JP3502418B2 - パチンコ機における球受皿の球抜き装置 - Google Patents
パチンコ機における球受皿の球抜き装置Info
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- JP3502418B2 JP3502418B2 JP21339193A JP21339193A JP3502418B2 JP 3502418 B2 JP3502418 B2 JP 3502418B2 JP 21339193 A JP21339193 A JP 21339193A JP 21339193 A JP21339193 A JP 21339193A JP 3502418 B2 JP3502418 B2 JP 3502418B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中のパチンコ
球を利用してシャッター板を球抜き孔が開放される位置
に停止保持できるようにしたパチンコ機における球受皿
の球抜き装置に関するものである。
球を利用してシャッター板を球抜き孔が開放される位置
に停止保持できるようにしたパチンコ機における球受皿
の球抜き装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の下部球受皿の球抜き装置
であって、遊技中のパチンコ球を利用して球抜き孔を開
放する位置で、シャッター板を停止保持させるようにし
たものが、例えば特開平２−１５４７７６号公報に記載
の如く知られている。この公報に記載のものは、下皿の
前方下縁に水平方向に沿って案内縁を形成すると共に、
下皿に開設された排出口を閉止する方向にスプリングに
より付勢された摺動蓋と、該摺動蓋を摺動可能に支持す
る蓋枠部材と、摺動蓋を操作する摺動レバーとからなる
スライド蓋機構を設け、摺動レバーと摺動蓋との間に下
皿の案内縁に嵌入する受溝を形成し、また案内縁にはパ
チンコ球が嵌入可能な凹陥部を設け、摺動蓋を摺動させ
て排出口を開放したときに凹陥部にパチンコ球を嵌入さ
せ、このパチンコ球に摺動蓋の摺動レバーの前端面を当
接させることにより摺動蓋を停止保持するようにしてお
り、しかもこの球を摺動レバーに埋設した磁石に吸着さ
せてその位置を安定させている。
であって、遊技中のパチンコ球を利用して球抜き孔を開
放する位置で、シャッター板を停止保持させるようにし
たものが、例えば特開平２−１５４７７６号公報に記載
の如く知られている。この公報に記載のものは、下皿の
前方下縁に水平方向に沿って案内縁を形成すると共に、
下皿に開設された排出口を閉止する方向にスプリングに
より付勢された摺動蓋と、該摺動蓋を摺動可能に支持す
る蓋枠部材と、摺動蓋を操作する摺動レバーとからなる
スライド蓋機構を設け、摺動レバーと摺動蓋との間に下
皿の案内縁に嵌入する受溝を形成し、また案内縁にはパ
チンコ球が嵌入可能な凹陥部を設け、摺動蓋を摺動させ
て排出口を開放したときに凹陥部にパチンコ球を嵌入さ
せ、このパチンコ球に摺動蓋の摺動レバーの前端面を当
接させることにより摺動蓋を停止保持するようにしてお
り、しかもこの球を摺動レバーに埋設した磁石に吸着さ
せてその位置を安定させている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように前記公報に
記載のものは、球を嵌入させる凹陥部が小さく、しかも
下皿の案内縁に外部に露出させて設けられており、パチ
ンコ球を指先で持って凹陥部へ嵌入して、摺動レバーの
前端面をパチンコ球に当接させるようにしているので、
凹陥部へ嵌入した時又は摺動レバーに無用な衝撃が加っ
た時などパチンコ球が落ち易い。しかも、一方の手で摺
動レバーを引いた状態で他方の手でパチンコ球を扱うな
ど両手を使わねばならないので、操作ハンドルを操作す
ることができず、遊技中に、すなわち操作ハンドルを持
ったままで前記摺動蓋を開放した位置に停止保持するこ
とは困難であり、不都合を生ずる。
記載のものは、球を嵌入させる凹陥部が小さく、しかも
下皿の案内縁に外部に露出させて設けられており、パチ
ンコ球を指先で持って凹陥部へ嵌入して、摺動レバーの
前端面をパチンコ球に当接させるようにしているので、
凹陥部へ嵌入した時又は摺動レバーに無用な衝撃が加っ
た時などパチンコ球が落ち易い。しかも、一方の手で摺
動レバーを引いた状態で他方の手でパチンコ球を扱うな
ど両手を使わねばならないので、操作ハンドルを操作す
ることができず、遊技中に、すなわち操作ハンドルを持
ったままで前記摺動蓋を開放した位置に停止保持するこ
とは困難であり、不都合を生ずる。
【０００４】それ故に本発明の目的は、このような従来
の課題を解決したパチンコ機における球受皿の球抜き装
置を提供しようとするものである。
の課題を解決したパチンコ機における球受皿の球抜き装
置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球抜き
孔を開設し、該底壁の裏側に支持枠を取り付けると共
に、該支持枠に自在に摺動して常に球抜き孔を閉じるよ
うに付勢されるシャッター板を設けたパチンコ機におけ
る球受皿の球抜き装置において、前記シャッター板が球
抜き孔を閉塞している状態で外部からパチンコ球を送り
込むための投入溝と該投入溝から送り込まれたパチンコ
球を底壁で支承する保持部とをシャッター板の摺動方向
に設け、前記シャッター板に前記保持部のパチンコ球に
係合する係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置で
前記保持部のパチンコ球が該保持部と前記係合凹部との
間に係脱自在に挟着され、同時に該パチンコ球によりシ
ャッター板を皿部の底壁裏面側に押圧して停止保持する
ようにした。
本発明は、パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球抜き
孔を開設し、該底壁の裏側に支持枠を取り付けると共
に、該支持枠に自在に摺動して常に球抜き孔を閉じるよ
うに付勢されるシャッター板を設けたパチンコ機におけ
る球受皿の球抜き装置において、前記シャッター板が球
抜き孔を閉塞している状態で外部からパチンコ球を送り
込むための投入溝と該投入溝から送り込まれたパチンコ
球を底壁で支承する保持部とをシャッター板の摺動方向
に設け、前記シャッター板に前記保持部のパチンコ球に
係合する係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置で
前記保持部のパチンコ球が該保持部と前記係合凹部との
間に係脱自在に挟着され、同時に該パチンコ球によりシ
ャッター板を皿部の底壁裏面側に押圧して停止保持する
ようにした。
【０００６】また、請求項２記載の発明は、パチンコ球
が貯留される皿部の底壁に球抜き孔を開設し、該底壁の
裏側に支持枠を取り付けると共に、該支持枠に自在に摺
動して常に球抜き孔を閉じるように付勢されるシャッタ
ー板を設けたパチンコ機における球受皿の球抜き装置に
おいて、前記シャッター板が球抜き孔を閉塞している状
態で外部からのパチンコ球を送り込むための球入口を上
面開口して設けると共に該球入口から送り込まれたパチ
ンコ球を底壁で支承する保持部をシャッター板の摺動方
向に設け、前記シャッター板に前記保持部のパチンコ球
と係合する係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置
で前記保持部のパチンコ球が該保持部と前記係合凹部と
の間に係脱自在に挟着され、同時に該パチンコ球により
シャッタ ー板を皿部の底壁裏面側に押圧して停止保持す
るようにした。
が貯留される皿部の底壁に球抜き孔を開設し、該底壁の
裏側に支持枠を取り付けると共に、該支持枠に自在に摺
動して常に球抜き孔を閉じるように付勢されるシャッタ
ー板を設けたパチンコ機における球受皿の球抜き装置に
おいて、前記シャッター板が球抜き孔を閉塞している状
態で外部からのパチンコ球を送り込むための球入口を上
面開口して設けると共に該球入口から送り込まれたパチ
ンコ球を底壁で支承する保持部をシャッター板の摺動方
向に設け、前記シャッター板に前記保持部のパチンコ球
と係合する係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置
で前記保持部のパチンコ球が該保持部と前記係合凹部と
の間に係脱自在に挟着され、同時に該パチンコ球により
シャッタ ー板を皿部の底壁裏面側に押圧して停止保持す
るようにした。
【０００７】また、請求項３記載の発明は、請求項１ま
たは２記載の発明において、前記保持部の底壁にパチン
コ球が無用に転がらないよう停止保持させるための浅窪
部を設けるようにした。
たは２記載の発明において、前記保持部の底壁にパチン
コ球が無用に転がらないよう停止保持させるための浅窪
部を設けるようにした。
【０００８】また、請求項４記載の発明は、請求項１な
いし３のいずれかに記載の発明において、前記シャッタ
ー板に保持部のパチンコ球を弾発的に押圧保持するため
の弾性片を一体に設けるようにした。
いし３のいずれかに記載の発明において、前記シャッタ
ー板に保持部のパチンコ球を弾発的に押圧保持するため
の弾性片を一体に設けるようにした。
【０００９】上記構成からなる球受皿の球抜き装置は、
下部球受皿前側の投入溝から支持枠に設けられた保持溝
内にパチンコ球を投入し、シャッター板を球抜き孔を開
放する位置へ摺動させると、該シャッター板が保持部に
収容されたパチンコ球の上面に圧接し、これによりパチ
ンコ球は係合凹部と保持溝内の底壁との間で係脱自在に
挟着され、同時にパチンコ球によりシャッター板を皿部
の底壁裏面側へ押圧して、球抜き孔を開放する位置に停
止保持させる。また、シャッター板を球抜き孔を閉じる
方向に摺動させると、その摺動に伴ない係合凹部に係合
されるパチンコ球はその係合が解かれ、同時にシャッタ
ー板がその付勢によって球抜き孔を閉塞する位置に復帰
する。
下部球受皿前側の投入溝から支持枠に設けられた保持溝
内にパチンコ球を投入し、シャッター板を球抜き孔を開
放する位置へ摺動させると、該シャッター板が保持部に
収容されたパチンコ球の上面に圧接し、これによりパチ
ンコ球は係合凹部と保持溝内の底壁との間で係脱自在に
挟着され、同時にパチンコ球によりシャッター板を皿部
の底壁裏面側へ押圧して、球抜き孔を開放する位置に停
止保持させる。また、シャッター板を球抜き孔を閉じる
方向に摺動させると、その摺動に伴ない係合凹部に係合
されるパチンコ球はその係合が解かれ、同時にシャッタ
ー板がその付勢によって球抜き孔を閉塞する位置に復帰
する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る球受皿の球抜
き装置の実施の形態を図面と共に説明する。図１はパチ
ンコ機の正面図であり、図において１は機枠、２は機枠
１の前面に開閉自在に装着される前面枠で、その前面に
はガラス枠３とその下方に前板４が開閉自在に装着され
る。前記ガラス枠３の後方には遊技盤５が配置され、該
遊技盤５の表面にガイドレール６が敷設されている。前
記前板４の前面には打球供給皿７が取り付けられてい
る。また、前面枠２の下部には操作ハンドル８と前記打
球供給皿７の余剰球を貯留する下部球受皿９が取り付け
られている。
き装置の実施の形態を図面と共に説明する。図１はパチ
ンコ機の正面図であり、図において１は機枠、２は機枠
１の前面に開閉自在に装着される前面枠で、その前面に
はガラス枠３とその下方に前板４が開閉自在に装着され
る。前記ガラス枠３の後方には遊技盤５が配置され、該
遊技盤５の表面にガイドレール６が敷設されている。前
記前板４の前面には打球供給皿７が取り付けられてい
る。また、前面枠２の下部には操作ハンドル８と前記打
球供給皿７の余剰球を貯留する下部球受皿９が取り付け
られている。
【００１１】図２は下部球受皿９の斜視図、図３は球抜
き装置を分解して示す斜視図、図４は下部球受皿の平面
図をそれぞれ示す。下部球受皿９は取付基板１０の前面
に皿部１１が装着されており、該皿部１１に取付基板１
０に開設される余剰球排出用の排出口１２と連なる球貯
留部１３が設けられている。また、該球貯留部１３の底
壁１４に図４に示すよう円形の球抜き孔１５が開設され
ている。
き装置を分解して示す斜視図、図４は下部球受皿の平面
図をそれぞれ示す。下部球受皿９は取付基板１０の前面
に皿部１１が装着されており、該皿部１１に取付基板１
０に開設される余剰球排出用の排出口１２と連なる球貯
留部１３が設けられている。また、該球貯留部１３の底
壁１４に図４に示すよう円形の球抜き孔１５が開設され
ている。
【００１２】１６は底壁１４の裏側にビスＰを介して取
付けられ、上面が開放され且つ平面長方形をなす箱枠状
の支持枠であり、一側に球抜き孔１５に連通する円形の
通孔１７が開設されている。
付けられ、上面が開放され且つ平面長方形をなす箱枠状
の支持枠であり、一側に球抜き孔１５に連通する円形の
通孔１７が開設されている。
【００１３】１８は皿部１１の底壁１４と支持枠１６と
の間で水平方向へ摺動自在に介装され、球抜き孔１５を
開閉させるシャッター板であり、該シャッター板１８は
支持枠１６に装填させたコイルスプリング１９の付勢で
常に球抜き孔１５を閉塞させるようにしてあり、前側に
支持枠１６から突出する操作レバー２０が設けられてい
る。
の間で水平方向へ摺動自在に介装され、球抜き孔１５を
開閉させるシャッター板であり、該シャッター板１８は
支持枠１６に装填させたコイルスプリング１９の付勢で
常に球抜き孔１５を閉塞させるようにしてあり、前側に
支持枠１６から突出する操作レバー２０が設けられてい
る。
【００１４】しかして、前記支持枠１６には前記シャッ
ター板１８の摺動方向に沿ってパチンコ球が一個通過し
得る程度の幅を有し、パチンコ球を一時溜めておく保持
部としての保持溝２１が設けられている。この保持溝２
１は通孔１７とは反対側の一側端に支持枠１６の前側で
外部と連なり内側に向って下傾する投入溝２２が連接さ
れており、また、その一側端部の底壁２１ａに図６
（ａ）に示すようパチンコ球をころがらない程度に支承
させる溝状の浅窪部２３が保持溝２１に対して直交状に
設けられている。さらに、この保持溝２１の底壁２１ａ
は他側端に向い若干下傾しており、その下側端に落下孔
２４が開設されている。なお、浅窪部２３は溝状に限ら
ず他の形状であってもよい。
ター板１８の摺動方向に沿ってパチンコ球が一個通過し
得る程度の幅を有し、パチンコ球を一時溜めておく保持
部としての保持溝２１が設けられている。この保持溝２
１は通孔１７とは反対側の一側端に支持枠１６の前側で
外部と連なり内側に向って下傾する投入溝２２が連接さ
れており、また、その一側端部の底壁２１ａに図６
（ａ）に示すようパチンコ球をころがらない程度に支承
させる溝状の浅窪部２３が保持溝２１に対して直交状に
設けられている。さらに、この保持溝２１の底壁２１ａ
は他側端に向い若干下傾しており、その下側端に落下孔
２４が開設されている。なお、浅窪部２３は溝状に限ら
ず他の形状であってもよい。
【００１５】シャッター板１８の裏面には係合凹部２５
が設けられ、該係合凹部２５は、パチンコ球の球面とほ
ぼ同じ円弧面としており、該シャッター板１８が球抜き
孔１５を開放した時、支持枠１６に設けた保持溝２１の
浅窪部２３の真上に位置する。そして、係合凹部２５と
底壁２１ａの浅窪部２３との間は、その間にパチンコ球
が嵌入して、該パチンコ球によりシャッター板１８が上
方へ押圧され停止保持されるように距離が設定されてい
る。なお、前記係合凹部２５の一側縁はシャッター板１
８がスムースに摺動できるようにテーパー面に形成され
て、パチンコ球Ｂを係合凹部に係合しやすいようになっ
ている。
が設けられ、該係合凹部２５は、パチンコ球の球面とほ
ぼ同じ円弧面としており、該シャッター板１８が球抜き
孔１５を開放した時、支持枠１６に設けた保持溝２１の
浅窪部２３の真上に位置する。そして、係合凹部２５と
底壁２１ａの浅窪部２３との間は、その間にパチンコ球
が嵌入して、該パチンコ球によりシャッター板１８が上
方へ押圧され停止保持されるように距離が設定されてい
る。なお、前記係合凹部２５の一側縁はシャッター板１
８がスムースに摺動できるようにテーパー面に形成され
て、パチンコ球Ｂを係合凹部に係合しやすいようになっ
ている。
【００１６】このように構成した本発明の球抜き装置で
は、シャッター板１８が球抜き孔１５を閉塞している
時、支持枠１６に設けた保持溝２１内に、図５，図６
（ａ）に示すように下部球受皿前側の投入溝２２からパ
チンコ球Ｂを１個投入させて、浅窪部２３内に支承させ
る。そして、操作レバー２０を操作してシャッター板１
８を球抜き孔１５を開放するまで摺動させる。すると、
図６（ｂ）に示すようシャッター板１８の裏面に設けた
係合凹部２４が前記パチンコ球Ｂの上面に係合する。こ
の状態では、パチンコ球Ｂは係合凹部２５と浅窪部２３
との間できつく挟着され、同時にそのパチンコ球により
シャッター板１８が皿部１１の底壁１４の裏面側へ押さ
れて停止保持され、操作レバー２０から手を離しても球
抜き孔１５の開放状態を維持する。
は、シャッター板１８が球抜き孔１５を閉塞している
時、支持枠１６に設けた保持溝２１内に、図５，図６
（ａ）に示すように下部球受皿前側の投入溝２２からパ
チンコ球Ｂを１個投入させて、浅窪部２３内に支承させ
る。そして、操作レバー２０を操作してシャッター板１
８を球抜き孔１５を開放するまで摺動させる。すると、
図６（ｂ）に示すようシャッター板１８の裏面に設けた
係合凹部２４が前記パチンコ球Ｂの上面に係合する。こ
の状態では、パチンコ球Ｂは係合凹部２５と浅窪部２３
との間できつく挟着され、同時にそのパチンコ球により
シャッター板１８が皿部１１の底壁１４の裏面側へ押さ
れて停止保持され、操作レバー２０から手を離しても球
抜き孔１５の開放状態を維持する。
【００１７】このように球抜き孔１５を開放し続けてい
るシャッター板１８を球抜き孔１５を閉塞する元の位置
に戻すには、図６（ｃ）の矢視方向へ操作レバー２０を
動かすと、係合凹部２５に係合されているパチンコ球Ｂ
が、該係合凹部２５の移動に伴ない図６（ｃ）の実線か
ら鎖線位置へ移動し、ついで底壁２１ａ上面を転動し、
落下孔２４から下方へ落下する。そして、パチンコ球Ｂ
によるロック状態から開放されたシャッター板１８はコ
イルスプリング１９の付勢によって、図６（ａ）および
図７の実線に示す位置に復帰して球抜き孔１５を閉塞す
る。なお、本実施の形態は下部球受皿の球抜きについて
説明したが、本発明は、打球供給皿の球抜きにも適応可
能である。
るシャッター板１８を球抜き孔１５を閉塞する元の位置
に戻すには、図６（ｃ）の矢視方向へ操作レバー２０を
動かすと、係合凹部２５に係合されているパチンコ球Ｂ
が、該係合凹部２５の移動に伴ない図６（ｃ）の実線か
ら鎖線位置へ移動し、ついで底壁２１ａ上面を転動し、
落下孔２４から下方へ落下する。そして、パチンコ球Ｂ
によるロック状態から開放されたシャッター板１８はコ
イルスプリング１９の付勢によって、図６（ａ）および
図７の実線に示す位置に復帰して球抜き孔１５を閉塞す
る。なお、本実施の形態は下部球受皿の球抜きについて
説明したが、本発明は、打球供給皿の球抜きにも適応可
能である。
【００１８】図８及び図９に示すものは、支持枠１６の
前側で開口する投入溝２２ａの先端を上方へ屈曲させて
側面Ｌ形状の筒体に形成した他の実施の形態である。こ
の実施の形態のものは投入溝２２ａの上面で開口する投
入口２６にパチンコ球Ｂを投入することでその投入が容
易になり、不用意にパチンコ球をホール床面に転落させ
たりすることがなくなる。しかも、複数のパチンコ球Ｂ
を投入しておくことにより、その後は操作レバー２０の
作動のみで球抜き孔１５の開放状態が連続して行える。
前側で開口する投入溝２２ａの先端を上方へ屈曲させて
側面Ｌ形状の筒体に形成した他の実施の形態である。こ
の実施の形態のものは投入溝２２ａの上面で開口する投
入口２６にパチンコ球Ｂを投入することでその投入が容
易になり、不用意にパチンコ球をホール床面に転落させ
たりすることがなくなる。しかも、複数のパチンコ球Ｂ
を投入しておくことにより、その後は操作レバー２０の
作動のみで球抜き孔１５の開放状態が連続して行える。
【００１９】図１０に示したものは係合凹部２５をシャ
ッター板１８ａに設けた弾性片２７の裏面に一体に形成
し、弾発性を保有させるようにした他の実施の形態であ
る。この実施の形態のものは係合凹部２５が弾発するこ
とで図１１に示すようにパチンコ球Ｂの上面に係合させ
る際の動作がスムースに行なえて、しかも係合状態は弾
発によって確実にかつ強固に持続される。また、これに
より本実施の形態のような係合凹部２５などの動作時の
摩耗による損耗が少なくなる。
ッター板１８ａに設けた弾性片２７の裏面に一体に形成
し、弾発性を保有させるようにした他の実施の形態であ
る。この実施の形態のものは係合凹部２５が弾発するこ
とで図１１に示すようにパチンコ球Ｂの上面に係合させ
る際の動作がスムースに行なえて、しかも係合状態は弾
発によって確実にかつ強固に持続される。また、これに
より本実施の形態のような係合凹部２５などの動作時の
摩耗による損耗が少なくなる。
【００２０】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のパチンコ機
における球受皿の球抜き装置は、支持枠内にシャッター
板の摺動方向に沿う保持溝と外部からパチンコ球を保持
溝内へ送り込むための投入溝とを設け、前記シャッター
板の裏側に係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置
で、パチンコ球が係合凹部と保持溝内の底壁との間に係
脱自在に挟着され、同時にパチンコ球によりシャッター
板を皿部の底壁裏面側へ押圧して停止保持するようにし
たので、パチンコ球を保持溝内に投入してしまえば落ち
る心配はなく、しかも後は片手で操作レバーを操作する
ワンタッチ動作でシャッター板を開成状態に停止保持で
きる。
における球受皿の球抜き装置は、支持枠内にシャッター
板の摺動方向に沿う保持溝と外部からパチンコ球を保持
溝内へ送り込むための投入溝とを設け、前記シャッター
板の裏側に係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置
で、パチンコ球が係合凹部と保持溝内の底壁との間に係
脱自在に挟着され、同時にパチンコ球によりシャッター
板を皿部の底壁裏面側へ押圧して停止保持するようにし
たので、パチンコ球を保持溝内に投入してしまえば落ち
る心配はなく、しかも後は片手で操作レバーを操作する
ワンタッチ動作でシャッター板を開成状態に停止保持で
きる。
【００２１】また、シャッター板を閉成するワンタッチ
動作でもって同時に、シャッター板を開放状態に停止さ
せていたパチンコ球を回収することができ、遊技中一方
の手でハンドルを握っても、他方の手でこれら動作が簡
単に行なえ、不都合を生じることはない。
動作でもって同時に、シャッター板を開放状態に停止さ
せていたパチンコ球を回収することができ、遊技中一方
の手でハンドルを握っても、他方の手でこれら動作が簡
単に行なえ、不都合を生じることはない。
【図１】パチンコ機の正面図。
【図２】下部球受皿の斜視図。
【図３】下部球受皿から球抜き装置を分解して示す斜視
図。
図。
【図４】下部球受皿の平面図。
【図５】図４のＸ−Ｘ線断面図。
【図６】作用を説明する要部の断面図。
【図７】図６（ｂ）におけるＹ−Ｙ線矢視図。
【図８】他の実施の形態を示す下部球受皿の斜視図。
【図９】同上要部の断面図。
【図１０】他の実施の形態を示すシャッター板の斜視
図。
図。
【図１１】同上要部の断面図。
７ 打球球受皿（球受皿）
９ 下部球受皿（球受皿）
１１ 皿部
１４ 底壁
１５ 球抜き孔
１６ 支持枠
１８，１８ａ シャッター板
２１ 保持溝（保持部）
２１ａ 底壁
２２ 投入溝
２５ 係合凹部
２７ 弾性片
Claims (4)
- 【請求項１】 パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球
抜き孔を開設し、該底壁の裏側に支持枠を取り付けると
共に、該支持枠に自在に摺動して常に球抜き孔を閉じる
ように付勢されるシャッター板を設けたパチンコ機にお
ける球受皿の球抜き装置において、 前記シャッター板が球抜き孔を閉塞している状態で外部
からパチンコ球を送り込むための投入溝と該投入溝から
送り込まれたパチンコ球を底壁で支承する保持部とをシ
ャッター板の摺動方向に設け、前記シャッター板に前記
保持部のパチンコ球に係合する係合凹部を設け、球抜き
孔が開放される位置で前記保持部のパチンコ球が該保持
部と前記係合凹部との間に係脱自在に挟着され、同時に
該パチンコ球によりシャッター板を皿部の底壁裏面側に
押圧して停止保持するようにしたことを特徴とするパチ
ンコ機における球受皿の球抜き装置。 - 【請求項２】 パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球
抜き孔を開設し、該底壁の裏側に支持枠を取り付けると
共に、該支持枠に自在に摺動して常に球抜き孔を閉じる
ように付勢されるシャッター板を設けたパチンコ機にお
ける球受皿の球抜き装置において、 前記シャッター板が球抜き孔を閉塞している状態で外部
からのパチンコ球を送り込むための球入口を上面開口し
て設けると共に該球入口から送り込まれたパチンコ球を
底壁で支承する保持部をシャッター板の摺動方向に設
け、前記シャッター板に前記保持部のパチンコ球と係合
する係合凹部を設け、球抜き孔が開放される位置で前記
保持部のパチンコ球が該保持部と前記係合凹部との間に
係脱自在に挟着され、同時に該パチンコ球によりシャッ
ター板を皿部の底壁裏面側に押圧して停止保持するよう
にしたことを特徴とするパチンコ機における球受皿の球
抜き装置。 - 【請求項３】 前記保持部の底壁にパチンコ球が無用に
転がらないよう停止保持させるための浅窪部を設けるよ
うにした請求項１または２記載のパチンコ機における球
受皿の球抜き装置。 - 【請求項４】 前記シャッター板に保持部のパチンコ球
を弾発的に押圧保持するための弾性片を一体に設けるよ
うにした請求項１ないし３のいずれかに記載のパチンコ
機における球受皿の球抜き装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP21339193A JP3502418B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | パチンコ機における球受皿の球抜き装置 |
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| JP2000233564A JP3688565B2 (ja) | 1993-08-04 | 2000-08-01 | パチンコ機における球受皿の球抜き装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21339193A JP3502418B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | パチンコ機における球受皿の球抜き装置 |
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-
1993
- 1993-08-04 JP JP21339193A patent/JP3502418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0747168A (ja) | 1995-02-21 |
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