JP2003126480A - 遊技機の球皿の球通路構造 - Google Patents

遊技機の球皿の球通路構造

Info

Publication number
JP2003126480A
JP2003126480A JP2001329165A JP2001329165A JP2003126480A JP 2003126480 A JP2003126480 A JP 2003126480A JP 2001329165 A JP2001329165 A JP 2001329165A JP 2001329165 A JP2001329165 A JP 2001329165A JP 2003126480 A JP2003126480 A JP 2003126480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
dish
passage
inspection
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001329165A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Torii
顕仁 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2001329165A priority Critical patent/JP2003126480A/ja
Publication of JP2003126480A publication Critical patent/JP2003126480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 球通路の球詰まりや汚れ等の解消、清掃を容
易に行う。 【解決手段】 球皿の皿内の球は、球整列路44を通っ
て球発射装置に送られ、遊技盤に、この左下からそのま
ま上方へ打ち出される。遊技を止めるとき等には、皿内
の球は、主球抜通路60を通り、また、玉整列路44に
残っている球は、中間路70経由で機外へ排出される。
球皿28の裏側を開け、主球抜通路60においては、係
止片90の係止孔92との係止を解除し、点検蓋78を
上側に回動すれば、点検口76が開く。球整列路44に
おいては、球整流器50を取り外し、点検蓋98を左側
に回動すれば、点検口96が開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤を有する遊
技機の遊技盤下の前面側に球皿が突設され、球皿の後面
側は開閉可能とされ、遊技用の球が皿内に出入りされる
遊技機の該球皿の球通路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機では、遊技盤下の前側に球皿
が突設されている。球皿は、上皿と下皿との2皿で構成
され、上皿には、貸球が貸し出され、また、賞球が払い
出される。下皿には、上皿が球で満杯になった際の溢れ
球や遊技者が発射した打球のファール球が払い出され
る。遊技盤右下には、遊技盤に球を発射する球発射装置
が設けられ、球は、時計回りに打ち出される。
【0003】一方、上皿と下皿とを一体化して皿を1個
にした(一体皿)パチンコ機が考えられている。一体皿
のパチンコ機では、1個の皿に、貸球が貸し出され、賞
球が払い出されるとともに、ファール球も払い出され
る。また、一体皿のパチンコ機では、球発射装置が遊技
盤左下に設けられて球がそのまま上方へ打ち出されるよ
うな構造が予定されている。
【0004】ここで、球皿の球は、球供給通路を通って
球発射装置へ供給されるとともに、球排出通路を通って
機外への排出が可能である。球皿が球で満杯になったと
き、あるいは、中途で遊技を止めるとき、球排出通路が
使用され、球は、球排出通路の出口に置かれる球箱に排
出される。球供給通路、球排出通路の通路内において球
詰まりや、汚れの起きることが予想される。
【0005】球の排出に当って、球が球箱から跳ね落ち
ないように、球排出通路の出口の高さは、球箱の高さに
近づける必要がある。一体皿の場合には、球皿の高さが
2枚皿の場合の上皿と下皿との中間の高さ、すなわち、
下皿の高さより高くされるので、球排出通路の入口と出
口との間の距離は長くなる。通路の距離が長くなれば、
球詰まりや、汚れは起き易い。
【0006】球詰まりに対処し、清掃を行うためのメン
テナンスの容易化が希望される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、球通路に球詰まりや汚れ等の不具合が生じた際の
解消、清掃を容易に行える遊技機の球皿の球通路構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の遊技機の球皿の球通路構造は、遊技盤を有する遊技機
の遊技盤下の前側に球皿が突設され、球皿の後側は開閉
可能とされ、遊技用の球が球皿に出入りされる遊技機の
該球皿と、前記球皿に設けられた球通路と、前記球皿の
後側に設けられ、球通路に開口された点検口と、前記点
検口を開閉可能な点検蓋と、備えた構成を特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明の遊技機の球皿の
球通路構造は、請求項1の構成において、支持手段と保
持手段とを備え、前記点検蓋は、支持手段により球皿の
後側に、開閉すべく回動自在に支持されるとともに、保
持手段により閉状態が解除可能に保持されてなる構成を
特徴とする。
【0010】請求項3に記載の本発明の遊技機の球皿の
球通路構造は、請求項1又は2の構成において、前記点
検蓋は、閉状態で点検口内を透視可能な素材で形成され
てなる構成を特徴とする。
【0011】請求項4に記載の本発明の遊技機の球皿の
球通路構造は、請求項1乃至3のいずれかの構成におい
て、前記球皿は一体皿とされて球は1の球皿に出入され
てなり、前記球通路は、遊技盤に球を発射する球発射装
置に球皿の球を供給する球供給通路と、球皿の球を機外
に排出する球排出通路とを備えてなる構成を特徴とす
る。
【0012】請求項5に記載の本発明の遊技機の球皿の
球通路構造は、請求項1乃至4のいずれかの構成におい
て、前記球発射装置は、遊技盤下の左右いずれか一の側
にあり、前記球供給通路は、球皿の皿内底下に潜り込む
ようにされて前記一の側に延設されてなる構成を特徴と
する。
【0013】上記の構成によれば、球皿に、貸球が貸し
出され、また、賞球やファール球等が払い出され、球皿
の球は、球供給通路を通って球発射装置に導かれて球発
射装置によって遊技盤に打ち出され、あるいは、球皿が
球で満杯になったときや遊技を中途で止めるときには球
(球供給通路に残っている球も)が球排出通路を通って
機外(例えば、球排出通路の出口に置かれる球箱)に排
出(球抜き)される等、球皿には遊技用の球が出入りさ
れる。
【0014】通常時は、点検口は点検蓋で閉められ、球
供給通路や球排出通路のような球通路における球の通り
が確保されている。ところで、そのような球通路には、
球詰まりや、汚れの起きることが予想される。球皿の後
側を開け、そして点検蓋を開ければ、点検口から球詰ま
りの解消、清掃のメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0015】請求項2の構成によれば、通常時は、点検
蓋は、閉状態が保持手段により保持されている。点検蓋
を開けるには、保持手段による保持を解除し、蓋を回動
するだけで足りる。簡単な構造で、点検蓋の開操作を容
易かつ迅速に行うことができる。
【0016】請求項3の構成によれば、点検蓋を開ける
までもなく、球詰まりや汚れの有無や箇所を目視するこ
とができる。球詰まりや汚れの有無が視認された場合に
点検蓋を開けて点検口から球詰まりの解消、清掃を行う
ことが可能となる。
【0017】また、球の排出にあたって、球排出通路の
出口の下方に置かれる球箱から球が跳ね落ちないように
球排出通路の出口の高さは、この出口の下方に置かれる
球箱の高さに近づける必要がある。請求項4、5にある
ように、球皿が一体皿である場合には、球皿の高さは、
2枚皿の場合の上皿と下皿との中間の高さ、すなわち、
下皿の高さより高くされる。球排出通路の入口と出口と
の間の距離は長くなる。一方、請求項5にあるように、
球供給通路が、球皿の皿内底下に潜り込むようにされて
左右のいずれか一の側に延設される構成によれば、球供
給通路の球通路の長さは長くなる。このように、球通路
の距離が長くなればその分、球詰まりや汚れは生じ易
い。メンテナンスが容易に行えるのは、有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の遊技機の球皿の球通路構
造の一の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0019】図1に示すように、パチンコホールのシマ
では、パチンコ機(遊技機)10の左側にそのパチンコ
機に対応する球貸サンド(球貸し機)12が位置するよ
うに、パチンコ機(遊技機)10と球貸サンド12とが
交互に配置される。
【0020】パチンコ機10は、内部に遊技盤14を収
容できる遊技機本体16を備える。遊技機本体16の前
部18は、遊技盤14の部分をガラス窓20で覆う上部
分22と、遊技盤14下の部分を覆う下部分24とに分
れ、それぞれ、左右側に開閉可能にヒンジ26止めされ
る。下部分24には、球皿28が手前側に向けて突設さ
れている。球皿28、ないし皿内30は、上から見る
と、円弧状に膨出された形状である。
【0021】球皿28の皿内30には、球貸サンド12
から貸球が貸し出されるとともに、賞球やファール球
(賞球等)が払い出される。球貸サンド12は、球貸サ
ンドノズル32を備える。球貸サンドノズル32の基端
は左右に回動自在に支持され、先端は下向きに屈曲され
ている。球貸サンドノズル32は、皿内30の左側の部
分に延出でき、貸球は球貸サンドノズル32の先端から
落下される。貸球が落下される皿内30の左側の部分
が、貸球落下領域34とされる。
【0022】貸球落下領域34の皿内上縁部を含め全体
に皿内上縁部は、内方へ突出された返し縁36とされて
いる。返し縁36によれば、貸球が落下したときの跳ね
返りによる等の球こぼれが阻止される。
【0023】貸球落下領域34とは反対側の皿内30の
右側の部分の皿内背面には、賞球等の払出開口38が形
成され、その手前側の部分、すなわち、皿内30の右側
の部分が、賞球等の払出領域40とされる。
【0024】貸球落下領域34の右側には、皿内背面か
ら皿内前面に向かうのに従い右側へ屈曲された仕切壁4
2が立設されている。貸球落下領域34に落下された貸
球が、仕切壁42と皿内前面との間を右側へ流下される
ように、皿内底面は傾斜が付けられている。
【0025】皿内30の左右方向中間部には、球供給通
路(球通路)としての球整列路44の入口46が形成さ
れている。球整列路44は、そこから左の側へ下り傾斜
されて延設され、貸球落下領域34下に潜り込まれる。
すなわち、球整列路44の上側は、貸球落下領域34で
覆われる。
【0026】図2に示すように、払出領域40は、仕切
壁42と皿内前面との間の流下出口に対して段差41を
有するとともに、球整列路44の入口46へ向けて下り
傾斜されている。仕切壁42と皿内前面との間を右側へ
流下されて払出領域40に入った貸球、また、払出開口
38から払出領域40に払い出された賞球等は、球整列
路44の入口46へ向けて流下される。
【0027】図2、図3に示すように、球整列路44
は、球皿30の後側、ないし遊技機本体16の前部18
の下部分24の後側において、出口48を有し、出口4
8には、図3に示す球整流器50が装着される。球整流
器50は、遊技機本体18の後部52に設けられた球発
射装置54と対応する。球整流器50によれば、球整列
路44の球が、1球づつ供給口56から球発射装置54
の発射口58へ送り出される。球発射装置54は、遊技
機本体16の前部18の下部分24の右側にあるハンド
ル55(図1を参照)の回動操作により作動し、発射口
58の球が、遊技盤14に、この左下から上方へ(図2
の矢印の向き)そのまま打ち出される。
【0028】図1に示すように、払出領域40には、皿
内底面に、球排出通路(球通路)としての主球抜通路6
0の入口62が形成されている。球皿28は、手前側か
ら見て略、倒立凸状とされ、下部の部分の底に、主球抜
通路60の出口64が形成されている。主球抜通路60
の入口62は、常時はスライド蓋66で閉じられ、球皿
28の下部の部分の前面にある開閉ボタン68を押せば
開く。皿内30の球が主球抜通路60を通って出口64
から機外へ排出される。
【0029】図3に示すように、球整列路44の出口4
8には分岐口68があり、分岐口68と主球抜通路60
の中間部とが、中間路70を介して接続される。分岐口
68は、通常はスイング蓋72で閉じられ、球皿28の
上部の部分の前面左側にあるスライドボタン74(図1
を参照)をスライドすることにより開く。中間路70
は、球排出通路(球通路)としての副球抜通路を構成す
る。球整列路44に残っている球、あるいは、球整列路
44の入口46の近くの皿内30にある球が、中間路7
0を経て主球抜通路60に入り、主球抜通路60の出口
64から機外へ排出される。
【0030】主球抜通路60は、クランク状に屈曲さ
れ、屈曲された部分には、球皿28の後側、ないし遊技
機本体16の前部18の下部分24の後側において、点
検口76が形成されている。点検口76は、点検蓋78
で覆われる。点検蓋78の上部には支持片80(片持片
83を含む)が突設され、支持片80の左右には、支持
軸82、82が突出されている。左右の支持軸82、8
2が、これに対応して点検口76の上側に形成された軸
受突起84、84に挿入支持される(図4)。支持軸8
2、82と軸受突起84、84とは支持手段(ヒンジ機
構)を構成し、点検蓋78は、支持軸82、82の軸線
回りに回動でき、上側に回動して開き(図4(B))、
下側に復帰回動して閉じ(図4(A)の状態)、点検口
76が開閉される。点検口76の口縁は凸縁86とさ
れ、点検蓋78の周部には、凸縁86に対応する凹溝8
8が形成され、点検蓋78の閉時には、凹溝88が凸縁
86に嵌合される。点検蓋78の下部にはL型の係止片
90が突設され、係止片90は、これに対応して点検口
76の下側に形成された係止孔92に弾性的に係脱自在
に係止される(図4)。係止片90と係止孔92とは保
持手段を構成し、係止片90の係止孔92との弾性的な
係止により(図4(A))、点検蓋78の開動作が阻止
される(点検蓋78の閉状態が保持される)。点検蓋7
8の下部分を手前に引けば、係止片90の係止孔92と
の弾性的な係止が解除され、係止片90が係止孔92か
ら離脱し、点検蓋78の開動作が許容される(図4
(B))。なお、点検口76内において、上記中間路7
0の出口94が露出される。
【0031】また、支持軸82の中の一方は、前記片持
片83の先端部に形成され、片持片83が弾性的に撓む
ことにより、両支持軸82、82の間隔が狭くなり、軸
受突起84、84への挿入、抜去が可能となって点検蓋
78の着脱が行われる。
【0032】球整列路44の中間部にも、球皿28の後
側、ないし遊技機本体16の前部18の下部分24の後
側において、点検口96が形成されている。点検口96
は、点検蓋98で覆われる。点検蓋98の左端部には、
上下に支持軸100、100が突出されている。支持軸
100、100が、これに対応して点検口96の左側に
形成された軸受突起102、102に挿入支持される
(図5を参照)。支持軸100、100と、軸受突起1
02、102とは、支持手段(ヒンジ機構)を構成し、
点検蓋96は、支持軸100、100の軸線回りに回動
でき、左側に回動して開き(図5(B))、右側に復帰
回動して閉じ(図5(A))、点検口96が開閉され
る。点検口96の口縁は凸縁104とされ、点検蓋98
の周部には、凸縁104に対応する凹溝106が形成さ
れている。点検蓋98の閉時に、凹溝106が凸縁10
4に嵌合される。
【0033】また、支持軸100、100の中の一方
は、点検蓋78の場合と同様に、片持片101の先端部
に形成されている。片持片101が弾性的に撓むことに
より、両支持軸100、100の間隔が狭くなり、軸受
突起102、102への挿入、抜去が可能となって点検
蓋98の着脱が行われる。
【0034】上述の球整流器50は、右側にプラグ式掛
止具108を備えるとともに、左側に係片118を備え
る。係片118を、これに対応して点検口96の下側に
突設された係片受入凹部120の内に入れ(図5)、プ
ラグ110を、これに対応して点検口96の右側に形成
された掛止孔112に挿入し、プラグ110内に突入さ
れた軸部114を先端部に有するボタン116を押せ
ば、軸部114のプラグ110内への突入長さが増し、
プラグ110が拡径してプラグ110の掛止孔112か
らの脱出が阻止され、球整流器50が装着される。ボタ
ン116を引けば、軸部114のプラグ110内への突
入長さが減り、プラグ110が縮径して掛止孔112か
ら脱出でき、球整流器50は取り外しできる。球整流器
50は保持手段を構成し、球整流器50の装着により、
球整流器50が点検蓋98の支持軸100、100と反
対側の部分を覆い(図5(A))、点検蓋98の開くの
が阻止される(閉状態が保持される)。球整流器50を
取り外せば、点検蓋98の閉状態の保持が解除されて点
検蓋98を開けることができる(図5(B))。
【0035】次に、本実施の形態について作用を説明す
る。球皿28の皿内30に、貸球が貸し出され、また、
賞球等が払い出される。貸球は、球貸サンドノズル32
から皿内30の左側の貸球落下領域34に落下され、賞
球等は、皿内30の右側の払出領域40に払い出され
る。それら皿内30の球は、球整列路44を通って右か
ら左へ、一条化されて整列流下され、球整流器50を経
て球発射装置54へ送られる。球発射装置54で、球
は、遊技盤14に、この左下からそのまま上方へ打ち出
される。
【0036】一方、皿内30が球で満杯になったとき、
また、中途で遊技を止めるときには、入口62のスライ
ド蓋66が開けられる。皿内30の球は、主球抜通路6
0を通り、出口64から機外へ抜かれる。抜かれた球
は、球皿28の下方に置かれる球箱122(図1を参
照)に排出される。球が球整列路44に残っており、あ
るいは、球整列路44の入口46の近くの皿内30にあ
るときは、分岐口68のスイング蓋72が開けられる。
球は、球整列路44から中間路70を通り、主球抜通路
60に入り、主球抜通路60と共通の出口64から機外
へ抜かれる。
【0037】主球抜通路60、球整列路44、中間路7
0において、球詰まりや、汚れが生じた場合には、遊技
機本体16の前部18の下部分24が開けられ、そし
て、点検口76、96の点検蓋78、98が開けられ
る。目視でもって、点検口76、98から球詰まりの解
消、清掃のメンテナンスが容易に行われる。
【0038】上記の実施の形態では、点検蓋は、回動自
在に支持されているが、それに替えて、例えば、左右な
いし上下にスライドして点検口を開閉する等のものも可
能である。また、支持手段、保持手段についても種々の
ものが可能である。上記の実施の形態の点検蓋78、9
8によれば、閉状態の保持が確実化されているととも
に、保持解除が容易化されている。すなわち、点検蓋7
8では、係止片90の係止孔92との係止を解除し、点
検蓋78を上側に回動するだけで、点検口76が開く。
点検蓋98では、球整流器50を取り外し、点検蓋98
を左側に回動するだけで、点検口96が開く。簡単な構
造で、点検蓋78、98の開操作が容易かつ迅速に行え
る。
【0039】また、点検蓋78、98は、透明や半透明
な素材、すなわち、点検蓋78、98を開けないで点検
口76、96内を透視できる素材とすることが可能であ
る。点検蓋78、98を開けるまでもなく、球詰まりや
汚れの有無を目視することができる。球詰まりや汚れの
有無が視認された場合について点検蓋78、98を開け
て点検口76、96から球詰まりの解消、清掃を行うこ
とが可能である。
【0040】上記の実施の形態では、球皿が一体皿とさ
れたパチンコ機について説明したが、球皿が上皿と下皿
との2皿のパチンコ機についても、球通路に対して点検
口、点検蓋を設けることにより、同様の効果が得られ
る。2皿のパチンコ機としては、例えば、以下のものが
可能である。上皿に、貸球が貸し出され、また、賞球が
払い出される。下皿には、上皿が球で満杯になった際の
溢れ球や遊技者が発射した打球のファール球が払い出さ
れる。球発射装置は、遊技盤右下に設けられ、球は、時
計回りに打ち出される。
【0041】上記の実施の形態のように、一体皿のもの
については特に、以下の点で有効である。球抜きにあた
って、球が球箱から跳ね出ないように主球抜通路60の
出口64の高さは、出口64の下方に置かれる球箱12
2の高さに近づける必要がある。一体皿の場合の球皿の
高さは、2枚皿の場合の上皿と下皿との中間の高さ、す
なわち、下皿の高さより高くされるので、主球抜通路6
0の長さ、また、中間路70の長さも長くなる。更に、
球整列路44が貸球落下領域34下に潜り込むようにさ
れているので、球整列路44の入口46と出口48との
間の距離が長くなる。長くなる分、球詰まりや汚れは生
じ易い。上記の実施の形態のように球抜通路が直線でな
くて屈曲される場合には、尚更である。メンテナンスが
容易に行えるのは、有効である。
【0042】本発明は、上記の実施の形態に限るもので
はない。例えば、上記の実施の形態では、貸球落下領域
34が左側に、払出領域40が右側に、遊技盤14への
球の打ち出しが遊技盤14の左下から行われるものにつ
いて説明したが、本発明は、それに限定されず、貸球落
下領域が右側に、賞球払出領域が左側にあるものや、遊
技盤への球の打ち出しが遊技盤の右下から行われるもの
でもよい。
【0043】また、点検口の位置、形状等についても、
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、中間路70に点検口を設けることも可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】本発明の遊技機の球皿の球通路構造によ
れば、球通路に球詰まりや汚れ等の不具合が生じた際の
解消、清掃を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の球皿の球通路構造の一の実施
の形態が適用されたパチンコ機を手前側から見た斜視図
である。
【図2】本実施の形態に係り、パチンコ機の前部を開け
た状態を示し、点検蓋等を省略して示す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係り、球皿の後側を示す分解斜
視図である。
【図4】本実施の形態に係り、球排出通路の点検口に対
する点検蓋を横から見た図であり、(A)は閉状態を一
部切り欠いて示し、(B)は開状態を一部省略して示
す。
【図5】本実施の形態に係り、球供給通路の点検口に対
する点検蓋を上から見た図であり、(A)は閉状態を示
し、(B)は開状態を一部省略して示す。
【符号の説明】
10 遊技機 14 遊技盤 16 遊技機本体 28 球皿 44 球整列路(球供給通路(球通路)) 50 球整流器(保持手段) 54 球発射装置 60 主球抜通路(球排出通路(球通路)) 70 中間路(球排出通路(球通路)) 76、96 点検口 78、98 点検蓋 82、100 支持軸(支持手段) 84、102 軸受突起(支持手段) 90 係止片(保持手段) 92 係止孔(保持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤を有する遊技機の遊技盤下の前側
    に球皿が突設され、球皿の後側は開閉可能とされ、遊技
    用の球が球皿に出入りされる遊技機の該球皿に設けられ
    た球通路と、 前記球皿の後側に設けられ、球通路に開口された点検口
    と、 前記点検口を開閉可能な点検蓋と、 備えたことを特徴とする遊技機の球皿の球通路構造。
  2. 【請求項2】 支持手段と保持手段とを備え、前記点検
    蓋は、支持手段により球皿の後側に、開閉すべく回動自
    在に支持されるとともに、保持手段により閉状態が解除
    可能に保持されてなる請求項1に記載の遊技機の球皿の
    球通路構造。
  3. 【請求項3】 前記点検蓋は、閉状態で点検口内を透視
    可能な素材で形成されてなる請求項1又は2に記載の遊
    技機の球皿の球通路構造。
  4. 【請求項4】 前記球皿は一体皿とされて球は1の球皿
    に出入されてなり、前記球通路は、遊技盤に球を発射す
    る球発射装置に球皿の球を供給する球供給通路と、球皿
    の球を機外に排出する球排出通路とを備えてなる請求項
    1乃至3のいずれかに記載の遊技機の球皿の球通路構
    造。
  5. 【請求項5】 前記球発射装置は、遊技盤下の左右いず
    れか一の側にあり、前記球供給通路は、球皿の皿内底下
    に潜り込むようにされて前記一の側に延設されてなる請
    求項1乃至4のいずれ記載の遊技機の球皿の球通路構
    造。
JP2001329165A 2001-10-26 2001-10-26 遊技機の球皿の球通路構造 Pending JP2003126480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329165A JP2003126480A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 遊技機の球皿の球通路構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329165A JP2003126480A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 遊技機の球皿の球通路構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003126480A true JP2003126480A (ja) 2003-05-07

Family

ID=19145107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001329165A Pending JP2003126480A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 遊技機の球皿の球通路構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003126480A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161212A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012161397A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016016212A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社藤商事 遊技機
JP2016025920A (ja) * 2015-09-04 2016-02-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017185389A (ja) * 2017-07-24 2017-10-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019069278A (ja) * 2019-02-04 2019-05-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022086348A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社大都技研 遊技台

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161212A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP4614938B2 (ja) * 2006-12-26 2011-01-19 株式会社ソフイア 遊技機
JP2012161397A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016016212A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社藤商事 遊技機
JP2016025920A (ja) * 2015-09-04 2016-02-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017185389A (ja) * 2017-07-24 2017-10-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019069278A (ja) * 2019-02-04 2019-05-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022086348A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社大都技研 遊技台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4194056B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003126480A (ja) 遊技機の球皿の球通路構造
JP3756433B2 (ja) 遊技機
JP2017144095A (ja) 弾球遊技機
JP4218227B2 (ja) 遊技機
JP3727372B2 (ja) 弾球遊技機
JP4257066B2 (ja) 弾球遊技機の球抜き機構
JP2002248247A (ja) 球受装置およびこれを備えたパチンコ機
JP4261333B2 (ja) 遊技機
JP2006068238A (ja) 遊技機
JP4562067B2 (ja) 弾球遊技機における球排出経路機構
JP3862310B2 (ja) 遊技機
JP3541003B2 (ja) 弾球遊技機
JP4010478B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003052982A (ja) 遊技機
JP4986153B2 (ja) 遊技媒体貯留ユニット
JP3940300B2 (ja) 遊技機
JP4079913B2 (ja) パチンコ機
JP4198627B2 (ja) 弾球遊技機
JP5048527B2 (ja) 遊技機
JP2000176124A (ja) 遊技機
JP4159502B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009077949A (ja) メダル収納箱
JP2859607B1 (ja) 弾球遊技機
JP2003190429A (ja) 球詰まり排出機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401