JP2824562B2 - 合成樹脂製パチンコ機の施錠装置 - Google Patents

合成樹脂製パチンコ機の施錠装置

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JP2824562B2
JP2824562B2 JP33422194A JP33422194A JP2824562B2 JP 2824562 B2 JP2824562 B2 JP 2824562B2 JP 33422194 A JP33422194 A JP 33422194A JP 33422194 A JP33422194 A JP 33422194A JP 2824562 B2 JP2824562 B2 JP 2824562B2
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稔 三輪
信明 鎌田
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株式会社エヌケーパーツ工業
有限会社愛和ライト
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製パチンコ機
の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機の施錠装置は、前面枠
の開放側に位置した本体枠の上下位置に係止金具をねじ
により固着し、前面枠の開放側裏面には固定プレートを
ねじにより固着すると共に、該固定プレートに本体枠の
係止金具に係脱させる係止爪が形成された施錠杆を上下
動可能に取付け、該施錠杆をコイルスプリングにより常
に下方位置に付勢して該施錠杆の係止爪を本体枠の係止
金具に係合させることにより前面枠を施錠し、錠の操作
により施錠杆を上動して前面枠の施錠を解錠するように
構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機の施
錠装置にあっては、本体枠に取付ける係止金具や前面枠
に取付ける固定プレート或いは施錠杆を付勢するための
コイルスプリング等多くの構成部品を必要とするため、
構造が複雑で組付け作業が手間が掛かるばかりでなく、
部品点数が多いことでコストアップにつながっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決しようとするも
ので、本体枠および前面枠を合成樹脂により成形する際
に施錠装置の構成部品の一部を一体成形することによつ
て、組付け部品点数を少なくすると共に、全体構造を簡
易化して大幅に製造コストを軽減することができる合成
樹脂製パチンコ機の施錠装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、本体枠と該本体枠の前面に開閉自在に取
付けられる前面枠とが合成樹脂により形成されたパチン
コ機において、前記前面枠の開放側に位置した本体枠の
内側上下位置に爪受部を該本体枠の樹脂成形時に一体成
形し、前面枠の開放側裏面の上下位置に爪部と弾性片が
形成された合成樹脂製の係止部材を回動自在に取付ける
と共に、両係止部材に移動杆の上下両端を枢支連結し、
さらに前面枠には前記係止部材の弾性片が係合するばね
受片と該係止部材の下面に接触状に位置するガイド部と
を前面枠の樹脂成形時に一体成形し、前記係止部材の爪
部が本体枠の爪受部に係合するように該係止部材を弾性
片により付勢すると共に、錠の回動軸に取付けられたカ
ム部材によつて移動杆を上動させて本体枠の爪受部と係
止部材の爪部との係合を解除するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、本体枠の爪受部と前面枠に回
動自在に取付けられる係止部材のガイド部とが本体枠お
よび前面枠の樹脂成形時に一体成形されているために、
部品点数を大幅に減らすことができる。ま、係止部材と
該係止部材を施錠位置に付勢する弾性片とが合成樹脂に
より一体成形されているため、付勢部材としてのコイル
スプリングが不要となるばかりでなく、組付け作業が容
易となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明が適用されるパチンコ機の正面
図、図2は前面枠を開放した状態の斜視図である。図に
おいて、1は合成樹脂により一体成形されたパチンコ機
の本体枠、2は本体枠1と同様に合成樹脂により一体成
形された前面枠であって、その一側が本体枠1の前面に
開閉可能に軸着3,3されている。この前面枠2はほぼ
中央部に窓孔が形成された額縁状の形状をしており、そ
の窓孔の裏面周縁に遊技盤取付枠4が一体成形されてい
る。5は遊技盤取付枠4に着脱自在に取付けられた遊技
盤、6は遊技盤5の前面を覆うように前面枠2の窓孔に
開閉可能に軸着7,7されたガラス扉枠である。このガ
ラス扉枠6の開放側に位置する窓孔の内周面には公知構
造の錠止装置8(図7参照)が付設されており、遊技盤
取付枠4から後方へ突出する操作摘み片9を下動するこ
とによつてガラス扉枠6の施錠が解錠されると共に、ガ
ラス扉枠6が開放可能となる。
【0008】本発明の一実施例の施錠装置は、前面枠2
の開放側に位置した本体枠1の内側上下位置に爪受部1
0,10が設けられると共に、前面枠2の開放側裏面の
上下位置に係止部材11,11が回動自在に設けられて
おり、該両係止部材11,11の前後ほぼ中間位置には
長尺の移動杆13の上下両端が枢支連結されている。こ
の移動杆13は前面枠2に取付けられた錠15の操作に
より上下動して係止部材11,11を本体枠1の爪受部
10,10に係脱させることにより前面枠2を施錠又は
解錠可能とするものである。
【0009】詳述すると、前記本体枠1の爪受部10,
10は図3に示すように前面部に傾斜状の第1案内縁部
10a,10aを形成し、該第1案内縁部10a,10
aの後方に水平受部10b,10bを形成し、さらに水
平受部10b,10bより後部を上方へ突出させて傾斜
状の第2案内縁部10c,10cを形成している。この
爪受部10,10は、本体枠1の樹脂成形時に一体成形
されるもので、これによつて従来装置のように本体枠1
に係止金具をビス着する等の作業の必要がなくなり、組
立作業の簡易化が図れる。しかも、部品点数を減らすこ
とができて低コスト化が可能となる。
【0010】前記係止部材11,11は、図4および図
5に示すようにこれの後端部分にあけられた軸通孔12
を遊技盤取付枠4の外側面に突設された突起12aに嵌
めて上下方向へ回動自在に軸着されている。そして、突
起12aの盲孔12bにワッシャ12cを介してねじ1
2dを螺合することにより抜止めが施こされている。ま
た、係止部材11,11の先端部分には前面枠2を本体
枠1に閉止した状態(図8参照)で本体枠1の爪受部1
0,10に係合する爪部16,16が形成されると共
に、上縁には適当な肉厚として復帰弾性を備えさせた舌
状の弾性片17,17が設けられている。
【0011】前記係止部材11,11の爪部16,16
の前側縁は傾斜させて爪受部10,10の第2案内縁部
10c,10cに滑らかに接触して該爪受部10,10
に何ら支障なく係合させるための傾斜案内面16a,1
6aが設けられている。また、前記弾性片17,17は
図4に示すように遊技盤取付枠4の外側面に突設された
板状のばね受片18,18下面に当接して常に係止部材
11,11の爪部16,16が爪受部10,10に係合
するように下向方向に付勢する作用を果す。
【0012】そして、係止部材11,11と弾性片1
7,17は合成樹脂の一体成形で形成されるもので、こ
れによって同一形状のものを多数量産でき、しかも上下
それぞれ対をなして共通部品として使用することができ
る利点がある。また、従来装置のように付勢部材として
のコイルスプリングを不要として部品点数を減らすこと
ができるという利点もある。
【0013】前記、移動杆13は合成樹脂によれ形成さ
れており、図5に示すように上下両端に突設した短軸1
4,14を係止部材11,11の小透孔14a,14a
に嵌めて該係止部材11,11に枢支連結される。そし
て、短軸14の盲孔14bにワッシャ14cを介してね
じ14dを螺合することにより抜止めを施こしている。
また、図6に示すように移動杆13の長さ方向のほぼ中
間に位置した側面部に切欠凹部19が形成されている。
一方、前記錠15は図6および図7に示すように鍵20
が挿入される差込口21を有する錠本体22と、該錠本
体22の回動軸23に取付けられるカム部材24とから
構成されている。このカム部材24には前記移動杆13
の切欠凹部19に係合する第1カム部24aとガラス扉
枠6の錠止装置8の操作摘み片9に係合する第2カム部
24bとが設けられている。
【0014】図4および図5において、25,25は前
記係止部材11,11の下面に接触状に位置して該係止
部材11,11の下動位置を規制するガイド部であつ
て、これの先端部分には本体枠1の爪受部10,10の
第1案内縁部10a,10aに接触可能な傾斜案内面2
5a,25aが形成された突出部25b,25bを備え
ている。このガイド部25,25および前記ばね受片1
8,18は前面枠2の樹脂成形時に一体成形されるもの
で、これによつて移動杆13の下動位置を規制するスト
ッパ手段やばね受手段を別々に設ける必要がなくなり、
部品点数の削減並びに作業性の向上に役立つという利点
がある。
【0015】本発明は上記のように構成されており、図
7に示すように錠15の差込口21に鍵20を挿入して
回動軸23を矢印A方向(図6参照)へ回動すると、カ
ム部材24の第1カム部24aが移動杆13の切欠凹部
19に係合し、該移動杆13を係止部材11,11の弾
性片17,17の弾発力に抗して図8鎖線のように上方
へ移動させる。これによつて、係止部材11,11が図
8鎖線のように上向き回動して係止部材11,11の爪
部16,16と本体枠1の爪受部10,10との係合が
解かれて前面枠2が解放可能な状態となる。
【0016】一方、開放した前面枠2を閉止するには図
9鎖線のように該前面枠2を手で本体枠1に押圧すると
係止部材11,11の爪部16,16の傾斜案内面16
a,16aが爪受部10,10の第2案内縁部10c,
10cに当接し、さらに前面枠2を押圧すると案内縁部
10c,10cの傾斜により係止部材11,11が弾性
片17,17の弾発力に抗して図9鎖線のように上方へ
回動しつつ前進する。そして、爪部16,16の下端が
爪受部10,10の第2案内縁部10c,10cを通過
すると弾性片17,17の弾発力により係止部材11,
11が下向き回動して図8実線位置に戻り前面枠2を円
滑に施錠する。
【0017】なお、前面枠2を閉止する際に該前面枠2
の開放側が自重で下がって爪受部10,10と係止部材
11,11との係合位置がズレてもガイド部25,25
の突出部25b,25bの傾斜案内面25a,25aが
爪受部10,10の第1案内縁部10a,10aに接触
して係止部材11,11を所定の高さに案内することに
なるため何ら支障なく施錠することができる。
【0018】また、図6において錠15の回動軸23を
矢印B方向へ回動すると、カム部材24の第2カム部2
4bが錠止装置8の操作摘み片9に上方から係合して該
操作摘み片9を押下げる。これによつて、錠止装置8の
施錠が解錠されてガラス扉枠6が開放されることにな
る。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明に係る合成樹脂製パチンコ機の施錠装置は、
本体枠の樹脂成形時に係止部材の爪部を係合する爪受部
を一体成形すると共に、前面枠の樹脂成形時に係止部材
の下動位置を規制するガイド部並びに係止部材の弾性片
を受けるばね受片等を一体成形するようにしたものであ
るから、構成部品点数を大幅に減らすことができると共
に、組立て作業を著しく簡易化することができ、作業性
の向上,低コスト化に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】図1のパチンコ機の前面枠を開放した状態の斜
視図である。
【図3】本体枠の要部斜視図である。
【図4】係止部材とガイド部取付け部分の斜視図であ
る。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】錠取付部分の斜視図である。
【図7】図6の要部断面図である。
【図8】前面枠を閉止した状態の要部正面図である。
【図9】前面枠を開放した状態の要部正面図である。
【符号の説明】
1 本体枠 2 前面枠 10,10 爪受部 11,11 係止部材 13 移動杆 15 錠 16,16 爪部 17,17 弾性片 18,18 ばね受片 25,25 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02 327

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠と該本体枠の前面に開閉自在に取
    付けられる前面枠とが合成樹脂により形成されたパチン
    コ機において、 前記前面枠の開放側に位置した本体枠の内側上下位置に
    爪受部を該本体枠の樹脂成形時に一体成形し、 前面枠の開放側裏面の上下位置に爪部と弾性片が形成さ
    れた合成樹脂製の係止部材を回動自在に取付けると共
    に、両係止部材に移動杆の上下両端を枢支連結し、さら
    に、前面枠には前記係止部材の弾性片が係合するばね受
    片と該係止部材の下面に接触状に位置するガイド部とを
    前面枠の樹脂成形時に一体成形し、 前記係止部材の爪部が本体枠の爪受部に係合するように
    該係止部材を弾性片により付勢すると共に、錠の回動軸
    に取付けられたカム部材によつて移動杆を上動させて本
    体枠の爪受部と係止部材の爪部との係合を解除するよう
    にしたことを特徴とする合成樹脂製パチンコ機の施錠装
    置。
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