JP3889969B2 - 弾球遊技機の球抜き装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弾球遊技機に関し、特に、弾球遊技機内に滞留している遊技球を球誘導路外に分岐誘導して球抜きを行う弾球遊技機の球抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弾球遊技機の球抜き装置として、例えば特開2001−239036号公報に記載されたものがある。図22は、従来の弾球遊技機の概略背面図、図23は、その要部を示す拡大詳細図である。
【0003】
上記従来の弾球遊技機の球抜き装置Pは、多数の遊技球a…を一時的に貯留する球補給タンク1と、これの一側部側下方に配設した球払出し装置2とを連結する球誘導路3aに、この球誘導路3a内及び球補給タンク1内に滞留している遊技球aを外部に分岐排出することによって球抜きを行うものであり、本体枠9の背面側に配設したものである。
【0004】
球抜き装置Pは、遊技球aを球誘導路3aに案内するロック位置(イ)と、遊技球aを球抜き路3bに案内するアンロック位置(ロ)との間で揺動自在な切換弁5と、これをロック位置(イ)とアンロック位置(ロ)とに移動させるレバー部材6とを備えてなるものである。
【0005】
レバー部材6は、切換え弁5のロックを行うロック部6aと、図示しない弾性片部とを一体に形成したものであり、遊技球aを球誘導路3aに案内するときは、弾性片部の弾性力を利用して切換弁5を上記ロック位置(イ)にロックしておくようにしている。
【0006】
また、遊技球aを球抜き路3bに分岐排出するときは、レバー部材6を弾性片部の弾性力に抗して回動させることにより上記ロックを解除して、切換弁5を上記アンロック位置(ロ)に切り換えるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の球抜き装置は、レバー部材6の操作を、本体枠9の側方から操作するようになっていたので、球抜き作業を行う度ごとに、本体枠9の開閉を行わなければならない。
【0008】
また、球抜きを開始させるときと、球抜きを完了させるときの双方において、レバー部材6の操作を行う必要があるために、球抜き作業が煩雑である。
【0009】
さらには、切換弁5のアンロック位置(ロ)からロック位置(イ)への移動と、当該切換弁5のロック位置(イ)からアンロック位置(ロ)への移動を、レバー部材6に連繋させているために、その構成を簡素化できないという欠点がある。
【0010】
そこで本発明は、簡素な構成にしながらも、弾球遊技機の正面側からの簡単な操作によって、球抜き作業を迅速かつ容易に行うことができる弾球遊技機の球抜き装置の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を達成するため、弾球遊技機の本体枠に着脱自在に固定される遊技盤と、本体枠に開閉自在に支持されて遊技盤を覆うガラス扉と、本体枠の左側部に設けられて遊技盤の下方に位置し、遊技盤の遊技域に向けて遊技球を球射出用溝を介し上方に射出する遊技球射出装置と、外部から送給される遊技球を一時的に貯留する球補給タンクと、遊技球を球払出し装置に向け流下させて誘導する球誘導路からその外部に遊技球を分岐させることにより遊技球の球抜きを行う球抜き装置とを備え、
球射出用溝の左右両側部に、遊技盤の遊技域に到達せずに落下してきた遊技球を回収する回収口をそれぞれ隣接させて形成し、球補給タンクから補給される遊技球が2列になって流下するよう球誘導路を区画し、この球誘導路を本体枠の背面側に設けて上下方向に向けるとともに、この球誘導路を背面視で逆向きのS字形に形成したものであって、
球抜き装置は、球誘導路の湾曲部分における路壁の一部を形成し、球誘導路に滞留している遊技球をその重さにより球払出し装置に案内する第1の案内位置から球誘導路の外部に案内する第2の案内位置に揺動変位可能な案内弁体と、この案内弁体に隣接して配置され、弾球遊技機の正面側からの操作に従い、案内弁体を第1の案内位置に保持する保持位置と第2の案内位置に揺動することを許容する揺動許容位置との間で揺動させる規制部材と、弾球遊技機の本体枠に摺動自在に配設され、規制部材を保持位置と揺動許容位置とに移動させる操作用バーとを含み、
案内弁体をその自重により第1の案内位置に位置するよう形成し、操作用バーのバー本体の正面側端部に、バー本体よりも大きな面積を有する操作部を形成し、この操作用バーに対向するガラス扉の対向位置には、操作用バーを押圧操作する球抜き棒を遊挿するための操作用孔を形成し、
規制部材は、案内弁体に当接する当接部と、この当接部を保持位置に常時位置させておくための弾性部とを有し、本体枠の背面側に配設した固定部材に、その本体枠の背面に対して直交する方向で揺動自在に支持されていることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る本発明球抜き装置を装備した弾球遊技機の外観斜視図、図2は、その弾球遊技機の正面図、図3は、その弾球遊技機のガラス扉とオーナメントカバーとを取り外した状態の正面図、図4は、図3に包囲線Iで示す部分を側面から見た部分断面図である。
【0019】
弾球遊技機であるぱちんこ機Aは、詳細を後述する遊技盤8を配設した本体枠9の正面に、その遊技盤8を覆うガラス扉10とオーナメントカバー11とを上下にして開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
【0020】
本体枠9は、互いに所要の間隔にした縦枠部材9a,9aの上下端部間に、横枠部材9b,9bを横架してなる正面視縦長方形のものであり、その両縦枠部材9a,9aのうちの一方のものの上半部側に、後述する操作用バー12を摺動自在に支持するバーガイド部13が形成されている。
なお、本実施形態では、本体枠9を合成樹脂により一体成形するとともに、その本体枠9を木製の外枠4に対し水平回動自在に支持している。
【0021】
バーガイド部13は、図4に示すように、縦枠部材9aの正面側壁に凹陥形成された正面視縦長方形の浅底凹部13aの底壁13bに、上記操作用バー12を摺動自在に挿入ガイドする円筒形のガイド筒14を固定したものである。なお、ガイド筒14は図示しないリブ等により縦枠部材9aに固定されている。
【0022】
操作用バー12は、詳細を後述する球抜き装置Bを操作するためのものであり、ガイド筒14に遊挿する細長い円柱部12aの正面側端部に操作部12bを形成したものであり、縦枠部材9aの厚みとほぼ同じ全長になっている。
【0023】
操作部12bは、上記浅底凹部13aと同じ輪郭にした正面視縦長方形の正面壁12cの周囲に側壁12dを囲繞形成するとともに、その側壁12dの上下部分の端縁に、浅底凹部13aの周壁端縁に係止する係止部12e,12eを形成したものである。
【0024】
側壁12dは、浅底凹部13aの深さとほぼ同じ高さにして形成されており、これにより、操作用バー12が最も正面側に移動しているときに、係止部12e,12eが浅底凹部13aの側壁端縁に係止するようになっている。
これにより、操作用バー12が、縦枠部材9aの正面側に抜脱することがないようにしている。
【0025】
本体枠9の正面であって遊技盤8の下部には、図3に示すように、遊技球射出装置Hがやや左側部寄りに、また、遊技球貯溜部15がほぼ中央部分に配設されている。
【0026】
遊技球射出装置Hは、球射出用溝Haを通じ、下記の受け皿16から供給される遊技球を上方に向けて射出するものであり、また、その球射出用溝Haの両側には、後記する遊技域8aに到達できずに落下した遊技球(ファール球)を回収するための回収口17a,17bが形成されている。
【0027】
球射出用溝Haは、これの射出始端部(下端部)よりも射出終端部(上端部)をガイドレール(後述する)18に接近させた傾斜姿勢、換言すると、射出始端部から射出終端部に向けて、鉛直方向からガイドレール18側に所要の角度だけ傾斜させた姿勢にして形成されている。
【0028】
遊技球貯溜部15は、上記回収口17a,17bと受け皿16を連通する連通路途中に形成されており、それらの回収口17a,17bから受け皿16に向かう遊技球を一時的に貯溜する容積(例えば球1000個程度)に形成されている。なお、15aは遊技球の排出口である。
【0029】
ガラス扉10は、図1,2に示すように、略楕円形の窓穴19aを開設した縦長の方形枠19に、詳細を後述する遊技盤8を視認できるガラス板20を嵌め込んだものであり、その方形枠19の上部中央には枠ランプ21が、また、これの左右にはスピーカ22,22が配設されている。
【0030】
上記ガラス扉10であって、本体枠9に形成した上記バーガイド部13に対向する位置には、図4に示す断面円形の球抜き棒23を遊挿するための同じく断面円形の球抜き用操作孔19bが形成されている。
なお、球抜き用操作孔19bは例えば直径1mm程のものであり、遊技者が気づき難いようにしている。
【0031】
図1,2に示すように、オーナメントカバー11は横長のものであり、これの上半部側に、払い出された賞球を貯留する受け皿16が形成されているとともに、下半部側には、遊技球を1発ずつ射出するための操作ハンドルHbと灰皿11aとが、受け皿16を挟む両側下方に配設されている。なお、24,24は遊技球払出し用釦、25は貸し球用釦である。
【0032】
図3に示すように、遊技盤8は正面視略方形に形成されており、それには、ガイドレール18,26、及び飾り部材27,28をゲージ(図示しない)を囲繞するように配置することにより、遊技域8aを区画形成している。
【0033】
ガイドレール18は一定幅の金属帯であり、それのガイド開始端部18a側、すなわち下半部は、遊技盤8の左側下端部からほぼ鉛直上方に直線的に延出されているとともに、ガイド終了端部18b側、すなわち上半部は、遊技盤8の左側上端部から右側上端部に向けて所要曲率で湾曲形成されている。
【0034】
ガイドレール26は、ガイドレール18と同じく一定幅の金属帯であり、これの一端部26aを、ガイドレール18のガイド終了端部18bに所要の間隔を保持して対向するように遊技盤8の右側下部に位置させ、かつ、他端部26bを、ガイドレール18の中間部に対し所要の間隔を保持して位置させるとともに、そのガイドレール18の上半部とほぼ同じ曲率の半円弧形に形成されている。
すなわち、ガイドレール18,26により、遊技域8aがほぼ円形に区画形成されていることになる。
【0035】
ところで、上記の遊技域8aには、例えばLCD(Liquid Crystal Display)によって構成された表示部29、始動入賞口30、4つの保留玉ランプ31…、盤面ランプ32,32、電動役物33、通常入賞口34,34、大入賞口35及び風車36…,37…、スルーチャッカー38,38、アウト口39等が適宜配設されている。なお、ゲージについては図示していない。
【0036】
表示部29は、特別図柄を変動表示させることができる特別図柄表示装置であり、遊技盤8のほぼ中央部分に配置されている。
ここで、特別図柄とは、例えば大当たり等の特別な遊技状態に移行することを示唆するような図柄を指し、例えば「777」等を挙げることができる。
【0037】
始動入賞口30は、表示部29の下部に配置されており、これに遊技球が入賞することによって、その表示部29の表示を変動させるものである。
【0038】
保留玉ランプ31…は、保留玉の個数、すなわち特別図柄作動記憶個数から1引いた変動記憶回数を表示するためのものである。
ここで、変動記憶回数は、変動を保留されている変動記憶の数を示し、特別図柄作動記憶個数は、変動中ならば変動記憶回数に1加算した値を、また、客待ち中ならば0を示す。
【0039】
次に、弾球遊技機Aの背面側の構成について説明する。図5は、弾球遊技機Aの背面図、図6は、上記弾球遊技機Aの制御回路を示すブロック図、図7は、球補給タンク,球整列タンク及び球抜き装置の拡大詳細図、図8は、図7に示す球抜き装置のカバーを外した状態の拡大背面図、図9は、図8に示すI‐I線に沿う断面図、図10は、図8に示すII‐II線に沿う断面図である。
【0040】
図5に示すように、本体枠9の背面側、具体的には遊技盤8の裏面には、球補給タンク40、球整列タンク41、球抜き装置B、球払出し装置42、主制御装置43、電源装置44、図柄制御装置45、ランプ制御装置46、音声制御装置47、払出し制御装置48、発射制御装置49等が適宜配設されており、それらの詳細は次の通りである。
【0041】
図5,7に示すように、球補給タンク40は、外部から送給される多数の遊技球を一時的に貯留するように、前記遊技盤8背面の最上部に配設されており、それは、遊技盤8の背面及び平面視コ字形の周壁40aにより底壁40bを四方から囲繞することにより、上面を開口した横長箱形に形成されている。
【0042】
底壁40bは、これの背面視左側部分に、平面視略方形の球排出口40cが形成されており、その球排出口40cから背面視右側部にかけて次第に高くなるように傾斜して形成されており、これにより、貯留している遊技球を球排出口40cを通じて全て流下排出できるようにしている。
【0043】
底壁40bの右側部寄りには、図7に示すように、当該球補給タンク40内に貯留されている遊技球が無くなったことを検出するための球切れレバー50が取り付けられている。
また、底壁40bの右側部寄り下方には、球切れレバー50の変位により、球切れを検出する球切れ検出スイッチS1が配設されている。
【0044】
球整列タンク41は、上記球補給タンク40の球排出口40cの下方に位置する球受け端部41aから、背面視右側部の排出端部41bに向けて次第に低くなる傾斜姿勢にして形成されており、球排出口40cから排出した遊技球を2列に整列して流下させるものである。
【0045】
球抜き装置Bは、球払出し装置42に向けて遊技球aを流下誘導する球誘導路51から、この球誘導路51外に遊技球aを分岐させることによって球抜きを行うものであり、球誘導路51の他、案内弁体52及び弁体規制アッセンブリCを有して構成されている。
【0046】
球誘導路51は、本体枠9の背面側、具体的には遊技盤8の裏面に固定する略縦長方形のベース板53に一体にして形成されており、それは、ベース板53の略中央部分に、上下辺縁部53a,53bに開口51a,51bを形成するとともに、両左右側部に向けて2つの曲部51c,51dを設けた背面視逆向きS字形にして形成されている。
【0047】
球誘導路51は、図8〜10に示すように、遊技球a…を流下誘導できる所要の間隔で立設した路壁51e,51fによって形成されているとともに、これの内部は、区画壁51gによって2つの通路、すなわち遊技球aが2列にして流下するように区画形成されてなるものである。なお、各通路には、上記球整列タンク41で2列に整列された遊技球が整然と流下補給されるようになっている。
【0048】
球誘導路51の路壁51fであって、上側の曲部51cを含む所定の長さ範囲には、球抜き用開口51hが側面視縦長方形に形成されており、その球抜き用開口51hを閉塞するようにして案内弁体52が、ベース板53に突設した軸54を中心として揺動自在に支持されている。なお、図11は、案内弁体の拡大背面図、図12は、その側面図である。
【0049】
案内弁体52は、上記球誘導路51を流下する遊技球a…を球払出し装置42に向けて案内する第1の案内位置(ハ)と、その遊技球a…を球誘導路51外に案内する第2の案内位置(二)との間で揺動自在になっている。
【0050】
具体的には、球誘導路51の路壁51fの一部をなすように、換言すると、球抜き用開口51hを閉じるように、背面視において路壁51fと同じ形状となるように各通路に対応形成した案内片52a,52aと、後述する弁体規制アッセンブリCの規制部材55に当接する当接部52bとを形成してなるとともに、その当接部52bと案内片52a,52aとの間に、軸54を遊挿する軸受け部52cが形成されている。
要約すると、案内弁体52は、上記球誘導路51をなす路壁51fの一部をなすように形成されている。
【0051】
弁体規制アッセンブリCは、背面視において、ベース板53の右上部に配設されており、規制部材55と固定部材56とからなる。図13は、弁体規制アッセンブリの背面図、図14は、その側面図、図15は、その平面図、図16は、弁体規制アッセンブリの動作状態を示すものであり、規制部材が保持位置に移動している状態を示す平面図、図17は、弁体規制アッセンブリの動作状態を示すものであり、規制部材が保持位置に移動している状態を示す平面図である。
【0052】
固定部材56は、上下端部に方形支持部56a,56aを突設した縦長の側面視コ字形のものであり、上側の支持部56aの上面と、下側の支持部56aの下面には、ベース板53に対して着脱可能に係合するための弾性係合爪56b,56bが形成されている。
【0053】
上側の支持部56aと下側の支持部56aの互いの対向面56c,56cには、規制部材55を揺動自在に支持するための支持孔(図示しない)が形成されている。
【0054】
規制部材55の構成は、次の通りである。
55aは、固定部材56の図示しない支持孔を中心とした水平面上で揺動自在な基部であり、これの一側部(外側部)には、上記本体枠9に配設した操作用バー12に対向当接するようにしてバー当接部55bが形成されており、また、他側部(内側部)には、上記案内弁体52の当接部52bに当接係止するための係止アーム55cと、弾性片55dとが互いに上下にして形成されている。
【0055】
係止アーム55cは横長に形成した板状体であり、これの先端部であって背面側には、円柱状突起55eが突出して形成されているとともに、その円柱状突起55eの基部側には、平面視において略台形の係止片部55fが形成されている。
【0056】
弾性片55dは、係止アーム55cよりも細長い横長方形に形成されており、これの先端がベース板53の背面に当接した状態において、上記操作用バー12から加えられる外力によって弾性変形するようになっている。
【0057】
この弾性片55dと上記係止アーム55cとは、平面視において、係止アーム55cが弾性片55dよりもベース板53側に接近する所要の角度をなして形成されており、また、係止アーム55cとバー当接部55bとは、図示しない上記支持孔を中心として所要の角度をなして形成されている。
【0058】
すなわち、規制部材55は、弾球遊技機の正面側からの操作、従ってまた、操作用バー12から加えられる外力に従い、案内弁体52を上記第1の案内位置(ハ)に保持する保持位置(ホ)と、上記第2の案内位置(二)に揺動することを許容する揺動許容位置(へ)との間で揺動変位するようになっている。
【0059】
このとき、弾性片55dの先端部は、規制部材55の係止アーム55cが保持位置(ホ)に位置しているときにベース板53の背面に当接しており、揺動許容位置(へ)に向けて揺動し始めた直後から弾発力が次第に強まるようになる。
換言すると、弾性片55dによる弾発力は、規制部材55を揺動許容位置(へ)から保持位置(ホ)に向けて作用するようになっている。
【0060】
次に、上記の構成からなる球抜き装置Bの動作について、図18〜21をも参照して説明する。図18は、球誘導路内を流下する遊技球を球払出し装置に向けて案内している状態を示す部分背面図、図19は、遊技球を球誘導路外に案内し始めた状態を示す部分背面図、図20は、球補給タンクから球抜き装置に到る球誘導路の遊技球が無くなった状態を示す部分背面図、図21は、球補給タンクから球抜き装置に到る球誘導路の遊技球を抜き終わった状態を示す部分背面図である。
【0061】
<球誘導路内を流下する遊技球を球払出し装置に向けて案内している状態>
図18に示すように、球誘導路51内を流下する遊技球aを球払出し装置42に向けて案内している状態においては、案内弁体52は第1の案内位置(ハ)に位置している。
【0062】
また、規制部材55は保持位置(ホ)に位置しており、円柱状突起55eと係止片部55fとが、案内弁体52の当接部52bの上面に、これの上方から当接した状態になっている。
従って、案内弁体52に、球誘導路51内に滞留している遊技球a…の重さが加わっているのにも関わらず、案内弁体52が第2の案内位置(二)に移動することを規制できる。
【0063】
<遊技球を球誘導路外に案内し始めた状態>
遊技球a…を球誘導路51外に案内するとき、換言すると、球抜きを行うときには、球抜き棒23を球抜き用操作孔19を挿入して操作用バー12を押し込む。
【0064】
その押し込みに従って操作用バー12が摺動することによって、規制部材55を保持位置(ホ)から揺動許容位置(二)に移動させる。
その移動の途中において、規制部材55による案内弁体52の規制が解除され、案内弁体52は、球誘導路51内に滞留されている遊技球a…によって、第1の案内位置(ハ)から、第2の案内位置(二)に向けて移動する。
【0065】
そして、案内弁体52が第2の案内位置(二)に移動したときに、球補給タンク40から案内弁体52に到る球誘導路51内の遊技球a…は、当該球誘導路51外に流下し始め、これにより所謂球抜きを行うことができる。
【0066】
図20に示すように、球補給タンク40から案内弁体52に到る球誘導路51内の遊技球aの球抜きが完了すると、案内弁体52に加わる外力が滅失し、当該案内弁体52は自重によって第1の案内位置(ハ)に復帰移動する。
【0067】
図21に示すように、案内弁体52が第1の案内位置(ハ)に移動すると、規制部材55が弾性部材55dの弾性力によって保持位置(ホ)に復帰移動する。
【0068】
ところで、図6に戻って制御回路について説明すると、主制御装置43は、遊技制御プログラムに従って弾球遊技機A全体を制御する機能を有するCPU(Central Processing Unit)57、上記遊技制御プログラム(乱数テーブルを含む)等が記憶されたROM(Read Only Memoly)58及びCPU57のワーク用メモリ(状態データテーブル、乱数メモリを含む)として機能するRAM(Randam Access Memory)60等からなる。
【0069】
上記主制御装置43の入力側には、上記電源装置44、リセットパルスを定期的にCPU57に送信する乱数発生回路61、玉貸信号制御回路62、集中管理装置63の他、入力インターフェース64を介して、上記始動入賞口30に入賞した遊技球を検知する始動入賞球検知センサ65、上記遊技球射出装置Hから射出される遊技球を検知する遊技球発射検知センサ66、大入賞球検知センサ67、継続球検知センサ68、小入賞球検知センサ69及び賞品球払出検知センサ70等が接続されている。
【0070】
上記主制御装置43の出力側には、出力インターフェース71を介して、上記図柄制御装置45、ランプ制御装置46、音声制御装置47、払出制御装置48及び発射制御装置49が接続されており、それらの詳細は次の通りである。
【0071】
図柄制御装置45は、CPU45A、このCPU45Aに接続されたROM45B及びRAM45Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、画像表示用プロセッサ(VDP:Video Display Processor)72を介して表示部29が、また、画像表示用プロセッサ72を介することなく、例えばLCD等の普通図柄表示装置73が接続されている。
【0072】
すなわち、図柄制御装置45は、上記主制御装置43から送信される制御信号に基づき、画像表示用プロセッサ72を介して表示部29を表示制御するとともに、普通図柄表示装置73を表示制御する。
ここで、普通図柄とは、始動入賞口24に設けられた電動役物27を開くことによって、より入賞し易い状態になることを示唆するような図柄をいう。
【0073】
ランプ制御装置46は、CPU46A、このCPU46Aに接続されたROM46B及びRAM46Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置43から送信される制御信号に基づいて、保留玉ランプ31…、盤面ランプ32,32及び枠ランプ21を点滅制御する機能を有している。
【0074】
音声制御装置47は、CPU47A、このCPU47Aに接続されたROM47B及びRAM47Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置43から送信される制御信号に基づいて、スピーカ22,22を制御する機能を有するものである。
【0075】
払出制御装置48は、CPU48A、このCPU48Aに接続されたROM48B及びRAM48Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置43から送信される制御信号に基づいて、球払出し装置42及びCR(Card Reader)ユニット74を制御する機能を有している。
【0076】
発射制御装置49は、上記主制御装置49から送信される制御信号に基づき、遊技球射出装置Hを制御する機能を有しているものである。
【0077】
なお、本発明は前述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
上記においては、弾球遊技機としてぱちんこ機を例として説明したが、例えばピンボールマシンやスマートボールマシン等にも適用できるものと考えられる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、球抜き装置に、球誘導路の湾曲部分における路壁の一部を形成し、球誘導路に滞留している遊技球をその重さにより球払出し装置に案内する第1の案内位置から球誘導路の外部に案内する第2の案内位置に揺動変位可能な案内弁体と、この案内弁体に隣接して配置され、弾球遊技機の正面側からの操作に従い、案内弁体を第1の案内位置に保持する保持位置と第2の案内位置に揺動することを許容する揺動許容位置との間で揺動させる規制部材と、弾球遊技機の本体枠に摺動自在に配設され、規制部材を保持位置と揺動許容位置とに移動させる操作用バーとを含ませるので、簡単な構成にしながらも、弾球遊技機の正面側からの簡単な操作により、球抜き作業を迅速かつ簡単に行うことができるという効果がある。
【0079】
また、案内弁体は、これの自重によって第1の案内位置に位置し、かつ球誘導路に滞留している遊技球の重さにより第2の案内位置に移動するように形成されているので、案内弁体を第2の案内位置に移動させるための機構を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。
【0080】
また、操作用バーが、バー本体の正面側端部に、そのバー本体よりも大きな面積からなる操作部を形成してなるので、球抜き棒に当接する面積を大きくできる結果、確実な操作を行えるとともに、ゴミ等が詰まること等による操作不能状態を回避しやすい。
【0081】
また、本体枠に開閉自在に取り付けられたガラス扉には、これの操作用バーに対向する位置に、その操作用バーを押圧操作する球抜き棒を遊挿するための操作用孔が形成されているので、ガラス扉を開閉することなく、球抜き作業を容易に行うことが可能になる。
【0082】
また、球誘導路を、球補給タンクから送給される遊技球が2列になって流下するように区画しているので、球払出し装置に対して遊技球を迅速に補給できるとともに、流下する遊技球が球誘導路内で詰まる等の現象を防止することが可能となる。
【0083】
さらに、規制部材が、案内弁体に当接する当接部と、この当接部を保持位置に常時位置させておくための弾性部とを有しており、本体枠の背面側に配設した固定部材に、その本体枠の背面に対して直交する方向で揺動自在に支持されているので、部品点数の低減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明球抜取り装置を搭載した弾球遊技機の外観斜視図である。
【図2】同上の弾球遊技機の正面図である。
【図3】同上の弾球遊技機のガラス扉とオーナメントカバーとを取り外した状態の正面図である。
【図4】図3に包囲線Iで示す部分を、側面から見た部分断面図である。
【図5】弾球遊技盤の背面図である。
【図6】同上の弾球遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図7】球補給タンク,球整列タンク及び球抜き装置の拡大詳細図である。
【図8】図7に示す球抜き装置のカバーを外した状態の拡大背面図である。
【図9】図8に示すI‐I線に沿う断面図である。
【図10】図8に示すII‐II線に沿う断面図である。
【図11】案内弁体の拡大背面図である。
【図12】その拡大側面図である。
【図13】弁体規制アッセンブリの背面図である。
【図14】その側面図である。
【図15】その平面図である。
【図16】弁体規制アッセンブリの動作状態を示すものであり、規制部材が保持位置に移動している状態を示す平面図である。
【図17】弁体規制アッセンブリの動作状態を示すものであり、規制部材が保持位置に移動している状態を示す平面図である。
【図18】球誘導路内を流下する遊技球を球払出し装置に向けて案内している状態を示す部分背面図である。
【図19】遊技球を球誘導路外に案内し始めた状態を示す部分背面図である。
【図20】球補給タンクから球抜き装置に到る球誘導路の遊技球が無くなった状態を示す部分背面図である。
【図21】球補給タンクから球抜き装置に到る球誘導路の遊技球を抜き終わった状態を示す部分背面図である。
【図22】従来の弾球遊技機の概略背面図である。
【図23】その要部を示す拡大詳細図である。
【符号の説明】
8 遊技盤
9 本体枠
10 ガラス扉
12 操作用バー
12a バー本体
12b 操作部
13 バー支持部
19b 操作用孔
40 球補給タンク
42 球払出し装置
51 球誘導路
51f 路壁
52 案内弁体
52b 当接部
55 規制部材
55d 弾性部
56 固定部材
(ハ) 第1の案内位置
(二) 第2の案内位置
(ホ) 保持位置
(へ) 揺動許容位置
a 遊技球

Claims (1)

  1. 弾球遊技機の本体枠に着脱自在に固定される遊技盤と、本体枠に開閉自在に支持されて遊技盤を覆うガラス扉と、本体枠の左側部に設けられて遊技盤の下方に位置し、遊技盤の遊技域に向けて遊技球を球射出用溝を介し上方に射出する遊技球射出装置と、外部から送給される遊技球を一時的に貯留する球補給タンクと、遊技球を球払出し装置に向け流下させて誘導する球誘導路からその外部に遊技球を分岐させることにより遊技球の球抜きを行う球抜き装置とを備え、
    球射出用溝の左右両側部に、遊技盤の遊技域に到達せずに落下してきた遊技球を回収する回収口をそれぞれ隣接させて形成し、球補給タンクから補給される遊技球が2列になって流下するよう球誘導路を区画し、この球誘導路を本体枠の背面側に設けて上下方向に向けるとともに、この球誘導路を背面視で逆向きのS字形に形成した弾球遊技機の球抜き装置であって、
    球抜き装置は、球誘導路の湾曲部分における路壁の一部を形成し、球誘導路に滞留している遊技球をその重さにより球払出し装置に案内する第1の案内位置から球誘導路の外部に案内する第2の案内位置に揺動変位可能な案内弁体と、この案内弁体に隣接して配置され、弾球遊技機の正面側からの操作に従い、案内弁体を第1の案内位置に保持する保持位置と第2の案内位置に揺動することを許容する揺動許容位置との間で揺動させる規制部材と、弾球遊技機の本体枠に摺動自在に配設され、規制部材を保持位置と揺動許容位置とに移動させる操作用バーとを含み、
    案内弁体をその自重により第1の案内位置に位置するよう形成し、操作用バーのバー本体の正面側端部に、バー本体よりも大きな面積を有する操作部を形成し、この操作用バーに対向するガラス扉の対向位置には、操作用バーを押圧操作する球抜き棒を遊挿するための操作用孔を形成し、
    規制部材は、案内弁体に当接する当接部と、この当接部を保持位置に常時位置させておくための弾性部とを有し、本体枠の背面側に配設した固定部材に、その本体枠の背面に対して直交する方向で揺動自在に支持されていることを特徴とする弾球遊技機の球抜き装置。
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