JP2003102941A - パチンコ機における球抜装置 - Google Patents

パチンコ機における球抜装置

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JP2003102941A
JP2003102941A JP2001303580A JP2001303580A JP2003102941A JP 2003102941 A JP2003102941 A JP 2003102941A JP 2001303580 A JP2001303580 A JP 2001303580A JP 2001303580 A JP2001303580 A JP 2001303580A JP 2003102941 A JP2003102941 A JP 2003102941A
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hole
opening
pachinko
ball pull
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JP2001303580A
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Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Seiichi Ishihara
誠一 石原
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Adachi Light Inc
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留されるパチンコ球を利用して開閉部材を
球抜き位置に確実に係止保持させることができると共
に、球抜終了時に係合部を損耗することなくスムーズに
係止状態を解除することができる球抜き装置を提供す
る。 【解決手段】 球抜孔32を開設した球貯留部27にパ
チンコ球が落入する落入孔33を穿設すると共に、常に
付勢部材30により球抜孔32を閉塞するように回動自
在に設けた開閉部材31が前記球抜孔32を開放する位
置で前記落入孔33に位置するパチンコ球の球重量によ
り係合する係止手段39,40を設け、前記付勢部材3
0を球抜孔32の開放時に前記係止手段39,40の係
止解除方向に付勢し、開閉部材31の球荷重により球抜
孔32を開放状態に係止すると共に、開閉部材31が球
重量から解放されることにより前記付勢部材30の付勢
により係合を解除して開閉部材31を球抜孔32が閉塞
する位置に自動復帰するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球が貯留
される球受皿および供給通路等の球抜装置に関し、特に
パチンコ球の球重量により開閉部材を球抜孔が開放する
位置に停止保持させるようにした球抜装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来、球抜部材を係止部材によって球抜
き位置に係止し、押圧部材の押圧によってその係止を解
除するようにした球受皿の球抜装置は知られている(例
えば特公平3−53954号公報参照)。 【0003】従来の球受皿の球抜装置は、多くの部品を
必要として構造が複雑で、組立に手間が掛かってコスト
高になるという問題があった。また、皿部にパチンコ球
がない状態でも球抜部材を摺動させると球抜き位置に停
止保持されてしまい、球抜部材の停止状態を解除するた
めには必ず停止解除操作をしなければならなかった。こ
のため、球受皿のパチンコ球の球抜きが終わっても解除
操作をするのを忘れて、球受皿が球抜き状態に置かれた
ままとなり、次の遊技者に迷惑を及ぼしたり店員がいち
いち解除操作をしなければならないという問題があっ
た。 【0004】そこで、本出願人により、球受皿に貯留さ
れるパチンコ球の球重量を利用して開閉部材を球抜き位
置に停止保持させることができると共に、球受皿のパチ
ンコ球が抜き取られると自動的に停止状態を解除するこ
とができる球受皿の球抜装置を提案した(例えば特開平
2000−33163号参照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た球受皿の球抜装置は、球重量から解放されて係合が解
除する際に、球抜孔を閉塞方向に付勢する付勢部材の付
勢力により無理やり係合を解除するようにしているた
め、係合部を係合が解除しやすい形状としている。この
ため球貯留部に球が残ったり度重なる使用により係合部
が摩耗したりしてしまい、球抜きはできるものの開閉部
材を球抜き位置に停止保持させることができなくなって
しまうといった不都合が生じ得ることが判明した。 【0006】そこで本発明は、従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、貯留されるパチンコ球を利用して開閉部
材を球抜き位置に確実に係止保持させることができると
共に、球抜終了時に係合部を損耗することなくスムーズ
に係止状態を解除することができる球抜装置を提供しよ
うとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、球貯留部のパチンコ球が球抜きされる球
抜孔と、該球抜孔を開閉するように支軸に回動自在に装
着される球抜部材と、前記球貯留部に開設され前記球抜
部材で常に閉塞される落入孔と、前記落入孔に位置する
パチンコ球の荷重により前記球抜部材を球抜孔が開放し
た状態で係合する係止手段と、前記球抜部材を常に球抜
孔が閉塞する方向に付勢すると共に球抜孔が開放した状
態で前記係止手段を解除する解除方向に付勢する付勢部
材とを具備し、前記球抜部材は前記落入孔のパチンコ球
の荷重から解放されると前記付勢部材の付勢により係合
を解除すると共に球抜孔を閉塞する位置に自動復帰する
ようにしたことを特徴とする。 【0008】前記付勢部材は球抜孔の開放時に該付勢部
材の最大付勢力点を越えないように前記球抜部材に固着
されするのが好ましい。前記付勢部材の最大付勢力点は
付勢部材が球抜部材の回動支軸上に位置した時点であ
る。 【0009】前記係止手段の係止方向は前記球抜部材の
回動方向と直交する方向とするのが好ましい。 【0010】前記係止手段は一対の係止半体で構成さ
れ、球抜部材に設けられた係止部と該係止部が球荷重に
より下動して係合する係合部とで構成するのがよい。 【0011】前記球抜部材の支軸を円錐状とするのが好
ましく、球抜部材を傾動しやすくするのがよい。 【0012】前記付勢部材は前記球抜部材を傾動して前
記係止手段を解除するように付勢するのが好ましい。 【0013】前記球抜部材に設けられる係止手段は、球
抜孔の開放状態において、付勢部材の固着部と可動固定
部を結ぶ直線と直交し回動支軸を通る鉛直線より反固定
部側であり該鉛直線より離して設けるのが好ましく、付
勢部材の付勢力により球抜部材が傾動して係止手段を解
除しやすくするのがよい。 【0014】前記係止手段が係合する直前を認識する確
認手段を設けるのが好ましく、例えば係止手段の係合直
前に凸部設けて該凸部に一旦接触して抵抗となり、係止
手段が係合する直前であると認識することができ、球抜
孔を開放状態でロックしたくない遊技者や少しのパチン
コ球を抜き取る際に有効である。 【0015】上記のように構成されたパチンコ機におけ
る球抜装置は、球抜部材を付勢部材の付勢に抗して球抜
孔が開放する位置まで回動したとき、落入孔に位置する
パチンコ球の荷重により係止手段が係止し球抜部材を球
抜孔が開放する位置に保持する。そして、球抜孔からパ
チンコ球が球抜きされて球抜部材が球荷重から解放され
ると係止手段の解除方向に付勢される付勢部材により係
止手段の係合が解除して球抜部材が球抜孔を閉塞する位
置に自動復帰する。 【0016】なお、本発明のパチンコ機における球抜装
置は、パチンコ機の前面枠の前面に設けられる打球供給
用の上部球受皿又は該上部球受皿の余剰球を貯留する下
部球受皿のいずれにも適用可能である。さらに、球誘導
樋等の供給通路の球抜きにも適用できる。 【0017】 【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1はパチンコ機の正面図
であり、図2はパチンコ機の裏面図である。1はパチン
コ機の機枠、2は機枠1の前面に開閉自在に装着された
前面枠である。前面枠2は、ほぼ中央に開口が形成され
た額縁状に形成されており、該開口に臨んで取付枠4を
介して遊技盤5が着脱自在に設けられている。また、前
面枠2の前面に前記開口を閉塞するように上部にガラス
扉枠6が、その下部に前面板7がそれぞれ開閉自在に設
けられている。該前面板7の前面には発射位置にパチン
コ球を供給する打球供給用の上部球受皿8が設けられて
いる。また、前記上部球受皿8の下部には、該上部球受
皿8から溢出する余剰球を貯留する下部球受皿9および
パチンコ球の弾発力を調節する操作ハンドル10が設け
られている。 【0018】また、前記遊技盤5の裏面には、合成樹脂
により方形状に形成されほぼ中央に窓孔12が開設され
た機構板13が着脱開閉可能に装着されている。前記窓
孔12の上部には球タンク14が固着されており、該球
タンク14の下方に球誘導樋15が設けられている。ま
た、球誘導樋15下流端は屈曲レール16を介して球払
出装置17に接続されており、該球払出装置17の下方
には払出されたパチンコ球を前記上部球受皿8に導く排
出樋18が設けられ、該排出樋18に連通して上部球受
皿8の余剰球を下部球受皿9に導く余剰球排出樋19が
設けられている。20は前記屈曲レール16に設けられ
た球抜装置であり、操作レバー21を操作することによ
り供給通路の底壁に開設された球抜孔を閉塞する球抜部
材が可動して球誘導樋15および屈曲レール16の供給
通路に貯留されるパチンコ球を球抜通路25に抜き取る
ようにしている。 【0019】次に、図3および図4を参照して下部球受
皿9の構成について説明する。下部球受皿9は、前面枠
2の前面に取付ける球受皿本体26と、パチンコ球を貯
留する球貯留部としての皿部27を有し、該皿部27と
下方に設けられる皿状の支持枠28との間に挟まれるよ
うに付勢部材としての引張りばね30を介して球抜部材
31が設けられる。そして、前記皿部27の底壁27a
に複数のパチンコ球を同時に落下して球抜きする球抜孔
32が開設され、底壁27aは皿部27に貯留されたパ
チンコ球がすべて該球抜孔32に向うように下傾してい
る。また、皿部27の底壁27aには多数のパチンコ球
を同時に落入させる大きさの落入孔33が穿設される。
該落入孔33は球抜部材31の球抜き方向に形成され、
該落入孔33に位置するパチンコ球を流出しやすくする
ために球抜孔32にむかって徐々に大きくなるように形
成して、前記球抜孔32と連通して勾玉形をしている。
そして、該落入孔33は常に前記球抜部材31によって
閉塞され、該落入孔33に位置するパチンコ球は球抜部
材31によって支持される。 【0020】前記支持枠28は、皿部27の底壁27a
下面に複数のビス35により固着されており、該支持枠
28には前記球抜孔32と相対する位置に該球抜孔32
を包含する大きさの透孔36が設けられる。また、支持
枠28には前記球抜部材31の回動支軸37が設けられ
ると共に、付勢部材としての引張りばね30の一端が連
結固着される引掛部41が形成されている。前記回動支
軸37は、支持枠28をできるだけ薄くするために短く
し、かつ安定させるために太径とし、さらに引張りばね
30の付勢により球抜部材31が傾動しやすくするよう
に緩やかな円錐状に形成されている。また、前記回転支
軸37を中心とした円弧状のリブ壁38が設けられ、球
抜部材31を支えるようにしている。そして、リブ壁3
8に一対の係止半体で構成される係止手段としての係合
部39が段状に形成されており、係合面は後述する他方
の係止半体である係止部40と球抜部材31の復動方向
とほぼ直交するように形成される。なお、係合部39の
直前のリブ壁38上端に係合部39に向かって上り傾斜
の凸部29が形成され、該凸部29が抵抗となり係止手
段が係合する直前を認識する確認手段となっている。4
2は、球抜部材31が球抜孔32を閉塞状態において引
張りばね30の付勢によって回転支軸37から球抜部材
31が外れるのを防ぐための仮止め片であり、これによ
って球抜部材31を支持枠28に組付けるのが容易とな
り、球抜部材31を装着した支持枠28を皿部27下面
へ取付るのも簡単にできるようになる。なお、回動支軸
37は凸形状としても球抜部材31の回動に支障のない
1mm程度のクリアランスを設けるようにしてもよい。 【0021】一方、前記球抜部材31は、支持枠28の
開口部43から外方へ突出する操作部44と、該操作部
44から後方へ延びる円板状のレバー部45と、球抜孔
32および落入孔33を開閉する幅広の開閉板46とを
一体に有し、そのレバー部45の中心部に前記回動支軸
37に挿通する軸通孔47が設けられている。そして、
該軸通孔47を支持枠28に一体に突設した回動支軸3
7に挿通して該回動支軸37を中心に回動自在に支持さ
れる。このときレバー部45下面には突起48を設けて
支持枠28との摩擦抵抗を少なくして動きをスムーズに
している。 【0022】また、球抜部材31のレバー部45には前
記付勢部材としての引張りばね30の他端がビス着によ
り連結される。この引張りばね30は、図6に示すよう
に球抜孔32の開放時に付勢部材の最大付勢力点である
回転支軸37を越えないように前記レバー部45に固着
され、球抜孔32が開放状態において、引張りばね30
の一端が連結される引掛部41と回動支軸37を結ぶ直
線と直交する回動支軸37を通る鉛直線より反引掛部4
1側に固着して、引張りばね30が引掛部41と回動支
軸37を結ぶ直線距離より長く伸張するのが好ましい。
そして、引張りばね30が球抜部材31を常には開閉板
46が球抜孔32を閉塞する円弧方向に付勢すると共に
球抜孔32の開放時に球抜部材31を前記回動支軸37
または凸部48を支点として傾動するようにして係止手
段の解除方向とに付勢している。このとき操作部44は
図5および図6に示すように支持枠28の開口部43か
ら外方へ突出し、開口部43の開口端で球抜部材31の
回動が規制されている。 【0023】また、開閉板46下面に前記係合部39に
係合する係止部40が突状に形成され、該係止部40は
前記係合部39の係合面と共に球抜部材31の回動方向
とほぼ直交する係止面を有している。なお、前記落入孔
33に位置する開閉板46上面は球抜孔32側に下傾し
て皿部27にパチンコ球が残らないように肉盛してい
る。また、前記係止部40は球抜孔32の開放状態にお
いて、伸張した引張りばね30と直交し回動支軸37を
通る鉛直線より反引掛部41側に設けるのが好ましく、
該鉛直線から離れるほど引張りばね30の付勢力により
球抜部材31が傾動して係止手段39,40を解除しや
すくなる。 【0024】上記構成の下部球受皿9は、皿部27にパ
チンコ球が貯留されていない状態で球抜部材31を操作
して図6および図7(a)鎖線に示すように球抜孔32
を開放しても引張りばね30の係止手段の解除方向への
付勢力と共に落入孔33に位置する開閉板46に球荷重
が掛からないため開閉板46が下動して係止部40が係
合部39に係合せず引張りばね30の球抜孔32を閉塞
する方向への付勢力により球抜部材31が図5に示す球
抜孔32を閉塞する位置に復動する。このため悪戯で球
抜孔32を開放状態にしようとしても係止手段が39,
40が係合しないため球抜部材31が復動し球抜孔32
が開放状態のままになることはない。 【0025】次に図面を参照して上記構成の下部球受皿
9の球抜きの作用を説明する。下部球受皿9の球抜き
は、皿部27にパチンコ球が貯留された状態で図6に示
すように操作部44を操作して引張りばね30の付勢に
抗して球抜孔32を開放すると、図7(b)に示すよう
に底壁27aの傾斜により球抜孔32からパチンコ球が
流出すると共に落入孔33に位置する開閉板46にかか
るパチンコ球の荷重が係止手段39,40を解除しよう
とする付勢力に勝っていることにより係止手段の係止部
40が係合部39と係合し、球抜部材31の復動を阻止
して球抜孔32を解放した状態を保持する。 【0026】このようにして皿部27のパチンコ球が抜
き取られて、開閉板46にかかる球重量が減少して、開
閉板46にかかる球荷重より係止手段39,40を解除
しようとする引張りばね30の付勢力の方が勝ると、図
8鎖線に示すように引張りばね30の付勢力により球抜
部材31が回動支軸37または凸部48を支点として傾
動して係止部40と係合部39との係合を解除すると共
に、図5に示す開閉板46が球抜孔32を閉塞する位置
に自動的に復動することになる。このとき、開閉板46
上にある僅かなパチンコ球も該開閉板46の傾斜により
球抜孔32に向かって転動し球抜される。 【0027】万一皿部27内に僅かにパチンコ球が残っ
た場合には、再度球抜部材31を開方向に回動すれば、
開閉板46に引張りばね30の付勢力に勝る球荷重がか
からないため、球抜部材31はロックされることなく残
ったパチンコ球は球抜孔32から落下してすべてのパチ
ンコ球を抜き取ることができる。 【0028】また、球抜きを途中で中止したい場合に
は、球荷重により僅かに上動している操作部44を開閉
板46にかかる球荷重に抗して少し下動すれば係止部4
0が回転支軸37を支点として上動し球抜部材31の係
合が外れ、引張りばね30の付勢により球抜孔32を閉
塞することができる。 【0029】なお、球抜孔32を開放状態でロックした
くない遊技者や少しのパチンコ球を抜き取る際には、皿
部27にパチンコ球が貯留された状態で引張りばね30
の付勢に抗して操作部44を操作して球抜孔32を開放
すると、係止部40はリブ壁38上面を摺動し係合部3
9に係合する直前に確認手段としての凸部29に接触し
抵抗を感触する。これにより係止部40が係合する直前
であることが認識することができ、それ以上球抜部材3
1を回動しない限り係止手段39,40が係合すること
がないので、球抜孔32を開放状態で無用にロックする
ことがない。 【0030】上記実施の形態において操作部44を開閉
板46と一体に設けるようにしたが別体に形成してもよ
く、操作部44を開閉板46と一体的に可動するように
したり、操作部44を直線的に移動することで開閉板4
6を回動させたりするようにしてもよい。 【0031】このように、係止手段39,40を球荷重
により係止するようにして、付勢部材30の付勢力を球
抜部材31を球抜孔33が閉塞するように付勢すると共
に係止手段39,40の解除方向とに付勢するようにし
たので、付勢部材30の付勢力により係止手段39,4
0を無理なく解除することができ係合部39および係止
部40が摩耗したり破損したりすることなく長期間に亘
って使用することができ、パチンコ球を残さずスムーズ
に球抜きを行い確実に球抜孔32を閉塞することができ
る。 【0032】また、前記付勢部材を引張りばねとしたが
図9に示すように巻ばね50としてもよく、前記実施の
形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。球
抜部材31が回動自在に軸支される回動支軸37に該巻
ばね50を巻装し、該巻ばね50の一端を支持枠28に
固着すると共に他端を球抜部材31に固着し、球抜部材
31を常に球抜孔32を閉塞する方向に付勢すると共に
支持枠28と球抜部材31が所定間隔を保つように付勢
し球抜部材31に球荷重が掛からない限り下動して一対
の係止半体からなる係止手段39,40が係止しないよ
うにしている。このようにすることで、皿部27にパチ
ンコ球が貯留されていない状態で球抜部材31を操作し
て球抜孔32を開放しても開閉板46に球荷重が掛から
ないため開閉板46が下動して係止手段39,40が係
合することがなく巻ばね50の付勢により球抜部材31
が球抜孔32を閉塞する位置に確実に復動する。一方、
皿部27にパチンコ球が貯留されている状態で球抜部材
31を操作して球抜孔32を開放すると、図9鎖線に示
すように落入孔33に位置するパチンコ球の荷重により
球抜部材31が巻ばね50の付勢に抗して下動して係止
手段39,40が係止し球抜部材31の復動を阻止して
球抜孔32の開放状態を保持する。そして、球抜孔32
から球抜きされて落入孔33に位置するパチンコ球の荷
重が減少し、球抜部材31を上動する巻ばね50の付勢
力が勝ると係止手段39,40の係合が無理なく解除さ
れ球抜部材31が球抜孔32を閉塞する位置に復動す
る。 【0033】なお、上記実施の形態の落入孔33の大き
さや形状に限定されることはなく、落入孔33の大きさ
や形状を変えることにより、開閉板46にかかる球重量
の調節や球抜部材31の係合解除のタイミングを調整す
ることができる。例えば前記した実施の形態とは逆に落
入孔33を球抜孔32に向かうに従い徐々に狭めるよう
にすることにより落入孔33に位置するパチンコ球の滞
在時間を長くしてロック状態を長く維持することができ
る。また、引張りばね30の強さを代えることによって
も球抜部材31の係合解除のタイミングを調整すること
ができる。 【0034】また、係止手段は上記した実施の形態に限
られることなく、例えば一対の係止半体を凹凸の係合に
より係止するようにしてもよく、前記係合部39を凹孔
として、開閉部材31の下面に係止部40を突設させて
係合させるようにすればよい。このようにすると、係止
部39を開閉板46の端部下面に設けた場合、係止部4
0と係合部39の係合の際に開閉板46の端部が持ち上
がることがないため、開閉板46を流下するパチンコ球
に抵抗を与えることなくよりスムーズな球抜きができ
る。なお、係合部39を凸部として係止部40を凹孔と
してもよいのはいうまでもない。 【0035】また、係止手段は透孔36の開口周縁に設
けてもレバー部45および該レバー部45に対向位置す
る支持枠28に設けてもよく、係止部40を開閉板46
の後端または上面に設け係合部39を皿部27の下面に
設けるようにして球抜部材31が球荷重により傾動する
ことにより係止手段の一対の係止半体が係合するように
してもよい。さらに、支持枠28の外方に突出した操作
部44を利用して、支持枠28の開口部43(図上操作
部44下面を支持する円弧状部)に係合部39を切欠し
て設けるようにしてもよい。 【0036】なお、本発明のパチンコ機における球抜装
置は、上記実施の形態の下部球受皿の球抜装置に限られ
ることなく、パチンコ機の前面枠の前面に設けられる打
球を貯留する打球供給用の上部球受皿にも適用可能であ
る。さらに、球誘導樋,屈曲レール等の供給通路に貯留
されるパチンコ球の球抜きにも適用することができる。 【0037】 【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、係止手段を球貯留部に貯留され
るパチンコ球の球荷重により係止するようにして、付勢
部材の付勢力を球抜部材を球抜孔が閉塞するように付勢
する方向と係止手段の解除するように付勢する方向とに
異ならせた方向に付勢したので、球抜きされて球重量か
ら解放されると付勢部材の付勢により係止状態を解除し
て、係止手段を摩耗したり破損したりすることなく確実
に開閉部材を球抜孔が閉じる位置に復帰させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。 【図2】パチンコ機の裏面図である。 【図3】下部球受皿の分解斜視図である。 【図4】下部球受皿の要部分解斜視図である。 【図5】球抜孔を閉塞した状態の要部平面図である。 【図6】球抜孔を開放した状態の要部平面図である。 【図7】(a),(b)は球抜孔および落入孔と球抜部
材との関係を示す要部側断面図である。 【図8】落入孔と球抜部材との関係を示す要部側断面図
である。 【図9】他の実施の形態の要部側断面図である。 【符号の説明】 8 上部球受皿 9 下部球受皿 26 球受皿本体 27 皿部(球貯留部) 30 引張りばね(付勢部材) 31 球抜部材 32 球抜孔 33 落入孔 37 回動支軸(支軸) 39 係合部(係止手段) 40 係止部(係止手段) 44 操作部 46 開閉板 47 軸通孔 50 巻ばね(付勢部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 球貯留部のパチンコ球が球抜きされる球
    抜孔と、 該球抜孔を開閉するように支軸に回動自在に装着される
    球抜部材と、 前記球貯留部に開設され前記球抜部材で常に閉塞される
    落入孔と、 前記落入孔に位置するパチンコ球の荷重により前記球抜
    部材を球抜孔が開放した状態で係合する係止手段と、 前記球抜部材を常に球抜孔が閉塞する方向に付勢すると
    共に球抜孔が開放した状態で前記係止手段を解除する解
    除方向に付勢する付勢部材とを具備し、 前記球抜部材は前記落入孔のパチンコ球の荷重から解放
    されると前記付勢部材の付勢により係合を解除すると共
    に球抜孔を閉塞する位置に自動復帰するようにしたこと
    を特徴とするパチンコ機における球抜装置。
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