のベロ部材の進出状態を示し、(b)は上下のベロ部材の退避状態を示す。
符号の説明
B:球受け箱
D:直径寸法
H:縦寸法
L1,L2:開口寸法
P,P2:開口
W:横寸法
Z:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
3:枠体
4:筐体枠(枠体の一部)
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤
6a:遊技盤面(表面)
6b:遊技領域
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面(映像表示面)
7c:表示図柄
8:センター飾り
8a:第2大入賞口
8b:球通路
9:機枠(枠体の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
11,51:第2始動入賞具(遊技機用の入球具)
12:装飾枠(前面枠)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16,56:第2始動口(流入開口)
17:ベースプレート
18,58:上ベロ部材(上側進退部)
18’:上側進退部
18a,18a’,58a:通過開口
18b,19b:屈曲部
18c,19c:前面
18d:テーパ部(通過補助部)
19,59:下ベロ部材(下側進退部)
19’:下側進退部
19a,59a:受け面
20,60:ソレノイド(駆動手段)
20a,60a:プランジャ
21:収納部
22:ヒンジ部
23:球(パチンコ球)
24:前板
25:入賞経路
24a:側壁
26:レール飾り
26a:内側面(内周面)
27:ゲージ(障害釘)
28:普通入賞口
29:第1始動口
30:アウト口
31:第1大入賞口
32:装飾部材
33:通過ゲート(通過領域)
34:風車
35:V入賞口
52:凸部
53:凹部
56b:下縁面
59b:下面

Claims (3)

  1. 遊技領域を流下する球を流入させるための流入開口と、
    該流入開口を進退し、その進出状態において前記球が通過可能な通過開口を有する上側進退部と、
    該上側進退部の下方に対向して配置されて該流入開口を進退し、その進出状態において前記球を受ける受け面を有する下側進退部と、
    前記上側進退部材と該下側進退部とを同期させて進退移動させる駆動手段と、を有し、
    前記進出状態において前記通過開口を通過した前記球を前記受け面で受けて前記流入開口から流入可能とすると共に、退避状態において前記上側進退部と前記下側進退部とが協働して前記流入開口の実質的な開口寸法を前記球の直径未満とすることにより該球を前記流入開口から流入不可とする遊技機用の入球具。
  2. 前記進退移動に際して前記上側進退部と前記下側進退部との対向距離を変化させ、前記進出状態において該対向距離を前記球の直径より大きく、かつ、前記退避状態において該対向距離を前記球の直径より小さくする請求項1に記載の遊技機用の入球具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機用の入球具と、
    前記遊技領域をその表面に画定する遊技盤と、
    該遊技盤を遊技者にとって視認可能となるように保持する枠体と、
    前記遊技盤に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、
    前記遊技領域に向けて前記球を発射する発射ユニットと、
    前記球を貯留する貯留皿と、を有する遊技機。
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