JP4205619B2 - 扉の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、キャビネット等の家具の筐体の前面開口部に、扉を開閉自在に取付ける扉の取付構造に関する。
筐体の前面開口部に、扉を開閉自在に取付ける取付け方として、閉扉時に扉が筐体の内側に収まり、筐体の側板の前端面等が前方に露呈するようにしたインセット方式のものと、閉扉時に扉が筐体の前面に位置し、筐体の側板の前端面等をも覆うようにしたアウトセット方式のものとがある。
アウトセット方式のものは、筐体の側板の前端面等が前方に露呈しないため体裁がよいが、同様の複数の家具を、扉の前面が揃うようにして左右方向に密接させて並べた場合、扉が、隣接する扉に妨げられて、180°まで開くことができず、ほぼ90°までしか開かないことが多い。
そこで、このような場合に、扉がその開閉動作に連動して、回動中心が前後方向に移動し、扉を180°まで開いたとき、扉が隣接する扉の前方に位置しうるようにしたヒンジ装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。
このヒンジ装置は、扉の開閉動作に連動して、扉側に固定された可動片の回動中心である垂直軸が、筐体側に固定されたベース片に対して、前後方向に移動するように、ベース片と可動片とが、リンク機構をもって互いに連係されている。
特開平8−193455号公報
しかし、上述のような枢軸移動型のヒンジ装置を用いて、扉をアウトセット方式で筐体の前面に装着する場合、扉の裏面と側端面とにかけて切り欠きを設け、そこにヒンジ装置の可動片を嵌合して固定し、また筐体の側板の内面と前端面とにかけて切り欠きを設け、そこにヒンジ装置のベース片を嵌合して固定しなければならず、その際に、閉扉時においても扉の側端面に開口する切り欠きからヒンジ装置の一部が露呈し、体裁が悪いだけでなく、その切り欠きを通して塵埃が筐体内に侵入するおそれがある。
また、各切り欠きにヒンジ装置の可動片やベース片を嵌合して固定する際に、その位置決めが面倒であり、組み付け作業性が悪い等の問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、閉扉時に扉の側端面に開口する切り欠きを体裁よく閉塞することができ、筐体内への塵埃の侵入を防止しうるとともに、切り欠きへのヒンジ装置の可動片やベース片の組み付け作業性を向上しうるようにした扉の取付構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 前面が開口する筐体における側板の内面に、ベース片に対して可動片が垂直軸まわりに回動可能としたヒンジ装置における前記ベース片を固定し、かつ前記筐体の開口の前面を閉塞する扉の裏面に、前記ヒンジ装置における可動片を固定することにより、前記扉を開閉自在に筐体に取付けた扉の取付構造において、前記扉の裏面と側端面とにかけて、前記可動片と閉扉時における前記側板の前端面より前方に突出するベース片の前端部とを収容する切り欠きを設け、前記側板の内面と前端面とにかけて、前記ベース片を収容する切り欠きを設け、さらに、前記扉側の切り欠きにおける扉の側端面の開口縁に化粧縁材を設け、前記筐体の側板の前端面に、前方に向かって突出し、かつ前記扉の閉止時における前記化粧縁材の開口部に嵌合して、この開口部を閉塞しうる塞ぎ片を設け、さらに、前記化粧縁材を、扉側の切り欠きにおける扉の裏面の開口縁を覆う化粧縁材を有する扉側ヒンジカバーと一体的に設ける。
(2) 上記(1)項において、ヒンジ装置を、扉の開閉動作に連動して、可動片の回動中心である垂直軸が、ベース片に対して、前後方向に移動するように、前記ベース片と可動片とを、リンク機構をもって互いに連係した枢軸移動型のものとする。
(3) 上記(1)または(2)項において、扉側ヒンジカバーに、ヒンジ装置における可動片の挿入を案内する案内部を設ける。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、扉側ヒンジカバーに、ヒンジ装置における可動片と係合する位置決め用の係合部を設ける。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかにおいて、扉側ヒンジカバーに、扉の裏面板に係合して、扉の後方への脱落を阻止する爪を設ける。
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、塞ぎ片を、側板側の切り欠きにおける側板の前面から内面にかけての開口縁を覆う化粧縁材を有する筐体側ヒンジカバーと一体的に設ける。
(7) 上記(6)項において、筐体側ヒンジカバーに、ヒンジ装置におけるベース片と係合する位置決めおよび連結用の係合部を設ける。
(8) 上記(7)項において、位置決めおよび連結用の係合部が、ベース片に設けられた上下方向を向く軸の一部を弾圧把持する1対の把持片を備えるものとする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(1) 請求項1記載の発明によると、扉の裏面や筐体の側板の内面に切り欠きを設け、そこにヒンジ装置の可動片やベース片を収容するようにしたので、ヒンジ装置が筐体内に突出して、筐体内の収容空間を妨げるのを極力防止することができるとともに、閉扉時に、扉の側端面に開口する切り欠きの縁に設けた化粧縁材内に、筐体の側板の前端面に設けた塞ぎ片が嵌合して、上記開口を閉塞することができるので、外観をよくすることができるだけでなく、筐体内への塵埃の侵入を防止することができる。
また、扉側ヒンジカバーにおける扉の裏面の開口縁を覆う化粧縁材により、扉を開いたときの体裁をもよくすることができる。
(2) 請求項2記載の発明によると、アウトセット方式の扉において、扉を、その回動中心を前方に移動させつつほぼ180°開いて、隣接する筐体の扉の前方に位置させることができる。
(3) 請求項記載の発明によると、扉にヒンジ装置における可動片を取付ける際に、扉に扉側ヒンジカバーを予め装着しておき、次いで可動片を扉側ヒンジカバーの案内部に沿って挿入することにより、扉へのヒンジ装置の組み付け作業性を向上することができる。
(4) 請求項記載の発明によると、扉にヒンジ装置における可動片を取付ける際に、扉に扉側ヒンジカバーを予め装着しておき、次いで可動片を扉側ヒンジカバーに挿入し、かつ扉側ヒンジカバーの係合部を可動片の所定の位置に係合させることにより、扉に対して可動片を容易に位置決めすることができ、扉へのヒンジ装置の組み付け作業性を向上することができる。
(5) 請求項記載の発明によると、扉側ヒンジカバーの爪を、扉の裏面板に係合させることにより、扉の後方への脱落を阻止することができるとともに、扉への扉側ヒンジカバーの組み付け作業性を向上することができる。
(6) 請求項記載の発明によると、筐体側ヒンジカバーにおける側板の前面から内面にかけての開口縁を覆う化粧縁材により、扉を開いたときの側板の内面の体裁までよくすることができる。
(7) 請求項記載の発明によると、筐体の側板にヒンジ装置におけるベース片を取付ける際に、筐体側ヒンジカバーを側板の切り欠きに予め装着しておき、その状態でベース片を筐体側ヒンジカバーに嵌合して、筐体側ヒンジカバーの係合部に係合させるか、または筐体側ヒンジカバーをベース片に予め装着しておき、その状態でベース片と筐体側ヒンジカバーとを一体として側板の切り欠き嵌合することにより、筐体へのヒンジ装置の組み付け作業性を向上することができる。
(8) 請求項記載の発明によると、筐体側ヒンジカバーに設けられた1対の把持片により、ベース片に設けられた上下方向を向く軸の一部を弾圧把持させることにより、筐体側ヒンジカバーをベース片に、またはベース片を筐体側ヒンジカバーに、容易に位置決めして、確実に保持させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態を備えるキャビネットを示す。
図1に示すように、このキャビネットは、前面が開口する筐体(1)の前面に、その両側板(2)(2)、上面板(3)および底板(4)(図2参照)の前端面全体を覆う扉(5)が、図2以後に示す上下1対のヒンジ装置(6)(6)をもって、図1に実線で示す閉止位置から、同じく想像線で示すように、扉(5)のほぼ板厚分だけ前方に移動した状態で閉止時の扉(5)のほぼ前右隅部を中心として180°右方に回転した全開位置とに移動可能として、いわゆるアウトセット方式で装着されている。
図2〜図4に示すように、各ヒンジ装置(6)は、筐体(1)の側板(2)の内面に固定されるベース片(7)に対して、扉(5)の内面に固定される可動片(8)の回動中心である垂直軸(9)が、扉(5)の開閉動作に連動して、ほぼ前後方向に移動するように、ベース片(7)と可動片(8)とが、リンク機構(10)をもって互いに連係された、上述したのと同様の枢軸移動型のものとしてある。
なお、ヒンジ装置(6)の構成自体は、本発明には直接関係するものではなく、例えば上記特許文献1に記載されているものと同一の構成としてもよい。
この例では、リンク機構(10)は、側板(2)の内面に取付けたときのベース片(7)の前端部に、軸(11)をもって基端部が枢着された第1リンク(12)と、可動片(8)の中間部に軸(13)をもって基端部が枢着され、かつ先端部が第1リンク(12)の先端部と軸(14)をもって連結された第2リンク(15)と、中間部が第1リンク(12)の中間部に軸(16)をもって枢着され、一端が可動片(8)の遊端部に上記垂直軸(9)をもって連結され、かつ他端に設けた軸(17)の上下の端部が、ベース片(7)の上下の端部に折曲形成された水平片(7a)(7a)に設けられたほぼ前後方向を向く平面視円弧状の長孔(18)に摺動自在に嵌合された第3リンク(19)とからなっており、垂直軸(9)および軸(13)(14)(16)の相互間を連結する可動片(8)の一部と、第1リンク(12)の一部と、第2リンク(15)と、第3リンク(19)の一部とにより、4節回転連鎖(20)が形成されている。
軸(11)(13)(14)(16)(17)(18)は、いずれも垂直軸(9)と平行、すなわち上下方向を向くものとしてある。
図4に示すように、側板(2)の上下2箇所(図4はその下方のもののみを示す)における内面と前端面とにかけて、上記ベース片(7)を収容するための方形の切り欠き(21)が設けられている。
切り欠き(21)には、その開口縁部を覆う筐体側ヒンジカバー(22)とヒンジ装置(6)におけるベース片(7)とが、互いに結合された状態で嵌合され、かつベース片(7)における切り欠き(21)より後方に差し込まれた部分が、側板(2)の内面板(2a)に、2本のねじ(23)(23)をもって止着されることにより、筐体側ヒンジカバー(22)が切り欠き(21)の縁部に密接し、かつベース片(7)の前端部が側板(2)の前端面より若干前方に突出するようにして強固に取付けられている。
筐体側ヒンジカバー(22)は、側板(2)の前端面における切り欠き(21)の縁部を覆う前面化粧縁部(化粧縁材)(24)と、側板(2)の内側面における切り欠き(21)の縁部を覆う側面化粧縁部(化粧縁材)(25)と、正面視コ字状をなして前面化粧縁部(24)より前方に突出し、かつベース片(7)の前方突出部の外側面を覆う塞ぎ片(26)と、同じく正面視コ字状をなして前面化粧縁部(24)より後方に突出する嵌合部(27)とを有している。
塞ぎ片(26)の内側面には、ベース片(7)に設けられた上下方向を向く軸(11)の中間部を弾圧把持する前後1対の円弧状の把持片(28)(29)が一体的に形成されている。この例では、塞ぎ片(26)の内側面における上下方向の中央部に後方の1個の把持片(29)を配設し、その前方に、上下2個の把持片(28)(28)を、把持片(29)の上下幅だけ互いに上下に離間させて配設してある。
また、嵌合部(27)の内側面には、上下方向を向く内向き突条(30)が設けられており、この内向き突条(30)を、ベース片(7)の上下の水平片(7a)(7a)の縁に設けた切り欠き(31)に係合することにより、筐体側ヒンジカバー(22)とベース片(7)との位置決めおよび連結が図られている。
この例では、軸(11)を弾圧把持する前後1対の円弧状の把持片(28)(29)と、切り欠き(31)に係合する内向き突条(30)とが、それぞれヒンジ装置(6)におけるベース片(7)と係合する位置決めおよび連結用の係合部をなしている。
図4に示すように、側板(2)における上下1対の切り欠き(21)(21)に対応する扉(5)の裏面と側端面とにかけて、ヒンジ装置(6)における可動片(8)と、閉扉時における側板(2)の前端面より前方に突出するベース片(7)の前端部とを収容するための方形の切り欠き(32)が設けられている。
切り欠き(32)には、その開口縁部を覆う扉側ヒンジカバー(33)とヒンジ装置(6)における可動片(8)とが嵌合され、かつ可動片(8)を、扉(5)の表面板(5a)の裏面における切り欠き(32)に対応する位置に固着されたヒンジ取付板(34)に、2本のねじ(35)(35)をもって止着することにより、扉側ヒンジカバー(33)が切り欠き(32)の縁部に密接するようにして、可動片(8)と扉側ヒンジカバー(33)とが側板(2)に強固に取付けられている。
扉側ヒンジカバー(33)は、切り欠き(32)における扉(5)の側端面の開口縁を覆うとともに、扉(5)の閉止時に上記塞ぎ片(26)が嵌合することにより、上記開口縁が閉塞されるようにした側面化粧縁部(化粧縁材)(36)と、切り欠き(32)における扉(5)の裏面の開口縁を覆う裏面化粧縁部(化粧縁材)(37)と、それらの内側に連設され、上下方向を向く前片(38a)、水平の上片(38b)および下片(38c)、並びに側片(38d)によりほぼ箱状に形成された嵌合部(38)と、嵌合部(38)の側片(38d)に形成された方形の切り欠き(39)の上下の縁より扉(5)の内方に向かって水平に延出するとともに、後縁において裏面化粧縁部(37)と直角に交わる上下1対のガイド片(案内部)(40)(40)と、両ガイド片(40)(40)の上下外側の面に外向き突設され、かつ扉(5)における裏面板(5b)の切り欠き(32)の縁の前面に係合することにより、扉(5)の後方への扉側ヒンジカバー(33)の脱落を阻止する弾性変形可能の爪(41)(図5参照)とを備えている。
扉(5)に可動片(8)および扉側ヒンジカバー(33)を取付けるには、ベース片(7)を筐体(1)の側板(2)に取付けるより前に、しかも扉(5)に裏面板(5b)を取付ける前に、扉側ヒンジカバー(33)を、その側面化粧縁部(36)が扉(5)の側端面に、裏面化粧縁部(37)が扉(5)の裏面に、また嵌合部(38)の側片(38d)がヒンジ取付板(34)の外側端にそれぞれ当接するようにして、切り欠き(32)に位置決めして嵌合する。
次いで、可動片(8)を、上下のガイド片(40)(40)に沿わせて、切り欠き(32)内に挿入し、可動片(8)の前向き段部(8a)が扉側ヒンジカバー(33)の側片(38d)に当接した状態で、可動片(8)を、ヒンジ取付板(34)に2本のねじ(35)をもって固着する。ここでは、側片(38d)が、可動片(8)と係合する位置決め用の係合部となっている。
その後、裏面板(5b)を、その切り欠き(32)の縁が扉側ヒンジカバー(33)における裏面化粧縁部(37)の前方に潜入し、かつ裏面化粧縁部(37)と爪(41)との間に挟まれるようにして扉(5)に装着し、適宜ねじ止めする。
このようにして扉(5)の上下部に可動片(8)および扉側ヒンジカバー(33)を取付けた後、各ヒンジ装置(6)のベース片(7)および筐体側ヒンジカバー(22)を、上述のようにして筐体(1)の側板(2)に取付ける。
こうして扉(5)を筐体(1)の前面開口部に装着されたキャビネットは、閉扉時には、図1および図2に示すように、扉(5)の側端面に開口する切り欠き(32)が扉側ヒンジカバー(33)の側面化粧縁部(36)と筐体側ヒンジカバー(22)の塞ぎ片(26)とにより閉塞され、その内部のヒンジ装置(6)が外部に露呈することはなく、体裁がよい。
この状態から扉(5)を開くと、ヒンジ装置(6)における軸(17)が長孔(18)に沿って前方に摺動するとともに、4節回転連鎖(20)が菱形に開きつつ、垂直軸(9)が前方に移動し、かつ可動片(8)が扉(5)とともに垂直軸(9)を中心として、前右方に回動する。
扉(5)を閉止位置からほぼ180°右方に回動させると、その間に垂直軸(9)が前方に移動して、図3に示すように、扉(5)は、同一構造として横並びに配設した隣接するキャビネットの閉止時の扉(5')の前方においてその扉(5')に近接して平行をなす全開位置に達する。
この扉(5)の閉止位置から全開位置までの回動途中で、ヒンジ装置(6)の特にリンク機構(10)が、開いた、または開きつつある扉(5)の内側に露呈するが、ヒンジ装置(6)のベース片(7)および可動片(8)が、側板(2)および扉(5)の内面に設けられた切り欠き(21)(32)内に収容され、かつ筐体側ヒンジカバー(22)および扉側ヒンジカバー(33)により覆われているので、美観を保つことができる。
扉(5)を、全開位置から元の閉止位置まで回動させたときは、上記と逆の作動で図2に示す状態に戻る。この開、閉いずれの場合も、扉(5)およびヒンジ装置(6)が、隣接する扉(5')干渉することはない。
本発明は、上述のようなキャビネットだけでなく、例えばロッカー、収納庫、机、その他の家具における扉の取付部分に広く適用することができる。
本発明の一実施形態を備えるキャビネットの外観斜視図である。 同じく、図1のII−II線に沿う拡大横断平面図である。 同じく、扉を全開位置まで開いたときの図2と同様の拡大横断平面図である。 同じく、ヒンジ部分の拡大分解斜視図である。 同じく、図4のV−V線に沿う縦断面図である。
符号の説明
(1)筐体
(2)側板
(2a)内面板
(3)上面板
(4)底板
(5)扉
(5a)表面板
(5b)裏面板
(6)ヒンジ装置
(7)ベース片
(7a)水平片
(8)可動片
(8a)前向き段部
(9)垂直軸
(10)リンク機構
(11)軸
(12)第1リンク
(13)(14)軸
(15)第2リンク
(16)(17)軸
(18)長孔
(19)第3リンク
(20)4節回転連鎖
(21)切り欠き
(22)筐体側ヒンジカバー
(23)ねじ
(24)前面化粧縁部(化粧縁材)
(25)側面化粧縁部(化粧縁材)
(26)塞ぎ片
(27)嵌合部
(28)(29)把持片(係合部)
(30)内向き突条(係合部)
(31)切り欠き
(32)切り欠き
(33)扉側ヒンジカバー
(34)ヒンジ取付板
(35)ねじ
(36)側面化粧縁部(化粧縁材)
(37)裏面化粧縁部(化粧縁材)
(38)嵌合部
(38a)前片
(38b)上片
(38c)下片
(38d)側片
(39)切り欠き
(40)ガイド片(案内部)
(41)爪

Claims (8)

  1. 前面が開口する筐体における側板の内面に、ベース片に対して可動片が垂直軸まわりに回動可能としたヒンジ装置における前記ベース片を固定し、かつ前記筐体の開口の前面を閉塞する扉の裏面に、前記ヒンジ装置における可動片を固定することにより、前記扉を開閉自在に筐体に取付けた扉の取付構造において、
    前記扉の裏面と側端面とにかけて、前記可動片と閉扉時における前記側板の前端面より前方に突出するベース片の前端部とを収容する切り欠きを設け、前記側板の内面と前端面とにかけて、前記ベース片を収容する切り欠きを設け、さらに、前記扉側の切り欠きにおける扉の側端面の開口縁に化粧縁材を設け、前記筐体の側板の前端面に、前方に向かって突出し、かつ前記扉の閉止時における前記化粧縁材の開口部に嵌合して、この開口部を閉塞しうる塞ぎ片を設け、さらに、前記化粧縁材を、扉側の切り欠きにおける扉の裏面の開口縁を覆う化粧縁材を有する扉側ヒンジカバーと一体的に設けたことを特徴とする扉の取付構造。
  2. ヒンジ装置を、扉の開閉動作に連動して、可動ヒンジ片の回動中心である垂直軸が、ベース片に対して、前後方向に移動するように、前記ベース片と可動片とを、リンク機構をもって互いに連係した枢軸移動型のものとした請求項1記載の扉の取付構造。
  3. 扉側ヒンジカバーに、ヒンジ装置における可動片の挿入を案内する案内部を設けた請求項1または2記載の扉の取付構造。
  4. 扉側ヒンジカバーに、ヒンジ装置における可動片と係合する位置決め用の係合部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の扉の取付構造。
  5. 扉側ヒンジカバーに、扉の裏面板に係合して、扉の後方への脱落を阻止する爪を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の扉の取付構造。
  6. 塞ぎ片を、側板側の切り欠きにおける側板の前面から内面にかけての開口縁を覆う化粧縁材を有する筐体側ヒンジカバーと一体的に設けた請求項1〜のいずれかに記載の扉の取付構造。
  7. 筐体側ヒンジカバーに、ヒンジ装置におけるベース片と係合する位置決めおよび連結用の係合部を設けた請求項記載の扉の取付構造。
  8. 位置決めおよび連結用の係合部が、ベース片に設けられた上下方向を向く軸の一部を弾圧把持する1対の把持片を備えている請求項記載の扉の取付構造。
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