JPH11319263A - 遊技機の前面枠軸支構造 - Google Patents

遊技機の前面枠軸支構造

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JPH11319263A
JPH11319263A JP15840498A JP15840498A JPH11319263A JP H11319263 A JPH11319263 A JP H11319263A JP 15840498 A JP15840498 A JP 15840498A JP 15840498 A JP15840498 A JP 15840498A JP H11319263 A JPH11319263 A JP H11319263A
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lock plate
bearing hole
protruding shaft
outer frame
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JP15840498A
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Nobuo Matsubara
信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外枠に対して前面枠をいかなる方向からでも
容易かつ安全に取り付け、又は取り外しできるようにし
て作業性を高めることができるような遊技機の前面枠軸
支構造を提供する。 【解決手段】 外枠1の一側の上下に固定金具11,3
9を固着し、前面枠2の一側の上下に固着した可動金具
12,40の水平板部20,46を固定金具11,39
の突軸を介して連結することにより前面枠2を開閉可能
に軸支してなる遊技機において、前記可動金具12の水
平板部20に、一端を開口して固定金具11の突軸17
の挿入部25とした軸受孔26を形成すると共に、該軸
受孔26を開閉するロック板28を摺動自在に設け、該
ロック板28の摺動により突軸17を軸受孔26に係脱
自在に軸支するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機又はス
ロットマシン等の遊技機の外枠に対して前面枠を容易に
軸支し得るようにした遊技機の前面枠軸支構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、スロットマシン等の遊技機
においては、各種遊技機器の点検や修理のため外枠に対
して前面枠が開閉可能に軸支されている。また、必要に
応じて外枠から前面枠を取り外せるように係脱自在に軸
支されている。
【0003】このような遊技機では、工場での組立て製
造時や遊技場の取付台に設置する場合に外枠に対して前
面枠を容易に組付けることができるようにこれまで種々
の軸支構造が提案されている。
【0004】その一例として例えば特開平9−4755
5号公報に開示されるように前面枠上部の蝶着部上面に
支軸を立設し、外枠上部の蝶着部に左右の方向に軸係入
口を開設する軸受部を設け、前面枠を水平移動させなが
ら支軸を軸係入口を通して軸受部に嵌入させることによ
り、前面枠を開閉可能に軸支するように構成されたもの
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の前面枠
軸支構造は、前面枠の重量を支えた状態で上下の支軸を
同時に軸受部に嵌め合わせるようにした一般的な軸支構
造のものと比較した場合、前面枠の重量を支えた状態で
の組付け作業が回避できて、体力面或いは安全面で有利
性があるものの、軸受部及び該軸受部に支軸を嵌入させ
るための軸係入口が外枠側に固定的に設けられているた
め、外枠に対する前面枠の取り付け並びに取り外し方向
が必然的に制約されることになって工場での組立て時や
遊技場での設置時の作業性が悪いという問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、一般的な軸支構
造の有する問題点を解決すると共に、外枠に対して前面
枠をいかなる方向からでも容易かつ安全に取り付け、又
は取り外しできるようにして作業性を高めることができ
るような遊技機の前面枠軸支構造を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、外枠の一側の上下に固定金具を固着
し、前面枠の一側の上下に固着した可動金具の水平板部
を固定金具の突軸を介して連結することにより前面枠を
開閉可能に軸支してなる遊技機において、前記可動金具
の水平板部に、一端を開口して固定金具の突軸の挿入部
とした軸受孔を形成すると共に、該軸受孔を開閉するロ
ック板を摺動自在に設け、該ロック板の摺動により突軸
を軸受孔に係脱自在に軸支するようにしたものである。
【0008】前記突軸の軸支状態を確固と維持するため
に、前記ロック板に突軸を係脱自在に軸支する切欠溝を
設けるのが好ましい。
【0009】また、突軸を軸受孔にワンタッチで軸支で
きるように、前記ロック板を付勢部材により常に軸受孔
を閉塞する位置に付勢するのが好ましい。
【0010】さらに、前記ロック板を円滑に摺動させる
ために、可動金具の水平板部の側縁に上方へ突出するフ
ランジ部を設けてロック板の収納空間を形成するのが好
ましく、またフランジ部には固定金具の突軸を可動金具
の軸受孔に容易に進入させるための幅広の切欠開口部を
設けるとよい。
【0011】また、軸受孔と突軸との係合を容易にする
ため、前記ロック板の突軸が衝合する部分を軸受孔に向
けて傾斜するガイド部として形成するのが好ましい。
【0012】このように構成することにより、外枠の固
定金具の突軸を前面枠の可動金具の軸受孔に進入させる
と共に、突軸をロック板に衝合させて該ロック板を摺動
させながら突軸と軸受孔とを係合させることにより、外
枠に対して前面枠を容易に軸着することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明が適用される
遊技機としてのパチンコ機の正面図、図2は図1の一部
分解斜視図である。図において、1はパチンコ機の外
枠、2は外枠1の一側上下においてヒンジ機構3によっ
て開閉可能に装着された前面枠である。前面枠2は、合
成樹脂又はベニヤ等の木材によってほぼ中央に窓孔4を
有する額縁状に形成されており、該窓孔4の後部に遊技
盤5が取り付けられている。また、前面枠2の窓孔4の
一側にはガラス扉枠6と前面板7とが開閉自在に装着さ
れており、その前面板7の前面に上球皿8が取り付けら
れている。一方、前面枠2の下部には上球皿8に充満し
てオーバーフローする余剰のパチンコ球を留める下球皿
9と打球発射用の操作ハンドル10が設けられている。
【0014】前記したヒンジ機構3は、上部ヒンジ機構
3aと下部ヒンジ機構3bとから構成されている。上部
ヒンジ機構3aは図2に示すように外枠1の外側の上部
隅部に固着される上部固定金具11と、前面枠2の上部
に固着される上部可動金具12とから成る。
【0015】前記上部固定金具11は、金属板をL字形
に屈曲させて形成し、図2に示すようにその水平板部1
3を外枠1の上面に沿わせ、他方の垂直板部14を外枠
1の外側面に沿わせてそれぞれねじ15により固定され
ており、水平板部13には外枠1の上面端部から前方に
突出する抑止片部16を設けて該抑止片部16の先端下
面に突軸17を下向きに植設している。
【0016】一方、上部可動金具12は図3ないし図5
に示すように金属板を屈曲させて前面枠2の背面に添わ
せる取付片部18と前面枠2の上面端部の切込部19に
添わせる水平板部20とによりL字形に形成されてお
り、前面枠2の前面側から裏面側に貫通するねじ21を
取付片部18の透孔22に通してナット23で締付け固
定される。
【0017】前記水平板部20は、端部を前面枠2の前
面より前方に延長して突出部20aとし、その突出部2
0aの前縁を図3に示すように上部固定金具11の抑止
片部16と相対向するように円弧状に形成すると共に、
水平板部20の側縁に沿って上方へ突出するフランジ部
24を設けている。このフランジ部24は、前面枠2の
切込部19の深さとほぼ一致する高さとされており、こ
のフランジ部24によって水平板部20の補強及び上部
固定金具11の抑止片部16と上部可動金具12の水平
板部20との間に後述するロック板28の収納空間49
を形成している。
【0018】また、前記水平板部20の突出部20aに
は上部固定金具11の突軸17と対向する縁部を開口し
て該突軸17の挿入部25とした長溝状の軸受孔26を
取付片部18と平行状に設け、フランジ部24には突軸
17を軸受孔26の挿入部25に容易に進入させるため
の幅広の切欠開口部27を設けている。前記軸受孔26
は突軸17の直径とほぼ同じ溝幅として形成されてい
る。
【0019】28は前記上部可動金具12の水平板部2
0の上面に設けられる平板状のロック板である。このロ
ック板28は、これに形成されたガイド長孔30,31
を水平板部20の透孔32にカシメ着された装着ピン3
3,34内に遊嵌することにより前面枠2と直交する方
向であり、かつ軸受孔26を開放する位置と閉塞する位
置とに摺動自在に設けられている。また、ロック板28
の先端部分には図5に示すように上部固定金具11の突
軸17と係合可能な切欠溝29が形成されている。そし
て、付勢部材として設けたコイルばね35を装着ピン3
4とロック板28のばね掛け部36間に掛け渡して常に
ロック板28を挿入部25を閉塞する位置に付勢してい
る。このとき、切欠溝29が軸受孔26に臨んで該切欠
溝29に突軸17が係合可能なようになっている。ま
た、ロック板28の突軸17が当接する側面部分は該突
軸17の衝合によるロック板28の摺動を円滑にするた
めテーパー状に傾斜するガイド部37として形成されて
いる。38はロック板28の後端に設けた操作片部であ
る。なお、前記上部可動金具12の収納空間49は、ロ
ック板28の摺動を円滑に行わせるのに役立つ。
【0020】一方、前記下部ヒンジ機構3bは、図2に
示すように外枠1の内側の下部隅部に取り付ける下部固
定金具39と前面枠2の下部に取り付ける下部可動金具
40とから成る。下部固定金具39は、外枠1の内側面
に添設してねじ止め41される取付片部42と前方に延
びる水平な支持片部43とによりL字形に屈曲形成さ
れ、該支持片部43の上面に突軸44が上向きに植設さ
れている。また、下部可動金具40は、前面枠2の背面
に添設してねじ止め48される取付片部45と前面枠2
の下面に添設する水平板部46とによりL字形に屈曲形
成され、前面枠2の前方に突出する水平板部46の突出
部に前記下部固定金具39の突軸44に嵌入する貫通孔
47が設けられている。
【0021】本発明の前面枠軸支構造は上記のように構
成されるもので、外枠1に前面枠2を軸支するには、先
ず外枠1の下部固定金具39の支持片部43に前面枠2
の下部可動金具40の水平板部46を上方から臨ませて
貫通孔47を突軸44に嵌入することにより下部固定金
具39と下部可動金具40とを相互に軸支する。
【0022】次に、この状態で図7実線のように前面枠
2を任意の角度に開放した状態で外枠1の上部固定金具
11に対し前面枠2の上部可動金具12を接近させ、図
7鎖線で示すように該上部可動金具12の軸受孔26の
挿入部25を上部固定金具11の突軸17に臨ませて該
突軸17とロック板28とを衝合させる。このとき、フ
ランジ部24の切欠開口部27の形成によって前面枠2
がいかなる開放角度であっても挿入部25を突軸17に
対し容易に臨ませることができる。
【0023】そして、上部固定金具11の突軸17と上
部可動金具12のロック板28とを衝合させた状態で前
面枠2を外枠1側に押し込むと、図8に示すようにロッ
ク板28の傾斜状のガイド部37によって該ロック板2
8がコイルばね35の付勢に抗して無理なく滑らかに後
方向に摺動し、さらに突軸17が軸受孔26の奥端部に
到達するまで前面枠2を押し込むことでロック板28の
切欠溝29と突軸17とが一致し、同時にロック板28
が突軸17による押圧から開放されてコイルばね35の
付勢により前方向に摺動して図7に示す元の位置に復帰
する。これによって、図9に示すように突軸17にロッ
ク板28の切欠溝29が係合することになり、上部固定
金具11の突軸17が上部可動金具12の軸受孔26か
ら外れないようにロックされることになってその軸支状
態が確固と維持され前面枠2はヒンジ機構3を支点にし
て外枠1に開閉自在に軸支される。
【0024】また、このようにして軸支された前面枠2
を外枠1から取外すには、前面枠2を外枠1に対して任
意の角度に開放し、図10に示すようにロック板28を
操作片部38を介してコイルばね35の付勢に抗して後
方に摺動させる。そして、該ロック板28の切欠溝29
と突軸17との係合を解除して該突軸17を軸受孔26
から外した後、前面枠2を上方に持ち上げて下部可動金
具40の貫通孔47を下部固定金具39の突軸44から
外すことによって簡単に達せられる。
【0025】なお、前記した前面枠2の上部可動金具1
2を前面枠2の下部可動金具として使用するようにして
もよい。この場合、上部可動金具は上部固定金具11の
突軸17に嵌入する貫通孔が設けられた一般的なもので
よい。また、前面枠2の上下部の両方に前記可動金具1
2を使用するようにしてもよい。この場合、前面枠2を
横方向へ水平移動させることで外枠に対し軸支すること
ができるので、ロボットによる組付けが容易に可能とな
る。
【0026】図11は本発明が適用される遊技機として
の第2実施の形態のパチンコ機の一部分解斜視図であ
る。この第2実施の形態のパチンコ機が第1実施の形態
のパチンコ機と異なるところは、主として上部可動金具
と下部可動金具の構造であるため、第1実施の形態と同
じ構造のものは同一符号を付して示している。これにつ
いて説明すると、第2実施の形態のパチンコ機における
上部可動金具12aは、図12ないし図16に示すよう
に水平板部20に形成される軸受孔50の全体形状がほ
ぼL字形に形成されており、突軸17の挿入部51から
斜め前方に向けて屈曲する部分に突軸17が嵌入して軸
支されるようになっている。
【0027】52はロック板であり、該ロック板52は
金属板をL字形に屈曲して形成し、その水平部53を上
部可動金具12aの水平板部20の上面に添わせ、これ
に形成されたガイド長孔54を水平板部20の透孔5
5,55にカシメ着された装着ピン56,56内に遊嵌
することにより前面枠2と平行な方向に摺動自在であ
り、かつその前側端縁で軸受孔50を開閉するように設
けられている。そして、上部可動金具12aの水平板部
20に形成された開口溝57内の支持突起58に付勢部
材としてのコイルばね59の一端を嵌挿し、他端をロッ
ク板52のばね受部60に当接させて該ロック板52を
図15実線で示す軸受孔50を閉塞する位置に付勢する
ようになっている。
【0028】また、前記ロック板52の水平部53であ
り、突軸17が衝合する部分には円弧状のガイド部61
を有する突部62が一体に形成されている。この突部6
2のガイド部61は突軸17を軸受孔50に円滑に嵌入
させるように機能する。また、ロック板52のL字形に
屈曲された他方の垂直部63は上部可動金具12aの取
付片部18に沿うように位置されており、この垂直部6
3には操作片64と取付片部18の透孔22にねじ21
を通すための開口部65が形成されている。また、前面
枠2の切込部19にはコイルばね59の下側を受け入れ
る凹溝66が形成されている。
【0029】一方、下部可動金具40aは図17ないし
図21に示すように、前面枠2の背面に添わせる取付片
部67と前面枠2の下面端部の切込部68に添わせる水
平板部69とによりL字形に形成されており、前面枠2
の前面側から背面側に貫通するねじ70,70を取付片
部67の透孔71,71に通してナット72,72で締
付け固定される。
【0030】前記水平板部69は、前面枠2の切込部6
8とほぼ等しい肉厚に形成されており、その裏面の凹部
73底面にL字形形状の軸受孔74が掘設されている。
この軸受孔74は凹部73の側壁を開口して下部固定金
具39の突軸44の挿入部75とされており、該挿入部
75から斜め前方に向けて屈曲する部分に突軸44が嵌
入して軸支されるようになっている。
【0031】76は前記凹部73内に設けられた平板状
のロック板であり、該ロック板76はこれに形成された
ガイド長孔77,77を凹部73底面の凹孔78,78
にカシメ着された装着ピン79,79内に遊嵌すること
により前面枠2と平行な方向に摺動自在であり、かつそ
の前側端縁で軸受孔74を開閉し得るように設けられて
いる。そして、凹部73に形成された開口溝80内の支
持突起81に付勢部材としてのコイルばね82の一端を
嵌挿し、他端をロック板76のばね受部87に当接させ
て該ロック板76を図21実線で示す軸受孔74を閉塞
する位置に付勢するようになっている。
【0032】また、前記ロック板76の突軸44が衝合
する先端部分には軸受孔74に向けて傾斜するガイド部
83を有する突部84が一体に形成されており、他側縁
には凹部73の他側面に形成された開口部85から後方
へ突出する操作片部86が設けられている。
【0033】この第2実施の形態のパチンコ機の前面枠
2を外枠1に軸支するには図20実線で示すように下部
固定金具39の支持片部43上面に下部可動金具40a
の端部を載置し、軸受孔74の挿入部75を下部固定金
具39の突軸44に臨ませて該突軸44とロック板76
の突部84とを衝合させると共に、図15実線のように
上部固定金具11の突軸17と上部可動金具12aのロ
ック板52の突部62とを衝合させる。そして、この状
態で前面枠2を外枠1側に水平に押し込む。これによっ
て下部固定金具39の突軸44が突部84の傾斜状のガ
イド部83に沿って軸受孔74に嵌入し、同時にロック
板76が突軸44による押圧から開放されてコイルばね
82の付勢により図20に示すように前方向に摺動し、
該ロック板76の前側端縁によって突軸44を軸受孔7
4から外れないようにロックする。一方、上部固定金具
11の突軸17が突部62の円弧状のガイド部61に沿
って軸受孔50に嵌入し、同時にロック板52が突軸1
7による押圧から開放されてコイルばね59の付勢によ
り図16実線のように前方向に摺動し、該ロック板52
の前側端縁によって突軸17を軸受孔50から外れない
ようにロックする。
【0034】このように、この第2実施の形態のパチン
コ機の場合、前面枠2を上方へ持ち上げることなく横方
向へ水平移動させることで前面枠2を外枠1に軸支する
ことができるためロボットによる組付けが容易にでき
る。また、上部可動金具12aのロック板52及び下部
可動金具40aのロック板76を前面枠2の押込み方向
に対して同一直線方向に摺動させるようにしたものであ
るから、前面枠2を外枠1に対して無理なく軽い押圧力
で軸支することができる。
【0035】そして、このようにして軸支された前面枠
2を外枠1から取外すには、前面枠2を外枠1に対して
任意の角度に開放し、上部可動金具12aの操作片64
に指を掛けてロック板52をコイルばね59の付勢に抗
して図16鎖線位置に摺動させることにより該ロック板
52の前側端縁と上部固定金具11の突軸17との係合
を解除して該突軸17を軸受孔50から外すと共に、下
部可動金具40aの操作片部86に指を掛けてロック板
76をコイルばね82の付勢に抗して図21鎖線位置に
摺動させることにより、該ロック板76と下部固定金具
39の突軸44との係合を解除することによって簡単に
達せられる。
【0036】なお、上記した説明では上部可動金具12
aのロック板52と下部可動金具40aのロック板76
の両方をそれぞれ摺動させて上部固定金具39の突軸4
4との係合を解除することにより前面枠2を外枠1から
取外すようにしているが、上部可動金具12aのロック
板52と上部固定金具11の突軸17との係合を解除し
た後、前面枠2を上方へ持ち上げて下部可動金具40a
の軸受孔34を下部固定金具39の突軸44から外すこ
とにより簡単に前面枠2を外枠1から取外すことができ
る。
【0037】また、前記説明した第2実施の形態の下部
可動金具40aを第1実施の形態のパチンコ機の下部可
動金具として使用するようにしてもよい。このように、
第1実施の形態のパチンコ機に下部可動金具40aを使
用することにより第1実施の形態のパチンコ機を第2実
施の形態のパチンコ機と同じように、前面枠2を持ち上
げることなく水平移動させることで該前面枠を外枠に軸
支することができる。
【0038】さらに、本実施の形態においては、パチン
コ機の前面枠に適用した場合について例示したが、例え
ば前面枠の上半部分を全幅にわたって覆うように構成さ
れた合成樹脂製のガラス板保持枠或いは上球皿が取り付
けられている前面板や下球皿が取り付けられている装飾
板であってもよい。また、遊技機としてパチンコ機を例
示したがスロットマシンであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る遊技機
の前面枠軸支構造は、前面枠の可動金具を外枠の固定金
具に押し込むだけのワンタッチ操作で外枠に対して前面
枠を容易に軸支することができる。
【0040】また、外枠の固定金具に突軸を設け、前面
枠の可動金具に突軸を側方から嵌入させるための軸受孔
を設けるようにしたので、外枠に対して前面枠をいかな
る方向からでも容易かつ安全に取り付け、又は取り外す
ことができ、工場での組立て時や遊技場での設置時の作
業性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される遊技機としての一例のパチ
ンコ機の正面図である。
【図2】図1のパチンコ機の一部分解斜視図である。
【図3】外枠と前面枠の上部ヒンジ機構部分の斜視図で
ある。
【図4】外枠の上部固定金具から前面枠の上部可動金具
を取り外した状態の斜視図である。
【図5】上部可動金具の分解斜視図である。
【図6】外枠と前面枠の上部ヒンジ機構部分の要部断面
図である。
【図7】上部固定金具に上部可動金具を軸支する前の状
態の一部平面図である。
【図8】上部固定金具に上部可動金具を軸支する直前の
状態の一部平面図である。
【図9】上部固定金具と上部可動金具の軸支状態を示す
一部平面図である。
【図10】上部固定金具から上部可動金具を取り外す状
態を示す一部平面図である。
【図11】本発明が適用される遊技機としての第2実施
の形態のパチンコ機の一部分解斜視図である。
【図12】上部可動金具の他の実施の形態を示すもの
で、外枠から前面枠を取り外した状態の斜視図である。
【図13】図12の上部可動金具の分解斜視図である。
【図14】図12の上部可動金具の軸支状態を示す要部
断面図である。
【図15】図12の上部可動金具を軸支する直前の作用
説明図である。
【図16】図12の上部可動金具の軸支状態を示す一部
平面図である。
【図17】下部可動金具の他の実施の形態を示すもの
で、外枠から前面枠を取り外した状態の斜視図である。
【図18】図17の下部可動金具の分解斜視図である。
【図19】図17の下部可動金具の軸支状態を示す要部
断面図である。
【図20】図17の下部可動金具を軸支する直前の作用
説明図である。
【図21】図17の下部可動金具の軸支状態を示す一部
裏面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前面枠 11 上部固定金具 12,12a 上部可動金具 17 上部固定金具の突軸 20 上部可動金具の水平板部 25,51,75 挿入部 26,50,74 軸受孔 28,52,76 ロック板 29 切欠溝 35,59,82 コイルばね(付勢部材) 39 下部固定金具 40,40a 下部可動金具 44 下部固定金具の突軸 46 下部可動金具の水平板部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠の一側の上下に固定金具を固着し、
    前面枠の一側の上下に固着した可動金具の水平板部を固
    定金具の突軸を介して連結することにより前面枠を開閉
    可能に軸支してなる遊技機において、 前記可動金具の水平板部に、一端を開口して固定金具の
    突軸の挿入部とした軸受孔を形成すると共に、該軸受孔
    を開閉するロック板を摺動自在に設け、 該ロック板の摺動により突軸を軸受孔に係脱自在に軸支
    するようにしたことを特徴とする遊技機の前面枠軸支構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ロック板に突軸を係脱自在に軸支す
    る切欠溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技
    機の前面枠軸支構造。
  3. 【請求項3】 前記ロック板を付勢部材により常に軸受
    孔を閉塞する位置に付勢するようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遊技機の前面枠軸支構造。
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