JPH10258168A - 遊技球の玉箱への直接払出が可能なパチンコ遊技機 - Google Patents

遊技球の玉箱への直接払出が可能なパチンコ遊技機

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JPH10258168A
JPH10258168A JP8590097A JP8590097A JPH10258168A JP H10258168 A JPH10258168 A JP H10258168A JP 8590097 A JP8590097 A JP 8590097A JP 8590097 A JP8590097 A JP 8590097A JP H10258168 A JPH10258168 A JP H10258168A
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知道 野村
Norihiro Karasawa
則宏 柄澤
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のパチンコ遊技機では、賞球を直接玉箱
に払いだすこととすると、上部受皿への遊技球の供給が
行われず、上部受皿内の遊技球はいずれ遊技球発射装置
により使用され尽くされて、遊技が中断されてしまうこ
ととなる。 【解決手段】 賞球払出手段3と、賞球である遊技球を
誘導する上部受皿玉払出通路4と、その遊技球を上部受
皿用玉払出口51を介して受容する賞球上部受皿5と、
を備えるパチンコ遊技機であって、上部受皿玉払出通路
4の底面に、一部を残して玉箱払出用開口部91が開設
され、玉箱Bに通じる玉箱払出通路9が連結されてお
り、玉箱払出用開口部91を開閉する入口側シャッター
部91dを開放させた場合には、遊技球の一部が上部受
皿用玉払出口51に送り出され、且つ、遊技球の他の部
分が玉箱払出用開口部91を通って玉箱払出通路9に送
り出されて玉箱Bに払い出される、遊技球の玉箱への直
接払出が可能なパチンコ遊技機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、技媒体である遊技
球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機に関し、更に詳し
く言えば、遊技球を玉箱へ直接払出しすることができる
パチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すような従来のパチンコ遊技機
Mにおいては、遊技盤1上の入賞口に遊技球が入賞する
と、図9に示すように、賞球払出装置(賞球払出手段)
3に信号が送られ、賞球払出装置3により賞球として一
定数の遊技球が払い出される。図9に示すように、この
遊技球は、賞球タンク2から賞球払出装置3によって、
上部受皿玉払出通路4を経由して、上部受皿用玉払出口
51より上部受皿5(遊技球供給皿)に払出される。上
部受皿5に払出された遊技球は、遊技球発射装置(遊技
球発射手段)6(図8において遊技球発射レバー61の
みを図示)に供給され、遊技球発射装置6により新たに
遊技盤1内に発射されて遊技に使用される。
【0003】この上部受皿5が収容できる遊技球数は1
00〜130球程度である。このため、大量の賞球が得
られた場合には、上部受皿5はすぐに満杯となってしま
う。そして、上部受皿5が満杯となった場合には、上部
受皿5に入りきらない遊技球はフロー孔52から送り出
され、下部受皿玉払出通路7を経由して下部受皿用玉払
出口81から下部受皿8に払出される。
【0004】更に、下部受皿8の容量も200球程度で
あるため、大量の賞球が払い出される場合には、いずれ
下部受皿8も満杯となる。よって、遊技者は、下部受皿
8が満杯とならないうちに下部受皿玉抜スイッチ82を
操作して、下部受皿8内の遊技球を、下部受皿8の底部
に設けられた下部受皿玉抜口83から玉箱Bに移す必要
がある。なお、下部受皿8が満杯となった場合には、賞
球払出装置3にその旨の信号が送られ、賞球払出装置3
は遊技球の払出しを停止する。
【0005】このようなパチンコ遊技機Mにおいては、
大当たり後にパチンコ遊技機M内部の遊技球を玉箱Bに
払い出す場合には、以下のような操作を行う必要があっ
た(図8及び9参照)。まず、事前に、下部受皿8内部
に多量の遊技球がある場合には、それらの遊技球を下部
受皿玉抜口83から玉箱Bに排出しておく。その後で、
上部受皿玉抜スイッチ53を操作して、上部受皿5底部
に設けられた上部受皿玉抜口54(図8において図示せ
ず)を開け、上部受皿5内に収容されている遊技球を上
部受皿玉抜口54を通じて下部受皿8に払出す。
【0006】そして次に、下部受皿玉抜スイッチ82を
操作して、下部受皿玉抜口83を開け、上部受皿5から
払い出した下部受皿8内の遊技球を、下部受皿玉抜口8
3から玉箱Bに払い出す。即ち、賞球を上部受皿5と下
部受皿8を経由させて、上部受皿玉抜スイッチ53及び
下部受皿玉抜スイッチ82を操作して、玉箱に落として
いた。このような上部受皿5と下部受皿8の2段階を経
る玉抜きの手間を軽減する発明として、実開平6−52
886号公報において開示されている「パチンコ機にお
ける景品球の抜取り装置」がある。この発明において
は、遊技球を、上部受皿を経由せずに直接下部受皿に排
出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の発明に
おいては、パチンコ遊技機が通常どおり上部受皿に賞球
を排出させる状態から、上部受皿を経由せずに直接下部
受皿に賞球を排出させる状態に切り換えるための操作が
新たに必要となる。また、下部受皿内の遊技球を下部受
皿玉抜口から玉箱に払出す操作は、従来と同様に必要で
ある。従って、賞球を玉箱にまで落とすためには、賞球
を直接下部受皿に排出させる状態に切り換える操作と、
下部受皿内の遊技球を玉箱に払い出す操作の二つの操作
が必要である。
【0008】また、上記の発明においては、下部受皿に
遊技球を直接排出させる状態では、上部受皿への遊技球
(賞球)の供給が行われない。このため、遊技継続中に
大当たりとなり下部受皿に賞球を直接排出させることと
すると、新たな供給を受けない上部受皿内の遊技球はい
ずれ遊技球発射装置により使用され尽くされてしまい、
上部受皿内の遊技球がなくなった時点で遊技が中断され
てしまうこととなる。この上部受皿が収容できる遊技球
数は100〜130球程度であるのに対して、例えば、
セブン機等では最低10×16個=160個の球を打ち
出す。よって、このような遊技の中断が頻発することと
なる。
【0009】本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、遊技球を賞球受皿を経由せずに玉箱へ排出する
ことができ、且つ、遊技球を賞球受皿を経由せずに玉箱
へ排出している状態においても遊技球発射装置への遊技
球の供給が途絶えることのない、遊技球の玉箱への直接
払出が可能なパチンコ遊技機を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパチンコ
遊技機は、入賞時に一定数の遊技球を払い出す賞球払出
手段と、該賞球払出手段から払い出される遊技球を誘導
する上部受皿玉払出通路と、該上部受皿玉払出通路から
送り出された該遊技球を上部受皿用玉払出口を介して受
容する賞球上部受皿と、該賞球上部受皿から送り出され
る該遊技球を受容する賞球下部受皿と、を備えるパチン
コ遊技機であって、該上部受皿玉払出通路の底面には、
玉箱払出用開口部が開設され、該玉箱払出用開口部にお
いて、パチンコ遊技機外に配置された玉箱に通じる玉箱
払出通路が連結されており、該玉箱払出用開口部には、
該玉箱払出用開口部を開閉する入口側シャッター部を備
えており、該入口側シャッター部を開放させた場合に
は、該遊技球が該上部受皿用玉払出口に送り出されずに
該玉箱払出通路に送り出されて該玉箱に払い出されるこ
とを特徴とする、遊技球の玉箱への直接払出が可能なパ
チンコ遊技機である。
【0011】請求項2記載のパチンコ遊技機は、入賞時
に一定数の遊技球を払い出す賞球払出手段と、該賞球払
出手段から払い出される遊技球を誘導する上部受皿玉払
出通路と、該上部受皿玉払出通路から送り出された該遊
技球を上部受皿用玉払出口を介して受容する賞球上部受
皿と、該賞球上部受皿から送り出される該遊技球を受容
する賞球下部受皿と、を備えるパチンコ遊技機であっ
て、該上部受皿玉払出通路の底面に、該底面の少なくと
も一部を残して玉箱払出用開口部が開設され、該玉箱払
出用開口部において、パチンコ遊技機外に配置された玉
箱に通じる玉箱払出通路が連結されており、該玉箱払出
用開口部には、該玉箱払出用開口部を開閉する入口側シ
ャッター部を備えており、該入口側シャッター部を開放
させた場合には、該遊技球の一部が該上部受皿玉払出通
路の該残された底面上を通って該上部受皿用玉払出口に
送り出され、且つ、該遊技球の他の部分が該上部受皿用
玉払出口に送り出されずに該玉箱払出用開口部を通って
該玉箱払出通路に送り出されて該玉箱に払い出されるこ
とを特徴とする、遊技球の玉箱への直接払出が可能なパ
チンコ遊技機である。
【0012】請求項3記載のパチンコ遊技機は、請求項
1又は2記載のパチンコ遊技機であって、上記玉箱払出
通路の出口側に、該玉箱払出通路の開閉を行う出口側シ
ャッター部を備える請求項1又は2記載の、遊技球の玉
箱への直接払出が可能なパチンコ遊技機。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技盤傾斜装置を
実施例により詳細に説明する。 (1)本パチンコ遊技機の構成 本実施例のパチンコ遊技機Mを図1〜6に示す。ここ
で、図6はパチンコ遊技機の正面図、図7は本パチンコ
遊技機における遊技球の流れを示す説明図、図1はパチ
ンコ遊技機の下部を示す側面図、図2はその正面図、図
3は玉箱払出用開口部の閉鎖状態を示す説明図、図4は
玉箱払出用開口部の開口状態を示す説明図である。
【0014】即ち、本パチンコ遊技機Mは、遊技盤1
と、表側には現れない賞球タンク2と、同様に表側に現
れない、入賞時に一定数の遊技球を払い出す賞球払出装
置3と、賞球払出装置3から払い出される遊技球を受け
る上部受皿玉払出通路4と、この通路4から送り出され
た遊技球を上部受皿用玉払出口51を介して受容する上
部受皿5と、遊技球発射レバー61を備える遊技球発射
装置6と、下部受皿8と、玉箱払出通路9等とを備え
る。尚、賞球払出装置3が、特許請求の範囲記載の「賞
球払出手段」に相当し、上部受皿5が「賞球上部受皿」
に、遊技球発射装置6が「遊技球発射手段」に、下部受
皿8が「賞球下部受皿」に、それぞれ相当するものであ
る。
【0015】上記上部受皿玉払出通路4の底面41の一
部には、パチンコ遊技機M外に配置された玉箱Bに通じ
る玉箱払出用開口部91が開設されている。そして玉箱
払出通路9は、この玉箱払出用開口部91に連結されて
いる。玉箱払出用開口部91から外部払出口92に至る
玉箱払出通路9の内径は、遊技球を一個以上通過させる
だけの径を持つものである。
【0016】また、この上部受皿玉払出通路4の底面
の、玉箱払出用開口部91開口時にも残されている部分
である橋部(図3の42)は、上部受皿用玉払出口51
に連絡されている。更に、本パチンコ遊技機Mは、玉箱
払出用開口部91を開閉する入口側シャッター部(四角
形の板状)91dを備えている。そして、パチンコ遊技
機前方に現れている把持部91hを把持して左右にスラ
イドさせる。このスライド操作により、玉箱払出用開口
部91を開口させたり閉鎖したりする。即ち、この入口
側シャッター部91dを閉じた状態(図3参照)では、
この開口部91が閉鎖されており、遊技球は上部受皿用
玉払出口51を介して上部受皿5に送り出されることに
なる。一方、この入口側シャッター部91dを左側に移
動させると(図4参照)、この開口部91が開放され
て、この開口部91を通過する遊技球は、玉箱払出通路
9に収容されて、玉箱B内へ落下されることとなる。
【0017】更に、玉箱払出通路9の出口側には、上記
入口側シャッター部91dと略同様であるが、前後にス
ライドされて外側出口92の開閉を行う出口側シャッタ
ー部(板状)92dが設けられている。この玉箱払出通
路9は、上部受皿玉払出通路4を流れてきた遊技球を、
玉箱払出用開口部91を経て外部払出口92下部におか
れた玉箱Bに導くものである。
【0018】(2)本パチンコ遊技機の作用 遊技者は、遊技球発射レバー61を操作して遊技球発射
装置6により遊技盤1内に遊技球を発射し、遊技盤1内
で遊技球を落下させて遊技を行う。遊技球が遊技盤1内
の入賞口に入賞した場合は、図7に示すように、賞球払
出装置3は信号を受け取り、賞球タンク2から所定の賞
球を払い出す。賞球は、上部受皿玉払出通路4を経由し
て、上部受皿用玉払出口51より上部受皿5に払出され
る。上部受皿5に払出された賞球は、遊技球発射装置6
に供給され、遊技球発射装置6により新たに遊技盤1内
に発射されて遊技に使用される。
【0019】この上部受皿5が収容できる遊技球数は1
00〜130球程度であるため、大量の賞球が得られた
場合には、上部受皿5はすぐに満杯となる。そして、上
部受皿5が満杯となった場合には、上部受皿5に入りき
らない遊技球はフロー孔52から送り出され、下部受皿
玉払出通路7を経由して下部受皿用玉払出口81から下
部受皿8に払出される。下部受皿8内の遊技球は、下部
受皿玉抜スイッチ82を操作して、下部受皿8底部に設
けられた下部受皿玉抜口83を開けることにより、玉箱
Bに払い出される。
【0020】入口側シャッター部91dを操作していな
い状態では、図3に示すように、入口側シャッター部9
1dにより玉箱払出通路9の玉箱払出用開口部91は閉
鎖されている。このため、賞球として上部受皿玉払出通
路4から払出される遊技球は、入口側シャッター部91
d上を通過して上部受皿払出口51から排出され、上部
受皿5内に収容される。
【0021】一方、外部払出口92下に玉箱Bを配置し
てから、シャッター部91dを図4に示すようにスライ
ドさせると、玉箱払出通路9の玉箱払出用開口部91が
開口する。このとき、賞球として上部受皿玉払出通路4
から払出される遊技球は、玉箱払出用開口部91から玉
箱払出通路9へ落下し、外部払出口92から排出され
て、玉箱Bに収容される。更に、それと同時に、上部受
皿玉払出通路4の底面41のうちの橋部42は、上部受
皿用玉払出口51に繋がっているので、この橋部42を
通過する遊技球は、この上部受皿用玉払出口51に送り
出され、その結果、この遊技球は上部受皿5内に収容さ
れる。
【0022】よって、本発明のパチンコ遊技機Mにおい
ては、入口側シャッター部91dを右端までスライドさ
せ、玉箱払出通路9の玉箱払出用開口部91が開口させ
た場合でも、図4に示すように、上部受皿用玉払出口5
1底部は遊技球1〜2個分の幅の底面を残している。こ
のため、上部球受皿払出通路4から払い出される遊技球
の一部はこの残った床面上を通過して、上部受皿5内に
収納される。
【0023】また、玉箱Bが満杯になった場合には、遊
技者は玉箱を交換する必要がある。その場合には、遊技
者は、図1において破線で示すように、外部払出口92
に設けられた出口側シャッター部92dを後ろ側(奥)
にスライドさせることにより、外部払出口92を閉じ
て、外部払出口92からの遊技球の排出を停止させる。
この間、賞球は排出され続けているが、出口側シャッタ
ー部92dから玉箱払出用開口部91にまで至る玉箱払
出通路9内に遊技球が満たされた場合には、上部受皿玉
払出通路4から払出される遊技球は玉箱払出用開口部9
1上を通過して、通常どおり、上部受皿払出口51から
排出され、上部受皿5内に収容される。
【0024】上部受皿5が満杯となった場合には、遊技
球はフロー孔52から送り出され、下部受皿玉払出通路
7を経由して下部受皿用玉払出口81から下部受皿8に
払出される。遊技者は、上部受皿5及び下部受皿8に賞
球が排出されている間に、玉箱を交換することができ
る。玉箱を交換した後には、遊技者は、図1に示すよう
に、出口側シャッター部92dを前方(手前)にスライ
ドさせることにより、外部払出口92を開いて、外部払
出口92からの遊技球の排出を再開させる。
【0025】(3)本パチンコ遊技機の効果 本実施例のパチンコ遊技機は、玉箱払出通路9を有する
ものであるため、大量の賞球を獲得した場合には、上部
受皿5及び下部受皿8を経由せずに、直接玉箱Bにまで
賞球を払い出すことができる。このため、遊技者は、従
来のようにいちいち上部受皿玉抜スイッチ53及び下部
受皿玉抜スイッチ82を操作することなく、そして短時
間で、玉箱Bにまで賞球を払い出すことができる。
【0026】そして、下部受皿8の収容量が200球程
度であるのに対して、玉箱Bの収容量は2000〜25
00球であるため、玉箱交換のために出口側シャッター
部92dを操作する頻度も、下部受皿玉抜スイッチ82
を操作する頻度の1/10程度ですむ。
【0027】また、従来においては、通常、下部受皿8
内に遊技球が満杯になった場合は、遊技球の詰まりや下
部受皿8からの溢れ出しを防止するため、自動的に賞球
払出装置3からの賞球の排出が止められる。従って、下
部受皿8からの遊技球の排出が遅れ満杯となった場合に
は、獲得できたはずの賞球が取れなくなる場合がある。
また、かかる仕組みを知らない遊技者は、下部受皿8か
ら遊技球を排出するという対応を取らないため、排出自
動停止後は賞球を全く獲得できない。
【0028】しかし、本発明においては、一度直接玉箱
Bで賞球を受けるよう入口側シャッター部91dを操作
すれば、玉箱は下部受皿8の10倍程度の容量があるた
め、かかる事態が発生する頻度及び失う賞球の数をより
低く押さえることができる。即ち、玉箱Bが満杯になっ
た場合の自動停止機構や、玉箱交換のために玉箱Bが置
かれていない状態となった場合の自動停止機構を設けて
も、玉箱Bが満杯になるまでの時間は下部受皿8が満杯
になるまでの時間の10倍程度と予想されるため、賞球
を失う頻度及び失う賞球数を低く押さえることができ
る。なお、大当たりとなった場合に、自動的に玉箱払出
通路9の玉箱払出用開口部91を開口し、玉箱Bに直接
賞球を払い出すこととすれば、不慣れな遊技者も玉箱B
が満杯になるまで賞球を獲得することができ、より好ま
しい。
【0029】また、本実施例のパチンコ遊技機は、玉箱
払出通路9により玉箱Bへ直接賞球を払いだすこととし
た場合にも、図4に示すように、賞球の一部は上部受皿
用玉払出口51底部の残った床面上を通過して、上部受
皿5内に収納される。このため、上部受皿5そして遊技
球発射装置6への遊技球の供給が途絶えることがなく、
遊技者は遊技を中断されることがない。
【0030】(4)他の態様の実施例 尚、本発明においては、上記実施例に示すものに限ら
ず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した
別の態様の実施例とすることができる。例えば、入口側
シャッター部91dは、上記実施例のように左右にスラ
イドさせる態様だけでなく、図5に示すように前後にス
ライドさせて玉箱払出用開口部91を開閉させる態様と
してもよい。また、入口側操作部の開閉の態様も、スラ
イド式に限らず軸を中心として回動するドア式としても
よい。出口側シャッター部92dについても、いずれの
開閉態様であってもよいことは同様である。
【0031】また、玉箱払出用開口部91及び入口側シ
ャッター部91dを設ける位置も、上部受皿払出口51
に設けるだけではなく、上部受皿5の遊技球を収容して
いる他の部分や、上部受皿払出通路4の途中等に設ける
ことができる。そして、外部払出口92の位置は、上記
実施例に示した位置以外でもよいが、玉箱Bに遊技球が
容易に払出すことができる部位が好ましく、例えば、下
部受皿8の底部又はパチンコ遊技機Mの下部壁面等を挙
げることができる(図1及び図2参照)。
【0032】更に、例えば図5に示すように、上部受皿
玉払出通路4の底面41には、パチンコ遊技機外に配置
された玉箱Bに通じる玉箱払出用開口部91が開設され
ており、上記実施例に示す橋部を備えないものとするこ
とができる。この場合は、入口側シャッター部91dを
開放させたとき、上部受皿玉払出通路4が上部受皿用玉
払出口51に対して遮断されており、遊技球の全てが上
部受皿用玉払出口51に送り出されずに玉箱払出通路9
に送り出されて、その結果、玉箱に払い出されることに
なる。尚、この図5に示す入口側操作部の作動は、前後
に移動させているが、上記実施例に示すように左右に移
動させてもよい。
【0033】更に、入口側シャッター部91d、出口側
シャッター部92d、上部受皿玉抜口54、下部受皿玉
抜口83等をソレノイド等を用いて電気的に作動させる
ものとすることができる。この場合は、互いの、又はパ
チンコ遊技機Mの他の構成機器との連動がより容易とな
る。玉箱払出用開口部91が開かれた場合に、同時に下
部受皿玉抜口83も開口するよう、両者を例えば機械
的、電気的に接続してものとすることができる。この場
合は、それまでに下部受皿8に貯留されていた遊技球も
同時に玉箱Bに落とすことができ、より作業が容易とな
る。更に、上部受皿玉抜口54とも連動するようにして
おけば、遊技終了後の玉抜きがより容易となる。
【0034】また、本発明のパチンコ遊技機に、外部払
出口92の下に玉箱Bがあるかどうかを判定するための
玉箱判定装置を設けることができる。この判定装置を入
口側シャッター部91dや出口側シャッター部92d、
下部受皿玉抜口83と接続することで、玉箱Bがない場
合には、入口側シャッター部91dや出口側シャッター
部92d等を閉じるものとすることができる。また報知
装置と接続して遊技者に玉箱Bが置かれていない旨を知
らせるものとすることもできる。このような態様とすれ
ば、玉箱が外部払出口92前に置かれていない場合に、
誤って遊技球が排出されてしまうのを防ぐことができ
る。この判定装置の判定の態様は、特に問わないが、例
としてマイクロスイッチ等を用いた機械式センサや、
光、赤外線センサ等を用いることが挙げられる。また、
報知装置としては、音や光等によるものとすることもで
きる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載のパチンコ遊技機は、賞球
払出装置から賞球受皿を経由せずにパチンコ遊技機外部
の玉箱に通じる玉箱払出通路を備え、賞球払出装置から
払い出される遊技球を、賞球上部受皿に排出させること
なくパチンコ遊技機外部の玉箱に排出させることができ
る。このため、全ての賞球を玉箱に払い出すまでの時間
を短くすることができる。
【0036】また、従来のパチンコ機では、賞球として
の遊技球が賞球上部受皿に払い出されるため、遊技者
は、一旦、その遊技球を賞球下部受皿に移し、その後遊
技球を賞球下部受皿から玉箱に払い出さなければならな
かった。本発明のパチンコ遊技機によれば、直接遊技球
を玉箱に払い出す旨を選択する動作だけで遊技球を玉箱
に払い出すことができ、従来のような手数を減らすこと
ができる。
【0037】請求項2記載のパチンコ遊技機は、上部受
皿玉払出通路の底面に、その底面の少なくとも一部を残
して玉箱払出用開口部が開設されている。従って、遊技
球の一部が上部受皿玉払出通路の該残された底面上を通
って上部受皿用玉払出口に送り出されることとなり、賞
球払出装置から大量の遊技球が排出される場合に、直接
遊技球を玉箱に払い出しながらその一部を遊技球供給皿
にも供給することができる。このため、遊技球供給皿が
賞球発射装置に供給する遊技球が切れ、遊技球が発射さ
れ尽くしてしまい遊技が中断するということがない。
【0038】請求項3記載のパチンコ遊技機は、玉箱払
出通路の出口に、玉箱払出通路を閉鎖することができる
出口側シャッター部を備えている。このため、玉箱への
遊技球の払出しを止めたいときには、その出口側シャッ
ター部で玉箱払出通路を閉鎖することにより、即座に遊
技球の排出を止めることができる。玉箱払出通路の上流
に出口側シャッター部を備える場合には、その出口側シ
ャッター部から玉箱払出通路の出口までの区間に存在す
る遊技球は、出口側シャッター部により玉箱払出通路が
閉鎖された後も外部に排出されてしまうが、本発明によ
ればそのようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ遊技機の下部を示す側面図
である。
【図2】本実施例のパチンコ遊技機の下部を示す正面図
である。
【図3】本実施例のパチンコ遊技機において、玉箱払出
用開口部が閉鎖されているところを上から見た状態を示
す説明図である。
【図4】本実施例のパチンコ遊技機において、玉箱払出
用開口部が開口されているところを上から見た状態を示
す説明図である。
【図5】他の態様のパチンコ遊技機において、玉箱払出
用開口部が閉鎖されているところを上から見た状態を示
す説明図である。
【図6】本実施例のパチンコ遊技機を示す正面図であ
る。
【図7】本実施例のパチンコ遊技機の遊技球の流れを示
す説明図である。
【図8】従来のパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図9】従来のパチンコ遊技機の遊技球の流れを示す説
明図である。
【符号の説明】
M;パチンコ遊技機、1;遊技盤、2;賞球タンク、
3;賞球払出装置、4;上部受皿玉払出通路、41;底
面、42;橋部、5;上部受皿、51;上部受皿用玉払
出口、52;フロー孔、53;上部受皿玉抜スイッチ、
54;上部受皿玉抜口、6;遊技球発射装置、61;遊
技球発射レバー、7;下部受皿玉払出通路、8;下部受
皿、81;下部受皿用玉払出口、82;下部受皿玉抜ス
イッチ、83;下部受皿玉抜口、9;玉箱払出通路、9
1;玉箱払出用開口部、91d;入口側シャッター部、
91h;把持部、92;外部払出口、92d;出口側シ
ャッター部、B;玉箱。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞時に一定数の遊技球を払い出す賞球
    払出手段と、該賞球払出手段から払い出される遊技球を
    誘導する上部受皿玉払出通路と、該上部受皿玉払出通路
    から送り出された該遊技球を上部受皿用玉払出口を介し
    て受容する賞球上部受皿と、該賞球上部受皿から送り出
    される該遊技球を受容する賞球下部受皿と、を備えるパ
    チンコ遊技機であって、 該上部受皿玉払出通路の底面には、玉箱払出用開口部が
    開設され、該玉箱払出用開口部において、パチンコ遊技
    機外に配置された玉箱に通じる玉箱払出通路が連結され
    ており、該玉箱払出用開口部には、該玉箱払出用開口部
    を開閉する入口側シャッター部を備えており、該入口側
    シャッター部を開放させた場合には、該遊技球が該上部
    受皿用玉払出口に送り出されずに該玉箱払出通路に送り
    出されて該玉箱に払い出されることを特徴とする、遊技
    球の玉箱への直接払出が可能なパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 入賞時に一定数の遊技球を払い出す賞球
    払出手段と、該賞球払出手段から払い出される遊技球を
    誘導する上部受皿玉払出通路と、該上部受皿玉払出通路
    から送り出された該遊技球を上部受皿用玉払出口を介し
    て受容する賞球上部受皿と、該賞球上部受皿から送り出
    される該遊技球を受容する賞球下部受皿と、を備えるパ
    チンコ遊技機であって、 該上部受皿玉払出通路の底面に、該底面の少なくとも一
    部を残して玉箱払出用開口部が開設され、該玉箱払出用
    開口部において、パチンコ遊技機外に配置された玉箱に
    通じる玉箱払出通路が連結されており、該玉箱払出用開
    口部には、該玉箱払出用開口部を開閉する入口側シャッ
    ター部を備えており、該入口側シャッター部を開放させ
    た場合には、該遊技球の一部が該上部受皿玉払出通路の
    該残された底面上を通って該上部受皿用玉払出口に送り
    出され、且つ、該遊技球の他の部分が該上部受皿用玉払
    出口に送り出されずに該玉箱払出用開口部を通って該玉
    箱払出通路に送り出されて該玉箱に払い出されることを
    特徴とする、遊技球の玉箱への直接払出が可能なパチン
    コ遊技機。
  3. 【請求項3】 上記玉箱払出通路の出口側に、該玉箱払
    出通路の開閉を行う出口側シャッター部を備える請求項
    1又は2記載の、遊技球の玉箱への直接払出が可能なパ
    チンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009061048A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014184163A (ja) * 2014-04-10 2014-10-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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