JP4429158B2 - ゲーム機用上部蝶番 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシン等のゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に取り付け、中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付けるゲーム機用上部蝶番に関する。
パチンコ機の前扉を本体枠に対し開閉自在に取り付ける蝶番として、従来、上部に取り付けられる上部蝶番と下部に取り付けられる下部蝶番からなる蝶番がある。この蝶番は、上部蝶番、下部蝶番共に固定部と可動部とに分かれて形成された分離型つまり着脱型の蝶番であり、ピンと軸受部の嵌合により可動部側が固定部側に対し回動可能に支持される。つまり、上部蝶番の固定部は本体枠の上角部に固定され、上部蝶番の可動部は前扉の上角部に固定され、下部蝶番の固定部は本体枠の下角部に固定され、下部蝶番の可動部は前扉の下角部に固定される。そして、前扉を本体枠に対し取り付ける場合、前扉を持ってその下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部にピンと軸受の嵌合により嵌め込み、同時に、その上部蝶番の可動部を本体枠側の固定部にピンと軸受の嵌合により嵌め込む。
従って、上記のように、前扉を本体枠に対し装着する際には、上角部と下角部に設けた両蝶番のピンと軸受を上下同時に嵌め合わせて行なう必要があり、加えて、パチンコ機の前扉には、パチンコ球の打ち出し装置や玉出し装置等の制御駆動装置が数多く取り付けられているから、前扉の重量は非常に重い。また、これらの前扉は、パチンコホールにおいて、作業者の手作業により本体枠側に装着されるため、このような前扉の取り付け作業は、かなり難しく、労力を必要とし、ピンと軸受の嵌合が良好にできない場合には、蝶番や他の部材を傷つけてしまう問題があった。
そこで、従来、下記特許文献1などにおいて、組付け作業を容易に行なうことができる分離型の蝶番が提案されている。
特開平8−215395号公報
しかしながら、この種の従来の上部蝶番は、固定部の前部に突出した水平突出部上に、軸受孔を有する金属板を固定し、可動部上に上方に突設したピンを、その金属板を上方に弾性変形させながら、金属板の軸受孔に嵌入させる構造であり、蝶番の固定部に対し可動部を容易に嵌合させて蝶番を組み付けることができるものの、この種の上部蝶番は、本体枠に対し前扉のみを開閉可能に取り付ける構造であり、本体枠に対し中枠を開閉可能に取り付け、さらに中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付ける構造のゲーム機の場合には、中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付けるために別の蝶番を用意しなければならないという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ゲーム機の本体枠に対し中枠を開閉可能に取り付け、さらに中枠に対し透明板枠を開閉可能に取り付けることができると共に、中枠と透明板枠の着脱を容易に行うことができるゲーム機用上部蝶番を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機用上部蝶番は、ゲーム機の本体枠の上角部に固定される固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回動可能に支持され、該ゲーム機の中枠の上角部に取り付けられる可動部と、該ゲーム機の中枠の前面側に回動可能に支持される透明板枠の上角部に取り付けられる透明板枠上ピンと、を備えたゲーム機用上部蝶番であって、該固定部の水平取付板には水平突出部が前方に突設され、該水平突出部の下面にピンが下向きに突設され、該可動部には上水平板部と下水平板部とが垂直側壁部を介して平行に一体形成され、該上水平板部に該ピンが嵌挿される半円形状の上軸受部が設けられ、該上軸受部に連通する溝状の上案内路が該上水平板部にその端部を該垂直側壁部に開口して形成され、該下水平板部に該透明枠上ピンが嵌挿される半円形状の下軸受部が設けられ、該下軸受部に連通する溝状の下案内路が該下水平板部にその端部を開口して形成され、略U字状に曲折されて上板部と下板部を有した板ばねが該上水平板部と下水平板部との間に取り付けられ、該板ばねの上板部の先端に上先端軸受部が形成されると共に、該板ばねの下板部の先端に下先端軸受部が形成され、該上案内路から先端の上軸受部に達した該ピンが該板ばねの該上先端軸受部と該上軸受部との間に挟持されて保持され、該下案内路から先端の下軸受部に達した該透明板枠上ピンが該板ばねの該下先端軸受部と該下軸受部との間に挟持されて保持されることを特徴とする。
ここで、前記板ばねの上板部には、前記固定部側のピンを導入させるための導入凹部が形成され、該ピンが該可動部の該上水平板部の上案内部に進入する際、該ピンの先端が導入凹部から該板ばねの上板部の先端を押下げ、該ピンが上板部の上先端軸受部に入った際、該板ばねがそのばね力により上方位置に戻り、該ピンが該上先端軸受部と前記上水平板部の上軸受部との間に挟持されて保持されるように構成することができる。
また、前記板ばねの下板部には、前記透明板枠上ピンを導入させるための導入傾斜部が形成され、該透明板枠上ピンが該可動部の下水平板部の下案内路に進入する際、該透明板枠上ピンの先端が該板ばねの下板部の導入傾斜部から先端を押上げて進入し、該透明板枠上ピンが該下板部の下先端軸受部に入った際、該板ばねがそのばね力により下方位置に戻り、該透明板枠上ピンが該下先端軸受部と前記下水平板部の下軸受部との間に挟持されて保持されるように構成することができる。
上記構成のゲーム機用上部蝶番は、本体枠、中枠、及び透明板枠を備えたパチンコ機などのゲーム機に使用され、本体枠の上角部に蝶番の固定部が取り付けられ、中枠の上角部に蝶番の可動部が取り付けられ、透明板枠の上角部に透明板枠上ピンが上向きに突設される。
中枠を本体枠に対し装着する場合、先ず、中枠を持って下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部に、ピンと軸受部との嵌合により嵌め込み、次に、その下部蝶番を支点にして中枠を少し傾けながら、上部蝶番の可動部の上水平板部の端部に開口した上案内路に、固定部側のピンを導入させるように、中枠側の可動部を例えば左側に傾動させるように動かす。このとき、固定部の水平突出部のピンは、可動部の上水平板部の上案内路に進入し、上案内路の先端の上軸受部まで進むと、ピンが板ばねの上先端軸受部と案内路先端の上軸受部との間に挟持されて保持され、中枠が蝶番を介して開閉可能に組み付けられる。
次に、中枠を本体枠に対し閉鎖した状態で、中枠の前面に透明板枠を開閉可能に装着する。透明板枠を中枠に対し装着する場合も、上記と同様に、透明板枠を持ってその下部蝶番の可動部を中枠側の固定部に、ピンと軸受部との嵌合により嵌め込む。
次に、その下部蝶番を支点にして透明板枠を少し傾けながら、上部蝶番の可動部の下水平板部の端部に開口した下案内路に、透明板枠上ピンを導入させるように、透明板枠を例えば左側に傾動させるように動かす。このとき、透明板枠の上角部の透明板枠ピンは、可動部の下水平板部の下案内路に進入し、下案内路の先端の下軸受部まで進むと、透明板枠ピンが板ばねの下先端軸受部と案内路先端の下軸受部との間に挟持されて保持され、透明板枠が蝶番を介して開閉可能に組み付けられる。
このように、本体枠に対し中枠を装着する場合、先ず、中枠の下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして中枠を少し水平方向に傾けながら、固定部のピンを可動部の上案内路に通し、その端部の上軸受部に嵌合させるため、重量のある中枠を非常に簡単に、本体枠に対し蝶番を介して取り付けることができる。同様に、中枠に対し透明板枠を装着する場合、先ず、透明板枠の下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして透明板枠を少し水平方向に傾けながら、透明板枠上ピンを可動部の下軸受部に下案内路を通して嵌合させるため、透明板枠を非常に簡単に中枠に対し蝶番を介して取り付けることができる。また、中枠を本体枠に対し開閉可能に取り付けるための蝶番可動部を、透明板枠の透明板枠上ピンを嵌合支持するために蝶番固定部として使用するため、透明板枠の開閉用の蝶番固定部を別個に設ける必要がなく、蝶番構成を簡単化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機などに使用されるゲーム機用上部蝶番の固定部1の斜視図を示し、図2はその可動部10の斜視図を示し、図3はその上部蝶番の分解斜視図を示している。
この上部蝶番の固定部1は、本体枠30の上角部に固定される部分で、鋼板を正面視でL字形(直角)に曲折して垂直取付板2と水平取付板3が形成されている。垂直取付板2と水平取付板3には取付孔が穿設され、この部分がゲーム機の本体枠30の上角部の外側に接して固定ねじで固定される。水平取付板3の前部には水平突出部4が前方に突出して形成されている。
そして、水平突出部4の先端部下面に、ピン5が下向きに突設されている。ピン5は、例えば、水平突出部4に穿設した孔に頭付きピンを下向き嵌入し、その周縁部をかしめて垂直に固定される。この下向きのピン5を突設した水平突出部4の下部に、可動部10が進入し回動可能に嵌合される。
可動部10は、中枠31の上角部に取り付けられる部分で、図2、図3に示すように、可動部本体10aと板ばね20とから構成される。可動部本体10aは、図5に示すように、鋼板を曲折して形成され、上水平板部11と下水平板部12が、間隔をおいて平行となるように、垂直側壁部13を介して一体形成され、その上水平板部11の延設部分が背面側に曲折されて垂直取付部14が背面側に形成されている。そして、上水平板部11と下水平板部12の間に、略U字状の板ばね20がばね弾性力をもって装着される。さらに、図5に示すように、上水平板部11上には、上記固定部1のピン5が嵌挿される上軸受部16が半円形状の孔として形成され、上軸受部16は湾曲して形成された上案内路18に連通している。
すなわち、図5(c)に示すように、上軸受部16は、上水平板部11の鋼板の一部を切削または切断して形成された溝状の上案内路18の末端に、軸受孔(半円形状の半孔)として形成され、固定部1側のピン5がこの上案内路18を通り、末端の上軸受部16にはめ込まれる構造である。さらに、上案内路18の他端は垂直側壁部13に達し、その側壁部13に、ピン5を導入するための入口部17が形成されている。また、上水平板部11の略中央に、開口部11aが後述の板ばね20の押え部28を押し下げるために設けられる。
さらに、可動部本体10aの下水平板部12には、図5(d)に示すように、その前部に下軸受部19が半円形の軸受孔として形成され、その下軸受部19に連通して溝状の下案内路19aが形成され、下案内路19aの端部は下水平板部12の側部(正面に向かって右側)に開口している。この下案内路19aには後述の透明板枠32の透明板枠上ピン33が開口側から進入し、その先端の下軸受部19に嵌入して保持される。
可動部本体10a内に装着される板ばね20は、図6に示すように、金属板を略U字状に曲折し、曲折部23を介して上板部21と下板部22を上下に設けている。この板ばね20は、図4に示すように、可動部本体10aの内側に挿入され、その下板部22がリベット29により下水平板部12上に固定され、その上板部21が上水平板部11の下面にばね弾性を持って接触している。
図6に示すように、板ばね20の上板部21の前部先端には、上先端軸受部25が半円形凹部状に形成され、固定部1のピン5を上軸受部16との間で挟持して保持する構造となっている。この上板部21の上先端軸受部25の近傍には、ピン5を導入するための導入凹部24が形成され、この板ばね20の上板部21の導入凹部24は可動部本体10aの上水平板部11板ばね20の上板部21の上案内路18の真下に位置する。また、板ばね20の上板部21には、ピン5を外す際にその上板部21を押し下げるために、押え部28が、開口部11aの真下に位置するように設けられている。
さらに、板ばね20の下板部22には、図6(c)(d)に示すように、下先端軸受部26が半円形の凹部状に形成され、可動部本体10aの下水平板部12の下軸受部19との間で、透明板枠32の透明板枠上ピン33を挟持するように形成されている。また、板ばね20の下板部22の下先端軸受部26の近傍には、透明板枠上ピン33を下先端軸受部26まで進入させるために、導入傾斜部27が形成され、透明板枠上ピン33の先端がこの導入傾斜部27から下板部22を押し上げるようにしてその前部に進入するようにしている。上記可動部本体10aの下水平板部12の下案内路19aは、この導入傾斜部27の真下に位置している。
上記板ばね20は、その上板部21を可動部本体10aの上水平板部11の下面に当接させ、その下板部22を下水平板部12の上面にばね弾性をもって当接させて装着され、ピン5の進入によりピン5から押下力を受けると、上板部21がその上先端軸受部25を下方に曲げ、ピン5が上先端軸受部25に嵌合したとき、ばね力をもって水平位置に戻る。また、その下板部22は、透明板枠上ピン33の進入によりピン33から押上力を受けると、下板部22がその下先端軸受部26を上方に曲げ、ピン33が下先端軸受部26に嵌合したとき、ばね力をもって水平位置に戻る構造となっている。
なお、透明板枠32は、パチンコ機などのゲーム機の遊技盤を覆うように、その前面に開閉可能に装着される板ガラス或は透明合成樹脂板を内側に設けた扉であり、その上左角部には、図10のように、ピン固定部34が固定され、そのピン固定部34の前方に突設された先端部上に、透明板枠上ピン33が鉛直に突設されている。また、図示は省略されているが、ゲーム機の中枠31の下角部には、下部蝶番の固定部が取付けられ、固定部はその水平取付板の突出端部にピンが上方に向けて垂直に固定され、更に、透明板枠32の下角部に、下部蝶番の可動部が取付られる。この可動部の水平取付板の突出端部に、軸受部となる軸受孔がピンを挿通可能に形成されている。
上記構成の上部蝶番の固定部1は、図7に示すように、そのL字状に形成された垂直取付板2と水平取付板3をゲーム機の本体枠30の左上角部の外側に当て、その取付孔と取付ねじを使用して、ゲーム機の本体枠30の正面から向かって左角部外側に、その水平突出部4を前方に出した状態で固定される。その水平突出部4の下面に、ピン5が下方に向けて鉛直に突設されている。
一方、上部蝶番の可動部10は、図7、図8に示すように、ゲーム機の中枠31の正面に向かって左上角部に、その垂直取付部14を当て、上水平板部11を水平にし、上下の軸受部16,19を正面側に突き出すように固定される。中枠31に固定された可動部10の上水平板部11上には、固定部側のピン5を導入するための入口部17を左側に位置させ、上面に上案内路18と上軸受部16を位置させている(図7)。
一方、図示は省略されているが、ゲーム機の本体枠30の下角部に、下部蝶番の固定部が取付られ、固定部はその水平取付板の突出端部にピンが上方に向けて垂直に固定され、更に、ゲーム機の中枠31の下角部に、下部蝶番の可動部が取付られる。この可動部の水平取付板の突出端部に、軸受部となる軸受孔がピンを挿通可能に形成される。なお、下部蝶番においては、そのピンを可動部に設け、ピンが嵌る軸受部をその固定部に設けることもできる。
中枠31を本体枠30に対し開閉可能に装着する場合、先ず、中枠31を持って下部蝶番の可動部の軸受孔を、本体枠30側の固定部のピンに嵌め込む。軸受孔は鋼板に穿設した孔であり、ピンと孔の嵌め合いには多少の間隙があるため、中枠31は多少傾動可能である。
次に、中枠31を図7のように、約90度に開いた状態とし、その下部蝶番を支点にして中枠31を少し手前に傾けながら、固定部1の水平突出部4の下面に設けたピン5を、可動部10の水平板部11上の上案内路18内に入口部17から導入させるように、中枠31つまり可動部10を手前から後方に傾動させるように動かす。
このとき、固定部1のピン5は、可動部10の水平板部11の入口部17から上案内路18に進入し、さらに可動部10を後側に移動させると、図8に示すように、ピン5が上軸受部16に到達する。このとき、ピン5は板ばね20の上板部21を押下げながら進入し、上軸受部16に嵌入したとき、上先端軸受部25がピン5の後側部に嵌合する。これにより、ピン5は板ばね20の上板部21の上先端軸受部25と可動部本体10aの上水平板部11の上軸受部16により挟持され、固定部1のピン5が可動部10側の上軸受部16に回動可能に保持され、相対的に可動部10が固定部1に対し上軸受部16とピン5を介して回動可能に組付けられる。
この状態は、図8に示すように、本体枠30に対し中枠31を約90度開いた状態であり、中枠31を本体枠30に対し閉じると、図9のように、中枠31は本体枠30の前面を閉鎖するように閉じられる。
さらに、この状態で、中枠31の前面に透明板枠32を開閉可能に装着する。透明板枠32を中枠31に対し装着する場合も、上記と同様に、透明板枠32を持ってその下部蝶番の可動部を中枠31側の固定部に、ピンと軸受部との嵌合により嵌め込む。
次に、図10に示すように、その下部蝶番を支点にして透明板枠32を少し右に傾けながら、中枠31に固定される可動部10の下水平板部12の右端部に開口した下案内路19aに、透明板枠上ピン33を導入させるように、透明板枠32を可動部10に対し左側に傾動させるように動かす。
これにより、透明板枠32の上角部上の透明板枠上ピン33は、可動部10の下水平板部12の下案内路19aに進入し、板ばね20の下板部22を上方に撓ませながら、下案内路19aの先端の下軸受部19に嵌入させる。このとき、板ばね20の下先端軸受部26がそのばね弾性力により元の位置に復帰し、透明板枠上ピン33が板ばね20の下先端軸受部26と下軸受部19間に挟持されて回動可能に保持される。そして、この状態で、透明板枠32を閉じると図11のように中枠31の前面を閉鎖した状態となり、中枠31に対する透明板枠32の組み付けは完了する。
一方、透明板枠32を上部蝶番から外す場合、透明板枠32を中枠31に対し約90度開いた状態で、板ばね20の導入傾斜部27を持って、下板部22を少し上方に撓ませる。これにより、下先端軸受部26と透明板枠上ピン33との係合が外れ、その状態で、透明板枠上ピン33を下案内路19aを通して可動部10の外側に外せば、透明板枠32を上部蝶番から容易に外すことができる。
同様に、中枠31を上部蝶番から外す場合、中枠31を本体枠30に対し約90度開いた図8のような状態で、上水平板部11の開口部11aを通して板ばね20の押え部28を押下げ、上板部21を下方に撓ませる。これにより、上先端軸受部25とピン5との係合が外れ、その状態で、上案内路18に固定部1のピン5を通すように、可動部10つまりの中枠31を動かして、ピン5を可動部10の外側に外せば、中枠31を固定部1の上部蝶番から容易に外すことができる。
このように、本体枠30に対し中枠31を装着する場合、先ず、中枠31の下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして中枠31を少し水平方向に傾けながら、固定部1のピン5を可動部10の上軸受部16の上案内路18に通すように嵌合させるため、重量のある中枠31を非常に簡単に、本体枠30に対し蝶番を介して取り付けることができる。同様に、中枠31に対し透明板枠32を装着する場合、先ず、透明板枠32の下部蝶番を嵌め、次に下部蝶番を支点にして透明板枠32を少し水平方向に傾けながら、透明板枠上ピン33を可動部10の下水平板部12の下軸受部19に、下案内路19aを通して嵌合させるため、透明板枠32を非常に簡単に中枠31に対し開閉可能に取り付けることができる。また、中枠31を本体枠30に対し開閉可能に取り付けるための蝶番の可動部10を、透明板枠32の透明板枠上ピン33を嵌合支持するために使用するため、透明板枠32の開閉用の蝶番の固定部を別個に設ける必要がなくなり、ゲーム機の蝶番部品の点数を削減し、蝶番構造を簡単化することができる。
本発明の一実施形態を示す上部蝶番の固定部1の斜視図である。 上部蝶番の可動部10の斜視図である。 上部蝶番の分解斜視図である。 (a)は可動部の正面図、(b)は同左側面図、(c)はb図のc−c断面図、(d)はb図のd−d拡大矢視部である。 (a)は可動部本体の正面図、(b)は同左側面図、(c)は同平面図、(d)は同底面図である。 (a)は可動部の板ばねの平面図、(b)は左側面図、(c)底面図、(d)は正面図である。 中枠の可動部10を固定部1に嵌合させる際の斜視図である。 可動部10を固定部1に嵌合させた状態の前扉の閉鎖時の平面図である。 可動部10を固定部1に嵌合させた状態の前扉の閉鎖時の正面図である。 中枠の可動部10に対し透明板枠上ピンを嵌合させる際の斜視図である。 本体枠の固定部に中枠の可動部を組み付け、透明板枠上ピンを可動部に嵌合させ、中枠と透明板枠を開閉可能に装着した状態の斜視図である。
符号の説明
1−固定部
2−垂直取付板
3−水平取付板
4−水平突出部
5−ピン
10−可動部
11−上水平板部
12−下水平板部
13−垂直側壁部
14−垂直取付部
16−上軸受部
17−入口部
18−上案内路
19−下軸受部
20−板ばね
21−上板部
22−下板部
25−上先端軸受部
26−下先端軸受部
30−本体枠
31−中枠
32−透明板枠
33−透明板枠上ピン

Claims (3)

  1. ゲーム機の本体枠の上角部に固定される固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回動可能に支持され、該ゲーム機の中枠の上角部に取り付けられる可動部と、該ゲーム機の中枠の前面側に回動可能に支持される透明板枠の上角部に取り付けられる透明板枠上ピンと、を備えたゲーム機用上部蝶番であって、
    該固定部の水平取付板には水平突出部が前方に突設され、該水平突出部の下面にピンが下向きに突設され、該可動部には上水平板部と下水平板部とが垂直側壁部を介して平行に一体形成され、該上水平板部に該ピンが嵌挿される半円形状の上軸受部が設けられ、該上軸受部に連通する溝状の上案内路が該上水平板部にその端部を該垂直側壁部に開口して形成され、該下水平板部に該透明枠上ピンが嵌挿される半円形状の下軸受部が設けられ、該下軸受部に連通する溝状の下案内路が該下水平板部にその端部を開口して形成され、略U字状に曲折されて上板部と下板部を有した板ばねが該上水平板部と下水平板部との間に取り付けられ、該板ばねの上板部の先端に上先端軸受部が形成されると共に、該板ばねの下板部の先端に下先端軸受部が形成され、該上案内路から先端の上軸受部に達した該ピンが該板ばねの該上先端軸受部と該上軸受部との間に挟持されて保持され、該下案内路から先端の下軸受部に達した該透明板枠上ピンが該板ばねの該下先端軸受部と該下軸受部との間に挟持されて保持されることを特徴とするゲーム機用上部蝶番。
  2. 前記板ばねの上板部には、前記固定部側のピンを導入させるための導入凹部が形成され、該ピンが該可動部の該上水平板部の上案内部に進入する際、該ピンの先端が導入凹部から該板ばねの上板部の先端を押下げ、該ピンが上板部の上先端軸受部に入った際、該板ばねがそのばね力により上方位置に戻り、該ピンが該上先端軸受部と前記上水平板部の上軸受部との間に挟持されて保持されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機用上部蝶番。
  3. 前記板ばねの下板部には、前記透明板枠上ピンを導入させるための導入傾斜部が形成され、該透明板枠上ピンが該可動部の下水平板部の下案内路に進入する際、該透明板枠上ピンの先端が該板ばねの下板部の導入傾斜部から先端を押上げ進入し、該透明板枠上ピンが該下板部の下先端軸受部に入った際、該板ばねがそのばね力により下方位置に戻り、該透明板枠上ピンが該下先端軸受部と前記下水平板部の下軸受部との間に挟持されて保持されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機用上部蝶番。
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