JP2002248247A - 球受装置およびこれを備えたパチンコ機 - Google Patents

球受装置およびこれを備えたパチンコ機

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JP2002248247A JP2001050750A JP2001050750A JP2002248247A JP 2002248247 A JP2002248247 A JP 2002248247A JP 2001050750 A JP2001050750 A JP 2001050750A JP 2001050750 A JP2001050750 A JP 2001050750A JP 2002248247 A JP2002248247 A JP 2002248247A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発射装置への遊技球の供給が容易な球受装置お
よびこれを備えたパチンコ機を提供する。 【解決手段】球受容器7を、払出球受け部10および溢
れ球受け部11を連設することにより構成する。球払出
口から払い出される遊技球を払出球受け部10により受
け止めて貯留し、貯留した遊技球を球通路27を介して
先端27aから発射装置に供給する。払出球受け部10
に貯留しきれずに、張出部23を乗り越えて溢れ出した
遊技球を溢れ球受け部11により貯留する。 【効果】溢れ球受け部11に貯留された遊技球を払出球
受け部10へと片手で掻き上げて移すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などか
ら放出される遊技球を貯留するための球受装置およびこ
れを備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機は、その正面扉に上
皿および下皿が上下に配設されている。上皿は、球払出
口から払い出された遊技球を受け止めて貯留すると共
に、遊技盤に向けて遊技球を発射するための発射装置に
遊技球を1球ずつ供給するためのものである。
【0003】一方、下皿は、上皿に貯留しきれない遊技
球を受けるためのものであり、上皿が遊技球で満杯のと
きには、遊技球がパチンコ機内に形成された球通路を通
って、正面扉に形成された球排出口を介して下皿に払い
出されるようになっている。下皿の底面には、開閉レバ
ーにより開閉可能な排出口が形成されていて、下皿の下
方に遊技球箱を位置させた状態で開閉レバーを操作する
ことにより、下皿内に貯留された遊技球を遊技球箱に移
すことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下皿に
遊技球が貯留された状態で、上皿の遊技球が少なくなっ
てきた場合、遊技者は下皿から上皿へと遊技球を移さな
ければならない。遊技中、遊技者は片手(右手)でハン
ドルを握っているので、下皿から上皿に遊技球を移す場
合、遊技を中断して両手で遊技球を移すか、片手(右
手)でハンドルを握りつつ、他方の手(左手)で遊技球
を移さなければならない。
【0005】両手で遊技球を移す場合、遊技が中断され
るので、遊技者が興ざめするおそれがある。一方、片手
(左手)で遊技球を移す場合、一度に移せる遊技球の個
数が少ないので、複数回繰り返して遊技球を移さなけれ
ばならず面倒である。本発明は、かかる背景のもとでな
されたもので、発射装置への遊技球の供給が容易な球受
装置およびこれを備えたパチンコ機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、パチンコ機
などから放出される遊技球を所定量貯留するための第1
貯留部と、上記第1貯留部に貯留された遊技球を発射装
置へと導くための案内路と、上記第1貯留部に連設さ
れ、上記第1貯留部に貯留された遊技球が所定量を超え
た場合に、その所定量を超えた遊技球を貯留するための
第2貯留部とを含むことを特徴とする球受装置である。
【0007】パチンコ機内には、賞球および貸球を払い
出すための球払出装置が配設されている。球払出装置か
ら払い出される遊技球は、球払出口を介して機外へと払
い出されるようになっている。球払出口の下方には、球
受装置が配置されている。球受装置は、球払出口から払
い出される遊技球を受け止めるための第1貯留部を有し
ている。球払出口から払い出された遊技球は、第1貯留
部に受け止められて貯留され、貯留された遊技球は発射
装置に供給される。
【0008】本発明の構成によれば、第1貯留部に貯留
された遊技球が所定量を超えた場合に、その所定量を超
えた遊技球が、第1貯留部に連設された第2貯留部に貯
留される。したがって、第1貯留部に貯留された遊技球
が少なくなってきた場合、第2貯留部に貯留された遊技
球を第1貯留部へと片手で掻き上げて移すことができる
ので、発射装置への遊技球の供給が容易である。上記案
内路は、遊技球を1球ずつ上記発射装置へと導くもので
あることが好ましい。
【0009】上記第1貯留部は、球払出口から払い出さ
れる遊技球を貯留するものであってもよいし、パチンコ
機に隣接された台間機から払い出される遊技球を貯留す
るものであってもよい。請求項2記載の発明は、上記第
1貯留部は、上記発射装置に向かって低くなるように水
平面に対して傾斜した底面を有することを特徴とする請
求項1記載の球受装置である。
【0010】この構成によれば、第1貯留部に貯留され
た遊技球を、傾斜した底面に沿って発射装置に導くこと
ができる。上記第1貯留部の底面は、水平面に対して約
4°傾斜していれば、第1貯留部に貯留された遊技球を
発射装置に好適に供給することができる。請求項3記載
の発明は、上記第1貯留部と第2貯留部との結合部に
は、上記第1貯留部の底面から張出した張出部が形成さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載の球受
装置である。
【0011】この構成によれば、張出部を適当な高さに
することにより、第1貯留部に適当な個数の遊技球を貯
留させることができる。請求項4記載の発明は、上記張
出部は、上記案内路を構成することを特徴とする請求項
3記載の球受装置である。この構成によれば、張出部を
用いて遊技球を1球ずつ発射装置に導くことができる。
したがって、案内路を別個に設ける必要がないので、簡
単な構成にすることができる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記第1貯留部に
は、パチンコ機などから放出された遊技球が上記張出部
を乗り越えて上記第2貯留部に直接流れ込むのを規制す
るための規制部材が設けられていることを特徴とする請
求項3または4記載の球受装置である。この構成によれ
ば、パチンコ機などから放出された遊技球が、張出部を
乗り越えて第2貯留部に直接流れ込むのを防止できる。
したがって、パチンコ機などから放出された遊技球を確
実に第1貯留部に貯留することができる。
【0013】請求項6記載の発明は、上記第1貯留部と
第2貯留部との結合部には、上記第2貯留部に向かって
低くなるように鉛直面に対して傾斜した傾斜面が形成さ
れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
載の球受装置である。この構成によれば、第2貯留部に
貯留された遊技球を、傾斜面に沿って容易に第1貯留部
へと掻き上げて移すことができる。したがって、発射装
置への遊技球の供給がさらに容易である。
【0014】請求項7記載の発明は、上記第2貯留部に
は、貯留された遊技球を下方に落下させるために開閉可
能な排出口が形成されていることを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の球受装置である。この構成によ
れば、第1貯留部および第2貯留部の両方が満杯になっ
た場合に、第2貯留部に貯留された遊技球のみを排出口
から排出することができる。このとき、第1貯留部には
遊技球が貯留されたままであるので、発射装置には第1
貯留部に貯留された遊技球が引き続き供給され、遊技者
は遊技を続行できる。
【0015】請求項8記載の発明は、パチンコ機などに
取り付けられ、遊技球を貯留するための貯留部を有する
球受装置であって、上記貯留部に形成された仕切りを有
し、上記仕切りによって、上記貯留部が、パチンコ機な
どから放出される遊技球を所定量貯留するための第1貯
留部と、上記第1貯留部から溢れる遊技球を貯留するた
めの第2貯留部とに区画されていることを特徴とする球
受装置である。この構成によれば、第1貯留部に貯留さ
れた遊技球が所定量を超えた場合に、その所定量を超え
た遊技球が、仕切りを乗り越えて第1貯留部に連設され
た第2貯留部に貯留される。したがって、第1貯留部に
貯留された遊技球が少なくなってきた場合、第2貯留部
に貯留された遊技球を第1貯留部へと片手で掻き上げて
移すことができる。
【0016】請求項9記載の発明は、上記第1貯留部に
は、貯留された遊技球を発射装置へと導くための案内路
が連設されていることを特徴とする請求項8記載の球受
装置である。この構成によれば、第2貯留部から第1貯
留部へと片手で掻き上げて移された遊技球が発射装置へ
と導かれるので、発射装置への遊技球の供給が容易であ
る。請求項10記載の発明は、遊技盤に向けて遊技球を
発射するための発射装置と、請求項1〜9のいずれかに
記載の球受装置とを含むことを特徴とするパチンコ機で
ある。
【0017】この構成によれば、上記効果を奏する球受
装置を備えたパチンコ機を提供することができる。した
がって、発射装置への遊技球の供給が容易なパチンコ機
を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、本発
明の実施形態に係るパチンコ機1について具体的に説明
する。図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機1
の外観構成を示す正面図である。また、図2は、パチン
コ機1を斜め上方から見た一部分解斜視図であって、正
面カバー16を開いた状態を示している。
【0019】図1および図2を参照して、パチンコ機1
は、ベース枠2に開閉自在に取り付けられた正面扉3を
有している。正面扉3には、その上部を開口する略矩形
状の窓4が形成されている。この窓4には、例えばガラ
ス板などの透明板5が嵌め込まれており、この透明板5
を介して、その奥側に設けられた遊技盤6を視認できる
ようになっている。正面扉3には、窓4の下方の左側に
球払出口8が形成されている。パチンコ機1内には、賞
球および貸球を払い出すための球払出装置(図示せず)
が配設されており、この球払出装置から払い出される遊
技球は、球払出口8を介して機外へと払い出されるよう
になっている。
【0020】正面扉3には、球払出口8の下方に左右に
延びる球受容器(球受装置)7が配置されている。球受
容器7は、球払出口8から払い出された遊技球を受け止
めて貯留すると共に、球受容器7の右方に設けられた発
射装置9に遊技球を供給するための払出球受け部(第1
貯留部)10と、払出球受け部10に連設され、払出球
受け部10に貯留しきれずに溢れ出した遊技球を受け止
めて貯留するための溢れ球受け部(第2貯留部)11と
を含む。
【0021】貸球は、パチンコ機1に隣接された台間機
から球受容器7の払出球受部10に払い出すのが好まし
い。本実施形態では、払出球受け部10に貯留された遊
技球が少なくなってきた場合、溢れ球受け部11に貯留
された遊技球を払出球受け部10へと片手で掻き上げて
移すことができるので、発射装置9への遊技球の供給が
容易である。溢れ球受け部11の底部には、開閉レバー
12により開閉可能な排出口13が形成されていて、球
受容器7の下方に図示しない遊技球箱を位置させた状態
で開閉レバー12を左右方向にスライドすることによ
り、溢れ球受け部11内に貯留された遊技球を遊技球箱
に移すことができるようになっている。
【0022】遊技盤6には、発射装置9から発射された
遊技球を遊技盤6の上部に導くための略円弧状のガイド
レール14が配置されている。発射装置9は、例えば磁
力を利用して遊技球を打ち出すものであって、発射装置
9の下方に設けられたハンドル15を遊技者が操作する
ことにより、発射装置9から遊技球が発射される。発射
装置9から発射された遊技球は、空中を飛行してガイド
レール14の下端部14aに到達する。ガイドレール1
4の下端部14aに到達した遊技球は、ガイドレール1
4に沿って遊技盤6の上部へと導かれる。
【0023】ベース枠2には、正面扉3の前面側上部を
覆うための正面カバー16が、正面扉3と同軸に開閉自
在に取り付けられている。正面カバー16の中央には、
略円形の窓17が形成されている。窓17は、正面カバ
ー16を閉じた状態で、遊技盤6に配置されたガイドレ
ール14に対向するようになっており、パチンコ機1の
手前側で遊技を行う遊技者には、遊技盤6全体のうちガ
イドレール14の内側のみが視認できるようになってい
る。
【0024】正面カバー16には、正面カバー16を閉
じた状態で球払出口8の手前側を覆う張出部18が形成
されている。球払出口8から勢いよく払い出された遊技
球は、張出部18の内面18aに当って、下方に落ちる
ようになっている。これにより、球払出口8から払い出
される遊技球を確実に球受容器7内に落下させることが
できる。張出部18は、球払出口8の手前側を覆うよう
に正面扉3に一体的に形成されていてもよい。
【0025】正面カバー16の前面には、正面カバー1
6を装飾する種々の絵柄の他に、パチンコ機1における
遊技の雰囲気を盛り上げるための複数のランプLが配置
されている。正面扉3には、球受容器7および発射装置
9を覆うための球受容器カバー19が取り付けられる。
球受容器カバー19には、球受容器7の開閉レバー12
に対応する位置に貫通孔20が形成されており、球受容
器カバー19を正面扉3に取り付けることにより、開閉
レバー12の操作部12aが貫通孔20に挿通されるよ
うになっている。貫通孔20は左右に延びており、遊技
者が操作部12aを摘んで開閉レバー12を左右方向に
スライドさせることにより、排出口13を開閉させるこ
とができるようになっている。
【0026】図3は、球受容器7を上方から見た平面図
である。また、図4は、球受容器7の長手方向の概略断
面図であって、図3において矢印A−Aに沿って見た断
面図である。また、図5は、球受容器7の短手方向の概
略断面図であって、図5(a)は、図3において矢印B
−Bに沿って見た断面図、図5(b)は、図3において
矢印C−Cに沿って見た断面図、図5(c)は、図3に
おいて矢印D−Dに沿って見た断面図を示している。
【0027】図3〜図5を参照して、球受容器7は、そ
の外周縁に周壁21が形成されており、その周壁21内
の左端から右端の奥側にわたって払出球受け部10が形
成されており、右端から左端部にわたる手前側に溢れ球
受け部11が形成されている。奥側の周壁21には、例
えば2つの取付片22が後方に突設されており、これら
の取付片22が正面扉3に形成された取付孔(図示せ
ず)に嵌め込まれることにより、球受容器7が正面扉3
に取り付けられる。
【0028】払出球受け部10は、球払出口8から払い
出された遊技球を受け止めて貯留するための底面10a
を有している。底面10aは、左側の方が右側よりも高
くなるように、水平面Hに対してθ(例えば約4°)だ
け傾斜している(図4参照)。これにより、払出球受け
部10に貯留された遊技球を、傾斜した底面10aに沿
って発射装置9に導くことができる。ただし、θの値
は、払い球受け部10に貯留された遊技球を発射装置9
に好適に供給することができる範囲であれば、「4°」
に限らずもっと小さい値であってもよいし、もっと大き
い値であってもよい。
【0029】溢れ球受け部11は、払出球受け部10の
右手前側に結合されており、その結合部には、断面略三
角形の張出部23が、球受容器7内の左端部手前側から
右端奥側にわたって払出球受け部10の底面から上方に
張出している。張出部23は、その高さを適当な高さに
することにより、払出球受け部10に適当な個数の遊技
球を貯留させるためのものであって、この張出部23に
より、球受容器7内が払出球受け部10と溢れ球受け部
11とに区画されている。
【0030】払出球受け部10の右端部には、発射装置
9から意図的に弱く打ち出された遊技球や、ガイドレー
ル14に沿って移動する際の摩擦抵抗のばらつきによ
り、遊技盤の上部から放たれずに再びガイドレール14
に沿って発射装置9側へと戻ってきた遊技球(ファール
球)を回収するためのファール球回収部材24が配設さ
れている(図1参照)。ファール球回収部材24により
回収された遊技球は、図示しない回収通路を通って、溢
れ球受け部11の底部側面に開口したファール球払出口
24aから溢れ球受け部11に払い戻される。
【0031】払出球受け部10の中央奥側には、右側の
方が左側よりも高くなるように、水平面に対して所定角
度だけ傾斜した傾斜面26が左右方向に延設されてい
る。払出球受け部10には、その左右方向略中央から右
端にかけて、傾斜面26を形成する側壁26aと張出部
23とにより、払出球受け部10に貯留された遊技球を
発射装置9に供給するための球通路27が形成されてい
る(図5(b)参照)。
【0032】25は、球通路27の底面に敷設されたス
テンレスなどの金属板であって、この金属板25により
球通路27の底面を保護すると共に、球通路27内で遊
技球が円滑に転動するようになっている。金属板25に
は、取付片25aが後方に突設されており、この取付片
25aが正面扉3に形成された取付孔(図示せず)に嵌
め込まれることにより、金属板25が正面扉3に固定さ
れる。球通路27は左右方向に延びており、球受容器7
が正面扉3に取り付けられた状態で、球通路27の先端
27aが発射装置9に連結されるようになっている。払
出球受け部10に貯留された遊技球は、球通路27に1
列に整列されて、1球ずつ発射装置9に供給される。こ
れにより、発射装置9に安定して遊技球を供給すること
ができる。
【0033】張出部23の左端部には、払出球受け部1
0の底面10aとの結合部に沿って、所定高さの突条
(規制部材)28が延設されている(図4および図5
(a)参照)。突条28は、球払出口8から払い出され
た遊技球が張出部23を乗り越えて溢れ球受け部11に
直接流れ込むのを規制するためのものである。この突条
28により、球払出口8から払い出された遊技球を確実
に払出球受け部10に貯留することができる。
【0034】溢れ球受け部11の底面11aは、払出球
受け部10の底面10aよりも低くなるように形成され
ており、溢れ球受け部11には多数個の遊技球を貯留す
ることができるようになっている。溢れ球受け部11の
奥行きは、例えば約5cmであって、遊技者は例えば左
手を溢れ球受け部11内に入れて、溢れ球受け部11に
貯留された遊技球を払出球受け部10に掻き上げること
ができる。張出部23と溢れ球受け部11の底面11a
との間には、鉛直面に対して傾斜した傾斜面11bが形
成されている。これにより、溢れ球受け部11に貯留さ
れた遊技球を、傾斜面11bに沿って容易に払出球受け
部10へと掻き上げて移すことができる。したがって、
発射装置9への遊技球の供給がさらに容易である。
【0035】溢れ球受け部11の底面11aは、排出口
13が最下部となるような傾斜面を有しており、開閉レ
バー12を操作して排出口13を開放することにより、
溢れ球受け部11内に貯留された遊技球を残らず下方へ
落下させることができるようになっている(図4参
照)。これにより、払出球受け部10および溢れ球受け
部11の両方が満杯になった場合に、溢れ球受け部11
に貯留された遊技球のみを排出口13から排出すること
ができる。このとき、払出球受け部10には遊技球が貯
留されたままであるので、発射装置9には払出球受け部
10に貯留された遊技球が引き続き供給され、遊技者は
遊技を続行できる。
【0036】図6は、他の実施形態にかかる球受容器3
1について説明するための概略断面図である。ただし、
上述の実施形態と同様の箇所については、図に同一符号
を付して、その説明を省略する。球受容器(球受装置)
31の内部は、仕切板32により、払出球受け部10と
溢れ球受け部11とに区画されている。仕切板32は、
回動軸33により回動自在に保持されている。
【0037】図6(a)に示すように、パチンコ機の球
払出口から払い出された遊技球は、払出球受け部10に
貯留される。仕切板32は、その先端32aが払出球受
け部10の底面10aに当接することにより、図6
(a)に示す状態から反時計回りに回動しないようにな
っている。払出球受け部10が満杯になると、遊技球は
仕切板33を乗り越えて溢れ球受け部11に貯留され
る。図6(b)に示すように、溢れ球受け部11に所定
量の遊技球が貯留された状態で、払出球受け部10に貯
留された遊技球が少なくなってきた場合、溢れ球受け部
11に貯留された遊技球の荷重により、仕切板32が時
計回りに押し上げられる。仕切板32が押し上げられる
と、溢れ球受け部11に貯留された遊技球が払出球受け
部10へと流れ込み、自動的に発射装置に供給される。
したがって、発射装置への遊技球の供給が容易である。
【0038】仕切板32には、その回動変位を解放/規
制するためのロック機構が取り付けられていることが好
ましい。これにより、溢れ球受け部11に貯留された遊
技球を遊技球箱に移す場合、仕切板32の回動変位を規
制した状態で行うことができる。また、仕切板32は、
ばねにより図6に示す反時計回りに付勢されていてもよ
い。
【0039】本発明は、以上の実施形態の内容に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。例えば、払出球受け部10および溢
れ球受け部11の配置は、払出球受け部10を左側、溢
れ球受け部11を右側に配置する構成に限らず、例えば
払出球受け部10を右側、溢れ球受け部11を左側に配
置するような構成であってもよいし、払出球受け部10
を中央に配置して、溢れ球受け部11を払出球受け部1
0の外周縁を取り巻くように配置するような構成であっ
てもよい。
【0040】球通路は、側壁26aと張出部23とによ
り構成されるものに限らず、別個に設けられていてもよ
い。払出球受け部10と溢れ球受け部11との結合部に
は、張出部23が形成されていなくてもよい。この場
合、例えば払出球受け部10の底面10aを、上記結合
部に向かって高くなるように水平面に対して傾斜させれ
ば、払出球受け部10に多数個の遊技球を貯留させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機の構成を
示す正面図である。
【図2】パチンコ機を斜め上方から見た一部分解斜視図
である。
【図3】球受容器を上方から見た平面図である。
【図4】球受容器の長手方向の概略断面図である。
【図5】球受容器の短手方向の概略断面図である。
【図6】他の実施形態にかかる球受容器について説明す
るための概略断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 6 遊技盤 7 球受容器(球受装置) 8 球払出口 9 発射装置 10 払出球受け部(第1貯留部) 10a 底面 11 溢れ球受け部(第2貯留部) 11a 底面 11b 傾斜面 13 排出口 23 張出部 28 突条(規制部材) 31 球受容器(球受装置) 32 仕切板 H 水平面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ機などから放出される遊技球を所
    定量貯留するための第1貯留部と、 上記第1貯留部に貯留された遊技球を発射装置へと導く
    ための案内路と、 上記第1貯留部に連設され、上記第1貯留部に貯留され
    た遊技球が所定量を超えた場合に、その所定量を超えた
    遊技球を貯留するための第2貯留部とを含むことを特徴
    とする球受装置。
  2. 【請求項2】上記第1貯留部は、上記発射装置に向かっ
    て低くなるように水平面に対して傾斜した底面を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の球受装置。
  3. 【請求項3】上記第1貯留部と第2貯留部との結合部に
    は、上記第1貯留部の底面から張出した張出部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の球受
    装置。
  4. 【請求項4】上記張出部は、上記案内路を構成すること
    を特徴とする請求項3記載の球受装置。
  5. 【請求項5】上記第1貯留部には、パチンコ機などから
    放出された遊技球が上記張出部を乗り越えて上記第2貯
    留部に直接流れ込むのを規制するための規制部材が設け
    られていることを特徴とする請求項3または4記載の球
    受装置。
  6. 【請求項6】上記第1貯留部と第2貯留部との結合部に
    は、上記第2貯留部に向かって低くなるように鉛直面に
    対して傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の球受装置。
  7. 【請求項7】上記第2貯留部には、貯留された遊技球を
    下方に落下させるために開閉可能な排出口が形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    球受装置。
  8. 【請求項8】パチンコ機などに取り付けられ、遊技球を
    貯留するための貯留部を有する球受装置であって、 上記貯留部に形成された仕切りを有し、 上記仕切りによって、上記貯留部が、パチンコ機などか
    ら放出される遊技球を所定量貯留するための第1貯留部
    と、上記第1貯留部から溢れる遊技球を貯留するための
    第2貯留部とに区画されていることを特徴とする球受装
    置。
  9. 【請求項9】上記第1貯留部には、貯留された遊技球を
    発射装置へと導くための案内路が連設されていることを
    特徴とする請求項8記載の球受装置。
  10. 【請求項10】遊技盤に向けて遊技球を発射するための
    発射装置と、 請求項1〜9のいずれかに記載の球受装置とを含むこと
    を特徴とするパチンコ機。
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