JP2007135918A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面扉の開放時に複数の開口部をほぼ同時に遮蔽して賞球の落下を防止するに当たって、部品点数や工数の増加を防止し、遊技球のこぼれ落ちを防止する。
【解決手段】賞球排出口ストッパー200は、内枠3側において、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の前面に取り付けられるシャッター機構部材201と、前面扉2側に突設された突起部202及び球受け部203とから構成される。シャッター機構部材201は、取付枠204、シャッタ板206、引っ張りバネ部材207,208、及びリンクレバー209を備え、シャッタ板206には、閉鎖位置において上下の排出口の前面側に位置して遊技球の排出を阻止する上下規制部が形成されると共に、開放位置において上下の排出口の前面側に位置して上下の皿への遊技球の排出が可能な通路を形成する上下連通部が形成されている。
【選択図】 図13

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球機、遊技球を用いたスロットマシン等の遊技機に係り、特に、前面扉を開いた際に賞球排出口から遊技球が落下するのを防止するためのストッパーを備えた遊技機に関する。
近年、遊技球を用いたスロットマシン(以下、「パチンコ式スロットマシン」という。)が提案されている(例えば、特許文献1など)。パチンコ式スロットマシンは、通常、前面扉に上皿及び下皿を備え、点検等の際に前面扉を開くと、上皿及び下皿と賞球排出通路の開口部とを連通する部分が同時に開放されてしまう構造となっている。
ここで、遊技中に点検等のために前面扉を開くときは、賞球排出口から賞球がこぼれ落ちるおそれがあることから、従来より、パチンコ機に関して、賞球排出口ストッパーが提案されている(特許文献2,特許文献3)。
特許文献2に開示されたストッパーは、図14(A)に示す様に、第1突起部1110を有する第1遮蔽機構1100と、第1突起部1110と係合し得る第2突起部1210を有する第2遮蔽機構1200とを賞球排出通路の開口部に設置し、球受皿支持部材を閉じた状態では突起部同士が係合してバネ1220を縮小させてシャッタ1230を引き下げ、球受皿支持部材を開放すると突起部同士の係合が解かれてバネ1220によりシャッタ1230を押し上げることにより、前面扉の開閉に連動して開口部を開閉するものである。
また、特許文献3に開示されたストッパーは、図14(B)に示す様に、賞球出口近傍部分に、ねじりコイルバネ1310で上方に付勢された跳ね上げ式の下流側部1320を備え、前皿部扉1330の閉状態では、前皿部1340の一部である係合部1350が下流側部1320に係合して下流側部1320を押し下げて賞球の流通可能な状態とし、前皿部扉1340を開くと係合が解けて下流側部1320を跳ね上げることで賞球の落下を防止する様にしたものである。
従って、パチンコ式スロットマシンの場合にも、前面扉の開放時の賞球落下を防止するには、特許文献2,3に開示された様なストッパーを設置すればよい。
特開2005−160938(0039、図1,3) 特開2003−205155(0061、図13) 特開2002−119718(0039〜0044、図2,3)
しかしながら、パチンコ式スロットマシンでは、前述の様に、点検等に際して前面扉を開放すると、上皿及び下皿への賞球出口の両方が同時に開放されることから、各出口を閉鎖する必要がある。このため、パチンコ式スロットマシンに特許文献2,3の技術を適用する場合には、複数のストッパーを設置する必要があり、部品点数が増加すると共に、これら複数のストッパーを扉の開閉に連動してスムーズに作動させるための取付精度に応じた組み立て工数の増加も発生する。この問題は、パチンコ式スロットマシンに限るものではなく、前面扉の開放時に上皿と下皿を同時に開放する様な構造のパチンコ機、アレンジボール機などにおいても生じ得る問題である。
そこで、本願は、前面扉の開放時に複数の開口部をほぼ同時に遮蔽して賞球の落下を防止できると共に、その様な機能を備えるために部品点数が増加したり、組み立て工数が増加するといったことがない様にすることを目的とする。
本願では、上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、入賞時に遊技球を払い出すための賞球払い出し通路を本体側に備え、前記賞球払い出し通路から払い出された賞球を貯留する上皿及び下皿を前面扉側に備え、該前面扉の開放時に前記上皿及び下皿と前記賞球払い出し通路とを連通する上排出口及び下排出口が開放状態となる構造の遊技機であって、以下の構成を有する賞球排出口ストッパーを備えていることを特徴とする。
(1−1)前記賞球払い出し通路の前記上下の排出口の前面側に、該上下の排出口からの遊技球の排出を阻止する閉鎖位置と、該上下の排出口から前記上下の皿へと遊技球を排出することのできる開放位置との間を移動可能なシャッタ板を組み付けてあること。
(1−2)前記シャッタ板に対して前記閉鎖位置への付勢力を加える付勢部材を備えていること。
(1−3)前記シャッタ板には、前記閉鎖位置において前記上下の排出口の前面側に位置して遊技球の排出を阻止する上下規制部が形成される一方で、該上下規制部は、前記開放位置において、前記上下の皿への遊技球の排出を成し得るように、前記上下の排出口の前面側を開放するよう構成されていること。
(1−4)前記前面扉側に前記本体側に向かって突出する突起部を設けたこと。
(1−5)前記前面扉を閉じたときに前記突起部と係合することにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シャッタ板を開放位置に移動させる操作部材を、該シャッタ板に連結してあること。
かかる構成からなる本発明の遊技機によれば、点検等のために前面扉を開放すると、突起部が前面扉と共に前方へ移動し、操作部材から離れる。この結果、シャッタ板には、開放位置に保持するための力が作用しなくなり、付勢部材による付勢力だけが作用した状態となる。従って、シャッタ板は、付勢部材の付勢力によって排出口の前面側を閉鎖位置へと移動し、上下規制部が上下の排出口の前面側に位置して遊技球が排出されるのを阻止する。一方、前面扉を閉じると、突起部が操作部材に係合し、シャッタ板を開放位置に向かって移動させる。この結果、シャッタ板は、上下規制部が排出口を開放する開放位置へと移動し、賞球払い出し通路から上下の皿へと遊技球を排出することができる状態に復帰する。この様に、本発明の遊技機では、上記(1−1)〜(1−5)の構成を有する賞球排出口ストッパーを備えたことにより、一枚のシャッタ板で、前面扉の開放に伴って上下の排出口をほぼ同時に閉鎖状態とすることができ、逆に、前面扉を閉じる際には、上下の排出口をほぼ同時に開放状態とすることができる。
ここで、シャッタ板の上下規制部は、遊技球の排出を阻止し得るものであればよいことから、上下の排出口を完全に閉鎖するものである必要はない。また、シャッタ板の移動方向は、上下方向であってもよいし、左右方向であってもよい。
例えば、図1(A−1)に示す様に、シャッタ板A1として、上排出口B及び下排出口Cの開口に対応する上下の連通窓D1,E1を備えたものを用いて、前面扉の閉鎖時にはシャッタ板A1を下降位置に保持して上下の排出口B,Cの開口と上下の連通窓D1,E1とを連通状態として遊技球の排出が可能な状態とし(図1(A−2)参照。)、前面扉の開放時には付勢部材F1によってシャッタ板A1を上昇位置に引き上げて上下の排出口B,Cの開口の下縁よりも上下の連通窓D1,E1の開口の下縁が突出した状態にすることで遊技球の排出を阻止することができる(図1(A−2)参照。)。この場合、「各連通窓D1,E1の下縁」が「上下規制部」となる。
また、図1(B−1)に示す様に、シャッタ板A2として、下排出口Cの開口に対応する下連通窓E2を備えると共に、当該下連通窓E2の上枠部G2の上縁が上排出口Bの開口の下縁よりも突出しないものを用いて、前面扉の閉鎖時にはシャッタ板A2を下降位置に保持して上下の排出口B,Cから遊技球の排出が可能な状態とし(図1(B−2)参照。)、前面扉の開放時には付勢部材F2によってシャッタ板A2を上昇位置に押し上げて下連通窓E2の開口の下縁及び上枠部G2の上縁が上下の排出口B,Cに対する規制位置となる様にして遊技球の排出を防止することもできる(図1(B−2)参照。)。この場合、「下連通窓E2の下縁」及び「上部枠G2の上縁」が「上下規制部」となる。
さらに、図1(C−1)に示す様に、シャッタ板A3として、上排出口Bの開口に対応する上連通窓D3を備えるものを用いて、前面扉の閉鎖時にはシャッタ板A3を上昇位置に保持して上下の排出口B,Cから遊技球の排出が可能な状態とし(図1(C−2)参照。)、前面扉の開放時には付勢部材F3によってシャッタ板A3を下降位置に押し下げて上連通窓D3の上枠部G3の上縁及び下枠部H3の上縁が規制位置となる様にして遊技球の排出を阻止することもできる(図1(C−2)参照。)。この場合、上連通窓D3の「上部枠G3の上縁」及び「下枠部H3の上縁」が「上下規制部」となる。
また、図1(D−1)に示す様に、シャッタ板A4として、その上縁が上排出口Bの開口よりも上方に位置し、その下縁が下排出口Cの下縁から遊技球の直径未満の高さに位置するものを用いて、前面扉の閉鎖時にはシャッタ板A4を右位置に保持して上下の排出口B,Cから遊技球の排出が可能な状態とし(図1(D−2)参照。)、前面扉の開放時には付勢部材F4によってシャッタ板A4を左位置に押し出して、その上下の縁が規制位置となる様にして遊技球の排出を阻止することもできる(図1(D−2)参照。)。この場合、「シャッタ板A4の上下の縁」が「上下規制部」となる。
なお、本発明は、図1に例示したものに限らず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の具体的構成を採用することができる。即ち、移動方向は「上から下」でも「下から上」でも、「右から左」でも「左から右」でもよく、付勢部材は「押す力として付勢力を加えるもの」であっても「引く力として付勢力を加えるもの」であってもよい。また、上下規制部によって遊技球の排出を阻止する構成であれば、例えば、図1(A−1)に例示したシャッタ板A1の上連通窓D1を上部枠を備えない上方開放のものとしても構わない。また、同じくシャッタ板A1において、下降位置にあるときに、上下の連通窓D1,E1の下縁が上下の排出口B,Cの下縁よりも上方に突出しなければ足り、シャッタ板A1の上縁及び左右縁が上下の排出口B,Cの開口内に位置するものであっても構わない。
この様に、本発明によれば、上下規制部を備えた一枚のシャッタ板によって上下の排出口の閉鎖・開放を行うので、特許文献2に示される様なストッパーを各排出口に対して取り付ける必要がなく、部品点数を増加させない。しかも、本体に取り付けるべきストッパーは一つで足りるから、ストッパーの取付に伴って、上下の排出口の間隔を大きくしなければならないといった問題も生じない。よって、本発明によれば、部品点数の増加を招くことがなく、取付工数の増加も招かず、さらに、遊技機の構造に関する大幅な設計変更をも必要としない。
ここで、本発明の遊技機においては、シャッタ板を本体に対して直接組み付けることもできるが、さらに、以下の構成をも備える様にするとよい。
(2−1)前記賞球払い出し通路の前記上下の排出口を遊技球の通過を許容する開口を有する取付枠を前記本体側に取り付けたこと。
(2−2)該取付枠で前記シャッタ板を移動可能にガイドすると共に、前記付勢部材及び前記操作部材を、該取付枠に組み付けたこと。
この(2−1)及び(2−2)をも備えた遊技機では、取付枠に対してシャッタ板を組み付け、この取付枠を本体に取り付けるという作業により、上述の様に前面扉の開放・閉鎖に伴って上下の排出口をほぼ同時に閉鎖・開放するシャッタ板を容易に取り付けることができる。
取付枠に形成する開口についても、シャッタ板に連通窓を設ける場合と同じく、その下縁以外は、遊技球の通過を許容する様になっていればよく、下排出口の上縁や左右縁に対して外側に位置していても内側に位置していても構わない。なお、取付枠の開口より上方の部分は、上排出口における遊技球の通過を許容する様にする。この場合、下排出口に対応する開口(以下、必要に応じて「下開口」という。)の上方に、上排出口に対応する開口(以下、必要に応じて「上開口」という。)を形成してもよい。また、この場合、上開口は上縁を備えない上方開放のものとしてもよい。
ここで、「(2−3)前記取付枠を、前記開口を有する背面板と、該背面板から前方へ突出する壁面部とによって前面開放の箱体状に構成すること。」ができる。これにより、本発明において重要な動作をするシャッタ板を強固に支持することができる。また、この場合、「(2−4)前記シャッタ板に、前記開放位置において前記上下の排出口の前面側に位置して前記上下の遊技球の排出が可能な通路を形成する上下の連通窓を備える」場合は、「該上連通窓を上方が開いた形状とすること。」にすれば、取付枠を大きなものとしなくてよい。即ち、上連通窓を備える場合に、その上方が開いた形状とすることにより、シャッタ板の上縁は常に「取付枠の上開口及び本体の上排出口」の各上縁よりも下に位置する様な寸法に設計することが可能となり、ストッパーをコンパクトなものとすることができるからである。
また、本発明の遊技機においては、さらに、以下の構成をも備える様にするとよい。
(3−1)前記操作部材を、前記取付枠に回動可能に取り付けられると共に、その回動中心から横方向に伸びて前記シャッタ板の下部に連結される横アームと、前記回動中心から下方に伸びる下アームとを有するリンクレバーによって構成したこと。
(3−2)前記前面扉は前記本体に対して水平方向に回動可能に取り付けられること。
(3−3)前記突起部を、前記リンクレバーの前記下アームに対して、前記前面扉の回動軸と反対側から当接し、該前面扉を閉じるに従って前記下アームの先端を前記回動軸に向かって回動させる部材として構成したこと。
(3−4)前記付勢部材を、その下端を前記シャッタ板に連結され、その上端を前記取付枠と連結された引っ張りバネ部材によって構成したこと。
かかる構成(3−1)〜(3−4)をも採用することにより、本体の左端又は右端を回動中心として水平方向に回動する前面扉の回動動作に伴って、リンクレバーを左右に回動させることができ、さらに、このリンクレバーの左右への回動動作に伴って、シャッタ板を上下に移動させることができる。なお、引っ張りバネ部材は、一つでもよいが、前記(3−3)に代えて、「(3−3−1)前記付勢部材を、前記シャッタ板の左右端部に下端を連結され、上端を前記取付枠と連結された左右の引っ張りバネ部材によって構成したこと。」という構成を採用すれば、引っ張りバネ部材による上方への付勢力のバランスを取ることができ左右方向への傾きを防止することができると共に、引っ張りバネ部材の上端の取付位置を高くする必要がないので、取付枠の大型化を招かないという作用・効果も発揮される。
また、図1から明らかな通り、シャッタ板を下から上への移動によって開放位置から閉鎖位置へ移動させる構成とする場合、移動距離を短くすることができるから、上記(3−1)〜(3−4)の構成は、シャッタ板の移動距離を短くする点からも取付枠の大型化を招かないものとなっている。
なお、「(3−4)前記取付枠のガイドを、前記シャッタ板の左右方向への回転を阻止し得るものとしたこと。」という構成をも採用すれば、移動時のシャッタ板の左右方向への回転が阻止されるから、開放位置に下降したときに上下規制部が傾斜によって上下の排出口の前面に突出した状態となるのを防止できる。
また、本発明の遊技機においては、さらに、以下の構成をも備える様にするとよい。
(4−1)前記本体側に、前記下排出口の下方に位置し、前方に突出する張り出し部を備えたこと。
(4−2)前記前面扉側に、前記下皿と連通し、該前面扉を閉じたときに前記張り出し部の下方に収まる、上方開口の球受け部を備えたこと。
(4−3)前記張り出し部は、前記前面扉を開くとき、前記シャッタ板が前記閉鎖位置にほぼ移動し終えるまで、前記球受け部と上下に重なった状態を維持可能な突出量としたこと。
これら(4−1)〜(4−3)をも備えるのは、次の理由による。一つは、シャッタ板が上昇の途中にあるときにこぼれ落ちる遊技球をすくい取るためである。ここで、付勢部材を付勢力の強いものとしたり、突起部と操作部材の係合を素早く解くような構造とすることにより、シャッタ板を素早く上昇させる対策も考えられる。しかしながら、突起部と操作部材の係合を素早く解くような構造とする場合、部品精度や組み立て精度の向上に多大な労力を強いられる可能性がある。また、付勢部材の付勢力を強大にし過ぎると、上昇位置に停止する際の振動が遊技球のこぼれ落ちを誘発する可能性もある。加えて、上昇時にシャッタ板の真上辺りに遊技球が存在していると、これを跳ね上げてこぼれ落とすという問題も生じる。従って、本発明の目的の内、前面扉開放時に一つの部材で上下の排出口を塞ぐこと以外の、特に、こぼれ落ちを防止するという目的に対し、有効に作用するものとして、これら(4−1)〜(4−3)の構成を備えることは、より望ましいのである。
なお、本願からは、次の様な技術思想を抽出することもできる。
入賞時に遊技球を払い出すための賞球払い出し通路を本体側に備え、前記賞球払い出し通路から払い出された賞球を貯留する球受皿を前面扉側に備え、該前面扉の開放時に前記球受皿と前記賞球払い出し通路とを連通する排出口が開放状態となる構造の遊技機であって、以下の構成を有する賞球排出口ストッパーを備えていることを特徴とする遊技機。
(A)前記賞球払い出し通路の前記排出口の前面側に、該排出口からの遊技球の排出を阻止する閉鎖位置と、該排出口から前記球受皿へと遊技球を排出することができる開放位置との間を移動可能なシャッタ板を組み付けてあること。
(B)前記前面扉側に前記本体側に向かって突出する突起部を設けたこと。
(C)前記前面扉を閉じたときに前記突起部と係合することにより、前記シャッタ板を前記閉鎖位置に移動させる操作部材を、該シャッタ板に連結してあること。
(D)前記シャッタ板を前記開放位置へと付勢する付勢部材を備えていること。
(E)前記本体側に、前記排出口の下方に位置し、前方に突出する張り出し部を備えたこと。
(F)前記前面扉側に、前記球受皿と連通し、該前面扉を閉じたときに前記張り出し部の下方に収まる、上方開口の球受け部を備えたこと。
(G)前記張り出し部は、前記前面扉を開くとき、前記シャッタ板が前記閉鎖位置にほぼ移動し終えるまで、前記球受部と上下に重なった状態を維持可能な突出量としたこと。
(A)〜(G)を備えた遊技機によれば、シャッタ板によって排出口を閉鎖状態とする際に、シャッタ板の移動が素早くないことからこぼれ落ちたり、シャッタ板によって跳ね上げられてこぼれ落ちる遊技球を確実にすくい取ることができる。これは、特許文献2のシャッタ方式の従来技術では解決できなかった課題を解決するものである。即ち、特許文献2のシャッタ方式の従来技術は、シャッタの上昇遅れやシャッタによる跳ね上げによる遊技球のこぼれ落ちという問題を有しているのである。また、特許文献3の従来技術では、本体側に補助皿部1410を有しているが(図14(B)参照)、跳ね上げ式の下流側部1320で遊技球を跳ね上げてしまう可能性は高く、こぼれ落ちる遊技球のすくい取り機能としては十分とはいえない。また、こぼれ落ちた遊技球は、本来、遊技者が獲得したものである。この点、上記(A)〜(G)を備えた遊技機は、本来遊技者が獲得した遊技球をこぼれ落とすことなく、球受皿側にすくい取ることができるので、特許文献2,3の技術のこれらの問題点を解決するものとなっているのである。
なお、(A)〜(G)に加えて、さらに、以下の構成をも備えることで、前述した(2−1)及び(2−2)を備えた遊技機と同様に、取付容易性を発揮することができる。
(H)前記賞球払い出し通路の前記排出口を遊技球の通過を許容する開口を有する取付枠を前記本体側に取り付けたこと。
(I)該取付枠で前記シャッタ板を移動可能にガイドすると共に、前記付勢部材及び前記操作部材を、該取付枠に組み付けたこと。
また、(A)〜(I)に加えて、さらに、以下の構成をも備えることで、前述した(3−1)〜(3−4)をも採用する場合に発揮されるスムーズで確実な動作性を発揮することができる。
(J)前記操作部材を、前記取付枠に回動可能に取り付けられると共に、その回動中心から横方向に伸びて前記シャッタ板の下部に連結される横アームと、前記回動中心から下方に伸びる下アームとを有するリンクレバーによって構成したこと。
(K)前記前面扉は前記本体に対して水平方向に回動可能に取り付けられること。
(L)前記突起部を、前記リンクレバーの前記下アームに対して、前記前面扉の回動軸と反対側から当接し、該前面扉を閉じるに従って前記下アームの先端を前記回動軸に向かって回動させる部材として構成したこと。
(M)前記付勢部材を、その下端を前記シャッタ板に連結され、その上端を前記取付枠と連結された引っ張りバネ部材によって構成したこと。
上記構成に加えて、さらに、以下の構成をも備えてもよい。
(N)前記取付枠のガイドを、前記閉鎖位置から開放位置への移動の際に、前記上下規制部が前記排出口の下縁に対して水平を保ったまま移動する様に、前記シャッタ板の左右方向への回転を阻止し得るものとしたこと。
本発明によれば、前面扉の開放時に複数の開口部をほぼ同時に遮蔽して賞球の落下を防止できると共に、その様な機能を備えるために部品点数が増加したり、組み立て工数が増加するといったことがないといった有利な効果を発揮することができる。特に、パチンコ機に比べて賞球の払い出し数が多いパチンコ式スロットマシンにおいて、(4−1)〜(4−3)をも備えることによるこぼれ落ち防止効果は極めて高いものとなる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。実施形態は、遊技機の一例であるパチンコ式スロットマシンである。なお、パチンコ式スロットマシンとは、メダルではなく遊技球を用いて賭数を設定して遊技を行うスロットマシンである。
図2は、パチンコ式スロットマシン1と、このパチンコ式スロットマシン1に並設されて使用されるカードユニット(遊技球等貸出装置)5の正面図である。
パチンコ式スロットマシン1は、本体を構成する外枠4と、この外枠4の側端に回動自在に枢支された内枠3及び前面扉2を備えている。前面扉2には、前面扉2の裏面に設けられた施錠装置(図示略)によって前面扉2及び内枠3を開閉するためのドアキー(ドアキー上41、ドアキー下42)が設けられている。
ドアキー上41に挿入したキーを時計回り方向に回動操作することにより前面扉2の施錠が解除されて前面扉2を開放することができ、反時計回り方向に回動操作することにより内枠3を開放することができるようになっている。図3は、前面扉2を開放して開いた状態を、前面扉2と内枠3の枠体について示した斜視図である。
一方、ドアキー下42を時計回り方向に回動操作することにより各種異常(エラー)の解除をすることができ、反時計回り方向に回動操作することで打ち止め解除をすることができるようになっている。
前面扉2には、図2に示す様に、ゲームの説明や演出表示等のために、上から、上部パネル6、中部パネル7及び下部パネル8が備えられている。
上部パネル6には、入賞に係る図柄の組合せと各組合せにより獲得できる遊技球の球数を表記した遊技説明が表示される。また、中部パネル7には、演出表示器40が設けられており、遊技状態に応じた各種表示内容が表示されるようになっている。
下部パネル8には、内枠3に内設されたリール140L、140C、140R(図5参照)を透視可能な透視窓9が備えられている。この透視窓9の左側には、図2に示す様に、左上から順に、デジタル表示LED54(ビックボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、打ち止め時に表示)、状態表示LED55、投入球数表示LED56、投入可能表示LED57、再遊技表示LED58、及びウェイト表示LED59が設けられ、透視窓9の右側には、上から順に、演出表示LED60、投入不足表示LED61、及び獲得球数表示LED62が設けられている。
デジタル表示LED54は、3桁の7セグメントLEDで構成され、BB中の残り払出球数状況や、RB中の残り入賞回数等を表示する。特にBBが終了して打ち止め状態となった際には「EEE」という文字を表示して、遊技者に打ち止め状態である旨を報知する。
状態表示LED55は、BBまたはRBに内部当選した場合に点灯する。投入球数表示LED56は、投入された遊技球の球数に応じて1BET(本実施形態では5球)ごとにLEDが1つ点灯する。投入可能表示LED57は、遊技球を使用して賭数を設定可能な状態である場合にその内部に内蔵されたLEDが点灯し、最大の賭数が設定された場合、ゲームが開始された場合等に消灯する。再遊技表示LED58は、リプレイ入賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたLEDが点灯する。
ウェイト表示LED59は、ウェイトタイム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵されたLEDが点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムとは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制するために設定された最短遊技時間である。このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイトタイムが経過した後にリールが始動するように設定されている。従って、十分な時間間隔を空けてゲームを進行する場合にはスタートレバー23の操作時にゲームの進行が規制されることはないが、短時間でゲームを進行しようとする場合にはウェイトタイムによってゲームの進行が一時的に規制され、ウェイトタイムが経過するまでの間リールの始動待ち状態となる。つまり、このパチンコ式スロットマシン1では、前回のゲームでリールの回転が開始した時点を基準として、最短遊技時間(例えば4.1秒)が設定されており、前回のゲームでリールの回転が開始された時点から最短遊技時間が経過する前に今回のスタート操作が検出された場合は、最短遊技時間が経過した後にリールの回転が開始される様になっているのである。
演出表示LED60は演出表示に用いるLEDであり、投入不足表示LED61は遊技球の投入不足を表示するのに用いるLEDである。
獲得球数表示LED62は、7セグメントLEDによって構成され、1ゲーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与される賞球数を表示する。また、獲得球数表示LED62の表示は、入賞に基づいて賞球が付与される毎に更新される。さらに、獲得球数表示LED62は、パチンコ式スロットマシン1に発生した各種の異常(エラー)を表示して報知するエラー表示器としても機能し、異常がメインCPUにより検出された場合、その異常種別を特定可能なエラーコードが「E1」や「E2」等の態様により表示される。
下部パネル8の右側下方には、度数表示LED34、球貸ボタン35、返却ボタン36及び球貸可能表示LED37が設けられている。度数表示LED34は、7セグメントLEDで構成され、カードユニット5に挿入されたプリペイドカードから読み出された度数を表示する。球貸ボタン35を押下すると、設定された個数の遊技球が貸し球として払い出される。そして、この貸し球の払い出しに応じて度数表示LED34に表示された度数が減じられる。また、返却ボタン36を押下すると、カードユニット5に挿入されているプリペイドカードが遊技者に返却される。
下部パネル8の下方には遊技球を貯留すると共にゲームに使用する遊技球を球送り装置80(図4参照)へ供給するための上皿11が突設されている。この上皿11には、入賞により払出された遊技球、精算スイッチ26の操作により払戻された遊技球、貸し球として払い出された遊技球、及び遊技者が入れた遊技球が貯留される。
前面扉2の下部には上皿11からオーバーフローした遊技球及び上皿球抜きボタン24を操作することによって排出された遊技球を貯留可能な下皿12が突設されている。下皿12の前面には、この下皿12に貯留された遊技球を外部に排出するための下皿球抜きレバー25が設けられている。
また、上皿11の上面右側には1BETボタン20が、上面左側にはMAXBETボタン21が設けられているとともに、前面扉2の左側下部には精算スイッチ26が設けられている。
1BETボタン20は、上皿11に貯留されている遊技球から最小単位の賭数である1BET分(5球分)をゲームに賭ける際に押圧するボタンであり、MAXBETボタン21は、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施形態では3BET分)を上皿11に貯留されている遊技球の範囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンである。精算スイッチ26は、投入された遊技球が5球または10球の場合に遊技球の払戻しをするときに使用するスイッチである。
なお、1BETボタン20の内部には1BETボタンLEDが、また、MAXBETボタン21の内部にはMAXBETボタンLEDがそれぞれ内蔵されており、これらのBETボタンLEDは、対応するBETボタンの操作が受付可能である場合に点灯し、受付不可である場合に消灯する。
上皿11の前面右側には、上皿11及び球送り装置80に入った遊技球を下皿12に排出させるための上皿球抜きボタン24が設けられている。上皿球抜きボタン24を操作すると、球送り装置80と下皿12とを連通する取込排出口が解放状態になり、上皿11に入った遊技球及び上皿11から球送り装置80に入った遊技球を下皿12に排出する。
上皿11の前面中央には、スタートレバー23と、停止ボタン22L,22C,22Rとが設けられている。スタートレバー23は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー23を操作することにより各リール140L,140C,140Rの回転が開始される。
停止ボタン22L,22C,22Rは、回転しているリールを停止させるためのボタンであり、各リール140L,140C,140Rに対応するて3個の停止ボタンである。各停止ボタン22L,22C,22Rの内部には停止ボタンLEDが内蔵されている。これら停止ボタンLEDは、対応する停止ボタン22L,22C,22Rの操作が受付可能である場合に青色に点灯し、操作が受付不可である場合に赤色に点灯する。この停止ボタンは、一番早く操作した停止ボタンに対応する1個のリールが停止し、同時に2個以上の停止ボタンを操作した場合は、リールの回転は停止しないようになっている。また、停止ボタンを操作し続けた場合は、残りの停止ボタンを操作しても対応するリールは停止しないようになっている。
また、図4に示す様に、前面扉2の裏面の上皿11の下方位置には、各ゲームの開始時にスロットマシン内部に遊技球を取り込むための球送り装置80が設けられている。1BETボタン20またはMAXBETボタン21が操作されることで、上皿11に貯留された遊技球からの中から、該当するBET分の遊技球が、球送り装置80を介してパチンコ式スロットマシン1の内部に取り込まれるようになっている。なお、球送り装置80は、上皿11から取り込む遊技球が受付可能な遊技球規格寸法の範囲であるかを選別する機能も備えている。
図5に示す様に、内枠3のほぼ中央部には、透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回されたリール(左)140L、リール(中)140C、リール(右)140Rが設けられている。各リール140L,140C,140Rには、それぞれ複数種の図柄が印刷されている。例えば、有効ラインに停止されることでBBが付与される「7」、RBが付与される「BAR」、次ゲームにおいて遊技球を投入することなく再遊技可能となる「リプレイ」、10球の遊技球が払出される「チェリー」、75球の遊技球が払出される「ベル」、30球の遊技球が払出される「ミカン」、停止表示されても払出が行われない「キャラ」からなる図柄が印刷される。
各リール140L,140C,140Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータによりそれぞれ独立して縦方向に回転・停止するように構成されており、各リールが回転することにより、透視窓9には各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
内枠3の表面には、図5に示す様に、メイン電源をON/OFFする電源スイッチ152と、入賞確率を変更可能とする設定スイッチ154と、自動打止め機能をON/OFFする打止め切替スイッチ155と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入した状態で所定の操作を行うことで設定値が表示される設定表示LED156と、前記設定スイッチ154の操作を可能、不可とする設定用キースイッチ153とが設けられている。
また、図6,図7に示す様に、内枠3の裏面には、遊技球の流路や遊技球の払出を行う第1払出装置100及び第2払出装置101と、遊技の進行や球送り装置80が実施する遊技球の取込を制御するメインCPUや各種回路が備えられたメイン制御基板70が設けられている。また、図5に示すように、内枠3の表面には、第1及び第2払出装置100,101が実施する遊技球の払出を制御する払出CPUや各種回路等が備えられた払出制御基板72が設けられている。さらに、図4に示すように前面扉2の裏面には、遊技に関連する演出を制御するサブCPUや各種回路等が備えられたサブ制御基板71が設けられている。なお、これらの基板70,71,72は基板ケースに収納されて機構板に固定されている。
また、図4に示す様に、前面扉2の裏面には、表面に設けられているスピーカ口44(図2参照)に臨む様に、スピーカ45が固設されている。スピーカ45は、例えば各BETボタンの押圧、スタートレバー23の操作、停止ボタン22の押圧等、遊技中において各種操作がなされた場合や、特定の図柄の組み合わせが有効ライン上に揃って表示されて所定の入賞条件が成立した場合、あるいはBBやRBが実行されている場合等の各種遊技状態において、効果音等を出力する。
図6に示す様に、内枠3の裏面の上部位置には、スロットマシン1が設置される遊技島の補給装置(図示略)から補給される遊技球が貯留される遊技球補給タンク110が設けられている。そして、図6,図7に示す様に、この遊技球補給タンク110の下方には第1及び第2遊技球補給通路113,114が連設され、遊技球補給タンク110に貯留されている遊技球が第1及び第2球払出装置100,101に向かって誘導されるようになっている。
この遊技球補給通路113,114は、二条形成されており、遊技球補給タンク110からカーブを描く形状となっている。また、第1及び第2遊技球補給通路113,114が入賞の発生等により付与された賞球の払出しや精算操作による払戻しや遊技球の貸出しを行い、上皿11に排出させるための第1及び第2払出装置100,101に連設されている。なお、遊技球補給タンク110から供給された遊技球が第1及び第2遊技球補給通路113,114において均一に二条に分流され、左右方向にカーブを描くように転動した後、第1及び第2払出装置100,101に供給されるようになっている。
第1及び第2遊技球補給通路113,114には、各条に対応して球切れセンサ(図示略)が設けられている。この球切れセンサにより第1及び第2遊技球補給通路113,114における遊技球の有無が検出されるようになっている。
図3,図7に示すように、第1及び第2払出装置100,101の下方には、前面扉2の上皿11に連通する遊技球内部払出口上119が設けられている。第1及び第2払出装置100,101から払出された遊技球は、この内枠3側の遊技球内部払出口上119から、前面扉2側の遊技球払出口通路上121を通って上皿11に向かって払い出され、上皿11内に貯留されるようになっている。また、上皿11が満杯になることによって溢れた遊技球は、内枠3側において遊技球内部払出口下120を通過し、前面扉2側の遊技球払出口通路下122を介して前面扉2側に排出され、前面扉2内に設けられた遊技球払出通路123を流下し、前面扉2の下皿12に払出されるようになっている。なお、内枠3には、下皿12が遊技球で満杯となった状態を検出する満杯センサも設けられている。
また、球送り装置80から取り込まれた遊技球は、前面扉2に設けられた遊技球内部排出通路127(図4参照)から、内枠3の内部を貫通する遊技球排出口124(図5参照)を通過し、遊技島のアウト球タンクに排出されるようになっている。
また、上皿球抜きボタン24の操作によって球送り装置80の取込排出口から返却された遊技球は、前面扉2に設けられた遊技球返却通路128から遊技球払出通路123に合流し(図4参照)、下皿12に排出される。
本実施形態では、この様に、一般的なパチンコ式スロットマシン1におけると同じく、入賞時に遊技球を払い出すための第1,第2遊技球補給通路113,114及び第1,第2球払出装置100,101(賞球払い出し通路)を内枠3(本体)側に備え、賞球払い出し通路から払い出された賞球を貯留する上皿11及び下皿12を前面扉2側に備え、前面扉2の開放時に上皿11及び下皿12と賞球払い出し通路とを連通する様に内枠3に設けられた遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120(上排出口及び下排出口)が開放状態となる構造を備えたものである。そして、本実施形態のパチンコ式スロットマシン1は、以下に説明する様な構成からなる賞球排出口ストッパー200を備えている。
[賞球排出口ストッパー200]
実施形態の採用した賞球排出口ストッパー200は、図3に示す様に、内枠3側において、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の前面に取り付けられるシャッター機構部材201と、前面扉2側に突設された突起部202及び球受け部203とから構成されている。
[シャッター機構部材201の構成]
シャッター機構部材201は、図8,図9に示す様に、内枠3にネジ止め固定される取付枠204と、この取付枠204によってガイドされて上下方向に摺動するシャッタ板206と、シャッタ206を上方の閉鎖位置に付勢する左右の引っ張りバネ部材207,208と、前面扉2を閉じたときに突起部202と係合することにより、引っ張りバネ部材207,208の付勢力に抗してシャッタ板206を下降させて開放位置に移動させるリンクレバー209とを備えている。取付枠204は、ABS樹脂(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)を射出成形して製造されており、シャッタ板204及びリンクレバー209は、POM樹脂(ポリオキシメチレン;ポリアセタール樹脂)を射出成形して製造されている。
[取付枠204]
取付枠204は、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口と一致する上開口211及び下開口212を備える背面板213と、背面板213の周囲から前方へ突出する壁面部214とによって前面開放の箱体状に構成されている。
取付枠204の背面板213の上下の開口211,212の縁には前方へ突出する一定高さの四角形状の縁枠221,222が形成されている。また、取付枠204の壁面部214の内の左右の壁面部215,216から、縁枠221,222の前端との間にシャッタ板206を挟む上ガイド爪223L,223Rと下ガイド爪224L,224Rが突設されている。なお、右側のガイド爪223R,224Rと縁枠221,222との間隔は、シャッタ板206の板厚とほぼ一致しているが、左側のガイド爪223L,224Lと縁枠221,222との間隔は、シャッタ板206の板厚のほぼ2倍程度となっている。これは、後述する様に、シャッタ板206を嵌め込み易くするためである。
また、取付枠204の左壁面部215の下部から左方に突出する様に、リンクレバー支持枠部231が一体形成されている。このリンクレバー支持枠部231は、リンクレバー209を取付枠204に対して回動可能に支持するための部分である。
さらに、このリンクレバー支持枠部231の上部において左壁面部215から左方に突出する様に、左の引っ張りバネ部材207を収容する左バネ収容部232も一体形成されている。そして、この左バネ収容部232の上方に、左壁面部215から突出する様に、左バネ掛け部233が一体形成されている。また、左壁面部215及び背面板213には、左バネ収容部232の中程の位置に、上下に伸びる左スリット234が開口されている。左の引っ張りバネ部材207は、その上端を左バネ掛け部233に掛け止められると共に、その下端を左スリット234から外へ飛び出されたシャッタ板側左バネ掛け部256に掛け止められる。
また、取付枠204の背面板213の右上部の裏面には、右の引っ張りバネ部材208の上端を掛け止めるための右バネ掛け部235が突出形成されている。そして、その真下で左スリット234と高さ方向の一致する範囲に右スリット236が開口されている。右の引っ張りバネ部材208は、その上端を右バネ掛け部235に掛け止められると共に、その下端を右スリット236から外へ飛び出されたシャッタ板側右バネ掛け部257に掛け止められる。
さらに、取付枠204の壁面部214の内の下壁面部217は、前方に大きく張り出しており、その上面には、前方に向かって高さが低くされた三角形状の三角リブ241が遊技球の直径よりも十分に小さい間隔で一体形成されている。
[シャッタ板206]
シャッタ板206は、図8,図10に示す様に、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口と対応する上連通窓251及び下連通窓252が形成されている。ここで、下連通窓252は遊技球内部払出口下120と寸法・形状が一致する閉じた開口となっているが、上連通窓251は上方が開放されており、かつ、遊技球内部払出口上119の半分以下の高さとなっており、より詳しくは、シャッタ板を開放位置に移動させた際でも、シャッタ板が左右の上ガイド爪223L,223Rにより確実にガイドされるよう、左右の上ガイド爪223L,223Rよりも上方に位置するような高さとなっている。また、下連通窓252の上方枠部であると共に上連通窓251の下方である部分(以下、「連通窓上方枠部253a」という)は、遊技球内部払出口上119の下縁から遊技球内部払出口下120の上縁までの間隔と一致する高さになっている。これにより、本実施形態では、連通窓上方枠部253aの上縁及び下連通窓252の下方の部分(以下、「連通窓下方枠部253b」という)の上縁が、上下規制部として機能することになる。
シャッタ板206の左右の縁の中程には、取付枠204の上ガイド爪223L,223Rをかわしてシャッタ板206を取付枠204に嵌め込むための切り欠き部254L,254Rが形成されている。また、シャッタ板206の左の縁からは、ほぼシャッタ板206の板厚と同じ程度の突条255が前方へ突設されている。この突条255の前端からシャッタ板206の裏面までの間隔は、取付枠204の縁枠221,222と左側のガイド爪223L,224Lの間隔とほぼ一致し、若干小さい寸法となっている。なお、シャッタ板206の板厚は、取付枠204の縁枠221,222と右側のガイド爪223R,224Rの間隔とほぼ一致し、若干小さい寸法となっている。なお、シャッタ板206は、切り欠き部254L,254Rを上ガイド爪223L,223Rに合わせたときに下縁が下ガイド爪224L,224Rをかわす位置となる寸法に構成されている。
また、シャッタ板206には、左の切り欠き部254Lのやや上から左に伸びる様にシャッタ板側左バネ掛け部256が一体形成されると共に、右の切り欠き部254Rのやや左上から後方へ伸びる様にシャッタ板側右バネ掛け部257が一体形成されている。
さらに、シャッタ板206の左下端部には、リンクレバー209の横アーム262の先端を回動可能に連結する横長の長孔258が形成されている。
[リンクレバー209]
リンクレバー209は、図11に示す様に、取付枠204に対する回動中心となる筒部261と、この筒部261から右へ伸びる横アーム262と、筒部261から斜め左下に伸びる下アーム263とを一体成形したものである。横アーム262は、その先端が斜め下に向くように屈曲されており、下アーム263は、その先端が真っ直ぐ下に向く様に屈曲されている。即ち、各アーム262,263は、その先端が互いに近付く方向へ屈曲されている。また、横アーム262の先端には、前方へ突出する突起264が一体形成されている。この突起264は、シャッタ板206の長孔258に挿入することによって、リンクレバー209の横アーム262をシャッタ板206に回動可能に連結するためのものである。
[突起部202の構成]
突起部202は、図12に示す様に、球受け部203の壁面の内の前面扉2の回動軸に近い側の斜めカット面281から後方へ向かって突出する様に形成されている。なお、この突起部202は、球受け部203の後面壁282よりも若干後方に突出しており、その上下には、球受け部203の斜めカット壁面281との間を連結するリブ271,272で補強されている。
[球受け部203の構成]
球受け部203は、図3に示す様に、前面扉2側に、前面扉2側の遊技球払出口通路下121及び遊技球払出口通路下122の直下となる位置において、前面扉2の背面から後方に向かって突出形成された上方開口の皿状のものである。球受け部203は、前面扉2の内部において下皿12と連通しており、前面扉2を閉じたときに取付枠204の下壁面部217の下方に収まる寸法となっている。また、図3に示す様に、球受け部203の前面扉2の回動軸から離れた側の側壁部284は、取付枠204の右壁面部216の下部を包み込む様に上方に立ち上げられている。
[シャッター機構部材201の組み立て]
シャッター機構部材201は、シャッタ板206を、そのシャッタ板側左バネ掛け部256を取付枠204の左スリット234に挿入しつつ、左側の切り欠き部254Lを左側の上ガイド爪223Lに合わせる様にして斜めに挿入しつつ嵌め込む。ここで、前述の様に、取付枠204の左側のガイド爪223L,223Rと縁枠221,222との間隔をシャッタ板206の板厚の2倍程度にしたので、この斜めに挿入する作業が容易に実施できる。また、シャッタ板206は、切り欠き部254L,254Rを上ガイド爪223L,223Rに合わせたときに下縁が下ガイド爪224L,224Rをかわす位置となる寸法に構成されているので、このシャッタ板側左バネ掛け部256を挿入する作業をしつつ取付枠204にシャッタ板206を嵌め込むことができる。この嵌め込み作業において、シャッタ板側右バネ掛け部257は、自然に、右スリット236に挿入された状態となる。
こうしてシャッタ板206を取付枠204に嵌め込んだら、リンクレバー209を、その突起264をシャッタ板206の長孔258に挿入すると共に、取付枠204に対して、筒部261の孔へ挿通したネジで固定する。なお、この筒部261の孔はネジの軸径に対して余裕があり、回動可能な状態となる。続いて、左右の引っ張りバネ部材207,208を、それぞれの上端を取付枠204のバネ掛け部233,235に掛け止めると共に、それぞれの下端をシャッタ板側のバネ掛け部256,257に掛け止める。
[シャッター機構部材201の動作]
この様にして組み立てた状態のシャッター機構部材201においては、各バネ部材207,208の付勢力によってシャッタ板206が上昇位置に静止した状態となる。この上昇位置にあるとき、シャッタ板206の連通窓上方枠部253aの上縁(上連通窓251の下縁に相当)は、取付枠204の上開口211の下縁よりも所定量上に突出した状態となり、連通窓下方枠部253bの上縁(下連通窓252の下縁に相当)は、取付枠204の下開口212の下縁よりも所定量上に突出した状態となる。この状態は、シャッター機構部材201を内枠3にネジ止め固定した状態においては、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口部分から遊技球が排出されるのを阻止する閉鎖位置に移動した状態となる(図13(A)参照)。
この閉鎖位置にシャッタ板206が移動した状態においては、リンクレバー209の下アーム263の先端が斜め右方向(前面扉2の回動軸から離れる方向)に向いた状態となる。
このとき、前面扉2を閉じると、完全に閉鎖する少し前のタイミングで前面扉2に突設した突起部202が右側から下アーム263の先端部分に当接して係合し、完全に閉鎖するまでの間に下アーム263の先端部分を左方向(前面扉2の回動軸の方向)に向かって押圧する状態となる。この突起部202による押圧力により、リンクレバー209は正面から見たときに時計方向に回動し、シャッタ板206を、引っ張りバネ部材207,208による上方への付勢力に抗して引き下げる。
この結果、シャッタ板206は上述の閉鎖位置から下降して開放位置に向かって移動し、上下規制部たる連通窓上方枠部253aと連通窓下方枠部253bとが上下の遊技球内部払出口119,120の前面側を開放する。この開放位置は、前面扉2を完全に閉じた状態において実現され、シャッタ板206の連通窓上方枠部253aの上縁(上連通窓251の下縁に相当)は、取付枠204の上開口211の下縁と一致し、連通窓下方枠部253bの上縁(下連通窓252の下縁に相当)も取付枠204の下開口212の下縁と一致した状態となる(図13(B)参照)。この状態は、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口部分から遊技球の排出を許可する開放位置である。
このシャッタ板206が開放位置にあるときは、引っ張りバネ部材207,208は伸ばされた状態になっており、シャッタ板206に対して上方へ引き上げようとする付勢力が加わっている。
この付勢力が加わっている状態において、前面扉2を開くと、突起部202によるリンクレバー209の下アーム263との係合が解かれ始め、ある角度になったときに完全に係合が解かれる。従って、突起部202によってリンクレバー209を介してシャッタ板206に加えられていた付勢力に抗する力がなくなり、引っ張りバネ部材207,208の収縮によってシャッタ板206は上昇する。
この結果、シャッタ板206は図13(B)の開放位置から上昇して、図13(A)の閉鎖位置へと移動し、上下規制部たる連通窓上方枠部253aと連通窓下方枠部253bとによって、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口部分からの遊技球の排出が阻止される。
この開放位置から閉鎖位置への移動が完了するまでの間に遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120の開口部分からこぼれ落ちる遊技球があった場合は、当該遊技球は、取付枠204の背面板211から前方へ大きく張り出している下壁面部217の上に落ちる。そして、下壁面部217の上面に形成されている三角形状の三角リブ241の傾斜により、前方へと転がる。この遊技球の転がった先には、下から球受け部203が遊技球を受けている。従って、こぼれ落ちた遊技球は、球受け部203に受け止められ、下皿12へと収容される。
なお、本実施形態では、取付枠204の下壁面部216が本発明における張り出し部となっている。そして、下壁面部216の前方への張り出し量と、球受け部203の後方への突出量は、前面扉2を開くときに、突起部202とリンクレバー209との係合が解かれた状態では、未だ、下壁面部216と球受け部203とが上下に重なった状態となる様に設計されている。従って、前面扉2を開くとき、シャッタ板206が閉鎖位置にほぼ上昇し終えるまでは、球受け部203と下壁面部216とが上下に重なった状態が維持されている。
この結果、シャッタ板206によって遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120を閉鎖状態とする際にこぼれ落ちる遊技球を球受け部203にて確実に受けることができる。
以上の様に、本実施形態によれば、点検等のために前面扉2を開放すると、突起部202が前面扉2と共に前方へ移動してリンクレバー209から離れることにより、シャッタ板206は、引っ張りバネ部材207,208による上方への付勢力によって上昇し、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120を同時に閉鎖状態とすることができる。
また、前面扉2を閉鎖すると、突起部202がリンクレバー209に係合してシャッタ板206を、引っ張りバネ部材207,208による付勢力に抗して引き下げ、遊技球内部払出口上119及び遊技球内部払出口下120を同時に開放とすることができる。
この様に、本実施形態のパチンコ式スロットマシン1では、一枚のシャッタ板206で上下二箇所の遊技球内部払出口119,120に対し、前面扉2の開放時に同時に閉鎖状態とし、閉鎖時に同時に開放状態とすることができる。
また、取付枠204に対してシャッタ板206を組み付け、この取付枠204を内枠3にネジで取り付けるという作業により、上述の様に前面扉2の開閉に伴って上下の遊技球内部払出口119,120をほぼ同時に閉鎖・開放するシャッタ板206を容易に取り付けることができる。
加えて、本実施形態では、この様な作用を発揮するためにシャッタ板206に備えさせた上連通窓251を上方開放としたので、その高さを低くすることができ、シャッター機構部材201の大型化を招かない。
また、リンクレバー209の左右への回動動作に伴って、シャッタ板206を上下に移動させる構成としたが、引っ張りバネ部材207,208を左右に設け、また、シャッタ板206の左右を取付枠204の左右の側壁部215,216でガイドする構成も採用したので、シャッタ板206が上下動する際に左右方向に傾いて開放不良等の問題を生じることもない。
さらに、このガイドをする構造において、シャッタ板206のバネ掛け部の一方を横に張り出させ、他方を背面に張り出させると共に、取付枠204によるガイド部の板厚方向の隙間を、バネ掛け部を横に張り出させた側について広くし、当該側についてはシャッタ板206に前方へ突出する突条255を設けることとしたので、シャッター機構部材の組み立てが容易である。そして、容易に組み立てられるにも拘わらず、シャッタ板206のガタツキを防止することもできている。
加えて、前面扉2側に球受け部203を設けると共に、球受け部203と上下に重なる様に取付枠204の下壁部217を張り出させたので、閉鎖動作の際のこぼれ落ちも防止できる。よって、バネ部材として付勢力の強いものとして振動・衝撃によるこぼれ落ちを誘発したり、部品精度や組み立て精度の向上に多大な労力を強いられることもない。
そして、最後にいうならば、二箇所のストッパーを各排出口に対して取り付ける必要がなく、部品点数を増加させないし、本体に取り付けるべきストッパーは一つで足りるから、ストッパーの取付に伴って、上下の排出口の間隔を大きくしなければならないといった問題も生じない。よって、本実施形態は、部品点数の増加を招くことがなく、取付工数の増加も招かず、さらに、スロットマシンの構造に関する大幅な設計変更をも必要としない。
以上、発明を実施するための最良の形態としての一実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
本発明における賞球排出口ストッパーの種々の態様を例示する模式図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンの正面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおいて前面扉を内枠に対して開いた状態を示し、(A)は斜視図、(B)は要部の拡大斜視図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンの前面扉の背面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンの内枠の正面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンの内枠の背面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンの要部を示し、(A)は断面図、(B)当該断面部分の斜視図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおけるシャッター機構部材を示し、(A)は正面図、(B)は背面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおけるシャッター機構部材の取付枠を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は背面図、(G)はA−A断面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおけるシャッター機構部材のシャッタ板を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は背面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおけるシャッター機構部材のリンクレバーを示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は背面図、(G)はA−A断面図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおける賞球排出口ストッパーを構成する突起部を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は斜視図である。 実施形態のパチンコ式スロットマシンにおける賞球排出口ストッパーの開閉状態を示し、(A)は閉鎖位置の斜視図、(B)は開放位置の斜視図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1・・・パチンコ式スロットマシン
2・・・前面扉
3・・・内枠
4・・・外枠
5・・・カードユニット
6・・・上部パネル
7・・・中部パネル
8・・・下部パネル
9・・・透視窓
11・・・上皿
12・・・下皿
20・・・1BETボタン
21・・・MAXBETボタン
22L,22C,22R・・・停止ボタン
23・・・スタートレバー
24・・・上皿球抜きボタン
25・・・下皿球抜きレバー
26・・・精算スイッチ
34・・・度数表示LED
35・・・球貸ボタン
36・・・返却ボタン
37・・・球貸可能表示LED
41・・・ドアキー上
42・・・ドアキー下
44・・・スピーカ口
45・・・スピーカ
54・・・デジタル表示LED
55・・・状態表示LED
56・・・投入球数表示LED
57・・・投入可能表示LED
58・・・再遊技表示LED
59・・・ウェイト表示LED
60・・・演出表示LED
61・・・投入不足表示LED
62・・・獲得球数表示LED
70・・・メイン制御基板
71・・・サブ制御基板
72・・・払出制御基板
80・・・球送り装置
100・・・第1払出装置
101・・・第2払出装置
110・・・遊技球補給タンク
113・・・第1遊技球補給通路
114・・・第2遊技球補給通路
119・・・遊技球内部払出口上
120・・・遊技球内部払出口下
121・・・遊技球払出口通路上
122・・・遊技球払出口通路下
123・・・遊技球払出通路
124・・・遊技球排出口
127・・・遊技球内部排出通路
128・・・遊技球返却通路
140L、140C、140R・・・リール
152・・・電源スイッチ
154・・・設定スイッチ
155・・・打止め切替スイッチ
156・・・設定表示LED
153・・・設定用キースイッチ
200・・・賞球排出口ストッパー
201・・・シャッター機構部材
202・・・突起部
203・・・球受け部
204・・・取付枠
206・・・シャッタ板
207・・・左引っ張りバネ部材
208・・・右引っ張りバネ部材
209・・・リンクレバー
211・・・上開口
212・・・下開口
213・・・背面板
214・・・壁面部
221,222・・・縁枠
215・・・左壁面部
216・・・右壁面部
223L,223R・・・上ガイド爪
224L,224R・・・下ガイド爪
231・・・リンクレバー支持枠部
232・・・左バネ収容部
233・・・左バネ掛け部
234・・・左スリット
235・・・右バネ掛け部
236・・・右スリット
217・・・下壁面部
241・・・三角リブ
251・・・上連通窓
252・・・下連通窓
253a・・・連通窓上方枠部
253b・・・連通窓下方枠部
254L,254R・・・切り欠き部
255・・・突条
256・・・シャッタ板側左バネ掛け部
257・・・シャッタ板側右バネ掛け部
258・・・長孔
261・・・筒部
262・・・横アーム
263・・・下アーム
264・・・突起
271,272・・・リブ
281・・・斜めカット面
282・・・後面壁
284・・・側壁部

Claims (4)

  1. 入賞時に遊技球を払い出すための賞球払い出し通路を本体側に備え、前記賞球払い出し通路から払い出された賞球を貯留する上皿及び下皿を前面扉側に備え、該前面扉の開放時に前記上皿及び下皿と前記賞球払い出し通路とを連通する上排出口及び下排出口が開放状態となる構造の遊技機であって、以下の構成を有する賞球排出口ストッパーを備えていることを特徴とする遊技機。
    (1−1)前記賞球払い出し通路の前記上下の排出口の前面側に、該上下の排出口からの遊技球の排出を阻止する閉鎖位置と、該上下の排出口から前記上下の皿へと遊技球を排出することのできる開放位置との間を移動可能なシャッタ板を組み付けてあること。
    (1−2)前記シャッタ板に対して前記閉鎖位置への付勢力を加える付勢部材を備えていること。
    (1−3)前記シャッタ板には、前記閉鎖位置において前記上下の排出口の前面側に位置して遊技球の排出を阻止する上下規制部が形成される一方で、該上下規制部は、前記開放位置において、前記上下の皿への遊技球の排出を成し得るように、前記上下の排出口の前面側を開放するよう構成されていること。
    (1−4)前記前面扉側に前記本体側に向かって突出する突起部を設けたこと。
    (1−5)前記前面扉を閉じたときに前記突起部と係合することにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シャッタ板を開放位置に移動させる操作部材を、該シャッタ板に連結してあること。
  2. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
    (2−1)前記賞球払い出し通路の前記上下の排出口を遊技球の通過を許容する開口を有する取付枠を前記本体側に取り付けたこと。
    (2−2)該取付枠で前記シャッタ板を移動可能にガイドすると共に、前記付勢部材及び前記操作部材を、該取付枠に組み付けたこと。
  3. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
    (3−1)前記操作部材を、前記取付枠に回動可能に取り付けられると共に、その回動中心から横方向に伸びて前記シャッタ板の下部に連結される横アームと、前記回動中心から下方に伸びる下アームとを有するリンクレバーによって構成したこと。
    (3−2)前記前面扉は前記本体に対して水平方向に回動可能に取り付けられること。
    (3−3)前記突起部を、前記リンクレバーの前記下アームに対して、前記前面扉の回動軸と反対側から当接し、該前面扉を閉じるに従って前記下アームの先端を前記回動軸に向かって回動させる部材として構成したこと。
    (3−4)前記付勢部材を、その下端を前記シャッタ板に連結され、その上端を前記取付枠と連結された引っ張りバネ部材によって構成したこと。
  4. さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の遊技機。
    (4−1)前記本体側に、前記下排出口の下方に位置し、前方に突出する張り出し部を備えたこと。
    (4−2)前記前面扉側に、前記下皿と連通し、該前面扉を閉じたときに前記張り出し部の下方に収まる、上方開口の球受け部を備えたこと。
    (4−3)前記張り出し部は、前記前面扉を開くとき、前記シャッタ板が前記閉鎖位置にほぼ移動し終えるまで、前記球受け部と上下に重なった状態を維持可能な突出量としたこと。
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