JP4314020B2 - 遊技機の遊技媒体抜取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の遊技媒体抜取装置に関するものであり、特に排出口から排出される遊技媒体の荷重によりスライド板を排出口が開放する位置に係止保持させたり、排出口が閉じる位置に自動復帰させたりするようにした遊技機の遊技媒体抜取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ球を遊技媒体として遊技するパチンコ遊技機の球抜装置として例えば、パチンコ遊技機の球受皿の貯留皿に貯留されるパチンコ球を利用してスライド板を球抜孔を開放する位置に係止保持するようにした球抜装置は知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、球抜孔の開状態を電気的駆動源により閉状態に復帰させるようにした球抜装置は知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、誘導樋の球抜装置は、誘導樋に開設された球抜口を閉塞する可動部材と該可動部材を係止保持および解除する操作片とで構成され、前記操作片をパチンコ機の前面側から操作することにより可動部材をフリー状態にして球抜きを行い、球抜き終了後再度操作片を操作することにより可動部材が球抜口を閉塞するように係止保持していた(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−84936号公報
【特許文献2】
特開平1−265990号公報
【特許文献3】
特開平10−192509号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特許文献1に示される球受皿の球抜装置は、球抜き操作によりスライド板を自動的に球抜孔を開放する位置に係止保持することができるものの、球抜きが終って球抜き状態を解除するには必ず解除操作を行ってスライド板を球抜孔を閉じる位置に戻さなければならなかった。このため、球受皿のパチンコ球の球抜きが終っても解除操作を忘れて球抜き状態のままで台を移動する遊技者が多くあり、次の遊技者に迷惑を及ぼしたり店員がいちいち解除操作したりしなければならないという問題点があった。
【0007】
また、特許文献2に示される球皿の球抜装置は、電気的駆動源を作動させるのに球抜孔の開放を検知する検出手段が必要であり、球抜孔を閉鎖するのにタイマーを使用しているため回路が複雑となりコスト高となる問題がある。しかも、タイマーを使用しているため、設定により球抜きが終了していないにも関わらず球抜き孔を閉塞したり、すでに球抜きが終了したにも関わらずしばらくの間球抜孔が開放状態となったりしてパチンコ遊技機の状況に必ずしも適応しないという問題がある。
【0008】
また、特許文献3に示される誘導樋の球抜装置は、球抜き終了後に再度操作片を操作しなければ球抜口を閉塞できず、特にホールで複数台のパチンコ機の球抜きを行う際にはすべてのパチンコ機の球抜きが終了するまで待機していなければならず面倒であり作業効率が悪いものとなっていた。
【0009】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造が簡単であり、しかも貯留部から抜取られる遊技媒体の荷重により確実にスライド板を遊技媒体の抜取り位置に係止保持させることができると共に、貯留部の遊技媒体が抜取られるとスライド板を抜取り解除位置に自動復帰させることができる遊技機の遊技媒体抜取装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、パチンコ球等の遊技媒体が滞留する滞留部に開設された排出口と、抜取操作により前記排出口から遊技媒体が自重で排出されるように開閉させるスライド板と、前記排出口が閉じる方向に前記スライド板を付勢させる弾性部材と、前記排出口の下流側にて該排出口に臨んでいて遊技媒体の荷重が加わることによって傾動するように設けられた荷重感知部材とを備え、前記荷重感知部材上に前記排出口から排出された遊技媒体が乗載することにより該荷重感知部材が傾動して前記スライド板に係合することで該スライド板を閉状態に保持させると共に、遊技媒体が前記荷重感知部材上から流落することで該荷重感知部材は復動し前記スライド板との係合が解除され前記弾性部材の付勢により排出口が閉状態となるようにしたことを特徴とする。ここでいう「遊技媒体」とは、そのものを利用して遊技をするもの、またはそのものを遊技の対価として使用するものを意味し、パチンコ球の他にコイン,メダルを含む。また、ここでいう「弾性部材」とは、巻ばね,板ばね,圧縮ばね,引張ばね等の複数種類のばねの他にウレタン等の復帰弾性を有するものが含まれる。また、「スライド板」の可動方向は限定されるものではなく、排出口の開口面に沿って可動するようにすればよく、前後左右または円弧方向であってもよい。
【0011】
請求項2記載の発明は、パチンコ球等の遊技媒体を貯留する貯留皿に排出口を開設すると共に、前記排出口を開閉させるスライド板を弾性部材により該排出口が閉じる方向に付勢して設け、抜取操作により前記スライド板を開く方向に移動させると前記貯留皿の遊技媒体が自重で排出されるようにした遊技機の遊技媒体抜取装置であって、前記排出口の下流側に臨んで該排出口から排出された遊技媒体の荷重が掛かることにより傾動する荷重感知部材を設け、前記荷重感知部材が傾動すると前記スライド板に係合し前記排出口を開状態に保持させると共に、前記荷重感知部材に荷重が掛からなくなったとき該荷重感知部材が復動し、前記スライド板との係合が解除され該スライド板が前記弾性部材の付勢により閉状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、タンクに貯留された遊技媒体を払出装置に導く供給路の途中に排出口を開設すると共に、前記排出口を開閉させるスライド板を弾性部材により該排出口が閉じる方向に付勢して設け、抜取操作により前記スライド板を開く方向に移動させると前記供給路の遊技媒体が排出されるようにした遊技機の遊技媒体抜取装置であって、前記排出口の下流側に臨んで該排出口から排出された遊技媒体の荷重が掛かることにより傾動する荷重感知部材を設け、前記荷重感知部材が傾動すると前記スライド板に係合し前記排出口を開状態に保持させると共に、前記荷重感知部材に荷重が掛からなくなったとき該荷重感知部材が復動し、前記スライド板との係合が解除され該スライド板が前記弾性部材の付勢により閉状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記荷重感知部材は前記スライド板の下方に設けられ、一端に遊技媒体の荷重を受ける感知部が形成され、他端に前記スライド板に係合する係合部が形成され、常態では前記係合が解除されるように前記荷重感知部材の重心位置を設定した。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記荷重感知部材を前記スライド板の下面との隙間が遊技媒体の直径より狭くなるように設定し、前記スライド板の復動時に前記荷重感知部材上の遊技媒体が該スライド板で押し出されるようにした。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記荷重感知部材の上面に遊技媒体が滞留する浅窪部を形成し、該浅窪部で遊技媒体を滞留させることでスライド板の開状態を長く維持するようにして、滞留部で滞留する遊技媒体を確実に排出口から抜取るようにした。
【0016】
前記スライド板に前記荷重感知部材が係合する係止部を形成するのが好ましい。ここでいう「係止部」は、例えば係止爪部のような突部であっても、凹部であっても直接スライド板の端部を係止部としてもよい。
【0017】
本発明の構成によれば、前記排出口の下流側に位置する荷重感知部材に該排出口から排出される遊技媒体が乗載して、その荷重が所定値以上掛かることにより傾動し、前記荷重感知部材が傾動すると前記スライド板に係合し前記排出口を開状態に保持させることができる。そして、前記荷重感知部材から遊技媒体が流落して該荷重感知部材に荷重が掛からなくなったとき、または掛かる荷重が所定値以下になったとき該荷重感知部材が復動し、前記スライド板との係合が解除され該スライド板が前記弾性部材の付勢により閉状態に自動復帰させることができる。
【0018】
なお、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置は、パチンコ遊技機の前面枠の前面に設けられる打球供給用の上部球受皿または上部球受皿の余剰球を貯留する下部球受皿、スロットマシンの貯留皿であるコイン皿等の抜取装置にも適用可能である。さらには、パチンコ遊技機の球払出装置への供給路の抜取装置にも適用可能である。
【0019】
また、スライド板を電気的駆動源により移動させて排出口を開放するようにしてもよい。特に、前面枠を開放することなくパチンコ遊技機の前面側から球抜操作をする供給路の抜取装置には最適である。このとき、前記電気的駆動源を駆動させるスイッチを前面側から操作し得るように設けるのが好ましい。前記電気的駆動源は、ソレノイドまたはモータである。
【0020】
また、本発明の抜取装置は、排出口を開閉するスライド板が左右方向又は前後方向に摺動自在に設けられているもの、或いは回動軸を支点に回動自在に設けられているもののいずれにも適用可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は遊技機としてのパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊技機の裏面図である。パチンコ遊技機は、機枠1の前面に開閉自在に前面枠2が設けられ、該前面枠2の後部に遊技盤取付枠2aを介して遊技盤3が位置する。4は遊技盤3の上方部分を覆うガラス枠、5は遊技盤3の下方部分を覆う前面板で、その前面に打球を供給する貯留皿としての上部球受皿6が取付けられている。また、前面枠2の下方部前面には前記上部球受皿6の余剰球を貯留する貯留皿としての下部球受皿7が装着されており、その側方に打球の発射力を調節する操作ハンドル10が設けられている。22は後述する球抜き操作を行う操作開口であり、ガラス枠4及び前面枠2,遊技盤取付枠2aを貫通して設けられる。
【0022】
前記前面枠2の裏面には、機構板11が着脱自在に装着され、該機構板11には遊技媒体を貯留する貯留タンク12が設けられ、該貯留タンク12のパチンコ球を払出装置13に導く貯留部としての供給路14が設けられている。前記供給路14は、ほぼ直線状の球誘導樋14aと屈曲状の屈曲誘導樋14bとで構成されている。そして、前記払出装置13で払出されたパチンコ球は、排出樋15を介して前記上部球受皿6に排出され、その余剰球は余剰球通路16を介して下部球受皿7に導かれる。前記供給路14には貯留タンク12及び供給路14に貯留されるパチンコ球を抜取る抜取装置としての球抜装置17が設けられ、抜取られたパチンコ球は球抜き通路8を介して機外に排出するようにしている。
【0023】
前記下部球受皿7は、図3および図4に示すようにパチンコ球が貯留する滞留部としての皿部18と該皿部18の上部に被着されるカバー部材19とに二分割して形成され、皿部18に遊技媒体の抜取装置9が設けられている。そして、抜取装置9はパチンコ球等の遊技媒体の排出口21と、前記排出口21を開閉するスライド板23と、前記排出口21が閉塞する方向に前記スライド板23を付勢する弾性部材25と、前記排出口21が開状態となるように前記スライド板23を保持させる荷重感知部材30とで構成される。具体的には、皿部18の底壁20のほぼ中央位置に、遊技媒体としてのパチンコ球を同時に多数抜取り可能な排出口としての球抜孔21を拡径状に開設して、該球抜孔21の開放時に前記荷重感知部材30の一部が下流側に臨むようにしている。前記底壁20は球抜孔21に向かって下傾しており、皿部18に貯留されたパチンコ球がすべて球抜孔21に向かうようにしている。また、皿部18の底壁20下面に支持枠24がビス着され、該支持枠24と皿部18の底壁20下面との間に、球抜孔21を開閉するスライド板23が摺動自在に装着され、その裏面側に前記荷重感知部材30が設けられている。前記スライド板23は、支持枠24に内装される弾性部材としてのスプリング25の弾性により、常時球抜孔21を閉じる方向に付勢している。なお、実施の形態において、スライド板23の復帰手段の弾性部材としてスプリング25としたが、他に巻ばね,板ばね,圧縮ばね,引張ばね、さらにはウレタン等復帰弾性を有するものを使用してもよい。
【0024】
また、前記支持枠24には、図4に示すように前記球抜孔21とほぼ相対する位置に、複数のパチンコ球が落下し得る透孔29が開設され、該透孔29の近傍に前記荷重感知部材30を揺動自在に支持する上面円弧状の支持片33が設けられる。また、前記スプリング25の収納部34及びスライド板23のスライド方向を規制するガイド壁31,31が立設されている。なお、前記荷重感知部材30は軸ピンにより傾動自在に軸支してもよい。
【0025】
前記スライド板23は、前記球抜孔21を開閉する板状部23aと該板状部23aを移動操作する操作部26とで構成されている。また、スライド板23の下面にはガイド片39,39が垂設され、前記ガイド壁31に合致させることで摺動方向を規制している。そして、支持枠24の切欠き24aから皿部18の外方に突出した操作部26を手で操作することによってスライド板23を摺動し得るようにしている。また、スライド板23の下面に、前記荷重感知部材30が係止する係止部28をリブ状に複数設けている。前記係止部28の係止面28aは、図7に示すように図上僅かに左下に向けた傾斜面としている。なお、前記操作部26は板状部23aと別途形成し、リンク部材等を介して該板状部23aと連繋して操作し得るようにしてもよい。操作部26を別途形成して板状部23aと連繋することで、スライド板23の移動方向及び移動距離を変えることができる。なお、前記スライド板23は必ずしも板状に限らず、枠状であってもよい。
【0026】
前記荷重感知部材30は、スライド板23の裏側に位置して、球抜孔21の下流側に荷重感知部材30の一部を臨ませて、該スライド板23の下面との隙間がパチンコ球の直径より狭くなるように設定して、前記支持片33に窪み溝状の支持部32を支持させて揺動自在に設けられる。このとき、前記球抜孔21の開口面と荷重感知部材30の上面との隙間は、パチンコ球の直径以上に設定するのが好ましく、確実に球抜孔21から排出されたパチンコ球が荷重感知部材30に乗載支持されるようにするのがよい。そして、前記支持部32を中心として一端に前記スライド板23の係止部28に係合する係合部36が二股状に形成されると共に、他端に球抜孔21から抜取られるパチンコ球の荷重を受ける感知部37が板状に形成される。前記係合部36の係合面36aは、軸支部33を中心とした円弧面として前記係止部28との係合を解除し易いようにしている。一方、前記感知部37は、上面コ字形に形成されており、パチンコ球が該感知部37を転動して確実に前記透孔29から流出するようにしている。また、荷重感知部材30は、常態ではスライド板23と係合しないように該荷重感知部材30の重心位置を係合が解除されるように設定し、前記係合部36側に傾動するように軸支33される。前記溝状の支持部32は下方に約40°拡開して形成されて揺動範囲を規制するようにしている。実施の形態においては、前記係合部36側に重心位置するように重錘38が設けられている。なお、荷重感知部材30は、実施の形態において係合部36と感知部37を一体に形成したものとして説明するが、係合部36と感知部37を別体に形成して荷重感知部材30として一体的に可動するようにしてもよい。
【0027】
次に、図面を参照して下部球受皿7の球抜きの作用を説明する。通常スライド板23は、スプリング25の付勢により図5及び図7(a)に示すように球抜孔21を閉塞している。この状態であり、かつ皿部18に多量のパチンコ球が貯留されているときに、図6及び図7(b)に示すように操作部26に指を掛けてスライド板23を球抜孔21が開放する方向に摺動させると、球抜孔21の下方に一部臨んだ荷重感知部材30の感知部37に、球抜孔21から排出されたパチンコ球が落下支持され球荷重が所定値以上(好ましくはパチンコ球1個以上)掛かると、荷重感知部材30を揺動させる。そして、スライド板23が球抜孔21をほぼ全開する位置で、球荷重により上動した係合部36が係止部28に係止する。
【0028】
そして、この状態で操作部26から手を離すと、スライド板23がスプリング25の付勢により球抜孔21を閉じる方向に復動しようとするが、図7(b)に示すように感知部37に掛かるパチンコ球の荷重により、荷重感知部材30が傾動した状態のまま係合部36と係止部28との係合を維持して、スライド板23の復動が阻止される。従って、操作部26から手を離してもスプリング25の付勢力より荷重感知部材30に掛かる球荷重の方が勝って、図6に示すようにスライド板23は球抜孔21をほぼ全開する状態に保持される。そして、皿部18のパチンコ球は荷重感知部材30に乗載しながら自重で球抜孔21から透孔29を落下して抜取られることになる。
【0029】
そして、皿部18のパチンコ球が抜取られて、感知部37に掛かる球荷重が減少して所定値以下(好ましくはパチンコ球1個未満)になると、前記荷重感知部材30が復動し該スライド板23との係合が解除される。具体的には感知部37が球荷重から解放されると、図7(c)に示すように重錘38によって荷重感知部材30が支持片33を中心に係合部36側(図上反時計回り方向)に回動し、該係合部36が係止部28から離間するように下動する。そして、係合を解除されたスライド板23が、スプリング25の付勢により球抜孔21を閉じる位置に自動復帰することになる。その際、感知部37上のパチンコ球は、スプリング25の付勢力により復動するスライド板23の先端に押されて、感知部37の上面を強制的に転動して透孔29から流出するため、皿部18内にパチンコ球が残ることがない。このとき、スライド板23が感知部37上のパチンコ球の球心より上部を接触点として確実に透孔29側に押し出すようにするのがよい。特に感知部37で支持されるパチンコ球は球抜孔21の開口面より下方に位置するため、スライド板23の復動の勢いで皿部18内に戻されることもない。
【0030】
このように、スライド板23の開状態で別途設けた荷重感知部材30に球抜孔21から排出されたパチンコ球の荷重が掛かることにより、該荷重感知部材30を傾動させてスライド板23に係合し球抜孔21を開放状態に保持する。しかも、荷重感知部材30は球抜孔21からパチンコ球が抜取られて球荷重から解放されると復動し、スライド板23が弾性部材25の付勢によって球抜孔21を閉塞する。このため、遊技媒体の抜取り後に遊技客が球抜孔21を開放したままにすることがなく、次の遊技客に迷惑をかけることがない。また、皿部18が空のときにスライド板23を操作しても荷重感知部材30に球荷重が掛からないことから該荷重感知部材30が揺動することはなく、スライド板23に係止することがないため、悪戯で開状態のままにされることもない。また、前記球抜孔21の開状態で荷重感知部材30に球荷重が掛かることにより、該荷重感知部材30が回動して係合部36が係止方向に可動するので、スライド板23との係合が確実なものとなる。しかも、解除の際も球荷重から解放されると係合部36が解除方向に可動することになるので、係止部28との解除を確実にすることができる。
【0031】
また、荷重感知部材30を可動式としたので係止部28及び係合部36の摩耗率を少なくすることができる。また、万一係合部36または係止部28のいずれかが摩耗または損傷して、スライド板23を開状態に保持できなくなったとしても、球抜き操作には何等影響することはなく、皿部18に滞留する遊技媒体を抜取ることができる。また、前記係合部36が二股状に複数形成されていることから、万一、一方の係合部36が摩耗しても他方の係合部36により係止することができ、抜取装置9を長期間に亘って使用でき確実に作用させることができる。
【0032】
なお、係止解除のタイミング(球荷重の所定値)は、スプリング25の強弱調整または感知部37の大きさの変更により球荷重を調整したり、係合部36と係止部28との幅及び係合・解除方向の長さ方向を含めた接触量,係合・解除方向に対する係合角度を変更したりすることによって調整可能であり、皿部18のデザイン及び形状がどのように変化しても、その変化した形状に対応して前記したそれぞれの調整手段を調整変更することにより確実に残球をなくすことができる。例えば、係合部36と係止部28との係合・解除方向の長さ方向の接触量を多くすることによっても球抜孔21の開放時間を長くすることができる。
【0033】
また、実施の形態において、荷重感知部材30を球抜孔21の下流側に一部が臨むように設けたが、該荷重感知部材30を球抜孔21のほぼ全域に対向位置して設け、球抜孔21から排出されるほぼ全てのパチンコ球が荷重感知部材30に乗載するようにして確実に球荷重が掛かるようにしてもよい。このとき、荷重感知部材30に乗載したパチンコ球は側方に導かれ透孔29に向けて流落する。このため、球抜孔21の開口面と荷重感知部材30の上面との隙間をパチンコ球の直径以上とするのが好ましいが、パチンコ球の流落方向の皿部18の底壁28を門状に膨出するようにしてパチンコ球の直径以上となるようにしてもよい。
【0034】
また、球抜孔21の開放を検知する検知スイッチを設け、飾りランプまたは表示装置で球抜孔21の開放状態を報知するようにしてもよく、前記検知スイッチは例えば前記荷重感知部材30の傾動を検知するように設けられる光電式スイッチまたはマイクロスイッチ(アクチュエータスイッチ)でもよい。検知スイッチとしてマイクロスイッチ(アクチュエータスイッチ)を使用した際には、マイクロスイッチ(アクチュエータスイッチ)の押圧部の付勢力を利用して荷重感知部材30の上下左右方向等の復動を助けるようにしてもよい。特に、アクチュエータスイッチのアクチュエータ片を利用することにより、直接荷重感知部材30の揺動範囲内にスイッチ本体を設けることなく、前記アクチュエータ片を荷重感知部材30の揺動範囲内に臨ませて荷重感知部材30の上下左右方向等の復動を助けることができる。このように、マイクロスイッチ(アクチュエータスイッチ)の押圧部の付勢力を利用することで、荷重感知部材30の重心位置にこだわることなく係合を解除させることができる。
【0035】
また、図8に示すように荷重感知部材30の感知部37に遊技媒体が滞留する浅窪部40を形成するのが好ましい。この浅窪部40を設けることにより、多量のパチンコ球が排出される際は、球抜口21から流出するパチンコ球の流圧により該浅窪部40に滞留することなく次々と流落するが、流出量が少なくなると該浅窪部40で遊技媒体が滞留するようになるため、流落時間がゆっくりとなりその間荷重感知部材30の傾動状態を維持してスライド板23の開状態を長く保持することができる。このように、開状態を長く維持させることで、皿部18内の遊技媒体を球抜口21から確実に排出させることができ、浅窪部40の遊技媒体は復動するスライド板23によって、何の問題もなく押し出され透孔29から排出される。なお、前記浅窪部40は、当然該浅窪部40の遊技媒体がスライド板23によって簡単に押し出される深さが選ばれる。また、浅窪部40の形状は限定されるものではなくパチンコ球1個分の凹部でも複数の遊技媒体が列状に並ぶ長溝状であってもよく、感知部37全体を窪み状に形成するようにしてもよい。但し、浅窪部40で滞留する遊技媒体のみでは、前記荷重感知部材30が傾動してロックしないバランス状態が選ばれる。
【0036】
なお、スライド板23の可動方向は限定されるものではなく、実施の形態では左右方向に摺動させるようにしたが、スライド板23を支軸を中心に回動させることにより球抜孔21が開閉する球抜き構造のもの、或いはスライド板23を前後方向へ摺動させることにより球抜孔21が開閉する球抜き構造のものであってもよく、スライド板23や球抜孔21の形状または位置関係を変更することによって、実施の形態に示したものと同様に作用させることが可能である。
【0037】
また、実施の形態において前記球抜孔21をスライド板23の摺動方向に拡開して形成したが、スライド板23の摺動方向とほぼ直交方向に拡径して設けるようにしてもよい。また、前記球抜孔21をさらに拡径して、その一部にスライド板23が臨むようにしても何等問題はない。
【0038】
なお、前記係合部36と係止部28の形状は実施の形態に限定されるものではなく、例えば凹部と凸部の係合としてもよい。また、敢えてスライド板23に係止部28を形成することなく、スライド板23の先端部を係止部としてもよい。
【0039】
さらに、球抜孔21の開設位置は、皿部18の底壁20に限定されるものではなく、皿部18の底部に位置する側壁に開設するようにしてもよい。このとき、底壁20の傾斜により遊技媒体の荷重が側壁位置のスライド板23に掛かるようにして、荷重感知部材30を球抜孔21の下流側に臨んでスライド板23の裏側に位置して設けるようにすればよい。また、荷重感知部材30を遊技媒体の流出方向に傾動するようにしたが、遊技媒体の荷重によって流出方向と直交する方向に可動するようにしてもよい。このとき荷重感知部材30の軸支方向は遊技媒体のほぼ流出方向であり、感知部37の遊技媒体との接触面は約45°の傾斜面が好ましい。
【0040】
なお、透孔29の下方に位置して皿部18のパチンコ球を抜取るドル箱が満杯になった際等に、球抜き状態を途中で中止できるようにするために、前記荷重感知部材30を強制的に復動させるレバー等の復動手段を設けるようにしてもよい。このように、該レバーを操作して感知部材30を強制的に復動させることで、スライド板23との係合が解除されて球抜孔21を閉塞させることができる。
【0041】
また、下部球受皿7に設けられる抜取装置9を実施の形態として示したが、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置は、下部球受皿7に限定されることなく、パチンコ遊技機の前面枠2の前面に設けられる打球供給用の上部球受皿6にも適用可能であるのは勿論のこと、下部球受皿7の下方に位置する球箱等に設けられる球抜装置にも適用可能である。また、当然遊技機の前面に1つ設けられ供給機能と貯留機能を備えた球受皿にも適用される。さらに、払出装置13に貯留タンク12のパチンコ球を供給する供給路14の球抜装置17にも適用可能である。
【0042】
次に、図9を参照して、本発明をパチンコ球が滞留する滞留部としての供給路14の球抜装置17に適応した実施の形態ついて説明する。この球抜装置17が前記下部球受皿7の抜取装置9と異なるところは主として設置個所であるため、前記実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して示している。これについて説明すると、供給路14である屈曲誘導樋14bの屈曲通路部40の底部41に開設された球抜孔21を開閉するスライド板23がガイド手段に規制されて摺動自在に設けられ、球抜孔21の下流側に臨んでスライド板23の裏面下方に位置して係合部材30が支軸43により傾動自在に設けられている。前記スライド板23は、ほぼ供給路14の通路幅と同じ幅員を有し、下面に係合部材30が係止する係止部28を設けている。そして、一端に弾性部材としての板ばね42を配設して、スライド板23が球抜孔21を閉塞するように付勢している。また、前記係合部材30は、一端に前記係止部28に係止する係合部36が形成され、他端に球抜孔21から抜取られるパチンコ球の荷重を受ける感知部37が形成されている。該係合部材30は、常態では自重で係合部36側に下動するように重心位置を設定している。なお、前記供給路14の通路幅は限定されるものではなく、パチンコ球ほぼ1個分の通路幅(12mm)であってもパチンコ球が復列または半復列で流下し得る幅広の通路幅(例えば18mm〜24mm)としてもよい。
【0043】
そして、前記供給路14のパチンコ球の抜取りを行うには、パチンコ遊技機の前面側若しくは裏面側から、スライド板23を直接または間接的に操作して、球抜孔21を開放すると屈曲通路部40の球抜孔21からパチンコ球が抜かれることにより、該パチンコ球の荷重が荷重感知部材30の感知部37に掛かることになり、図9(b)に示すように荷重感知部材30が球荷重の負荷方向(図上反時計回り)に傾動して係合部36がスライド板23の係止部28に係合する。そして、球抜孔21からパチンコ球が排出され荷重感知部材30に球荷重が掛かっている間は、球抜孔21を開放状態に一時的に保持し、貯留タンク12及び供給路14のパチンコ球が球抜通路8に球抜きされる。荷重感知部材30が球荷重の負荷から解放されると荷重感知部材30が復動し、係合部36と係止部28の係合が解除されて板ばね42の付勢力によりスライド板23が閉状態に復動する。また、供給路14内にパチンコ球が残らないようにするために、球抜装置17を直線通路部の側壁に設けるようにしてもよい。さらに、本発明の抜取装置を払出装置13の供給通路に設けてもよく、球払出装置13の最先のパチンコ球から球抜されるようにすることで、パチンコ遊技機にパチンコ球を残すことなく完全な抜取りが可能となる。また、スライド板23は揺動することがないので安定した抜取りができる。
【0044】
実施の形態において、スライド板23を手動的に操作して移動させることにより球抜孔21を開放するようにしたが、図10に示すように球抜孔21を開放する際にソレノイド27等の電気的駆動源を使用するようにしてもよい。例えば、前面枠2の前面から操作開口22に針金等を挿通し、該針金により押圧され前記ソレノイド27を励磁するスイッチを設け、球抜き時に該スイッチを操作すると、図10(b)に示すようにソレノイド27が励磁してリンク部材44を介してスライド板23を移動させ、球抜孔21を開放する。以後は、前記実施の形態と同様に球抜孔21から抜取られるパチンコ球の荷重が荷重感知部材30に掛かると、該荷重感知部材30が傾動して係止部28に係合してスライド板23を開状態に保持する。このとき前記ソレノイド27は、スライド板23を移動させた後すぐに消磁するが、荷重感知部材30の係合によりスライド板23は開状態に保持する。そして、遊技媒体が球抜孔21から抜取られて荷重感知部材30がパチンコ球の荷重から解放されると復動し、スライド板23の係合を解除して、該スライド板23はソレノイド27のプランジャ45に巻装された弾性部材としてのスプリング46の付勢により図10(a)に示す前記球抜孔21を閉状態に復動する。なお、前記スライド板23をソレノイド27で直接牽引してもよいが、リンク部材44等を介することによりスライド板23の移動距離を増やしたり、移動方向を変えたりすることができる。なお、前記ソレノイド27を励磁するスイッチの押圧により、球抜操作を行ったことを飾りランプ等で報知するようにしてもよく、球抜操作のし忘れを未然に防ぐことができる。該ランプ表示はタイマー等により所定時間後に消灯するようにすればよい。
【0045】
このように、球抜孔21の開放操作をソレノイド27により行うようにすることで、前面枠2を開放することなくパチンコ遊技機の前面側から操作スイッチを1回操作するだけで、遊技媒体の抜取りが簡単にでき、しかも抜取終了後にはスライド板23が自動復帰して球抜孔21を閉塞しパチンコ球の供給に備えることができる。また、ソレノイド27は通電時間が球抜孔21を開放させる瞬時でよく、消費電力も少なく経済的で発熱の心配もない。
【0046】
また、前記実施の形態の皿部18の球抜き時にソレノイド27を使用してもよいのはいうまでもなく、前記カバー部材19に前記ソレノイド27を励磁するスイッチを設けるようにすればよい。このとき遊技客が悪戯または誤ってスイッチを操作しても、荷重感知部材30に球荷重が掛からない限りスライド板23を開状態のままにすることがないので、次の遊技客に迷惑をかけることがない。また、電気的駆動源としてモータを使用してもよく、該モータにスライド板23を閉状態から開状態に移動させる間係合するカム板を設け、該カム板を介してスライド板23を摺動させ、球抜孔21を開放した状態でカム板とスライド板23との連係が外れモータを停止し、球抜孔21の下方に臨む荷重感知部材30に球荷重が掛かることにより、スライド部材23に係合して開状態を保持するようにすればよい。このとき、当然復帰用のスプリング等の弾性部材が装着される。
【0047】
なお、本発明の抜取装置は、排出口を開閉するスライド板が左右方向又は前後方向に摺動自在に設けられているもの、或いは回動軸を支点に回動自在に設けられているもののいずれにも適用可能である。
【0048】
また、実施の形態において遊技機としてパチンコ球を遊技媒体としたパチンコ遊技機として説明したが、アレパチ,雀球遊技機であってもよく、パチンコ球を賭数として回収するパチロットであってもよい。さらに、コイン,メダルを遊技媒体として遊技するスロット遊技機としてもよい。スロット遊技機の遊技媒体抜取装置としてコイン皿に設ける際には、コイン皿の底部を筋条に形成する等してコインが滑りやすいようにして、自重で排出口から落下して排出されるようにするのがよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置によれば、排出口から排出されたパチンコ球等の遊技媒体の荷重が掛かることにより傾動する荷重感知部材を設け、該荷重感知部材が傾動することでスライド板に係合して排出口を開放する位置に保持すると共に、その遊技媒体の荷重から解放されると荷重感知部材が復動してスライド板が排出口を閉じる位置に自動復帰するようにしたものであるから、貯留皿等に滞留する遊技媒体の抜取り操作を至極容易にかつ確実に行うことができると共に、排出口を抜取り状態のままで放置されるようなことがなくなり、従来のように他の遊技者に迷惑を及ぼしたり店員の手を煩わせるような事態を完全に解消することができる。
【0050】
また、前記荷重感知部材を前記スライド板の下面との隙間が遊技媒体の直径より狭くなるように設定したので、荷重感知部材上の遊技媒体をスライド板の復動時に押し出すことができ、貯留皿に遊技媒体を残すことなく抜取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】下部球受皿の斜視図である。
【図4】下部球受皿の分解斜視図である。
【図5】球抜孔を閉塞した状態の下部球受皿の平面図である。
【図6】球抜孔を全開した状態の下部球受皿の平面図である。
【図7】(a)〜(c)は、球抜きの作用説明図である。
【図8】他の実施の形態の球抜きの作用説明図である。
【図9】(a),(b)は、供給路に設けた抜取装置部分の作用説明図である。
【図10】(a),(b)は、他の実施の形態の球抜きの作用説明図である。
【符号の説明】
6 上部球受皿(貯留皿)
7 下部球受皿(貯留皿)
9 抜取装置
12 貯留タンク(タンク)
13 払出装置
14 供給路(滞留部)
17 球抜装置(抜取装置)
18 皿部(滞留部)
20 底壁
21 球抜孔(排出口)
23 スライド板
25 スプリング(弾性部材)
28 係止部
30 荷重感知部材
36 係合部
37 感知部
40 浅窪部
46 スプリング(弾性部材)

Claims (3)

  1. パチンコ球等の遊技媒体を貯留しその底壁に該遊技媒体を排出するための排出口が設けられた貯留皿と、前記貯留皿の底壁下面に取着されていると共に前記貯留皿の排出口と相対する位置に前記遊技媒体を落下させる透孔が開設されている支持枠と、前記貯留皿の底壁下面と前記支持枠の間に装着され該貯留皿の排出口に開閉自在に設けられたスライド板と、前記支持枠に装着され前記スライド板を前記貯留皿の排出口が閉じる方向に付勢する弾性部材と、前記スライド板の下方であって前記支持枠に一端側と他端側とが傾動可能に支持された荷重感知部材とを備えた遊技機の遊技媒体抜取装置であって、
    前記荷重感知部材は、前記排出口側に位置する一端側が遊技媒体の荷重を受ける感知部となっていて、他端側には前記スライド板に係合する係合部が形成されており、
    前記貯留皿に遊技媒体が貯留されている時に、前記スライド板を該貯留皿の排出口が開く方向へと移動させると、該貯留皿の排出口から排出された遊技媒体の荷重が前記荷重感知部材の感知部に掛かることにより、該荷重感知部材の感知部が下方に傾動すると共に該荷重感知部材の係合部が上方へ傾動して前記スライド部材に係合することで前記スライド板が前記貯留皿の排出口を開放している状態を保持させ、
    他方、前記荷重感知部材に遊技媒体の荷重が掛からなくなると、該荷重感知部材の感知部が上方に傾動すると共に該荷重感知部材の係合部が下方へ傾動して前記スライド部材との係合が解除され該スライド板が前記弾性部材の付勢により前記貯留皿の排出口を閉止している状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする遊技機の遊技媒体抜取装置。
  2. 前記荷重感知部材の感知部と係合部との間に窪み溝状の支持部を形成する一方、前記支持枠にはその上面から突出させた支持片を設け、前記荷重感知部材の支持部を前記支持枠の支持片に支持させることで該荷重感知部材が傾動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
  3. タンクに貯留されたパチンコ球等の遊技媒体を払出装置へと導くと共にその途中に該遊技媒体を排出するための球抜孔が設けられた供給通路と、前記供給通路の前記球抜孔に開閉自在に設けられたスライド板と、前記スライド板を前記球抜孔が閉じる方向に付勢する弾性部材と、前記スライド板の下方に配置され且つ一端側と他端側とが傾動可能に支持された荷重感知部材とを備えた遊技機の遊技媒体抜取装置であって、
    前記荷重感知部材は、前記球抜孔側に位置する一端側が遊技媒体の荷重を受ける感知部となっていて、他端側には前記スライド板に係合する係合部が形成されており、
    前記供給通路内に遊技媒体が滞留している時に、前記スライド板を該供給通路の球抜孔が開く方向へと移動させると、該供給通路の球抜孔から排出された遊技媒体の荷重が前記荷重感知部材の感知部に掛かることにより、該荷重感知部材の感知部が下方に傾動すると共に該荷重感知部材の係合部が上方へ傾動して前記スライド部材に係合することで前記スライド板が前記貯留皿の球抜孔を開放している状態を保持させ、
    他方、前記荷重感知部材に遊技媒体の荷重が掛からなくなると、該荷重感知部材の感知部が上方に傾動すると共に該荷重感知部材の係合部が下方へ傾動して前記スライド部材との係合が解除され該スライド板が前記弾性部材の付勢により前記貯留皿の球抜孔を閉止している状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする遊技機の遊技媒体抜取装置。
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