JP3688565B2 - パチンコ機における球受皿の球抜き装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技中のパチンコ球を利用してシャッター板を球抜き孔が開放される位置に停止保持できるようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の球受皿の球抜き装置であって、遊技中のパチンコ球を利用して球抜き孔を開放する位置で、シャッター板を停止保持させるようにしたものが、例えば特開平2−154776号公報に記載の如く知られている。この公報に記載のものは、下皿の前方下縁に水平方向に沿って案内縁を形成すると共に、下皿に開設された排出口を閉止する方向にスプリングにより付勢された摺動蓋と、該摺動蓋を摺動可能に支持する蓋枠部材と、摺動蓋を操作する摺動レバーとからなるスライド蓋機構を設け、摺動レバーと摺動蓋との間に下皿の案内縁に嵌入する受溝を形成し、また案内縁にはパチンコ球が嵌入可能な凹陥部を設け、摺動蓋を摺動させて排出口を開放したときに凹陥部にパチンコ球を嵌入させ、このパチンコ球に摺動蓋の摺動レバーの前端面を当接させることにより摺動蓋を停止保持するようにしており、しかもこの球を摺動レバーに埋設した磁石に吸着させてその位置を安定させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のものは、球を嵌入させる凹陥部が下皿の案内縁に外部に露出させて設けられており、しかも小さいため、指先でパチンコ球を凹陥部へ嵌入し難いものとなっていた。
【0004】
さらに、一方の手で摺動レバーを引いた状態で他方の手でパチンコ球を扱うなど両手を使わねばならないので、操作ハンドルを操作することができず、遊技中に、すなわち操作ハンドルを持ったままで前記摺動蓋を開放した位置に停止保持することは困難であり、不都合を生ずる。
【0005】
本発明は、従来の技術の有する課題を解決し、外部のパチンコ球によりロックし易いパチンコ機における球受皿の球抜き装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球抜き孔を開設し、該底壁の裏側に常に球抜き孔を閉じるように付勢されるシャッター板を可動自在に設け、該シャッター板を外部からのパチンコ球に係止することにより球抜き孔を開放位置に停止保持するようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き装置において、外部からのパチンコ球を前記シャッター板がパチンコ球に係止する係止部に導く投入溝を設けたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記投入溝を複数のパチンコ球が投入可能な長さとした
【0008】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記投入溝を上面で開口するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のパチンコ機における球受皿の球抜き装置は、パチンコ機の前面枠の前面に設けられる打球供給用の打球供給皿または該打球供給皿の余剰球を貯留する下部球受皿のいずれにも適用可能であるのは勿論のこと、下部球受皿の下方に位置する球箱の球抜き装置にも適用可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る下部球受皿の球抜き装置を図面と共に説明する。図1はパチンコ機の正面図であり、図において1は機枠、2は機枠1の前面に開閉自在に装着される前面枠で、その前面にはガラス枠3とその下方に前板4が開閉自在に装着される。前記ガラス枠3の後方には遊技盤5が配置され、該遊技盤5の表面にガイドレール6が敷設されている。また、前記前板4の前面には打球供給皿7が取り付けられており、前面枠2の下部には操作ハンドル8と前記打球供給皿7の余剰球を貯留する下部球受皿9が取り付けられている。
【0011】
図2は下部球受皿9の斜視図、図3は球抜き装置を分解して示す斜視図、図4は下部球受皿の平面図をそれぞれ示す。下部球受皿9は取付基板10の前面に皿部11が装着されており、該皿部11に取付基板10に開設される余剰球排出用の排出口12と連なる球貯留部13が設けられている。また、該球貯留部13の底壁14に図4に示すよう円形の球抜き孔15が開設されている。
【0012】
16は底壁14の裏側にビスPを介して取付けられ、上面が開放され且つ平面長方形をなす箱枠状の支持枠であり、一側に球抜き孔15に連通する円形の通孔17が開設されている。
【0013】
18は皿部11の底壁14と支持枠16との間で水平方向へ摺動自在に介装され、球抜き孔15を開閉させるシャッター板であり、該シャッター板18は支持枠16に装填させたコイルスプリング19の付勢で常に球抜き孔15を閉塞させるようにしてあり、前側に支持枠16から突出する操作レバー20が設けられている。
【0014】
前記支持枠16には前記シャッター板18の摺動方向に沿ってパチンコ球が一個通過し得る程度の幅を有する保持溝21が設けられている。この保持溝21は、その一側端部の底壁21aに図6(a)に示すようパチンコ球をころがらない程度に支承させる係止部としての浅窪部23が設けられている。さらに、この保持溝21の底壁21aは他側端に向い若干下傾しており、その下側端に落下孔24が開設されている。
【0015】
シャッター板18の裏面には係合凹部25が設けられ、該係合凹部25は、該シャッター板18が球抜き孔15を開放した時、支持枠16に設けた保持溝21の浅窪部23の真上に位置する。そして、係合凹部25と底壁21aの浅窪部23との間は、その間にパチンコ球が嵌入して、該パチンコ球によりシャッター板18が上方へ押圧され停止保持されるように距離が設定されている。なお、前記係合凹部25の一側縁はシャッター板18がスムースに摺動できるようにテーパー面に形成されて、パチンコ球Bを係合凹部25に係合しやすいようになっている。
【0016】
しかして、前記支持枠16の前側で外部と連なり通孔17とは反対側の一側端に、前記保持溝21の浅窪部23に自然に転がり込むように内側に向って下傾する投入溝22が連接されている。該投入溝22は、該シャッター板18が球抜き孔15を閉塞した状態で予めパチンコ球がほぼ2個投入可能な長さを有している。なお、投入溝22は、本実施の形態において、常に保持溝21の浅窪部23と連通するようにしたが、シャッター板18が球抜き孔15を開放した時に連通するようにしてもよい。また、投入溝22をシャッター板18に設けるようにしてもよい。
【0017】
このように構成した本発明の球抜き装置では、シャッター板18が球抜き孔15を閉塞している時、支持枠16に設けた保持溝21内に、図5,図6(a)に示すように下部球受皿前側の投入溝22からパチンコ球Bを1個投入する。そして、投入溝22の傾斜により自然に保持溝21内に転がり込み浅窪部23で支承する。そして、操作レバー20を操作してシャッター板18を球抜き孔15を開放するまで摺動させる。すると、図6(b)に示すようシャッター板18の裏面に設けた係合凹部24が前記パチンコ球Bの上面に係合する。この状態では、パチンコ球Bは係合凹部25と浅窪部23との間できつく挟着され、同時にそのパチンコ球によりシャッター板18が皿部11の底壁14の裏面側へ押されて停止保持され、操作レバー20から手を離しても球抜き孔15の開放状態を維持する。
【0018】
このように球抜き孔15を開放し続けているシャッター板18を球抜き孔15を閉塞する元の位置に戻すには、図6(c)の矢視方向へ操作レバー20を動かすと、係合凹部25に係合されているパチンコ球Bが、該係合凹部25の移動に伴ない図6(c)の実線から鎖線位置へ移動し、ついで傾斜面に形成されている底壁21a上面を転動し、落下孔24から下方へ落下する。そして、パチンコ球Bによるロック状態から開放されたシャッター板18はコイルスプリング19の付勢によって、図6(a),図7の実線に示す位置に復帰して球抜き孔15を閉塞する。
【0019】
図8及び図9に示すものは、投入溝の他の実施の形態を示し、支持枠16の前側で開口する投入溝22aの先端を上方へ屈曲させて側面L形状の筒体に形成している。この実施の形態のものは投入溝22aの上面で開口する投入口26にパチンコ球Bを投入することでその投入が容易になり、不用意にパチンコ球をホール床面に転落させたりすることがなくなる。しかも、複数のパチンコ球Bを投入しておくことにより、その後は操作レバー20の作動のみで球抜き孔15の開放状態が連続して行える。なお、投入溝22aの投入口26は皿部11の上面に開設するようにしてもよい。また、投入溝22aは別体に形成し、着脱自在としてもよい。
【0020】
図10に示したものは係合凹部25をシャッター板18aに設けた弾性片27の裏面に一体に形成し、弾発性を保有させるようにした実施の形態を示している。この実施の形態のものは係合凹部25が弾発することで図11に示すようにパチンコ球Bの上面に係合させる際の動作がスムースに行なえて、しかも係合状態は弾発によって確実にかつ強固に持続される。
【0021】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明のパチンコ機における下部球受皿の球抜き装置は、外部からパチンコ球を保持溝内へ送り込むための投入溝を設けるようにしたので、パチンコ球を保持溝内に投入してしまえば落ちる心配はなく、しかも後は片手で操作レバーを操作するワンタッチ動作でシャッター板を開成状態に停止保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図。
【図2】下部球受皿の斜視図。
【図3】下部球受皿から球抜き装置を分解して示す斜視図。
【図4】下部球受皿の平面図。
【図5】図4のX−X線断面図。
【図6】作用を説明する要部の断面図。
【図7】図6(b)におけるY−Y線矢視図。
【図8】他の実施の形態を示す下部球受皿の斜視図。
【図9】同上要部の断面図。
【図10】他の実施の形態を示すシャッター板の斜視図。
【図11】同上要部の断面図。
【符号の説明】
7 打球供給皿(球受皿)
9 下部球受皿(球受皿)
11 皿部
14 底壁
15 球抜き孔
16 支持枠
18,18a シャッター板
21 保持溝
21a 底壁
22,22a 投入溝
23 浅窪部(係止部)
25 係合凹部(係止部)
26 投入口
Claims (2)
- パチンコ球が貯留される皿部の底壁に球抜き孔を開設し、前記底壁の裏側に常に球抜き孔を閉じるように付勢されるシャッター板を可動自在に設けたパチンコ機における球受皿の球抜き装置において、
前記シャッター板の下方にパチンコ球を支承させる係止部を有する保持溝を設けると共に、前記シャッター板の裏面には該シャッター板が前記球抜き孔を開放した時に前記保持溝の上方に位置する係合凹部を設け、
前記皿部には該皿部の前側で外部と連なり前記保持溝の係止部に連通するパチンコ球の投入溝を設けると共に、前記投入溝を複数のパチンコ球が投入可能な長さとし且つ前記保持溝の係止部に向かって下傾させ、
パチンコ球を前記投入溝から投入すると該パチンコ球が前記シャッター板の係合凹部と前記保持溝の係止部との間で挟着され、前記シャッター板は前記球抜き孔が開放する位置に停止保持されるようにしたことを特徴とするパチンコ機における球受皿の球抜き装置。 - 前記投入溝を上面で開口するようにした請求項1記載のパチンコ機における球受皿の球抜き装置。
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