JP2003284849A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003284849A
JP2003284849A JP2002093054A JP2002093054A JP2003284849A JP 2003284849 A JP2003284849 A JP 2003284849A JP 2002093054 A JP2002093054 A JP 2002093054A JP 2002093054 A JP2002093054 A JP 2002093054A JP 2003284849 A JP2003284849 A JP 2003284849A
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JP2002093054A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Mutsumi Tsuboi
睦 坪井
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の遊技盤面と透視板との間の距離を一
定に保つことのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機本体2と扉体20とを備える。遊
技機本体2には、遊技盤面7aを前面に有する遊技盤7
が設けられる。扉体20は、遊技機本体2の前面側に開
閉可能に設けられる。扉体20には、透視可能な透視板
32が支持される。扉体20の閉鎖によって遊技盤7の
遊技盤面7aが透視板32を透して視認可能となる。遊
技機本体2には、扉体20の閉鎖時に透視板32をその
板厚方向の少なくとも一方向に関して保持する保持手段
40,50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機、ア
レンジボール等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図15および図16により説明
する。図15はパチンコ機を示す平断面図、図16はパ
チンコ機の遊技盤とガラス板との関係を示すもので、図
15のXVI−XVI線に相当する断面図である。図1
5に示すように、パチンコ機101は、遊技盤面107
aを前面に有する遊技盤107を固定状に設けた遊技機
本体102と、該遊技機本体102にヒンジ機構122
を介してその本体の前面側(図15において下側)に開
閉可能に設けた扉体120とを備えている。なお、扉体
120の開放状態が図15に二点鎖線120で示されて
いる。
【0003】前記扉体120には、透視可能な内外(す
なわち図15において上下)2枚のガラス板132がガ
ラス板装着枠126を介して支持されている。扉体12
0の閉鎖(図15の実線120参照)によって、前記遊
技盤107の前方(図15において下方)に居る遊技者
は、両ガラス板132を透して前記遊技盤面107aを
視認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各ガラス板
132は、図16に示すように、ガラス板装着枠126
の内外の装着溝126a,126bにそれぞれ周縁部を
差し入れることによって、該ガラス板装着枠126に装
着されている。また、各装着溝126a,126bの溝
幅126wは、ガラス板132の差し入れ作業性等を考
慮し、ガラス板132の板厚132tに所定のクリアラ
ンスCを加えた寸法に設定されている。
【0005】したがって、各ガラス板132が前記クリ
アランスCの範囲内で前後方向すなわち板厚方向(図1
6において左右方向)に「がたつき」を生じる、いわゆ
るがたつくことになる。したがって、ガラス板132と
くに遊技盤面107aに面する内側のガラス板(内ガラ
ス板という)132のがたつきによって、扉体120の
閉鎖時における遊技盤107の遊技盤面107aと該内
ガラス板132との間の距離dが変化する、すなわち縮
小または拡大する。
【0006】また、遊技機本体102に扉体120を開
閉可能に取り付けているヒンジ機構122(図15参
照)におけるがたつきによって、ガラス板装着枠126
ががたつく。このことによっても、遊技盤107の遊技
盤面107aと内ガラス板132との間の距離d(図1
6参照)が、パチンコ機101(図15参照)の1台毎
に異なったり、同一の台においても扉体120の上部と
下部とで異なることがあった。
【0007】また、扉体120を施錠するための施錠装
置(図示省略)におけるがたつきや、不心得者の扉体1
20を引っ張る行為の影響を受けることによっても、ガ
ラス板装着枠126ががたつくため、遊技盤107の遊
技盤面107aと内ガラス板132との間の距離d(図
16参照)を一定に保つことが困難であった。
【0008】なお、遊技盤107の遊技盤面107aと
内ガラス板132との間の距離d(図16参照)は、通
常、経験や試験等で定められた寸法に設定される。例え
ば、遊技球いわゆるパチンコ球Bの球径が11mmであ
り、遊技盤面107aに突出する釘(誘導釘とも呼ばれ
ている)117の最大高さが18mmである場合には、
前記距離dは基準値、例えば19mmに設定される。こ
の場合、前記距離dが基準値の19mmより小さすぎて
も逆に大きすぎても、パチンコ球Bの流れが不安定とな
る。例えば、前記距離dが小さすぎる場合には、内ガラ
ス板132にパチンコ球Bが当たる頻度が増加する。ま
た、逆に大きすぎる場合には、パチンコ球Bが遊技盤面
107a上で詰まるといった、いわゆる「球噛み現象」
が発生しやすくなる。このような球噛み現象が甚だしい
場合には、遊技を中断せざるを得ない状態に陥るため、
前記距離dを一定に保つことは重要である。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、遊技盤
の遊技盤面と透視板との間の距離を一定に保つことので
きる遊技機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記本発明が解決しよう
とする課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を
要旨とする遊技機により解決することができる。すなわ
ち、特許請求の範囲の請求項1に記載された遊技機によ
ると、透視板を支持した扉体によって、遊技機本体の前
面側が開閉される。また、扉体の閉鎖によって、遊技盤
の遊技盤面が透視板を透して視認可能となる。ところ
で、扉体の閉鎖時には、遊技機本体に設けた保持手段に
よって、透視板がその板厚方向の少なくとも一方向に関
して保持される。これにより、遊技盤の遊技盤面と透視
板との間の距離を、縮小方向と拡大方向のうち少なくと
も一方向に関して一定に保つことができる。
【0011】また、特許請求の範囲の請求項2に記載さ
れた遊技機によると、保持手段の保持部は、扉体の透視
板装着枠の外部から開口部を通して、透視板を直に保持
することができる。
【0012】また、特許請求の範囲の請求項3に記載さ
れた遊技機によると、扉体の閉鎖時には、ヒンジ側保持
手段の保持部が、透視板のヒンジ側端部に係合して該端
部の板厚方向の少なくとも一方向への移動を規制する。
これとともに、開閉側保持手段の保持部が、透視板の反
ヒンジ側端部に係合して該端部の板厚方向の少なくとも
一方向への移動を規制する。したがって、透視板のヒン
ジ側端部と反ヒンジ側端部とをそれぞれの保持手段の保
持部によって個々に保持することができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項4に記載さ
れた遊技機によると、扉体の閉鎖時には、開閉側保持手
段とヒンジ側保持手段のうちの一方の保持部が、透視板
を弾性手段の弾性変形を利用して移動させることによ
り、該透視板を他方の保持手段の保持部に係合させる。
また、扉体の開放時には、透視板に対する前記一方の保
持手段の保持部による移動力が解除される。これによ
り、透視板は、弾性手段の弾性復元力によって元の位置
に移動され、他方の保持手段の保持部に対する係合を解
除する。したがって、他方の保持手段の保持部に対する
透視板の係合およびその係合の解除のために必要な操作
を省略することができる。
【0014】また、特許請求の範囲の請求項5に記載さ
れた遊技機によると、施錠装置の錠部材の施錠動作に連
動して、可動保持手段の保持部材の保持部を透視板に係
合させることができる。また、施錠装置の錠部材の解錠
動作に連動して、透視板に対する前記保持部材の保持部
の係合を解除することができる。したがって、透視板に
対する保持部材の保持部の係合およびその係合の解除の
ために必要な操作を省略することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面に
したがって説明する。本実施の形態は、遊技機の一つで
あるパチンコ機に本発明を適用したものを例示する。ま
た、パチンコ機の基本的な構成を述べた後で要部の構成
について詳述する。
【0016】まず、パチンコ機の基本的な構成を述べ
る。パチンコ機の基本的な構成については、例えば同一
出願人が先に提案した特開平10−277232号公報
に開示されたものとほとんど同様であるから簡単に述べ
るにとどめる。図1はパチンコ機を扉体の開放状態で示
す斜視図である。説明の都合上、パチンコ機の遊技者側
に向かう側を前方、反対側を後方と称する。なお、図面
における方位は各図に矢印で示す通りに定める。
【0017】図1に示すように、パチンコ機1は、大別
すると、遊技機本体2と扉体20とを備えている。遊技
機本体2から説明する。遊技機本体2は、外枠3とベー
ス枠5とを備えている。外枠3は、ほぼ矩形枠状に形成
されている。外枠3の前面の下部には、ベース受板3A
が設けられている。
【0018】前記ベース枠5は、ほぼ方形の額縁状に形
成されている。ベース枠5は、前記外枠3の前面側に対
してベース枠用ヒンジ機構6を介して回動可能、すなわ
ち開閉可能に支持されている。また、ベース枠5には、
ほぼ四角形板状で遊技盤面7aを前面に有する遊技盤7
が支持されている。その遊技盤面7aには、ほぼ平帯状
をなす案内レール8が装着されている。案内レール8に
よって、遊技盤面7a上に遊技領域および発射案内路が
形成されている。なお、図示はしないが、遊技盤面7a
の遊技領域には、各種の入賞装置、役物装置、図柄表示
装置、アタッカ装置、ゲート口、風車器、誘導釘等が配
置されている。
【0019】前記ベース枠5の前面側下部には、前板1
1が前板用ヒンジ機構(図示省略)を介して回動可能、
すなわち開閉可能に支持されている。前板11の裏面に
は、ベース枠5に対し前板11を閉じ状態に保持する施
錠金具12が配設されている。また、前板11の前面に
は上皿13が設けられている。また、ベース枠5の下端
部には、球発射用ハンドル装置14、下皿15等が設け
られている。なお、ベース枠5の裏面側下部には、図示
はしないが、裏セット部材、球タンク、タンクレール、
球払出装置、制御基板ボックス、パネルカバー等が配置
されている。
【0020】次に、扉体20を説明する。扉体20は、
前記遊技機本体2のベース枠5に対してヒンジ機構22
を介して回動可能、すなわち開閉可能に支持されてい
る。扉体20は、大別すると、例えば金属製の扉支持体
21と、例えば樹脂製の扉装飾体35とを備えている。
【0021】前記扉支持体21の中央部には、前記遊技
盤面7aの遊技領域を前面側に露出するほぼ円形の開口
窓23が形成されている。扉支持体21の反ヒンジ側の
裏面には、例えば、上中下の計3つの扉施錠用フック2
5が配置されている。扉施錠用フック25は、扉体20
の閉鎖時(図3参照)において、ベース枠5に形成され
た孔5a内に挿入される。なお、扉施錠用フック25に
ついては後述する。
【0022】前記ベース枠5の裏面側には、スライドプ
レート18を備える施錠装置16が装着されている(図
3参照)。なお、施錠装置16の詳細については後述す
るが、扉体20の閉鎖時において、ベース枠5の孔5a
内に挿入された扉施錠用フック25に、スライドプレー
ト18が係合する。これによって、ベース枠5に対し扉
体20が閉鎖状態に施錠されるようになっている。
【0023】前記ベース枠5に設けられた鍵孔5b(図
1参照)に対して、鍵(図示省略)を挿入して回動操作
することによって、扉施錠用フック25に対する前記ス
ライドプレート18(図3参照)の係合を解除する、い
わゆる解錠することができる。
【0024】図1に示すように、前記扉支持体21の裏
面には、金属製のガラス板装着枠26が配設されてい
る。ガラス板装着枠26は、前記開口窓23の下方にお
いて左右方向に延びる下枠材27と、その下枠材27の
左右両端部から上方に延びる左右の両側枠材28,29
と、その両側枠材28,29の上端部の相互間に架設さ
れた上枠材30とを備えている。なお、図2に扉体を省
略して示すパチンコ機の正面図、図3に図2のIII−
III線断面図、図4に扉体を開いた状態を示す図3に
準じる断面図が示されている。
【0025】図3に示すように、前記遊技盤7は、前記
ベース枠5の裏面に設けられた支持枠9に対し着脱可能
に支持されている。前記ガラス板装着枠26の各枠材2
7、28、29、30(図1参照)には、それぞれ内外
(すなわち図3において上下)2条の装着溝26a,2
6bが形成されている。図1に示すように、前記左右の
両側枠材28,29の相互間の上端開口部が、上枠材3
0によって開閉されるガラス板差し入れ口39となって
いる。
【0026】図3に示すように、前記ガラス板装着枠2
6には、ほぼ四角形板状をなす内外2枚の透視可能なガ
ラス板32が装着されている。すなわち、上枠材30を
外して前記ガラス板差し入れ口39(図1参照)を開い
て、そのガラス板差し入れ口39から各ガラス板32が
両側枠材28,29および下枠材27の各装着溝26
a,26b(図3参照)内に差し入れられている。そし
て、上枠材30によって前記ガラス板差し入れ口39を
閉じるとともに、該上枠材30の各装着溝に各ガラス板
32の上縁部が相対的に差し入れられている。
【0027】図3に示すように、前記ガラス板装着枠2
6の各装着溝26a,26bには、各ガラス板32が板
厚方向すなわち前後方向(図3において上下方向)に関
し、従来と同様に、所定のクリアランス(すなわち移動
量(図16中の符号C参照))をもって移動可能に装着
されている。
【0028】前記各ガラス板32は、例えば、無色透明
なガラス板であるが、樹脂製の透視可能な板材に代える
ことができる。なお、ガラス板32は本明細書でいう
「透視板」に相当し、また、前記ガラス板装着枠26は
本明細書でいう「透視板装着枠」に相当している。ま
た、内側すなわち後側(図3において上側)に配置され
るガラス板32を「内ガラス板」と称し、外側すなわち
前側(図3において下側)に配置されるガラス板32を
「外ガラス板」と称する。
【0029】図3に示すように、前記遊技機本体2に扉
体20が閉鎖されることによって、遊技盤7の遊技盤面
7aが2枚のガラス板32を透して視認可能となる。す
なわち、遊技盤7の前方(図3において下方)に居る遊
技者は、両ガラス板32を透して遊技盤面7aを視認す
ることができる。
【0030】図3に示すように、前記扉体20の扉装飾
体35は、前記扉支持体21の前面側に取り付けられて
いる。扉装飾体35は、扉支持体21の前記開口窓23
(図1参照)の周囲を取り囲むように配置されている。
扉装飾体35の表面側には、凹凸の装飾が施されてい
る。なお、図8に扉体の背面図が示されている。
【0031】次に、上記したパチンコ機1の要部の構成
について詳述する。図2に示すように、前記遊技機本体
2のベース枠5には、前記扉体20の閉鎖時に前記内ガ
ラス板32を保持するために、ヒンジ側保持手段40と
開閉側保持手段50および可動保持手段60が設けられ
ている。以下、順に詳述する。なお、ヒンジ側保持手段
40は、ベース枠5のヒンジ側(図2において左側)の
ほぼ中央部に1組配置されている。また、開閉側保持手
段50は、ベース枠5の反ヒンジ側(図2において右
側)の上部および下部に2組配置されている。また、可
動保持手段60は、ベース枠5の反ヒンジ側で両開閉側
保持手段50の相互間に1組配置されている。また、ヒ
ンジ側とはヒンジ機構22側である左側が相当し、反ヒ
ンジ側とはヒンジ機構22の反対側すなわち開閉側であ
る右側が相当する。
【0032】まず、ヒンジ側保持手段40を説明する。
図5はヒンジ側保持手段を示す平断面図、図9は同じく
斜視図である。図5および図9に示すように、ヒンジ側
保持手段40は、前記ベース枠5のヒンジ側枠部(左側
枠部)5Aにほぼ四角形ブロック状に突出された保持部
(ヒンジ側保持部ともいう)42を備えている。その保
持部42は、前記ガラス板装着枠26の左側枠材28に
おける上下方向の中央部に対応するように配置されてい
る。
【0033】前記ガラス板装着枠26の左側枠材28に
は、前記内側の装着溝26aの溝底部を枠外に開口する
開口孔(ヒンジ側開口孔ともいう)28aが形成されて
いる。その開口孔28aは、前記扉体20の閉鎖時(図
3参照)において、前記ヒンジ側保持部42の先端部を
相対的に挿入可能に形成されている(図5参照)。な
お、ヒンジ側開口孔28aは本明細書でいう「開口部」
に相当する。また、ガラス板装着枠26の両側枠材2
8,29(図3参照)における内側の装着溝26aは、
前記内ガラス板32を所定の移動量をもって左右方向に
移動可能としている。
【0034】しかして、前記ガラス板装着枠26の左側
枠材28には、図10に斜視図で示すように、内側の装
着溝26aの溝底壁にほぼU字状の切込み溝28bを形
成することによって、弾性を有する弾性片28Aが形成
されている。なお、図8に示すように、左側枠材28に
は、上下一対の弾性片28Aが形成されている。図10
にしめすように、弾性片28Aは、当該装着溝26a内
に傾斜状に折り曲げられている。弾性片28Aは、内ガ
ラス板32の左端面に対し弾性をもって当接され(図5
中、二点鎖線28A参照)、その内ガラス板32を弾性
復元力を利用して反ヒンジ方向(図3において右方)へ
付勢している。なお、弾性片28Aは本明細書でいう
「弾性手段」に相当する。
【0035】図5および図9に示すように、前記ヒンジ
側保持部42には、規制面42a、先端面42bおよび
ガイド面42cが形成されている。ヒンジ側保持部42
の規制面42aは、ヒンジ側保持部42の後側面によっ
て形成されている。規制面42aは、前記扉体20の閉
鎖時(図3参照)において、前記ガラス板装着枠26の
左側枠材28における内側の装着溝26aの後側溝壁面
26a1に対してほぼ平行をなすように形成されてい
る。その時、規制面42aと後側溝壁面26a1との間
に、内ガラス板32の板厚32tにほぼ等しい間隔が形
成される(図5参照)。
【0036】図5および図9に示すように、前記ヒンジ
側保持部42の先端面42bは、規制面42aと直交状
をなしている。また、ヒンジ側保持部42の前記ガイド
面42cは、規制面42aと先端面42bとのなす隅角
部に面取り状の斜面によって形成されている。
【0037】ところで、前記扉体20の閉鎖時(図3参
照)において、前記内ガラス板32が弾性片28Aで反
ヒンジ方向(図3において右方)へ移動、すなわち押動
されている状態(図5中、二点鎖線32A参照)では、
内ガラス板32が前記ヒンジ側保持部42の規制面42
aに対し反ヒンジ方向へ僅かに離れている。そして、図
5に実線32で示すように、前記内ガラス板32が弾性
片28Aの弾性変形を利用して左方へ移動されたときに
は、内ガラス板32のヒンジ側端部(左端部)における
前側隅角部が、ガイド面42cによって案内されて、規
制面42aとそれに平行する後側溝壁面26a1との間
に挿入される(図5中、実線32参照)。この状態で
は、ベース枠5に設けたヒンジ側保持部42の規制面4
2aによって、内ガラス板32のヒンジ側端部(左端
部)がその板厚方向の一方向すなわち前方に関して保持
される。このため、内ガラス板32のヒンジ側端部(左
端部)の前方への移動が規制される。
【0038】次に、開閉側保持手段50を説明する。上
下の開閉側保持手段50は、同一構成をなすものである
から、下側の開閉側保持手段50について説明し、上側
の開閉側保持手段50についての説明は省略する。図6
は開閉側保持手段の周辺を示す平断面図、図11は同じ
く斜視図である。図6および図11に示すように、開閉
側保持手段50は、前記ベース枠5の反ヒンジ側枠部
(右側枠部)5Bにほぼ四角形ブロック状に突出された
保持部(第1の反ヒンジ側保持部ともいう)52を備え
ている。その保持部52は、前記ガラス板装着枠26の
右側枠材29における上部に対応するように配置されて
いる。
【0039】図11に示すように、前記ガラス板装着枠
26の右側枠材29には、前記内側の装着溝26aの溝
底部を枠外に開口する開口孔(第1の反ヒンジ側開口孔
ともいう)29aが形成されている。その開口孔29a
は、前記扉体20の閉鎖時(図3参照)において、前記
第1の反ヒンジ側保持部52の先端部を相対的に挿入可
能に形成されている。なお、第1の反ヒンジ側開口孔2
9aは本明細書でいう「開口部」に相当する。
【0040】図11に示すように、前記第1の反ヒンジ
側保持部52には、ガイド面52aが形成されている。
そのガイド面52aは、前記扉体20の閉鎖時(図3参
照)において、前記ガラス板装着枠26の右側枠材29
における第1の反ヒンジ側開口孔29a内に挿入され
る。その時、ガイド面52aは、右側枠材29における
内側の装着溝26aの溝底部の後半部を斜めに横切るよ
うに形成されている(図6参照)。
【0041】ところで、前記扉体20の開放時(図4参
照)においては、前記内ガラス板32が前記弾性片28
Aで反ヒンジ方向(図4において右方)へ付勢されてい
る。その状態から扉体20が閉鎖し終える直前におい
て、内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)におけ
る後側隅角部が、第1の反ヒンジ側保持部52のガイド
面52aに当接する。そして、図6に示すように、扉体
20が閉鎖されるにともない、内ガラス板32の反ヒン
ジ側端部(右端部)が、第1の反ヒンジ側保持部52の
ガイド面52a(図11参照)を摺動する。これにとも
ない、その内ガラス板32が弾性片28Aの弾性変形を
利用してヒンジ側すなわち左方へ移動される。さらに、
扉体20の閉鎖が完了すると、第1の反ヒンジ側保持部
52のガイド面52aによって、内ガラス板32の反ヒ
ンジ側端部(右端部)が、その板厚方向の一方向すなわ
ち後方に関して保持される。このため、内ガラス板32
の反ヒンジ側端部(右端部)の後方への移動が規制され
る。なお、このとき、内ガラス板32の反ヒンジ側端部
(右端部)は、ガラス板装着枠26の右側枠材29にお
ける装着溝26aの前側溝壁面26b1に押さえつけら
れる。
【0042】次に、可動保持手段60を説明する。可動
保持手段60は、前記施錠装置16の施錠動作および解
錠動作を利用して前記内ガラス板32に対する係合およ
びその係合を解除する構成となっている。図7は可動保
持手段の周辺を示すもので、図2のVII−VII線断
面図、図12は可動保持手段の周辺を示す分解斜視図、
図13は施錠装置のスライドプレートと扉施錠用フック
との関係を示す説明図、図14は施錠装置のスライドプ
レートと可動保持手段との関係を示す説明図である。
【0043】まず、前記施錠装置16を述べる。施錠装
置16は、周知(例えば、特開平11−262569号
公報等参照)のものであるから簡単に説明する。図7に
示すように、施錠装置16は、前記ベース枠5の右側枠
部5Bの裏面側に配置されたベースプレート17と、そ
のベースプレート17に対し上下方向へスライド可能に
重ね合わされたスライドプレート18とを備えている
(図13参照)。スライドプレート18は、スプリング
(図示省略)の弾性によって常には上方へ付勢されてい
る。スライドプレート18には、前記扉支持体21に配
置された前記扉施錠用フック25に対応する係合孔18
aが形成されている(図12および図13参照)。な
お、係合孔18aと扉施錠用フック25とは、特開平1
1−262569号公報のものと同様に逆配置、すなわ
ち扉支持体21に係合孔18aを設け、スライドプレー
ト18に扉施錠用フック25を配置してもよい。
【0044】図12および図13に示すように、前記扉
施錠用フック25は、その先端部に前上がり後下り状に
傾斜する傾斜縁25aと、この傾斜縁25aの上端に段
付状に連続する段付部25bとを有している。なお、扉
施錠用フック25は、本明細書でいう「扉施錠用部材」
に相当する。
【0045】ところで、扉体20を開放状態(図4参
照)から閉鎖(図3参照)すると、扉施錠用フック25
の傾斜縁25aが、施錠装置16のスライドプレート1
8の係合孔18aの上端縁18a1(図12参照)に当
接する(図13中、二点鎖線25a1参照)。そして、
扉体20が閉鎖されていくにともない、扉施錠用フック
25の傾斜縁25aによってスライドプレート18がス
プリング(図示省略)の弾性変形を利用して上動され
る。
【0046】前記扉体20の閉鎖が完了すると、扉施錠
用フック25の傾斜縁25aの頂部をスライドプレート
18の係合孔18aの上端縁18a1が相対的に乗り越
える。これによって、スライドプレート18がスプリン
グの弾性によって下動されることで、そのスライドプレ
ート18が扉施錠用フック25の段付部25bに係合す
る(図13中、実線25参照)。すると、扉施錠用フッ
ク25がスライドプレート18によってロックされる結
果、ベース枠5に対し扉体20が閉鎖状態に施錠され
る。
【0047】また、ベース枠5に設けられた鍵孔5b
(図1参照)に対し鍵(図示省略)を挿入して、その鍵
を回動操作することにより、スライドプレート18を上
動させることができる。これによって、扉施錠用フック
25に対するスライドプレート18の係合を解除すなわ
ち解錠することができる。なお、スライドプレート18
は本明細書でいう「施錠装置の作動部材」に相当する。
【0048】図7に示すように、可動保持手段60は、
前記ベース枠5の右側枠部5Bの裏面側に支軸61によ
って回転可能に支持されたレバー状の可動部材62を備
えている。図12に示すように、前記可動部材62の左
端部には、ほぼチャンネル状の保持溝65を有する保持
部(第2の反ヒンジ側保持部ともいう)64が形成され
ている。その保持部64は、前記ガラス板装着枠26の
左側枠材28における上下方向の中央部に対応するよう
に配置されている。
【0049】図12に示すように、前記ガラス板装着枠
26の右側枠材29には、前記内側の装着溝26aの溝
底部を枠外に開口する開口孔(第2の反ヒンジ側開口孔
ともいう)29bが形成されている。その開口孔29b
は、前記可動部材62の保持部64を相対的に挿入可能
に形成されている。なお、第2の反ヒンジ側開口孔29
bは本明細書でいう「開口部」に相当する。
【0050】前記可動部材62の保持部64の保持溝6
5は、前記内ガラス板32の板厚32t(図7参照)に
等しい溝幅65w(図12参照)で形成されている。保
持溝65の開口側端部65aは、溝幅を次第に広げるよ
うにほぼテーパ状に面取りされている。このため、保持
部64が内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)に
相対的に挿入し易くなっている。
【0051】ところで、前記扉体20の閉鎖時(図3参
照)においては、図7に実線64で示すように、ガラス
板装着枠26の右側枠材29における第2の反ヒンジ側
開口孔29b(図12参照)内に、可動部材62の保持
部64が位置(この位置を係合位置という)される。こ
のとき、その保持部64が内ガラス板32の反ヒンジ側
端部(右端部)に係合する。すなわち、保持部64の保
持溝65内に内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端
部)が相対的に挿入される(図7参照)。この状態で
は、可動部材62の保持部64によって、内ガラス板3
2の反ヒンジ側端部(右端部)がその板厚方向の両方向
すなわち前方および後方に関して保持される。このた
め、内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)の前方
および後方への移動が規制される。
【0052】図12および図14に示すように、前記可
動部材62の右端部には、前方に突出する連動ピン67
が設けられている。また、前記スライドプレート18に
は、連動ピン67に対応しかつ左右方向に延びる長孔1
8bが形成されている。その長孔18b内には、連動ピ
ン67が左右方向に移動可能に係合されている。
【0053】前記スライドプレート18の下動時には、
図14に実線62で示すように、可動部材62が係合位
置におかれ、第2の反ヒンジ側保持部64が内ガラス板
32の反ヒンジ側端部(右端部)に係合される。また、
スライドプレート18の上動時には、図14に二点鎖線
62で示すように、可動部材62が係合位置から図14
において左回り方向(図14中、矢印Y1参照)に回動
される。これにより、第2の反ヒンジ側保持部64が、
内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)から外れ
て、その内ガラス板32に対する係合が解除される。な
お、第2の反ヒンジ側保持部64の係合解除位置を退避
位置という。また、再び、スライドプレート18が下動
すると、図14に実線で示すように、可動部材62が退
避位置から図14において右回り方向(図14中、矢印
Y2参照)に回動される。これにより、第2の反ヒンジ
側保持部64が、内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右
端部)に係合される。
【0054】上記した遊技盤7において、扉体20が図
4に示す開放状態にあるときには、ガラス板装着枠26
の左側枠材28に形成した弾性片28Aの弾性によっ
て、内ガラス板32が反ヒンジ方向すなわち右方へ付勢
されている。
【0055】そして、扉体20が図4に示す開放状態か
ら図3に示すように閉鎖されたときには、各保持手段4
0,50,60(図5〜図7参照)によって、内ガラス
板32が次に述べるように保持される。すなわち、ヒン
ジ側保持手段40(図5参照)においては、ヒンジ側保
持部42の先端部が、ガラス板装着枠26の左側枠材2
8のヒンジ側開口孔28aに挿入されていく。
【0056】また、開閉側保持手段50(図6参照)に
おいては、第1の反ヒンジ側保持部52のガイド面52
aが、ガラス板装着枠26の右側枠材29における第1
の反ヒンジ側開口孔29aに相対的に挿入されていく。
すると、そのガイド面52aに内ガラス板32の反ヒン
ジ側端部(右端部)が当接する。そして、扉体20の閉
鎖にともない、内ガラス板32がガラス板装着枠26の
左側枠材28の弾性片28A(図10参照)の弾性変形
を利用してヒンジ側へ移動される。
【0057】その後、扉体20の閉鎖が完了したとき
(図3参照)には、内ガラス板32が弾性片28Aの弾
性変形を利用してヒンジ側へ移動された状態となる(図
5中、実線32参照)。この状態で、内ガラス板32の
反ヒンジ側端部(右端部)が、開閉側保持手段50にお
ける第1の反ヒンジ側保持部52によって、前に述べた
ようにして保持される(図6参照)。これにより、内ガ
ラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)の後方への移動
が規制される。
【0058】また、ヒンジ側へ移動された内ガラス板3
2のヒンジ側端部(左端部)は、ヒンジ側保持手段40
の保持部42によって、前に述べたようにして保持され
る(図3参照)。これにより、その内ガラス板32のヒ
ンジ側端部(左端部)の前方への移動が規制される。
【0059】また、可動保持手段60(図7参照)にお
いては、扉体20が閉鎖されるにともない、前にも述べ
たように、扉施錠用フック25の傾斜縁25aが、スラ
イドプレート18の係合孔18aの上端縁に当接する。
その後、扉体20の閉鎖位置への回動にともなって、扉
施錠用フック25の傾斜縁25aによって、スライドプ
レート18がスプリング(図示省略)の弾性変形を利用
して上動される。これにともない、連動ピン67が引上
げられることによって、可動部材62の保持部64が退
避位置へ移動される(図14中、二点鎖線64参照)。
その退避位置への保持部64の移動中に、内ガラス板3
2の反ヒンジ側端部(右端部)が、該保持部64の保持
溝65における前側片(図12に符号、64Aを付す)
と干渉することなく、その前側片64Aを通過する。こ
れにより、内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)
が、可動部材52の保持部64の保持溝65に対応する
位置へ移動する。
【0060】そして、扉体20が閉鎖を完了すると、扉
施錠用フック25の傾斜縁25aの頂部を、スライドプ
レート18の係合孔18aの上端縁が相対的に乗り越え
る。これによって、スライドプレート18がスプリング
の弾性によって下動されるため、扉施錠用フック25が
ロックされる。これにともない、連動ピン67が押し下
げられることによって、可動部材62の保持部64が係
合位置へ移動される(図14中、実線64参照)。した
がって、内ガラス板32の反ヒンジ側端部(右端部)
は、可動部材62の保持部64によって、前に述べたよ
うにして保持される(図7参照)。これにより、内ガラ
ス板32の反ヒンジ側端部(右端部)の前後両方向への
移動が規制される。
【0061】また、ベース枠5に設けられた鍵孔5b
(図1参照)に対し鍵(図示省略)を挿入して、その鍵
を回動操作することにより、扉施錠用フック25に対す
るスライドプレート18の係合を解除いわゆる解錠され
る。すると、上記と逆順によって、内ガラス板32に対
する可動保持手段60の可動部材62の保持部64によ
る保持が解放される。続いて、扉体20が開かれること
によって、上記と逆順によって、内ガラス板32に対す
るヒンジ側保持手段40および開閉側保持手段50の保
持部42,52による保持が解放される。
【0062】上記した遊技盤7によると、扉体20の閉
鎖時(図3参照)には、ヒンジ側保持手段40(図5参
照)によって、前にも述べたように、内ガラス板32の
ヒンジ側端部(左端部)がその板厚方向の少なくとも一
方向すなわち前方に関して保持される。これにより、パ
チンコ機1の遊技盤面7aと内ガラス板32との間の距
離を拡大方向に関して一定に保つことができるので、パ
チンコ球の流れが安定化される。したがって、球噛み現
象の発生を防止することができる。
【0063】また、開閉側保持手段50(図6参照)に
よって、前にも述べたように、内ガラス板32の反ヒン
ジ側端部(右端部)がその板厚方向の少なくとも一方向
すなわち後方に関して保持される。これにより、パチン
コ機1の遊技盤面7aと内ガラス板32との間の距離を
縮小方向に関して一定に保つことができるので、パチン
コ球の流れが安定化される。したがって、ガラス板32
にパチンコ球が当たる頻度を低減することができる。
【0064】また、可動保持手段60(図7参照)によ
って、前にも述べたように、内ガラス板32の反ヒンジ
側端部(右端部)がその板厚方向の両方向すなわち前方
および後方に関して保持される。これにより、パチンコ
機1の遊技盤面7aと内ガラス板32との間の距離を縮
小方向および拡大方向に関して一定に保つことができる
ので、パチンコ球の流れが安定化される。したがって、
ガラス板32にパチンコ球が当たる頻度を低減するとと
もに球噛み現象の発生を防止することができる。
【0065】また、これらヒンジ側保持手段40、開閉
側保持手段50、可動保持手段60の相乗効果により、
遊技盤7の遊技盤面7a全体についてその遊技盤面7a
と内ガラス板32との間の距離を少なくとも拡大方向に
関して広範囲に一定に保つことができる。その結果、パ
チンコ球の流れを安定化し、球噛み現象の発生を防止す
ることができる。
【0066】また、ヒンジ側保持手段40の保持部42
は、扉体20のガラス板装着枠26の左側枠28の外部
からヒンジ側開口孔28a(図9参照)を通して、内ガ
ラス板32を直に保持することができる(図5参照)。
また、開閉側保持手段50の保持部52は、扉体20の
ガラス板装着枠26の右側枠材29の外部から第1の開
閉側開口孔29a(図11参照)を通して、内ガラス板
32を直に保持することができる(図6参照)。また、
可動保持手段60の可動部材62の保持部64は、扉体
20のガラス板装着枠26の右側枠材29の外部から第
2の開閉側開口孔29a(図12参照)を通して、内ガ
ラス板32を直に保持することができる(図7参照)。
【0067】また、扉体20の閉鎖時(図3参照)に
は、前にも述べたように、内ガラス板32のヒンジ側端
部(左端部)と反ヒンジ側端部(右端部)とを、それぞ
れの保持手段40,50,60の保持部42,52,6
4によって個々に保持することができる。
【0068】また、扉体20の閉鎖時には、前にも述べ
たように、開閉側保持手段50の保持部52(図6参
照)が、内ガラス板32を弾性片28A(図10参照)
の弾性変形を利用して移動させることにより、該内ガラ
ス板32を他方の保持手段であるヒンジ側保持手段40
(図5参照)の保持部42に係合させる。また、扉体2
0の開放時には、前にも述べたように、内ガラス板32
に対する前記開閉側保持手段50の保持部52による移
動力が解除される。これにより、内ガラス板32は弾性
片28Aの弾性復元力によって元の位置に移動され、ヒ
ンジ側保持手段40の保持部42に対する係合を解除す
る。したがって、ヒンジ側保持手段40の保持部42に
対する内ガラス板32の係合およびその係合の解除のた
めに必要な操作を省略することができる。
【0069】また、施錠装置16(図7参照)のスライ
ドプレート18の施錠動作に連動して、可動保持手段6
0の保持部材62の保持部64を内ガラス板32に係合
させることができる。また、施錠装置16のスライドプ
レート18の解錠動作に連動して、内ガラス板32に対
する前記保持部材62の保持部64の係合を解除するこ
とができる。したがって、内ガラス板32に対する保持
部材62の保持部64の係合およびその係合の解除のた
めに必要な操作を省略することができる。
【0070】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明は、パチンコ機1以外の
遊技機に適用することも可能である。また、ガラス板装
着枠26に支持されるガラス板32の枚数は、1枚ある
いは3枚以上であってもよい。また、各保持手段40,
50,60のうち、1つ又は2つの保持手段は省略する
ことができる。また、各保持手段40,50,60は増
加することもできる。また、各保持手段40,50,6
0は、ガラス板装着枠26の外部から前記開口孔28
a,29a,29bを通さずに、内ガラス板32を保持
することも考えられる。また、弾性片28Aには、別設
の板ばね、ゴム製等の弾性部材を使用することができ
る。また、弾性片28Aは、省略することもできる。ま
た、弾性片28Aは、内ガラス板32をヒンジ方向に付
勢するように設けてもよい。また、可動保持手段60の
可動部材62は、施錠装置16のスライドプレート18
に対する連動を解除して単独で操作可能に構成すること
もできる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
扉体の閉鎖時には、遊技機本体に設けた保持手段によっ
て、透視板がその板厚方向の少なくとも一方向に関して
保持されるものであるから、遊技盤の遊技盤面と透視板
との間の距離を縮小方向と拡大方向のうち少なくとも一
方向に関して一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態にかかるパチンコ機を
扉体の開放状態で示す斜視図である。
【図2】扉体を省略して示すパチンコ機の正面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】扉体を開いた状態を示す図3に準じる断面図で
ある。
【図5】ヒンジ側保持手段を示す平断面図である。
【図6】開閉側保持手段の周辺を示す平断面図である。
【図7】可動保持手段の周辺を示すもので、図2のVI
I−VII線断面図である。
【図8】扉体の背面図である。
【図9】ヒンジ側保持手段を示す斜視図である。
【図10】弾性手段を一部破断して示す斜視図である。
【図11】開閉側保持手段を示す斜視図である。
【図12】可動保持手段の周辺を示す分解斜視図であ
る。
【図13】施錠装置のスライドプレートと扉施錠用フッ
クとの関係を示す説明図である。
【図14】施錠装置のスライドプレートと可動保持手段
との関係を示す説明図である。
【図15】従来例にかかるパチンコ機を示す平断面図で
ある。
【図16】パチンコ機の遊技盤とガラス板との関係を示
すもので、図15のXVI−XVI線に相当する断面図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 2 遊技機本体 7 遊技盤 7a 遊技盤面 16 施錠装置 18 スライドプレート(錠部材) 20 扉体 22 ヒンジ機構 25 扉施錠用フック(扉施錠用部材) 26 ガラス板装着枠(透視板装着枠) 28 左側枠材 28A 弾性片(弾性手段) 28a 開口孔(開口部) 29 右側枠材 29a 開口孔(開口部) 29b 開口孔(開口部) 32 内ガラス板(透視板) 40 ヒンジ側保持手段 42 ヒンジ側保持部 50 開閉側保持手段 52 反ヒンジ側保持部 60 可動保持手段 62 可動部材 64 反ヒンジ側保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体と扉体とを備え、 前記遊技機本体には、遊技盤面を前面に有する遊技盤が
    設けられ、 前記扉体は、前記遊技機本体の前面側に開閉可能に設け
    られ、 前記扉体には、透視可能な透視板が支持され、 前記扉体の閉鎖によって前記遊技盤の遊技盤面が前記透
    視板を透して視認可能となる遊技機において、 前記遊技機本体には、前記扉体の閉鎖時に前記透視板を
    その板厚方向の少なくとも一方向に関して保持する保持
    手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記扉体は、前記透視板を装着する装着
    溝を有する透視板装着枠を備え、 前記透視板装着枠には、前記装着溝を枠外に開口する開
    口部を設け、 前記保持手段は、前記透視板装着枠の外部から前記開口
    部を通して前記透視板を保持可能な保持部を備えてい
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記扉体は、前記遊技機本体にヒンジ機
    構を介して開閉可能に設けられ、 前記保持手段は、前記遊技機本体のヒンジ側に配置され
    たヒンジ側保持手段と、前記遊技機本体の反ヒンジ側に
    配置された開閉側保持手段とを備え、 前記ヒンジ側保持手段は、前記扉体の閉鎖時に前記透視
    板のヒンジ側端部に係合して該端部の板厚方向の少なく
    とも一方向への移動を規制可能な保持部を備え、 前記開閉側保持手段は、前記扉体の閉鎖時に前記透視板
    の反ヒンジ側端部に係合して該端部の板厚方向の少なく
    とも一方向への移動を規制可能な保持部を備えている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記透視板をヒンジ方向または反ヒンジ
    方向に付勢する弾性手段が設けられ、 前記開閉側保持手段と前記ヒンジ側保持手段のうち、前
    記弾性手段による透視板の付勢方向とは反対側に配置さ
    れる一方の保持手段の保持部は、前記扉体の閉鎖時に前
    記透視板を前記弾性手段の弾性変形を利用して移動させ
    ることにより該透視板を他方の保持手段の保持部に係合
    させる構成とした、 ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機本体の反ヒンジ側には、前記
    扉体に設けられた扉施錠用部材を該扉体の閉鎖時に施錠
    可能でかつ開放時に解錠可能な錠部材を備えた施錠装置
    が配置されており、 前記保持手段は、前記遊技機本体に配置された可動保持
    手段を備え、 前記可動保持手段は、前記施錠装置の錠部材の施錠動作
    に連動して前記透視板に係合して該端部の板厚方向の少
    なくとも一方向への移動を規制可能で、かつ、前記錠部
    材の解錠動作に連動して前記透視板に対する係合を解除
    可能な保持部を有する保持部材を備えている、 ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    遊技機。
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