JP4324358B2 - 遊技機の遊技媒体抜取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の遊技媒体抜取装置に関するものであり、特に貯留部に貯留される遊技媒体の荷重によりスライド部材を抜取口を開放する位置に係止保持させたり、抜取口を閉じる位置に自動復帰させたりするようにした遊技機の遊技媒体抜取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ球またはコインを遊技媒体として遊技する遊技機としてパチンコ遊技機またはスロットマシンがある。また、遊技媒体の抜取り装置として例えば、パチンコ遊技機の球受皿の貯留皿に貯留されるパチンコ球を利用してスライド部材を球抜き孔を開放する位置に係止保持するようにした球受皿の球抜装置は知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、メカニカルタイマーを使用して、球抜き孔を所定時間開放した状態に保持するようにした球抜装置は知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、ソレノイド等の電動復帰手段を使用して、開閉弁部材を元の閉鎖位置に自動復帰し得るようにした球抜装置は知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−84936号公報
【特許文献2】
特許第3118943号公報
【特許文献3】
実公平3−1179号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特許文献1に示される球受皿の球抜装置は、球抜き操作によりスライド部材を自動的に球抜き孔を開放する位置に係止保持することができるものの、球抜きが終って球抜き状態を解除するには必ず解除操作を行ってスライド部材を球抜き孔を閉じる位置に戻さなければならなかった。このため、球受皿のパチンコ球の球抜きが終っても解除操作を忘れて球抜き状態のままで台を移動する遊技者が多くあり、次の遊技者に迷惑を及ぼしたり店員がいちいち解除操作したりしなければならないという問題点があった。
【0007】
また、特許文献2に示される球受皿の球抜装置は、メカニカルタイマーの構造が複雑で破損しやすくコスト的に高くなり、しかもメカニカルタイマーが破損して作動できなくなると球抜き自体ができなくなるという問題があった。さらに、自動復帰はするものの時間設定によって何度も球抜操作を繰り返さなければならず面倒である。
【0008】
また、特許文献3に示される球受皿の球抜装置においても、ソレノイド等の電気部品を使用することにより、電気的回路等コスト的にかなり高価なものとなる。
【0009】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造が簡単であり、しかも貯留部に貯留される遊技媒体の荷重により確実にスライド部材を遊技媒体の抜取り位置に係止保持させることができると共に、貯留部の遊技媒体が抜取られるとスライド部材を抜取り解除位置に自動復帰させることができる遊技機の遊技媒体抜取装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、パチンコ球等の遊技媒体を貯留する貯留部に抜取口を開設するとともに、前記抜取口を開閉させるスライド部材を弾性部材により該抜取口が閉じる方向に付勢して設け、抜取操作により前記スライド部材を開く方向に移動させると前記貯留部の遊技媒体が自重で排出されるようにした遊技機の遊技媒体抜取装置であって、前記抜取口の開状態で前記貯留部内の遊技媒体の荷重が前記スライド部材に掛かることにより可動する係止部材を設け、前記係止部材が可動すると前記スライド部材に係合し前記抜取口を開状態に保持させるとともに、前記スライド部材に荷重が掛からなくなったとき前記係止部材が復動し該スライド部材との係合が解除され該スライド部材が前記弾性部材の付勢により閉状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする。ここでいう「遊技媒体」とは、パチンコ球の他にコイン,メダルを含む。また、「貯留部」とは遊技媒体が溜まる場所を示し、遊技媒体を溜める貯留皿であっても、遊技媒体が流下し溜まる通路部であってもよい。さらに、ここでいう「弾性部材」とは、巻ばね,板ばね,圧縮ばね,引張ばね等のばねの他にウレタン等の復帰弾性を有するものが含まれる。また、「スライド部材」の可動方向は限定されるものではなく、抜取口の開口面方向に可動するようにすればよく、前後左右または円弧方向であってもよい。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記抜取口を拡径状に形成することにより、前記スライド部材に貯留部内の遊技媒体の荷重が常時掛かるようにしたことを特徴とする。ここでいう「拡径状」とは、スライド部材の可動により実際に遊技媒体が抜取られる孔部とスライド部材が可動しても常に貯留部の遊技媒体を支持して球荷重を受けるようにする孔部とが連通して形成されることを意味している。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記係止部材は前記スライド部材の裏側に傾動自在に設けられ、前記係止部材の一端に前記スライド部材の荷重を受ける感知部が形成され、前記係止部材の他端に前記スライド部材に係合する係合部が形成され、常態では前記係合が解除されるように前記係止部材の重心位置を設定した。前記係止部材は、重心位置が前記係合部側に位置し、軸支位置を感知部からの距離より係合部からの距離の方が長くなるようにするのが好ましく、感知部の僅かな動きにより係合部が大きく可動するようにでき、確実な係合及び解除が可能となる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記スライド部材に前記係止部材が係合する係止部を形成したことを特徴とする。ここでいう「係止部」は、例えば係止爪部のような突部であっても、凹窪部であっても直接スライド部材の端部を係止部としてもよい。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記スライド部材に遊技媒体の荷重を受けて前記係止部材の感知部を押圧する突部を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記貯留部は、遊技機から払出される遊技媒体を貯留する貯留皿である。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記貯留部は、遊技媒体を払出装置に供給する供給路である。前記供給路は例えば球タンクのパチンコ球を球払出装置に供給する供給路であって、該供給路にパチンコ球の抜取口を開設し、該抜取口を開閉させるスライド部材を弾性部材により該抜取口が閉じる方向に付勢して設け、前記抜取口の開状態で前記供給路内のパチンコ球の荷重が前記スライド部材に掛かることにより可動する係止部材を設けるようにすればよい。
【0017】
また、パチンコ球等の遊技媒体を貯留する貯留部に開設される抜取口と、前記抜取口を開閉するスライド部材と、前記スライド部材を前記抜取口が閉塞する位置に付勢する弾性部材と、前記スライド部材に回動自在に設けられる係止部材と、前記貯留部の下面に支持枠を備え、前記支持枠に前記係止部材が係合する係止部を設け、前記スライド部材を抜取口が開放する位置に移動しかつ前記貯留部に貯留される遊技媒体の荷重が該スライド部材に掛かることにより前記係止部材が回動して前記係止部に係合し、前記スライド部材が遊技媒体の荷重から解放されると前記係止部材との係合が解除され、該スライド部材が抜取口を閉じる位置に自動復帰するようにしてもよい。
【0018】
前記貯留部の遊技媒体を最後の1個まで抜取り可能とするため、前記スライド部材の上面を常に抜取口側に下傾するように設けるのが好ましく、スライド部材が復動しながらも遊技媒体を抜取ることができる。
【0019】
本発明の構成によれば、貯留部に貯留される遊技媒体の荷重で可動するスライド部材により係止部材が回動し、スライド部材を抜取口が開放する位置で確実に係止して保持することができる。そして、係止部材が貯留部の遊技媒体の荷重から解放されるとスライド部材の係止保持が解除されるもので、これによってスライド部材を抜取口を閉じる位置に自動復帰させることが可能となる。
【0020】
なお、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置は、パチンコ遊技機の前面枠の前面に設けられる打球供給用の上部球受皿または上部球受皿の余剰球を貯留する下部球受皿、スロットマシンの貯留皿であるコイン皿等の抜取装置にも適用可能である。さらには、パチンコ遊技機の球払出装置への供給路の抜取装置にも適用可能である。
【0021】
また、本発明の抜取装置は、抜取口を開閉するスライド部材が左右方向又は前後方向に摺動自在に設けられているもの、或いは回動軸を支点に回動自在に設けられているもののいずれにも適用可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は遊技機としてのパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊技機の裏面図である。パチンコ遊技機は、機枠1の前面に開閉自在に前面枠2が設けられ、該前面枠2の後部に遊技盤3が位置する。4は遊技盤3の上方部分を覆うガラス枠、5は遊技盤3の下方部分を覆う前面板で、その前面に打球を供給する貯留皿としての上部球受皿6が取付けられている。また、前面枠2の下方部前面には前記上部球受皿6の余剰球を貯留する貯留皿としての下部球受皿7が装着されている。10は打球の発射力を調節する操作ハンドルである。
【0023】
前記前面枠2の裏面には、機構板11が開閉自在に装着され、該機構板11には球タンク12のパチンコ球を球払出装置13に導く貯留部としての供給路14が設けられている。前記供給路14は、ほぼ直線状の球誘導樋14aと屈曲状の屈曲誘導樋14bとで構成されている。そして、前記球払出装置13で払出されたパチンコ球は、排出樋15を介して前記上部球受皿6に排出され、その余剰球は余剰球通路16を介して下部球受皿7に導かれる。前記供給路14には球タンク12及び供給路14に貯留されるパチンコ球を抜取る抜取装置としての球抜装置17が設けられ、抜取られたパチンコ球は球抜き通路8を介して機外に排出するようにしている。
【0024】
前記下部球受皿7は、図3および図4に示すように貯留部としての貯留皿18と該貯留皿18の上部に被着されるカバー部材19とに二分割して形成され、貯留皿18に遊技媒体の抜取装置9が設けられている。そして、抜取装置9はパチンコ球等の遊技媒体の抜取口21と、前記抜取口21を開閉するスライド部材23と、前記抜取口21が閉塞する方向に前記スライド部材23を付勢する弾性部材25と、前記抜取口21が開状態となるように前記スライド部材23を保持させる係止部材30とで構成される。具体的には、貯留皿18の底壁20のほぼ中央位置に、遊技媒体としてのパチンコ球を同時に多数抜取り可能な抜取口としての球抜き孔21を開設している。実施の形態において、貯留皿18に貯留される複数のパチンコ球が落入してスライド部材23で支持され、スライド部材23に貯留皿18内の球荷重が常時掛かるように前記球抜き孔21を拡径状として、落入孔22を開設している。前記底壁20は球抜き孔21に向かって下傾しており、貯留皿18に貯留されたパチンコ球がすべて球抜き孔21に向かうようにしている。また、貯留皿18の底壁20下面に支持枠24がビス着され、該支持枠24と貯留皿18の底壁20下面との間に球抜き孔21を開閉すると共に、常に前記落入孔22を閉塞するスライド部材23が摺動自在に装着されている。該スライド部材23は、支持枠24に内装した弾性部材としてのスプリング25の弾性により常時球抜き孔21を閉じる方向に付勢されている。そして、スライド部材23が球抜き孔21の開放時に貯留皿18のパチンコ球の負荷方向(実施の形態において下方)に移動し得るように、支持枠24に傾斜面39aを有するガイド部39を形成している。なお、実施の形態においてスプリング25とした弾性部材としては、他に巻ばね,板ばね,圧縮ばね,引張ばね、さらにはウレタン等を使用してもよい。
【0025】
また、前記支持枠24には、図3に示すように球抜き孔21と相対する位置に、前記球抜き孔21とほぼ同じ大きさの透孔29が開設されると共に、前記係止部材30がスライド部材23の裏側に位置して支持片31,31に回動自在に軸支32されている。前記係止部材30を支持する一方の支持片31は軸孔33が半割形成されており、該開放端を前記貯留皿18の底壁20に設けた押え片31aにより閉塞し軸ピン32を支持するようにしている。なお、前記軸ピン32は係止部材30と別体で形成して、係止部材30を傾動自在としてもよい。
【0026】
前記スライド部材23は、球抜き孔21を開閉し常には前記落入孔22を閉塞してパチンコ球の荷重を受ける板状部23aと該板状部23aを移動操作する操作部26とで構成されている。該操作部26は、支持枠24の切欠き24aから貯留皿18の外方に突出しており、該操作部26を手で操作することによってスライド部材23を摺動し得るようにしている。また、スライド部材23の上面は、スプリング25の付勢方向に向って僅かに下傾しており、パチンコ球の抜取り時にスライド部材23の上面にあるパチンコ球が球抜き孔21に向って転動するようにして球抜き孔21からスムーズに抜取られるようにしている。そして、下面に前記係止部材30を規制する規制部としての突部27を設けると共に、係止部材30が係止する爪状の係止部28を設けている。前記係止部28の係止面28aは、図7に示すように図上僅かに左下に向けた傾斜面としている。また、前記突部27は、前記係止部材30と接触し下方に押圧誘導する傾斜状のガイド面27aと係止部材30を下方に押圧保持する保持部27bを形成している。そして、スライド部材23は板状部23aの先端両側を円弧面23bとして前記ガイド部39で支持し、後端をスプリング25の収納部34下端に設けた円弧支持部35で支持して、スライド部材23の摺動時の接触摩擦を小さくしている。また、スライド部材23は、操作部26下面に設けられたガイド溝26aを切欠き24aに合致させることで摺動方向を規制している。なお、前記操作部26は板状部23aと別途形成し、該板状部23aと連繋して操作し得るようにしてもよい。また、前記ガイド部39は切欠き24aに設けるようにして、操作部26をガイドするようにしてもよい。
【0027】
前記係止部材30は、一端に前記スライド部材23の係止部28に係合する爪状の係合部36が形成されると共に、他端に前記スライド部材23の荷重を受けて前記突部27と接触して回動させる感知部37が形成され、常態では該係合が解除されるように該係止部材30の重心位置を設定し前記係合部36側に傾動するように軸支32される。実施の形態においては、前記係合部36側に重心位置するように、係合部36側に重り片38が設けられている。そして、感知部37と係合部36との軸支32距離は、係合部36側が長くなっており、感知部37側の僅かな動きにより係合部36側が大きく動いて作用するようになっている。また、前記係合部36の係合面は36a、球抜き方向に向けて下傾する傾斜面として前記係止部28との係合を解除し易いようにしている。一方、前記感知部37には、前記突部27によって押圧される押圧面37aが形成されている。なお、係止部材30は、実施の形態において係合部36と感知部37を一体に形成したものとして説明するが、係合部36と感知部37を別体に形成して係止部材30として一体的に可動するようにしてもよい。
【0028】
次に、図面を参照して下部球受皿7の球抜きの作用を説明する。通常スライド部材23は、スプリング25の付勢により図5に示すように球抜き孔21および落入孔22を閉塞している。この状態であり、かつ貯留皿18に多量のパチンコ球が貯留されているときに、操作部26に指を掛けてスライド部材23を球抜き孔21が開放する方向に摺動させると、スライド部材23が落入孔22に位置するパチンコ球の荷重を受けて、支持枠24のガイド部39に沿って前記円弧支持部35を支点として球抜き孔21に向って下向き傾動しながら球抜き孔21を開放する。そして、スライド部材23の突部27が前記係止部材30の感知部37に接触することにより、該感知部37は下方に押圧されて係止部材30を回動して係合部36が上動し、スライド部材23が球抜き孔21をほぼ全開する位置で係止部28に係止する。このとき、前記したように係止部材30の軸支32位置により、感知部37側の僅かな動きでも係合部36側が係止部28に係止するように大きく可動することからより確実な係止が可能となる。
【0029】
そして、この状態で操作部26から手を離すと、スライド部材23がスプリング25の付勢により球抜き孔21を閉じる方向に復動しようとするが、図7(b)に示すように落入孔22に位置するパチンコ球の荷重により、係合部36と係止部28との係合を維持してその復動が阻止される。従って、操作部26から手を離してもスプリング25の付勢力よりスライド部材23に掛かる球荷重の方が勝って、図6に示すようにスライド部材23は係止部材30の係止により球抜き孔21をほぼ全開する状態に保持されることになる。そして、貯留皿18のパチンコ球は自重で球抜き孔21から透孔29を落下して抜取られる。
【0030】
このようにして、貯留皿18のパチンコ球が抜取られて、スライド部材23が球荷重から解放されると、前記係止部材30が復動し該スライド部材23との係合が解除される。具体的にはスライド部材23が球荷重から解放されると、図7(c)に示すようにスライド部材23の係止部28が係止部材30の係合部36から外れる方向に上動すると共に、感知部37が突部27の押圧から解放されて重り片38によって係止部材30が支軸32を中心に係合部36側に回動し、該係合部36が係止部28から離間するように下動する。このとき、感知部37の僅かな上動により係合部36が係合解除方向に大きく動くために、スライド部材23との係合解除が確実なものとなる。そして、スライド部材23がスプリング25の付勢により球抜き孔21を閉じる位置に自動復帰することになる。その際、ガイド部39の傾斜面39aによりスライド部材23の先端が誘導されて上動するが、スプリング25の付勢力により一気に上動すると、スライド部材23の上面を転動して抜取口21から流出しようとするパチンコ球を跳ね上げて、貯留皿18内にパチンコ球が残る可能性があるため、一気にスライド部材23が跳ね上がらないようにするガイドを設けて、スライド部材23が確実に傾斜面39aに沿って上動するようにするのがよい。
【0031】
このように、スライド部材23の開状態で球荷重が掛かることにより該スライド部材23が球荷重の負荷方向に可動して、別途設けた係止部材30を回動させ、該係止部材30がスライド部材23に係合し球抜き孔21を開放状態に保持する。しかも、球抜き孔21からパチンコ球が抜取られてスライド部材23が球荷重から解放されると、係止部材30が復動し弾性部材25の付勢によって球抜き孔21を閉塞する。このため、貯留部18が空のときにスライド部材23を操作してもスライド部材23に球荷重が掛からないことから係止部材30が係止することがなく、遊技客が球抜き孔21を開放したままにすることがない。また、前記球抜き孔21の開状態でスライド部材23に球荷重が掛かることにより係止部材30が回動して、係合部36が係止方向に可動するようにしたので、スライド部材23との係合が確実なものとなる。しかも、解除の際も球荷重から解放されると係合部36が解除方向に可動するので、係止部28との解除を確実にすることができる。また、係止部材30を可動式としたので係止部28及び係合部36の摩耗率を少なくすることができる。なお、係止解除のタイミングは、スプリング25の強弱調整または落入孔22の大きさの変更により球荷重を調整したり、係合部36と係止部28との幅及び係合・解除方向の長さ方向を含めた接触量,係合・解除方向に対する係合角度を変更したりすることによって調整可能であり、貯留皿18のデザイン及び形状がどのように変化しても、その変化した形状に対応して前記したそれぞれの調整手段を調整変更することにより確実に残球をなくすことができる。例えば、係合部36と係止部28との係合・解除方向の長さ方向の接触量を多くすることにより球抜き孔21の開放時間を長くすることができ、スライド部材の傾斜角度を大きくすることで抜取りを速くすることができる。
【0032】
また、万一係合部36または係止部28のいずれかが摩耗または損傷してスライド部材23を開状態に保持できなくなったとしても、球抜き操作には何等影響することはなく貯留皿18の遊技媒体を抜取ることができる。なお、前記係合部36を例えば二股状に複数形成するようにしてもよく、該係合部36が係止する係止部28は、前記複数の係合部36に相対して複数設けるようにしても連続状に1箇所設けるようにしてもよい。このように、係合部36を複数形成することで、万一、一方の係合部36が摩耗しても他方の係合部36により係止することができ、抜取装置9を長期間に亘って使用でき確実に作用させることができる。
【0033】
また、球抜き孔21の開放を検知する検知スイッチを設け、飾りランプまたは表示装置で報知するようにしてもよく、前記検知スイッチは例えば前記係止部材30の傾動を検知するように設けられる光電式スイッチまたはマイクロスイッチ(アクチュエータースイッチ)でもよい。検知スイッチとしてマイクロスイッチ(アクチュエータースイッチ)を使用した際には、マイクロスイッチ(アクチュエータースイッチ)の押圧部の付勢力を利用して係止部材30の上下左右方向等の復動を助けるようにしてもよい。特に、アクチュエータースイッチのアクチュエーター片を利用することにより、直接係止部材30の揺動範囲内にスイッチ本体を設けることなく、前記アクチュエーター片を係止部材30の揺動範囲内に臨ませて係止部材30の上下左右方向等の復動を助けることができる。このように、マイクロスイッチ(アクチュエータースイッチ)の押圧部の付勢力を利用することで、係止部材30の重心位置にこだわることなく係合を解除させることができる。
【0034】
なお、実施の形態において前記係止部材30は、球抜き孔21側を係合部36としたが、図8に示すように感知部37を球抜き孔21側として重心位置を係合部36側としてもよい。図8(a)〜(c)に遊技媒体としてのパチンコ球を抜取る作用を示したが、作用的には前記図7に示したものとほぼ同じであるため詳細な説明は省略する。前記感知部37を球抜き孔21側とすることで、スライド部材23に球荷重が掛かっている状態では、スプリング25の付勢力が係止部材30の係合部36を係止部28に係合する方向に働くため、スライド部材23の開放状態の保持力が強くなり、スライド部材23に球荷重が掛かっている間は、確実に開状態を保持することができる。また、この実施の形態では係合部36が外側面となり係止部28との接触係合面36aを多くでき、係合時間を長くすることができ貯留皿18にパチンコ球を残すことなく球抜きができる。
【0035】
また、スライド部材23の可動方向は限定されるものではなく、実施の形態では左右方向に摺動させるようにしたが、スライド部材23を支軸を中心に回動させることにより球抜き孔21が開閉する球抜き構造のもの、或いはスライド部材23を前後方向へ摺動させることにより球抜き孔21が開閉する球抜き構造のものであってもよく、スライド部材23の形状や球抜き孔21と落入孔22との位置関係を変更することによって、実施の形態に示したものと同じように作用させることが可能である。
【0036】
また、前記落入孔22を球抜き孔21とほぼ同径で連通するようにしたが、落入孔22と球抜き孔21との連通部をパチンコ球が流下可能な程度に狭窄して落入孔22でのパチンコ球の滞留時間を長くするようにしてもよい。このようにすると、スライド部材23に荷重が掛かる時間が長くなり、抜取口21の開放時間を長くすることができ確実な抜取り操作ができる。
【0037】
さらに、前記実施の形態において係止部材30を支持枠24側に軸支して、スライド部材23の係止部28に係止するようにしたが、スライド部材23の下面に係止部材30を感知部37が下向き位置となるように回動自在に設け、支持枠24側に係止部28及び突部27を設けるようにしてもよい。そして、球抜き孔21の開状態でスライド部材23に球荷重が掛かると、突部27によって感知部37が押圧されて、係止部材30が回動して係合部36が係止部28に係合し前記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
また、前記係止部材30を貯留皿18の底壁20下面とスライド部材23との間に常態で係合部36が上方位置にあるように傾動自在に設けると共に、スライド部材23を球荷重により後端が上動するように中間部に支点となる支持部35を設けるようにしてもよい。球抜き孔21の開放時にスライド部材23に球荷重が掛かると、前記支持部35を支点としてスライド部材23の後端部が上動し、感知部37を押圧して前記係止部材30を回動させ、係合部36の下動によりスライド部材23の係止部28に一時的に係合させることができ、前記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0039】
また、前記係止部材30を係合部36側が下動するようにしたが、常に係合部36側が上動するように軸支してもよく、このとき係合部36の端面をテーパー面として、スライド部材23と該テーパー面との接触により係止部材30が揺動するようにするのが好ましい。そして、荷重を受けたスライド部材23の移動により係合部36の端面が押されて、一旦係合部36が下動して係止部28の通過と共に係合部36が上動して係止部28に係合し、スライド部材23の開状態が一時的に保持される。
【0040】
なお、前記係合部36と係止部28の形状は実施の形態に限定されるものではなく、例えば凹部と凸部の係合としてもよい。また、敢えてスライド部材23に係止部28を形成することなく、スライド部材23の先端部を係止部としてもよい。
【0041】
さらに、抜取口21の開設位置は、貯留部18の底部20に限定されるものではなく、貯留部18の側壁に開設するようにしてもよい。このとき、底部20の傾斜により遊技媒体の荷重が側壁位置のスライド部材23に掛かるようにして、係止部材30をスライド部材23の裏側に位置して設けるようにすればよい。
【0042】
また、下部球受皿7に設けられる抜取装置9を実施の形態として示したが、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置は、下部球受皿7に限定されることなく、パチンコ遊技機の前面枠2の前面に設けられる打球供給用の上部球受皿6にも適用可能であるのは勿論のこと、下部球受皿7の下方に位置する球箱等に設けられた球抜装置にも適用可能である。さらに、球払出装置13に球タンク12のパチンコ球を供給する供給路14の球抜装置17にも適用可能である。
【0043】
次に、図9を参照して、本発明を供給路14の抜取装置17に適応した実施の形態ついて説明する。この球抜装置17が前記下部球受皿7の抜取装置9と異なるところは主として設置個所であるため、前記実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して示している。これについて説明すると、供給路14である屈曲誘導樋14bの屈曲通路部40の底部41に開設された球抜き孔21及び落入孔22を開閉するスライド部材23は、ほぼ通路幅と同じ幅員を有し、下面に係止部28及び突部27を設けている。そして、一端に弾性部材としての板ばね42を配設して、スライド部材23を球抜き孔21を閉塞するように付勢している。なお、前記通路幅は限定されるものではなく、パチンコ球ほぼ1個分の通路幅(12mm)であってもパチンコ球が復列または半復列で流下し得る幅広の通路幅(例えば18mm〜24mm)としてもよい。そして、スライド部材23の裏面下方に位置して係合部材30が傾動自在に設けられており、該係合部材30は一端に前記係止部28に係止する係合部36が形成され、他端に前記突部27が接触する感知部37が設けられている。該係合部材30は常態では自重で係合部36側に下動するように重心位置を設定している。
【0044】
そして、供給路14のパチンコ球の抜取りを行うには、パチンコ遊技機の前面側若しくは裏面側から、スライド部材23を直接または間接的に操作して、球抜き孔21を開放すると屈曲通路部40の落入孔22に位置するパチンコ球の荷重がスライド部材23に掛かることにより、図9鎖線に示すようにスライド部材23が球荷重の負荷方向に下動し、突部27が感知部37を押圧することで係止部材30が傾動して係合部36が係止部28に係合する。そして、スライド部材23に球荷重が掛かっている間は球抜き孔21を開放状態に一時的に保持し、球タンク12及び供給路14のパチンコ球が球抜きされ、スライド部材23が球荷重の負荷から解放されると係止部材30が復動し、係合部36と係止部28の係合が解除されて板ばね42の付勢力によりスライド部材23が閉状態に復動する。また、供給路14にパチンコ球が残らないようにするために、直線通路部の側壁に設けるようにしてもよい。さらに、球払出装置13の最先のパチンコ球までの供給通路に本発明の抜取装置を設け、最先のパチンコ球から球抜されるようにすることで、パチンコ遊技機にパチンコ球を残すことなく完全な抜取りが可能となる。
【0045】
なお、実施の形態において遊技機としてパチンコ球を遊技媒体としたパチンコ遊技機として説明したが、アレパチ,雀球遊技機であってもよく、パチンコ球を賭数として回収するパチロットであってもよい。さらに、コイン,メダルを遊技媒体として遊技するスロット遊技機としてもよい。スロット遊技機の遊技媒体抜取装置としてコイン皿に設ける際には、コイン皿の底部を筋条に形成する等してコインが滑りやすくして自重で抜取口から落下して抜取られやすくするのがよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明の遊技機の遊技媒体抜取装置によれば、貯留部に貯留されるパチンコ球等の遊技媒体の荷重がスライド部材に掛かることにより係止部材を回動させ、スライド部材に係合することで抜取口を開放する位置に保持すると共に、その遊技媒体の荷重から解放されると係止部材が復動してスライド部材が抜取口を閉じる位置に自動復帰するようにしたものであるから、貯留部の抜取り操作を至極容易にかつ確実に行うことができると共に、抜取り状態のままで放置されるようなことがなくなり、従来のように他の遊技者に迷惑を及ぼしたり店員の手を煩わせるような事態を完全に解消することができる。また、係合部が可動するために係合及び解除が行いやすく、しかも摩耗し難く長期間の使用に耐え得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】下部球受皿の斜視図である。
【図4】下部球受皿の分解斜視図である。
【図5】球抜き孔を閉塞した状態の下部球受皿の平面図である。
【図6】球抜き孔を全開した状態の下部球受皿の平面図である。
【図7】(a)〜(c)は、球抜きの作用説明図である。
【図8】(a)〜(c)は、他の実施の形態の球抜きの作用説明図である。
【図9】供給路に設けた抜取装置部分の正面図である。
【符号の説明】
6 上部球受皿(貯留皿)
7 下部球受皿(貯留皿)
9 抜取装置
14 供給路(貯留部)
17 球抜装置(抜取装置)
18 貯留皿(貯留部)
20 底壁
21 球抜き孔(抜取口)
22 落入孔
23 スライド部材
25 スプリング(弾性部材)
27 突部
28 係合部
30 係止部材
36 係止部
37 感知部
42 板ばね(弾性部材)

Claims (6)

  1. パチンコ球等の遊技媒体を貯留する貯留部に抜取口を開設すると共に、前記抜取口を開閉させるスライド部材を弾性部材により該抜取口が閉じる方向に付勢して設け、抜取操作により前記スライド部材を開く方向に移動させると係止部材によって該スライド部材が該抜取口を開放している状態を維持して前記貯留部の遊技媒体が自重で排出されるようにした遊技機の遊技媒体抜取装置であって、
    前記スライド部材は、前記貯留部に遊技媒体が貯留されているときに前記抜取口を開放する方向に移動させると遊技媒体の荷重を受けてその先端が下向き傾動するようになっていると共に、下面に突部が設けられており、
    前記係止部材は、前記スライド部材の裏側に傾動自在に設けられ、その一端に該スライド部材の突部に押圧されて荷重を受ける感知部が形成されていると共に、その他端に該スライド部材に係合する係合部が形成され、
    前記スライド部材を開放してその先端が下向き傾動すると、該スライド部材の突部が前記係止部材の感知部に荷重を掛けて該係止部材が傾動すると共に前記係止部材の係合部が該スライド部材に係合し前記抜取口を開放している状態に保持させ、該抜取口から遊技媒体が排出されて前記スライド部材に荷重が掛からなくなったとき前記係止部材が復動し該スライド部材との係合が解除され該スライド部材が前記弾性部材の付勢により閉状態に自動復帰するようにしたことを特徴とする遊技機の遊技媒体抜取装置。
  2. 前記スライド部材に前記係止部材の係合部が係合する係止部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
  3. 前記係止部材の軸支部から感知部及び係合部までのそれぞれの距離は、該軸支部と係合部までの距離の方が長く形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
  4. 前記抜取口を拡径状に形成することにより、前記スライド部材に貯留部内の遊技媒体の荷重が常時掛かるようにしたことを特徴とする請求項1乃至記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
  5. 前記貯留部は、遊技機から払出される遊技媒体を貯留する貯留皿である請求項1乃至のいずれかに記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
  6. 前記貯留部は、遊技媒体を払出装置に供給する供給路である請求項1乃至のいずれかに記載の遊技機の遊技媒体抜取装置。
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