JP2003190429A - 球詰まり排出機構 - Google Patents

球詰まり排出機構

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JP2003190429A
JP2003190429A JP2001394566A JP2001394566A JP2003190429A JP 2003190429 A JP2003190429 A JP 2003190429A JP 2001394566 A JP2001394566 A JP 2001394566A JP 2001394566 A JP2001394566 A JP 2001394566A JP 2003190429 A JP2003190429 A JP 2003190429A
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JP2001394566A
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Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技機内、特に受皿内部に詰まっ
た遊技球や異物を迅速、且つ容易な操作で除去すること
ができる球詰まり排出機構を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明における球詰まり排出機構100
は、遊技中に払い出された遊技球を貯留する受皿を支持
する支持扉部5の背面側に設けられた第一窓部18と、
第二窓部19と、これらの窓部をそれぞれ開閉する第一
扉部20と、第二扉部21とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に設けられ
た受皿部の球詰まり排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機やパチス
ロ等の回胴式遊技機を含む遊技機は、遊技媒体を供給す
ることによって遊技を行い、遊技の結果として遊技媒体
が払い出されるように構成されている。
【0003】例えば、弾球遊技機(第一種特別電動役
物)は、ハンドル操作によって遊技媒体(例えばパチン
コ球)を発射する装置があり、この発射装置で発射され
たパチンコ球が遊技盤の所定領域を通って始動入賞口に
入ると、通称デジタルといわれる表示装置に表示される
図柄の変動が開始されると共に、所定数の賞球が獲得で
きる。
【0004】図柄の変動が停止されて表示装置で表示さ
れる図柄の組み合わせが予め定められた大当たりの組み
合わせであると、それに基づいて大当たり遊技状態が発
生し、より多くの賞球を獲得することが可能となる。
【0005】ここで遊技機から払い出された賞球は、遊
技機の前面に設けられた受皿に一時的に貯留される。
【0006】また、受皿の内部には、貯留した遊技球を
専用の収納容器へ収容する為に遊技球を遊技機外部へ排
出する球抜き通路と、遊技球を発射装置へ誘導する誘導
通路とが設けられている。
【0007】このように、受皿に貯留された遊技球が発
射装置へ次々と供給される構成である為、遊技者は継続
的に遊技を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大抵の遊技
機には灰皿やドリンクホルダが設けられている。これ
は、遊技者が、喫煙しながら又は飲み物を飲みながら遊
技を行うことができる為に設けられたものである。
【0009】しかし、灰皿やドリンクホルダは受皿の近
傍に設けられていることが多い為、煙草の吸い殻や飲み
物が入った容器の一部、例えばペットボトルのキャップ
等が誤って受皿内に入り、球抜き通路、又は誘導通路に
詰まってしまうことが少なくなかった。
【0010】また、複数の遊技球を一列に整列させ発射
装置へ誘導させる遊技球整列時に、遊技球が重なり合っ
て誘導通路が詰まってしまうことも少なくなかった。
【0011】このように、異物が球抜き通路、又は誘導
通路内に詰まってしまうと、ホールスタッフが、長尺状
の金具を受皿上から各通路に向けて強く押し込める等し
て、詰まりを除去しなければならなかった。
【0012】そして、金具にても除去できない場合は受
皿を構成する部材を取り外して、通路内に詰まった異物
を除去する必要があった。
【0013】さらに、通路内に詰まった異物を除去する
為に、受皿から各通路に向けて金具を強制的に出し入れ
する動作は、遊技機を故障させてしまう原因となり兼ね
なかった。
【0014】また、弾球遊技機では、大当たり時に数千
個という遊技球が一度に遊技機から排出される。
【0015】すると、受皿が短時間で満杯になってしま
うため遊技球を外部へ排出する必要が生じる。そこで、
遊技者は、現行モデルの遊技機の大半に設けられている
球抜きレバー/球抜きボタンを操作し、受皿内に貯留し
た遊技球を遊技機外部へと排出する。
【0016】しかし、遊技者がタイミング良く遊技球を
排出する作業を行えばよいが、遊技に集中しすぎて、不
注意にも遊技球を排出するのを忘れてしまったりする
と、一度に大量の遊技球が払い出されてくる為、球抜き
通路又は誘導通路に遊技球が詰まってしまうことがあ
る。
【0017】このような、遊技球や異物の詰まりを除去
する為には、遊技機から受皿を構成する部材をはずして
分解し、通路内に詰まった遊技球や異物を取り除かなく
てはならなかった。つまり、球詰まりや異物の詰まりを
解消するには多大な時間を費やし、且つ煩雑な作業を伴
うものであった。
【0018】また、球詰まりや異物の詰まりを除去する
場合、対象となる遊技機を故障台とせざるを得ないた
め、遊技者は今まで遊技を行っていた遊技機から離れな
ければならない。これによって遊技者は、遊技を長時間
中断せざるをえなかった。
【0019】それに伴い、遊技機を設置しているホール
側も、遊技機の稼働率が低下してしまう為、不利益を被
ってしまっていた。
【0020】そこで、本発明は、上述した事項に鑑みて
なされたものであり、その解決しようとする課題は、遊
技機内、特に受皿内部に詰まった遊技球や異物を迅速に
除去することができる球詰まり排出機構を提供すること
にある。
【0021】また、本発明は、遊技機内に詰まった遊技
球や異物を容易な操作で除去することができる球詰まり
排出機構を提供することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する為に以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、遊技機の正面に設けられ、貯留した遊技球を流通さ
せる通路を有する受皿と、遊技機本体の一側を基端と
し、所定位置からこの遊技機前面側に回動自在に設けら
れ、受皿を支持する支持扉部と、この支持扉部の一側面
に設けられ、且つ前述した通路に臨む窓部と、この窓部
に対して開閉する扉部とから構成されることを特徴とす
る。
【0023】このような構成である為、扉部を開ける動
作により、遊技球を流通させる通路内部に詰まった遊技
球や異物を取り除くことができる。すなわち、受皿を構
成する部材を分解せずとも球詰まりを解消したり、異物
を除去することができる。
【0024】また、本発明における通路は、受皿に貯留
された遊技球を遊技機外部へ排出する球抜き通路であ
り、及び/又は遊技機前面に設けられた遊技盤面へ遊技
球を発射する発射装置へ遊技球を誘導する誘導通路であ
ることを特徴とする。
【0025】このように、前記通路及び/又は誘導通路
の一部に対応する位置に窓部と、この窓部に対して開閉
する扉部とが設けられていることにより、扉部を開放す
ることにより各通路内に詰まった遊技球や異物を容易な
作業により除去することができる。
【0026】さらに本発明における扉部は、支持扉部の
開閉方向と同一方向に開閉動作を行う。
【0027】このように、扉部は支持扉部の開閉方向と
同一方向に開閉動作を行う構成である為、支持扉部が閉
じる動作に伴って扉部も閉じる動作を行うことができ
る。
【0028】また、本発明における扉部は遊技機の上下
方向に開閉自在な構成でもある。
【0029】このように、扉部は、遊技機に対して上下
方向に開閉自在な構成をなしていることにより、開放さ
れた扉部を閉じ忘れてしまっても、自重により閉じる動
作が行われる。これに伴い、扉部の閉め忘れによる扉部
及び支持扉部、又は遊技機本体の破損を防止することも
できる。
【0030】さらに、本発明における扉部は遊技機の左
右方向に開閉自在であってもよい。また、扉部は、窓部
をスライドすることにより、窓部を覆う構成とすること
もできる。
【0031】この構成は、窓部の近傍に他の装置や機構
が施されており、回動軸を設けるスペースと、回動軸を
中心に回動したときの扉部の収容スペースが無い場合に
効果的に用いることができる。
【0032】また、本発明における扉部は、支持扉部に
設けられた回動軸と同じ方向に回動軸を備え回動自在に
設けられており、支持扉部が所定位置へ移動する動作に
連動し、窓部を閉鎖する構成を備えている。
【0033】さらに、本発明における扉部には、窓部を
開放したときの支持扉部と扉部とがなす開放角度を規制
する規制手段が設けられている。
【0034】これによって、支持扉部が閉鎖する際に、
開放された扉部をさらに開放させる方向へ強制的に押し
広げ、扉部を破損してしまうといった事態を事前に回避
することができる。
【0035】さらに、本発明における扉部は、前記通路
を前記窓部より透過して目視可能に透明性のある素材等
にて形成されていても良く、どの当たりにどのような状
況にて球詰まりが発生したのかを容易に理解でき、素早
い対処をとることができるようになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態における球詰ま
り排出機構の説明を行う。先ず初めに、説明の便宜を図
る為に、本実施形態における遊技機の全体像を説明す
る。尚、本実施形態では、遊技機として遊技球に弾球
(パチンコ球)を使うパチンコ遊技機(以下、遊技機と
称す)として説明を行う。また、本実施形態における遊
技機は、風適法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等
に関する法律)の内規上「第1種」に区分される。
【0037】まず図1に示すように、本実施形態におけ
る遊技機1は、縦長な方形状の枠組みにて構成され、遊
技機1の設置場所に強固に固定される外枠2と、その外
枠2に一側を保持され、且つその外枠2に対して開閉自
在に設けられた表枠3とにより外形をなしている。
【0038】そして、表枠3は、遊技機1前面の上部
側、即ち遊技を行う為の遊技盤6側に設けられた窓枠4
と、遊技機1前面の下部側に設けられた支持扉部5とに
より構成されている。この表枠3内には遊技性を構成す
る主要構成部品の略全てが集約されて設けられている。
尚、この窓枠4と支持扉部5とを一体成形してもよい。
【0039】また、表枠3内に設けられた主要構成部品
は、盤面状が遊技領域とされる遊技盤6と、この遊技盤
6の所定遊技領域に弾球を打ち出す発射装置7と、この
発射装置7を操作する為のハンドル8と、必要に応じて
所定個数の弾球を排出する弾球払出ユニット(図示せ
ず)と、各種装置の制御を行う制御装置(図示せず)
と、遊技機1に供給すべき遊技球(弾球)、及び遊技機
1より賞球として排出された遊技球の一部を貯留する受
皿9と、この受皿9を支持する支持扉部5と、灰皿10
と、貯留された遊技球を排出させる排出ボタン9aとで
ある。
【0040】尚、本実施形態における受皿9は、上皿と
下皿とが一体型に形成された受皿9として説明するが、
本発明はその構成に限定されるものではない。
【0041】以上が本実施形態における遊技機1の全体
像である。次に、遊技球や異物の詰まりを除去する球詰
まり排出機構100について詳細な説明を行う。
【0042】先ず、図1、及び図2に基づき、本実施形
態における受皿9の詳細な説明を行う。本実施形態にお
ける受皿9は、遊技機1から払い出された遊技球(賞
球、貸し球含む)を貯留する貯留部30を備えている。
【0043】また、図2の受皿9の断面図に示すよう
に、この受皿9の内底面は緩やかな傾斜を有し、傾斜の
上流側の底面には球抜き穴11が設けられ、この排出ボ
タン9aにより球抜き穴11は開放され遊技球を遊技機
1外部へ排出する球抜き通路12が連通している。
【0044】そのため、球抜き穴11は、賞球又は貸し
球払出口28から払い出される遊技球を円滑に受け入
れ、球抜き通路12を介して遊技球専用収容器(通称ド
ル箱)へ遊技球を排出することができるように賞球又は
貸し球払出口28から払い出される賞球が落下する位置
付近に設けられている。
【0045】また、この球抜き通路12は、球抜き穴1
1から連続する箇所に受皿9の真下方向に形成された第
一直線通路13と、この第一直線通路13に連続した傾
斜通路14と、この傾斜通路14に連続し受皿9の真下
方向に延びた第二直線通路15とを有している。
【0046】さらに、貯留部30に貯留された遊技球を
発射装置7へ誘導する誘導通路17の傾斜最下流の遊技
機1側の背面方向の壁面には誘導穴16が設けられてい
る。この誘導穴16は、遊技盤6上に遊技球を発射する
図1に示す発射装置7へ遊技球を誘導する誘導通路17
と連通している。
【0047】ここで、第一直線通路13から傾斜通路1
4にかけての箇所(図2中A)と、誘導穴16付近(図
2中B)との二箇所には、球詰まりが生じやすい。
【0048】そこで、上述した二箇所に詰まってしまっ
た遊技球や異物を取り除く為に、受皿9を支持する支持
扉部5に球詰まりを迅速、且つ容易に行うための機構を
設けた。以下に、本実施形態における球詰まり排出機構
100を詳細に説明する。
【0049】図3に示すように、前記受皿9を支持する
支持扉部5は、図1に示すハンドル8や灰皿10と共に
設けられている。また、図4に示すように、この支持扉
部5は、図1に示す表枠3と同様に遊技機1本体の一側
に回動軸5aと回動軸5bを有し、この回動軸部を回動
の中心として、図1に示す遊技機1前面側へ回動可能に
設けられている。
【0050】また、図6、及び図7に示すように、受皿
9を支持している側とは反対側の支持扉部5の面には、
図2に示す球抜き通路12の一部を臨む第一窓部18
と、誘導通路17の一部に臨む第二窓部19と、これら
の窓部をそれぞれ開閉する第一扉部20と、第二扉部2
1とが設けられている。
【0051】尚、第一窓部18は、球詰まりの起きやす
い球抜き通路12の第一直線通路13から傾斜通路14
にかけての箇所(図2中A)に対応する位置に設けられ
ており、第二窓部19は、誘導穴16付近(図2中B)
に対応する位置に設けられている。
【0052】また、図4、及び図5に示すように、第一
扉部20は、第一窓部18を完全に覆う形状をしてい
る。
【0053】さらに、第一扉部20は、第一窓部18を
上下方向に開閉させる為の第一回動軸22を有してい
る。即ち、この第一回動軸22は、遊技機1に対して左
右方向に両端が位置するように設けられている。
【0054】そして、この第一回動軸22の左右両端
は、第一窓部18の上方に設けられた第一係合部23と
第二係合部24とに係合する。尚、第一係合部23、及
び第二係合部24が設けられている位置は特に限定しな
いが、本実施形態における第一扉部20は遊技機1の上
下方向に開閉自在であるとする為、第一窓部18の上方
に第一係合部23と第二係合部24を設け、第一回動軸
22に係合させる構成とした。
【0055】このような構成により、第一直線通路13
から傾斜通路14にかけての箇所に詰まってしまった遊
技球や異物を取り除く場合、図6に示すように第一回動
軸22を回動中心として、図7、及び図8に示すように
第一窓部18を開放する方向、即ち第一窓部18の上方
(図7中R方向)へ第一扉部20を移動させて第一窓部
18を開放する。
【0056】そして、第一窓部18が完全に開放された
状態で、第一窓部18から球抜き通路12内に詰まった
遊技球や、異物を取り除く。作業が終了次第、第一扉部
20を下げ第一窓部18を閉鎖する。尚、振動や衝撃に
より不用意に第一扉部20が開放しないように、第一扉
部20にロック機構40を設けるとより好ましい。
【0057】また図4、及び図5に示すように、第二扉
部21は、図2に示す誘導通路17の一部に対応する第
二窓部19を完全に覆う形状をなしている。
【0058】そして、第二扉部21は、第二窓部19を
支持扉部5と同方向の左右方向に開閉させる為の第二回
動軸25を有している。即ちこの第二回動軸25は支持
扉部5に対して上下方向に両端が位置するように設けら
れている。
【0059】そして、この第二回動軸25の左右両端
は、第二窓部19の一側に設けられた第三係合部26と
第四係合部27とに係合する。
【0060】このような構成により、誘導通路17付近
に詰まってしまった遊技球を取り除く場合、図9に示す
ように第二回動軸25を回動中心として、図10、及び
図11に示すように第二窓部19を開放する方向、即ち
第二窓部19の左方向(図5、又は図9中S方向)へ第
二扉部21を回動させて第二窓部19を開放する。
【0061】そして、第二窓部19が完全に開放された
状態で、第二窓部19から誘導通路17内に詰まった遊
技球や、異物を取り除く。
【0062】上述した本実施形態における球詰まり排出
機構100により、受皿9を構成する部材を分解するこ
となく、容易な操作で球詰まりを解消したり、球抜き通
路12又は誘導通路17内に混入した異物を除去するこ
とができる。
【0063】さらにそれだけではなく、第一扉部20と
第二扉部21とが球抜き通路12内部及び誘導通路17
内部に対応する位置に設けられている為、第一窓部1
8、及び第二窓部19から故障の修理や掃除等を容易に
行うことができる。即ち、メンテナンス性を向上させる
ことができる。
【0064】また、本実施形態における第一扉部20は
遊技機1に対して上下方向に開閉自在な構成であること
により、開放された扉部を閉じ忘れてしまっても、第一
扉部20の自重により閉じる動作が行われる。これに伴
い、第一扉部20の閉め忘れによる扉部及び支持扉部
5、及び遊技機本体1aの破損を防止することもでき
る。
【0065】尚、本実施形態では第一扉部20と第二扉
部21とが共に異なる方向に開閉動作を行う構成として
説明したが、これらの扉部が支持扉部5の開閉方向と同
一方向に開閉動作を行う構成としても良い。
【0066】即ち、支持扉部5が遊技機1の正面視左側
方に回動軸を有し、支持扉部5を開閉する際に、この支
持扉部5を手前方向、又は後方向へ移動させる構成であ
る場合、第一扉部20及び第二扉部21は、支持扉部5
の回動軸が設けられた側に回動軸を有し、第一窓部18
及び第二窓部19を開閉させる為に手前方向、又は後方
向へ向かって第一扉部20、及び第二扉部21を移動さ
せる構成とすると好ましい。
【0067】このように、第一扉部20及び第二扉部2
1の開閉方向が支持扉部5の開閉方向と同一である構成
により、支持扉部5が閉じる動作を行うと、開放された
ままの第一扉部20、及び第二扉部21も支持扉部5の
閉じる動作に巻き込まれ、第一扉部20及び第二扉部2
1の先端が遊技機本体1a側に当接しつつ押され、閉鎖
方向へと導かれる。
【0068】そのため、万が一、第一扉部20又は第二
扉部21を閉鎖し忘れても、支持扉部5の動作に伴い閉
鎖される為、球抜き通路12又は誘導通路17に設けら
れた第一窓部18又は第二窓部19から遊技球が流出す
るおそれを回避することができる。
【0069】ここで、第一扉部20、及び第二扉部21
に、各窓部を開放したときにおける支持扉部5と第一扉
部20、及び第二扉部21とがなす開放角度を規制する
規制部(規制手段)を設けるとより好ましい。
【0070】何故なら、第一扉部20、及び第二扉部2
1の開放角度と支持扉部5の開放角度とが互いに干渉し
てしまうと、支持扉部5を閉じる動作に第一扉部20、
及び第二扉部21が巻き込まれ、第一扉部20、及び第
二扉部21が破損してしまう虞があるからである。
【0071】このような事故を未然に防ぐ為に、例え
ば、規制部により第一扉部20、及び第二扉部21の開
放角度を90度以下に規制すると、支持扉部5の開放角
度が90度以下のとき、各扉は90度以上開放されるこ
とはなくなる。
【0072】従って、第一扉部20、及び第二扉部21
が支持扉部5を閉じる動作に巻き込まれ、強制的な開放
状態になり、破損してしまうことを防ぐことができる。
【0073】この規制手段としては、支持扉部5の開放
角度に干渉しない第一扉部20、及び第二扉部21の開
放角度迄しか開かないように第一扉部20、及び第二扉
部21の回動軸自体にストッパーを設けたり、支持扉部
5側に弾性部材による突起を設けて第一扉部20、及び
第二扉部21の開放角度を規制する手段等がある。
【0074】また、本実施形態では第一扉部20、及び
第二扉部21は回動軸を中心として回動する構成とした
が、支持扉部5背面側の構造や、球抜き通路12又は誘
導通路17の形状に対応させて、第一扉部20、及び第
二扉部21をスライド式にしてもよい。
【0075】また、本実施形態では第一扉部20、又は
第二扉部21を透明性を有する素材にて形成し支持扉5
の背面方向より球抜き通路12又は誘導通路17を目視
可能にしている為、前記通路の何れかの箇所にて球詰ま
りが発生しているのか容易に理解できるようになり、素
早い対処をとることができるようになる。
【0076】さらに、不用意に第一扉部20、又は第二
扉部21を開放して遊技球を流出させてしまうことも防
止できるようになる。
【0077】
【発明の効果】以上のことにより、本発明によれば、遊
技機内、特に受皿内部に詰まった遊技球や異物を迅速に
除去することができる球詰まり排出機構を提供すること
ができる。
【0078】また、本発明は、遊技機内に詰まった遊技
球や異物を容易な操作で除去することができる球詰まり
排出機構を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における遊技機の斜視図を示す。
【図2】本実施形態における受皿の断面図を示す。
【図3】本実施形態における受皿付近の側面図を示す。
【図4】本実施形態における支持扉部の背面図を示す。
【図5】図4の要部拡大図を示す。
【図6】本実施形態における第一扉部が閉鎖された状態
の受皿付近の側面図を示す。
【図7】本実施形態における第一扉部が開放された状態
の受皿付近の側面図を示す。
【図8】本実施形態における第一扉部、及び第二扉部が
開放された状態の支持扉部の背面図を示す。
【図9】本実施形態における第二扉部が閉鎖された状態
の受皿付近の側面図を示す。
【図10】本実施形態における第二扉部が開放された状
態の受皿付近の側面図を示す。
【図11】図8の要部拡大図を示す。
【符号の説明】
1 遊技機 2 外枠 3 表枠 4 窓枠 5 支持扉部 6 遊技盤 7 発射装置 8 ハンドル 9 受皿 10 灰皿 11 球抜き穴 12 球抜き通路 13 第一直線通路 14 傾斜通路 15 第二直線通路 16 誘導穴 17 誘導通路 18 第一窓部 19 第二窓部 20 第一扉部 21 第二扉部 22 第一回動軸 23 第一係合部 24 第二係合部 25 第二回動軸 26 第三係合部 27 第四係合部 28 賞球又は貸し球払出口 30 貯留部 100 球詰まり排出機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機の正面に設けられ、貯留した遊技球
    を流通させる通路を有する受皿と、 前記遊技機本体の一側を基端とし、所定位置から該遊技
    機前面側に回動自在に設けられ、前記受皿を支持する支
    持扉部と、 当該支持扉部の一側面に設けられ、且つ前記通路に臨む
    窓部と、 当該窓部に対して開閉する扉部と、から構成されること
    を特徴とする球詰まり排出機構。
  2. 【請求項2】前記通路は、前記受皿に貯留された遊技球
    を前記遊技機外部へ排出する球抜き通路であることを特
    徴とする請求項1に記載の球詰まり排出機構。
  3. 【請求項3】前記通路は、前記遊技機前面に設けられた
    遊技盤面へ遊技球を発射する発射装置へ遊技球を誘導す
    る誘導通路であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の球詰まり排出機構。
  4. 【請求項4】前記扉部は、前記支持扉部の開閉方向と同
    一方向に開閉動作を行うことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の球詰まり排出機構。
  5. 【請求項5】前記扉部は前記遊技機の上下方向に開閉自
    在であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の球詰まり排出機構。
  6. 【請求項6】前記扉部は前記遊技機の左右方向に開閉自
    在であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の球詰まり排出機構。
  7. 【請求項7】前記扉部は、前記支持扉部に設けられた回
    動軸と同じ方向側に回動軸を備え回動自在に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の球
    詰まり排出機構。
  8. 【請求項8】前記扉部は、前記支持扉部が前記所定位置
    へ移動する動作に連動し、前記窓部を閉鎖することを特
    徴とする請求項1〜7の何れかに記載の球詰まり排出機
    構。
  9. 【請求項9】前記扉部は、開放角度を規制する規制手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れ
    かに記載の球詰まり排出機構。
  10. 【請求項10】前記扉部は、前記窓部上を覆うように摺
    動することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の
    球詰まり排出機構。
  11. 【請求項11】前記扉部は、前記通路を前記窓部より透
    過して目視可能に形成されていることを特徴とする請求
    項1〜9の何れかに記載の球詰まり排出機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061234A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2022086348A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社大都技研 遊技台

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