JP4490190B2 - ゲーム機用蝶番 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシン等のゲーム機の前扉を本体枠(筐体)に対し開閉自在に取り付けるゲーム機用蝶番に関する。
パチンコ機の前扉を本体枠に対し開閉自在に取り付ける蝶番として、従来、上部に取り付けられる上部蝶番と下部に取り付けられる下部蝶番からなる蝶番がある。この蝶番は、上部蝶番、下部蝶番共に固定部と可動部とに分かれて形成された分離型つまり着脱型の蝶番であり、ピンと軸受部の嵌合により可動部側が固定部側に対し回動可能に支持される。つまり、上部蝶番の固定部は本体枠の上角部に固定され、上部蝶番の可動部は前扉の上角部に固定され、下部蝶番の固定部は本体枠の下角部に固定され、下部蝶番の可動部は前扉の下角部に固定される。そして、前扉を本体枠に対し取り付ける場合、前扉を持ってその下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部にピンと軸受の嵌合により嵌め込み、同時に、その上部蝶番の可動部を本体枠側の固定部にピンと軸受の嵌合により嵌め込む。
従って、上記のように、前扉を本体枠に対し装着する際には、上角部と下角部に設けた両蝶番のピンと軸受を上下同時に嵌め合わせて行なう必要があり、加えて、パチンコ機の前扉には、パチンコ球の打ち出し装置や玉出し装置等の制御駆動装置が数多く取り付けられているから、前扉の重量は非常に重い。また、これらの前扉は、パチンコホールにおいて、作業者の手作業により本体枠側に装着されるため、このような前扉の取り付け作業は、かなり難しく、労力を必要とし、ピンと軸受の嵌合が良好にできない場合には、蝶番や他の部材を傷つけてしまう問題があった。
そこで、従来、下記特許文献1などにおいて、組付け作業を容易に行なうことができる分離型の蝶番が提案されている。
特開平8−215395号公報
しかし、この従来の蝶番は、固定部の前部に突出した水平突出部上に、軸受孔を有する金属板を固定し、可動部上に上方に突設したピンを、その金属板を上方に弾性変形させながら、金属板の軸受孔に嵌入させる構造であり、また、蝶番の固定部と可動部がゲーム機の本体枠と前扉の上部に露出することになるため、ゲーム機の使用中に、ドライバの先端などで金属板を押上げた場合、簡単に可動部のピンが固定部の軸受孔から外れ、前扉が不正に開放されてしまう虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ゲーム機の上部蝶番の可動部と固定部を容易に嵌合して組み付けることができ、且つ不正操作による脱着を防止することができるゲーム機用蝶番を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機用蝶番は、ゲーム機の本体枠の上角部内側に固定される固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回動可能に支持され該ゲーム機の前扉の上角部内側に取り付けられる可動部と、を備えたゲーム機用蝶番において、
該固定部の水平取付板には水平湾曲突出部が逆L字状に湾曲して突設され、該水平湾曲突出部の上にピンが上向きに突設され、該可動部の水平取付部上に該ピンが嵌挿される半孔状の軸受部が設けられ、該軸受部を囲うように水平取付部上に外壁部が形成され、該外壁部に開口部が形成され、該開口部と該軸受部との間に溝状の案内路が連通して形成され、先端に先端軸受部を設けた板ばねが該水平取付部上に取り付けられ、
前記可動部を取り付けた前記前扉の側部が側壁部により覆われ、該前扉の内側が内側壁部により覆われ、前記本体枠側の固定部に対し前記前扉側の可動部を嵌合させて組み付ける際、該前扉の内側壁部に設けた開口部から、該固定部の該水平湾曲突出部を該前扉の可動部の下側に進入させるように構成され、
該可動部と該固定部の組み付け時、該水平湾曲突出部上のピンが該可動部の該外壁部の該開口部から該案内路へと進入し該案内路の先端の該軸受部に達した該ピンが該板ばねの該先端軸受部と該案内路先端の該軸受部との間に挟持されて回動可能に保持されることを特徴とする。
ここで、上記ゲーム機用蝶番では、上記水平湾曲突出部は、上記固定部の前方に水平に延びる水平軸に対し90度を超える角度に湾曲して形成することができる。
さらに、上記板ばねは、末端に設けた固定部と該固定部から湾曲して延びる湾曲部と先端軸受部を有して形成され、該先端軸受部は半円形の凹部として形成され、前記ピンが該先端軸受部に嵌合する際、該ピンの先端が該先端軸受部の近傍を押し上げながら該先端軸受部に嵌入し、該先端軸受部が該ピンの後側部に嵌合したとき、該ピンが該先端軸受部と該可動部側の該軸受部に回動可能に保持されるように構成することができる。
このような構成のゲーム機用蝶番は、ゲーム機の本体枠の上角部内側に蝶番の固定部が取り付けられ、前扉の上角部内側に蝶番の可動部が取り付けられる。固定部はその水平湾曲突出部を前方に突出して本体枠内に固定され、可動部は前扉の内側に固定されるため、可動部の前面及び側面は前扉の壁部により覆われる。前扉の内側壁部には、固定部の水平湾曲突出部が進入するための開口部が設けられる。
前扉を本体枠に対し装着する場合、先ず、前扉を持って下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部に、ピンと軸受部との嵌合により嵌め込む。ピンと軸受部は可動部または固定部の何れかとなる場合がある。
次に、その下部蝶番を支点にして前扉を少し傾けながら、上部蝶番の可動部の水平取付部の壁部に設けた開口部に、固定部側のピンを導入させるように、前扉の可動部を例えば右側に傾動させるように動かす。このとき、固定部の水平湾曲突出部上のピンは、可動部の水平取付部の開口部から軸受部の案内路に進入し、案内路の先端の軸受部まで進むと、ピンが板ばねの先端軸受部と案内路先端の軸受部との間に挟持されて保持され、蝶番の組み付けが完了する。
このように、先ず、下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして前扉を少し水平方向に傾けながら、可動部のピンを固定部の軸受部に案内路を通して嵌合させるため、従来のように、上部蝶番と下部蝶番のピンと軸受部の嵌合を、前扉を持ちながら同時に行なう必要がなく、重量のある前扉を非常に簡単に、本体枠に対し蝶番を介して取り付けることができる。また、固定部に対し可動部を組み付ける際、可動部を水平湾曲突出部の上側に進入させ、水平湾曲突出部上のピンを可動部の軸受部に嵌合させるので、可動部の取付位置を前扉内の最上位に配置することができ、それにより、前扉内のその他の部材の収納配置スペースを広くすることができる。
また、蝶番の組付け時、可動部を装着した前扉を少し傾け、ピンを開口部から案内路に導入するだけの簡単な操作で、ピンを軸受部に嵌挿させ、蝶番の組付けを容易に完了することができる。また、蝶番の組付けを完了し前扉を閉鎖したときには、蝶番の固定部及び可動部は筐体及び前扉の壁部により完全に覆われるため、不正工具を差し込んで可動部を不正に外すなどの不正行為を防止することができる。特に、可動部が前扉の内側に取り付けられるが、固定部の水平湾曲突出部が側方に湾曲した状態で、前扉の内側壁部の開口から内側に進入するから、前扉の側壁部は可動部を完全に覆った状態とすることができる。これにより、前扉を閉鎖した状態で固定部、可動部が外部から露出せず、本体枠と前扉間に生じやすい隙間を最小として、不正工具の差し込みを不可能とすることができる。一方、請求項2のように、水平湾曲突出部を、固定部の前方に水平に延びる水平軸に対し90度を超える角度に湾曲して形成すれば、前扉の開放の際には、前扉の開放角度を90度より広くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機などに使用されるゲーム機用蝶番の上部蝶番の固定部1の斜視図を示し、図2はその可動部10の斜視図を示している。
この上部蝶番の固定部1は、本体枠側に固定される部分で、鋼板を正面視でL字形(直角)に曲折して垂直取付板2と水平取付板3が形成されている。垂直取付板2と水平取付板3には取付孔が穿設され、この部分がゲーム機の本体枠30の上角部の内側に接して固定ねじで固定される。水平取付板3の前部には、平面視で略逆L字状の水平湾曲突出部5が、前方に突出し、且つその先端を側方(ここでは正面視で左側)に湾曲して形成されている。
この水平湾曲突出部5の先端部の湾曲角度は、図6に示すように、前方に延びる水平軸に対しその水平軸を含む水平面内で所定角度θ(ここでは約100度)だけ側方(ここでは左側)に湾曲した形状となっている。この水平湾曲突出部5の先端部を湾曲させている理由としては、本上部蝶番の可動部10が図6、図8のように、前扉31の上部の内側に取り付けられて実際に使用される際、不正行為の防止のために、可動部10の外側を前扉31の壁部が囲って可動部10を覆い隠すこととしているが、固定部1の水平湾曲突出部5はその前扉31の側壁部を突き抜けて可動部10の軸受部13に軸受けされると、前扉31の側方の壁部に開口部ができ、可動部10を覆い隠すことができない。
このために、図4に示すように、前扉31の側壁部32ではなく、内側壁部33に設けた開口部から固定部1の水平湾曲突出部5を前扉内に進入させる構造とし、少なくとも、前扉31の外壁は可動部10の外側を完全に囲うために、固定部1の水平湾曲突出部5が前方に延びる水平軸に対し90度より大きい角度θ(ここでは約100度)だけ湾曲して形成されている。つまり、水平湾曲突出部5を逆L字状に湾曲させることにより、図4、図6のように、その左側に空間を形成し、前扉31を開放したとき、その空間内に前扉31の側壁部32を入れるようにしている。また、図1に示すように、水平湾曲突出部5の外側縁部には、湾曲側壁部6が一体形成され、水平湾曲突出部5の曲げ強度を増大させている。
そして、水平湾曲突出部5の先端部に、ピン4が上向きに突設されている。ピン4は、例えば、水平湾曲突出部5に穿設した孔に頭付きピンを上向き嵌入し、その周縁部をかしめて垂直に固定される。この上向きのピン4を突設した水平湾曲突出部5の上部に、可動部10が進入し回動可能に嵌合される。
可動部10は、前扉31の上角部の内側に取り付けられる部分で、図2、図3に示すように、本体部として鋼板をL形(直角)に曲折して水平取付部11と垂直取付部12を形成し、その水平取付部11の周縁は外壁部16により囲われている。水平取付部11上には、上記固定部1のピン4が嵌挿される軸受部13が半円形状の孔として形成され、軸受部13は湾曲案内部14に繋がる。
すなわち、軸受部13は、水平取付部11の鋼板の一部を切削または切断して形成された溝状の湾曲案内路14の末端に、軸受孔(半円形状の半孔)として形成され、固定部1側のピン4がこの湾曲案内部14を通り、末端の軸受部13にはめ込まれる。そして、湾曲案内路14の他端は外壁部16に達し、その外壁部16に、ピン4を導入するための開口部15が形成されている。この開口部15は、可動部10が前扉31の上角部の内側に固定されたとき、前扉31を本体枠30の前方に約90度開いた状態で、固定部1のピン4の左側つまり前扉31内に取り付けられた可動部10の背面側に位置するように形成される。つまり、前扉31を本体枠30に対し閉鎖したときには、可動部10の外壁部16が前扉31の背面側に位置し、その開口部15が背面側に位置するように形成される。
さらに、固定部1と可動部10の組付け時に、その開口部15から導入したピン4を、湾曲案内部14に通して、軸受部13へと導き、軸受部13に達したピンを、その軸受部13にて保持するために、図2、図3のように、板ばね20が可動部10の水平取付部11上に取り付けられる。この板ばね20は、その先端部に固定部1側のピン4を支持する半円状の先端軸受部21を有し、その先端軸受部21を水平取付部11の軸受部13に合わせるように、先端部が下方に向けて曲折され、さらに、板ばね20の元部は湾曲部24を介して下側にU字状に曲折され、その下側端部にはリベット用の孔を設けた固定部22が形成されている。
このU字状に曲折された湾曲部24は、その内側にピン4が湾曲案内部14を干渉無く通過させるための空間を形成し、且つばね力を生じさせるために設けられる。そして、その板ばね20の固定部22は、固定リベット23により水平取付部11上に固定され、これにより、板ばね20先端の先端軸受部21は、軸受部13との間でピン4を保持するように対向して位置し、且つばね力により下側に付勢された状態で、取り付けられる。すなわち、図5に示すように、水平取付部11上に固定された板ばね20はその先端軸受部21を傾斜した部分を介して水平取付部11上に水平に当接させ、ピン4の進入によりピン4から押上力を受けると、その先端軸受部21を上方に曲げ、ピン4が先端軸受部21に嵌合したとき、ばね力をもって水平位置に戻るように形成される。
上記構成の上部蝶番の固定部1は、図4及び図8,9に示すように、そのL字状に形成された垂直取付板2と水平取付板3をゲーム機の本体枠30の左上角部の内側に当て、その取付孔と取付ねじを使用して、ゲーム機の本体枠30の正面から向かって左角部内側に、その水平湾曲突出部5を前方に出した状態で固定される。その水平湾曲突出部5の先端上に、ピン4が上方に向けて垂直に固定されている。
一方、上部蝶番の可動部10は、ゲーム機の前扉31の正面に向かって左上角部内側に、その垂直取付部12を内側壁面に当て、水平取付部11を水平にした状態で固定される。前扉31に固定された可動部10は、図4、図6、図7に示すように、前扉31の内側、つまり側壁部32の内側で、且つ内側壁部33の内側に覆われる位置に固定される。さらに、その内側壁部33における、可動部10の水平取付部11の外壁部16の一部に設けた開口部15側には、固定部1側の水平湾曲突出部5を進入させるための開口が形成されている(図4、図6)。
一方、図示は省略されているが、ゲーム機の本体枠30の下角部に、下部蝶番の固定部が取付られ、固定部はその水平取付板の突出端部にピンが上方に向けて垂直に固定され、更に、ゲーム機の前扉の下角部に、下部蝶番の可動部が取付られる。この可動部の水平取付板の突出端部に、軸受部となる軸受孔がピンを挿通可能に形成される。なお、下部蝶番においては、そのピンを可動部に設け、ピンが嵌る軸受部をその固定部に設けることもできる。
前扉31を本体枠30に対し開閉可能に装着する場合、先ず、前扉31を持って下部蝶番の可動部の軸受孔を、本体枠30側の固定部のピンに嵌め込む。軸受孔は鋼板に穿設した孔であり、ピンと孔の嵌め合いには多少の間隙があるため、前扉31は多少傾動可能である。
次に、前扉31を図4のように開いた状態とし、その下部蝶番を支点にして前扉31を少し手前に傾けながら、前扉31の内側壁部33に設けた開口に、固定部1の水平湾曲突出部5の先端を進入させ、固定部1側のピン4を可動部10の水平取付部11における外壁部16の開口部15から導入させるように、前扉31つまり可動部10を右に傾動させるように動かす。
このとき、図5に示すように、固定部1の水平湾曲突出部5のピン4は、可動部10の水平取付部11の開口部15から湾曲案内路14に進入するように移動させる。そして、さらに可動部10を後側に移動させると、図5、図6に示すように、ピン4が軸受部13に到達する。このとき、ピン4は板ばね20の先端軸受部21を押し上げながら軸受部13に嵌入し、先端軸受部21がピン4の後側部に嵌合したとき、ピン4は板ばね20の先端軸受部21と軸受部13により挟持され、固定部1のピン4が可動部10側の軸受部13に回動可能に保持され、蝶番は固定部1と可動部10を回動可能に連結して組付け状態となる。
この状態は、図6、図7に示すように、本体枠30に対し前扉31を約90度開いた状態であり、前扉31を本体枠30に対し閉じると、図8、図9のような状態となる。したがって、図8、図9のように前扉31を閉じた状態では、固定部1の水平湾曲突出部5が進入している前扉31の内側壁部33の開口は、本体枠30側に入って隠れるため、上部蝶番の固定部1及び可動部10は壁部によって完全に覆われて外部から全く見えなくなる。したがって、不正行為によりドライバなどを差し込んで、無理にピン4や板ばね20を動かそうとしても、そのような不正工具を差し込むことも、またその位置を確認することもできず、上部蝶番の可動部10を固定部1から外すことは不可能となる。
このように、先ず、下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして前扉31を少し右水平方向に傾けながら、上部蝶番の可動部10の水平取付部11上の開口部15を、固定部1側のピン4に近づけ、ピン4を開口部15から湾曲案内路14内へと滑り込ませ、軸受部13と板ばね20の先端軸受部21に嵌合させるため、従来のように、上部蝶番と下部蝶番のピンと軸受部の嵌合を、前扉を持ちながら同時に行なう必要がなく、重量のある前扉31を非常に簡単に、本体枠30に対し蝶番を介して取り付けることができる。
また、前扉31に装着された可動部10は、本体枠30の正面に対し約90度の角度で位置させたとき、可動部10に設けたピン4の導入用の開口部15が固定部1側のピンに向かうように形成されているから、そのまま前扉31つまり可動部10を右側に傾動させれば、ピン4が開口部15から湾曲案内路14に導入されて、容易に軸受部13に嵌合され、蝶番の組付けを容易に完了することができる。
さらに、蝶番の組付けを完了し前扉31を閉鎖したときには、上部蝶番の固定部1の水平湾曲突出部5及び可動部10は前扉31の内側に入り、側壁部32と内側壁部33により覆われた状態となるため、不正工具を差し込んで可動部10を不正に外すなどの不正行為を防止することができる。
図11、図12は、他の実施形態の可動部40の斜視図と使用状態の平面図を示している。この可動部40は、水平取付部41が横長形状に形成され、垂直取付部42は、上記実施形態とは逆に内側の本体枠側に設けられている。また、水平取付部41の先端部は幅を狭くした小幅部として形成され、その小幅部に、軸受部43及び湾曲案内路44が形成され、その小幅部を囲うように形成された外壁部46の一部に、湾曲案内路44に繋がる開口部45が形成される。そして、水平取付部41の小幅部上には、上記と同様に、板ばね20が取り付けられる。そして、上記と同様に、固定部1のピン4を板ばね20の先端軸受部21と軸受け部43との間で挟持して、回動可能に固定部1と可動部40を連結する。
この蝶番の可動部40も、上記と同様に、前扉51の内側に取り付けられ、前扉51の内側壁部に設けた開口から、固定部1の水平湾曲突出部5を前扉51内に進入させ、その上のピン4を開口部45から湾曲案内路44に導入し、先端軸受部21と軸受け部43との間で挟持させる。この蝶番の可動部40も、上記と同様に、蝶番の組付けを完了し前扉51を閉鎖したときには、上部蝶番の固定部1の水平湾曲突出部5及び可動部40は前扉51の内側に入り、側壁部と内側壁部により覆われた状態となるため、不正工具を差し込んで可動部40を不正に外すなどの不正行為を防止することができる。
以上説明したように、本発明のゲーム機用蝶番によれば、蝶番の可動部と固定部の組付け時、可動部を装着した前扉を少し傾け、ピンを開口部から案内路に導入するだけの簡単な操作で、ピンを軸受部に嵌挿させ、蝶番の組付けを容易に完了することができる。また、固定部に対し可動部を組み付ける際、可動部を水平湾曲突出部の上側に進入させ、水平湾曲突出部上のピンを可動部の軸受部に嵌合させるので、可動部の取付位置を前扉内の最上位に配置することができ、それにより、前扉内のその他の部材の収納配置スペースを広くすることができる。また、可動部が前扉の内側に取り付けられるが、固定部の水平湾曲突出部が側方に湾曲した状態で、前扉の内側壁部の開口から内側に進入するから、前扉の側壁部は可動部を完全に覆った状態とすることができ、前扉を閉鎖した状態で固定部、可動部が外部から露出せず、不正工具を差し込むことも不可能となり、不正工具を差し込んで可動部を不正に外すなどの不正行為を防止することができる。
本発明の一実施形態を示す上部蝶番の固定部1の斜視図である。 上部蝶番の可動部10の斜視図である。 可動部10の分解斜視図である。 上部蝶番の可動部10を固定部1に嵌める際の平面図である。 ピン4と板ばね20の動きを示す平面図である。 可動部10を固定部1に嵌合させた状態の前扉の開放時の平面図である。 (a)は可動部10を固定部1に嵌合させた状態の前扉開放時の側面図、(b)は前扉閉鎖時の正面図である。 可動部10を固定部1に嵌合させた状態の前扉の閉鎖時の平面図である。 可動部10(前扉31)を開いた状態の斜視図である。 固定部1に対し可動部10(前扉31)を閉じた状態の斜視図である。 他の実施形態の蝶番の可動部40の斜視図である。 他の実施形態の蝶番の使用状態を示す閉鎖時の平面図である。
符号の説明
1−固定部
2−垂直取付板
3−水平取付板
4−ピン
10−可動部
11−水平取付部
12−垂直取付部
13−軸受部
14−湾曲案内路
15−開口部
16−外壁部
20−板ばね
21−先端軸受部
24−湾曲部

Claims (3)

  1. ゲーム機の本体枠の上角部内側に固定される固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回動可能に支持され該ゲーム機の前扉の上角部内側に取り付けられる可動部と、を備えたゲーム機用蝶番において、
    該固定部の水平取付板には水平湾曲突出部が逆L字状に湾曲して突設され、該水平湾曲突出部の上にピンが上向きに突設され、該可動部の水平取付部上に該ピンが嵌挿される半孔状の軸受部が設けられ、該軸受部を囲うように水平取付部上に外壁部が形成され、該外壁部に開口部が形成され、該開口部と該軸受部との間に溝状の案内路が連通して形成され、先端に先端軸受部を設けた板ばねが該水平取付部上に取り付けられ、
    前記可動部を取り付けた前記前扉の側部が側壁部により覆われ、該前扉の内側が内側壁部により覆われ、前記本体枠側の固定部に対し前記前扉側の可動部を嵌合させて組み付ける際、該前扉の内側壁部に設けた開口部から、該固定部の該水平湾曲突出部を該前扉の可動部の下側に進入させるように構成され、
    該可動部と該固定部の組み付け時、該水平湾曲突出部上のピンが該可動部の該外壁部の該開口部から該案内路へと進入し該案内路の先端の該軸受部に達した該ピンが該板ばねの該先端軸受部と該案内路先端の該軸受部との間に挟持されて回動可能に保持されることを特徴とするゲーム機用蝶番。
  2. 前記水平湾曲突出部は、前記固定部の前方に水平に延びる水平軸に対し90度を超える角度に湾曲して形成されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用蝶番。
  3. 前記板ばねは、末端に設けた固定部と該固定部から湾曲して延びる湾曲部と先端軸受部を有して形成され、該先端軸受部は半円形の凹部として形成され、前記ピンが該先端軸受部に嵌合する際、該ピンの先端が該先端軸受部の近傍を押し上げながら該先端軸受部に嵌入し、該先端軸受部が該ピンの後側部に嵌合したとき、該ピンが該先端軸受部と該可動部側の該軸受部に回動可能に保持されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機用蝶番。
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