JP6910071B2 - ゲーム機用上部蝶番 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機、スロットマシン等のゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に取り付け、中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付けるゲーム機用上部蝶番に関する。
パチンコ機等のゲーム機は、通常、中枠が本体枠に対し開閉自在に取り付けられ、中枠に対し透明板枠が開閉自在に取り付けられる。このため、通常、中枠と本体枠間に、中枠開閉用の蝶番が取り付けられ、中枠と透明板枠間に、透明板枠用の蝶番が取り付けられる。
しかし、ゲーム機のように、大型で重量の重い縦型の機器を開閉する場合、上部と下部に蝶番を取り付けて開閉可能に荷重を保持する必要があり、そのため、ゲーム機の蝶番は、中枠と本体枠の上部と下部の角部に、各々、蝶番と固定部と可動部と中枠開閉用の蝶番を取り付け、中枠と透明板枠の上部と下部に、透明板枠用の蝶番の固定部と可動部を、別個に製作し、取り付けていた。
このため、ゲーム機用蝶番を構成する部品の点数が増大し、各蝶番の固定部と可動部を、所定の位置に、位置合わせして、固定する取付作業が煩雑化する課題があった。
そこで、本発明者らは、下記特許文献1において、ゲーム機の本体枠の上角部に固定される固定部と、固定部にピンと軸受部との嵌合により回動可能に支持され、ゲーム機の中枠の上角部に取り付けられる可動部と、ゲーム機の中枠の前面側に回動可能に支持される透明板枠の上角部に取り付けられる透明板枠上ピンと、を備えたゲーム機用上部蝶番を提案した。
特開2006−175178号公報
この上部蝶番は、固定部の水平取付板に、水平突出部が前方に突設され、水平突出部の下面にピンが下向きに突設され、可動部には水平板部と下水平板部とが垂直側壁部を介して平行に一体形成され、水平板部にピンが嵌挿される半円形状の上軸受部が設けられ、上軸受部に連通する溝状の上案内路が水平板部にその端部を垂直側壁部に開口して形成される。
さらに、下水平板部に透明枠上ピンが嵌挿される半円形状の下軸受部が設けられ、下軸受部に連通する溝状の下案内路が下水平板部にその端部を開口して形成される。略U字状に曲折されて上板部と下板部を有した板ばねが水平板部と下水平板部との間に取り付けられ、板ばねの上板部の先端に上先端軸受部が形成される。
さらに、板ばねの下板部の先端に下先端軸受部が形成され、上案内路から先端の上軸受部に達したピンが板ばねの上先端軸受部と上軸受部との間に挟持されて保持され、下案内路から先端の下軸受部に達した透明板枠上ピンが板ばねの下先端軸受部と下軸受部との間に挟持されて保持される。
この上部蝶番は、本体枠に対し中枠を装着する場合、中枠の下部蝶番を嵌め、下部蝶番を支点にして中枠を少し水平方向に傾けながら、固定部のピンを可動部の上案内路に通し、その端部の上軸受部に嵌合させるため、重量のある中枠を、本体枠に対し蝶番を介して、取り付けることができる。同様に、中枠に対し透明板枠を装着する場合、透明板枠の下部蝶番を嵌め、下部蝶番を支点にして透明板枠を少し水平方向に傾けながら、透明板枠上ピンを可動部の下軸受部に下案内路を通して嵌合させるため、透明板枠を中枠に対し蝶番を介して取り付けることができる。
しかしながら、透明板枠の構造上、透明板枠上ピンを、透明板枠の上可動部に突設することになるが、透明板枠の構造上、透明板枠上ピンを突設できない場合があり、また、組み付け作業時、透明板枠を微妙に傾けながら、透明板枠の上可動部上に突設された上ピンを、視認しにくい位置で、下案内路から下軸受部に嵌合させるように動かして嵌め込むため、組み付けの作業性が悪く、改良が要望されていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、作業性よく、ゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に組み付け、中枠に対し透明板枠を開閉可能に組み付けることができるゲーム機用上部蝶番を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機用上部蝶番は、ゲーム機の本体枠の上角部に固定される固定部と、該固定部に上軸と上軸受部との嵌合により回動可能に支持され、該ゲーム機の中枠の上角部に取り付けられる可動部と、該中枠の前面側に回動可能に支持される透明板枠の上角部に取り付けられる下軸受部と、を備えたゲーム機用上部蝶番において、
該固定部の水平取付部には水平突出部が前方に突設され、該水平突出部の下面に上軸が下向きに突設され、
該可動部には、基板となる水平板部の延設部分を背面側に曲折して、垂直取付部が形成され、該水平板部には、該水平板部の前部から側部にかけて、垂直側壁部が縁部を囲うように上側に立設され、
該水平板部上には、該上軸受部に位置する該上軸を保持する板バネが取り付けられ、軸受カバー部が該板バネを覆って該水平板部上に取り付けられ、該垂直側壁部には該上軸が進入するための導入口が開口するとともに、該軸受カバー部には該導入口に連通して軸受案内溝が形成され該軸受案内溝の奥に該上軸を受ける該上軸受部が設けられ、
該可動部の該水平板部の下面に下軸が下向きに突設され、該透明板枠の上角部に、該下軸を受ける下軸受部が取り付けられ、該下軸受部には該下軸を導入する案内部が設けられたことを特徴とする。
この発明のゲーム機用上部蝶番によれば、ゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に取り付ける際、中枠の上角部を動かしながら、本体枠側の固定部の上軸に、軸受案内溝を合わせるようにすれば、上軸を容易に上軸受部に嵌め込むことができ、ゲーム機の中枠、透明板枠を、蝶番を介して簡単に組み付けることができ、組付け作業性を向上させることができる。また、可動部に使用される板バネは、小型で簡単に形成することができ、安価な製造コストで製造することができる。さらに、中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付ける際、透明板枠の上角部を動かしながら、下軸受部の案内部に下軸を合わせるようにすれば、透明板枠の上角部を、蝶番の下軸と下軸受部を介して、容易に嵌め込むことができる。
ここで、上記可動部の軸受カバー部内には、上記板バネを解除方向に動かすための解除レバーを、上記水平板部に軸支して設けることが好ましい。
またここで、上記板バネは、バネ性の帯状金属板を曲折して形成され、その元部が水平板部上に固定され、その先端部が上軸を保持するように曲折されて構成することができる。
またここで、上記下軸受部有底円筒型のケースと、ケース内上下摺動可能に設けられ上下動軸受部と、上下動軸受部を上方に付勢するバネ部材とを備え、上下動軸受部には、軸孔が上下方向に設けられるとともに、軸孔の側部に連通して案内部を設けた構成とすることができる。
またここで、上記案内部は、上記ケースに設けた開口部から外側に突出して設けられ、傾斜面を有した案内溝を、案内部に設ける構成とすることができる。
この発明のゲーム機用上部蝶番によれば、作業性よく、ゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に組み付け、中枠に対し透明板枠を開閉可能に、簡単に組み付けることができる。
本発明の上部蝶番の一実施形態を示し、(a)はその固定部の斜視図、(b)は下方からの同固定部の斜視図である。 (a)は上部蝶番の可動部の斜視図、(b)は下方から見た同可動部の斜視図である。 (a)は下軸受部の斜視図、(b)はその下軸受部の分解斜視図である。 固定部、可動部、及び下軸受部を、上下に配置した状態の斜視図である。 可動部の分解斜視図である。 (a)は可動部の軸受カバー部の分解斜視図、(b)は見る方向を変えたときの分解斜視図である。 可動部の垂直側壁部側から見た斜視図である。 下軸受部の斜視図である。 可動部を固定部に組み付ける際の斜視図である。 中枠の可動部を、固定部の水平取付部に対し開閉可能に組み付けた状態の斜視図である。 本体枠の固定部に中枠の可動部を組み付け、透明板枠の下軸受部を可動部の下面の下軸に嵌合させる際の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機などに使用されるゲーム機用上部蝶番の固定部1の斜視図を示し、図2はその可動部10の斜視図を示し、図3は下軸受部21の斜視図を示し、図5は可動部10の分解斜視図を示している。
上部蝶番の固定部1は、ゲーム機の本体枠30の上角部に固定される部分で、図1に示すように、鋼板を正面視でL字形(直角)に曲折して垂直取付部2と水平取付部3が形成されている。垂直取付部2と水平取付部3には取付孔が穿設され、この部分がゲーム機の本体枠30の上角部の外側に接して固定ねじで固定される。水平取付部3の前部には水平突出部4が前方に突出して形成されている。
水平突出部4の先端部下面に、上軸5が下向きに突設される。上軸5は、例えば、水平突出部4に穿設した孔に頭付きピンを下向き嵌入し、その周縁部をかしめて垂直に固定される。この下向きの上軸5を突設した水平突出部4の下部に、可動部10が進入し回動可能に嵌合される。また、水平突出部4上には、ビード4aが補強用に形成される。
可動部10は、本体枠30に対し可動的に保持される、ゲーム機の中枠31の上角部に取り付けられる部分で、図5,6に示すように、基板となる水平板部11と垂直取付部14が鋼板を曲折して形成され、水平板部11の延設部分が背面側に曲折されて垂直取付部14が背面側に形成されている。また、水平板部11の前部から側部にかけて、垂直側壁部13が縁部を囲うように上側に立設されている。垂直側壁部13の一部に、固定部1の上軸5が進入するための、導入口13aが開口する。
さらに、図5に示すように、水平板部11上に、上軸受部17と軸受案内溝16を設けた軸受カバー部12が、固定リベット18により取り付けられ、固定部1の上軸5が保持される上軸受部17は、軸受案内溝16の内側奥に半円形状の孔として形成される。上軸受部17の軸受案内溝16は湾曲して導入口13aに連通するように形成され、導入口13aから湾曲する軸受案内溝16を経て上軸受部17に達するように、軸受案内溝16は形成される。
また、水平板部11上には、上軸受部17に位置する上軸5を保持する板バネ15がその元部15aを固定リベットで固定して取り付けられる。さらに、図5,7に示す如く、水平板部11の下面に、下軸20が下側に向けて突設さされる。下軸20は、中枠31に対し透明板枠32を回動可能に軸支する軸を構成する。透明板枠32は、パチンコ機などのゲーム機の遊技盤を覆うように、その中枠31の前面に、開閉可能に装着される板ガラス或は透明合成樹脂板を内側に設けた扉である。
板バネ15は、図5に示すように、帯状のバネ金属板から形成され、元部15aから立ち上がる部分を、略U字状に曲折し、その先端に、先端部15bが上軸5に当接して保持するように、略くの字状に曲折して形成される。板バネ15は、水平板部11上で、可動部10の軸受案内溝16に隣接して配置され、その先端部15bは、軸受案内溝16内に進入し、軸受案内溝16内に上軸5が進入し、端部の上軸受部17まで達したとき、上軸5を上軸受部17内に保持するように構成される。さらに、板バネ15に隣接して、板バネ15の軸受動作を解除する解除レバー19が、水平板部11上に、解除操作可能に取り付けられる。
解除レバー19は、図5、6に示すように、リベット等により回動操作可能に、水平板部11上に軸支され、解除レバー19の先端部を押すことにより、解除レバー19の末端部が板バネ15を押し、上軸5から板バネ15を離すように作用する構造である。図7に示す如く、上記軸受カバー部12は、板バネ15及び解除レバー19を覆うように、固定リベット18により水平板部11上に固定される。図7のように、解除レバー19の先端部は、軸受カバー部12から露出し、解除操作が可能となっている。
上記透明板枠32の上左角部に、図11に示すように、下軸受部21が上記下軸20の軸受部として取り付けられる。下軸受部21は、図3に示すように、立方体の、隣接する3面を構成する水平板部22と垂直側壁部23,24が取付部として設けられる。水平板部22と垂直側壁部23,24の内側に、有底円筒型のケース27が取り付けられ、ケース27内に、上下動軸受部25が上下摺動可能に設けられる。水平板部22は取付部の水平面を構成し、垂直側壁部23と垂直側壁部24は、取付部の垂直面を構成し、垂直側壁部23と垂直側壁部24には、透明板枠32に固定するための固定孔が設けられる。下軸受部21は、この水平板部22と垂直側壁部23,24を介して、透明板枠32の左上角部に固定される。
上下動軸受部25の軸芯位置には、軸孔25aが上下方向に設けられ、軸孔25aの側部に、案内部28が軸孔25aに連通し且つ外側に突出して設けられる。軸孔25aの内径は、上軸5を嵌入させ円滑に回動保持可能に設定される。上下動軸受部25の底部にバネ部材26が設けられ、上下動軸受部25は、ケース27に対し上方に付勢される状態でケース内に収容される。バネ部材26としてコイルばねが使用されるが、他のバネを用いることもできる。
ケース27は、上部に突設した固定凸部27bを、水平板部22に設けた固定孔に差し込み、それをかしめて固定される。また、ケース27の側部には、開口部27aが開口し、図8に示すように、その開口部27aから、上下動軸受部25の案内部28が上下動可能に突出する。案内部28上には、傾斜面を有する案内溝28aが設けられる。案内溝28aの傾斜面は先端側に低くなる方向に傾斜する。また、案内溝28aの幅は、先端側に向けて広くなるように形成することができる。
透明板枠32の組付け時、中枠31側の可動部10の下軸20に対し、下軸受部21を回動可能に組み付ける際、下軸受部21を動かしながら、下軸20を、上下動軸受部25の案内部28の案内溝28aから進入させる。このとき、下軸20の下端が案内部28を押し下げ、上下動軸受部25はバネ部材26を圧縮して下降し、下軸20がその中央の軸孔25aの位置に達したとき、上下動軸受部25がバネ部材26の付勢力により上昇し、下軸20が上下動軸受部25の軸孔25aに嵌合して保持され、軸支されるようになっている。
上記構成の上部蝶番の固定部1は、図9に示すように、そのL字状に形成された垂直取付部2と水平取付部3をゲーム機の本体枠30の左上角部の外側に当て、その取付孔と取付ねじを使用して、ゲーム機の本体枠30の正面から向かって左角部外側に、その水平突出部4を前方に出した状態で固定される。その水平突出部4の下面に、上軸5が下方に向けて鉛直に突設されている。
一方、上部蝶番の可動部10は、図9に示すように、ゲーム機の中枠31の正面に向かって左上角部に、その垂直取付部14を当て、水平板部11を水平にし、上軸受部17及び下軸20の部分を、正面側に突き出すように固定される。この状態で、中枠31に固定された可動部10の水平板部11上には、固定部側の上軸5を導入するための導入口13aが左側に位置し、上面に上軸受部17が配設される。
一方、図示は省略されているが、ゲーム機の本体枠30の下角部に、下部蝶番の固定部が取付られ、固定部はその水平取付板の突出端部にピンが上方に向けて垂直に固定され、更に、ゲーム機の中枠31の下角部に、下部蝶番の可動部が取付られる。この可動部の水平取付板の突出端部に、軸受部となる軸受孔がピンを挿通可能に形成される。なお、下部蝶番においては、そのピンを可動部に設け、ピンが嵌る軸受部をその固定部に設けることもできる。
中枠31を本体枠30に対し、蝶番を介して開閉可能に装着する場合、先ず、中枠31を持って下部蝶番の可動部の軸受孔を、本体枠30側の固定部のピンに嵌め込む。軸受孔は鋼板に穿設した孔であり、ピンと孔の嵌め合いには多少の間隙があるため、中枠31は多少傾動可能である。
次に、中枠31を図9のように、約90度に開いた状態とし、その下部蝶番を支点にして中枠31を少し手前に傾けながら、固定部1の水平突出部4の下面に設けた上軸5を、可動部10の水平板部11上の導入口13aから軸受案内溝16内に導入させるように、中枠31つまり可動部10を傾動させる。
このとき、固定部1の上軸5は、可動部10の水平板部11の導入口13aから軸受案内溝16内に進入し、さらに上軸5が軸受案内溝16内を移動すると、図10のように、上軸5が溝奥の上軸受部17に到達する。このとき、上軸5は板バネ15の先端部15bを撓ませて弾性変形させながら進入し、上軸受部17に嵌入したとき、先端部15bが元の位置に戻り、上軸5が上軸受部17に保持され軸支された状態となる。
これにより、固定部1の上軸5が可動部10側の上軸受部17に回動可能に保持され、相対的に可動部10が固定部1に対し上軸受部17と上軸5を介して回動可能に組み付けられる。この状態は、本体枠30に対し中枠31を約90度開いた状態であり、中枠31を本体枠30に対し閉じると、図10のように、中枠31は本体枠30の前面を閉鎖するように閉じられる。
さらに、この状態で、中枠31の前面に透明板枠32を開閉可能に装着する。透明板枠32の左上角部には、図11に示すように、下軸受部21が垂直側壁部23,24を介して取り付けられる。なお、図11では、下軸受部21の案内部28が透明板枠32の正面を向くように、下軸受部21が固定されるが、下軸受部21の案内部28の向きは、中枠31に透明板枠32を着脱する際、作業を容易に行うことができるように、任意の向きに決めることができる。
このような透明板枠32を中枠31に対し組み付ける場合、透明板枠32を持って、先ず、図示しない下部蝶番の可動部を中枠31側の固定部に、ピンと軸受部との嵌合により嵌め込む。
次に、図11に示すように、その下部蝶番を支点にして透明板枠32を傾けながら、中枠31に固定される可動部10底部の下軸20に、透明板枠32上の下軸受部21を近づけ、上下動軸受部25の案内部28を下軸20の下端に当てるように動かす。
このとき、パチンコ機などのゲーム機では、大型化した透明板枠32の陰になって、下軸20の下端と案内部28の位置が、作業者には、視認しにくいが、比較的幅の広い案内部28の案内溝28aを有する下軸受部21を動かして、下軸20を案内溝28aに導入するに作業するため、下軸を動かして案内溝に入れる場合に比して、容易に下軸20を軸孔25aに嵌め込むことができる。
このようにして、下軸20が案内部28の案内溝28aに進入し、下軸20が中央に近づくに従って、上下動軸受部25がケース27内を、バネ部材26を圧縮しながら下降し、下軸20が中央の軸孔25aに達したとき、上下動軸受部25がバネ部材26の付勢力で上昇して元の位置に戻る。この状態で、下軸20が上下動軸受部25の軸孔25aに軸支された状態となり、下軸受部21が下軸20に対し回動可能に保持され、中枠31に対する透明板枠32の組み付けは完了する。このように、透明板枠32の上部蝶番を中枠31に対し簡単な操作で組み付けることができる。
一方、透明板枠32を上部蝶番から外す場合、透明板枠32を中枠31に対し約90度開いた状態で、ドライバの先端などで、案内部28を押し下げて上下動軸受部25を下降させつつ、透明板枠32を傾動させる。これにより、下軸20が軸孔25aから外れて案内溝28a内に入り、そのまま案内溝28aを通して、下軸20は上下動軸受部25の外側に外れる。このようにして、透明板枠32を上部蝶番から容易に外すことができる。
同様に、中枠31を上部蝶番から外す場合、中枠31を本体枠30に対し約90度開いた状態で、解除レバー19を操作し、解除レバー19の先端で板バネ15を内側に押し、板バネ15の先端部15bを撓ませる。これにより、上軸5から板バネ15の先端部15bが離れ、上軸受部17内の上軸5の保持が解除される。その状態で、上軸5は軸受案内溝16内で自在に移動可能となり、可動部10つまりの中枠31を動かして、上軸5を軸受案内溝16の導入口13aから外側に出される。このようにして、中枠31を固定部1の上部蝶番から容易に外すことができる。
このように、ゲーム機の本体枠30に対し中枠31を開閉可能に取り付ける際、中枠31の上角部を動かしながら、本体枠30側の固定部1の上軸5に、軸受案内溝16を合わせるようにすれば、上軸5を容易に上軸受部17に嵌め込身軸支させることができ、組み付け作業性を向上させることができる。また、可動部に使用される板バネは、小型で簡単に形成することができ、安価な製造コストで製造することができる。さらに、中枠31に対し透明板枠32を開閉可能に取り付ける際、透明板枠32の上角部を動かしながら、下軸受部21の案内部28に下軸20を合わせるようにすれば、透明板枠32の上角部を、下軸20と下軸受部21を介して、容易に嵌め込むことができる。
1 固定部
2 垂直取付部
3 水平取付部
4 水平突出部
4a ビード
5 上軸
10 可動部
11 水平板部
12 軸受カバー部
13 垂直側壁部
13a 導入口
14 垂直取付部
15 板バネ
15a 元部
15b 先端部
16 軸受案内溝
17 上軸受部
18 固定リベット
19 解除レバー
20 下軸
21 下軸受部
22 水平板部
23 垂直側壁部
24 垂直側壁部
25 上下動軸受部
25a 軸孔
26 バネ部材
27 ケース
27a 開口部
27b 固定凸部
28 案内部
28a 案内溝
30 本体枠
31 中枠
32 透明板枠

Claims (5)

  1. ゲーム機の本体枠の上角部に固定される固定部と、該固定部に上軸と上軸受部との嵌合により回動可能に支持され、該ゲーム機の中枠の上角部に取り付けられる可動部と、該中枠の前面側に回動可能に支持される透明板枠の上角部に取り付けられる下軸受部と、を備えたゲーム機用上部蝶番において、
    該固定部の水平取付部には水平突出部が前方に突設され、該水平突出部の下面に上軸が下向きに突設され、
    該可動部には、基板となる水平板部の延設部分を背面側に曲折して、垂直取付部が形成され、該水平板部には、該水平板部の前部から側部にかけて、垂直側壁部が縁部を囲うように上側に立設され、
    該水平板部上には、該上軸受部に位置する該上軸を保持する板バネが取り付けられ、軸受カバー部が該板バネを覆って該水平板部上に取り付けられ、該垂直側壁部には該上軸が進入するための導入口が開口するとともに、該軸受カバー部には該導入口に連通して軸受案内溝が形成され該軸受案内溝の奥に該上軸を受ける該上軸受部が設けられ、
    該可動部の該水平板部の下面に下軸が下向きに突設され、該透明板枠の上角部に、該下軸を受ける下軸受部が取り付けられ、該下軸受部には該下軸を導入する案内部が設けられたことを特徴とするゲーム機用上部蝶番。
  2. 前記可動部の前記軸受カバー部内に、前記板バネを解除方向に動かすための解除レバーが前記水平板部に軸支されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用上部蝶番。
  3. 前記板バネは、バネ性の帯状金属板を曲折して形成され、該板バネの元部が前記水平板部上に固定され、該板バネの先端部が前記上軸を保持するように曲折されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用上部蝶番。
  4. 前記下軸受部は、有底円筒型のケースと、該ケース内に上下摺動可能に設けられた上下動軸受部と、該上下動軸受部を上方に付勢するバネ部材とを備え、該上下動軸受部には、軸孔が上下方向に設けられるとともに、該軸孔の側部に連通して前記案内部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機用上部蝶番。
  5. 前記案内部は、前記ケースに設けた開口部から外側に突出して設けられ、傾斜面を有した案内溝が該案内部に設けられたことを特徴とする請求項4記載のゲーム機用上部蝶番。
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