JP2003181081A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003181081A JP2001388301A JP2001388301A JP2003181081A JP 2003181081 A JP2003181081 A JP 2003181081A JP 2001388301 A JP2001388301 A JP 2001388301A JP 2001388301 A JP2001388301 A JP 2001388301A JP 2003181081 A JP2003181081 A JP 2003181081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の遊技盤面と透視板との間の距離を一
定に保つことのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機本体2に遊技盤7が設けられる。
表側扉体20は遊技機本体2に開閉可能に設けられる。
表側扉体20に透視板32が透視板装着枠26を介して
支持される。表側扉体20の閉鎖によって遊技盤7の遊
技盤面7aが透視板32を透して視認可能とされる。遊
技機本体2に遊技盤7が板厚方向に移動可能にかつ裏側
扉体40に設けた弾性手段42により透視板32に近づ
く方向に付勢した状態で設けられる。遊技盤7と透視板
32との間にスペーサ部材50が設けられる。表側扉体
20の閉鎖時には、弾性手段42の弾性変形を利用し
て、遊技盤7と透視板32とがスペーサ部材50を介し
て間接的に当接し合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機、ア
レンジボール等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図13により説明する。図13
はパチンコ機の遊技盤とガラス板との関係を示す断面図
である。パチンコ機は、遊技盤面107aを前面に有す
る遊技盤107を固定状に設けた遊技機本体(図示省
略)と、該遊技機本体にヒンジ機構(図示省略)を介し
てその本体の前面側(図13において左側)を開閉可能
に設けた表側扉体120とを備えている。表側扉体12
0には、透視可能な内外(すなわち図13において右
左)2枚のガラス板132がガラス板装着枠126を介
して支持されている。表側扉体120の閉鎖(図13参
照)によって、遊技盤107の前方の遊技者は、両ガラ
ス板132を透して遊技盤面107aを視認することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各ガラス板
132は、ガラス板装着枠126の内外の各装着溝12
6aにそれぞれ周縁部を差し入れることによって、該ガ
ラス板装着枠126に支持されている。また、各装着溝
126aの溝幅126wは、ガラス板132の差し入れ
作業性等を考慮し、ガラス板132の板厚132tに所
定のクリアランスCを加えた寸法に設定される。
【0004】したがって、各ガラス板132が前記クリ
アランスCの範囲内で前後方向すなわち板厚方向(図1
3において左右方向)に「がたつき」を生じる、いわゆ
るがたつくことになる。したがって、ガラス板132と
くに遊技盤面107aに面する内側のガラス板(内ガラ
ス板という)132のがたつきによって、表側扉体12
0の閉鎖時における遊技盤107の遊技盤面107aと
該内ガラス板132との間の距離dが変化することにな
る。
【0005】また、遊技機本体に表側扉体120を開閉
可能に取り付けている表側扉体用ヒンジ機構(図1にお
ける符号、22参照)におけるがたつきによって、ガラ
ス板装着枠126ががたつく。このことによっても、遊
技盤107の遊技盤面107aと内ガラス板132との
間の距離d(図13参照)が、パチンコ機の1台毎に異
なったり、同一の台においても表側扉体120の上部と
下部とで異なることがあった。また、表側扉体120の
施錠装置(図1における符号、24参照)におけるがた
つきや、不心得者の表側扉体120を引っ張る行為の影
響を受けることによっても、ガラス板装着枠126がが
たつくため、遊技盤107の遊技盤面107aと内ガラ
ス板132との間の距離d(図13参照)を一定に保つ
ことが困難であった。
【0006】なお、遊技盤107の遊技盤面107aと
内ガラス板132との間の距離dは、通常、経験や試験
等で定められた寸法に設定される。例えば、遊技球いわ
ゆるパチンコ球Bの球径が11mmであり、遊技盤面1
07aに突出する釘(誘導釘とも呼ばれている)117
の最大高さが18mmである場合には、前記距離dは基
準値、例えば19mmに設定される。この場合、前記距
離dが基準値の19mmより小さすぎても逆に大きすぎ
ても、パチンコ球Bの流れが不安定となる。例えば、前
記距離dが小さすぎる場合には、内ガラス板132にパ
チンコ球Bが当たる頻度が増加する。また、逆に大きす
ぎる場合には、パチンコ球Bが遊技盤面107a上で詰
まるといったいわゆる「球噛み現象」が発生しやすくな
る。このような球噛み現象が甚だしい場合には、遊技を
中断せざるを得ない状態に陥るため、前記距離dを一定
に保つことは重要である。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、遊技盤
の遊技盤面と透視板との間の距離を一定に保つことので
きる遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記本発明が解決しよう
とする課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を
要旨とする遊技機により解決することができる。すなわ
ち、特許請求の範囲の請求項1に記載された遊技機によ
ると、透視板装着枠を介して透視板を支持した表側扉体
によって、遊技機本体の前面側が開閉される。また、表
側扉体の閉鎖によって、遊技盤の遊技盤面が透視板を透
して視認可能となる。ところで、表側扉体の閉鎖時に
は、弾性手段の弾性変形を利用して、遊技盤が移動し、
その遊技盤と透視板とがスペーサ部材を介して間接的に
当接し合うことにより、遊技盤の遊技盤面と透視板との
間の距離を一定に保つことができる。
【0009】また、特許請求の範囲の請求項2に記載さ
れた遊技機によると、裏側扉体によって、遊技機本体の
後面側が開閉される。ところで、裏側扉体の閉鎖時に
は、遊技盤が弾性手段の弾性により付勢される。また、
裏側扉体の開放時には、遊技盤に対する弾性手段の付勢
が解除される。したがって、遊技盤に対する弾性手段の
付勢およびその付勢の解除を、裏側扉体の閉鎖動作およ
び開放動作を利用して容易に行うことができる。
【0010】また、特許請求の範囲の請求項3に記載さ
れた遊技機によると、遊技機本体に備えた遊技盤装着枠
に遊技盤が後面側から嵌め込まれた後、裏側扉体すなわ
ち裏セット部材が閉鎖される。これにより、遊技盤が遊
技盤装着枠に嵌め込んだ状態にセットされるとともに、
遊技盤が弾性手段の弾性により付勢される。また、裏セ
ット部材の開放時には、遊技盤装着枠に対する遊技盤の
脱着が行えるとともに、遊技盤に対する弾性手段の付勢
が解除される。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]この発明の実施
の形態1を図面にしたがって説明する。実施の形態1
は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した
ものを例示する。また、パチンコ機の基本的な構成を述
べた後で要部について詳述する。
【0012】まず、パチンコ機の基本的な構成を述べ
る。パチンコ機の基本的な構成については、例えば同一
出願人が先に提案した特開平10−277232号公報
に開示されたものとほとんど同様であるから簡単に述べ
るにとどめる。図1はパチンコ機を表側扉体の開放状態
で示す斜視図である。説明の都合上、パチンコ機の遊技
者側に向かう側を前方、反対側を後方と称する。なお、
図面における方位は各図に矢印で示す通りに定める。
【0013】図1に示すように、パチンコ機1は、大別
すると、遊技機本体2と表側扉体20とを備えている。
遊技機本体2から説明する。遊技機本体2は、外枠3と
ベース枠5とを備えている。外枠3は、ほぼ矩形枠状に
形成されている。その外枠3の前面の下部には、ベース
受板3Aが設けられている。
【0014】また、前記ベース枠5は、ほぼ方形の額縁
状に形成されている。ベース枠5は、前記外枠3に対し
てベース枠用ヒンジ機構6を介して回動可能すなわち外
枠3の前面側に開閉可能に支持されている。前記ベース
枠5には、ほぼ四角形板状で遊技盤面7aを前面に有す
る遊技盤7が遊技盤装着枠(後述する)を介して支持さ
れている。遊技盤面7aには、ほぼ平帯状をなす案内レ
ール8が装着されている。案内レール8により遊技領域
および発射案内路が形成されている。
【0015】なお、図示はしないが、遊技盤面7aの案
内レール8内の遊技領域には、各種の入賞装置、役物装
置、図柄表示装置、アタッカ装置、ゲート口、風車器、
誘導釘等が配置されている。また、遊技盤7の後面に
は、前記各種の入賞装置、役物装置、図柄表示装置、ア
タッカ装置等を電気的に制御する制御ボックス装置(図
示省略)が装着されている。
【0016】図2に示すように、前記ベース枠5の後面
には、前記遊技盤7を取り囲む遊技盤装着枠9が設けら
れている。遊技盤装着枠9には、前記遊技盤7が着脱可
能に嵌込まれている。また、ベース枠5には、前記遊技
盤7の後面の制御ボックス装置(図示省略)を取り囲む
裏セット部材40が裏セット用ヒンジ機構(図示省略)
を介して後面側に開閉可能に支持されている。裏セット
部材40の裏面には、その上部から下部に向けて、球タ
ンク45、球誘導樋46、球払出装置48等が配設され
ている。なお、裏セット部材40の主体部分は、例え
ば、樹脂成形によって形成されている。
【0017】前記遊技盤装着枠9には、裏セット部材4
0を閉じ状態に保持するための複数の締付具44が配設
されている。締付具44は、裏セット部材40を遊技盤
装着枠9に閉じた状態に締付けて保持する。これととも
に、遊技盤装着枠9に遊技盤7がセットされる。また、
逆に、裏セット部材40に対する締付具44の締付けを
解放することにより、裏セット部材40を開くことがで
きる。裏セット部材40を開いた状態では、遊技盤装着
枠9に対し遊技盤7を脱着させることができる。
【0018】図1に示すように、前記ベース枠5の下部
には、前板11がヒンジ機構(図示省略)を介して回動
可能すなわちベース枠5の前面側に開閉可能に支持され
ている。前板11の裏面には、ベース枠5に対し前板1
1を閉じ状態に保持する施錠金具12が配設されてい
る。また、前板11の前面には上皿13が設けられてい
る。また、ベース枠5の下端部には、球発射用ハンドル
装置14、下皿15等が設けられている。
【0019】次に、表側扉体20を説明する。図1に示
すように、表側扉体20は、前記ベース枠5に対して表
側扉体用ヒンジ機構22を介して回動可能すなわち前記
遊技機本体2のベース枠5の前面側に開閉可能に支持さ
れている。この表側扉体20は、大別すると、例えば金
属製の扉支持体21と、例えば樹脂製の扉装飾体35と
を備えている。なお、前記表側扉体用ヒンジ機構22
は、扉支持体21に配置されている。
【0020】前記扉支持体21の中央部には、前記遊技
盤7の遊技盤面7aの遊技領域を露出可能なほぼ円形の
開口窓23が形成されている。また、扉支持体21の自
由端側の裏面には、表側扉体用施錠装置24が装着され
ている。表側扉体用施錠装置24には、例えば、上中下
の計3つの扉施錠用フック25が上下方向にスライド可
能に組み付けられている。前記ベース枠5に対し表側扉
体20が閉じられたときには、表側扉体用施錠装置24
の扉施錠用フック25がベース枠5に形成された係合穴
5aに係合することによって、ベース枠5に対し表側扉
体20が閉鎖状態に施錠される。なお、ベース枠5に設
けられた鍵穴5bに対し鍵(図示省略)を挿入して、そ
の鍵を回動操作することにより、係合穴5aに対する前
記扉施錠用フック25の係合を解除いわゆる解錠するこ
とができる。
【0021】前記扉支持体21の裏面には、ガラス板装
着枠26が配設されている。ガラス板装着枠26は、開
口窓23の下方において左右方向に延びる金属製の下枠
材27と、その下枠材27の左右両端部から上方に延び
る左右の金属製の両側枠材28と、その両側枠材28の
上端部の相互間に架設された上枠材29とを備えてい
る。なお、図3に表側扉体を省略して示すパチンコ機1
の正面図、図4に図3のIV−IV線断面図、図5に図
3のV−V線断面図が示されている。
【0022】図4に示すように、前記ガラス板装着枠2
6の下枠材27には、内外(すなわち図4において左
右)2条の装着溝27aが形成されている。図5に示す
ように、前記ガラス板装着枠26の両側枠材28には、
それぞれ内外(すなわち図5において上下)2条の装着
溝28aが形成されている。また、両側枠材28(図5
参照)の相互間の上端開口部が、図4に示すように、上
枠材29(後述する)によって開閉されるガラス板差し
入れ口39となっている。
【0023】図4および図5に示すように、前記ガラス
板装着枠26には、ほぼ四角形板状をなす前後2枚の透
視可能なガラス板32が支持されている。すなわち、図
4に示される上枠材29(後述する)を開いて、前記ガ
ラス板差し入れ口39を開放した状態において、該ガラ
ス板差し入れ口39から各ガラス板32の左右の両側縁
部が両側枠材28の各装着溝28a(図5参照)に差し
入れられ、その各ガラス板32の下縁部が下枠材27の
各装着溝27a(図4参照)に差し入れられている。ま
た、各ガラス板32は、例えば、無色透明なガラス板3
2であるが、樹脂製の透視可能な板材に代えることがで
きる。なお、ガラス板32は本明細書でいう「透視板」
に相当し、また、ガラス板装着枠26は本明細書でいう
「透視板装着枠」に相当している。また、後側すなわち
遊技盤側(図4において左側)に配置されるガラス板3
2を「内ガラス板」と称し、前側すなわち反遊技盤側
(図4において右側)に配置されるガラス板32を「外
ガラス板」と称する。
【0024】図1に示すように、前記ガラス板装着枠2
6の両側枠材28の上端部には、前記ガラス板差し入れ
口39を開閉する樹脂製の上枠材29が設けられてい
る。なお、上枠材29は、ガラス板装着枠26の両側枠
材28に対し左右対称状に設けられているから、左側部
分について説明し、右側部分についての説明は省略す
る。図6はガラス板装着枠の上枠体を一部破断して示す
左側面図である。
【0025】図6に示すように、前記側枠材28の上端
部の外側面に支持ピン31が突出されている。一方、前
記上枠材29の左右両端部には、長細状のスライド孔3
0aを有するアーム片30が設けられている。アーム片
30のスライド孔30aは、前記支持ピン31に対しス
ライド可能にかつ回動可能に係合されている。また、上
枠材29には、前記両側枠材28の各装着溝28aと連
続状をなす各装着溝29aが形成されている(図4参
照)。
【0026】前記上枠材29は、図6に実線29で示す
閉止位置に配置されたときには、前記ガラス板差し入れ
口39を閉じるとともに、前記ガラス板装着枠26の各
装着溝29aに各ガラス板32の上縁部を受け入れる
(図4参照)。また、上枠材29をスライドさせて図6
に二点鎖線29(1)で示すように引上げた後、支持ピ
ン31の回りに回動させて図6に二点鎖線29(2)で
示す開放位置に配置する。これにより、前記ガラス板差
し入れ口39を開放させることができる。この状態で
は、ガラス板差し入れ口39を通じて、ガラス板装着枠
26に対して各ガラス板32を出し入れすることができ
る。
【0027】上記のようにガラス板装着枠26を介して
2枚のガラス板32を支持した表側扉体20が、遊技機
本体2(図1参照)に閉鎖されることによって、遊技盤
7の遊技盤面7aが2枚のガラス板32を透して視認可
能となる(図4及び図5参照)。このため、遊技盤7の
前方の遊技者は、両ガラス板32を透して遊技盤面7a
を視認することができる。
【0028】また、図4及び図5に示すように、前記表
側扉体20における扉装飾体35は、前記扉支持体21
の前面側に取り付けられている。扉装飾体35は、扉支
持体21の前記開口窓23(図1参照)の周囲を取り囲
むように配置されている。扉装飾体35の表面側には、
凹凸の装飾が施されている。
【0029】次に、上記したパチンコ機1の要部構成に
ついて説明する。図7はパチンコ機の遊技盤とガラス板
とスペーサ部材との関係を示す側断面図、図8は表側扉
体の閉鎖時の要部を示す断面図、図9は表側扉体の開放
時の要部を示す断面図である。なお、図4および図5に
示される前記ガラス板装着枠26における各枠材27,
28,29の各装着溝27a,28a,29aの溝幅
(前後方向の幅)を、装着溝幅26W(図9参照)とい
う。図9に示すように、前記ガラス板装着枠26におけ
る各装着溝の装着溝幅26Wは、ガラス板32の差し入
れ作業性等を考慮し、ガラス板32の板厚32tに所定
のクリアランスCを加えた寸法に設定されている。
【0030】図9に示すように、前記遊技盤7は、前記
遊技盤装着枠9にその後面側から嵌め込まれており、そ
の嵌め込み時には遊技盤装着枠9の段差面9aに遊技盤
面7aが面接触状に当接することによって、その前方へ
の移動が規制される。また、遊技盤7は、前にも述べた
ように、遊技盤装着枠9に対し裏セット部材40が閉じ
られることによって、該遊技盤装着枠9に嵌め込んだ状
態にセットされる。
【0031】図10は裏セット部材の開放時の要部を示
す断面図、図11は裏セット部材の背面図である。図1
1に示すように、裏セット部材40には、前記遊技盤7
の左右の両側端部にそれぞれ対応する、例えば上中下の
計3つの弾性片42が一体で形成されている。なお、裏
セット部材40は本明細書でいう「裏側扉体」に相当し
ている。
【0032】前記各弾性片42は、図12に斜視図で示
すように、裏セット部材40に形成されたほぼ四角形状
の開口穴41の上縁部から下方へ突出する基部42a
と、その基部42aの下端部から前下方へ傾斜状に突出
する傾斜部42bと、その傾斜部42bの下端部から下
方へ突出する押え部42cとを有している。弾性片42
は、図12に二点鎖線42で示すように、傾倒方向に弾
性変形可能に形成されている。また、裏セット部材40
の開口穴41は、樹脂成形用金型における弾性片42の
形成のための型部分によって形成される抜き穴である。
【0033】図10に示すように、前記遊技盤装着枠9
に前記遊技盤7を嵌め込んだ状態で、該遊技盤装着枠9
に対し前記裏セット部材40が閉じられる。すると、図
9に示すように、該裏セット部材40の弾性片42の押
え部42cが前記遊技盤7の後面すなわち裏面に対し弾
性的に当接する。これにより、遊技盤7は、裏セット部
材40の弾性片42の弾性により、遊技盤面7aが遊技
盤装着枠9の段差面9aに面接触状に当接される状態に
付勢され、かつ、その弾性片42の弾性変形を利用して
板厚方向すなわち後方へ所定の移動量をもって移動可能
に支持される。このようにして、裏セット部材40の弾
性片42は、遊技盤装着枠9に対し遊技盤7をフローテ
ィング支持している。なお、弾性片42は本明細書でい
う「弾性手段」に相当している。
【0034】また、図3および図7に示すように、前記
遊技盤7の遊技盤面7aにおいて、前記表側扉体20
(図7参照)によって隠蔽される部分すなわち前記遊技
領域外の部分には、ほぼ板状のスペーサ部材50が設け
られている。本実施の形態の場合、図3に示すように、
スペーサ部材50は、左側に上下2個、右側に上下に連
続する1個が配置されている。
【0035】図3に示すように、前記各スペーサ部材5
0の前面50aには、1個または2個のほぼ半球状の凸
部51(図9参照)が突出されている。この凸部51
は、前記内ガラス板32の左上部、左下部、右上部、右
下部に対応する計4個が設定されている。スペーサ部材
50の凸部51を含む肉厚50t(図9参照)は、図8
に示すように、表側扉体20の閉鎖時において、前記遊
技盤7の遊技盤面7aと内ガラス板32との間の所定の
距離dに見合う寸法に設定されている。
【0036】上記した遊技盤7において、表側扉体20
が図9に示す開放状態から図7および図8に示すように
閉鎖されたときには、各スペーサ部材50の凸部51
(図8参照)に内ガラス板32(詳しくは、図8におい
て右側のガラス板32の後側面)が当接する。さらに、
内ガラス板32が、前記ガラス板装着枠26の後側(図
8において右側)の装着溝(例えば、上枠材29の装着
溝29a)における前側の溝壁面(図8に符号、29a
1を付す)に当接される状態となる。その後、裏セット
部材40の弾性片42の弾性変形を利用して遊技盤7が
後方(図8において右方)へ押しやられた状態となる。
このとき、遊技盤7の遊技盤面7aは、遊技盤装着枠9
の段差面9aから離れる。
【0037】これにより、図8に示すように、裏セット
部材40の弾性片42の弾性変形を利用して、遊技盤7
と内ガラス板32とがスペーサ部材50を介して間接的
に当接し合う。これにより、遊技盤7の遊技盤面7aと
内ガラス板32との間の距離dを盤面全体にわたって一
定に保つことができる。なお、その距離dは、遊技盤7
の移動量の範囲内においてほぼ一定に保つことができ
る。したがって、遊技盤7の遊技盤面7aと内ガラス板
32との間でのパチンコ球Bの流れを安定化することが
でき、ひいては、ガラス板32にパチンコ球Bが当たる
頻度の増加や球噛み現象の発生といった不具合を防止す
ることができる。
【0038】また、遊技機本体2のベース枠5の後面側
を開閉する裏セット部材40の閉鎖時(図9参照)に
は、遊技盤7が弾性片42の弾性により付勢される。ま
た、裏セット部材40の開放時(図2および図10参
照)には、遊技盤7に対する弾性片42(図11参照)
の付勢が解除される。したがって、遊技盤7に対する弾
性片42の付勢およびその付勢の解除を、裏セット部材
40の閉鎖動作および開放動作を利用して容易に行うこ
とができる。
【0039】また、遊技機本体2に備えた遊技盤装着枠
9に遊技盤7が後面側から嵌め込まれた後(図2および
図10参照)、裏セット部材40が閉鎖される(図9参
照)。これにより、遊技盤7が遊技盤装着枠9に嵌め込
んだ状態にセットされるとともに、遊技盤7が弾性片4
2の弾性により付勢される。また、裏セット部材40の
開放時(図2および図10参照)には、遊技盤装着枠9
に対する遊技盤7の脱着が行えるとともに、遊技盤7に
対する弾性片42の付勢が解除される。
【0040】また、裏セット部材40に弾性片42が一
体で形成されているため(図12参照)、弾性片42に
かかる部品点数および組付工数を削減することができ
る。
【0041】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明は、パチンコ機1以外の
遊技機に適用することも可能である。また、透視板支持
枠に支持される透視板の枚数は、1枚あるいは3枚以上
であってもよい。また、スペーサ部材50(図9参照)
は、遊技盤7に代えて、内ガラス板32に設けることも
できる。また、スペーサ部材50は、遊技盤7および内
ガラス板32の双方に設けることもできる。また、裏セ
ット部材40とは別個に形成された弾性片42を有する
樹脂製、金属製あるいはゴム製の弾性部材を、裏セット
部材40に組付けることによって弾性手段を構成するこ
ともできる。また、弾性片42は、裏セット部材40に
代え、遊技盤7あるいは遊技盤装着枠9に設けることも
可能である。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
表側扉体の閉鎖時には、弾性手段の弾性変形を利用して
遊技盤が移動し、その遊技盤と透視板とがスペーサ部材
を介して間接的に当接し合うことにより、遊技盤の遊技
盤面と透視板との間の距離を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるパチンコ機を
表側扉体の開放状態で示す斜視図である。
【図2】ベース枠を裏セット部材の開放状態で示す斜視
図である。
【図3】表側扉体を省略して示すパチンコ機の正面図で
ある。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】ガラス板装着枠の上枠体を一部破断して示す左
側面図である。
【図7】パチンコ機の遊技盤とガラス板とスペーサ部材
との関係を示す側断面図である。
【図8】表側扉体の閉鎖時の要部を示す断面図である。
【図9】表側扉体の開放時の要部を示す断面図である。
【図10】裏セット部材の開放時の要部を示す断面図で
ある。
【図11】裏セット部材の背面図である。
【図12】裏セット部材の弾性片を示す斜視図である。
【図13】従来例にかかるパチンコ機の遊技盤とガラス
板との関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 2 遊技機本体 7 遊技盤 7a 遊技盤面 9 遊技盤装着枠 20 表側扉体 21 扉支持体 26 ガラス板装着枠(透視板装着枠) 32 ガラス板(透視板) 40 裏セット部材(裏側扉体) 42 弾性片(弾性手段) 50 スペーサ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体と表側扉体とを備え、 前記遊技機本体には、遊技盤面を前面に有する遊技盤が
    設けられ、 前記表側扉体は、前記遊技機本体の前面側に開閉可能に
    設けられ、 前記表側扉体には、透視可能な透視板が透視板装着枠を
    介して支持され、 前記表側扉体の閉鎖によって前記遊技盤の遊技盤面が前
    記透視板を透して視認可能となる遊技機において、 前記遊技機本体には、前記遊技盤が板厚方向に関し所定
    の移動量をもって移動可能にかつ弾性変形可能な弾性手
    段の弾性により前記透視板に近づく方向に付勢した状態
    で設けられ、 前記遊技盤と前記透視板との間には、前記遊技盤面と前
    記透視板との間の距離を一定に保つスペーサ部材が設け
    られ、 前記表側扉体の閉鎖時には、前記弾性手段の弾性変形を
    利用して、前記遊技盤と前記透視板とが前記スペーサ部
    材を介して間接的に当接し合う構成としたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機本体の後面側に開閉可能に設
    けられた裏側扉体を備え、 前記裏側扉体には、前記弾性手段が設けられ、 前記裏側扉体の閉鎖時には、前記遊技盤が前記弾性手段
    の弾性により付勢される構成としたことを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機本体は、前記遊技盤が後面側
    から嵌め込まれる遊技盤装着枠を備え、 前記裏側扉体は、その閉鎖によって前記遊技盤を前記遊
    技盤装着枠に嵌め込んだ状態にセットする裏セット部材
    で、前記遊技盤に対向する部位に前記弾性手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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