JPH0338856Y2 - - Google Patents

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JPH0338856Y2
JPH0338856Y2 JP13183685U JP13183685U JPH0338856Y2 JP H0338856 Y2 JPH0338856 Y2 JP H0338856Y2 JP 13183685 U JP13183685 U JP 13183685U JP 13183685 U JP13183685 U JP 13183685U JP H0338856 Y2 JPH0338856 Y2 JP H0338856Y2
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door
support shaft
recess
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、テレビジヨン受像機等のキヤビネツ
トに設けられる操作部を隠すための扉の開閉装置
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 テレビジヨン受像機等のキヤビネツトの凹所に
設けられる操作部を隠すための扉の開閉装置の従
来例としては例えば実開昭55−24480号公報に記
載されているが、この文献に記載された扉はその
開成状態においてキヤビネツト前方部に突出され
た状態となつており、操作部のツマミ等の操作の
邪魔になるばかりでなく、開成状態において更に
開こうとする外力が無理に加わると扉の回動部が
破損する虞れがある。
このため第5図乃至第7図に示すように扉1を
完全に開成した状態では扉1が操作部2が配設さ
れるキヤビネツト3の凹所4内に収納されるよう
にしたものがある。
第5図の扉開閉装置では、凹所4の側壁上部4
aに設けられた長孔5に扉1に設けられたシヤフ
ト6を嵌入し、扉1を矢印A方向に引いて開成さ
せて、その後水平になつた扉1を凹所4内に収納
すべく矢印B方向に押し込むものであるが、扉1
の開成と収納のために2回の動作を必要し、操作
が煩わしいという欠点がある。
第6図の扉開閉装置では、軸孔7に扉1の支持
板1aに設けられたシヤフト6を嵌合し、扉1の
回動操作のみによつて扉1の開成と収納を同時に
行なおうとするものであるが、扉1の回動操作時
に扉1の収納スペース以外に扉1の回動に必要な
スペース(クロスハツチングで示す)を必要と
し、凹所4を必要以上に大きくしなければならな
いとともに扉1の開成時において前記スペースが
外部から見えて見苦しいという意匠上の問題があ
る。
第7図の扉開閉装置では、扉1の両側に2つの
シヤフト6a,6bを設け、このシヤフト6a,
6bをそれぞれ凹所4の側壁4aに設けた水平長
孔8及び垂直長孔9に嵌入し、各々の長孔8,9
内を前記シヤフト6a,6bがそれぞれ移動する
ことによつて扉1の開成及び収納が行なわれるも
のであるが、その機構が複雑で部品点数、組立て
工数の増加を招くばかりか、一体成形で形成する
場合にその成形に要する金型構造が複雑となり、
また製造途中で生じるガイド部のバリや寸法のバ
ラツキ等に対処するのが困難となる欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は扉が開成状態では操作部が配設された
凹所内に扉が収納されるようにした扉の開閉装置
において、扉の移動に必要なスペースが小さく、
部品点数が少なく、組立て作業及び操作性に優れ
たものを得ようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の扉開閉装置は、キヤビネツトの凹所の
上壁との間に扉収納空間部を形成するとともに相
対向する支軸が内面に設けられた側壁との間に扉
回動空間部を形成する箱状の操作部を成形し、扉
の両側には該扉面に対して傾斜して延びる太腕部
と、この太腕部と略同方向に延びる細腕部を設
け、この太腕部と細腕部によつて入口部及び半円
部の幅が上記支軸の径と略等しく且つ前記半円部
から入口部に至る途中まで漸次幅狭になされた支
軸挿入用のU字状切欠を形成するとともに前記細
腕部の弾性変形量を規制する保護片を設け、前記
支軸は扉の上端縁が操作部上面に当接するまでの
開成途中においては前記U字状切欠の半円部に在
り、扉が前記扉収納空間に収納されるまでは前記
U字状切欠の半円部から入口部まで移動するよう
にしたものである。
(ホ) 作用 上記のように扉の両側にそれぞれ設けた太腕部
と細腕部によつて入口部及び半円部の幅がキヤビ
ネツトの凹所の側壁に設けた支軸の径と略等しく
且つ前記半円部から入口部に至る途中まで漸次幅
狭になされた略U字状切欠を形成しているので、
扉を凹所に取付けるのが簡単であり、また太腕部
及び細腕部は扉の開閉時において細腕部の弾性力
で支軸を弾性的に挾持し、開閉動作時のガタが防
止され、扉が全開成したときは支軸がU字状切欠
の入口部に位置することによつて扉が逆方向に戻
るのが防止され扉の開成状態が保持される。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図を
参照しつつ説明する。
第1図は本考案の扉開閉装置をテレビジヨン受
像機に適用した場合を示しており、10はプラス
チツクで一体成形されたテレビジヨン受像機のキ
ヤビネツト、11はキヤビネツト10の下部(ブ
ラウン管配設部の下部)に設けられた横長の凹所
であり、該凹所11の底部には各種操作ツマミ等
が配置される透孔12,12……が設けられた箱
体形状の操作部13が設けられており、該操作部
13の下面は凹所11の底面11aと連なり、上
面13bは凹所11の上面11bとの間に扉収納
空間部14を形成する。
また、前記凹所11の両側壁11c,11cに
はそれぞれ相対向する位置に支軸15,15と係
合穴16,16が形成されており、これら支軸1
5,15と係合孔16,16は金型の雄型と雌型
の組合せにより容易に成形できるものである。
17は前記凹所11を施蓋するため、プラスチ
ツクで一体成形された扉であつて、該扉17の両
側には扉11の面方向に対し下方に傾斜して延び
る太腕部18及び良好な弾性が付与された細腕部
19が設けられ、これら腕部18,19間には支
軸15が嵌め込まれる略U字状の切欠20が形成
される。このU字状切欠20の半円部20aでは
前記支軸15の径と略等しい幅に設定されるが、
太腕部18の切欠内面はU字状切欠20の入口部
20bに向う途中まで緩やかに隆起しており、こ
の隆起部20cにおける幅は支軸15の径に対し
て漸次小さくなり、隆起部20cの頂点から入口
部20bにかけては急に支軸15の径と等しくな
る。また、前記細腕部19に対して扇形の保護片
21が設けられ、この保護片21と細腕部19間
には幅狭の長欠部22が一体に形成されるととも
に扉17の下端部17bには扉17の面に対して
略直角方向に突出するフツク部23が一体形成さ
れている。
このように成形された扉17はそのU字状切欠
20を支軸15に嵌め込むことにより簡単に取付
けられる。第2図乃至第4図はそのようにして凹
所11を施蓋する如く扉17が取付けられた状態
を示しており、第2図は扉17が閉成された状態
を示し、第3図は開成途中の状態を示し、第4図
は扉17が完全に開成された状態を示している。
第2図の如く扉17が閉成状態に設定されてい
るときは、支軸15はU字状切欠20の半円部2
0aに位置し、このときフツク23はその爪23
aが係合穴16に係合し、扉17が閉成状態に保
持される。尚、24はプリント板25上に載置さ
れた調整用ボリユーム26を駆動するためのツマ
ミを示している。
扉17を矢印C方向に引き、フツク23の爪2
3aと係合穴16の係止状態を解除すると、支軸
15を中心にして矢印C方向に回動するが、第3
図の如く扉17がある程度開くと扉17の上端縁
部17aが操作部13の上角部13aに当接す
る。この状態で更に扉17を矢印C方向に付勢す
るとU字状切欠20の半円部20aから支軸15
が離れ、隆起部20cを昇るとともに扉17はそ
の上端縁17aが操作部13の上面13bを摺動
しながら扉収納空間部14内に向つて進む。この
とき前記支軸15が隆起部20cを昇ることによ
つて細腕部15は長欠部22の幅を狭めるような
方向に撓むが、扉17の回動操作時無理な力によ
つて細腕部15が塑性変形しないよう保護片21
が、細腕部19の弾性変形量を規制している。す
なわち、細腕部19の変形量は長欠部22の幅で
略決定され、換言すれば長欠部22の幅は細腕部
20の所要変形量に相当する幅に設定される。こ
のように、扉開閉途中においては支軸15が太腕
部18と細腕部19で弾性的に挾持されるので、
扉回動時におけるガタツキが吸収される。
そして、第4図の如く扉17を全開した状態で
は、支軸15が隆起部20cの頂点を乗り越えて
支軸15の径と略等しい幅の入口部20bに達す
るので、支軸15は弾性復帰した細腕部19と隆
起部20cによつて逆方向への移動が阻止されて
その位置に保たれ、この結果扉17の開成状態が
保持される訳である。
尚、第4図の如き扉17の開成状態から閉成状
態に戻すのには、矢印D方向に押し下げてやれば
上述と逆の動作によつて扉17は第2図の如く閉
成される。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案に依れば、扉が開成状態に
なつた状態では、操作部が配設された凹所内に扉
が収納されるようにした扉の開閉装置において、
組立てが簡単で部品点数及び扉の移動に要するス
ペースが少なくて済むとともに操作性にも優れた
ものが得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の扉開閉装置の一実施例を示す
分解斜視図、第2図、第3図及び第4図はそれぞ
れその動作説明図である。第5図、第6図及び第
7図はそれぞれ従来の扉開閉装置の動作を説明す
るための図である。 10……キヤビネツト、11……凹所、13…
…操作部、14……扉収納空間部、15……支
軸、17……扉、17a……上端縁部、18……
太腕部、19……細腕部、20……U字状切欠、
20a……半円部、20b……入口部、20c…
…隆起部、21……保護片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツトの凹所内に配置された操作部を隠
    すための扉を開閉する装置であつて、前記凹所内
    に、この凹所の上壁との間に扉収納空間部を形成
    するとともに相対向する支軸が内面に設けられた
    側壁との間に扉回動空間部を形成する箱状の操作
    部を成形し、扉の両側には該扉面に対して傾斜し
    て延びる太腕部と、この太腕部と略同方向に延び
    る細腕部を設け、この太腕部と細腕部によつて入
    口部及び半円部の幅が上記支軸の径と略等しく且
    つ前記半円部から入口部に至る途中まで漸次幅狭
    になされた支軸挿入用のU字状切欠を形成すると
    ともに前記細腕部の弾性変形量を規制する保護片
    を設け、前記支軸は扉の上端縁が操作部上面に当
    接するまでの開成途中においては前記U字状切欠
    の半円部に在り、扉が前記扉収納空間に収納され
    るまでは前記U字状切欠の半円部から入口部まで
    移動するようにしたことを特徴とする扉開閉装
    置。
JP13183685U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0338856Y2 (ja)

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JP5523596B1 (ja) * 2013-02-15 2014-06-18 三菱電機株式会社 電子機器ユニット

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