JPH1024156A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH1024156A
JPH1024156A JP18237396A JP18237396A JPH1024156A JP H1024156 A JPH1024156 A JP H1024156A JP 18237396 A JP18237396 A JP 18237396A JP 18237396 A JP18237396 A JP 18237396A JP H1024156 A JPH1024156 A JP H1024156A
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JP
Japan
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ball
game
opening
outlet
game machine
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Pending
Application number
JP18237396A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Uchigashima
敏博 内ケ島
Koichi Asai
弘一 浅井
Katsuyoshi Doi
勝義 土井
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1024156A publication Critical patent/JPH1024156A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、上皿から下皿への遊技
球の排出を従来よりも短時間で済ますこと。 【解決手段】 パチンコ機10の上皿24には、貯留部
28から導球部36にかけて長方形の球抜口38が設け
られている。また、上皿24の内部には、球抜口38を
開閉する開閉部材40が配されている。開閉部材40を
開放位置にすると、貯留部28および導球部36の遊技
球は球抜口38から落下する。球抜口38は導球部36
から貯留部28にわたる長方形であるので、複数の遊技
球を同時に落下させることができる。球抜口38から落
下する遊技球は球抜通路50および受入通路56によっ
て、直接下皿22に排出される。球抜口38は、同時に
複数の遊技球を落下させるから、上皿24から下皿22
への遊技球の移動は速やかであり、所要時間も短くて済
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】普通、図7に示すように、パチンコ機や
アレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機100は、
箱状の外枠102、外枠102に開閉可能に保持される
前面枠104を備えており、前面枠104によりガラス
枠106、上皿扉108、遊技盤110、下皿112等
を支持している。
【0003】従来、図8に示すように、上皿扉108に
は、弾球遊技機100の本体側から排出される賞球を受
け入れる賞球流入口120、賞球流入口120に隣接し
て形成された池状の貯留部122、貯留部122と底面
において連続し遊技球を貯留部122から整列させなが
ら導く導球部124を有する上皿125が設けられてい
る。
【0004】また、図7および図8に示すように、上皿
扉108の背面側には、遊技球を発射装置(図示しな
い)に供給するための供給機構126が配されており、
導球部124を通過した遊技球は供給機構126に流入
して、1球ずつ発射装置に送り込まれる構成である。
【0005】図8に示すように、導球部124の底面に
は球抜口128が開口している。この球抜口128は、
通常は閉鎖されているが、球抜きレバー130を図8に
おける左方向にスライドさせることで開放できる。球抜
口128を開放すると、上皿125内に貯留されていた
遊技球は、球抜口128から上皿扉108の内部に落下
し、図7に示すように上皿扉108の背面に開口する排
出口132から排出される。図7に示すように、弾球遊
技機100の本体側には、上皿扉108を閉鎖した際に
排出口132と整合する位置に開口する受け口134が
設けられており、受け口134は下皿112に通じてい
る。このため、球抜口128から落下した遊技球は排出
口132および受け口134を経て下皿112に流入す
る。
【0006】このような上皿125から下皿112への
遊技球の放出のための機構は、例えば遊技を終了する際
に、上皿125にある遊技球を下皿112に落下させ
て、さらに下皿112から球箱に移し替えるため等に使
用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上皿から下
皿へと遊技球を落下、移動させる際には、上皿には多量
の遊技球が貯留されている場合が多い。にもかかわら
ず、従来の球抜口の寸法はは遊技球1個の通過を許すだ
けの寸法であったので、多量の遊技球を下皿に移動させ
るには比較的長い時間を要していた。この上皿からの遊
技球の排出に当たっては、遊技球がなくなるまでの間、
遊技客が球抜きレバーをスライドさせて保持する必要が
あり、その時間が長いのは好ましくなかった。
【0008】本発明は、弾球遊技機において、上皿から
下皿への遊技球の排出を従来よりも短時間で済ますこと
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の弾球遊技機は、発射装置
により遊技盤面に発射された遊技球の挙動により入賞等
が成立すると賞球としての遊技球を払出す弾球遊技機で
あって、前記賞球を受け入れる賞球流入口、該賞球流入
口に隣接して形成された貯留部、該貯留部と底面におい
て連続し遊技球を該貯留部から前記発射装置側に整列さ
せながら導いて供給口から排出する導球部、該導球部の
前記底面に開口する球抜口、該球抜口を開閉する開閉部
材および該球抜口から落下する遊技球を通過させる球抜
通路を有する上皿と、前記導球部を通過して前記供給口
から排出された遊技球を前記発射装置に供給する供給機
構、前記上皿の下方に配されて前記賞球を受け入れて貯
留すると共に前記球抜通路から排出された遊技球を受け
入れる下皿とを備える弾球遊技機において、前記上皿の
前記球抜口を前記導球部における遊技球の移動方向に沿
って前記導球部から前記貯留部にわたって長方形に開口
するか前記球抜口を複数設けて、該長方形の球抜口また
は複数の球抜口を開放した際には複数の遊技球が同時に
前記球抜通路側に落下可能としている。
【0010】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記
載の弾球遊技機において、前記球抜口は、前記導球部に
おける遊技球の移動方向に沿って前記導球部から前記貯
留部にわたって長方形に開口する球抜口であり、前記開
閉部材は、該球抜口を閉塞して遊技球の落下を許さない
閉塞位置と該球抜口をほぼ全開として遊技球の落下を許
す開放位置とに、該長方形の球抜口の長軸に沿って往復
変位可能であることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2記
載の弾球遊技機において、前記開閉部材は、前記閉塞位
置にある際には自身と該球抜口の内縁との間に遊技球が
通過不能の空隙を形成することを特徴とする。請求項4
記載の弾球遊技機は、請求項1ないし3のいずれか記載
の弾球遊技機において、前記下皿に、前記球抜通路から
排出される遊技球を直接受け入れる受入通路を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5記載の弾球遊技機は、請求項3記
載の弾球遊技機において、前記上皿扉には前記球抜口に
沿って配され前記底面にほぼ垂直となる内壁面が設けら
れており、前記内壁面に接触する遊技球の前記開閉部材
との接点を通る径線と前記内壁面との接点を通る径線と
がほぼ直角をなすべく前記内壁面と前記開閉部材との相
対位置が規定されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
弾球遊技機は、発射装置により遊技盤面に発射された遊
技球の挙動により入賞等が成立すると賞球としての遊技
球を払出す。入賞等の例としては、パチンコ機における
入賞やアレンジボール式パチンコ機における得点の成立
が例示される。
【0014】この弾球遊技機は、遊技球を貯留して発射
装置に供給する上皿、上皿の下方に配置される下皿、上
皿からの遊技球を発射装置に供給する供給機構等を備え
ている。上皿においては、賞球流入口から賞球として受
け入れられた遊技球は、賞球流入口に隣接して形成され
た貯留部にて一旦貯留され、導球部に流入して整列され
て供給口から排出される。これら供給口から排出された
遊技球は、供給機構によって発射装置に供給される。発
射された遊技球により入賞等が成立して払出される遊技
球は上皿あるいは下皿に受け入れられる。
【0015】また、上皿には、導球部から貯留部にわた
って導球部における遊技球の整列方向に沿って長方形に
開口する球抜口または複数の球抜口が設けられ、この長
方形の球抜口または複数の球抜口を開閉する開閉部材も
設けられている。開閉部材によって、長方形の球抜口ま
たは複数の球抜口を開放した際には複数の遊技球が同時
に球抜通路側に落下する。球抜口から落下する遊技球は
球抜通路を通って下皿側に排出され、下皿に受け入れら
れる。球抜口から同時に複数の遊技球が落下できるか
ら、上皿から下皿への遊技球の移動は速やかであり、所
要時間も短くて済む。
【0016】請求項2記載の弾球遊技機においては、球
抜口は、導球部における遊技球の移動方向に沿って導球
部から貯留部にわたって長方形に開口する球抜口であ
り、開閉部材は、球抜口を閉塞して遊技球の落下を許さ
ない閉塞位置と球抜口をほぼ全開として遊技球の落下を
許す開放位置とに、長方形の球抜口の長軸に沿って往復
変位可能である。つまり、開閉部材の変位方向は遊技球
の移動、整列方向に沿ったものとなるから、開閉操作に
当たって抵抗が少なく大きな力を必要としない。
【0017】請求項3記載の弾球遊技機においては、開
閉部材は、閉塞位置にある際には自身と球抜口の内縁と
の間に遊技球が通過不能の空隙を形成する。開閉部材を
閉塞位置としておけば、貯留部からの遊技球は球抜口か
ら落下せずに導球部を経て供給口から排出される。
【0018】しかし、遊技球よりも小さい物体、例えば
ほこりやたばこの灰などは球抜口の内縁と開閉部材との
間に形成される空隙を通過できる。したがって、上皿内
にこのようなものが蓄積されることを防止できる。特
に、導球部側では通路が狭まっているので清掃が困難で
あるが、ほこりや灰等が蓄積されない構造であるから、
特別な清掃も不要になる。また、ほこりや灰等が遊技球
の流れを妨げることもなくなる。
【0019】ところで、従来の弾球遊技機においては、
上皿から排出される遊技球は、弾球遊技機の本体側を経
て下皿に至る構造であったが、この構造とすると上皿か
ら排出された遊技球の受入口や受け入れた遊技球を下皿
に導くための通路を弾球遊技機の本体側に設ける必要が
ある等、構成が複雑であった。
【0020】下皿は、ほぼ上皿の直下にあるから、請求
項4記載のように、下皿に、球抜通路から排出される遊
技球を直接受け入れる受入通路を設ければ、従来のよう
に本体側に通路等を設ける必要はなくなり、本体側の構
造を単純化できる。請求項5記載の弾球遊技機では、上
皿には球抜口に沿って配され底面にほぼ垂直となる内壁
面が設けられており、内壁面に接触する遊技球の開閉部
材との接点を通る径線と内壁面との接点を通る径線とが
ほぼ直角をなすべく内壁面と開閉部材との相対位置が規
定されている。このようにすると、開閉部材上を転動す
る遊技球の回転は、遊技球の中心と内壁面との接点を結
ぶ径線を中心とする回転となる。したがって、遊技球の
回転方向と遊技球の移動方向とが揃うから、遊技球の流
れは良好になり、例えば導球部に流入しようとする遊技
球がこの部分で詰まることも回避できる。
【0021】次に、本発明の具体例により発明の実施の
形態をさらに具体的に説明する。
【0022】
【具体例】図1に示すように、本具体例の弾球遊技機と
してのパチンコ機10は、箱状の外枠12、上下のヒン
ジ11、11を介して外枠12に開閉可能に保持される
前面枠14を備えており、前面枠14によりガラス枠1
6、上皿扉18、遊技盤20、下皿22等を支持してい
る。
【0023】図1、図2、図3および図5に示すよう
に、上皿扉18は、パチンコ機10の前面側に張り出し
た上皿24を備えており、図1、図2、図3および図4
に示すように、上皿24には、パチンコ機10の本体側
から排出される賞球を受け入れる賞球流入口26が開設
されている。
【0024】図1、図2、図3および図5に示すよう
に、上皿24の内側部分においては、賞球流入口26に
隣接して貯留部28が設けられている。貯留部28は、
底面30、内壁面32および周壁面34で形成される池
状であり、遊技球を貯留できる。また、図1、図2およ
び図3に示すように、貯留部28の一方の端側では、周
壁面34が内壁面32側に湾曲して周壁面34と内壁面
32との間隔が徐々に狭まって導球部36に連なってい
る。底面30は、貯留部28側から導球部36側に緩や
かに傾斜しており、貯留部28側から導球部36側へと
遊技球が転動、移動する構造である。
【0025】図2、図3および図4に示すように、上皿
扉18の背面側には、パチンコ機10の本体内に収容さ
れている発射装置(図示略)に遊技球を供給するための
供給機構70が設置されている。上皿扉18には、この
供給機構70と導球部36とを連通する供給通路72が
設けられ、導球部36から供給機構70に遊技球を流入
させることができる。また、上皿扉18には、ガラス枠
16が開放されると供給通路72を閉鎖し、ガラス枠1
6が閉じられると供給通路72を開通させる開閉蓋74
が設けられている。
【0026】図4に示すように、供給機構70は、発射
装置側から駆動される供給通断部材76、発射装置側に
遊技球を排出する送出口78が設けられており、発射装
置の稼働に合わせて、遊技球を1球ずつ発射装置に送り
込むことができる。図1、図2、図3および図5に示す
ように、底面30には、貯留部28から導球部36にわ
たって、長方形の球抜口38が開口している。図2およ
び図5に示すように、球抜口38の内部には、レール状
の開閉部材40が配されており、通常は球抜口38から
遊技球が落下することはない。
【0027】図4に示すように、開閉部材40は底面3
0の傾斜に沿ったテーパを有しており、図5に示すよう
に連結板42によってレバー44と連結されている。図
1、図2、図3および図5に示すように、レバー44は
上皿扉18の上縁部から突出しており、スライド溝46
に沿って左右に移動可能である。そして、レバー44を
左側に移動させると、これに伴って開閉部材40も移動
して開放位置となり、図3に示されるように球抜口38
が開放される。すると、上皿24内の遊技球が球抜口3
8から落下することになる。なお、レバー44は、図示
しないばねによって右方向すなわち開閉部材40を閉塞
位置にする方向に付勢されているので、通常は開閉部材
40は閉塞位置にあり、球抜口38も閉塞状態となって
いる。
【0028】また図5に示すように、開閉部材40はガ
イド48の溝に挿通されており、ガイド48に沿って平
行移動する構造である。ただし、ガイド48は、図3に
示されるように開閉部材40を開放位置とした際に球抜
口38が開放される部分の直下には配されておらず、そ
れよりも貯留部28側に配されているから、ガイド48
が遊技球の落下、通過を阻害することはない。
【0029】図5に示すように、球抜口38の下方に
は、下端に排出口52を有する球抜通路50が設けられ
ている。また下皿22の内部には、上端に受入口54を
有する受入通路56が設けられている。この受入通路5
6はパチンコ機10の本体側から排出される遊技球を下
皿22の貯留部58に導くための通路60に連通してい
る。
【0030】上皿扉18をパチンコ機10の本体側に対
して閉鎖状態(図5に示される状態)とした際には、上
皿24側の球抜通路50の排出口52と下皿22側の受
入通路56の受入口54とが接続され、その状態で球抜
口38から落下する遊技球があれば、その遊技球は下皿
22に導かれることになる。
【0031】図6(a)に示すように、この具体例で
は、内壁面32と開閉部材40の芯との距離はほぼ遊技
球の半径に一致しており、内壁面32に接する遊技球に
ついては内壁面32との接点を通る半径と開閉部材40
との接点を通る半径とがなす角度はほぼ90度となる。
【0032】このように設定しておくと、開閉部材40
上を転動する遊技球の回転は、遊技球の中心と内壁面3
2との接点を結ぶ径線を中心とする回転となる。したが
って、図6(c)に示すように遊技球の回転方向と遊技
球の移動方向とが揃うから、遊技球の流れは良好にな
る。
【0033】ところが、例えば図6(b)に示すよう
に、内壁面32との接点を通る半径と開閉部材40との
接点を通る半径とがなす角度が鈍角になっていると、図
6(d)に示すように遊技球の回転方向と遊技球の移動
方向とが揃わなくなる。すると遊技球同士の接触抵抗が
大きくなるので、遊技球が流れにくくなり球止まりを生
じる可能性がある。
【0034】以上のように、本具体例のパチンコ機10
においては、開閉部材40を開放位置にすると、貯留部
28および導球部36の遊技球は球抜口38から落下す
る。この球抜口38は導球部36から貯留部28にわた
る長方形であるので、複数の遊技球を同時に落下させる
ことができる。そして球抜口38から落下する遊技球は
球抜通路50および受入通路56によって、直接下皿2
2に排出される。
【0035】球抜口38は、同時に複数の遊技球を落下
させるから、上皿24から下皿22への遊技球の移動は
速やかであり、所要時間も短くて済む。また、球抜通路
50と受入通路56とによって遊技球を導く構造である
から、パチンコ機10の本体側に上皿24と下皿22を
接続するための通路等を設ける必要はなくなり、本体側
の構造を単純化できる。
【0036】しかも、内壁面32と開閉部材40の芯と
の距離はほぼ遊技球の半径に一致しており、内壁面32
と接する遊技球については内壁面32との接点を通る半
径と開閉部材40との接点を通る半径とがなす角度はほ
ぼ90度となる。このため、開閉部材40上を転動する
遊技球の回転方向と遊技球の移動方向とが揃うから、遊
技球の流れは良好になる。
【0037】さらに、図2および図5に示すように、開
閉部材40を閉塞位置とた際にも球抜口38は完全に閉
鎖されているわけではない。つまり、遊技球の通過は許
さないがそれよりも小さい物体、例えばほこりやたばこ
の灰などは通過を許す。したがって、上皿24内にこの
ようなものが蓄積されることを防止できる。特に、導球
部36側では通路が狭まっているので清掃が困難である
が、ほこりや灰等が蓄積されない構造であるから、特別
な清掃も不要になる。また、ほこりや灰等が遊技球の流
れを妨げることもなくなる。
【0038】以上、具体例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような具体例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の弾
球遊技機においては、上皿から下皿への遊技球の移動は
速やかであり、所要時間も短くて済む。請求項2記載の
弾球遊技機においては、開閉部材の変位方向は遊技球の
移動、整列方向に沿ったものとなるから、開閉操作に当
たって抵抗が少なく大きな力を必要としない。
【0040】請求項3記載の弾球遊技機によれば、開閉
部材を閉塞位置としても、遊技球よりも小さい物体、例
えばほこりやたばこの灰などは球抜口の内縁と開閉部材
との間に形成される空隙を通過できる。したがって、上
皿内にこのようなものが蓄積されることを防止できる。
特に、導球部側では通路が狭まっているので清掃が困難
であるが、ほこりや灰等が蓄積されない構造であるか
ら、特別な清掃も不要になる。また、ほこりや灰等が遊
技球の流れを妨げることもなくなる。
【0041】請求項4記載の構成とすれば、上皿と下皿
とを接続するための通路を本体側に通路等を設ける必要
はなくなり、本体側の構造を単純化できる。請求項5記
載の弾球遊技機では、貯留部から導球部に移動する遊技
球の回転方向と遊技球の移動方向とが揃うから、遊技球
の流れは良好になり、例えば導球部に流入しようとする
遊技球がこの部分で詰まることも回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例のパチンコ機の正面斜視図である。
【図2】 具体例のパチンコ機の上皿扉の構造の説明図
であり、図2(a)は球抜口を閉塞した状態の平面図、
図2(b)は同状態の正面図である。
【図3】 具体例のパチンコ機の上皿扉の構造の説明図
であり、図3(a)は球抜口を開放した状態の平面図、
図3(b)は同状態の正面図である。
【図4】 具体例のパチンコ機の上皿扉の背面側の説明
図であり、図4(a)は上皿扉の背面図、図4(b)は
開閉部材の背面図である。
【図5】 具体例のパチンコ機の上皿および下皿の内部
構造の説明図である。
【図6】 パチンコ機の上皿内での遊技球の流れの説明
図であり、図6(a)は具体例における内壁面および開
閉部材と遊技球の位置関係の説明図、図6(b)は比較
例における内壁面および開閉部材と遊技球の位置関係の
説明図、図6(c)は具体例における遊技球の流れの説
明図、図6(d)は比較例における遊技球の流れの説明
図である。
【図7】 従来の弾球遊技機の正面側の構造の説明図で
ある。
【図8】 従来の弾球遊技機の上皿の構造説明図であ
る。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機(弾球遊技機)、12・・・外
枠、14・・・前面枠、16・・・ガラス枠、18・・
・上皿扉、20・・・遊技盤、22・・・下皿、24・
・・上皿、26・・・賞球流入口、28・・・貯留部、
30・・・底面、32・・・内壁面、34・・・周壁
面、36・・・導球部、38・・・球抜口、40・・・
開閉部材、42・・・連結板、44・・・レバー、46
・・・スライド溝、48・・・ガイド、50・・・球抜
通路、52・・・排出口、54・・・受入口、56・・
・受入通路、58・・・貯留部、60・・・通路、70
・・・供給機構、72・・・供給通路(供給口)、74
・・・開閉蓋、76・・・供給通断部材、78・・・送
出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内ヶ島 隆寛 愛知県名古屋市中川区蔦元町2丁目51番地 株式会社高尾内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置により遊技盤面に発射された遊
    技球の挙動により入賞等が成立すると賞球としての遊技
    球を払出す弾球遊技機であって、 前記賞球を受け入れる賞球流入口、該賞球流入口に隣接
    して形成された貯留部、該貯留部と底面において連続し
    遊技球を該貯留部から前記発射装置側に整列させながら
    導いて供給口から排出する導球部、該導球部の前記底面
    に開口する球抜口、該球抜口を開閉する開閉部材および
    該球抜口から落下する遊技球を通過させる球抜通路を有
    する上皿と、前記導球部を通過して前記供給口から排出
    された遊技球を前記発射装置に供給する供給機構と、前
    記上皿の下方に配されて前記賞球を受け入れて貯留する
    と共に前記球抜通路から排出された遊技球を受け入れる
    下皿とを備える弾球遊技機において、 前記上皿の前記球抜口を前記導球部における遊技球の移
    動方向に沿って前記導球部から前記貯留部にわたって長
    方形に開口するか前記球抜口を複数設けて、 該長方形の球抜口または複数の球抜口を開放した際には
    複数の遊技球が同時に前記球抜通路側に落下可能とした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記球抜口は、前記導球部における遊技球の移動方向に
    沿って前記導球部から前記貯留部にわたって長方形に開
    口する球抜口であり、 前記開閉部材は、該球抜口を閉塞して遊技球の落下を許
    さない閉塞位置と該球抜口をほぼ全開として遊技球の落
    下を許す開放位置とに、該長方形の球抜口の長軸に沿っ
    て往復変位可能であることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記開閉部材は、前記閉塞位置にある際には自身と該球
    抜口の内縁との間に遊技球が通過不能の空隙を形成する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記下皿に、前記球抜通路から排出される遊技球を直接
    受け入れる受入通路を設けたことを特徴とする弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の弾球遊技機において、 前記上皿には前記球抜口に沿って配され前記底面にほぼ
    垂直となる内壁面が設けられており、 前記内壁面に接触する遊技球の前記開閉部材との接点を
    通る径線と前記内壁面との接点を通る径線とがほぼ直角
    をなすべく前記内壁面と前記開閉部材との相対位置が規
    定されていることを特徴とする弾球遊技機。
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