JP4198627B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、固定保持用の外枠の開放空間を覆って前枠が装着され、この前枠の前面側に入賞装置を備えて遊技盤が取り付けられ、この遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置が前枠に設けられ、発射装置から発射された遊技球が遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を球皿に貯留するように構成される弾球遊技機に関する。
このような弾球遊技機として、例えば、特許文献1に開示のパチンコ機があり、一般的にこのようなパチンコ機が遊技ホール内に多数整列配置されて遊技に供される。遊技ホールにおいて遊技者は、多数整列配置されたパチンコ機のうちから任意のパチンコ機を選択し、遊技球を購入した後にこの遊技球を発射装置により遊技領域内に発射して、遊技領域内で遊技球を入賞装置に入賞させる遊技を楽しむようになっている。この遊技において、入賞装置に遊技球が入賞するのに応じて所定の数の遊技球が賞球として球皿に排出されて貯留されるようになっており、遊技者は球皿に貯留した球を遊技ホールが提供する景品と交換できるようになっている。
一方、遊技ホールにおいては各パチンコ機について定期的な点検整備を行い、パチンコ機を良好な状態に保って遊技者が不都合、不便なく遊技を行えるようにしている。このような点検整備に際しては、遊技領域内の入賞装置に遊技球を投入して賞球の排出が正常に行われるか否かの点検を行ったり、パチンコ機の裏面に設けられた賞球排出機構を作動させてこれらが正常に作動するか否かの点検を行ったりする。
特許第3256855号公報
ところで、上記のような遊技ホールでの点検整備に際して遊技球が球皿に排出されるが、このようにして球皿に貯留される遊技球は賞球ではないため、点検整備が終了後に球皿から回収されて球皿を空にして実際の遊技が可能な状態にする。このとき、遊技ホール内には多数のパチンコ機が配設されており、これら多数のパチンコ機の点検整備の都度、各パチンコ機毎について球皿に排出された遊技球を回収する作業が必要であり、点検整備作業が繁雑で時間がかかる作業となっているという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、点検整備において球皿に排出された遊技球を簡単に且つ手間なく回収できるような構成の弾球遊技機(パチンコ機)を提供することを目的とする。
このようなことから、本発明に係る弾球遊技機は、前後に開口する方形枠状に形成された固定保持用の外枠と、この外枠の下部開口領域を前面側において覆って外枠に取り付けられた幕板と、外枠の幕板より上側における前面側に開口する領域を覆って外枠に装着される前枠と、この前枠の前面側に取り付けられた前面側に入賞装置を備える遊技盤と、前枠に取り付けられて遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置と、前枠の下部に幕板の前面より前面側に突出して設けられて発射装置から発射された遊技球が遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を貯留する球皿とを有して構成される。そして、球皿の下面に開閉可能に球排出口が形成されており、幕板から前方に突出するとともに球皿の下面を下面側から球排出口を囲んで覆って球排出ガイド部材が幕板に取り付けられており、球排出ガイド部材は、前面壁、左右側面壁および底面壁を有して上面および後面が開放した樋状空間を有する形状に形成され、前面壁、左右側面壁および底面壁の上端部が球皿の下面に近接して球排出口が前記樋状空間に開口し、後面部が幕板にU字状に開口して形成された連通凹部を介して遊技機の後面側に開放されており、球排出ガイド部材に、樋状空間を前後に仕切って左右に延びた排出切換部材が前後揺動自在に設けられ、底面壁における排出切換部材より前側に上下に貫通する球回収孔が形成されている。そして、点検、整備時においては排出切換部材を前方に揺動させて球排出位置に位置させ、開放された状態の球排出口から落下する球皿内の遊技球を排出切換部材により後方に案内して後面部および連通凹部を介して遊技機の後面側に排出させ、遊技中においては排出切換部材を後方に揺動させて球回収位置に位置させ、開放された状態の球排出口から落下する球皿内の遊技球を排出切換部材により前方に案内して球回収孔を介して下方に排出させるようになっており、排出切換部材を少なくとも球回収位置でロック保持するロック装置を有する。
このような構成の弾球遊技機において、好ましくは、排出切換部材は、点検、整備等のときに球排出位置に切り換えて使用され、点検、整備時に球排出口を開放して球皿から排出された遊技球を、球排出ガイド部材を介して弾球遊技機の後面側に排出させる。
また、好ましくは、排出切換部材は、遊技中に球回収位置に切換えて使用され、球排出口を開放して球皿から排出された遊技球を遊技者が弾球遊技機の前面側に置いた容器に排出させることが可能な状態となし、且つ遊技中においては排出切換部材の切り換え作動をできないようにロック装置により球回収位置でロック保持する。
さらに好ましくは、ロック装置が、排出切換部材の前後揺動軸と同軸に球排出ガイド部材に設けられた回動操作キーを備えて構成され、回動操作キーのキー穴にキーを差し込んで回転させることにより排出切換部材を球回収位置と球排出位置とに前後揺動させることができるが、キーを差し込まなければ排出切換部材を前後揺動させることができないように構成される。
また、好ましくは、排出切換部材の左右端面に小突起が形成され、排出切換部材が球回収位置および球排出位置に位置したときにそれぞれ小突起と係合して排出切換部材を球回収位置および球排出位置に選択的に保持するための二カ所の嵌合凹部が球排出ガイド部材の左右側面壁の内面に形成される。
上記構成の本発明に係る弾球遊技機によれば、球皿から排出された遊技球を、球排出ガイド装置を介して背面側に排出させるか、底部開孔から前面側においてそのまま下方に排出させるかを切り換える排出切り換え装置が設けられているので、弾球遊技機の点検整備等に際しては、球皿から排出された遊技球を球排出ガイド装置を介して背面側に排出させる側に切り換えて使用され、点検、整備時に球皿に排出された遊技球を、球排出ガイド装置を介して弾球遊技機の背面側に排出させることができ、遊技球の回収が簡単且つ容易となる。このため、点検整備において球皿に排出された遊技球を簡単に且つ手間なく回収でき、点検整備作業の効率化を図ることができる。
また、遊技中においては、排出切り換え装置は底部開孔からそのまま下方に排出させる側に切換えるとともにこの状態でロック保持して使用されるので、遊技者は球皿の底部開孔を開放させて球皿内に貯まった遊技球を弾球遊技機の前面側に置いた容器に排出させて容易に回収することができる。なお、排出切換装置を球皿の下部に設けることにより、球皿の下部に球排出ガイド装置および排出切換装置をコンパクトにまとめて配置することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。まず、図1〜図3に遊技ホールにおけるパチンコ機PMの配置構成を示しており、遊技ホール内においては、複数列に並んで多数のパチンコ機PMが配設されて遊技に供されるようになっている。このようにパチンコ機PMを整列配置する構造物を一般的に遊技島と称しており、パチンコ機PMを背中合わせに2列に並んで配置する両列島形式と、壁に背を向けるように1列に並んで配置する壁島形式とがあるが、ここでは両列島形式の遊技島構造を示している。
この両列遊技島構造は、背中合わせに配置されて間に球回収空間5を形成する一対の島構造体10,10を有し、各島構造体10は、天井側から順に配設された、島幕板11と、呼び出しランプ12aを有したランプ板12と、パチンコ機PMを横に1列に並んで配設する保持枠13と、球箱載せ台となる天板14と、腰板15と、床面に接する巾木16とからなり、上下に延びた状態に構成される。遊技ホール内には、このような両列遊技島構造が複数列並んで配設され、さらに、壁際には壁遊技島構造が配設されており、各遊技島構造の間に遊技者等が通る通路スペース1が形成される。
なお、通路スペース1の床面には、各パチンコ機PMの前側に位置して支柱18により支持されたシート17が設けられており、遊技者はシート17に座ってその前面のパチンコ機PMを操作して遊技を行うようになっている。また、球回収空間5内には、後述するように遊技中において入賞せずにアウト口に入り込んだアウト球をホール側に回収するための、回収通路6が設けられている。この回収通路6は各パチンコ機PMから排出された球B(アウト球)を一方の側に集めて回収できるように、遊技島構造の列が延びる方向のいずれか一方側に傾斜しており、回収通路6内に落下した球Bがこの傾斜に沿っていずれか一方側に転がって集まるようになっている。
次に、島構造体10の保持枠13に保持されて取り付けられるパチンコ機PMの構成について簡単に説明する。パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠20の前面開口に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠30が前面左側のヒンジ機構31により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、施錠装置32により常には外枠20の前面を覆った閉止状態で保持される。
上記外枠20は、木材や樹脂等で成形加工された複数本の定形尺の枠部材すなわち上下の枠板21,24および左右の枠板22,23を直角に枠組み連結するとともに、各隅角部に補強金具を固定して構成されており、保持枠13内に固定される。下枠板24の前面は左右の枠板22,23より前方に突出し、その突出部の上面に位置するとともに左右の枠板22,23の前面に連結されて左右に延びる幕板25が取り付けられている。
前枠30の前面上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉33が左端部のヒンジ(図示せず)を介して横開きおよび着脱が自在に取り付けられ、施錠装置32により常には前枠30の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉33の背後に位置する前枠上部には、遊技盤35を着脱自在に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤35がガラス扉33を通して視認されるようになっている。遊技盤35は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状のレール36に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには多数本の遊技釘(図示せず)や風車とともに各種の入賞具38、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置37、サイドランプ等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部にアウト口39が設けられている。
前枠30の前面における上記ガラス扉33の下側には、上球皿装置40が左端のヒンジ機構により横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常にはガラス扉33の下側において前枠30の前面を覆った状態で係止保持されている。この上球皿装置40には、前方に突出して形成され、遊技中に払い出される入賞球を受容して貯留する上球皿部41が設けられている。なお、詳細図示しないが、上球皿部41に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤の各部に、遊技盤35の遊技領域PA内に遊技球を発射する発射装置や、スピーカ等が設けられている。
さらに、図4に示すように、前枠30の前面における上球皿装置40の下側に下球皿装置50が前方に突出して設けられている。この下球皿装置50は、上球皿部41内に貯留された入賞球がオーバーフローしたときや、遊技者が上球皿装置40の球排出レバー42(図1参照)を操作して上球皿部41から入賞球が排出されたときに内部に形成された球皿通路を介して送られてくる入賞球を受容して貯留する下球皿部51と、下球皿部51の右側に位置して遊技球の発射操作を行う発射ハンドル45と、下球皿部51の左側に位置する灰皿58とから構成されている。
図5から分かるように、下球皿部51内の底面には球排出孔51aが形成されており、この球排出孔51aを下面側から開閉自在に覆う球抜き蓋53が左右にスライド移動可能に取り付けられている。球抜き蓋53は図示しないバネ等により常時は球排出孔51aを閉止する位置に位置しており、球抜き蓋53の前部に突出して設けられた操作レバー53aを操作することにより球抜き蓋53をスライド移動させて球排出孔51aを開放させ、下球皿部51内に貯留された遊技球を下方に落下させて排出させることができるように構成されている。なお、下球皿装置50の下側に球排出孔51aを下方から覆って球排出ガイド装置70が設けられている。
前枠30の裏面側には、球貯留タンク61、球貯留タンク61から供給された遊技球を落下移動させつつ整列させるタンクレール62、遊技盤33における入賞状態等に基づいてタンクレール62を通ってタンク61から供給される遊技球を賞球として払い出す球払出装置63、遊技中での各種制御を行うための電源基板64、主基板65、画像表示装置37の裏面側に位置して画像表示制御を行う画像制御基板66等が図示のように配設されている。なお、図示していないが、内部には、球払出装置63から払い出された賞球を上球皿部41に導く賞球通路や、遊技中において遊技盤35の入賞具38に入賞することなく落下してアウト口39に入り込んだ遊技球をパチンコ機PMの背面側に導くアウト球通路が設けられている。このアウト球通路を導かれたアウト球Bはパチンコ機PMの背面に開口したアウト球排出口39aから球回収空間5に排出され、回収通路6上に落下し、回収通路6上を転がって移動して、回収される。
以上の構成のパチンコ機PMにおいて、本発明に係る実施形態としての上記球排出ガイド装置70について、図4〜図7を参照して説明する。
球排出ガイド装置70を取り付けるために、幕板25の中央部には上方に開口したU字状の連通凹部25aが形成されており、この連通凹部25aの前側に位置して、球排出外動装置70を構成する球排出ガイド部材71が幕板25の前面に取り付けられている。球排出ガイド部材71は、前面壁72、左側面壁73a,73b、右側面壁74および底面壁75を有して構成され、これら壁72〜75に囲まれて上面および後面が開口した樋状空間71aが形成されている。なお、底面壁75の前部には球回収孔75aが形成されている。また、樋状空間71aの後面開口は上記連通凹部25aと連通している。
この樋状空間71aを左右に横切って前後に仕切る排出切換部材76が配設されている。排出切換部材76は、平板状の仕切板部76aと、仕切板部76aの下端において左右方向に延びた円筒状の下端軸部76bとから構成される。下端軸部76bの左右端が外方に突出する軸突起を有し、この軸突起が球排出ガイド部材71の左側面壁73bおよび右側面壁74に形成された係合孔に係合し、下端軸部76bを中心として仕切板部76aが前後に揺動自在になっている。ここで、仕切板部76aは樋状空間71aを前後に仕切るが、この仕切板部76aは下端軸部76bを中心として前後に揺動することにより、図5において実線で示すように後方に揺動した位置(これを球回収位置と称する)と、二点鎖線で示すように前方に揺動した位置(これを球排出位置と称する)とに位置する。
このように仕切板部76aを球回収位置と球排出位置とで保持するために、仕切板部76aの左右端面には側方に突出する小突起76cが形成されており、仕切板部76aが球回収位置および球排出位置に位置したときに、それぞれ小突起76cと嵌合する嵌合凹部70b,70cが左右側面壁73b,74の内面に形成されている。このため、仕切板部76aが球回収位置に位置したときに小突起76cが嵌合凹部70bと嵌合して仕切板部76aが球回収位置で保持され、仕切板部76aが球排出位置に位置したときに小突起76cが嵌合凹部70cと嵌合して仕切板部76aが球排出位置で保持される。
左側面壁73aには回動操作キー77が取り付けられており、キーシリンダ部77aが左側面壁73a,73bの間の空間72c内に位置するとともにキー作動軸78が排出切換部材76の下端軸部76bと同軸に結合している。このため、回動操作キー77のキー穴にキーを差し込んで回転させることにより、排出切換部材76を下端軸部76bを中心として回転させ、仕切板部76aを球回収位置と球排出位置とに揺動移動させることができる。逆に言えば、回転操作キー77にキーを差し込まなければ、仕切板部76aを揺動移動させることができないように構成されている。
なお、回転操作キー77の回動範囲は仕切板部76aを球回収位置と球排出位置とで移動させる範囲に設定されており、回転操作キー77をエンドまで回転操作することにより仕切板部76aを球回収位置と球排出位置とに位置決め保持することができる。但し、図示しないストッパ突起を設けて、仕切板部76aは球回収位置より後方には揺動できず、且つ球排出位置より前方にも揺動できないようにしても良い。
一方、連通凹部25aの後側に位置して下枠板24の上面にガイド壁80が設けられている。ガイド壁80は、左右側壁部81,82および底壁部83からなり、これら壁部81,82,83に囲まれて前後に延びる上方に開放したU字状の溝空間84が形成される。そして、この溝空間84の前端部が連通凹部25aと滑らかに繋がり、底壁部83は後方に向かって下がるテーパ状に形成されている。
以上の構成のパチンコ機PMにおいて、遊技ホール側における点検整備等に際しては、回動操作キー77のキー穴にキーを差し込んで排出切換部材76を下端軸部76bを中心として回転させ、図5において二点鎖線で示すように、仕切板部76aを球排出位置に揺動移動させる。点検整備においては、入賞装置38等に遊技球を投入して賞球の払出が正常に行えるか等の点検を行ったり、試し打ちをして正常な作動を行うかの点検を行ったりするため、上球皿部41内に遊技球が払い出されて貯留される。このように貯留された遊技球は、遊技ホールを開店して遊技に供する前に回収する必要があるが、従来においては、このように上球皿部41内に貯まった遊技球を上球皿装置40の排出レバー42を操作して下球皿部51内に送り出し、さらに、下球皿部51内に貯まった遊技球を操作レバー53aを操作して球排出孔51aから排出させ、天板14上に置いた球回収箱に回収させたり、ガラス扉33を開けてアウト口39から背面側に排出させていた。
しかしながら、本発明に係る球排出ガイド装置70を取り付けたときには、点検整備に際して上球皿部41内に貯まった遊技球を、上球皿装置40の排出レバー42を操作して下球皿部51内に送り出し、さらに、下球皿部51内に貯まった遊技球を、操作レバー53aを操作して球排出孔51aから排出させると、この遊技球は球排出位置に位置した仕切板部76aにガイドされて球排出ガイド部材71の樋状空間71aの後方に転がり移動し、後部開口から連通凹部25aを通ってガイド壁80のU字状空間84内に排出される。上述のように、ガイド壁80の底壁部83は後方に向かって下がるテーパを有して形成されており、遊技球は底壁部83上を後方に転がり移動してパチンコ機PMの背面側に排出される。そして、図3に示すように、回収通路6上に落下し、回収通路6上を転がって移動して回収される。このため、球の回収作業が簡単で楽な作業となる。すなわち、点検整備において球皿に排出された遊技球を簡単に且つ手間なく回収でき、点検整備作業の効率化を図ることができる。
点検整備を行うときには、上球皿装置40の排出レバー42を開放側に保持し、下球皿装置50の操作レバー53aも開放側に保持しておくのが好ましく、これにより点検整備時に球皿に排出される遊技球は全て背面側に自動的に排出され、球の回収作業が全く不要となる。また、長時間にわたる試し打ちを行って正常な作動の点検、出球率の点検等を行うときには、下球皿装置50の操作レバー53aのみを開放側に保持するのが好ましい。これにより、発射ハンドル45を球発射位置に固定しておけば、点検者がいなくても大当たり等が発生しても下球皿部51内に遊技球が溢れることがなく、連続的な点検が可能となる。
このようにして点検整備が完了し、且つ球の回収作業が完了すると、回動操作キー77のキー穴にキーを差し込んで排出切換部材76を下端軸部76bを中心として回転させ、図5において実線で示すように、仕切板部76aを球回収位置に揺動移動させる。そして、キーを外せば排出切換部材76を回転させることができなくなり、仕切板部76aは球回収位置でロック保持される状態となる。この状態で、操作レバー53aを操作して球抜き蓋53をスライド移動させて球排出孔51aを開放させると、下球皿部51内に貯まった遊技球は球排出孔51aから樋状空間71a内に排出される。このとき仕切板部76aは球回収位置に位置しているため、樋状空間71a内に排出された遊技球は、底面壁75に形成された球回収孔75aから下方に排出されるが、この排出球を天板14の上に置いた球箱3の箱空間3a内に受け入れて、球を回収することかできる。すなわち、遊技により下球皿部51内に貯まった賞球を賞品と交換するようなときには、球回収孔75aの下側に位置するようにして天板14の上に球箱3を置いた後、操作レバー53aを操作して下球皿部51内に貯まった賞球を球箱3内に簡単に回収できる。
なお、以上においては上球皿装置40と下球皿装置50とを有したパチンコ機を例にして示したが、一体型の一つの球皿を有したパチンコ機についても本発明を適用できることは無論である。また、回動操作キーの形式および配設位置は上述のものに限られるものではなく、球排出切換部材76を回転させる機構や、これを球排出位置および球回収位置でロック保持する構成も上記のものに限られずないことは無論のことである。さらに、球排出切換を行う機構として、上述のように球排出切換部材を回転させる構成のみならず、前後スライド移動する機構等、種々の同等な機構を用いても良い。
本発明に係るパチンコ機(弾球遊技機)を有して構成される遊技島構造を示す正面図である。 上記遊技島構造の背面図である。 上記遊技島構造の側面図である。 本発明の実施形態に係る球排出ガイド装置を取り付けた状態の上記パチンコ機の下部を示す正面図である。 上記実施形態に係る球排出ガイド装置を取り付けた状態の上記パチンコ機の下部を、図4の矢印V−Vに沿って示す断面図である。 上記実施形態に係る球排出ガイド装置を取り付けた状態の上記パチンコ機の下部を左側から見て示す側面図である。 上記実施形態に係る球排出ガイド装置をパチンコ機に取り付けた状態で示す平面図である。
符号の説明
PM パチンコ機
5 球回収空間
6 回収通路
10 遊技島構造体
13 保持枠
14 天板
20 外枠
24 下枠板
25 幕板
30 前枠
40 上球皿装置
42 排出レバー
50 下球皿装置
51 下球皿部
51a 球排出孔
53 球抜き蓋
53a 操作レバー
70 球排出ガイド装置
71 球排出ガイド部材
71a 樋状空間
75a 球回収孔
76 排出切換部材
76a 仕切板部
76b 下端軸部
77 回動操作キー
80 ガイド壁
84 U字状の溝空間

Claims (5)

  1. 前後に開口する方形枠状に形成された固定保持用の外枠と、前記外枠の下部開口領域を前面側において覆って前記外枠に取り付けられた幕板と、前記外枠の前記幕板より上側における前面側に開口する領域を覆って前記外枠に装着される前枠と、前記前枠の前面側に取り付けられた前面側に入賞装置を備える遊技盤と、前記前枠に取り付けられて前記遊技盤の前面の遊技領域内に遊技球を発射する発射装置と、前記前枠の下部に前記幕板の前面より前面側に突出して設けられて前記発射装置から発射された遊技球が前記遊技領域内で入賞したときに払い出される遊技球を貯留する球皿とを有して構成される弾球遊技機において、
    前記球皿の下面に開閉可能に球排出口が形成されており、
    前記幕板から前方に突出するとともに前記球皿の下面を下面側から前記球排出口を囲んで覆って球排出ガイド部材が前記幕板に取り付けられており、
    前記球排出ガイド部材は、前面壁、左右側面壁および底面壁を有して上面および後面が開放した樋状空間を有する形状に形成され、前記前面壁、前記左右側面壁および前記底面壁の上端部が前記球皿の下面に近接して前記球排出口が前記樋状空間に開口し、前記後面部が前記幕板にU字状に開口して形成された連通凹部を介して遊技機の後面側に開放されており、
    前記球排出ガイド部材に、前記樋状空間を前後に仕切って左右に延びた排出切換部材が前後揺動自在に設けられ、前記底面壁における前記排出切換部材より前側に上下に貫通する球回収孔が形成されており、
    点検、整備時においては前記排出切換部材を前方に揺動させて球排出位置に位置させ、開放された状態の前記球排出口から落下する前記球皿内の遊技球を前記排出切換部材により後方に案内して前記後面部および前記連通凹部を介して前記遊技機の後面側に排出させ、
    遊技中においては前記排出切換部材を後方に揺動させて球回収位置に位置させ、開放された状態の前記球排出口から落下する前記球皿内の遊技球を前記排出切換部材により前方に案内して前記球回収孔を介して下方に排出させるようになっており、
    前記排出切換部材を少なくとも前記球回収位置でロック保持するロック装置を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記排出切換部材は、点検、整備等のときに前記球排出位置に切り換えて使用され、点検、整備時に前記球排出口を開放して前記球皿から排出された遊技球を、前記球排出ガイド部材を介して弾球遊技機の後面側に排出させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記排出切換部材は、遊技中に前記球回収位置に切換えて使用され、前記球排出口を開放して前記球皿から排出された遊技球を遊技者が弾球遊技機の前面側に置いた容器に排出させることが可能な状態となし、且つ遊技中においては前記排出切換部材の切り換え作動をできないように前記ロック装置により前記球回収位置でロック保持することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記ロック装置が、前記排出切換部材の前後揺動軸と同軸に前記球排出ガイド部材に設けられた回動操作キーを備えて構成され、前記回動操作キーのキー穴にキーを差し込んで回転させることにより前記排出切換部材を前記球回収位置と前記球排出位置とに前後揺動させることができるが、前記キーを差し込まなければ前記排出切換部材を前後揺動させることができないように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記排出切換部材の左右端面に小突起が形成され、前記排出切換部材が前記球回収位置および前記球排出位置に位置したときにそれぞれ前記小突起と係合して前記排出切換部材を前記球回収位置および前記球排出位置に選択的に保持するための二カ所の嵌合凹部が前記球排出ガイド部材の左右側面壁の内面に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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