JP4860355B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、下部受皿の賞球の収容量を増加させることができる遊技機に関するものである。
一般的なパチンコ遊技機は、遊技球を打球発射装置に案内する上皿と、賞球等によって上皿に収納しきれない遊技球を貯留する遊技球収容用凹部を備える下皿とを備えている。
必要に応じて遊技球収容用凹部の遊技球収容量を拡大することができるパチンコ遊技機として、上面全体にわたって遊技球収容用凹部が設けられている下部受皿と、その遊技球収容用凹部内に取外し可能に設けられている灰皿と、を備えた遊技機が知られている。この遊技機では、遊技球収容用凹部の底部に可倒片を備えており、遊技球収容用凹部内に灰皿を設置した状態においては、その可倒片と灰皿の右側面とで遊技球収容用凹部を区画し、その区画内において遊技球を収容する構成となっており、灰皿の着脱によって遊技球収容用凹部の遊技球収容量を変化されられるものである(例えば特許文献1参照)。
また、球貯蔵室の大容積化を図るために、灰皿が必要な場合は仕切板を縦溝に嵌め込むことにより、下皿球貯蔵室内部に灰皿を形成し、灰皿が不要な場合は仕切板を取外すことにより下皿球貯蔵室内部より灰皿がなくなって下皿球貯蔵室の容積が大きくなるように構成した遊技機も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平11−057166号公報 特開2001−038019号公報
前記特許文献1に記載の発明において、実施例1では、灰皿39が下部受皿31に着脱できるような構成である。しかし、このような構成では、遊技者に灰皿39を持ちさられてしまう恐れがある。また、実施例2では、灰皿39が下部受皿31の手前側に回動できるような構成である。しかし、このような構成では、灰皿39が下部受皿31の手前側に突出してしまうので、遊技者の手に当たる恐れがあり、遊技の邪魔となってしまう。
また、前記特許文献2に記載の発明において、第1実施形態と第2実施形態との構成では、やはり遊技者に仕切板41や灰皿60を持ち去られてしまう恐れがある。また、第3実施形態の構成では、灰皿80が下皿装置70の手前に大きく突出するので、遊技者の手に当たる恐れがあり、遊技の邪魔となってしまう。また、第4実施形態と第5実施形態との構成では、灰皿100(120)を必要としない場合に、灰皿100(120)を収納しておく空間が必要となるので、遊技機内部の配置構成が困難となる。また、第6実施形態の構成では、仕切り板141が灰で汚れるため、仕切り板141の動作が困難になる恐れがある。
そこで本発明は、遊技媒体収容凹部(遊技球収容用凹部)の収容量を増加させる際に、灰皿の位置をほとんど移動させなくてもよい構成を実現することによって、灰皿の収納スペースが不要になる遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技媒体を貯留可能な遊技媒体収容凹部を有する受皿と、略垂直に設けられ、受皿が取り付けられる平板状のベース部材と、ベース部材の受皿に隣接する位置に設けられ、灰を収容可能な灰収容凹部を有する灰皿と、有する遊技機において、灰皿は、灰収容凹部の入り口となる開口部が形成されており、ベース部材に略垂直な軸を中心として回動可能に固定されており、灰皿が略垂直な軸を中心として回動されることによって受皿に隣接する位置に変位した開口部が遊技媒体収容凹部と連通することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、受皿は、灰皿と隣接する部分以外の部分に、遊技媒体収容凹部の外周を形成する受皿壁部を有し、灰皿は、灰収容凹部の外周を形成する灰皿壁部が形成されており、開口部が上面側に位置する状態のときに、灰皿壁部の少なくとも一部が受皿に隣接して、灰皿壁部及び受皿壁部が遊技媒体収容凹部を囲繞することを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、灰皿は、灰収容凹部の底面に開閉部材を有し、開口部の位置が上面側に位置する状態、及び、開口部の位置が受皿に隣接する状態の何れの状態であっても、開閉部材を開状態にすると灰収容凹部が開放されることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3の発明において、灰皿は、灰収容凹部の横断面積が、開口部から灰収容凹部の底部に向かって次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4の発明において、受皿は、灰皿と隣接する部分に、遊技媒体の半径以上の高さを有する起立壁部を有することを特徴とする。
第1の発明によると、遊技媒体を貯留可能な遊技媒体収容凹部を有する受皿と、略垂直に設けられ、受皿が取り付けられる平板状のベース部材と、ベース部材の受皿に隣接する位置に設けられ、灰を収容可能な灰収容凹部を有する灰皿と、有する遊技機において、灰皿は、灰収容凹部の入り口となる開口部が形成されており、ベース部材に略垂直な軸を中心として回動可能に固定されており、灰皿が略垂直な軸を中心として回動されることによって受皿に隣接する位置に変位した開口部が遊技媒体収容凹部と連通するので、灰皿を灰を入れるために使用するか、灰皿を遊技媒体収納凹部に貯留された遊技媒体を貯留するために使用するか、を容易に設定することができる。また灰皿の使用用途によって灰皿の位置が大きく変化することがないので、遊技者にとって、灰皿が遊技の邪魔とならない。
第2の発明によると、第1の発明において、受皿は、灰皿と隣接する部分以外の部分に、遊技媒体収容凹部の外周を形成する受皿壁部を有し、灰皿は、灰収容凹部の外周を形成する灰皿壁部が形成されており、開口部が上面側に位置する状態のときに、灰皿壁部の少なくとも一部が受皿に隣接して、灰皿壁部及び受皿壁部が遊技媒体収容凹部を囲繞するので、灰皿の一部が遊技媒体収容凹部の一部を構成することで、部品構成が簡素化され、より経済的で生産性の高い遊技機を提供できる。
第3の発明によると、第1又は第2の発明において、灰皿は、灰収容凹部の底面に開閉部材を有し、開口部の位置が上面側に位置する状態、及び、開口部の位置が受皿に隣接する状態の何れの状態であっても、開閉部材を開状態にすると灰収容凹部が開放されるので、灰皿を灰を入れるために使用するときは、灰皿の底部から灰の掃除ができる。また、灰皿を遊技媒体収納凹部に貯留された遊技媒体を貯留するために使用するときは、灰皿の底部から灰収容凹部に滞留した遊技媒体を除去することができる。
第4の発明によると、第1から第3の発明において、灰皿は、灰収容凹部の横断面積が、開口部から灰収容凹部の底部に向かって次第に小さくなるように形成されているので、灰皿を灰を入れるために使用するときは、灰収容凹部の灰を取出しやすく掃除し易い形状となる。また、灰皿を遊技球収納凹部に貯留された遊技媒体を貯留するために使用するときは、灰収容凹部の形状が受皿の遊技媒体収容凹部に遊技媒体を誘導しやすい形状であるため、遊技媒体が灰収容凹部内部に滞留しにくい。
第5の発明によると、第1から第4の発明において、受皿は、灰皿と隣接する部分に、遊技媒体の半径以上の高さを有する起立壁部を有するので、灰皿の回動操作を行う際に、遊技媒体収容凹部から遊技媒体が落下することを防止できる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パチンコ機)1の斜視図である。なお、本実施の形態の説明において、遊技機1の遊技者が遊技する側(図の左下側)を前として前後方向を示す。
遊技機1の外枠2には、前面枠3の一側がヒンジ4を介して開閉回動可能に取り付けられる。
前面枠3には、ガラス枠9がヒンジ10を介して開閉回動可能に取り付けられている。ガラス枠9の前面は、略円形状の開口部11が形成されている。ガラス枠9には、裏面側からカバーガラス12が組み込まれている。
前面枠3の要所には、ランプやLED等からなる装飾発光装置15が設けられる。また、前面枠3の左右の上部には、音出力装置(スピーカ)26が設けられている。装飾発光装置15は、大当り遊技状態等のイベント発生時や異常発生時に、遊技機1の遊技状態に対応して発光する。音出力装置26は、遊技機1の遊技状態に対応して音声を出力する。
前面枠3の下部には、遊技球を打球発射装置(図示省略)に案内する上皿16が配設される。また、前面枠3の下方の固定パネル17には、下皿18及び打球発射装置の発射操作部19が配設される。
一般入賞口(図示省略)、始動入賞口(図示省略)及び特別変動入賞装置(図示省略)に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が、遊技機1内部に設けられた払出ユニット(図示省略)から上皿16又は下皿18に排出される。
上皿16の上縁には、カードユニットに挿入されたプリペイドカードの残高を表示するカード残高表示部21、遊技球の貸し出しを指令する球貸スイッチ22、及び、プリペイドカードの返却を指令するカード返却スイッチ23が設けられる。
また、上皿16の側縁には、上皿16に貯留された遊技球を下皿18へ排出するための上皿返却レバー24が設けられている。
下皿18の下方には、下皿18に貯留された遊技球を下方へ排出するための下皿返却レバー25が設けられている。
下皿18の左側には灰皿27が設けられている。灰皿27は、灰皿として使用しないときに、その状態を変化させて、下皿18の一部として使用することもできる。
図2は、固定パネル17の斜視図である。
固定パネル17には、前述のように、下皿18、発射操作部19及び灰皿27が設けられている。
固定パネル17の前面は、略平板状のベース部材171が設けられている。このベース部材171は地面に対して略垂直に設けられているので、ガラス枠9のカバーガラス12に対して略並行(カバーガラス12の裏面側に設けられて遊技領域が形成された遊技盤(図示略)に対しても略並行)となる状態で設けられている。このベース部材171に対して、下皿18及び発射操作部19が固定され、さらに灰皿27が回転可能に固定されている。また、ベース部材171の下皿18に対応する箇所には、上皿16から溢れた遊技球を下皿18に流入させる遊技球流入孔部172が開口されている。
灰皿27は、後述するように、ベース部材171に対する取付状態が、図2の状態から図3の状態を経て、最終的に図5の状態に変化させられるものである。灰皿27は、灰を収納するための灰収容凹部271が灰皿壁部272によって四方から囲繞されて構成される。また、灰収容凹部271の底部には、底蓋273(図5参照)が設けられている。底蓋273は、灰収容凹部271の底面よりも若干大きな形状である。底蓋273は、前方に可動可能に構成されている。底蓋273を人為的に前方に可動させることによって、灰収容凹部271の底部が開口し、灰収容凹部271に収容されていた灰や吸い殻等を下方に落下させることができる。これによって、灰皿27が清掃される。
なお、灰皿27の灰収容凹部271は、灰皿の清掃を容易にするために、開口部から底面に向かって、その断面積が次第に小さくなるよう(開口部から底面に向かって縮径するように)に形成されている。
なお、灰皿27は、タバコ及びタバコの灰を受け止めるという性質から、耐熱性の樹脂素材(例えば、メラミンフェノール)を用いて形成される。
下皿18は、遊技機を貯留するための受皿である。下皿18は、ベース部材171に対して略垂直な面を有する底部181、及び、遊技機1の前面に対して並行であり、かつ、ベース部材171に対して所定の距離を有する面と、遊技機1の前面に対して略垂直であり、かつ、ベース部材171に対して略垂直な面と、を有する側壁部182によって構成される。なお、下皿18には、下皿球抜きレバー25の操作によって球を下方に排出するための図示しない排出口が、底部181の右側に設けられている。遊技球が排出口にスムースに排出されるために、下皿18の底部181は、若干右側に傾斜して構成されている。また、下皿18の左方は、灰皿壁部272のうち、下皿18に対する面に接している。
従って、下皿18は、ベース部材171、側壁部182及び灰皿壁部272によって、底部171を囲繞する形状に構成されている。これらベース部材171、壁部182、灰皿壁部272及び底部181によって構成された空間が、遊技球を収納するための遊技球収納凹部183を構成する。なお、遊技球収納凹部183には、遊技メダルなどの遊技球以外の遊技媒体を貯留することもできるので、遊技球収納凹部183は、遊技媒体を貯留可能な遊技媒体収容凹部としても機能している。
なお、側壁部182、灰皿壁部272及び底部181は、その面が曲面であってもよい。また、各部の接合部は直角でなくてもよい。遊技球収納凹部173が、なめらかな曲面によって構成されていてもよい。
図3は、固定パネル17の斜視図であり、灰皿27の取付状態を変化させるときの状態を示す斜視図である。また、図4は、灰皿27を前方、上方、及び側方から見た三面図である。
灰皿27は、灰皿27の背面、すなわち、灰皿壁部272のベース部材171に対向する取付面に、二つの突起部ないし軸部(第1突起部301、第2突起部302)が設けられている。
第1突起部301は、灰皿27の背面の略中央に設けられている。第2突起部302は、灰皿27の上部左側に設けられている。第1突起部301は、その先端部がネジ加工されている。そして、ワッシャ及びナット等によって、灰皿用鍵溝部401を貫通してベース部材171に締結可能となっている。さらに、第1突起部301の先端部はC型クリップによって固定されている。このCクリップによって、ワッシャ及びナットが取外せない。
一方、ベース部材171は、灰皿27に対向する部分が灰皿27の形状に従って若干後方に退行した凹面となっている。また、ベース部材171は、第1突起部301が貫通する灰皿用鍵溝部401と、第2突起部302が貫通する二つの挿入孔(上部挿入孔402、下部挿入孔403)が設けられている。
灰皿用鍵溝部401は、L字形状の開口部を有する。第1突起部301は、この灰皿用鍵溝部401を貫通して、前述のワッシャ及びナットを取り付け、さらにCクリップを固定することによって、ベース部材171から取外せないようにする。
また、上部挿入孔402及び下部挿入孔403は、その何れか一方に第2突起部302が嵌合される。第1突起部301は、ワッシャ及びナット等を用いてベース部材171の背面側から締結することができる。第1突起部301をベース部材171の背面側から締結することによって、第1突起部301がベース部材171に固定される。この結果、灰皿27が、固定パネル17に固定される。この状態で、灰皿27が、灰を入れる灰皿として使用可能となる。
灰皿27を灰皿として使用しない場合は、前面枠3を外枠2から開放して、ベース部材171の裏面側から、図3のように灰皿27の取付状態を変化させる。まず、第1突起部301を締結していたナットを緩める。そして、灰皿27を遊技機1の前面側に若干移動させる。灰皿27を遊技機1の前面側に移動させることによって、第2突起部302と上部挿入孔402との勘合が解かれる。この状態で、第1突起部301を灰皿用鍵溝部401に沿って上側及び左側に移動させる。そして、第1突起部301が灰皿用鍵溝部401の左端に移動した状態のときに、第1突起部301を中心として、灰皿27を反時計回りに略90°回転させる。この状態で、第1突起部301を、灰皿用鍵溝部401に沿って右側及び下側に移動させる。この移動によって第2突起部302が下側挿入孔403に正対した位置となったときに、灰皿27を遊技機1の奥手側に移動させて第2突起部302を下側挿入孔403に嵌合させる。その後、さらに奥手側まで移動させ、灰皿27がベース部材171に完全に接した状態となったときに、第1突起部301のナットを、ベース部材171の背面側から締結する。これによって、第1突起部301がベース部材171に固定される。この結果、灰皿27が、遊技者の邪魔にならない状態で確実に固定パネル17に固定される。灰皿27をベース部材171に固定したら、前面枠3を外枠2に閉止する。
このように、人為的に灰皿27の第1突起部301を中心として灰皿27を回動させることによって、下皿18に隣接する位置に変位した灰収容凹部271の開口部が、遊技球収容凹部183と連通する。この結果、灰皿27を灰皿として使用しない場合は、灰皿27の灰収容凹部271が下皿18の遊技球収容凹部183と連通する(図5参照)。
図5を参照することによって明らかなように、灰皿27を灰皿として使用しないときは、灰収容凹部271が遊技球収容凹部183と連通することによって、遊技球収容凹部183の容積が拡大される。従って、遊技球収容凹部183に収容可能な遊技球の数を多くすることができる。なお、再び灰皿27を、灰を収容する灰皿として使用する場合は、逆の操作を実施し、灰収容凹部271の開口部を上面に向けた状態で、第1突起部301を締結すればよい。
図6は、固定パネル17の斜視図であり、灰皿27を灰皿として使用しない状態において、固定パネル17を右上側から観察したときの斜視図である。
灰皿27は、底面に底蓋273が設けられている。底蓋273は、略平板状の底板部2731と、底蓋273を人為的に可動させるための底蓋解放レバー2732とが設けられている。
灰皿27の下部は、底蓋273よりも若干小さい開口部が設けられている。また、この開口部には、底蓋273を収容可能なレールが形成されている。底蓋273はこのレールに従って奥行き方向に前後に可動できる。また、底蓋273には図示しないストッパが設けられている。このストッパによって、底蓋273が灰皿27から取外せないように構成されている。ストッパは、底蓋273の奥手端を鍵状に突起させて、レールから取外せないような形状とする。なお、ストッパの形状はこの形状にとらわれず、底蓋273を可動でき、かつ、レールから取外せないような形状であればよい。
灰皿27を灰皿として使用するときは、底蓋273を人為的に前方に移動させることによって、灰収容凹部271の底部を開口させ、灰収容凹部271に収容されていた灰や吸い殻等を下方に落下させる。これによって、灰皿27を清掃することができる。
一方、灰皿27を灰皿として使用しない、すなわち、灰収容凹部271を遊技球収容凹部183の一部として使用するときは、底蓋273を人為的に前方に移動させることによって、灰収容凹部271の底部を開口させると、遊技球収容凹部183の一部として機能する灰収容凹部271の内部を、灰皿27の底面側から透視することができる。これによって、灰収容凹部271の内部に滞留した遊技球を除去することが可能となる。
灰皿27は耐熱性の樹脂によって形成されるが、メラミンフェノールに代表される耐熱性の樹脂素材は、透明性を有しない。従って、灰収容凹部271を遊技球収容凹部183の一部として使用したときに、この灰収容凹部271の内部に遊技球が滞留した場合は、外部からその様子を観察することが困難となる。そこで、本来灰皿27の清掃のために使用される底蓋273を可動させて灰収容凹部271の底部を開口させることによって、滞留した遊技球を除去することが可能となる。
図7は、下皿18と灰皿27との関係を示す側面断面図である。
図7(a)は、灰皿27を灰皿として使用する場合を示す。
灰皿27を灰皿として使用するときは、灰皿27の灰収容凹部271の開口部を上方に向けた状態にして、第1突起部301を固定する。このとき、灰皿27の灰皿壁部272が、下皿18の壁部として機能する。
図7(b)は、灰皿27を灰皿として使用しない場合を示す。
灰皿27を灰皿として使用しないときは、灰皿27の灰収納凹部271の開口部を左方、すなわち、遊技球収容凹部183側に向けた状態にして、第1突起部301を固定する。なお、灰収容凹部271は、開口部から底面に向かって、その断面積が次第に小さくなるように形成されているので、灰収容凹部271を左側90°に回転させた結果、灰収容凹部271の内壁面のうち、下側に位置する面が、灰収容凹部271側に向かって若干傾斜した状態となる。遊技球は重力によって付勢されて、この灰収容凹部271の下側の内壁面を遊技球収納凹部183側に移動する。なお、灰収容凹部271の側壁のうち、灰収納凹部271の開口部を遊技球収容凹部183側に向けた状態で下側になる面のみが、若干傾斜した状態となればよい。従って、その他の側壁は、灰収容凹部271を上部に向けたときに、垂直な面であってもよい。
なお、灰皿27は、灰収納凹部271の開口部を遊技球収容凹部183側に向けた状態のときに、灰収容凹部271の開口部端は、遊技球収納凹部183の底部181よりも若干上側に位置するように構成されている。灰皿27を可動することによって灰収容凹部271と遊技球収容凹部183とを連通させるという性質から、灰収容凹部271と遊技球収容凹部183との間には若干の隙間や段差が生じてしまう。この隙間や段差によって、遊技球の滞留が発生する。これを防ぐために、灰収容凹部271を、遊技球収容凹部183よりも一段高く設定する。より具体的には、下皿18の底部181の左端部と灰収納凹部271の開口部の右端部との間隔(段差)を、遊技球の半径以上、直径未満とする。この段差によって、遊技球収容凹部271に貯留された遊技球のうち、少なくとも一列目の遊技球は、灰皿27が外れているときにも左方に転動して落下することはない。また、段差を遊技球の直径未満とすることで、二列目の遊技球は、一列目の遊技球の上段から灰収容凹部271に貯留される。
このように、遊技球収容凹部183と灰収納凹部271との段差を設定することによって、遊技球収容凹部183には一段分の遊技球のみが貯留される。さらに遊技球が遊技球収容凹部183に流入してきたときには、一段目の上に積み重なった状態で貯留される。灰収容凹部271には、この二段目の遊技球の一部が流入する。遊技球収容凹部183に貯留された遊技球が減少した場合は、灰収容凹部271に貯留された遊技球は灰収容凹部271の壁部の傾斜に従って右側に移動し、灰収容凹部271と遊技球収容凹部183と灰収納凹部271と段差を落下して、さらに右方へと移動する。
このように、遊技球収容凹部183と灰収納凹部271とに段差を設定することによって、遊技球がよりスムースに排出される。
図7(c)は、灰皿27を灰皿として使用しない場合であり、下皿18の別の例を示す。
この別の例では、下皿18の底部181の図中左端部に起立壁184が設けられている。
起立壁184は、下皿18の底部181に対して遊技球の半径以上、直径未満の高さを有する。また、起立壁184の上面は、灰収容凹部271の開口部端よりも若干底部181に接近しているとともに、遊技球収容凹部183の右側に向かって若干の傾斜を有している。
このように、起立壁184を下皿の底部181の右端部に設けて、遊技球収容凹部183と灰収納凹部271とに段差を設定することによって、前述のように遊技球がよりスムースに排出される。
さらに、起立壁184によって形成される段差が灰皿27の状態にかかわらず存在するため、何らかの原因によって、灰皿27が固定パネル17から外れている場合や、灰皿2の灰収納凹部271が遊技球収容凹部183側に向いていない状態となっている場合にも、遊技球収容凹部183に貯留されている遊技球が、この段差に規制され、下皿18から落下することを防ぐことができる。また、段差を遊技球の直径未満とすることで、二列目の遊技球は、一列目の遊技球の上段から灰収容凹部271に貯留される。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の遊技機の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態の遊技機の固定パネルの斜視図である。 本発明の実施の形態の遊技機の固定パネルの斜視図である。 本発明の実施の形態の灰皿の三面図である。 本発明の実施の形態の遊技機の固定パネルの斜視図である。 本発明の実施の形態の遊技機の固定パネルの斜視図である。 下皿と灰皿との関係を示す側面断面図である。
符号の説明
1 遊技機
18 下皿
19 発射操作部
27 灰皿
171 ベース部材
181 底部
182 壁部
183 灰収容凹部
184 起立壁
201 第1突起部
271 灰収納凹部
301 第1突起部
302 第2突起部
401 灰皿用鍵溝部
402 上部挿入孔
403 下部挿入孔

Claims (5)

  1. 遊技媒体を貯留可能な遊技媒体収容凹部を有する受皿と、
    略垂直に設けられ、前記受皿が取り付けられる平板状のベース部材と、
    前記ベース部材の前記受皿に隣接する位置に設けられ、灰を収容可能な灰収容凹部を有する灰皿と、有する遊技機において、
    前記灰皿は、
    前記灰収容凹部の入り口となる開口部が形成されており、
    前記ベース部材に略垂直な軸を中心として回動可能に固定されており、
    前記灰皿が前記略垂直な軸を中心として回動されることによって前記受皿に隣接する位置に変位した開口部が前記遊技媒体収容凹部と連通することを特徴とする遊技機。
  2. 前記受皿は、前記灰皿と隣接する部分以外の部分に、前記遊技媒体収容凹部の外周を形成する受皿壁部を有し、
    前記灰皿は、前記灰収容凹部の外周を形成する灰皿壁部が形成されており、
    前記開口部が上面側に位置する状態のときに、前記灰皿壁部の少なくとも一部が前記受皿に隣接して、前記灰皿壁部及び前記受皿壁部が前記遊技媒体収容凹部を囲繞することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記灰皿は、
    前記灰収容凹部の底面に開閉部材を有し、
    前記開口部の位置が上面側に位置する状態、及び、前記開口部の位置が前記受皿に隣接する状態の何れの状態であっても、前記開閉部材を開状態にすると前記灰収容凹部が開放されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記灰皿は、前記灰収容凹部の横断面積が、前記開口部から前記灰収容凹部の底部に向かって次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の遊技機。
  5. 前記受皿は、前記灰皿と隣接する部分に、遊技媒体の半径以上の高さを有する起立壁部を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の遊技機。
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