JP4079913B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明は、上皿の貯留可能な数を超えて払出された賞球を貯留する下皿を備えたパチンコ機に関する。
図8は従来のパチンコ機の正面説明図である。
パチンコ機500に備えられた発射レバー501を右回転させると、遊技球発射装置(図示省略)が作動し、上皿507に貯留されている遊技球が遊技領域502へ発射され、その発射された遊技球は遊技領域502を流下する。その遊技球が遊技領域502に設けられた第1種始動口503または普通入賞口504,505に入賞すると、賞球払出装置(図示省略)が作動し、所定個数の遊技球が賞球として上皿507に払出される。また、遊技球が第1種始動口503に入賞すると、特別図柄表示装置509が複数の特別図柄(例えば0〜9の数字を表現した特別図柄)を配列した図柄列を横方向3つの表示領域にて上下方向に変動表示する。そして、変動開始から所定時間経過すると、3つの表示領域にて計3つの停止図柄を表示する。その停止図柄が大当り図柄(例えば図示するような777など)であった場合は大当りが発生し、開閉扉508が開放され、大入賞口506が開口する。大入賞口506の開閉は所定回数実行され、短時間で多くの入賞が発生し、大量の賞球が払出される。上皿507が賞球で満杯になると、賞球は、下皿510に払出される。また、上皿507に設けられている球抜きレバー511を操作すると、上皿507に貯留されている賞球を下皿510へ抜くことができる。
特開2001−149605号公報
図9は、図8に示したパチンコ機に備えられた下皿を右側面から見た部分説明図である。遊技者は、下皿510の下方に賞球箱600を配置して遊技を行う。下皿510に設けられた球抜きレバー512を操作すると、下皿510の底面に球抜き孔が開口され、その球抜き孔から賞球を賞球箱600へ抜くことができるようになっている。そして、遊技者は、賞球箱600が賞球で満杯になると、賞球箱600を床に置き、新たな賞球箱と入れ替えて遊技を継続する。
しかし、図9に示すように、下皿510の直下に賞球箱600が置かれているため、賞球箱600を持ち上げるときに下皿510が邪魔になるため、賞球箱の移動や入替作業を滑らかに行うことができないという問題がある。
特に、大当りが発生すると、短時間に大量の賞球が払出され、賞球箱の入替えを何回も行う状況になるため、上記の問題が顕著となって現れる。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、賞球箱の移動や入替えを行うときに下皿が邪魔にならないパチンコ機を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技球を発射する遊技球発射装置と、この遊技球発射装置により発射された遊技球が流下する遊技領域と、この遊技領域に設けられた入賞口と、この入賞口に遊技球が入賞した場合に賞球を払出す賞球払出装置(70)と、この賞球払出装置(70)により払出された前記賞球を貯留する上皿(6)と、この上皿(6)の下方に設けられており、前記上皿(6)に貯留されている遊技球の数が貯留可能な数を超えている場合に前記賞球払出装置(70)により排出された賞球を貯留する下皿(10)とを備えたパチンコ機において、前記下皿(10)は、その後端(18a)がパチンコ機本体(1a)の前面(51)に軸止されているとともに、その前端(11a)を上方へ回動させていない第1の姿勢と前記後端(18a)を回動軸にして前記前端(11a)を上方へ回動させた第2の姿勢とに変化可能に設けられており、前記前面(51)に開口形成されており、前記第2の姿勢の前記下皿(10)に貯留されている賞球を前記パチンコ機本体(1a)の内部へ流出させるための開口部(54)と、この開口部(54)の後方に設けられており、その開口部(54)から流出した賞球を貯留するための補助皿部材(20)と、この補助皿部材(20)に形成されており、その補助皿部材(20)に貯留されている賞球を抜くための球抜き孔(24a)と、この球抜き孔(24a)を開閉する開閉部材(25a)と、この開閉部材(25a)を開閉操作するために設けられており、操作部(25d)が前記前面(51)から前方へ突出して設けられた操作手段(25)と、前記前面(51)に開口形成されており、前記球抜き孔(24a)から抜かれた賞球を前記パチンコ機本体(1a)の外部へ排出するための排出口(56)と、前記球抜き孔(24a)から抜かれた賞球を前記排出口(56)の後面開口部へ案内する案内部材(30)と、前記パチンコ機本体(1a)の内部に設けられており、前記賞球払出装置(70)により払出された前記賞球を流下させる流下樋(61、62、64)と、前記下皿(10)が前記第1の姿勢になっている場合は、前記流下樋(61、62、64)内部の流下路(61a、62a、64a)を前記開口部(54)に連通する流下路に変換するとともに、前記下皿(10)が前記第2の姿勢になっている場合は、前記流下樋(61、62、64)内部の流下路(61a、62a、64a)を前記補助皿部材(20)に連通する流下路に変換する流下路変換手段(40)とを備えたという技術的手段を用いる。
(発明の作用)
下皿(10)の前端(11a)が上方へ回動されていない第1の姿勢から、前端(11a)を持ち上げると、下皿(10)は、後端(18a)を回動軸にして前端(11a)を上方へ回動させ、第2の姿勢へ変化する。このとき、下皿(10)に貯留されている賞球は、パチンコ機本体(1a)の前面(51)に開口形成された開口部(54)からパチンコ機本体(1a)の内部に流出し、その開口部(54)の後方に設けられた補助皿部材(20)に貯留される。そして、パチンコ機本体(1a)の前面(51)から前方へ突出した操作部(25d)を操作すると、補助皿部材(20)に貯留されている賞球が、補助皿部材(20)の球抜き孔(24a)から抜かれ、パチンコ機本体(1a)の前面(51)に開口形成された排出口(56)からパチンコ機本体(1a)の外部へ排出され、下皿(10)の下方に置かれている賞球箱(90)に貯留される。
また、下皿(10)が第1の姿勢になっている場合は、流下路変換手段(40)により、賞球払出装置(70)から払出された賞球は、開口部(54)から下皿(10)へ流下する。また、下皿(10)が第2の姿勢に変化している場合は、流下路変換手段(40)により、賞球払出装置(70)から払出された賞球は、補助皿部材(20)へ流下する。
なお、上記各段落における括弧内の符号は、後述する実施形態において用いられている符号と対応するものである。
下皿の前端が上方へ回動されていない第1の姿勢から、下皿の後端を回動軸にして前端を上方へ回動させた第2の姿勢へ変化させることができるため、下皿の下方に置かれた賞球箱を移動したり入れ替えたりするときに下皿が邪魔にならない。
また、第2の姿勢に変化した下皿に貯留されている賞球をパチンコ機本体の内部に設けられた補助皿部材に貯留し、操作手段を操作することにより、補助皿部材に貯留されている賞球をパチンコ機本体の外部へ排出させ、下皿の下方に置かれている賞球箱に貯留することができる。
さらに、下皿が第2の姿勢に変化しているときに賞球払出装置により払出された賞球を補助皿部材へ流下させ、補助皿部材に貯留することができるため、下皿が第2の姿勢に変化している状態で遊技を行うことができる。また、その状態で操作手段を操作すれば、補助皿部材に貯留されている賞球をパチンコ機本体の外部へ排出し、賞球箱に貯留することができる。
さらに、下皿が賞球で満杯になったときに下皿を上方へ回動させて下皿内の賞球を全部補助皿部材へ流下させた後に再度下皿を回動前の状態に戻せば、賞球を下皿に貯留することができるため、下皿および補助皿部材の両方に賞球を貯留することができる。
従って、従来よりも貯留可能な賞球数を増加させることができる。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について、パチンコ機の正面説明図である図1を参照して説明する。
パチンコ機1には、外殻を構成する外枠2が設けられており、その外枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤4が設けられており、外枠2の前面右下方には、遊技盤4の遊技領域へ遊技球を発射する発射装置(図示省略)を操作する発射レバー5aが、発射ハンドル5に回動可能に取付けられている。遊技盤4の下方には上皿6が設けられており、上皿6の下方には、回動下皿装置8がパネル板50に設けられている。また、上皿6の上端右側には、上皿6に貯留されている遊技球を回動下皿装置8の下皿10へ抜くための上皿球抜き操作部材6aが設けられている。さらに、図6に示すように、上皿6の前面下端には、下皿10が上方へ回動するときに通過する切欠部6bが切欠き形成されている。切欠部6bの下方には、回動した下皿10を収容する収容空間が形成されており、その収容空間に収容された下皿10は、上皿6の前面から奥まった位置に存在する。
なお、図示しないが、遊技盤4には、図8に示した従来のパチンコ機500に備えられているような第1種始動口、普通入賞口、特別図柄表示装置、開閉扉および大入賞口などが備えられており、特別図柄表示装置により大当り図柄が表示されると、大当りが発生するようになっている。
[回動下皿装置8の構造]
次に、この発明の特徴である回動下皿装置8の構造について図2ないし図7を参照して説明する。
図2は、回動下皿装置8の取付状態を示す斜視説明図であり、図3は、回動下皿装置8の構成部材を分解して示す斜視説明図である。図4は、パチンコ機1の裏面を示す説明図であり、図5は、流下樋および下皿10の接続構成を示す斜視説明図である。図6(A)は下皿10が上方へ回動していない状態を示す斜視説明図であり、図6(B)は下皿10が上方へ回動した状態を示す斜視説明図である。図7(A)は図6(A)の状態を右側面から見た縦断面図であり、図7(B)は図6(B)の状態を右側面から見た縦断面図である。
なお、以下の説明では、パチンコ機1の中央から右方または左方を外方とし、右方または左方から中央を向く方を内方という。
図3に示すように、回動下皿装置8は、下皿10と、補助皿部材20と、球抜き流下樋30と、流下路変換装置40とを備える。下皿10は、上方から見ると横長の矩形状の外形を呈しており、横長の矩形状に形成された下皿前部11と、この下皿前部11と対向して後方に配置された下皿後部18と、下皿前部11および下皿後部18の各端部間にそれぞれ形成された下皿側部13,13と、下皿前部11、下皿後部18および下皿側部13,13により囲まれた範囲の下部に形成された下皿底部15とを備える。下皿底部15の後部には、下皿後部18の後端18aから前方に向けて下り勾配となった下り傾斜面12が形成されている。その下り傾斜面12の下り方向であって、下皿底部15の中央には、下皿10に貯留されている賞球を賞球箱へ抜くための下皿球抜き孔15aが開閉可能に貫通形成されている。
下皿前部11の中央部下端には、横長の切欠部11bが切欠き形成されている。その切欠部11bには、下皿球抜きレバー16が左右方向へ移動可能に配置されている。その下皿球抜きレバー16を指で左方へ移動させると、下皿球抜きレバー16と一体形成された開閉板16aが左方へ移動し、その開閉板16aにより閉口されていた下皿球抜き孔15aが開口する。また、下皿球抜きレバー16から指を離すと、バネなどの復元機構(図示省略)により、下皿球抜きレバー16が操作前の位置へ戻り、開閉板16aにより下皿球抜き孔15aが閉口される。
各下皿側部13の後部上方であって、後端18aに近い個所には、下皿軸部材14が外方へ突出してそれぞれ設けられている。下皿後部18の中央には、変換突起17が後方へ突出して設けられている。この変換突起17は、下皿10の回動に伴って、後述する変換板47を回動させることにより、賞球の流下路を変換させるためのものである。この実施形態では、変換突起17は、横断面が横長の矩形状に形成されており、図7(B)に示すように、下皿後部18から後方へ水平方向に延出した水平部17aと、その水平部17aの先端から後方斜め上方へ延出した先端部17bとから構成されている。
パネル板50の前面51には、軸受55,55が設けられている。各軸受55の相対向する面には、下皿10の下皿軸部材14を回動可能に軸止するための軸孔55aがそれぞれ形成されている。軸受55と軸受55との中間位置における前面51には、下皿10が軸孔55aを回動中心にして、その前端11aを上方へ回動させた第2の姿勢に変化したときに、下皿10に貯留されている賞球をパチンコ機本体1aの内部へ流出させるための開口部54が開口形成されている。開口部54は、賞球が複数個同時に流出可能な大きさに開口形成されており、この実施形態では、横長の矩形状に開口形成されている。
開口部54の下部には、下皿10の変換突起17の先端部17bを挿通するための挿通孔57が開口形成されている。図7(A)に示すように、下皿10は、前端11aを上方へ回動させていない第1の姿勢になっているときは、変換突起17の先端部17bが挿通孔57に挿通された状態になっている。挿通孔57の下部には、排出口56が挿通孔57と連通して開口形成されている。この排出口56は、後述する補助皿部材20から流下した賞球を賞球箱へ排出させるためのものである。また、左側の軸受55の左方には、後述する補助皿球抜きレバー25の操作部25dを左右方向へ移動可能に挿通するためのスリット53が開口形成されている。また、右側の軸受55の右方には、発射ハンドル5を取付けるための取付部52が設けられている。
補助皿部材20は、第2の姿勢に変化した下皿10から開口部54を介して流出した賞球を貯留するためのものである。補助皿部材20は、上方から見ると横長の矩形状を呈しており、横長の矩形状に形成された補助皿後部21と、この補助皿後部21に対向して前方に配置された補助皿前部23と、補助皿後部21および補助皿前部23の各両端部間に形成された補助皿側部22,22と、補助皿後部21、補助皿前部23および補助皿側部22,22の各下端により囲まれた範囲に形成された補助皿底部24とを備える。
補助皿前部23の中央には、流入口23aが開口形成されている。この流入口23aは、第2の姿勢に変化した下皿10から開口部54を介して後方へ流出した賞球を補助皿部材20の内部へ案内するためのものである。
補助皿底部24の中央付近には、補助皿部材20に貯留されている賞球を下方へ抜くための補助皿球抜き孔24aが開閉可能に開口形成されている。補助皿部材20の左側には、補助皿球抜きレバー25が左右方向へ移動可能に配置されている。補助皿球抜きレバー25は、補助皿部材20の下面から左方へ突出した第1アーム25bと、この第1アーム25bの先端から前方へ延出した第2アーム25cと、この第2アーム25cの先端に設けられた操作部25dとを備える。第1アーム25bは、補助皿球抜き孔24aを開閉する開閉板25aと連結されている。操作部25dを指で左方へ移動させると、第1アーム25bも左方へ移動し、第1アーム25bに連結された開閉板25aが左方へ移動し、その開閉板25aにより閉口されていた補助皿球抜き孔24aが開口する。また、操作部25dから指を離すと、バネなどの復元機構(図示省略)により、補助皿球抜きレバー25が操作前の位置へ戻り、開閉板25aにより補助皿球抜き孔24aが閉口される。
球抜き流下樋30は、賞球を前方斜め下方へ流下させるための流下路33aを備える。流下路33aは、補助皿部材20の補助皿球抜き孔24aから抜かれた賞球をパネル板50に開口形成された排出口56に向けて流下させるためのものである。
球抜き流下樋30は、パネル板50の背面に、流下路33aの流出口33cが排出口56と連通するように取付けられる。この実施形態では、球抜き流下樋30は、横長の板状に形成されており、その上面32の中央部には凹部33が形成されており、その凹部33の底部に流下路33aが形成されている。流下路33aは、凹部33の後面33bの下端から前方に向けて下り勾配に形成されている。
球抜き流下樋30の前面31には、球抜き流下樋30をパネル板50の背面に取り付けるためのボルトやビスを挿通する挿通孔31aが前後方向に貫通形成されている。
補助皿部材20の底面には、取付用の突起部が下向きに突出形成されており、その突起部を球抜き流下樋30の上面に開口形成された嵌合孔38に嵌め込むことにより球抜き流下樋30の上面に固定される。このとき、補助皿部材20の補助皿球抜き孔24aと、球抜き流下樋30の凹部33の上流側とが対向する関係になる。
また、球抜き流下樋30の上面後部左側には、この球抜き流下樋30の上面に固定された補助皿部材20の補助皿球抜きレバー25の第1アーム25bを左右方向に移動可能に収容する第1アーム移動用空間35が上面に向けて開口形成されている。その第1アーム移動用空間35と凹部33との間には、開閉板移動用空間36が上面に向けて開口形成されている。開閉板移動用空間36は、補助皿球抜きレバー25を左方向へ操作したときに左方向へ移動する開閉板25aを収容するための空間であり、凹部33および第1アーム移動用空間35に連通している。なお、この実施形態では、補助皿部材20が賞球を貯留可能な数は、下皿10が賞球を貯留可能な数と略同一に設定されている。
流下路変換装置40は、上方から流下してきた賞球の流下路を、第1の姿勢になっている下皿10へ流下する流下路、または、下皿10が第2の姿勢になっているときの補助皿部材20へ流下する流下路に変換するためのものである。流下路変換装置40は、上方から流下した賞球が流入する補助流下樋48と、この補助流下樋48に流入した賞球の流下方向を変換するための変換板47とを備える。この実施形態では、補助流下樋48は、略凸形状に形成されており、その内部には、賞球が通過可能な空間が形成されている。補助流下樋48の上面42には、上方から流下した賞球が流入するための流入口42aが、内部の空間に連通するように開口形成されており、正面には、流出入口46が、内部の空間に連通するように開口形成されている。図7に示すように、球抜き流下樋30の上面に流下路変換装置40が取付けられた状態において、パネル板50の開口部54と流下路変換装置40の流出入口46とが連通する。
つまり、流出入口46は、図7(A)に示すように、下皿10が上方へ回動していない第1の姿勢になっているときに、賞球払出装置70から払出され、流入口42aから流入した賞球をパネル板50の開口部54から下皿10へ流出させ、あるいは、図7(B)に示すように、下皿10が上方へ回動したときに下皿10に貯留されている賞球を開口部54から補助流下樋48の空間へ流入させる。
補助流下樋48は、相対向する側面部材41,41を備えており、各側面部材41の前端には、前方に向けて開口された切欠部41aがそれぞれ切欠き形成されている。各側面部材41の下端からは、補助流下樋48を球抜き流下樋30の上面に取付けるための取付部44が外方に向けてそれぞれ延出されている。各取付部44には、ネジまたはビスなどを挿通するための挿通孔44aが上下方向にそれぞれ貫通形成されている。各取付部44には、変換板47の軸部材47cを回動可能に軸止するための軸受部材45がそれぞれ上方に向けて突出して設けられている。各軸受部材45には、変換板47の軸部材47cを回動可能に軸止するための軸孔45aがそれぞれ左右方向に貫通形成されている。各切欠部41aと、各軸孔45aとは相互に対向する位置に配置されている。各切欠部41aは、その内部において変換板47の回動部47bが回動可能な大きさおよび形状に形成されている。
変換板47は、賞球の流下路を変換する変換部47aと、この変換部47aの前端を補助流下樋48の軸受部材45に回動可能に軸止するための回動部47b,47bとを備える。変換部47aは、補助流下樋48の空間内を回動可能であるとともに、変換部47aの外縁と、補助流下樋48の内壁面との間に賞球の直径よりも小さい隙間が形成される大きさおよび形状に形成されている。この実施形態では、変換部47aは、板状に形成されており、各回動部47bは、それぞれ略棒状に形成されている。各回動部47bは、変換部47aの前部側面からそれぞれ外方へ突出して形成されており、各回動部47bの外方端面には、軸部材47cがそれぞれ外方へ突出して設けられている。各軸部材47cは、補助流下樋48の対応する軸孔45aにそれぞれ軸止され、各回動部47bは対応する切欠部41aにそれぞれ挿通される。これにより、変換板47の前部両端が補助流下樋48の軸孔45aに軸止され、補助流下樋48の空間内を回動可能になっている。また、変換板47は、その裏面が支持されていない状態になると、変換部47aの自重により、後方へ回動する。
補助流下樋48は、ネジやビスを各挿通孔44aへ挿通し、それを球抜き流下樋30の上面に設けられた各挿通孔37にねじ込むことにより、球抜き流下樋30の上面に固定される。
[パチンコ機1の裏側の機構]
図4に示すように、パチンコ機1の裏側上部には、島(島とは、店内の通路や壁で区画された複数のパチンコ機のグループである)の上方を流れる遊技球を取り入れて貯留するための球タンク80が備えられている。球タンク80の下部には、球タンク80に貯留されている遊技球を流下させるためのタンクレール81が接続されており、タンクレール81の流下方向端部には、タンクレール81を流下した遊技球を取り込んで賞球として払出すための賞球払出装置70が取付けられている。賞球払出装置70の払出側には、流下樋60が接続されている。流下樋60は、賞球払出装置70により払出された賞球を上皿6へ流下させるための払出流下樋61と、上皿6が貯留超過となったときに賞球払出装置70から払出された賞球を下皿10へ流下させるための第1余剰流下樋62と、第2余剰流下樋64とを備える。
図5に示すように、払出流下樋61の下部には、流下案内部材63が取付けられており、上皿6が貯留超過になるまでは、払出流下樋61を流下した賞球は、流下案内部材63によって案内され、流下案内部材63に開口形成された流出口63aから上皿6へ流入する。
第1余剰流下樋62の流下方向先端部には、第2余剰流下樋64が取付けられている。第2余剰流下樋64の流下方向先端部の下面には、第2余剰流下樋64内部の流下路64aを流下する賞球が流出する流出口64bが開口形成されている。流出口64bは、補助流下樋48の流入口42aと連通している。
[回動下皿装置8の作用]
例えば、今、大当りが発生し、賞球払出装置70により払出された賞球で上皿6が満杯になっている状態であるとする。また、下皿10は、図7(A)に示すように、上方へ回動していない第1の姿勢になっているとする。この状態では、下皿10の変換突起17はパネル板50の挿通孔57から後方へ突出しており、その突出した変換突起17の先端部17bが変換板47の変換部47aの前方寄り裏面に当接しており、先端部17bが変換板47aを上方へ持上げ、図面上で反時計方向へ回動させた状態になっている。つまり、変換板47の変換部47aは前方へ下り傾斜した状態になっている。
このため、賞球払出装置70により払出された賞球は、払出流下樋61の流下路61a、第1余剰流下樋62の流下路62a、第2余剰流下樋64の流下路64aの順に流下し、第2余剰流下樋64の流出口64bから補助流下樋48の流入口42aから補助流下樋48の内部空間に流入する。このとき、変換板47の変換部47aは前方へ下り勾配となっているため、補助流下樋48の内部空間に流入した賞球は、変換部47aの上面を前方斜め下方へ転動し、その転動方向に開口された流出入口46からパネル板50の開口部54を通過して下皿10へ流入する。
そして、下皿10に貯留されている賞球が増加したときに下皿10の前端11aを上方に持ち上げて下皿10を後方へ回動させ、下皿10を略垂直姿勢の第2の姿勢に変化させると、図7(B)に示すように、変換板47の裏面を支持していた変換突起17の先端部17bが変換板47の裏面から離れ、パネル板50の挿通孔57から前方へ離脱する。これにより、裏面からの支持を失った変換板47は、変換部47aの自重により、後方下向きに回動し、変換部47aの下端が補助皿部材20の補助皿底部24の上面に当接したところで、変換板47の回動が停止する。これにより、変換部47aは、その後端が下降した状態となり、変換板47の前端から後端に向けて下り勾配となった下り傾斜面が形成される。つまり、流出入口46の開口面下端から補助皿部材20の補助皿底部24の上面に向けて下り勾配となった下り傾斜面が形成される。
このため、下皿10に貯留されている賞球は、パネル板50の開口部54から補助流下樋48の流出入口46を通過し、変換板47の変換部47aを転がり落ち、補助皿部材20に流入する。
このとき、下皿10は上方へ回動して第2の姿勢に変化し、賞球箱90の上方に存在しないため、賞球箱を移動したり持ち上げたりするときに下皿10が邪魔にならない。
そして、下皿10を回動させて第1の姿勢に戻すと、変換板47は、変換突起17の先端部17bによって再び押し上げられ、上皿6の貯留超過となって流下した賞球を再び下皿10へ流下させることができる。そして、再び下皿10が賞球で満杯になったときに、パネル板50の前面51のスリット53から前方へ突出した操作部25dを左方向へ移動させると、開閉板25aが左方向へ移動し、補助皿部材20の補助皿球抜き孔24aが開口され、補助皿部材20に貯留されている賞球が補助皿球抜き孔24aから下方に流下し、球抜き流下樋30の流下路33aに落下し、その流下路33aを前方斜め下方に転動し、球抜き流下樋30の流出口33cからパネル板50の排出口56を通過して賞球箱90へ排出される。なお、下皿10を上方へ回動させた状態で操作部25dを操作した場合でも、補助皿部材20に貯留されている賞球を賞球箱90へ排出することができる。
[最良の形態の効果]
(1)以上のように上記最良の形態のパチンコ機1を使用すれば、下皿10の前端11aが上方へ回動されていない第1の姿勢から、下皿10の後端18aを回動軸にして前端11aを上方へ回動させた第2の姿勢へ変化させることができるため、下皿10の下方に置かれた賞球箱90を移動したり入れ替えたりするときに下皿10が邪魔にならない。
(2)しかも、第2の姿勢に変化した下皿10に貯留されている賞球をパチンコ機本体1aの内部に設けられた補助皿部材20に貯留し、補助皿球抜きレバー25を操作することにより、補助皿部材20に貯留されている賞球を排出口56からパチンコ機本体1aの外部へ排出させ、下皿10の下方に置かれている賞球箱90に貯留することができる。
(3)また、下皿10が第2の姿勢に変化しているときに賞球払出装置70により払出された賞球を補助皿部材20へ流下させ、補助皿部材20に貯留することができるため、下皿10が第2の姿勢に変化している状態で遊技を行うことができる。また、その状態で補助皿球抜きレバー25を操作すれば、補助皿部材20に貯留されている賞球を排出口56からパチンコ機本体1aの外部へ排出し、賞球箱90に貯留することができる。
(4)さらに、下皿10が賞球で満杯になったときに下皿10を上方へ回動させて下皿10内の賞球を全部補助皿部材20へ流下させた後に再度下皿10を回動前の状態に戻せば、賞球を下皿10に貯留することができるため、下皿10および補助皿部材20の両方に賞球を貯留することができる。
従って、従来よりも貯留可能な賞球数を増加させることができる。
[他の実施形態]
(1)下皿底部15の一部または全部を透光性材料(例えば、透明または半透明の合成樹脂)により形成することもできる。この構成を用いれば、下皿10が上方へ回動した第2の姿勢に変化した状態でも、下皿底部15を透かして下皿10の内部を見ることができるため、賞球の流出状況を容易に知ることができる。
(2)前記各実施形態において記載した各部材および機構は一例であり、設計変更できることは勿論である。
[請求項1と実施形態との対応関係]
補助皿球抜き孔24aが請求項1に記載の球抜き孔に対応し、開閉板25aが開閉部材に対応する。補助皿球抜きレバー25が操作手段に対応し、球抜き流下樋30が案内部材に対応する。流下路変換装置40が流下路変換手段に対応する。
パチンコ機の外観を正面から見た説明図である。 回動下皿装置8の取付状態を示す斜視説明図である。 回動下皿装置8の構成部材を分解して示す斜視説明図である。 パチンコ機1の裏面を示す説明図である。 流下樋および下皿10の接続構成を示す斜視説明図である。 図6(A)は下皿10が上方へ回動していない状態を示す斜視説明図であり、図6(B)は下皿10が上方へ回動した状態を示す斜視説明図である。 図7(A)は図6(A)の状態を右側面から見た縦断面図であり、図7(B)は図6(B)の状態を右側面から見た縦断面図である。 従来のパチンコ機の正面説明図である。 図8に示したパチンコ機に備えられた下皿を右側面から見た部分説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
1a パチンコ機本体
6 上皿
8 回動下皿装置
10 下皿
16 下皿球抜きレバー
20 補助皿部材
24a 補助皿球抜き孔(球抜き孔)
25 補助皿球抜きレバー(操作手段)
25a 開閉板(開閉部材)
30 球抜き流下樋(案内部材)
40 流下路変換装置(流下路変換手段)
54 開口部

Claims (1)

  1. 遊技球を発射する遊技球発射装置と、この遊技球発射装置により発射された遊技球が流下する遊技領域と、この遊技領域に設けられた入賞口と、この入賞口に遊技球が入賞した場合に賞球を払出す賞球払出装置と、この賞球払出装置により払出された前記賞球を貯留する上皿と、この上皿の下方に設けられており、前記上皿に貯留されている遊技球の数が貯留可能な数を超えている場合に前記賞球払出装置により排出された賞球を貯留する下皿とを備えたパチンコ機において、
    前記下皿は、その後端がパチンコ機本体の前面に軸止されているとともに、その前端を上方へ回動させていない第1の姿勢と前記後端を回動軸にして前記前端を上方へ回動させた第2の姿勢とに変化可能に設けられており、
    前記前面に開口形成されており、前記第2の姿勢の前記下皿に貯留されている賞球を前記パチンコ機本体の内部へ流出させるための開口部と、
    この開口部の後方に設けられており、その開口部から流出した賞球を貯留するための補助皿部材と、
    この補助皿部材に形成されており、その補助皿部材に貯留されている賞球を抜くための球抜き孔と、
    この球抜き孔を開閉する開閉部材と、
    この開閉部材を開閉操作するために設けられており、操作部が前記前面から前方へ突出して設けられた操作手段と、
    前記前面に開口形成されており、前記球抜き孔から抜かれた賞球を前記パチンコ機本体の外部へ排出するための排出口と、
    前記球抜き孔から抜かれた賞球を前記排出口の後面開口部へ案内する案内部材と、
    前記パチンコ機本体の内部に設けられており、前記賞球払出装置により払出された前記賞球を流下させる流下樋と、
    前記下皿が前記第1の姿勢になっている場合は、前記流下樋内部の流下路を前記開口部に連通する流下路に変換するとともに、前記下皿が前記第2の姿勢になっている場合は、前記流下樋内部の流下路を前記補助皿部材に連通する流下路に変換する流下路変換手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
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